トラヤヌス・デキウス ( AD249-AD251 )

フィリップス・アラブス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)トレボニアヌス・ガルス
+
trajan_decius_01 obv. trajan_decius_01 rev. Antoninianus
22.5mm, 4.15g
AD249 - AD251 , Mediolanum
表:トラヤヌス・デキウス 裏:2人のパンノニア(パンノニア属州の女神)


フィリップス帝の信任を受け、 反乱が起こったモエシアとパンノニアの秩序回復にあたる。 しかし、数個軍団を一人の有能な人物の指揮下におくのは 危険なことであった。デキウスは帝位を受けるか死ぬかの 選択を軍団から迫られ、フィリップス帝に反乱を起こし 皇帝になる。
即位直後の249年秋、彼はすべての国民がローマの神々 に参拝することを義務づけ、それに違反するキリスト教徒 の迫害を始める。
250年と251年はゴート族との戦いに追われ、 251年6月にゴート族の罠にはまり戦死。
トラヤヌスというのは前世紀の偉大な皇帝にあやかろうと名乗ったものであるが、 外敵との戦いで死んだ初の皇帝となってしまう。


ヘレンニア・エトルスキラ

+
herennia_etruscilla_01 obv. herennia_etruscilla_01 rev. Antoninianus
22.5mm, 3.94g
AD249 - AD251
表:ヘレンニア・エトルスキラ 裏:フェクンディタス(肥沃と繁殖の女神)


トラヤヌス・デキウスの妻。ヘレンニウス・エトルスクの母。 エトルリア出身。

ヘレンニウス・エトルスクス ( 副帝 AD250頃、正帝 AD250-AD251 )

+
herennius_etruscus_01 obv. herennius_etruscus_01 rev. Antoninianus
22.8mm, 4.73g
AD250 - AD251
表:ヘレンニウス・エトルスクス 裏:軍装のヘレンニウス・エトルスクス


デキウス帝の長子。251年にゴート族との戦いで父とともに戦死。

ホスティリアヌス ( AD251 )

+
hostilianus_01 obv. hostilianus_01 rev. Antoninianus
21.6mm, 4g
AD250 - AD251
表:ホスティリアヌス 裏:軍装のホスティリアヌス


デキウスの息子。
トレボニアヌス・ガルスによって共同正帝とされるが、間もなく 疫病によって死亡する。


フィリップス・アラブス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)トレボニアヌス・ガルス

古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)
古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)