コンスタンティウス2世 ( AD337-AD361 )
Solidus
20.5mm, 3.55g
AD353 - AD354 , Thessalonica
表:コンスタンティウス2世 裏:冠をかぶったローマとコンスタンティノポリス
コンスタンティヌス大帝
の死後、3人の息子が帝国を3分割するが、 他の2人が殺し合ったり、陰謀で殺されたりして、最終的に コンスタンティウス2世が単独の統治者になる。統治者としての 仕事は、まあ無難にこなしていたが、猜疑心の強い人だったらし く、評判はあまり良くない。
不思議なことに、彼は反乱を起こした
ユリアヌス
を死の床で後継者に 指名している。
コンスタンティウス・ガルス ( 副帝 AD351-AD354 )
Majorina
21mm, 3.52g
AD352 - AD354 , Siscia
表:コンスタンティウス・ガルス 裏:落馬した騎兵を槍で突く兵士
コンスタンティウス1世
の孫で
ユリアヌス
の異母兄。コンスタンティウス2世からはいとこにあたる。
コンスタンティウス2世即位時の一族皆殺しでは、病気で死ぬと思われていたため難を逃れ、6年間幽閉された。 その後、副帝に登用され東方属州の統治にあたるが、侍従エウセビウスの策略で謀反の嫌疑をかけられ処刑される。
古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)