バルビヌス ( AD238 )

ゴルディアヌス１世古代ローマ （ローマ帝国の歴史とコイン）ゴルディアヌス３世
+
balbinus_01 obv. balbinus_01 rev. Sestertius
31mm, 21.78g
AD238 , Rome
表：バルビヌス　裏：プロウィデンティア（先見の女神）

バルビヌスは皇帝になる前、コンスル（２回）、いくつかの属州総督を務めた輝かしい経歴の元老院議員であった。
238年初めに、元老院はマクシミヌス・トラクスに反乱を起こしたゴルディアヌス１世、２世を皇帝と認めたが、彼らはあっという間に敗れてしまう。
２月。いまさらマクシミヌスに許しを求めることも出来ず、 困った元老院は（ほとんどやけ気味に）、マクシミヌスに対抗するためにバルビヌス（民政担当）とプピエヌス（軍事担当）を皇帝に選んだ。
一方マクシミヌスは、反乱鎮圧のためイタリアに向かう。しかし、アクィレイア攻略に手間取っているうちに包囲軍側に厭戦気分が広がり、マクシミヌスは裏切られて殺されてしまう。 こうして、内戦は終結したのだが、危機が去ると両帝の協力関係はうまくいかなくなり、親衛隊を押さえることができなくなって５月に２人とも惨殺されてしまう。

プピエヌス ( AD238 )

+
pupienus_01 obv. pupienus_01 rev. Sestertius
32mm, 24.1g
AD238 , Rome
表：プピエヌス　裏：ウィクトリア（勝利の女神）

プピエヌスは皇帝になる前、コンスル（２度）や、首都長官も務めた輝かしい経歴の元老院議員であった。 238年２月にバルビヌスと同格の共治帝となり、５月にバルビヌスとともに親衛隊に殺される。

ゴルディアヌス１世古代ローマ （ローマ帝国の歴史とコイン）ゴルディアヌス３世

古代ローマ （ローマ帝国の歴史とコイン）
古代ローマ （ローマ帝国の歴史とコイン）