ファウスタ ( アウグスタ AD324-AD326 )
Ae3
20.3mm, 3.67g
AD326 - AD328 , Thessalonica
表:ファウスタ 裏:子供を抱いたスペス(希望の女神)
コンスタンティヌスの2番目の妻で、
コンスタンティウス2世
などの母。
ファウスタは290年くらいに
マクシミアヌス
の娘としてローマで生まれ、307年にコンスタンティヌスと結婚。 この結婚は
マクシミアヌス
とコンスタンティヌスの同盟関係のための政略結婚だったが、310年には
マクシミアヌス
はコンスタンティヌスによって死においやられ、312年にはコンスタンティヌスがファウスタの兄
マクセンティウス
を攻め滅ぼす。
おそらく、ファウスタは3人の息子たちが競争者によって殺されるのを心配したのだろう。326年にコンスタンティヌスの先妻の子クリスプスを讒言によって死においやったと言われる。しかし、すぐにそれが明らかになってファウスタは風呂の蒸気で蒸し殺される。
古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)