ユリア・ドムナ
Denarius
19.5mm, 2.57g
AD196 - AD211 , Rome
表:ユリア・ドムナ 裏:香を祭壇に置くピエタス(慈悲の女神)
Denarius
20mm, 2.87g
AD196 - AD211 , Rome
表:ユリア・ドムナ 裏:カラカラとゲタ
セプティミウス・セウェルスの妻。
カラカラ
と
ゲタ
の母。
シリアのエメサの神官の娘で187年にセプティミウス・セウェルスと結婚。 211年に夫セプティミウス・セウェルス帝が死んだ後、二人の息子
カラカラ
と ゲタが共同皇帝になったが、この二人の仲は険悪で、
カラカラ
は 母ユリア・ドムナの面前で弟
ゲタ
を殺害する。 自分の息子たちの殺し合いを目の前にしたユリア・ドムナの気持ちは どんなものであっただろうか。 想像するとやりきれないものがある。
217年に
カラカラ
が殺されたあと自殺する。
古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)