アルカディウス ( 東帝国皇帝 AD395-AD408 )

アグリッピーナ(小)古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)アレクサンデル・セウェルス
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arcadius_01 obv. arcadius_01 rev. Ae4
13mm, 0.98g
AD384 - AD387 , Siscia
表:アルカディウス 裏:ウィクトリア(勝利の女神)


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arcadius_02 obv. arcadius_02 rev. 3/4 Siliqua
16mm, 1.2g
AD393 - AD394 , Mediolanum
表:アルカディウス 裏:ウィクトリア(勝利の女神)を手に乗せたローマ女神


テオドシウス帝の長男で、383年には正帝の称号を受ける。 395年の父帝の没後、弟ホノリウスが西方を、アルカディウスが東方を担当する。 この後、帝国全体を支配する単独の皇帝が現れなかったので、ふつう、この 395年をローマ帝国の東西分裂の年としている。
アルカディウスは皇帝ではあったが、ほとんど実権を持たなかった。 実権は最初は親衛隊長ルフィヌス、次に宦官エウトロピウス、次に皇妃エウドクシア、 そして親衛隊長アンテミウスへと移っていく。 彼は13年あまりの形式的統治のあと31歳で死亡した。


エウドクシア ( 東帝国皇妃 AD395-AD404 )

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eudoxia_01 obv. eudoxia_01 rev. Ae3
16.7mm, 2.19g
AD401 - AD403 , Antioch
表:エウドクシア 裏:ΧΡ(キリストの印)が印された盾を持つウィクトリア(勝利の女神)


エウドクシアはフランク族の将軍の娘として生まれ、395年4月に皇帝アルカディウスと結婚。後の皇帝テオドシウス2世やプルケリアなど5人の子供をもうける。
400年1月にアウグスタの称号を得る。このころには東ローマ帝国の実権を握っていたようだ。
404年10月、流産が元で死亡する。


アグリッピーナ(小)古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)アレクサンデル・セウェルス

古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)
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