ユリウス・カエサル ( 執政官 BC59, 48 , 46-44、 独裁官 BC49-BC44 )

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republic_12 obv. republic_12 rev. Denarius
19.5mm, 2.9g
BC40 , Rome

表:カエサル 裏:軍旗など

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caesar_01 obv. caesar_01 rev. Denarius
17mm, 3.5g
BC49 - BC48

表:象 裏:神官の道具

ユリウス・カエサルはローマ最大の英雄で、英語読みしたジュリアス・シーザーの名でも知られている。
カエサルが生まれたのはBC100年。家柄は古いパトリキ(貴族)だが一流とは言えず、父親も法務官どまり。 政界で上昇していくため湯水のように金を使い、大借金王になる (後にたっぷり取り戻すが)。
カエサルが初めて執政官になったのはBC59年で41歳のとき。精力的な活動で同僚執政官の 影を薄くする。BC59年からBC50年の9年にわたりガリア(今のフランス)で 戦争を行い実力を養った。BC49年に「賽は投げられたり」の有名な言葉と ともにルビコン川を渡り内乱に突入。唯一のライバルであるポンペイウスを BC48年に倒し、 ローマ第一の実力者となる。
BC44年には終身独裁官になる。これは、実質的には王と同じでブルータスらに 暗殺されてしまう。共和政ローマは王政には大変なアレルギーをもっていた のである。

カエサルは暦法を改め1年を365日と1/4とするユリウス暦を制定した。 また、文筆家としても知られ「ガリア戦記」は古来から名文とされる。


ポンペイウス古代ローマ (ローマ帝国の歴史とコイン)アントニウス


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