古代ローマBBS 過去ログ48

[4501] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/28(Fri) 17:38

●下記に「ポンペイの輝き展、28日から渋谷で開催」の記事あり。
 http://www.asahi.com/culture/update/0427/019.html

●5月1日09:20〜10:55、NHK・BSハイビジョンにて「歴史ドラマ 哀しみの暴君 ネロ 【前編】皇帝誕生」が再放映予定。
●5月2日09:20〜10:55、NHK・BSハイビジョンにて「歴史ドラマ 哀しみの暴君 ネロ 【後編】堕ちた皇帝」が再放映予定。
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/kgm/news/index.html
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/info/index.html
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/nero/index.html


下記書籍が5月刊行予定。

●『学問の小径 社会学・哲学・文学の世界』
世界思想社 
大橋良介・高橋三郎・高橋由典[編]
 「学問のおもしろさとはなにか」という共通の問いかけに、多様な分野から経験豊富な22名の研究者が一座を組み、縦横無尽に答える。専門領域をこえて、新しいアイディアやデータが盛り込まれた論考からなる、すこぶる知的刺激に満ちた論集。


●『黄金伝説 1』
平凡社ライブラリー 
ヤコブス・デ・ウォラギネ著 
前田敬作・今村孝訳 
予価 \1,995<税込>
 キリスト教は聖人や殉教者の言行や生涯を神話化し一大ドラマを作った。この「聖人伝説」中の白眉として名高い本書は、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献である。
 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=76_574


下記書籍が5月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ユダ イエスを裏切った男』
平凡社 
利倉隆 
予価 \840<税込>
 聖書の中の最大のアウトサイダー、ユダ。十二使徒の一人でありながら、銀貨参十枚のためにキリストを裏切ったのは何故か。美術と文学に描かれたユダの像を考察し、ユダの内心に迫る。
 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=85_324


『ローマ帝国社会史と初期キリスト教』が下記に改題されて5月25日刊行予定。
●『キリスト教徒が生きたローマ帝国』 日本キリスト教団出版局 松本宣郎 四六判・288頁 予価 \2,625<税込>

下記書籍が7月刊行予定に変更。
●『キリスト教の伝統1 公同的伝統の出現(100-600年)』 教文館 J.ペリカン著 鈴木浩訳 予価 \6,825<税込>
 全五巻の最初の巻。初期キリスト教と教義に関する論争に関して詳細・簡潔に読みやすくまとめられている注目の書。


[4501] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/28(Fri) 17:38

●下記に「ポンペイの輝き展、28日から渋谷で開催」の記事あり。
 http://www.asahi.com/culture/update/0427/019.html

●5月1日09:20〜10:55、NHK・BSハイビジョンにて「歴史ドラマ 哀しみの暴君 ネロ 【前編】皇帝誕生」が再放映予定。
●5月2日09:20〜10:55、NHK・BSハイビジョンにて「歴史ドラマ 哀しみの暴君 ネロ 【後編】堕ちた皇帝」が再放映予定。
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/kgm/news/index.html
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/info/index.html
 http://www3.nhk.or.jp/kaigai/nero/index.html


下記書籍が5月刊行予定。

●『学問の小径 社会学・哲学・文学の世界』
世界思想社 
大橋良介・高橋三郎・高橋由典[編]
 「学問のおもしろさとはなにか」という共通の問いかけに、多様な分野から経験豊富な22名の研究者が一座を組み、縦横無尽に答える。専門領域をこえて、新しいアイディアやデータが盛り込まれた論考からなる、すこぶる知的刺激に満ちた論集。


●『黄金伝説 1』
平凡社ライブラリー 
ヤコブス・デ・ウォラギネ著 
前田敬作・今村孝訳 
予価 \1,995<税込>
 キリスト教は聖人や殉教者の言行や生涯を神話化し一大ドラマを作った。この「聖人伝説」中の白眉として名高い本書は、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献である。
 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=76_574


下記書籍が5月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ユダ イエスを裏切った男』
平凡社 
利倉隆 
予価 \840<税込>
 聖書の中の最大のアウトサイダー、ユダ。十二使徒の一人でありながら、銀貨参十枚のためにキリストを裏切ったのは何故か。美術と文学に描かれたユダの像を考察し、ユダの内心に迫る。
 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=85_324


『ローマ帝国社会史と初期キリスト教』が下記に改題されて5月25日刊行予定。
●『キリスト教徒が生きたローマ帝国』 日本キリスト教団出版局 松本宣郎 四六判・288頁 予価 \2,625<税込>

下記書籍が7月刊行予定に変更。
●『キリスト教の伝統1 公同的伝統の出現(100-600年)』 教文館 J.ペリカン著 鈴木浩訳 予価 \6,825<税込>
 全五巻の最初の巻。初期キリスト教と教義に関する論争に関して詳細・簡潔に読みやすくまとめられている注目の書。


[4500] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/26(Wed) 21:11

下記書籍が既刊。

●『プラトン形而上学の探求 「ソフィステス」のディアレクティケーと秘教』
東北大学出版会 
松浦明宏 
\3,150<税込>
 http://www.tups.jp/book/book.php?id=110


下記書籍が5月1日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『古代から中世へ  (Yamakawa Lectures 2)』
山川出版社 
ピーター・ブラウン著 
後藤篤子・訳 
四六判・143頁 
予価 \1,575<税込>
 「古代末期」研究とピーター・ブラウン/貧困とリーダーシップ/「中心と周縁」再考/栄光につつまれた死
 http://www.gakusan.com/yamakawa/info.php?Code=0000001268584


下記書籍が5月16日重版予定。

●『エジプト神イシスとオシリスの伝説について』
岩波文庫 
プルタルコス著 
柳沼重剛訳 
予価 \630<税込>
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/X/3366450.html


●5月20日21:00〜、フジテレビ系列にて「“ダ・ヴィンチ・コード”ミステリースペシャル 天才ダ・ヴィンチ最大の謎と秘密の暗号〜モナリザ・最後の晩餐に隠された真実に迫る!〜」が放映予定。
 http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060426-OHT1T00017.htm
 http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060426-23753.html
 http://www.sanspo.com/geino/top/gt200604/gt2006042609.html

下記書籍が6月刊行予定。
●『アレティーノ絵画問答 ヴェネツィア・ルネサンスの絵画論』 中央公論美術出版 ロドヴィーコ・ドルチェ著 越川倫明・森田義之訳・解説
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0467

下記書籍が7月5日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『古代ローマ邸宅の壁画』 岩波書店 D・マッツォレーニ&U・パッバラルド他
 ポンペイなど古代の邸宅に描かれた壁画の仮想空間表現に焦点を合わせ、方角や主題を詳細に検討し、人々の理想を読みとる画期的試み。大型図版多数。
 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/art/new/img/rome-book.gif

●7月21日22:00〜22:45、NHK・BSハイビジョンにて「ハイビジョン中継 世界遺産 フランス縦断の旅 第6日 オランジュ 古代ローマ劇場」が放映予定。
●7月22日00:00〜00:45、NHK総合テレビにて「ハイビジョン中継 世界遺産 フランス縦断の旅 第6日 オランジュ 古代ローマ劇場」が放映予定。
 プロバンス地方の入り口、フランス最古の都市から生中継。
 http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2006/04/008.pdf


[4499] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/24(Mon) 17:47

◇P.M.さんへ
僕も「世界ふれあい街歩き ローマ1 南からサンピエトロ寺院まで」観ました。発掘調査費用は総額で日本円で数百万円〜数千万円にもなるのだろうから大変だと思って観てました。


[4498] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/24(Mon) 17:28

●下記に『巨大壁画「アポロ」搬入 28日開幕のポンペイ展』の記事あり。
 http://www.asahi.com/culture/update/0421/012.html

●今年一月に「ポンペイ遺跡の発掘調査も手がけた古代学研究所が今年3月に活動停止の見通し」との記事があったが、以下、関連情報。今はどうなっているのだろう??現在の状況が気になります。 【古代学研究所にはローマ研究者・ポンペイ発掘で有名な浅香正先生が所属。】
◇「Re: 古代学労組って、どこにある労組ですか?」
 http://www.jichiro-kyoto.gr.jp/cgi-bin/jichibbs.cgi?bid=0
◇「古代学研究所の危機」
 http://gito2.blog39.fc2.com/blog-date-200601.html
◇「古代学研究所、存続の危機、の巻」
 http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2006/01/index.html#a0009560347
◇「京都市埋蔵文化財研究所職員労働組合掲示板」
 http://www.eonet.ne.jp/~kyoto-maibunroso/keiziban/index.html
◇「古代学研:寄付激減で存亡の危機」
 http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2006/03/25/20060325ddf007040005000c.html


下記書籍が既刊。

●『幻想図像集 悪魔・骸骨篇』
八坂書房 
八坂書房編集 
A5・173頁 
\2,100<税込>
 天使と悪魔の闘い、地獄の光景・魔王、魔女・使い魔・妖術師、悪魔の集会・夜宴、踊る骸骨・髑髏、死のイメージなど、転載自由なイラストを350点掲載。


下記書籍が5月10日刊行予定。
●『ユダ イエスを裏切った男』
平凡社 
利倉隆 
予価 \840<税込>


下記書籍が5月22日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『初期キリスト教の礼拝 その概念と実践』 日本キリスト教団出版局 ポール・F・ブラッドショー著 荒瀬牧彦訳 予価 \2,625<税込>
 キリスト教会の最初の数世紀に、キリスト者たちはどのように儀式を、なぜ行ったのか。歴史的・神学的に「入信儀礼」、「ユーカリスト(聖餐)」、「典礼の時間」の重要な三要素について考察し、時代背景とヨーロッパ、北アフリカ、シリアといった地域性から、その起源と展開を探る。

下記書籍が5月25日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ローマ帝国社会史と初期キリスト教』 日本キリスト教団出版局 松本宣郎 予価 \2,625<税込>
 キリスト教公認以前のキリスト教徒は、「迫害」の中で死と隣り合わせの日々を送っていたのであろうか。新興宗教の信者として白眼視されながらも、ローマ帝国社会に溶け込み、信仰生活をおくっていた彼らに実態をひもとき、ついにはキリスト教化にいたるその謎にせまる。
 <著者>1944年生。東京大学大学院西洋史学修士課程修了。東北大学教授。専門は古代ローマ帝国史・初期キリスト教史。著書に『キリスト教徒大迫害の研究』(南窓社)『ガリラヤからローマへー地中海世界をかえたキリスト教徒ー』(山川出版社)等。
 http://www.sal.tohoku.ac.jp/guide/grad2000/pages/g.html#matsumoto


[4497] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/21(Fri) 19:58

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『あまのじゃく聖書学講義』
青土社 
秦剛平 
\2,520<税込>
 自由に聖書を読んでみよう。ユダヤ・キリスト教研究の第一人者が、これまで見逃されてきた矛盾や疑問を手がかりに、聖書の新しい見方を教授する「目からウロコ」の面白講義。定説の壁をこえて、開かれた聖書理解へ。
<著者>1942年生まれ。多摩美術大学教授。著書に「描かれなかった十字架」「旧約聖書続編講義」「ヨセフス」など。


●『人文資料学の現在1 (立教大学人文叢書)』
春風社 
浦野聡・深津行徳 
\2,310<税込>
 石碑、未公刊パピルス、漱石直筆原稿、メンデルスゾーンの楽譜等々の一次資料を精査し、その背景を想像しつつ、資料が発する微細な「声」を聴きとる。資料の世界を魅力を伝える書。写真資料も満載。
〈浦野聡〉1961年生まれ。古代地中海世界史・古代ローマ史専攻。
〈深津行徳〉1960年生まれ。古代日本・東アジア史専攻。
 http://shumpu.com/index.php?itemid=1239


下記書籍が既刊。

●『古代イスラエルにおける聖戦 <聖書の研究シリーズ60>』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4764280604.09.MZZZZZZZ.jpg教文館 
G.フォン・ラート著 
山吉智久訳 
\1,890<税込>


下記書籍が5月刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シェバの女王  <ヒストリア22>』
山川出版社 
蔀勇造 
予価 \1,365<税込>
 伝説の中にひそむ女王の忠実性を明らかにする。


●『ヘロドトスとトゥキュディデス 歴史の始まり  <ヒストリア23>』
山川出版社 
桜井万里子 
予価 \1,365<税込>
 古代ギリシアの歴史家、二人の歴史記述を検討。


下記書籍が5月下旬刊行予定。

●『世界秘儀秘教事典』
原書房 
エルヴェ・マソン著
蔵持不三也訳 
予価 \7,140<税込>
 知識人から一般民衆にわたる幅広い層によって、古代から現代まで受け継がれてきたヨーロッパにおける秘教的な伝統を集大成した画期的名著。理解を助ける大幅な注と、詳細なクロスレファレンス付。


[4495] 「私はねっ、本物なら10万円払っても惜しくは無いがねぇ〜、、、 投稿者:P.M. 投稿日:2006/04/21(Fri) 14:20

ラベルだけの粗悪品なら1円だって払いたくないんだよ、財前君(⌒ー⌒) 」 by 東教授(石坂浩二)
リメーク版「白い巨頭」の名台詞ですなーーー(^o^;)

あ゜っ! 皆さん、お久しぶりのP.M.です。

先日、高島賢治さんご紹介の「世界ふれあい街歩き ローマ1 南からサンピエトロ寺院まで」を見ていたら、家を建てようとしたら
ローマ時代の遺跡が出てきて、「発掘物の保管料、作業者の給金などなど地主が負担しないといけない」とブツブツ嘆いていたのが
印象的でしたな。遺跡に興味がない人であればそのまま知らん振りしたいとことですが、自分だけで家を建てるわけではないのだから
そうのいかんのでしょうな。

トウカイテイオーの話も出ていたようですが、父である「皇帝」ルドルフ(←人間を近づけないオーラ、騎手に競馬を教えるや
あっと驚くギャロップダイナに差されて馬房で涙していたなどの逸話は「皇帝」の名に相応しい名馬でしたな)のファンである
私としては、それまでパッとしていなかった産駒達の中、テイオーが出てきたときは感動的でしたな。名前も出来すぎです(^o^;)
「トウカイ」の冠名の競走馬を数多く持っていたオーナーも「これは」と思ってつけたのでしょう。。。

芸大でルーヴル美術館展〜古代ギリシア芸術・神々の遺産〜つーー展覧会があるようですな。
http://www.ntv.co.jp/louvre/top.html

●augustusさん
ローマの秘密工作員からの情報で、ずーーーーと閉鎖されていた"ARA PACIS AVGVSTAE"が4/21(ローマのお誕生日ですな)から
一般公開開始(昨年10月から毎週日曜に特別公開はされていた、初日は9月23日で計画していたようですが)という極秘情報が
入ってきました(^o^;)
私はもうすぐローマ帰省なので今から再開が楽しみです・・・。

> 皇帝紫
ちょっとラメが入っている雰囲気でした。
実物を手にとって見てみたいものですね。

>> 普通(?)の12歳であれば財力に任せて全て購入と
>> いうわけにはいかないような気がするのですが。
>いい方法がありますよ。
>1)在学校の図書室にリクエストする。
>2)近所の公共図書館にリクエストする。
その後現れませんが、結局どのような(どのようにして)レポートが出来たのか気になりますな。
有意義な回答であるか否かは抜きにして私もこの手の質問が出てくるとついつい首を突っ込んでしまいますが、
学校のレポートというのは本来「自分で調べる(人に聞くのではなく自分で調べるのも勉強のうち)」のが基本だと思うのです。
最終的にローマ史(関連)にハマっていただけると嬉しい限りですが、いろんな経験、勉強をして大きくなって欲しいものです。
今しか出来ませんから。

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www7a.biglobe.ne.jp/~roma_antica/


[4494] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/04/20(Thu) 19:02

◎高島賢治さん

> 安井萠氏、砂田徹氏、比佐篤氏と最近、中堅・若手と
> ローマ研究者の書籍の刊行が続いてますね。
ちょっとしたローマラッシュですね。
うれしい状況です。


◎DSSSMさん

> 『「帝国」としての中期共和政ローマ』を半分近く
> 読んだんですが、大変面白いです。
まだ買っていないんですが、なるべく早く買って読みたいと思います。


◎アッピアさん

> 自分は、「ローマ軍団大百科」を狙ってるんですが、なんとも、、。
> 専門書になると値段が高くなって、
私は英語が苦手なのでダメですが、英語が得意な人なら原書を買えば安いようです。



[4493] Re[4491]: 雑談です 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/18(Tue) 20:09

◇アッピアさんへ

DSSSMさんにああ書いておきながらも、確かに「ローマ軍団大百科」は高すぎますね。東洋書林のは、かなり高めですね。モムゼンの書籍は、あのモムゼンのが長谷川先生の邦訳ならば六千円前後でも我慢・納得ですが。「ローマ軍団大百科」は類書の邦訳は多分期待できないので、難しいところです。ユダの件はジオグラフィックよりは単行本の方が詳しいはずです。


[4492] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/18(Tue) 19:56

●4月25日23:00〜23:45、NHK・BSハイビジョン、5月7日21:00〜21:45、NHK・BS2にて放映予定「世界ふれあい街歩き ローマ2 スペイン広場周辺」の情報が下記にあり。
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0425.html#20060425004


下記書籍が5月刊行予定。

●『ヘロドトスとトゥキュディデス 歴史の始まり  <ヒストリア23>』
山川出版社 
桜井万里子 
予価 \1,365<税込>
 <著者>1943年、東京都生まれ、東京大学大学院人文科学研究科修士課程終了。東京大学大学院教授、古代ギリシア史専攻。著書に『古代ギリシア社会史研究』(岩波書店)、『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)等。


●『シェバの女王  <ヒストリア22>』
山川出版社 
蔀勇造 
予価 \1,365<税込>
 <著者>http://www.l.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/teacher_detail.cgi?id=41
    http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/IRS/IntroPage_J/intro69625241_j.html


●『古代エジプト文明の秘宝 ピラミッド・ツタンカーメン・神殿』 山川出版社 仁田三夫編 予価 \1,890<税込>

下記書籍が5月中旬刊行予定に変更。

●『弁論集(1) <西洋古典叢書第III期・第15回配本>』
京都大学学術出版会 
デモステネス著 
加来彰俊・他訳 
予価 \5,250<税込>


下記書籍が5月25日刊行予定。
●『誤訳されたバイブル』 柏書房 B・エーアマン著 予価 \2,520<税込>

下記書籍が5月31日刊行予定に変更。
●『ギリシア神話の謎を解く プロメテウスとオイディプス』 角川書店 吉田敦彦 予価 \1,575<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200000000250

●下記にPDF文書あり。
◇ローマ教会の富──四世紀から六世紀に至る財産形成とその規模──田畑賀世子
 http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull02/02_08tab.pdf


[4492] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/18(Tue) 19:56

●4月25日23:00〜23:45、NHK・BSハイビジョン、5月7日21:00〜21:45、NHK・BS2にて放映予定「世界ふれあい街歩き ローマ2 スペイン広場周辺」の情報が下記にあり。
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0425.html#20060425004


下記書籍が5月刊行予定。

●『ヘロドトスとトゥキュディデス 歴史の始まり  <ヒストリア23>』
山川出版社 
桜井万里子 
予価 \1,365<税込>
 <著者>1943年、東京都生まれ、東京大学大学院人文科学研究科修士課程終了。東京大学大学院教授、古代ギリシア史専攻。著書に『古代ギリシア社会史研究』(岩波書店)、『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)等。


●『シェバの女王  <ヒストリア22>』
山川出版社 
蔀勇造 
予価 \1,365<税込>
 <著者>http://www.l.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/teacher_detail.cgi?id=41
    http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/IRS/IntroPage_J/intro69625241_j.html


●『古代エジプト文明の秘宝 ピラミッド・ツタンカーメン・神殿』 山川出版社 仁田三夫編 予価 \1,890<税込>

下記書籍が5月中旬刊行予定に変更。

●『弁論集(1) <西洋古典叢書第III期・第15回配本>』
京都大学学術出版会 
デモステネス著 
加来彰俊・他訳 
予価 \5,250<税込>


下記書籍が5月25日刊行予定。
●『誤訳されたバイブル』 柏書房 B・エーアマン著 予価 \2,520<税込>

下記書籍が5月31日刊行予定に変更。
●『ギリシア神話の謎を解く プロメテウスとオイディプス』 角川書店 吉田敦彦 予価 \1,575<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200000000250

●下記にPDF文書あり。
◇ローマ教会の富──四世紀から六世紀に至る財産形成とその規模──田畑賀世子
 http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull02/02_08tab.pdf


[4491] 雑談です 投稿者:アッピア 投稿日:2006/04/18(Tue) 00:45

モムゼンの書籍についての話題が出てますね。
自分は、「ローマ軍団大百科」を狙ってるんですが、なんとも、、。
専門書になると値段が高くなって、ローマ熱がくじけてしまいそうです(笑)。

それにしても今度のジオグラフィックは楽しみです。
ダビンチコードにあわせたかのようなタイミングが気になります。



[4490] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/17(Mon) 20:20

下記書籍が4月24日刊行予定。

●『あまのじゃく聖書学講義』
青土社 
秦剛平 
予価 \2,520<税込>
 <著者>1942年生まれ。多摩美術大学教授。著書に「ヨセフス」など。


下記書籍が5月25日刊行予定。情報を追加して再掲(出版社が判明)。
●『ローマ帝国社会史と初期キリスト教(仮題)』 日本キリスト教団出版局 松本宣郎


[4489] Re[4488]: レス 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2006/04/16(Sun) 21:50

父達よ、新たに加わった者達よ

 高島さん、augustusさん


>モムゼンの翻訳が読めるだけありがたいと思わなければなりません。翻訳が出る前ならば、「高くても良いから翻訳が出てくれないかな」と思っていたはずです。

 まさしくその通りですね〜。ちょっと書き方がまずかったです(O.;)

 『「帝国」としての中期共和政ローマ』を半分近く読んだんですが、大変面白いです。公職延長という非常措置が、ハンニバルの脅威に対して取られたとか、元老院の考える重点はイタリアにあったのだけども、凱旋式が再選や監察官職につながる状況から個々の政務官たちが外地で戦勝を挙げようとする……とか。この本は他の本に比べて値段も安くて良いですね(ただ、ある程度以上個々の人物に対する理解が事前にないと結構しんどいかもしれません)。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA


[4488] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/16(Sun) 20:03

◇augustusさん、 DSSSMさんへ

|| > 別件ですが、高島さん紹介の『帝国としての中期共和政ローマ』と
|| > 『ローマの歴史III』を買いました。2冊で1万円超……(×_×)
|| 高いけど、頑張らなくては。
|| 買う人がいるからこそ出版されるわけですから。(^^

以前にも書いた気がするのですが、モムゼンの翻訳が読めるだけありがたいと思わなければなりません。翻訳が出る前ならば、「高くても良いから翻訳が出てくれないかな」と思っていたはずです。ましてや訳者が長谷川先生ならばローマ研究者としては第一級の人物ですので、高いとか思っていたらバチが当たります。augustusさんの書かれたとおり、買わなければ、こういう刊行もなくなります。安井萠氏、砂田徹氏、比佐篤氏と最近、中堅・若手とローマ研究者の書籍の刊行が続いてますね。


[4487] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/04/16(Sun) 19:14

◎苦力さん

> 物見高いエジプト女王がわざわざ観戦に来るのをなぜ
> 拒めなかったかということです。
まさか逃げるとは思っていなかったでしょうから、女王自らの参戦で兵の志気も上がると考えても不思議はないように思います。
臆病風にふかれて逃げるかもしれないと思っていたら、「来るな」と言ったかも。


◎高島賢治さん

> 「おまえはユダだ」が最高の褒め言葉になる日は近い?????
まあ、実際にはユダは自殺してキリスト逮捕の全責任を負わされてしまったわけですから、未来永劫裏切り者扱いは変わらないような気がします。


◎Argonautaさん

> また,信仰問題としては,実質的には別の宗教の文書のような
> ものですから,キリスト教2000年の伝統を揺るがすような内容が
> 含まれているとは,ちょっと考えられません.
確かにキリスト教とは別物って感じがしますね。この文書から何かが発見されても、いまさらキリスト教の教義が変わったりすることは無さそうですね。


◎ハンニバルを応援する者さん

はじめまして。
ハンニバルは敵ながらあっぱれな武将ですね。彼との死闘でローマは鍛えられ、その後の発展につながったのかもしれませんね。


◎DSSSMさん

> 別件ですが、高島さん紹介の『帝国としての中期共和政ローマ』と
> 『ローマの歴史III』を買いました。2冊で1万円超……(×_×)
高いけど、頑張らなくては。
買う人がいるからこそ出版されるわけですから。(^^



[4486] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/14(Fri) 21:26

下記書籍が既刊。

●『象徴図像研究 動物と象徴』
言叢社 
和光大学総合文化研究所&松枝到編 
\6,800<税込>
 https://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980634464


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ヨーロッパ史への扉』
晃洋書房 
入江幸二・大城道則・比佐篤・梁川洋子
\2,205<税込>
 ヨーロッパ史を、政治、経済、社会、さらには文化まで、様々なジャンルから解説。ヨーロッパ史上の出来事を「暗記する歴史学」から、ヨーロッパとは何かを「考えるための歴史学」の世界に入るための、「扉」となる一冊。講義用テキスト。
〈入江幸二〉常磐会学園大学兼任講師、関西大学・帝塚山大学非常勤講師。
〈大城道則〉駒沢大学専任講師。


●西洋美術史研究家、宮下規久朗氏のホームーページが下記にあり。
http://a.hatena.ne.jp/go?http://kikuro.blog.bai.ne.jp/20051122130754

●エジプト考古学者、吉村作治氏のホームページが下記にあり。
http://a.hatena.ne.jp/go?http://blog.excite.co.jp/39220051217143109

●4月16日23:00〜23:30、テレビ朝日系列にて放映予定の「素敵な宇宙船地球号 甦れ!謎の古代コンクリート」の情報が下記にあり。
 http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2006/20060416/index.html

下記書籍が5月15日刊行予定。
●『水が語る神秘の世界(仮題)』 河出書房新社 ウェスト・マリン著 戸田裕之訳 予価 \2,520<税込>
 水そのものの神秘と謎を、古代文明から現代科学まで様々な角度から検証した初めての本格的かつ究極の本。水のすべてとその魅力。


下記書籍が5月16日刊行予定。

●『迷宮レストラン クレオパトラから樋口一葉まで』
日本放送出版協会 
河合真理・著 
予価 \1,785<税込>
 「迷宮レストラン」に訪れる古今東西の著名人たち。彼らをもてなすための料理とはいったい。「きょうの料理」の人気連載が一冊に。


下記書籍が5月下旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ギリシア神話 知れば知るほど』
実業之日本社 
丹羽隆子監修 
予価 \1,575<税込>
 神々の誕生や愛と悲劇の物語、英雄たちの冒険や星についての逸話など、魅力あふれるギリシア神話の世界を分かりやすく解説した一冊。


下記書籍が5月30日刊行予定。

●『アレクサンドロス大王東征を掘る 誰も知らなかった足跡と真実』
NHKブックス 
エドヴァルド・ルトヴェラゼ著 
帯谷知可訳 
予価 \1019<税込>
 東征は迷走であったか、帝国主義的領土拡張の欲求か、あるいは理想に基づく世界再編の試みか。発掘調査の成果から手がかりをつかむ。


下記書籍が6月刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『ヨーロッパ祝祭日の謎を解く(仮題)』 創元社 アンソニー・F・アヴェニ著 勝貴子訳 予価 \2,940<税込>
 お正月からクリスマスまで、一年間にはさまざまな祝祭日がある。バレンタインデー、メーデー、感謝祭など、世界中で祝われているおなじみの祝祭日はどのようにして生まれ、今日見られるような形へと変わっていったのだろうか?キリスト教以前の時代にまでさかのぼり、その起源と歴史、習俗などを探りながら、祝祭日にこめられた世界の民族のさまざまな季節感、自然観、宗教観を掘り起こしてゆくユニークな「暦」と時間の文化史。
□□第一章 祝日の誕生、体系化と変容 □□第二章 元日の由来 □□第三章 二月の祝日−予知、浄め、そして情熱の恋愛 □□第四章 春分の日−大蛇の降臨 □□第五章 イースターと過越しの祭−時の断層をつなぐ □□第六章 メーデー−力の衝突 □□第七章 夏至−火と水の祭典、そして女性の恋占い □□第八章 レーバー・デー−時間をめぐる大戦争の形見 □□第九章 ハロウィーン−死者の季節 □□第十章 感謝祭−ピルグリム・ファーザーズの歩みを越えて □□第十一章 クリスマス−キリストの復活から赤鼻のトナカイまで □□第十二章 時はめぐる…


[4485] ハンニバルなら 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2006/04/13(Thu) 21:50

父達よ、新たに加わった者達よ


> はじめまして。私はローマ史の中でもポエニ戦争に、特にハンニバルに魅せられてローマ世界に入り込んでしまった者です。

 すでに御存じかもしれませんが、ニワセさんという同じくハンニバルファンの方の「リウィウスを読もう(http://livy.sppr.main.jp/)」というサイトは、本邦未訳のリーウィウスのハンニバル戦争の部分を訳そうというサイトで、ハンニバルファンにとってはこたえられないものだと思いますよ〜。ぜひどうぞ(というか、ニワセさんはこの掲示板見ておられるのかしらん……?)。


 別件ですが、高島さん紹介の『帝国としての中期共和政ローマ』と『ローマの歴史III』を買いました。2冊で1万円超……(×_×)

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[4484] はじめまして 投稿者:ハンニバルを応援する者 投稿日:2006/04/13(Thu) 18:29

はじめまして。私はローマ史の中でもポエニ戦争に、特にハンニバルに魅せられてローマ世界に入り込んでしまった者です。
ハンニバルはカルタゴ人なのですがローマ史上重要な人物の一人だと思います。これからも時々こちらの掲示板を拝見しますのでよろしくお願いいたします。


[4483] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/12(Wed) 12:40

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『「帝国」としての中期共和政ローマ』
晃洋書房 
比佐篤 
A5・174頁+60頁 
\3,780<税込>
 都市国家として出発したローマが、いかにして地中海世界全体を支配するに至ったのか。中期共和政ローマを考察対象に、その諸相を外交・内政に関する諸処の論点から明らかにし、ローマ「帝国」成立の根源に迫る。
 <著者>1972年東京都生まれ。関西大学大学院博士(文学)学位取得。花園大学・京都学園大学・奈良工業高等専門学校非常勤講師。
 【高島の蛇足コメント】比佐篤氏は共和政ローマ史を専門とする若手研究家です。


●『密偵ファルコ12 亡者を哀れむ詩』
光文社文庫 
リンゼイ・デイヴィス著 
田代泰子訳 
\800<税込>
 古代ローマ小説。密偵ファルコ・シリーズ第12弾。
 http://www.kobunsha.com/book/detail/4-334-76168-2.html


下記書籍が既刊。

●『ローマ法と比較法』
信山社 
アラン・ワトソン著 
瀧澤栄治・樺島正法訳 
A5変・472頁 
\8,400<税込>
 知的刺激に満ちた比較法研究。
 <瀧澤栄治>1954年生まれ。神戸大学法学部教授。専門はローマ法、ローマ契約法、ビザンツ法。翻訳に『ローマ債権法講義』(大学教育出版 ゲオルク・クリンゲンベルク著)。
 http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfbtp204/eiji/index.html
 <樺島正法>http://www.baishin.sakura.ne.jp/kabashimamasanori.html


●『イエスの血統 レクス・デウスと秘められた世界史』
青土社 
T.ウォレス=マーフィー&M.ホプキンス著 
松田和也訳 
\2,730<税込>
 エジプトをルーツとし、世界宗教の根源とされる「賢者の叡智」。この秘儀を数千年にわたり守り続けた秘密結社こそレクス・デウスであった。拷問と迫害、千年の離散の果て、いま明かされる真実とは。
〈T.ウォレス=マーフィー〉歴史家・作家。ダブリンのユニヴァーシティー・カレッジで医学を専攻し、精神分析医の資格を取得。著書に「シンボル・コードの秘密」がある。
〈M.ホプキンス〉作家。西洋異端思想に関する講演を数多く行う。

●下記に「ローマ法王の戯画アニメ、独のMTV放映予定で騒動に」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000012-yom-int
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060411it12.htm
 【高島の蛇足コメント】先般、預言者モハメット(ムハンマド)の風刺画騒動の際、イスラム側の抗議に、言論の自由を盾にしていた立場の人は、もちろん今回も言論の自由を持ち出すか???そうでなかったらダブル・スタンダード。

●4月18日23:00〜23:45、NHK・BSハイビジョン、5月7日20:15〜21:00、NHK・BS2にて放映予定「世界ふれあい街歩き ローマ1 南からサンピエトロ寺院まで」の情報が下記にあり。
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0418.html#20060418002


[4482] Re[4481]: レス 投稿者:Argonauta 投稿日:2006/04/12(Wed) 01:59

> それより、まず史料の真偽が研究家の間で論争されるはずです。それで事実と認定されたら、今まで誰も疑わなかったであろう「ユダ=裏切り者」が「ユダ=忠義者」になるのですから、augustusさんが言われるとおり、今までの論法が随分変わるはずですね。「おまえはユダだ」が最高の褒め言葉になる日は近い?????
>

う〜ん...そういう問題でもないように思います.

正典に含まれている4つの福音書にしても
そこから史的イエスの実像をさぐるのは不可能に近い...
ということは今では多くの聖書学者や歴史学者の共通の了解なのではないかと思います.
‘史料の真偽’という言葉の意味も微妙です.
正典におさめられた4つの福音書にしてみても,今日本気で,マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによって書かれたと信じている人は,むしろ,少数派なのではないでしょうか.
そういう意味では,聖書正典には福音書のみならず,多くの‘偽書’が含まれている――というのが,今日ではむしろ常識ではないか,と思います.

正典におさめられた4つの福音書は明らかに十字架の贖罪を前提として書かれているようです.
当然,贖罪論はイエスの生前の教えではなく,イエスの死後に,(現存する文書から見る限りでは,おそらくは主にパウロなどによって)解き明かされたものだと考えられます.
福音書はイエスの伝記というよりはむしろ,十字架の贖罪を,メシア預言として再解釈された旧約に言及・示唆し,これに結びつけることによって(古典学的にはほとんど強引なこじつけですが),正当化しようという意図の下に編集されているように感じます.

ところで,問題の“ユダの福音書”は,あちこちに引用されている部分を読んだ限りでは,グノーシス系だと思われます.
グノーシス的な霊肉二元論を前提としているからこそ,ユダは裏切り者ではなく,肉体からの解放者となるんじゃないか,と思います.

...というようなわけですので,歴史的事実としてどちらが正しいのか,を議論しても,不毛なのではないかと思います.
ここで本当に対立しているのは事実ではなく,記述の背景にある信仰・思想だからです.

また,グノーシス文書は,表面的には,また,宗教史的にも,キリスト教異端のように見えますが,その思想の内実は,キリスト教とは全く似ても似つかない,まるっきり水と油の別物です.
ユダヤ教やイスラム教の方がまだしも,グノーシスよりはキリスト教に近いでしょう.
ですから,グノーシスはキリスト教の異端というよりはむしろ,全く別の宗教と考えた方がよいのかもしれません.

ユダの福音書・その他のグノーシス文書は,宗教思想史的には重要な文書であるかもしれません.
しかしながら,そこに記された出来事についての史料的価値という点では絶望的です.
また,信仰問題としては,実質的には別の宗教の文書のようなものですから,キリスト教2000年の伝統を揺るがすような内容が含まれているとは,ちょっと考えられません.


[4481] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/11(Tue) 19:51

◇augustusさんへ
|| > イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き
|| > 渡したのは、イエスの言いつけに従ったから、という
|| > 記事続報が
|| 実に面白いですね。
|| ユダが自殺しないで布教していたら、意外にこちらの方が正統になっていたかもしれませんね。
|| その場合はたぶんローマの首位権も揺らぐんだろうなあ。

それより、まず史料の真偽が研究家の間で論争されるはずです。それで事実と認定されたら、今まで誰も疑わなかったであろう「ユダ=裏切り者」が「ユダ=忠義者」になるのですから、augustusさんが言われるとおり、今までの論法が随分変わるはずですね。「おまえはユダだ」が最高の褒め言葉になる日は近い?????


[4480] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/11(Tue) 19:39

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『カッパドキア 谷間の岩窟教会群が彩る』
東方出版 
萩野矢慶記
\2,940<税込>
 トルコの中央部に位置し、世界に類を見ない奇怪な岩山の景観が広がるカッパドキア。その歴史、ギョレメと岩窟教会群の中世芸術、カッパドキア各地の景観や名物、地下都市の全容などを、オールカラーの写真と文で紹介する。
 <著者>1938年栃木県生まれ。専修大学商経学部卒業。サラリーマンを経て写真家に転向。写真集に「エーゲ海に誘われて」「アジアの子どもたち」など。


●4月18日23:00〜23:45、NHK・BSハイビジョンにて「世界ふれあい街歩き ローマ1 南からサンピエトロ寺院まで」が放映予定。

●4月25日23:00〜23:45、NHK・BSハイビジョンにて「世界ふれあい街歩き ローマ2 スペイン広場周辺」が放映予定。
 http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/yotei.html
 http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/

●5月7日20:15〜21:00、NHK・BS2にて「世界ふれあい街歩き ローマ1 南からサンピエトロ寺院まで」が再放映予定。

●5月7日21:00〜21:45、NHK・BS2にて「世界ふれあい街歩き ローマ2 スペイン広場周辺」が放映予定。
 http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/yotei_bs2.html


下記書籍が4月刊行予定。情報を追加して再掲。

●『「帝国」としての中期共和政ローマ』
晃洋書房 
比佐篤 
予価 \3,780<税込>
 ローマ「帝国」成立の根源に迫る。


●『ヨーロッパ史への扉』
晃洋書房 
入江幸二・大城道則編 
予価 \2,205<税込>
 今のヨーロッパを知るために、「暗記する歴史学」としてではなく、「考える歴史学」としてのヨーロッパ史へ。


●4月28日に雑誌『ナショナル ジオグラフィック日本版2006年5月号』が発売予定。予価 \980<税込>
 特集記事 ユダの福音書を追う ユダは裏切り者ではなかった千七百年前の禁断の書「ユダの福音書」。世界で唯一、現存する写本に記されていたのは?発見、復元、解読を迫った衝撃のドキュメントを緊急特集。
 http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/shop/j/yuda_b.shtml
 http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/topics/n20060407_1.shtml
 http://nng.nikkeibp.co.jp/


下記書籍が5月上旬刊行予定。

●『ユダの福音書を追え』
日経ナショナルジオグラフィック社 
ハーバート・クロスニー著 
予価 \1,995<税込>
 ナショナル ジオグラフィック ノンフィクション緊急出版 世界同時公開 〜ユダは裏切り者ではなかった!〜 1700年前の禁断の書「ユダの福音書」に記されたイエス最後の日々。発見、復元、解読を追った衝撃のドキュメント。本書は『ユダの福音書』写本が発見された経緯、真贋の検証、そしてその衝撃的な内容を伝えるノンフィクション。『死海文書』発見などにならぶ考古学的な大発見でもあり、宗教界に衝撃を与える問題の書です。
 http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/shop/j/yuda_a.shtml


下記書籍が5月16日刊行予定。

●『驚異の戦争〈古代の生物化学兵器〉』
講談社文庫 
E・メイヤー著 
竹内さなみ訳 
予価 \770<税込>
 ギリシアの火、毒矢、サソリ爆弾等、古代世界の生物化学戦争。


[4479] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/10(Mon) 17:02

下記書籍が既刊。

●『ライン河 流域の文学と文化』
晃洋書房 
丹下和彦 
A5・154頁 
\1,995<税込>
 大学初級の学生を対象にした、ライン河流域の文化地図の探訪および読書案内。ライン河流域に関係する文学作品を主たる対象に、この地域の文化状況を考察すると同時に、短い引用により作品自体にも直に触れる。
 <著者>1942年岡山市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪市立大学大学院文学研究科教授を経て現在、関西外国語大学教授。著書に『女たちのロマネスク 古代ギリシアの劇場から』(東海大学出版会)、『ギリシア悲劇研究序説』(東海大学出版会)。翻訳に『ギリシア合唱抒情詩集 西洋古典叢書』(京都大学学術出版会)、『カイレアスとカッリロエ 叢書アレクサンドリア図書館』(国文社)。


●『モムゼン ローマの歴史 III ―革新と復古―』
名古屋大学出版会 
テオドール・モムゼン著 
長谷川博隆訳 
A5判・454頁
\6,300<税込>
 http://www.unp.or.jp/jpg/507.jpg
 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0507-5.html


●『古代文字史料の中心性と周縁性』
春風社 
深津行徳・浦野聡・編 
A5・380頁 
\3,675<税込>
・ローマ帝国における官僚制と文書
・東方ギリシア碑文における石の上での「公」「私」の対話
・古代世界におけるギリシア人と名前―伝統と革新―
・後期ローマ帝国における台帳碑文―その社会的・財政的含意についての若干の考察
の項目あり。
 http://shumpu.com/index.php?itemid=1222


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『聖パウロ 神から生まれた月足らずの子』
女子パウロ会 
アラン・ドゥコー著 
奈須瑛子訳
\4,200<税込>
 はじめは迫害者であったパウロは、偉大な神学者で神秘家、同時に戦略家となった。世紀を超えて万人を惹きつける聖パウロの足跡を追って、ユダヤ、ギリシア、ローマの精神世界を縦横に駆けめぐるユニークな評伝。


●『セネカ (Century books 人と思想・シリーズ)』
清水書院 
角田幸彦
\893<税込>
 ローマ帝政の暴虐・狂態を生き、その運命を「伴侶」として「対話」したセネカは、哲学者・悲劇作家・宮廷政治家であった。彼を倫理思想家としてのみならず、その全体像で描き、多彩で奥の深い人間性に迫る入門書。


下記書籍が5月20日刊行予定。

●『初期キリスト教の礼拝(仮題)』 日本キリスト教団出版局 P.ブラッドショー著


下記書籍が5月25日刊行予定。

●『ローマ帝国社会史と初期キリスト教(仮題)』 松本宣郎
 <著者>1944年生。東京大学大学院西洋史学修士課程修了。東北大学教授。専門は古代ローマ帝国史・初期キリスト教史。著書に『キリスト教徒大迫害の研究』(南窓社)『ガリラヤからローマへー地中海世界をかえたキリスト教徒ー』(山川出版社)等。
 http://www.sal.tohoku.ac.jp/guide/grad2000/pages/g.html#matsumoto
 【高島の蛇足コメント】松本宣郎氏は古代ローマ帝国と初期キリスト教の研究では日本の第一人者と思われます。『ローマ帝国衰亡史』(筑摩書房 ギボン)の翻訳アドバイザーでもあった。


下記書籍が5月刊行予定。情報を追加して再掲。

●『図解 古代ギリシア』
東京書籍 
スティーヴン・ビースティ著 
ステュワート・ロス・イラスト 
松原国師・監訳 
倉嶋雅人・訳 
予価 \2,100<税込>
 少年ネレウスとともに行く紀元前436年エーゲ海の船旅。大きな軍船,にぎわう港,アテナイの通り・広場・劇場,オリンピック競技大会など,古代ギリシアの町と生活を精密なイラストで紹介。
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/schedule.html#4487801133



[4478] そういう意味ではなくて 投稿者:苦力 投稿日:2006/04/10(Mon) 00:13

物見高いエジプト女王がわざわざ観戦に来るのをなぜ拒めなかったかということです。指揮官ならエジプトにも職業軍人がいたでしょうに。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4477] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/04/09(Sun) 19:06

◎高島賢治さん

> イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き
> 渡したのは、イエスの言いつけに従ったから、という
> 記事続報が
実に面白いですね。
ユダが自殺しないで布教していたら、意外にこちらの方が正統になっていたかもしれませんね。
その場合はたぶんローマの首位権も揺らぐんだろうなあ。


◎真奈美さん

> 馬でもう一言。
> 「クレオパトラ」ならば、肝心なところでいきなり戦いを
> 放棄して関係者を呆然とさせる。
こ、これは。面白すぎる。(^^


◎苦力さん

> アントニウスはなぜクレオパトラの従軍を拒否
> できなかったんでしょうか?
拒否する理由は無いんじゃないでしょうか。たいていの場合、軍勢は多い方が良いのでは?



[4476] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/09(Sun) 15:26

●下記に「水の上を歩くキリスト――聖書の奇跡を「氷」で説明」の記事あり。
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200604090001.html

●4月16日23:00〜23:30、テレビ朝日系列にて「素敵な宇宙船地球号 甦れ!謎の古代コンクリート」が放映予定。
 ローマ帝国の時代から使われた万能技術・コンクリート。火山灰で作る古代コンクリート。


下記書籍が4月刊行予定。

●『「帝国」としての中期共和政ローマ』
晃洋書房 
比佐篤 
予価 \3,780<税込>
 【高島の蛇足コメント】比佐篤氏は共和政ローマ史を専門とする若手研究家です。


●『ヨーロッパ史への扉』
晃洋書房 
入江幸二・大城道則編 
予価 \2,205<税込>


[4475] さらにう〜む。 投稿者:苦力 投稿日:2006/04/09(Sun) 05:34

アントニウスはなぜクレオパトラの従軍を拒否できなかったんでしょうか? 愛人に自分の良いとこ見せつけてやりたいなどと矮小なことを考えるような人物とは思えません。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4474] 3年ぶりの訂正 投稿者:真奈美 投稿日:2006/04/08(Sat) 20:44

馬でもう一言。
「クレオパトラ」ならば、肝心なところでいきなり戦いを放棄して関係者を呆然とさせる。

 2003年の9月の『その時歴史が動いた』を皮切りに、約1年の間にクレオパトラを扱った番組が5つ放映されました。そのうち3つが、アクティウムでの逃亡を無視したと私がここで怒りましたね。
 『その歴』を見直したところ、無視してはいませんでした。ただ、エジプトの再起をはかるために財宝を失うわけにはいかなかったからだという説明で、シェイクスピアが描いたように臆病風にふかれたような扱いではなかったので、私の頭に残らなかったのでしょう。遅まきながら訂正致します、すみません。


[4473] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/08(Sat) 11:49

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁 \9,975<税込>
 http://www.hup.gr.jp/details/ISBN4-8329-6561-1.htm


●幻の「ユダの福音書」の写本を解読し、イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き渡したのは、イエスの言いつけに従ったから、という記事続報が下記にあり。
 http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060407-16234.html
 http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006040726.html
 http://www.sankei.co.jp/news/060407/bun070.htm


下記書籍が5月19日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『地中海 人と町の肖像』
岩波新書 
樺山紘一 
予価 \777<税込>
 地中海世界を生きたとびきりの人物十二人を選び、時を超え、地域を超えて交錯するその軌跡を描きだす。歴史エッセイの妙。


下記書籍が5月23日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『イエスの時』 岩波書店 大貫隆 四六版・280頁 予価 \3,045<税込>
 終末のヴィジョンの背景を旧約とユダヤ教黙示文学に探り、時間変容の経験としての救済を、パウロ、ベンヤミンの時間論と対比する。


下記書籍が5月下旬刊行予定。

●『ギリシア神話 知れば知るほど』
実業之日本社 
丹羽隆子監修 
予価 \1,575<税込>


[4472] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/07(Fri) 20:22

●幻の「ユダの福音書」の写本を解読し、イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き渡したのは、イエスの言いつけに従ったから、という記事が下記にあり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000301-yom-soci
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060407i301.htm
 http://www.asahi.com/international/update/0407/006.html
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000037-jij-ent
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000037-jij-ent.view-000
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000085-kyodo-int

●下記にPDF文書六件あり。
 ◇ローマ時代の都市遺跡ヨルダン・ウムカイス −2005年の調査と研修−
 http://www.kch.kokushikan.ac.jp/study/event/05fumonsai/051102kouen.pdf

 ◇ゲーテと歩く古代ローマ 有川貫太郎
 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/proj/sosho/3/arikawa.pdf

 ◇ローマ法源とその解釈の歴史的展開(一) 特にフランス絶対主義との関連を中心に 藤野奈津子
 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/2522/1/A03890546-00-078010127.pdf

 ◇ローマ時代のイスパニアとイスパニアのラテン語 エウジェニオ・コセリウ
 http://satoyoshimasa.ld.infoseek.co.jp/coseriu1953.pdf

 ◇ローマの聖母子イコンの起源について 加藤磨珠枝
 http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/C0000051586/jinbun_33_Kato.PDF

 ◇博士論文審査報告 大月康弘著『帝国と慈善 ビザンツ』創文社、2005年
 http://www.econ.hit-u.ac.jp/~edu/jpn/degree/doctor/j-otsuki.pdf

●「ローマ法大全」ゲバウエル=シュパンゲンベルク版を画像処理。
 http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/~camp/HomeP2/eshiryo/romasearch/newpage1.htm


下記書籍が4月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『歴史をどう書くか 東大駒場連続講義』
講談社選書メチエ 
甚野尚志編 
予価 \1,680<税込>
 歴史学研究の最前線がわかる本格的講義集!日本における日常生活の歴史とは?文学作品と歴史記述の境界はどこにあるのか?芸術作品、発掘品が語る斬新な歴史記述とは?東大駒場発、人気講義録の第三弾が登場。
 東京大学比較日本文化論テーマ講義
 ・日常生活をとおして見る歴史の再構成――衣服を中心に  義江彰夫
 ・天皇の即位儀礼――孝明・明治・大正三天皇の比較    三谷博
 ・ヨーロッパ史における「王権」の表象――教皇の即位儀礼 甚野尚志
 ・モノで語る歴史――考古学と博物館           折茂克哉
 ・古代国家と稲――1200年前の品種札の発見から      平川南
 ・≪オランピア≫の変貌――美術史学と歴史記述      三浦篤
 ・写真史が生まれる瞬間(とき)――ウジェーヌ・アジェと仏・米現代写真の言説     今橋映子
 ・植民地期インドにおける歴史記述――パールシーの書く「自分たち」の歴史       井坂理穂
 ・文学は歴史をどう書くか――日系アメリカ文学の場合   瀧田佳子
 ・歴史の多声性――歴史観の人類学的考察         伊藤亜人
 <目次>第一部 儀礼と王権 第二部 モノで読む歴史 第三部 歴史とアイデンティティ
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2583593&x=B


下記書籍が4月上旬刊行予定に変更。

●『セネカ (Century books 人と思想・シリーズ)』
清水書院 
角田幸彦 
予価 \893<税込>


下記書籍が4月上旬刊行予定。

●『世界史の謎と暗号』
青春文庫 
歴史の謎研究会 
予価 \580<税込>
 世界史に名を残す三十七人の謎に包まれた実像とは…。万能の天才ダ・ヴィンチの実像を解く「一枚の絵」、モーツァルト毒殺説のいまだ解けざるミステリー…ほか史実に隠された「暗号」を読み解く歴史推理の決定版!


[4471] う〜む。 投稿者:苦力 投稿日:2006/04/07(Fri) 10:38

>建前として殺害権はあるんだけど、姦夫をむやみやたら殺すことがないような仕掛けがしてあって上手にバランスをとっているんです。アウグストゥスらしい感じです。

江戸時代に旗本奴と町奴との刃傷沙汰で、殺害した側の旗本――名前は忘れました――が蟄居させられた上に世間が忘れたころ突如として切腹を命じられたのを思い出してしまいました。有能な統治者というのは生殺与奪のタイミングというのを心得ているのでしょうね。


http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4470] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/04/06(Thu) 23:41

◎ロマーヌスさん

はじめまして。

> 最近コインを集め出して
同好の士ですね。(^^

> 帝政期のデナリウス貨で皇帝が被っている冠は月桂冠、
> 市民冠のどちらなのでしょうか?
Sear の本には laur. hd. (Laureate Head)と書いてありますね。
laur. が Laurel の略なら月桂冠だけど、laureate ではどっちなのかはっきりしませんね。

Augusuts, Caligura のところには、はっきり oak wreath と書かれているものがあります。 Augustus の oak wreath を踏襲したのなら市民冠ということになりますね。


> アントニアヌス貨の放射状の冠
radiated head ってやつですよね。実際の冠のデザインではないでしょうから特別な名前は無いような気がします。



◎高島賢治さん

> 母馬のネーミングの動機も知りたいですね。
ローマステーションですから、もしかしたら大昔の映画「終着駅」に思い入れのある馬主だったりするかもしれません。


◎真奈美さん

> スパルタカスやハンニバルは強そう。
> アウグストゥスはその点ナンです。
アウグストゥスは速いように見えなくて、いつの間にか勝っている。そんな馬に似合う名前ですよ。(^^


◎DSSSMさん

> アウグストゥスの姦通法における殺害権の性格とその法の立法目的
以前に高島賢治さんの紹介で読んだんですけど、これ面白いですよ。
建前として殺害権はあるんだけど、姦夫をむやみやたら殺すことがないような仕掛けがしてあって上手にバランスをとっているんです。アウグストゥスらしい感じです。


[4469] ローマ共和政偉人伝 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2006/04/06(Thu) 21:26

父達よ、新たに加わった者達よ


 高島さん紹介の、ローマ共和政偉人伝のPDF文書、すごいですね。解題の方を斜め読みしてみたんですが、目がしんどいので、印刷してしまいました。

 同時に、サイト全体(http://www.waseda.jp/prj-med_inst/index.html)を見回って、「アウグストゥスの姦通法における殺害権の性格とその法の立法目的」と「ヘレニズム期の戦時における女の参加」というのが面白そうだったので、これもダウンロードして印刷しました。

 解題斜め読みの感想なんですが、面白い部分もあるんですが、基本的に専門的すぎてわけがわからないのも確かです(^◇^;) 尤も、解題は興味のある人間が読めば良いのでしょう。

 「偉人伝」の邦訳の方は、それぞれが短くてすぐ読めるし、なかなか面白いと思います。

 私はこの作品の存在自体知りませんでしたし、歴史研究の第1次史料としての価値はあまりないんでしょうけども、「手軽に読める短い人物列伝の古典訳」が、タダでネット上で読めるというのは非常に大きい価値を有すると思いました。うちからリンクさせとこうかしらん。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[4469] ローマ共和政偉人伝 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2006/04/06(Thu) 21:26

父達よ、新たに加わった者達よ


 高島さん紹介の、ローマ共和政偉人伝のPDF文書、すごいですね。解題の方を斜め読みしてみたんですが、目がしんどいので、印刷してしまいました。

 同時に、サイト全体(http://www.waseda.jp/prj-med_inst/index.html)を見回って、「アウグストゥスの姦通法における殺害権の性格とその法の立法目的」と「ヘレニズム期の戦時における女の参加」というのが面白そうだったので、これもダウンロードして印刷しました。

 解題斜め読みの感想なんですが、面白い部分もあるんですが、基本的に専門的すぎてわけがわからないのも確かです(^◇^;) 尤も、解題は興味のある人間が読めば良いのでしょう。

 「偉人伝」の邦訳の方は、それぞれが短くてすぐ読めるし、なかなか面白いと思います。

 私はこの作品の存在自体知りませんでしたし、歴史研究の第1次史料としての価値はあまりないんでしょうけども、「手軽に読める短い人物列伝の古典訳」が、タダでネット上で読めるというのは非常に大きい価値を有すると思いました。うちからリンクさせとこうかしらん。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[4468] シーザーだとどうしても 投稿者:真奈美 投稿日:2006/04/06(Thu) 17:23

 (なんだか既にあちこちで書いたような気がしますが)
『動物のお医者さん』という人気マンガに犬橇レースの話があって、そのときに「シーザー」というハスキー犬が出てきます。「オレはやるぜ オレはやるぜ」と常にファイト満々の騒々しいヤツです。(だから私は「カエサル」表記でなく「シーザー」だとこの犬を連想) 競馬ならばこんな調子でもぜんぜん違和感ないですね。
 スパルタカスやハンニバルは強そう。
 アウグストゥスはその点ナンです。
 ハドリアヌスは・・・姿の良い若いオス馬を追っかけたりして。

 ドイツでは、カイザーなんとかとか、ケーニヒ(キング)とか、ホテルの名前としてよくあります。もうそんなのいないからこそ使えるのでしょうか。日本で「帝国〜」は可でも、「天皇」はそう軽々しくは名乗れない感じです。


[4467] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/06(Thu) 11:15

◇augustusさんへ

|| > ●「ローマンエンパイア」なる名前の競走馬がいるそう
|| > です。馬主はどういう動機でネーミングしたのでしょうか? 
|| 世界征服を狙ったのではないでしょうか。(^^
||
|| ところが、調べてみると母馬の名前がローマステーションだそうで、そこからローマだけ継いだという感じですかね。

世界征服ですか。母馬のネーミングの動機も知りたいですね。

◇真奈美さんへ

お久しぶりです。「チャイナエンペラー」も面白そう。そういや昔々「エンペラー」というチョコレートがあったはず。


[4466] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/06(Thu) 11:05

●下記にPDF文書二件あり。
 ◎ローマ共和政偉人伝 De viris illustribus urbis Romae 解題(地中海研究所紀要 第4号)松原俊文
 http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull04/04_04mat.pdf
 ◎ローマ共和政偉人伝 De viris illustribus urbis Romae 邦訳(地中海研究所紀要 第4号)松原俊文
 http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull04/04_04maz.pdf

下記書籍が4月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『モムゼン ローマの歴史 III ―革新と復古―』
名古屋大学出版会 
テオドール・モムゼン著 
長谷川博隆訳 
A5判・454頁
予価 \6,300<税込>
 http://www.unp.or.jp/jpg/507.jpg
 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0507-5.html


下記書籍が4月上旬刊行予定。

●『アレクサンドロス大王と経営戦略 その戦史に見る情報活用術と戦略』
東洋出版 
甲斐慶司 
予価 \1,500<税込>
 現代に通じる、時局、目的に応じた戦略を展開したアレクサンドロス大王。情報の収集・分析・活用の事例や人材の育成、戦略組織の組み立て方、主導者のあり方など、さまざまなエピソードを紹介。現代の企業経営のヒントとする。


●4月15日21:00〜22:00、TBSテレビ系列にて「世界ふしぎ発見! 南イタリア とんがり屋根のお伽の街と謎の地下都市」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/info.html


下記書籍が5月10日刊行予定。
●『聖書と西洋精神史』 教文館 北森嘉蔵 予価 \1,890<税込>


下記書籍が5月再版予定。

●『旧約聖書ヘブル語大辞典』
教文館 
名尾耕作 
予価 \44,100<税込>


下記書籍が2007年春頃(4月??)刊行予定に変更。
●『モムゼン ローマの歴史 IV  カエサルの時代』 名古屋大学出版会 テオドール・モムゼン著 長谷川博隆訳
 http://www.unp.or.jp/special.htm


[4465] 皇帝の冠について 投稿者:ロマーヌス 投稿日:2006/04/05(Wed) 23:34

はじめまして、ロマーヌスと申します。最近コインを集め出して、augustusさんのページはいつも興味深く拝見させて頂いています。
ご存知でしたら教えて頂きたいのですが、帝政期のデナリウス貨で皇帝が被っている冠は月桂冠、市民冠のどちらなのでしょうか?「ローマ人の物語」では市民冠と書かれていますが月桂冠に見えるので本当の所をぜひ教えてください。

またアントニアヌス貨の放射状の冠には日本訳の名称はあるのかもぜひコメントお願いします。(質問ばかりで、すいません。)


[4464] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/04/05(Wed) 16:57

◎高島賢治さん

> ●「ローマンエンパイア」なる名前の競走馬がいるそう
> です。馬主はどういう動機でネーミングしたのでしょうか? 
世界征服を狙ったのではないでしょうか。(^^

ところが、調べてみると母馬の名前がローマステーションだそうで、そこからローマだけ継いだという感じですかね。


◎真奈美さん

お久しぶりです。
ローマン・エンパイアは結構人気のある馬のようですね。(よく知らないけど。^^)
過去にはスパルタクス、アウグストウス、ハドリアヌス、シーザー、クレオパトラ、ハンニバルなどもいたようです。
http://db.netkeiba.com/




[4463] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/04(Tue) 18:35

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁
\9,975<税込>
 古代ローマにおける市民団の下部単位であったトリブスの構造と機能の解明を通して、トリブスという枠組みで生きた共和政期ローマ人の社会・政治活動の実態を明らかにするとともに、トリブスという制度の意義を考察する。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


下記書籍が4月上旬刊行予定。

●『もう一つの新約聖書』
三一書房 
今西正次郎 
予価 \1,785<税込>
 イエスの復活劇の謎と、原始キリスト教団誕生の真相とは何か。駐イスラエル元大使がユダヤ伝承より再構築した、イエスのミステリー。


●4月9日23:30〜24:00、TBSテレビ系列にて、「世界遺産 ベスト・オブ「世界遺産」 II 空から見るイタリア」が放映予定。
●4月14日23:00〜23:30、BS-i<BSデジタル放送>にて、「世界遺産 ベスト・オブ「世界遺産」 II 空から見るイタリア」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/heritage/


[4463] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/04(Tue) 18:35

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁
\9,975<税込>
 古代ローマにおける市民団の下部単位であったトリブスの構造と機能の解明を通して、トリブスという枠組みで生きた共和政期ローマ人の社会・政治活動の実態を明らかにするとともに、トリブスという制度の意義を考察する。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


下記書籍が4月上旬刊行予定。

●『もう一つの新約聖書』
三一書房 
今西正次郎 
予価 \1,785<税込>
 イエスの復活劇の謎と、原始キリスト教団誕生の真相とは何か。駐イスラエル元大使がユダヤ伝承より再構築した、イエスのミステリー。


●4月9日23:30〜24:00、TBSテレビ系列にて、「世界遺産 ベスト・オブ「世界遺産」 II 空から見るイタリア」が放映予定。
●4月14日23:00〜23:30、BS-i<BSデジタル放送>にて、「世界遺産 ベスト・オブ「世界遺産」 II 空から見るイタリア」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/heritage/


[4462] 馬の名前・・・ 投稿者:真奈美 投稿日:2006/04/04(Tue) 17:08

(ちょっとお久しぶりです)

先日、『ローマン・エンパイア』の二次創作小説の載っている映画サイトがあるときいて検索かけてみたけど見つけられませんでした。かわりに、この馬の名前としての記事がぞろぞろと。とある小説からの関連で「トウカイテイオー」なんて名前があることは知っていましたけど、断然「ローマン」のほうがケタが大きい。「チャイナエンペラー」なんてのはいませんかね。これはこれですごく偉そうです。


[4461] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/01(Sat) 16:36

下記書籍が4月中旬刊行予定。

●『カッパドキア』
東方出版 
萩野矢慶記 
予価 \2,940<税込>


下記書籍が5月刊行予定。

●『図解 古代ギリシア』
東京書籍 
スティーヴン・ビースティ著 
ステュワート・ロス・イラスト 
松原国師・監訳 倉嶋雅人・訳 
予価 \2,100<税込>
 三段櫂船、広大な銀山、賑わう港、アテナイの通り・広場・劇場、デルポイの神殿、オリンピック競技会場など、紀元前五世紀のギリシアの町と生活を精密なイラストで紹介する。


●『世界の神話 The Helmet of Horror』 角川書店 ヴィクトル・ペレーヴィン 予価 \1,628<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000199
●『世界の神話 Lion's Honey』 角川書店 デイヴィッド・グロスマン 予価 \1,628<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000200
●『ギリシア神話の謎を解く プロメテウスとオイディプス』 角川書店 吉田敦彦 予価 \1,575<税込>
 ギリシア神話に描かれたメッセージは“人は神が定めた運命を変えられる”。古代ギリシア人は、神が定めた運命は不変だと考えていた。だがペロポネソス戦争を経て、その思想は大きく変わる。神話と史実を行き来し、オイディプス王、プロメテウス神話に暗示される人類の根源的な人間観に迫る。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200000000250


[4461] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/04/01(Sat) 16:36

下記書籍が4月中旬刊行予定。

●『カッパドキア』
東方出版 
萩野矢慶記 
予価 \2,940<税込>


下記書籍が5月刊行予定。

●『図解 古代ギリシア』
東京書籍 
スティーヴン・ビースティ著 
ステュワート・ロス・イラスト 
松原国師・監訳 倉嶋雅人・訳 
予価 \2,100<税込>
 三段櫂船、広大な銀山、賑わう港、アテナイの通り・広場・劇場、デルポイの神殿、オリンピック競技会場など、紀元前五世紀のギリシアの町と生活を精密なイラストで紹介する。


●『世界の神話 The Helmet of Horror』 角川書店 ヴィクトル・ペレーヴィン 予価 \1,628<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000199
●『世界の神話 Lion's Honey』 角川書店 デイヴィッド・グロスマン 予価 \1,628<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000200
●『ギリシア神話の謎を解く プロメテウスとオイディプス』 角川書店 吉田敦彦 予価 \1,575<税込>
 ギリシア神話に描かれたメッセージは“人は神が定めた運命を変えられる”。古代ギリシア人は、神が定めた運命は不変だと考えていた。だがペロポネソス戦争を経て、その思想は大きく変わる。神話と史実を行き来し、オイディプス王、プロメテウス神話に暗示される人類の根源的な人間観に迫る。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200000000250


[4460] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/31(Fri) 21:05

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『「変身物語」を読む(2)』
溪水社 
鈴木利久 
B5・296頁
\5,250<税込>
 オウィディウス(43BC-17?AD)のMetamorphosesはシェイクスピア他多くの英文学作品に影響を与えた。本書はLoeb版をテキストとして、詳細な語釈をつけ、原本理解の一助とする。
 http://www.keisui.co.jp/cgi/kensaku.cgi?isbn=ISBN4-87440-906-7
 http://www.keisui.co.jp/henshin2sample.html


●「ローマンエンパイア」なる名前の競走馬がいるそうです。馬主はどういう動機でネーミングしたのでしょうか? 以下、記事。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000000-dal-spo

●3月29日19:00〜19:45、NHK教育テレビにて再放映予定の「地球ドラマチック 深海探索ロマン 後編 大洪水伝説を追え」が4月5日19:00〜19:45に放映日が変更。
 http://www.nhk.or.jp/dramatic/

●4月9日22:00〜24:15、NHK教育テレビにて「芸術劇場」が放映予定。
 「劇場中継 エウリピデス原作 ディオニュソス」のコーナーあり。
 http://www.nhk.or.jp/omoban/main0409.html#20060409009
 http://www.nhk.or.jp/art/yotei/2006/20060409.html


下記書籍が5月上旬刊行予定。

●『弁論集(1) <西洋古典叢書第III期・第15回配本>』
京都大学学術出版会 
デモステネス著 
加来彰俊・他訳 
予価 \5,040<税込>
 祖国に迫る危機に対しておこなった「オリュントス情勢について」「ピリッポス弾劾」など、珠玉と称えられた政治弁論を収録する。


下記書籍が5月19日刊行予定。

●『地中海 人と町の肖像』
岩波新書 
樺山紘一

下記書籍が5月23日刊行予定。
●『イエスの時』 岩波書店 大貫隆 四六版・280頁


[4459] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/27(Mon) 18:58

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『幻影のローマ 〈伝統〉の継承とイメージの変容 <シリーズ歴史学の現在11>』
青木書店 
歴史学研究会・編 
四六判・429頁 
\4,200<税込>
 ・ローマとその幻影                ◇栗田伸子◇
 ・表象の帝国 ローマの「幻影」の起源       ◇長谷川岳男◇
 ・中世ローマのクロノジーを確立するために サンタ・コスタンツァ聖堂におけるモルタルの年代測定       ◇オーサー・リングボム◇
 ・中世写本の文字と「古代ローマ」         ◇北村直昭◇
 ・他者の表象としての「ローマ帝国」 ルーム遠征とイスラーム国家  ◇太田敬子◇
 ・二つの「ローマ皇帝」像 バシレイオス一世とミカエル三世    ◇小林功◇
 ・ローマ教皇の即位儀礼 中世盛期における定式化  ◇甚野尚志◇
 ・ドイツ王のローマ                ◇池谷文夫◇
 ・フランス中世王権とローマ的「皇帝」、「帝国」観 ◇渡辺節夫◇
 ・スペイン帝国の成立とローマ帝国         ◇宮崎和夫◇
 ・ルーマニア人の民族意識におけるローマ概念 「ローマと合同した教会」の地位の変遷を中心に      ◇中島崇文◇
 ・近代におけるローマ教皇権の確立         ◇村上信一郎◇


下記書籍が4月下旬刊行予定。

●『キケローにおける哲学と政治 ローマ精神史の中点』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4779300193.09.MZZZZZZZ.jpg北樹出版 
角田幸彦 
A5・464頁 
予価 \9,450<税込>


下記書籍が4月26日刊行予定。

●『トルコ民族の世界史』
慶應義塾大学出版会 
坂本勉 
予価 \2,415<税込>
 モンゴル高原の遊牧民が、いかにして世界地図を塗りかえたか。さらに国境を越え再び連携をとりはじめたトルコ民族の未来を占う。『トルコ民族主義』(講談社現代新書、1996年)に大幅な加筆の上、単行本化。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412788


下記書籍が年内刊行予定。

●『セネカ (Century books 人と思想・シリーズ)』
清水書院 
角田幸彦


下記書籍が数年以内に刊行予定。
●『ローマ帝政の哲人セネカ 哲学と悲劇(作品)の間』 角田幸彦


[4458] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/26(Sun) 14:59

下記書籍が2月既刊。
●『Gokutabi ITALIA』
ソニー・マガジンズ 
\1,380<税込>
http://www.catchbon.jp/smg/cb/shop/goods/detail.aspx?goods=1506000000002


●3月27日19:00〜19:30、MXテレビにて「名将ハンニバル ローマへの道」が放映予定。


[4458] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/26(Sun) 14:59

下記書籍が2月既刊。
●『Gokutabi ITALIA』
ソニー・マガジンズ 
\1,380<税込>
http://www.catchbon.jp/smg/cb/shop/goods/detail.aspx?goods=1506000000002


●3月27日19:00〜19:30、MXテレビにて「名将ハンニバル ローマへの道」が放映予定。


[4457] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/25(Sat) 15:26

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。
●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁
\9,975<税込>
 古代ローマの国政の根幹をなす制度の研究。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


下記NHKラジオ放送テキスト(雑誌)が既刊。情報を追加して再掲。
●『「詩編」をよむ(上)<宗教の時間・シリーズ>』 木田献一(山梨英和学院院長)講師  \893<税込>
 万物の造物主である神への賛歌としての詩編を読み解き、詩編が歌われた時代を語る。詩編が作られた時代は、どのような時代だったのか。西アジア諸王朝の興亡とヘレニズム文化の接点にあった古代イスラエルの状況から、メシアを待ち望む民の心情を描く。
 http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=69105922006


下記書籍が4月中旬刊行予定。

●『人文資料学の現在1』
春風社 
浦野聡・深津行徳 
予価 \1,890<税込>
 石碑、パピルス、漱石直筆原稿等々の一次資料を精査し、その背景を想像しつつ、資料が発する微細な「声」を聴きとる。写真資料満載!
 http://www.rikkyo.ne.jp/grp/cri/d/dd-04houkoku/dd-04houkoku-1D02.doc


下記書籍が4月下旬刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『古代から中世へ  (Yamakawa Lectures 2)』
amazon amazon 4634475022:1
山川出版社 
ピーター・ブラウン著 
後藤篤子・訳 
B6・136頁 
予価 \1,470<税込>
 古代ローマと中世ヨーロッパが交錯する時代の変化を、古代キリスト教世界から中世キリスト教世界への移行という視点から論じる歴史学講義。ポスト帝国期西ヨーロッパにおける中心と周縁。
 【高島の蛇足コメント】古代末期に関する論文には必ずと言って良いほどピーター・ブラウンの著作・論文が引用される。同氏はアウグスティヌスの研究から、古代末期・中世初期の転換期の地中海世界とヨーロッパ世界の社会・政治・文化の歴史的展開に向かい、そこに通底する精神史、すなわち古代末期の世界に根を下ろすにいたったキリスト教を焦点として考察してきた。古代末期研究の世界的リーダー研究者である。松本宣郎氏は「まぶたの恩師」と書いておられる。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mediterr/geppo/218.html#3


[4457] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/25(Sat) 15:26

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。
●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁
\9,975<税込>
 古代ローマの国政の根幹をなす制度の研究。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


下記NHKラジオ放送テキスト(雑誌)が既刊。情報を追加して再掲。
●『「詩編」をよむ(上)<宗教の時間・シリーズ>』 木田献一(山梨英和学院院長)講師  \893<税込>
 万物の造物主である神への賛歌としての詩編を読み解き、詩編が歌われた時代を語る。詩編が作られた時代は、どのような時代だったのか。西アジア諸王朝の興亡とヘレニズム文化の接点にあった古代イスラエルの状況から、メシアを待ち望む民の心情を描く。
 http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=69105922006


下記書籍が4月中旬刊行予定。

●『人文資料学の現在1』
春風社 
浦野聡・深津行徳 
予価 \1,890<税込>
 石碑、パピルス、漱石直筆原稿等々の一次資料を精査し、その背景を想像しつつ、資料が発する微細な「声」を聴きとる。写真資料満載!
 http://www.rikkyo.ne.jp/grp/cri/d/dd-04houkoku/dd-04houkoku-1D02.doc


下記書籍が4月下旬刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『古代から中世へ  (Yamakawa Lectures 2)』
amazon amazon 4634475022:1
山川出版社 
ピーター・ブラウン著 
後藤篤子・訳 
B6・136頁 
予価 \1,470<税込>
 古代ローマと中世ヨーロッパが交錯する時代の変化を、古代キリスト教世界から中世キリスト教世界への移行という視点から論じる歴史学講義。ポスト帝国期西ヨーロッパにおける中心と周縁。
 【高島の蛇足コメント】古代末期に関する論文には必ずと言って良いほどピーター・ブラウンの著作・論文が引用される。同氏はアウグスティヌスの研究から、古代末期・中世初期の転換期の地中海世界とヨーロッパ世界の社会・政治・文化の歴史的展開に向かい、そこに通底する精神史、すなわち古代末期の世界に根を下ろすにいたったキリスト教を焦点として考察してきた。古代末期研究の世界的リーダー研究者である。松本宣郎氏は「まぶたの恩師」と書いておられる。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mediterr/geppo/218.html#3


[4457] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/25(Sat) 15:26

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。
●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・328+30頁
\9,975<税込>
 古代ローマの国政の根幹をなす制度の研究。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


下記NHKラジオ放送テキスト(雑誌)が既刊。情報を追加して再掲。
●『「詩編」をよむ(上)<宗教の時間・シリーズ>』 木田献一(山梨英和学院院長)講師  \893<税込>
 万物の造物主である神への賛歌としての詩編を読み解き、詩編が歌われた時代を語る。詩編が作られた時代は、どのような時代だったのか。西アジア諸王朝の興亡とヘレニズム文化の接点にあった古代イスラエルの状況から、メシアを待ち望む民の心情を描く。
 http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=69105922006


下記書籍が4月中旬刊行予定。

●『人文資料学の現在1』
春風社 
浦野聡・深津行徳 
予価 \1,890<税込>
 石碑、パピルス、漱石直筆原稿等々の一次資料を精査し、その背景を想像しつつ、資料が発する微細な「声」を聴きとる。写真資料満載!
 http://www.rikkyo.ne.jp/grp/cri/d/dd-04houkoku/dd-04houkoku-1D02.doc


下記書籍が4月下旬刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『古代から中世へ  (Yamakawa Lectures 2)』
amazon amazon 4634475022:1
山川出版社 
ピーター・ブラウン著 
後藤篤子・訳 
B6・136頁 
予価 \1,470<税込>
 古代ローマと中世ヨーロッパが交錯する時代の変化を、古代キリスト教世界から中世キリスト教世界への移行という視点から論じる歴史学講義。ポスト帝国期西ヨーロッパにおける中心と周縁。
 【高島の蛇足コメント】古代末期に関する論文には必ずと言って良いほどピーター・ブラウンの著作・論文が引用される。同氏はアウグスティヌスの研究から、古代末期・中世初期の転換期の地中海世界とヨーロッパ世界の社会・政治・文化の歴史的展開に向かい、そこに通底する精神史、すなわち古代末期の世界に根を下ろすにいたったキリスト教を焦点として考察してきた。古代末期研究の世界的リーダー研究者である。松本宣郎氏は「まぶたの恩師」と書いておられる。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/mediterr/geppo/218.html#3


[4456] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/24(Fri) 20:28

●下記に「聖堂、地下鉄爆破を計画 アルカイダ系ら7人追放」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000019-kyodo-int


下記書籍が既刊。

●『南イタリア・プーリアへの旅 青い空と白い迷宮を訪ねて』
小学館 
木下やよい 
\1,785<税込>
 イタリア半島のかかとの部分にプーリア州はあります。日本ではアルベロベッロという、とんがり屋根の連なる、独特の風景で知られているくらいでしょう。でも、このプーリアという土地には、びっくり箱を開けたように、尽きない驚きと魅力がたっぷりと詰まっているのです。 一度訪れて、この地にすっかりほれ込んだ著者は、ついにそこに住むことを決意しました。プーリアを歩き回り、土地の人と語り、その感動を文と写真で綴りました。突き抜けるような青い空、吸い込まれそうな青い海、迷い込んで出られなくなりそうな白い町並み、素朴な人々との交流、そればかりでなく、その背景にある歴史や現実にまで踏み込み、プーリアという土地の真実に迫ります。
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_detail?isbn=4093431892


●『西洋美術史』
武蔵野美術大学出版会 
北澤洋子・監修 
中村るい・黒岩三恵・北沢洋子・京谷啓徳・宮下規久朗・尾関幸・村上博哉・著
\2,310<税込>
エジプト・ギリシャから近・現代まで、美術表現の展開を、ヨーロッパの歴史や文化の動向のなかで捉える試み。西洋美術史の概説書を兼ねる、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程のテキスト。


●『古代エジプトの神々 図説古代エジプト誌』
弥呂久 
松本弥・文・写真 
\2,100<税込>
 <著者>1959年福井県生まれ。早稲田大学卒業。専門は古代エジプト史。日本オリエント学会正会員。NHK文化センター等の講師を務める。著書に「図説古代エジプト文字手帳」など。


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『史料が語るビザンツ世界』
山川出版社 
和田廣 
四六版・309頁 
\3,675<税込>
 「ビザンツ人」とはどのような人々であったのか。彼らが生きた世界はどのような世界であったのか。千有余年におよぶビザンツ世界の諸相をその時代に生きた人々が証言する。
 http://www.gakusan.com/yamakawa/info.php?Code=0000001236989
 <著者>1940年生まれ。ケルン大学哲学部史学科卒業。同大学哲学部史学科助手、筑波大学歴史・人類系教授などを経て、筑波大学名誉教授。


[4455] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/21(Tue) 11:57

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『幻影のローマ 〈伝統〉の継承とイメージの変容 <シリーズ歴史学の現在11>』
青木書店 
歴史学研究会・編 
四六判・429頁 
\4,200<税込>
 
権力・価値観・アイデンティティの象徴として時代を超え、再創造され続けるローマ。そのイメージの変容を、中近世史の議論とりわけ王権や帝国理念とローマ概念の関連に重点をおき、政治・宗教・文化の側面から論究する。


[4454] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/20(Mon) 21:51

下記書籍が4月刊行予定。

●『古代から中世へ  (Yamakawa Lectures 2)』
山川出版社 
ピーター・ブラウン著 
後藤篤子・訳 
B6・136頁 予価 \1,470<税込>
 中世へ転換する社会をキリスト教に着目し論じる。
 <著者>1935年アイルランドのダブリンで生まれる。オックスフォード大学ニューコレッジ卒業。現在はプリンストン大学歴史学教授。最近の古代末期研究の火付け役となり、古代ローマ史研究に画期的な業績を成す。著書に『アウグスティヌス伝 上・下』(教文館)、『古代末期の世界』(刀水書房)等。
 <訳者>1953年生れ。1984年東京大学大学院博士課程修了。現在、法政大学文学部教授。


[4453] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/20(Mon) 20:23

下記書籍が3月刊行予定。

●『史料が語るビザンツ世界』
山川出版社 
和田廣 
四六版・320頁 
予価 \3,675<税込>
 ビザンツ人の証言を通じてビザンツの歴史を考察。
 <著者>上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。筑波大学教授。専門は初期ビザンツ政治史及び宗教史(ギリシャ正教会史)。


下記書籍が3月下旬刊行予定。
●『「変身物語」を読む(2)』 溪水社 鈴木利久 予価 \5,250<税込>
 ラテン語本文・英文対訳・日本語訳註で構成する。


下記書籍が4月中旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『タテマエの法 ホンネの法 新版増補』
日本評論社 
柴田光蔵 
予価 \3,045<税込>
 「法の語り部」による社会的事件の斬新な法的講釈。ホリエモン逮捕やみずほ証券誤発注など、最新の事件をフォローする。



[4452] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/19(Sun) 20:17

「書籍案内」に「ゲルマンとダキアの戦士―ローマと戦った人々」を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2006/03/post_25.html


[4451] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/18(Sat) 20:02

●下記に「イタリア文化会館の外壁の色」の続報記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000214-yom-soci
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000246-kyodo-soci
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060317/20060317-00000080-nnn-soci.html


下記書籍が既刊。
●『コンクラーベの謎 ヴァチカンの権威に挑む』
けやき出版 
小河原通 
\1,890<税込>
 
ヴァチカンの権威の源泉である天国の鍵(クラーベ)、これをマタイ福音書に挿入したのは誰か? 古事記偽書説と対比して、史上初の謎解きを展開。「聖書神話」と「記紀神話」に関する常識へ挑戦する。
 <著者>1940年生まれ。東京大学法学部卒業。大手製鉄会社に勤務し、1994年に退職。日本古代史、比較宗教史、比較言語学等の分野で独自研究。


下記書籍が4月刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『共和政ローマとトリブス制 拡大する市民団の編成』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4832965611.09.MZZZZZZZ.jpg北海道大学出版会 
砂田徹 
A5・370頁 
予価 \9,975<税込>
 古代ローマの国政の根幹をなす制度の研究。
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html


[4450] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/18(Sat) 17:04

◎高島賢治さん

> イタリア文化会館の外壁の色が景観にマッチングしていない
> として地元住民より塗り替えを求められているという。
去年エトルリアの展覧会を見たときには建物には特に何も感じなかったんですけど、リンク先の写真を見ると確かにこれは派手ですね。


[4449] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/17(Fri) 17:51

下記書籍が既刊。

●『幻影のローマ <シリーズ歴史学の現在11>』
青木書店 
歴史学研究会・編 
四六判・429頁 
\4,200<税込>


●『初期ストア派断片集(5) <西洋古典叢書第III期>』
京都大学学術出版会 
クリュシッポス著 
中川純男・山口義久訳
\3,675<税込>


●『図解雑学シリーズ ローマ帝国』
ナツメ社 
阪本浩(青山学院大学教授) 
\1,554<税込>
<著者>http://www.cl.aoyama.ac.jp/a_kyouin/hst/sakamoto_hiroshi.html
http://www.natsume.co.jp/Natsume/monthly_info/0603_zatu.html


●『キケロー伝の試み キケローとその時代』
北樹出版 
角田幸彦 
四六判・269頁 
\3,045<税込>
 
共和政期のみならずローマ史を通しての最大の哲学者であるキケローについて、ローマ共和政末期において専制を目指すカエサルらとの対決を中心に、政治家として追跡しその全体像を探る。
  <著者>1941年北海道生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。明治大学農学部教授。文学博士。著書に「歴史哲学としての倫理学」「アリストテレスにおける神と理性」「西田幾多郎との対話」など。
 http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/KNKY_24?code=1000298218
 http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/knky_24_2?code=1000298218
 【高島の蛇足コメント】2001年に刊行された角田幸彦氏の『キケロー (Century books 人と思想・シリーズ)』(清水書院)には、2002年に『キケローにおける哲学と政治 ローマ精神史の中点』を刊行予定と書いてあったはず。その題名変更の書籍かも。


●『スペイン 三千年の歴史』
昭和堂 
アントニオ・ドミンゲス・オルティス著 
立石博高訳 
予価 \6,300<税込>
 
多くの民族の母たるスペイン像をドラマティックに描いた壮大な歴史書。EUの中のスペインの未来はこの歴史を知ることから始まる。


下記書籍が4月刊行予定。

●『プラトン形而上学の探求 「ソフィステス」のディアレクティケーと秘教』
amazon amazon 486163024X:1
東北大学出版会 
松浦明宏 
予価 \3,150<税込>
 古代ギリシア哲学者プラトンのイデア論は、西洋哲学全体に大きな影響を及ぼした。その有名なイデア論は、プラトンの著作に明記されていることを要約したものである。だが、プラトン自身は、自分が最も大切にしていたことを著作の中には書かなかったと述べている。となると、何のためにプラトンは著作を書いたのか、プラトンは何を最も大切にしていたのか、知りたくなる。本書では、『ソフィステス』に見られるディアレクティケー(哲学的問答法)をもとにプラトンの秘教を探求し、プラトン形而上学の真の姿を明らかにすることを試みる。東北大学出版会若手研究者出版助成2005年度刊行図書。
 http://www.tups.jp/book/book.php?id=110


下記書籍が4月上旬刊行予定。
●『「ヴィーナスの誕生」 視覚文化への招待』 みすず書房 岡田温司 予価 \1,365<税込>

下記書籍が4月中旬刊行予定。
●『タテマエの法 ホンネの法 新版増補』 日本評論社 柴田光蔵 予価 \3,045<税込>


[4449] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/17(Fri) 17:51

下記書籍が既刊。

●『幻影のローマ <シリーズ歴史学の現在11>』
青木書店 
歴史学研究会・編 
四六判・429頁 
\4,200<税込>


●『初期ストア派断片集(5) <西洋古典叢書第III期>』
京都大学学術出版会 
クリュシッポス著 
中川純男・山口義久訳
\3,675<税込>


●『図解雑学シリーズ ローマ帝国』
ナツメ社 
阪本浩(青山学院大学教授) 
\1,554<税込>
<著者>http://www.cl.aoyama.ac.jp/a_kyouin/hst/sakamoto_hiroshi.html
http://www.natsume.co.jp/Natsume/monthly_info/0603_zatu.html


●『キケロー伝の試み キケローとその時代』
北樹出版 
角田幸彦 
四六判・269頁 
\3,045<税込>
 
共和政期のみならずローマ史を通しての最大の哲学者であるキケローについて、ローマ共和政末期において専制を目指すカエサルらとの対決を中心に、政治家として追跡しその全体像を探る。
  <著者>1941年北海道生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。明治大学農学部教授。文学博士。著書に「歴史哲学としての倫理学」「アリストテレスにおける神と理性」「西田幾多郎との対話」など。
 http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/KNKY_24?code=1000298218
 http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/knky_24_2?code=1000298218
 【高島の蛇足コメント】2001年に刊行された角田幸彦氏の『キケロー (Century books 人と思想・シリーズ)』(清水書院)には、2002年に『キケローにおける哲学と政治 ローマ精神史の中点』を刊行予定と書いてあったはず。その題名変更の書籍かも。


●『スペイン 三千年の歴史』
昭和堂 
アントニオ・ドミンゲス・オルティス著 
立石博高訳 
予価 \6,300<税込>
 
多くの民族の母たるスペイン像をドラマティックに描いた壮大な歴史書。EUの中のスペインの未来はこの歴史を知ることから始まる。


下記書籍が4月刊行予定。

●『プラトン形而上学の探求 「ソフィステス」のディアレクティケーと秘教』
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東北大学出版会 
松浦明宏 
予価 \3,150<税込>
 古代ギリシア哲学者プラトンのイデア論は、西洋哲学全体に大きな影響を及ぼした。その有名なイデア論は、プラトンの著作に明記されていることを要約したものである。だが、プラトン自身は、自分が最も大切にしていたことを著作の中には書かなかったと述べている。となると、何のためにプラトンは著作を書いたのか、プラトンは何を最も大切にしていたのか、知りたくなる。本書では、『ソフィステス』に見られるディアレクティケー(哲学的問答法)をもとにプラトンの秘教を探求し、プラトン形而上学の真の姿を明らかにすることを試みる。東北大学出版会若手研究者出版助成2005年度刊行図書。
 http://www.tups.jp/book/book.php?id=110


下記書籍が4月上旬刊行予定。
●『「ヴィーナスの誕生」 視覚文化への招待』 みすず書房 岡田温司 予価 \1,365<税込>

下記書籍が4月中旬刊行予定。
●『タテマエの法 ホンネの法 新版増補』 日本評論社 柴田光蔵 予価 \3,045<税込>


[4448] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/16(Thu) 20:22

●下記に「紀元前約450年の要塞都市、バングラデシュで発掘」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000607-reu-int

●下記に「イタリア文化会館の外壁の色」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000229-kyodo-soci
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20060315/20060315-00000688-fnn-soci.html

下記書籍が4月20日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『西洋哲学史 古代から中世へ』 岩波新書 熊野純彦(東京大学助教授) 予価 \861<税込>
 あらゆる思考のはじまりに哲学者その人の経験があり、論理を紡ぐ言葉がある−−やわらかな叙述と魅力的な現テクストを通じて、「思考する」ことそのものへと読者を誘う新鮮な哲学史入門。


下記書籍が4月20日復刊予定。

●『ソクラテス』 岩波新書 田中美知太郎 予価 \819<税込>

下記書籍が5月30日刊行予定。

●『史料学入門  <岩波テキストブックス・シリーズ>』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000280430.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
東京大学教養学部歴史学部会編 
A5・232頁 
予価 \2,520<税込>
 史料の解読作業からどのような歴史像を引き出すことができるのか。様々な事例を紹介しつつ史料解読の重要性と歴史研究の面白さを初学者向けに講ずる歴史学入門。大学の教養課程における基礎教材として構想されたテキスト。


[4447] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/15(Wed) 21:49

●去年秋、展覧会「エトルリアの世界展」が開催された東京・イタリア文化会館の外壁の色が景観にマッチングしていないとして地元住民より塗り替えを求められているという。どうやら塗り替えする模様。ただ千代田区とも事前協議を経た上で決めた外壁の色の塗り替えは、千代田区の責任もあるのでは??? 以下、記事。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060314i417.htm
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000417-yom-soci
 http://www.zakzak.co.jp/top/2006_03/t2006031537.html

●下記に「きょうの人 立命館大学教授 竹山博英さん」という記事あり。
 http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000140603130001

●下記に「無銭飲食の女性、ローマ市への立ち入り禁止」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000309-reu-int


下記書籍が既刊。

●『バルカン学のフロンティア』
彩流社 
柴宣弘・佐原徹哉・編 
予価 \2,940<税込>
バルカン問題の背景にある文化的基盤を掘り下げ、血なまぐさい対立のイメージとは異なる世界―文学、表象芸術、歴史的実態分析において、バルカン的特性とは何かを問う。
 http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-7791-1149-8.html


●『歴史研究の基本』
北樹出版 
酒井三郎・綱川政則・石塚正英 
\1,890<税込>
 史学概論、史学研究法、歴史理論に関する先学の業績に学んだ上で、著者が「多様化史観」と命名した、これまで有力であった歴史観(循環史観と進歩史観)を相互的に連合させた新たな歴史意識・歴史観を提唱する。講義用テキスト。
 〈酒井三郎〉1901〜1982年。高知県生まれ。立正大学文学部教授。
 〈綱川政則〉1934〜1996年。東京都生まれ。立正大学文学部教授。


●『プロヴァンス古城物語 南仏の秘められた歴史』
里文出版 
高草茂 
\2,625<税込>
 <目次>
 1 ローマ支配下豊穣の大地―古代の光(ローマ直轄属州プロヴィンキア アルル―典型的ローマ植民都市 他)
 2 正統と異端―中世の陰(ベズィエ―惨劇の舞台 カルカッソンヌ―中世最大の城塞都市 他)
 3 教会の勝利―ルネサンスの暁に(巡礼の道―サンティアーゴ・デ・コンポステーラへ アヴィニョン―教皇庁はなぜここへ来たか)
 4 王国とキリスト教―近世の軌跡(セヴェンヌを往くルゴルダーヌの道 城砦集落ガルド=ゲラン 他)
 5 忘れられた古城―十七世紀〜革命期(桃源郷シャンボリゴー 廃墟シャトー・ド・ヴェルフーユ 他)
 <著者>1928年生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒。岩波書店編集部を経て岩波書店顧問。法政大学文学部講師などを歴任。日伊協会顧問、沖縄県立芸大付属研究所共同研究員。


下記書籍が4月下旬刊行予定。
●『最後の戦い <アーサー王宮廷物語3(全三巻)>』 筑摩書房 ひかわ玲子


下記書籍が5月1日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『聖パウロ 神から生まれた月足らずの子』 
女子パウロ会 
アラン・ドゥコー著 
奈須瑛子訳 
予価 \4,200<税込>
 迫害者から一転、キリストの熱烈な弟子となったパウロの人間愛と苦悩に満ちた生涯を、現代の著名な歴史家が描ききるユニークな評伝。



[4446] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/13(Mon) 18:34

下記書籍が3月13日刊行予定。

●『詩編選釈』 教文館 C.ヴェスターマン著 大串肇訳 予価 \4,200<税込>
 賛美の詩編、嘆きの詩編―詩編をジャンルに分けて解説し、詩編詩人たちの信仰を鮮やかに浮かび上がらせる。著者の捕虜収容所体験が、詩編詩人の遭遇する苦難と共鳴し、心に響く釈義が展開される。ヴェスターマンの詩編研究の精華。

●3月18日21:00〜22:00、TBSテレビ系列にて「世界ふしぎ発見! モロッコ大紀行 アトランティスの記憶を求めて!!」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/info.html

下記書籍が4月10日刊行予定。
●『歴史をどう書くか 東大駒場連続講義』 講談社選書メチエ 甚野尚志編
 歴史学研究の最前線がわかる本格的講義集!日本における日常生活の歴史とは?文学作品と歴史記述の境界はどこにあるのか?芸術作品、発掘品が語る斬新な歴史記述とは?東大駒場発、人気講義録の第三弾が登場。


下記書籍が4月18日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『古代イスラエルにおける聖戦 <聖書の研究シリーズ60>』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4764280604.09.MZZZZZZZ.jpg教文館 
G.フォン・ラート著 
山吉智久訳 
予価 \1,890<税込>
 旧約聖書に描かれた戦争とは何か。それはいかに遂行され、理論的変化をとげたのか。1951年の初版以来、旧約聖書における「聖戦」に関する研究の中で、最も基礎的な文献と位置付けられる名著。巻末に、ラート以降の半世紀の研究動向を概観する詳細な解説付き。
 <著者>1901〜1971年。二十世紀を代表する旧約聖書神学者。


下記書籍が5月1日刊行予定。

●『聖パウロ 神から生まれた月足らずの子』
女子パウロ会 
アラン・ドゥコー著 
奈須瑛子訳 
予価 \4,200<税込>
 神に選ばれた男の、愛と苦悩、戦いの生涯を描いた評伝。生前のイエスを知らず、自分が出会った復活のキリストに固執して伝えようと、十二使徒ともユダヤ主義のキリスト教徒とも一線を画す孤独感、人間的苦悩に満ちたパウロの姿は、現代の人々の心をとらえて離さない。アカデミー・フランセーズの鬼才、歴史家ドゥコーが、聖パウロの足跡を追って、ユダヤ・ギリシャ・ローマの精神世界を縦横に駆けめぐるユニークな評伝です。



[4445] Re[4444]: 迫力ある犬 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/12(Sun) 19:58

◎苦力さん

> http://www.tbs.co.jp/doubutsu/yokoku.html
情報ありがとうございます。たしかに迫力ないですねえ。
大きくなったら「猛犬注意」になるんでしょうか。(^^



[4444] 迫力ある犬 投稿者:苦力 投稿日:2006/03/12(Sun) 16:05

http://www.tbs.co.jp/doubutsu/yokoku.html
写真で見る限り頼りないなぁ。もっともこの写真は子犬なんでしょうけど。

古代ローマ軍事関係には鬼太郎のように妖怪アンテナが反応する苦力でした。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4443] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/12(Sun) 09:42

「書籍案内」に『キリスト教の興隆とローマ帝国』を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2006/03/post_24.html


[4442] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/12(Sun) 09:38

◎高島賢治さん

> 古代ローマ帝国の時代に軍用犬として活躍したという迫力ある
> 犬を紹介するコーナーあり。
どんな犬なんでしょうね。ポンペイで出てきた猛犬注意のモザイクみたいな感じかな。


[4441] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/11(Sat) 15:07

●3月12日20:00〜20:54、TBSテレビ系列にて「どうぶつ奇想天外!」が放映予定。
イタリアで、古代ローマ帝国の時代に軍用犬として活躍したという迫力ある犬を紹介するコーナーあり。

●3月13日01:55〜04:55、テレビ朝日系列にて映画「グラディエーター」が放映予定。
 http://www.tv-asahi.co.jp/bangumi/epg_detail.php?eventid=45357&date=20060312

●3月18日21:00〜22:00、BS日テレ<BSデジタル放送>にて「ヨーロッパ水紀行 ローマからナポリへ」が放映予定。

下記書籍が4月下旬〜5月上旬刊行予定。
●『宗教とは何か 改訂増補版 上』 洋泉社(新書版) 田川建三 約320頁 予価 \1,575<税込>

下記書籍が6月下旬〜7月上旬刊行予定。
●『宗教とは何か 改訂増補版 下』 洋泉社(新書版) 田川建三 約250頁
 http://www6.ocn.ne.jp/~tagawakn/sub9.html


[4440] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/09(Thu) 16:52

下記書籍が3月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『メタモルフォーシス ギリシア変身物語集』
講談社文芸文庫 
アントーニーヌス・リーベラーリス著 
安村典子訳 
予価 \1,155<税込>
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1984365&x=B


下記書籍が4月6日刊行予定。

●『西洋精神史における言語と言語観 継承と創造』 慶應義塾大学出版会 飯田隆・編 予価 \3,150<税込>
 哲学、言語学、西洋古典学、西洋中世研究、イスラーム哲学、さらには楔形文字碑文等の専門家による学際的研究の成果の第三弾。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412680


[4439] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/08(Wed) 20:07

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ロドス島の古代彫刻』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4805505192.09.MZZZZZZZ.jpg中央公論美術出版 
芳賀京子 
B5・本文710頁+口絵16頁
\36,750<税込>
 ロドス島の彫刻活動を解明することは、古代ギリシア・ローマ世界の芸術活動を理解する上で、最重要課題であるにもかかわらず現在に至るまでなされていなかった。本書は碑文、古文献、出土彫刻の膨大な量の史料に詳細な考察を加え、最新の研究成果を集大成した金字塔。
 <著者>イタリア国立考古学研究所大学院専門課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。独立行政法人国立西洋美術館リサーチ・フェロー。
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0519


●3月29日19:00〜19:45、NHK教育テレビにて「地球ドラマチック 深海探索ロマン 後編 大洪水伝説を追え」が再放映予定。
 ノアの箱舟など世界に残る様々な伝説や神話のもとになったであろう大洪水の謎に迫ります。
 ・原題:Quest for the Noah's Food
 ・制作:National Geographic(アメリカ)
 ・ナレーター:渡辺徹
 http://www.nhk.or.jp/dramatic/


[4438] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/07(Tue) 16:05

●『事典古代の発明』(東洋書林 ピーター・ジェームズ&ニック・ソープ著)の書評が下記にあり。
 http://www.sankei.co.jp/news/060306/boo011.htm


下記NHKラジオ放送テキスト(雑誌)が3月25日発売予定。

●『「詩編」をよむ(上)<宗教の時間・シリーズ>』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4149105928.09.MZZZZZZZ.jpg木田献一(山梨英和学院院長)講師 
予価 \893<税込>
 
アケメネス朝ペルシアやセレウコス朝シリアなどが鎬(しのぎ)を削り、ギリシア・ローマの強大な力の間にあった古代イスラエルの置かれていた状況とは。「メシア」を待ち望む民を導く「詩編」は、聖書にも多く引用されている。「詩編」の背景にある西アジア史のダイナミズムから、キリスト教の原郷を語る。
 ◇放送  NHKラジオ第2 4〜9月 第二日曜日放送 20:30〜21:00
 ◇再放送 NHKラジオ第2 4〜9月 第三日曜日放送 17:30〜18:00


●『歴史再発見 ヨーロッパ中世の修道院文化 <カルチャーアワー・シリーズ>』 杉崎泰一郎(中央大学教授)講師 予価 \893<税込>
 「薔薇の名前」「ダ・ヴィンチ・コード」等中世ヨーロッパを舞台とした作品の中で重要な存在となる修道院・修道士だがその実態は謎が多い。外部との交流を制限した修道院・修道士が行っていた“地域や国の精神的な支え”、“厳しい戒律”、“受け継がれた文化”とは何かをやさしく解説する。
 ◇放送  NHKラジオ第2 4〜9月 毎週火曜日放送 21:30〜22:00
 ◇再放送 NHKラジオ第2 4〜9月 毎週水曜日放送 23:00〜23:30


下記書籍が4月上旬刊行予定に変更。

●『モムゼン ローマの歴史 III ―革新と復古―』
名古屋大学出版会 
テオドール・モムゼン著 
長谷川博隆訳 
A5判・454頁
予価 \6,300<税込>
 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0507-5.html


下記書籍が4月12日刊行予定。
●『密偵ファルコ12 亡者を哀れむ詩』 光文社文庫 リンゼイ・デイヴィス著 田代泰子訳
 古代ローマ小説。密偵ファルコ・シリーズ第12弾。


[4437] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/06(Mon) 18:45

「書籍案内」に『アルバのアスカニオ』を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2006/03/post_23.html


[4436] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/06(Mon) 18:43

◎高島賢治さん

> そして、最近の研究であきらかになりつつある、英雄と呼ばれた
> 人々の実像や歴史的美談の裏話などもふんだんに掲載しています。
どんな内容が書かれているのか楽しみですね。


◎Rasnaさん

ご心配おかけしましたが、もう大丈夫だと思います。危うくRasnaさんの書き込みも失うところでした。


◎苦力さん

サーバ管理会社が悪いのか、自分が悪いのか今一つはっきりしないものですから追求もできず地道に復旧しました。
50ドル払えばバックアップからの復旧もやってくれるんですが、ちょっと高すぎ(;_;)


[4435] 復旧作業お疲れ様でした。 投稿者:苦力 投稿日:2006/03/05(Sun) 21:38

復旧作業お疲れ様でした。災難でしたね。まずはようございました。

m.mizunoさんへ
 以前に紹介した
『Rome’s Northern Frontier AD 70–235 Beyond Hadrian's Wall』
http://www.ospreypublishing.com/title_detail.php/title=S8324~ser=FOR~per=40
なんですが、改めて目を通してみるとアグリコラの北方遠征とかアントニヌス・ピウス帝時代のこととかアントニヌスの防壁などの記述ばかりで、ハドリアヌスの防壁には直接関係ありませんでした。もしも既に購入されていたとしたらゴメンナサイね。でも良書ですからいずれ役立つとは思います。一般教養として身に着けるとしても。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4434] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/05(Sun) 21:18

下記書籍が3月中旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『図解雑学シリーズ ローマ帝国』
ナツメ社 
阪本浩(青山学院大学教授) 
\1,554<税込>
 
共和政ローマの発展から帝政ローマの成立、五賢帝による拡大、そして分裂と衰退までを余すところなく解説しました。特に、中心的な人物の政治的な判断や行動、ライバルとの対立のようすなどについて細かく解説しています。また、それぞれの歴史的な時局を決定づけるさまざまな代表的な戦いについても、指揮官たちの移動や戦略などについて、丁寧に解説しています。そして、最近の研究であきらかになりつつある、英雄と呼ばれた人々の実像や歴史的美談の裏話などもふんだんに掲載しています。
 <目次>第一章 イタリア統一まで 第二章 第一次ポエニ戦争 第三章 ハンニバル戦争 第四章 ヘレニズム世界への進出 第五章 共和政の危機 第六章 三頭政治 第七章 内乱 第八章 アウグスティヌスの元首政 第九章 カエサルの後継者たち 第十章 三世紀の危機 第十一章 キリスト教帝国
 http://www.natsume.co.jp/Natsume/monthly_info/0603_zatu.html


[4433] 無題 投稿者:Rasna 投稿日:2006/03/04(Sat) 18:05

復旧したとのこと、安堵いたしました。あいも変わらずエトルスキの研究を続けてまいります、また助言等よろしくお願いいたします。


[4432] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/04(Sat) 14:53

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『すぐわかるギリシア・ローマ神話の絵画』
東京美術 
千足伸行・監修 
\2,100<税込>
 
多様な神々、英雄や怪物、ニンフや人間が織りなす悲喜こもごもの物語を、81点の名画を通じて楽しみ、味わうとともに、そこに潜む人間的な愛と真実の姿、人生の知恵と教訓を読み解く。


[4431] 掲示板データ復旧完了(?) 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/04(Sat) 09:55

掲示板のデータの復旧が完了しました。しばらくバックアップをさぼっていたので時間がかかってしまいました。これからはまめににバックアップをとろうと思います。(と、いつも思うのですが、ついさぼってしまいます。^^;)
高島賢治さん、AKIRA.Mさん。お気遣いありがとうございます。

◎AKIRA.Mさん

> 何箇所か同様のトラブルが出ているようです。
一応復旧できたつもりでいるのですが、もし、まだ何か変なところが残っていましたらお知らせいただけると幸いです。


[4430] 復旧 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2006/03/04(Sat) 00:15

復旧作業ご苦労様です。
何箇所か同様のトラブルが出ているようです。
私はこのごろは「古代ローマを知る事典」を見つけて
読んでいます。


[4429] 【再掲】 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/03(Fri) 14:08

●2月28日09:30〜11:30、NHK・BSハイビジョンにて「遥かなるリビア・砂に抱かれた巨大ローマ遺跡」が再放映予定。出演者:青柳正規氏
 http://www3.nhk.or.jp/hensei/hv/20060228/frame_05-12.html

●下記に『伊の盗掘品返還で合意 米メトロポリタン美術館』の記事あり。
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060222k0000e030047000c.html
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060222-00000080-kyodo-int

●下記に『ポンペイの輝き展、東京を皮切りに全国4会場で』の記事あり。
 http://www.asahi.com/event/TKY200602200215.html


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『図説 文字の起源と歴史』
創元社 
アンドルー・ロビンソン著 
片山陽子訳 
\3,465<税込>
 楔形文字、アルファベット、漢字など、代表的な文字を取り上げ、豊富な図版とエピソードで紹介した、おもしろ深い、文字の文化史。
 http://www.sogensha.co.jp/mybooks/ISBN4-422-20235-9.htm


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『お風呂の歴史』
文庫クセジュ 
ドミニック・ラティ著 
高遠弘美訳 
\999<税込>
 
第一章に「古代(ギリシア世界における入浴とマッサージ ローマ世界における入浴の大発展)」。
http://www.hakusuisha.co.jp/FMPro?-db=shosekidata.fmj&-format=detail.html&ISBN=4-560-50897-6&-Find


下記書籍が3月刊行予定。

●『共和政ローマとトリブス制』 北海道大学出版会 砂田徹 予価 \9,975<税込>
 <著者>北海道大学文学部助教授。専門は古代ローマ政治史。
 http://w-history.let.hokudai.ac.jp/shoukai/sunada.html
 【高島の蛇足コメント】砂田徹氏は古代ローマの政治構造に関する論文を数多く書かれておられる若手研究家です。なかなか楽しんで読めそうな書籍と思われます。


下記書籍が3月刊行予定。情報を追加して再掲。

●『モムゼン ローマの歴史 III ―革新と復古―』 名古屋大学出版会 テオドール・モムゼン著 長谷川博隆訳 A5判・454頁 予価 \6,300<税込>
 現代のローマ史研究の基礎を築いた碩学が若き才能を注ぎ込んだ歴史の一大傑作にして、ノーベル文学賞を受賞した情熱の書の第III巻。雄大な構想と鋭く核心を衝く洞察により、人間の営みの全体を描く。この巻では、地中海世界の覇者となったローマが、元老院による統治体制の機能不全から革新と復古のあいだを揺れ動く、混迷の時代を叙述。モムゼンの筆が冴えわたる。
 目次:第四編 革  命
  第1章 グラックス時代までの服属地帯
  第2章 改革運動とティベリウス・グラックス
  第3章 革命とガイウス・グラックス
  第4章 復古的な支配
  第5章 北方の諸部族
  第6章 マリウスの革命とドルススの改革の企て
  第7章 イタリアの服属民の蜂起とスルピキウスの革命
  第8章 東方と王ミトラダテス
  第9章 キンナとスッラ
  第10章 スッラ体制
  第11章 公共体ローマとその経済
  第12章 民族性、宗教、教育
  第13章 文学と芸術
 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0507-5.html


下記書籍が3月刊行予定。

●『食の歴史 3(全三分冊)』
藤原書店 
ジャン=ルイ・フランドラン&マシモ・モンタナーリ編 
宮原信・北代美和子監訳 菊地祥子・鶴田知佳子・末吉雄二訳
予価 \6,300<税込>


下記書籍が3月3日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『よみがえる天才アルキメデス 無限との闘い<岩波科学ライブラリー・シリーズ>』
岩波書店 
斉藤憲 
予価 \1,260<税込>
 
幻の奇書アルキメデスの「方法」。初の解読部分も含め、微積分を生んだ近代数学に一千年以上先じた天才に迫る。


下記書籍が3月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『古代文明の数学』
日本評論社 
ファン・デル・ヴェルデン著 
加藤文元他訳 
予価 \3,465<税込>
 
ファン・デル・ヴェルデンによる古代数学史。重要な数学的発見は「一回性」のもので、それが各地に伝播したと主張する。


下記書籍が3月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『一神教とは何か 公共哲学からの問い』
東京大学出版会
大貫隆・金泰昌・黒住真・宮本久雄編 
予価 \5,985<税込>
http://www.utp.or.jp/shelf/200603/003205.html


下記書籍が3月中旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『プラトンの倫理思想』
東京大学出版会 
天野正幸 
予価 \5,040<税込>
http://www.utp.or.jp/shelf/200603/010100.html


下記書籍が3月中旬刊行予定。

●『シリーズ都市・建築・歴史3[全10巻]』
東京大学出版会 
鈴木博之・石山修武・伊藤毅・山岸常人編 
予価 \4,830<税込>
『「輝ける過去」からの呪縛――中期ビザンツ帝国の建築と様式(太記祐一)』という項目あり。http://www.utp.or.jp/shelf/200603/065203.html


下記書籍が3月15日刊行予定。

●『歴史学と社会理論』 慶應義塾大学出版会 ピーター・バーク著 佐藤公彦訳 予価 \6,615<税込>
 我が国でも多数の翻訳が刊行されているピーター・バークの代表作の本邦初訳。研究に直接生かせる歴史学方法論の名著。歴史家は他の学問からも学ぶべきとするピーター・バーグが、歴史研究にも応用できる社会学の方法(モデルの使用など)や用語(ヘゲモニーや社会的流動性など)を紹介し、「社会理論は歴史学に何の役にたつのか」を提示する刺激的論考。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412540


下記書籍が3月16日重版予定。

●『ヘシオドス 神統記』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4003210719.09.MZZZZZZZ.jpg岩波文庫 
廣川洋一訳 
予価 \588<税込>
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/9/3210710.html


下記書籍が3月24日刊行予定。

●『いまだ解けざる世界史の謎 古代遺跡38の迷宮』
青春出版社 
歴史の謎研究会編 
予価 \1,050<税込>


下記書籍が3月24日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『新約聖書釈義入門』 教文館 原口尚彰 予価 \3,150<税込>

下記書籍が3月25日刊行予定。
●『中東がわかる古代オリエントの物語』 日本放送出版協会 小山茂樹 予価 \1,890<税込>
 アラブ・イスラエル紛争の起源、はたまたユダヤとイスラームの背景とは。旧約聖書の世界からムハンマドまで歴史の絡み合いを語る。


下記書籍が3月28日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ギリシャ・ローマの戦争 <一冊でわかる・シリーズ>』
岩波書店 
ハリー・サイドボトム著 
吉村忠典・澤田典子訳 澤田典子解説 
B6・240頁 
予価 \1,575<税込>
古代人にとって戦争とは何だったのか。戦闘の実態にも触れつつ古代人の社会や心性、世界観を解明する。


下記書籍が4月20日刊行予定。
●『西洋哲学史 古代から中世へ』 岩波新書 熊野純彦


[4428] Re[4425]: BBS復旧作業中 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/02(Thu) 19:56

復旧作業御苦労様でした。ずいぶん時間を割かれたと思います。


[4427] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/02(Thu) 16:32

●3月5日23:30〜24:00、TBSテレビ系列にて、「マサダ(イスラエル)」が放映予定。

●3月10日23:00〜23:30、BS-i<BSデジタル放送>にて、「マサダ(イスラエル)」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/heritage/info/bsi.html

●3月19日20:00〜21:25、BS朝日にて「キャノンスペシャル 考古学探偵が行く! ローマ皇帝の地下大迷宮〜アクア アウグスタに迫る〜」が再放映予定。
 (ナレーション:篠原ともえ)出演:青柳 正規(東京大学名誉教授/国立西洋美術館館長)
 http://www.venus.dti.ne.jp/~djdj/Feb2006/somma/canon_sp.html
 http://www.venus.dti.ne.jp/~djdj/Mar2006/lineup-3.html


[4426] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/02(Thu) 13:10

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ケルト 口承文化の水脈』
中央大学出版部 
中央大学人文科学研究所編
\6,090<税込>
 
http://www2.chuo-u.ac.jp/up/isbn/ISBN4-8057-5327-7.htm


下記書籍が3月3日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『よみがえる天才アルキメデス 無限との闘い<岩波科学ライブラリー・シリーズ>』
岩波書店 
斉藤憲 
予価 \1,260<税込>
 
数多い奇書のなかでアルキメデスによる『方法』は特別だ。祈祷書が上書きされていた写本が偶然発見されたのち行方不明。世紀末のオークションに突然出品されるや二百万ドルで落札。その運命もさることながら、その驚くべき内容は数学史を書き替えた。今回初めて解読された部分も含め、近代数学に千年以上先じた天才の思考を読む。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0074570.html


下記書籍が3月28日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ギリシャ・ローマの戦争 <一冊でわかる・シリーズ>』
岩波書店 
ハリー・サイドボトム著 
吉村忠典・澤田典子訳 澤田典子解説 
B6・240頁 
予価 \1,575<税込>
 西洋古代にあって戦争はつねに社会・文化の中心を占め、人々の思考の枠組み、他者認識の基礎としても機能していた。古代人は戦争をどのようなものとして考えていたのか。戦術や武器・戦闘方法、兵士の心理などにも触れながら、図像や考古資料も駆使して、古代ギリシャ・ローマの社会や人々の心性、世界観を解き明かす。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/4/0268860.html


下記書籍が4月1日刊行予定に変更。

●『歴史学と社会理論』 慶應義塾大学出版会 ピーター・バーク著 佐藤公彦訳 予価 \6,615<税込>
 我が国でも多数の翻訳が刊行されているピーター・バークの代表作の本邦初訳。研究に直接生かせる歴史学方法論の名著。歴史家は他の学問からも学ぶべきとするピーター・バーグが、歴史研究にも応用できる社会学の方法(モデルの使用など)や用語(ヘゲモニーや社会的流動性など)を紹介し、「社会理論は歴史学に何の役にたつのか」を提示する刺激的論考。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412540

●4月3日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第1回 黄金の至宝 〜千年の栄華をたどる〜」が放映予定。
 かつて、世界の富の3分の2を支配していると賛嘆されるほど栄華を誇った帝国があった。ビザンチン帝国である。395年ローマ帝国がゲルマン民族の侵入によって東西に分裂すると、西ローマは瞬く間に四分五裂して滅びる。これに対して東に残ったビザンチン帝国は幾度も危機を乗り越え千年という長きにわたって繁栄した。しかし往時の帝国の栄華の全貌を知ることは極めて難しい。遺物、遺跡の多くは度重なる戦乱の中で失われ、巨大な版図は現在、西はイタリアから東はシリアにいたるまで細かく分断されてしまっている。ところが近年の相次ぐ発掘や発見で、その全体像が次第に明らかになってきた。
番組では、ヴェネチア・サンマルコ大聖堂に秘蔵されている黄金の財宝、イタリア・ラヴェンナの色鮮やかなモザイク画の傑作、そして帝都コンスタンチノープルで発見された幻の宮殿跡などを取材し、ビザンチン帝国の知られざる千年の栄華をたどる。

●4月4日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第2回 砂漠の修道院 〜生き残りの戦略〜」が放映予定。
 モーセが十戒を授かったとされる聖なる地エジプト・シナイ山、その麓にビザンチン帝国時代に建てられた現存する世界最古の修道院・聖カテリナがある。砂漠の中で1500年もの間キリスト教の教えを守り続けてきた。
ビザンチン帝国はキリスト教を国教に定め、各地に教会や修道院を建設していった。そして皇帝が聖俗の長となることで帝国の統一を図ったのである。しかし宗教は諸刃の剣となる。東にイスラムが急速に勢力を伸ばして対立。西ではカソリックが次第に力をつけ、別の宗派である正教を信奉していたビザンチン帝国との間に緊張が生まれた。そうした厳しい状況の中でなぜ、ビザンチン帝国は千年もの間繁栄を誇ることができたのだろうか。
その謎を解くヒントが聖カテリナ修道院に隠されている。聖カテリナはムスリムが大多数を占めることになった土地で、驚くべき方法で生き延びてきた。番組ではこの修道院の活動を中心に、ビザンチン帝国が生き残りを賭けて繰り広げた権謀術数と、イスラム勢力と模索し続けた共存の道を追う。

●4月5日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第3回 黄昏の夢 〜次なる時代へ〜」が放映予定。
 1453年オスマン・トルコ軍のコンスタンチノープル攻略によって、ビザンチン帝国は千年に及ぶ歴史に幕を閉じた。しかしその影響は様々な形で広がり、継承されていった。
ギリシャ・スパルタに残る要塞都市ミストラの遺跡。ビザンチン帝国最後の王朝はこの地に哲人や芸術家を引き連れて立てこもり、ロウソクの最後の炎のようにひときわ艶やかな文化を花開かせた。それは西ヨーロッパに伝わり、メディチ家の庇護の下ルネサンスへと繋がっていく。一方オスマン帝国のスルタンもビザンチン帝国の文化に憧れ、アヤ・ソフィア大聖堂を真似て、巨大なドームをいただくスレイマニエ・モスクを建設する。そしてこれがモスク建築の手本となった。
しかし目を転じると、旧ユーゴの紛争やキプロス島の対立など現代にもつながる様々な負の遺産も同時に準備されることになる。
巨大帝国ビザンチンの最期と、その崩壊が後代に与えた影響の大きさを描く。
http://www.nhk.or.jp/bs/navi/docum_fw.html

下記書籍が4月10日刊行予定に変更。
●『<妻>の歴史』 慶應義塾大学出版会 マリリン・ヤーロム著 林ゆう子訳 A5・560頁 予価 \6,090<税込>
 「A History of the Wife」(Harpercollins, 2001)の翻訳。膨大な文献と「普通の」女性たちが書いた手紙や日記等の資料等から「妻/母/主婦」の歴史的変容を浮き彫りにする。第一章に「古代世界における妻たち:聖書、ギリシャ、ローマのモデル」。
 <著者>スタンフォード大学女性・ジェンダー研究所上級研究員。ジェンダー問題に対する長年の業績が認められ、1992年フランス政府より「フランス政府教育功労賞」を受賞。著書に『乳房論』(筑摩書房)。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412370

下記書籍が4月下旬刊行予定に変更。
●『ヨーロッパ祝祭日の謎を解く(仮題)』 創元社 アンソニー・F・アヴェニ著 片山陽子訳 予価 \2,940<税込>
 一年にはさまざまな祝祭日がある。祝祭日にこめられた、民族の季節感、自然観、宗教観を掘り起こす、ユニークな「暦」の文化史。


[4425] BBS復旧作業中 投稿者:augustus 投稿日:2006/03/02(Wed) 05:24

サーバのトラブルのためBBSの運用がストップしておりました。本日より運用を再開いたします。
まだ、一部の投稿が失われておりますが、鋭意復元に努めてまいりますのでしばらくご容赦ください。


[4424] no title 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/02(Thu) 16:32

●3月5日23:30〜24:00、TBSテレビ系列にて、「マサダ(イスラエル)」が放映予定。

●3月10日23:00〜23:30、BS-i<BSデジタル放送>にて、「マサダ(イスラエル)」が放映予定。
 http://www.tbs.co.jp/heritage/info/bsi.html

●3月19日20:00〜21:25、BS朝日にて「キャノンスペシャル 考古学探偵が行く! ローマ皇帝の地下大迷宮〜アクア アウグスタに迫る〜」が再放映予定。
 (ナレーション:篠原ともえ)出演:青柳 正規(東京大学名誉教授/国立西洋美術館館長)
 http://www.venus.dti.ne.jp/~djdj/Feb2006/somma/canon_sp.html
 http://www.venus.dti.ne.jp/~djdj/Mar2006/lineup-3.html


[4423] no title 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/03/02(Thu) 13:10

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ケルト 口承文化の水脈』
中央大学出版部 
中央大学人文科学研究所編 
\6,090<税込>
http://www2.chuo-u.ac.jp/up/isbn/ISBN4-8057-5327-7.htm


下記書籍が3月3日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『よみがえる天才アルキメデス 無限との闘い<岩波科学ライブラリー・シリーズ>』
岩波書店 
斉藤憲 
予価 \1,260<税込>
 数多い奇書のなかでアルキメデスによる『方法』は特別だ。祈祷書が上書きされていた写本が偶然発見されたのち行方不明。世紀末のオークションに突然出品されるや二百万ドルで落札。その運命もさることながら、その驚くべき内容は数学史を書き替えた。今回初めて解読された部分も含め、近代数学に千年以上先じた天才の思考を読む。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0074570.html


下記書籍が3月28日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ギリシャ・ローマの戦争 <一冊でわかる・シリーズ>』 岩波書店 ハリー・サイドボトム著 吉村忠典・澤田典子訳 澤田典子解説 B6・240頁 予価 \1,575<税込>
 西洋古代にあって戦争はつねに社会・文化の中心を占め、人々の思考の枠組み、他者認識の基礎としても機能していた。古代人は戦争をどのようなものとして考えていたのか。戦術や武器・戦闘方法、兵士の心理などにも触れながら、図像や考古資料も駆使して、古代ギリシャ・ローマの社会や人々の心性、世界観を解き明かす。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/4/0268860.html

下記書籍が4月1日刊行予定に変更。
●『歴史学と社会理論』 慶應義塾大学出版会 ピーター・バーク著 佐藤公彦訳 予価 \6,615<税込>
 我が国でも多数の翻訳が刊行されているピーター・バークの代表作の本邦初訳。研究に直接生かせる歴史学方法論の名著。歴史家は他の学問からも学ぶべきとするピーター・バーグが、歴史研究にも応用できる社会学の方法(モデルの使用など)や用語(ヘゲモニーや社会的流動性など)を紹介し、「社会理論は歴史学に何の役にたつのか」を提示する刺激的論考。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412540

●4月3日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第1回 黄金の至宝 〜千年の栄華をたどる〜」が放映予定。
 かつて、世界の富の3分の2を支配していると賛嘆されるほど栄華を誇った帝国があった。ビザンチン帝国である。395年ローマ帝国がゲルマン民族の侵入によって東西に分裂すると、西ローマは瞬く間に四分五裂して滅びる。これに対して東に残ったビザンチン帝国は幾度も危機を乗り越え千年という長きにわたって繁栄した。しかし往時の帝国の栄華の全貌を知ることは極めて難しい。遺物、遺跡の多くは度重なる戦乱の中で失われ、巨大な版図は現在、西はイタリアから東はシリアにいたるまで細かく分断されてしまっている。ところが近年の相次ぐ発掘や発見で、その全体像が次第に明らかになってきた。
番組では、ヴェネチア・サンマルコ大聖堂に秘蔵されている黄金の財宝、イタリア・ラヴェンナの色鮮やかなモザイク画の傑作、そして帝都コンスタンチノープルで発見された幻の宮殿跡などを取材し、ビザンチン帝国の知られざる千年の栄華をたどる。

●4月4日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第2回 砂漠の修道院 〜生き残りの戦略〜」が放映予定。
 モーセが十戒を授かったとされる聖なる地エジプト・シナイ山、その麓にビザンチン帝国時代に建てられた現存する世界最古の修道院・聖カテリナがある。砂漠の中で1500年もの間キリスト教の教えを守り続けてきた。
ビザンチン帝国はキリスト教を国教に定め、各地に教会や修道院を建設していった。そして皇帝が聖俗の長となることで帝国の統一を図ったのである。しかし宗教は諸刃の剣となる。東にイスラムが急速に勢力を伸ばして対立。西ではカソリックが次第に力をつけ、別の宗派である正教を信奉していたビザンチン帝国との間に緊張が生まれた。そうした厳しい状況の中でなぜ、ビザンチン帝国は千年もの間繁栄を誇ることができたのだろうか。
その謎を解くヒントが聖カテリナ修道院に隠されている。聖カテリナはムスリムが大多数を占めることになった土地で、驚くべき方法で生き延びてきた。番組ではこの修道院の活動を中心に、ビザンチン帝国が生き残りを賭けて繰り広げた権謀術数と、イスラム勢力と模索し続けた共存の道を追う。

●4月5日21:00〜22:50、NHK・BSハイビジョンにて「ビザンチン帝国 第3回 黄昏の夢 〜次なる時代へ〜」が放映予定。
 1453年オスマン・トルコ軍のコンスタンチノープル攻略によって、ビザンチン帝国は千年に及ぶ歴史に幕を閉じた。しかしその影響は様々な形で広がり、継承されていった。
ギリシャ・スパルタに残る要塞都市ミストラの遺跡。ビザンチン帝国最後の王朝はこの地に哲人や芸術家を引き連れて立てこもり、ロウソクの最後の炎のようにひときわ艶やかな文化を花開かせた。それは西ヨーロッパに伝わり、メディチ家の庇護の下ルネサンスへと繋がっていく。一方オスマン帝国のスルタンもビザンチン帝国の文化に憧れ、アヤ・ソフィア大聖堂を真似て、巨大なドームをいただくスレイマニエ・モスクを建設する。そしてこれがモスク建築の手本となった。
しかし目を転じると、旧ユーゴの紛争やキプロス島の対立など現代にもつながる様々な負の遺産も同時に準備されることになる。
巨大帝国ビザンチンの最期と、その崩壊が後代に与えた影響の大きさを描く。
http://www.nhk.or.jp/bs/navi/docum_fw.html

下記書籍が4月10日刊行予定に変更。
●『<妻>の歴史』 慶應義塾大学出版会 マリリン・ヤーロム著 林ゆう子訳 A5・560頁 予価 \6,090<税込>
 「A History of the Wife」(Harpercollins, 2001)の翻訳。膨大な文献と「普通の」女性たちが書いた手紙や日記等の資料等から「妻/母/主婦」の歴史的変容を浮き彫りにする。第一章に「古代世界における妻たち:聖書、ギリシャ、ローマのモデル」。
 <著者>スタンフォード大学女性・ジェンダー研究所上級研究員。ジェンダー問題に対する長年の業績が認められ、1992年フランス政府より「フランス政府教育功労賞」を受賞。著書に『乳房論』(筑摩書房)。
 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766412370

下記書籍が4月下旬刊行予定に変更。
●『ヨーロッパ祝祭日の謎を解く(仮題)』 創元社 アンソニー・F・アヴェニ著 片山陽子訳 予価 \2,940<税込>
 一年にはさまざまな祝祭日がある。祝祭日にこめられた、民族の季節感、自然観、宗教観を掘り起こす、ユニークな「暦」の文化史。


[4422] no title 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/02/27(Mon) 20:23

下記書籍が3月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『一神教とは何か 公共哲学からの問い』 東京大学出版会
 大貫隆・金泰昌・黒住真・宮本久雄編 予価 \5,985<税込>
 http://www.utp.or.jp/shelf/200603/003205.html


下記書籍が3月中旬刊行予定。

●『シリーズ都市・建築・歴史3[全10巻]』 東京大学出版会 鈴木博之・石山修武・伊藤毅・山岸常人編 予価 \4,830<税込>
 『「輝ける過去」からの呪縛――中期ビザンツ帝国の建築と様式(太記祐一)』という項目あり。http://www.utp.or.jp/shelf/200603/065203.html


下記書籍が3月16日重版予定。

●『ヘシオドス 神統記』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4003210719.09.MZZZZZZZ.jpg岩波文庫 
廣川洋一訳 
予価 \588<税込>
 
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/9/3210710.html


下記書籍が3月24日刊行予定。

●『いまだ解けざる世界史の謎 古代遺跡38の迷宮』
青春出版社 
歴史の謎研究会編 
予価 \1,050<税込>


下記書籍が3月24日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『新約聖書釈義入門』 教文館 原口尚彰 予価 \3,150<税込>

下記書籍が3月中旬刊行予定。情報を追加して再掲。
●『プラトンの倫理思想』 東京大学出版会 天野正幸 予価 \5,040<税込>
 http://www.utp.or.jp/shelf/200603/010100.html

下記書籍が4月20日刊行予定。
●『西洋哲学史 古代から中世へ』 岩波新書 熊野純彦


[4421] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2006/02/25(Sat) 20:12

◎Rasnaさん

> ラテン語のvinum(ワインのこと)は、エトルスキ語では、vinum,vinmであり
そうだったんですか。全然知りませんでした。
どんな単語がエトルスキ起源であるかというのは面白そうですね。

> 最近、「人物研究(prosopographia)」の研究書も出版され
史料が少なそうな分野だから大変なんでしょうね。


◎高島賢治さん

> 国立国会図書館で「エトルスキ」をキーワードで検索すると
> 10件ヒットしました。
思った以上に少ない感じを受けました。
やはり研究するのに困難が多い分野なんですね。


◎市川定春さん

はじめまして。お名前は武器関係の本やDSSSMさんのところの掲示板などで存じ上げておりました。
資料の紹介ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。


◎P.M.さん

> 一体どんな色なのか興味があったのでとても楽しかったです。
見そこなっちゃったんですよね。普通の紫でしたか?

> 普通(?)の12歳であれば財力に任せて全て購入と
> いうわけにはいかないような気がするのですが。
いい方法がありますよ。
1)在学校の図書室にリクエストする。
2)近所の公共図書館にリクエストする。

> NACSISだとヒット件数0件
あれ?私が hadrian's wall でやってみると17件。なぜでしょうねえ。


◎苦力さん

> メン・アット・アームズシリーズの翻訳か、
お、おねげえしますだ。(^^


[4420] no title 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/02/24(Fri) 21:56

下記書籍が3月刊行予定。
●『食の歴史 3(全三分冊)』 藤原書店 ジャン=ルイ・フランドラン&マシモ・モンタナーリ編 宮原信・北代美和子監訳 菊地祥子・鶴田知佳子・末吉雄二訳 予価 \6,300<税込>

下記書籍が3月刊行予定。情報を追加して再掲。
●『モムゼン ローマの歴史 III ―革新と復古―』 名古屋大学出版会 テオドール・モムゼン著 長谷川博隆訳 A5判・454頁 予価 \6,300<税込>
 現代のローマ史研究の基礎を築いた碩学が若き才能を注ぎ込んだ歴史の一大傑作にして、ノーベル文学賞を受賞した情熱の書の第III巻。雄大な構想と鋭く核心を衝く洞察により、人間の営みの全体を描く。この巻では、地中海世界の覇者となったローマが、元老院による統治体制の機能不全から革新と復古のあいだを揺れ動く、混迷の時代を叙述。モムゼンの筆が冴えわたる。
 目次:第四編 革  命
  第1章 グラックス時代までの服属地帯
  第2章 改革運動とティベリウス・グラックス
  第3章 革命とガイウス・グラックス
  第4章 復古的な支配
  第5章 北方の諸部族
  第6章 マリウスの革命とドルススの改革の企て
  第7章 イタリアの服属民の蜂起とスルピキウスの革命
  第8章 東方と王ミトラダテス
  第9章 キンナとスッラ
  第10章 スッラ体制
  第11章 公共体ローマとその経済
  第12章 民族性、宗教、教育
  第13章 文学と芸術
 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0507-5.html


[4419] no title 投稿者:Rasna 投稿日:2006/02/24(Fri) 12:17

高島様
ありがとうございました。大いに参考にさせていただきます。


[4418] 追加レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/02/24(Fri) 12:11

あと『ローマと地中海世界の展開』 晃洋書房 浅香正監修

ハトレンク銘とエトルスキの女性 (岩崎努 同志社大学大学院生)
という論文があります。


[4417] Re[4416]: 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2006/02/24(Fri) 10:28

◇Rasnaさんへ
国立国会図書館 http://opac.ndl.go.jp/Process?MODE_11010001=1&SEARCH_WINDOW_INFO=02&LS=6284447142 で「エトルスキ」をキーワードで検索すると10件ヒットしました。

-------------------------------------------------------------------
1. ピルジ出土「金の薄板」エトルスキ語銘文の解釈と歴史的背景 / 平田 隆一
東北学院大学論集. 歴史学・地理学. (39) [2005.3]
2. エトルスキ語の解明をめぐる若干の問題--zilaθ meχl rasnal「エトルスキ連合長官」の再検討を中心に / 平田 隆一
ヨーロッパ文化史研究. (5) [2004.3]
3. 図像に現われたエトルスキの伝説(下)ヴェベンナ兄弟とカークスの場合 / 岩崎 努
古代文化. 53(6) (通号 509) [2001.6]
4. 図像に現われたエトルスキの伝説(上)ヴィベンナ兄弟とカークスの場合 / 岩崎 努
古代文化. 53(5) (通号 508) [2001.5]
5. エトルスキとギリシア・ローマ / 平田 隆一
ヨーロッパ研究. (3) [2000.9]
6. エトルスキ人の遺産 (特集 ローマ文明の栄光) / 平田 隆一
文化遺産. (通号 9) [2000.04]
7. エトルスキ家族のイメージ--棺・納骨容器からみた家族史 / 岩崎 努
文化史学. (通号 55) [1999.11]
8. 『カンパーニア黒像式陶器』--エトルスキ文化の地域受容に関する一側面 / 岩崎 努
文化史学. (通号 51) [1995.11]
9. エトルスキの宗教 / 野上 素一
宗教と文化. (通号 13) [1989.03]
10. ローマ共和政国家とエトルスキ宗教--研究ノートから / 平田 隆一
東北大学教養部紀要. 41(1) [1984.12]
-------------------------------------------------------------------
「エトルリア」をキーワードで検索すると29件ヒットしました。
-------------------------------------------------------------------
1. art news 豪奢と素朴 エトルリアの不思議造形力
芸術新潮. 57(1) [2006.1]
2. ロレンスのラストメッセージ--『最後の詩集』「死の船」より / 松本 桂子
仏教大学大学院紀要. (33) [2005.3]
3. 「プレヴェダーリの版画」に見るエトルリア神殿の廃墟--ブラマンテによる集中式平面の展開と古代建築の解釈について / 飛ヶ谷 潤一郎
日本建築学会計画系論文集. (578) [2004.4]
4. Interpretations of the Etruscan Temple in the Renaissance: From Alberti to Barbaro / 飛ヶ谷 潤一郎
建築史学. (42) [2004.3]
5. ルネサンスにおけるエトルリア神殿の解釈の変遷--アルベルティからバルバロまで / 飛ヶ谷 潤一郎
建築史学. (42) [2004.3]
6. Pre-Roman State Formation in Far Western Asia (第3回歴博国際シンポジウム 東アジアにおける農耕社会の形成と文明への道) -- (2部 文明への道(1)都市) / Stoddart Simon
国立歴史民俗博物館研究報告. 119 [2004.3]
7. D.H.ロレンスとエトルリア--色彩的想像力をめぐって / 河野 哲二
人文論叢. (50) [2002.1]
8. ケルト美術史上におけるエトルリア文明の影響について--パルメット・ロータス文の変容を中心として (「美術に関する調査研究の助成」研究報告) -- (2002年度助成) / 望月 規史
鹿島美術財団年報. (20) (別冊) [2002年度版]
9. タルクィニア--エトルリアの風に吹かれて (全一冊 イタリアの歓び--美術でめぐる、とっておきの旅ガイド) / 青柳 正規
芸術新潮. 52(8) [2001.8]
10. タルクィニア--エトルリアの風に吹かれて (全一冊 イタリアの歓び--美術でめぐる、とっておきの旅ガイド) -- (タルクィニア--エトルリアの風に吹かれて)
芸術新潮. 52(8) [2001.8]
11. エトルリア人とは何者だったのか? (全一冊 イタリアの歓び--美術でめぐる、とっておきの旅ガイド) -- (タルクィニア--エトルリアの風に吹かれて)
芸術新潮. 52(8) [2001.8]
12. 紀元前5〜4世紀のスピナとアドリア海を介した交易活動--エトルリア人の活動を中心として / 長田 千尋
地中海学研究. (通号 24) [2001]
13. カエレにおけるエトルリア墳墓の視点場に関する研究 / 堀 賀貴
日本建築学会計画系論文集. (通号 522) [1999.08]
14. エトルリアの「死者の家」から (特集 死ぬための「教養」) / 津島 佑子
新潮45. 18(5) (通号 205) [1999.05]
15. ロレンス晩年のイタリア体験--スポトルノ、フィレンツェ、エトルリアを中心に / 山本 證
武蔵野英米文学. (通号 32) [1999]
16. D.H.ロレンスと故地エトルリア--エトルリア民族の死生観について / 吉田 清
九州女子大学紀要 人文・社会科学編. 35(3) [1999]
17. 失われたエトルリア語を追う (特集 地中海文明と言語--交錯する物とことば) / 平田 隆一
言語. 27(10) [1998.10]
18. 16世紀半ばのフィレンツェにおける「エトルリア神話」--コジモ1世とプロパガンダ / 北田 葉子
西洋史学. (通号 188) [1998.03]
19. 野上弥生子と「岩波文庫」(3)『エトルリアの壺外五篇』その他 / 田村 道美
香川大学教育学部研究報告 第1部. (通号 102) [1997.12]
20. (学界動向)メディチ家の政治イデオロギーとエトルリアの「再生」 / 石黒 盛久 訳 ; Giovanni Cipriani
史境. (通号 35) [1997.09]
21. アルカイク期北エトルリア,ムッロ出土のフリーズに関する一考察 / 喜田 みゆき
史泉. (通号 86) [1997.07]
22. ヨーロッパ歴史街道の今昔-6-古代ローマの街道に沿って(下)エトルリアの遺跡や少年使節の行路をたどる / 紅山 雪夫
観光文化. 21(3) [1997.05]
23. 古代地中海圏(ギリシア,ローマ,エトルリア/古代イタリア,エジプト,近東)の美術工芸品を所蔵する日本の美術館及びコレクション (「美術に関する調査研究の助成」研究報告〔含 研究者別および主題別索引〕) / Stephan Steingraber
鹿島美術財団年報. (通号 15別冊) [1997]
24. 現代美術も驚く!エトルリア文明の不思議な美 / 豊福 知徳
芸術新潮. 42(5) [1991.05]
25. エトルリア文明展--エトルリア美術について / 青柳 正規
古美術. (通号 98) [1991.04]
26. 西洋陶芸入門-7-エトルリアとローマの陶器 / 前田 正明
陶説. (通号 456) [1991.03]
27. 晩年に向かうロレンス--「エトルリアの遺跡」を中心に / 小西 永倫
愛媛大学教養部紀要. 23(3) [1990]
28. D.H.ロレンスの「エトルリアの故地」における生と死に関する意識 / 石和田 昌利
白山英米文学. (通号 13) [1988.03]
29. ロレンスの紀行文学--「エトルリアの故地」をめぐって / 奥井 潔
白山英米文学. (通号 12) [1987.03]
-------------------------------------------------------------------
あと下記もあります。
-------------------------------------------------------------------
請求記号 Y151-S61510184
タイトル 紀元前7-5世紀におけるイタリア諸民族間の諸関係の総合的研究-特にエトルスキ、ローマ、ラテイウム、ギリシア、カルタゴ間の政治的・軍事的・経済的関係について-
責任表示 平田,隆一,東北大学
出版年 1986-1987
注記 文部省科学研究費補助金研究成果報告書
科研費課題番号 61510184
個人著者標目 平田,隆一 ‖ヒラタ,リュウイチ
非統制件名 エトルスキ
非統制件名 ローマ人
非統制件名 マグナグラエキア
非統制件名 ラテン人
非統制件名 カルタゴ
非統制件名 アリキア
非統制件名 ポルセンナ
非統制件名 Foedus Cassianum
NDLC Y151
書誌ID 000007027646



[4416] no title 投稿者:Rasna 投稿日:2006/02/23(Thu) 23:23

現在、エトルスキの女性史を研究中ですが、片手間に、エトルスキ語の整理をしております。エトルスキ語とファリスク語、エトルスキ語とラテン語との対比もやっているのですが、エトルスキ語がラテン語に移植されている例もあります。例えば、ラテン語のvinum(ワインのこと)は、エトルスキ語では、vinum,vinmであり、ラテン語に浸透したのではないかと思います。このような例は、他にもありますが、エトルスキ語の解明されている語彙が少なくなかなか進みません。最近、「人物研究(prosopographia)」の研究書も出版され、研究動向には注目すべきものがあります。さまざまな刺激を受けながら夜な夜な本に釘付けです。何か、ローマ方面でエトルスキ関係の論文などがありましたらお教えください。


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