古代ローマBBS 過去ログ43

[4183] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/17(Mon) 16:35

●下記に『古代ローマの一級品 ディオニュソス像 東京で初公開』の記事あり。
 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051015/eve_____sya_____002.shtml

●下記に『イタリアで東大が発掘、酒神などの大理石像を公開』の記事あり。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20051014i516.htm


下記書籍が既刊。

●『新時代への文明的理解 地球視野に立つ文明論と今後の展望』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4779300134.09.MZZZZZZZ.jpg北樹出版 
平沢和夫 
\2,100<税込>
 長年の海外生活体験を基に「二つのタイプの文明」の存在と「文明が文明を創る」仕組みを提起する。各文明特質を数量的に測定し、異なる文明を相互に比較するオリジナルな手法を開発。文明の変化を人間の知的好奇心が生む連鎖の構造で明かす新時代の文明論。 下記項目があり。
 ・ギリシャが創ったローマ・ダム文明
 ・ビサンティンが育てた西欧・ダム文明


下記書籍が10月25日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シュメル文明』
中公新書 
小林登志子 
予価 \987<税込>
 五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハンコ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類史上最も古くに現代社会の礎を築いた、彼らの知られざる素顔とは――。多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。


下記書籍が11月7日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『よくわかる新約聖書の背景と歴史』 日本キリスト教団出版局 山口雅弘 予価 \1,890<税込>
 新約聖書全体の見取り図とその成立過程をコンパクトにわかりやすく叙述。いわゆる「新約聖書入門」にとどまらず、現代に生きる私たちがどのように新約聖書を読み、そのメッセージを受け取るか、を常に問いかけていく著者の視点が鮮明な一冊。図版や資料も豊富に収録。
 <著者>1948年札幌生まれ。日本聖書神学校卒業。ハーバード大学神学校、エピスコパル神学校留学、神学修士。現在、日本キリスト教団大泉教会牧師、日本聖書神学校講師。


[4183] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/17(Mon) 16:35

●下記に『古代ローマの一級品 ディオニュソス像 東京で初公開』の記事あり。
 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051015/eve_____sya_____002.shtml

●下記に『イタリアで東大が発掘、酒神などの大理石像を公開』の記事あり。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20051014i516.htm


下記書籍が既刊。

●『新時代への文明的理解 地球視野に立つ文明論と今後の展望』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4779300134.09.MZZZZZZZ.jpg北樹出版 
平沢和夫 
\2,100<税込>
 長年の海外生活体験を基に「二つのタイプの文明」の存在と「文明が文明を創る」仕組みを提起する。各文明特質を数量的に測定し、異なる文明を相互に比較するオリジナルな手法を開発。文明の変化を人間の知的好奇心が生む連鎖の構造で明かす新時代の文明論。 下記項目があり。
 ・ギリシャが創ったローマ・ダム文明
 ・ビサンティンが育てた西欧・ダム文明


下記書籍が10月25日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シュメル文明』
中公新書 
小林登志子 
予価 \987<税込>
 五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハンコ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類史上最も古くに現代社会の礎を築いた、彼らの知られざる素顔とは――。多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。


下記書籍が11月7日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『よくわかる新約聖書の背景と歴史』 日本キリスト教団出版局 山口雅弘 予価 \1,890<税込>
 新約聖書全体の見取り図とその成立過程をコンパクトにわかりやすく叙述。いわゆる「新約聖書入門」にとどまらず、現代に生きる私たちがどのように新約聖書を読み、そのメッセージを受け取るか、を常に問いかけていく著者の視点が鮮明な一冊。図版や資料も豊富に収録。
 <著者>1948年札幌生まれ。日本聖書神学校卒業。ハーバード大学神学校、エピスコパル神学校留学、神学修士。現在、日本キリスト教団大泉教会牧師、日本聖書神学校講師。


[4183] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/17(Mon) 16:35

●下記に『古代ローマの一級品 ディオニュソス像 東京で初公開』の記事あり。
 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051015/eve_____sya_____002.shtml

●下記に『イタリアで東大が発掘、酒神などの大理石像を公開』の記事あり。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20051014i516.htm


下記書籍が既刊。

●『新時代への文明的理解 地球視野に立つ文明論と今後の展望』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4779300134.09.MZZZZZZZ.jpg北樹出版 
平沢和夫 
\2,100<税込>
 長年の海外生活体験を基に「二つのタイプの文明」の存在と「文明が文明を創る」仕組みを提起する。各文明特質を数量的に測定し、異なる文明を相互に比較するオリジナルな手法を開発。文明の変化を人間の知的好奇心が生む連鎖の構造で明かす新時代の文明論。 下記項目があり。
 ・ギリシャが創ったローマ・ダム文明
 ・ビサンティンが育てた西欧・ダム文明


下記書籍が10月25日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シュメル文明』
中公新書 
小林登志子 
予価 \987<税込>
 五千年前のイラクの地で、当時すでに文字やハンコ、学校、法律などを創り出していた民族がいる。それが、今までほとんどその実像が明らかにされてこなかったシュメル民族である。本書は、シュメル文明の遺物を一つ一つ紹介しながら、その歴史や文化を丹念に解説するものである。人類史上最も古くに現代社会の礎を築いた、彼らの知られざる素顔とは――。多様かつ膨大な記録から、シュメルの人々の息づかいを今に伝える。


下記書籍が11月7日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『よくわかる新約聖書の背景と歴史』 日本キリスト教団出版局 山口雅弘 予価 \1,890<税込>
 新約聖書全体の見取り図とその成立過程をコンパクトにわかりやすく叙述。いわゆる「新約聖書入門」にとどまらず、現代に生きる私たちがどのように新約聖書を読み、そのメッセージを受け取るか、を常に問いかけていく著者の視点が鮮明な一冊。図版や資料も豊富に収録。
 <著者>1948年札幌生まれ。日本聖書神学校卒業。ハーバード大学神学校、エピスコパル神学校留学、神学修士。現在、日本キリスト教団大泉教会牧師、日本聖書神学校講師。


[4182] 無題 投稿者:Tomtom 投稿日:2005/10/17(Mon) 01:18

augustus さん、

レス、ありがとうございました。

先日も、金属探知機を持って、近所の畑へ何やら探しにでかけ、
コインも発見したと言っておりました。
歴史の話を聞こうものなら、止まらなくなってしまうのですが、
とてもおもしろいので、今更ながら世界史をもう少し勉強しておくんだったなぁーとも思います。

日本語は分からないのですが、コインは多少知っているはずなので、こちらのサイトを紹介させてもらいました。

余談ですが、augustusさんは数学の先生でらっしゃるそうですが、私も以前は保健体育の教師でした。そんなところに親しみを
感じ、何となく書き込みをしてみました。



[4182] 無題 投稿者:Tomtom 投稿日:2005/10/17(Mon) 01:18

augustus さん、

レス、ありがとうございました。

先日も、金属探知機を持って、近所の畑へ何やら探しにでかけ、
コインも発見したと言っておりました。
歴史の話を聞こうものなら、止まらなくなってしまうのですが、
とてもおもしろいので、今更ながら世界史をもう少し勉強しておくんだったなぁーとも思います。

日本語は分からないのですが、コインは多少知っているはずなので、こちらのサイトを紹介させてもらいました。

余談ですが、augustusさんは数学の先生でらっしゃるそうですが、私も以前は保健体育の教師でした。そんなところに親しみを
感じ、何となく書き込みをしてみました。



[4181] RE:すごい・・かも。 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/15(Sat) 06:47

◎Tomtomさん

はじめまして。

海洋考古学者と知り合いになるチャンスなど、そうそうありませんから、これは確かにすごいかもですね。9月に『驚異! 古代のテクノロジー(2)ローマ皇帝の“タイタニック”』という番組が放送されたのですが、大変興味深かったです。

英語で話を聞くのは大変そうだけど、面白そうな話を聞けたときはぜひ内容を紹介してください。

> 机の上にコイン入れがあり、どこぞで潜ったときに
> 見つけたローマ時代のもので、模様のきれいな状態
> のをいれてるんだって、言っておりました。
自分で見つけてくるというのが、またうらやましいですね。


[4180] すごい・・かも。 投稿者:Tomtom 投稿日:2005/10/13(Thu) 13:18

はじめまして。

骨董サイトから、こちらのリンクにおじゃました。
というのも・・、ついこの間、彼の家でコインを見たからなのです。ベルギー人の彼は、歴史・海洋考古学者で、自分で潜っては、
沈没船からいろいろな物を引き上げたりしています。もちろん、売買もしています。ミリタリー物が専門ですが・・。

机の上にコイン入れがあり、どこぞで潜ったときに見つけたローマ時代のもので、模様のきれいな状態のをいれてるんだって、言っておりました。

話始めると、熱く語ってくれますが、英語で歴史の話を聞くのは、
まだまだ大変です。

皆さんも、熱いですね。

では、失礼しました。

Tomtom




[4179] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/13(Thu) 05:49

◎高島賢治さん

> 警察は「値段の付けようのない貴重なもの」と
> しているが、オーストリアのメディアによると、
> 本人は「ただの破片。どこが文化遺産なのか」と、
> 犯罪行為でないと主張しているという。
強引な主張ですね。(^^
もう一つの記事では「高齢のため罪に問われない」とありますが、反省の色も無いのに「罪に問われない」というのは釈然としない感じです。


◎Mayさん

無事到着してなによりです。喜んでいただけて良かった。

> ローマ時代の地図のレプリカ
部屋に飾ると楽しそうですね。



[4178] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:12

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『密偵ファルコ 11 聖なる灯を守れ』
光文社文庫 
リンゼイ・デイヴィス著 矢沢聖子訳 
\700<税込>
 古代ローマ小説。密偵ファルコ・シリーズ第11弾。
 http://www.kobunsha.com/book/HTML/bnk_76160_7.html


下記書籍が既刊。

●『美味しいイタリア カンタン!ひとりごはん』
新風舎 
日高正浩
\1,995<税込>


下記書籍が11月17日刊行予定。
●『「海底遺跡」超古代文明の謎 インド・カンベイ湾、ジブラルタル』 講談社+α文庫 奈須紀幸 予価 \1,029<税込>


[4177] いただきました! 投稿者:May 投稿日:2005/10/12(Wed) 15:35

ども、Mayですー。

確かにコイン、いただきました!
コンスタンティウス二世、ですね。塩野作品のどこかで見た覚えがあります(え
また、おまけも大切にさせていただきます!

こうやってローマ時代のものを手に取るのは、本当に初めてです。母がイタリア旅行に行っているので、ローマ時代の地図のレプリカをお願いしましたが……。
このコインが人々の手を渡って千年以上の時代を経てきたことを、そして確かに、代わり映えもせず危機すら潜んでいながらも、たくましく生きた人々がいたことを、今実感しています。
本当に、ありがとうございました!

http://blog.nerva.org/


[4176] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/11(Tue) 19:18

●下記に『古美術品盗掘団を逮捕「ただの破片」自宅に数千点』の記事あり。
 http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005100829.html

●下記に『古代工芸品などの密売組織を摘発、ローマ周辺で盗掘』の記事あり。
 http://www.cnn.co.jp/business/CNN200510080017.html


下記書籍が既刊。

●『宗教と風土 古代オリエントの場合』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4947668083.09.MZZZZZZZ.jpgリトン 
後藤光一郎 
\6,525<税込>
旧約聖書を含めた古代オリエント宗教文化史の研究に関する論文を収録。宗教史学論、古代オリエントの神話と宗教、聖書考古学と古代パレスチナの宗教の三編から成る。再刊。


下記書籍が10月下旬刊行予定。

●『ディオニュソスの美学』
春秋社
高橋巖 
四六判・230頁 
予価 \2,100<税込>
 バッハ、ワーグナーからシュタイナー、イッテンまで幅広く芸術作品を語りつつ、その根底に共通する精神を明らかにした高橋美学の真骨頂。対位法、音楽の内面世界、音階の力、光の認識論など芸術の本質に触れる「内的体験」を語りつくした講演集。


下記DVD BOOKが10月下旬より刊行開始予定。
●『NHK 世界遺産100 <全5巻>』
小学館 
予価 \2,940<税込> 
発刊記念特別価格 \2,625<税込>(来年2月28日迄)


下記書籍が10月刊行予定。

●『ギリシア神話物語事典』
原書房 
バーナード・エヴスリン著 小林稔訳 
四六判 予価 \2,415<税込>
 あらゆる物語のはじめであり、想像力の源泉となってきた魅力あふれるギリシア神話の世界を、五百以上の項目にわたって、生き生きとした文章と、豊富な図版とともに描くベストセラー!


下記書籍が11月刊行予定に変更。

●『ヘブライズム法思想の源流』 創文社 鈴木佳秀 予価 \9,450<税込>
 <著者>http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/public/43118561_a.html


下記書籍が11月22日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『地中海都市紀行 古代キリスト教美術を訪ねて』
岩波セミナーブックス 
名取四郎 
四六版・290頁 
予価 \3,150<税込>
 地中海沿岸の古代ローマの諸都市は、三〜四世紀以降、キリスト教理念のもとに再編される。その中世へと移り行く転換期の実像を巨視的に読み解く。


下記書籍が11月25日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『聖書を読む 新約篇』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000236601.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
新約聖書翻訳委員会編 
四六版・254頁 
予価 \2,730<税込>
 新約聖書は様々な読み方に開かれている。イエスとは誰か、十字架の出来事の意義とは何か。翻訳の実践を通した発見を、具体例を挙げつつ報告する。


●『福音書共観表』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000246283.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
佐藤研 
B5・272頁 
予価 \5,040<税込>
 共観福音書の対応関係と異同が一目でわかる。ヨハネとトマス福音書をはじめ五福音書を語句単位で精密に対照し、幻の原資料を浮かび上がらせた一冊。


●『岩波 西洋美術用語辞典』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000803069.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
益田朋幸・喜多崎親 
B6新版・360頁 
予価 \2,940<税込>
 西洋美術に関する用語の、本格的かつ携帯に便利な辞典。画材や技法、美術史全般にわたる用語など約二千項目を簡潔に解説。


[4175] 業務連絡 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/10(Mon) 17:10

◎ May さん

昨日遅くにコインを発送しました。明日か、明後日ぐらいに配達されるのではないかと思います。到着しましたら、掲示板にその旨を書き込んでいただけると幸いです。


[4174] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/10(Mon) 17:09

「書籍案内」に『レトリック式作文練習法―古代ローマの少年はどのようにして文章の書き方を学んだか』を追加しました。
高島賢治さんの紹介でこの本を知りましたが、読んでみると思った以上に面白い本でした。

http://www.augustus.to/books/archives/2005/10/post_20.html


[4173] RE:宛先違いでした 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/10(Mon) 17:06

◎ AKIRA.Mさん

> 宛先違いでした
Argonautaさんと augusutus は微妙にスペルが似ていますね。間違えるのも無理ないかなと思いました。(^^


[4172] 宛先違いでした 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/10/07(Fri) 00:13

augusutusさん。
それに
Argonautaさん。
すみません。
確認不足(寝不足かも)で取り違えていました。

ロマン派、ロマン主義、ロマンスとよく聞きますが改めて考えると、芸術、小説などの例をあげて「そうなのか。」と確認するしかないような広い範囲にわたるようですね。
 
では。


[4171] キリ番プレゼント 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/06(Thu) 21:35

40万番のキリ番(ニアピン)プレゼントはMayさんが当選と確定いたしました。

Mayさん、おめでとうございます。コインの送り先を直接メールでお知らせ下さい。その際、ニアピンのときと同じプロバイダからメールを送信されますようにお願いいたします。


[4170] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/05(Wed) 23:21

◎Argonautaさん

> ロマン主義というと,決して,文学や音楽だけではなく,
> 自然科学までをも含む,幅広い思想運動で
自然科学を含むというのは初めて聞きました。意外です。自然科学という言葉に似つかわしくないイメージがあります。


◎苦力さん

> 日の出直前にシリウスが観測されるのは、
> エジプト暦の元日です。ユリウス暦に直すと
> 7/19ころだったと思います。
7月1日だったら面白かったんですけどね。そうしたら、ユリウス暦の1月1日はエジプト暦に合わせたんだと考えられそうですからね。

BC45年1月1日の月齢を調べてみたんですが、あるサイトの計算によると月齢2くらいなんです。BC44年からAD8年までに閏年が一つ多く入れられているようなので、それを考慮に入れると、BC45年1月1日は最初だけ新月を選んだ可能性があります。
もっともローマ暦のカレンダエはそれまでも別に新月と連動していなかったのだから、仮にユリウス暦のスタートが新月だったとしても単なる偶然と考える方が良いかもしれません。

> 語源は『焼き焦がすもの』だったと覚えております。
そういえば聞いたことがあるような気がします。
シリウスと言えば、凍てついた冬空に輝くイメージがあるので、寒々しい感じがするんですが、エジプト人には違ったイメージでとらえられているんですね。


◎AKIRA.Mさん

こんばんは。
コメントの宛先が違うような...。(^^


[4169] キリ番 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/05(Wed) 23:03

現在のところ、40万番ジャストに最も近いのは May さんの 399995番です。IP address もログに記録されているものと整合性があります。
同点、あるいはもっと近い方がいらっしゃいましたら、10月6日21時までに掲示板に書き込んでください。


◎ Mayさん
と、いうわけでもっと近い方がいらっしゃるかもしれませんので、ニアピン確定までもうしばらくお待ちください。


◎ヤマさん
惜しかったですね。次回のキリ番にご期待ください。


[4168] 400000以前… 投稿者:May 投稿日:2005/10/05(Wed) 20:35

ども、Mayです。
夏休み中はだいぶラテン文学を読んでましたが、結局書き始めるとローマとは無関係のモノがスラスラと書けています(苦笑)

……実は、399995を取っていました。

http://blog.nerva.org/


[4168] 400000以前… 投稿者:May 投稿日:2005/10/05(Wed) 20:35

ども、Mayです。
夏休み中はだいぶラテン文学を読んでましたが、結局書き始めるとローマとは無関係のモノがスラスラと書けています(苦笑)

……実は、399995を取っていました。

http://blog.nerva.org/


[4167] ニアピン 投稿者:ヤマ 投稿日:2005/10/05(Wed) 19:52

はじめまして。

塩野七生さんのファンで、ローマに興味があり、前からちょいちょいサイトを拝見させていただいていました。

僕で400029番目でした。


[4166] キリ番 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/05(Wed) 18:17

400000番のキリ番を過ぎたようです。ジャストまたはニアピンの方は掲示板にその旨を書き込んでください。


[4165] ロマンは 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/10/05(Wed) 00:44

augustusさん
解説ありがとうございます。

単語としてはロマンはローマが元であるけれど、
直接には古代ローマとは
関係なく使われたと言うことですか。

ラテン語が変化して各国の現在の言葉になってきたのを「ロマンス諸語」といい、中世以後 それらの言葉で書かれた文学、学術の中にロマン主義などと呼ばれるものが有るということでしょうか。幻想的なものも含むもっと広い範囲のものということで、古代ローマとは必ずしも関係なしと言うことですね。

相当に本来の意味と違った解釈をしていたようです。
上記の解釈でもまだ違っているかも知れませんが。


[4164] シリウスと元日 投稿者:苦力 投稿日:2005/10/04(Tue) 22:15

どーも。ごぶさたしております。

日の出直前にシリウスが観測されるのは、エジプト暦の元日です。ユリウス暦に直すと7/19ころだったと思います。ナイルの増水が始まる時期と重なるので、農事暦としては特別な日ということなのですが、閏年の修正をしないのは既出してますね。神官団が観測を怠らないので農事の開始には差し支えが無いそうなのですが、暦としての意味が薄れるような気もします。1,460年に一度の盛大なお祭りのために暦を固定した訳でもないでしょうけど。
で、正月に時期にシリウスはどこぞにいるかと申せば、日没後に南東の地平線上に現れると覚えていたのだけれども。夜中に南中します。
古代ギリシアでは日の出直前にシリウスが地平線上に現れるのは、暑い盛りの始まりであるため、太陽とともにシリウスが過酷な夏の暑さをもたらす星であると考えられたようです。歓迎されていなかったらしいです。語源は『焼き焦がすもの』だったと覚えております。


[4164] シリウスと元日 投稿者:苦力 投稿日:2005/10/04(Tue) 22:15

どーも。ごぶさたしております。

日の出直前にシリウスが観測されるのは、エジプト暦の元日です。ユリウス暦に直すと7/19ころだったと思います。ナイルの増水が始まる時期と重なるので、農事暦としては特別な日ということなのですが、閏年の修正をしないのは既出してますね。神官団が観測を怠らないので農事の開始には差し支えが無いそうなのですが、暦としての意味が薄れるような気もします。1,460年に一度の盛大なお祭りのために暦を固定した訳でもないでしょうけど。
で、正月に時期にシリウスはどこぞにいるかと申せば、日没後に南東の地平線上に現れると覚えていたのだけれども。夜中に南中します。
古代ギリシアでは日の出直前にシリウスが地平線上に現れるのは、暑い盛りの始まりであるため、太陽とともにシリウスが過酷な夏の暑さをもたらす星であると考えられたようです。歓迎されていなかったらしいです。語源は『焼き焦がすもの』だったと覚えております。


[4163] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/04(Tue) 16:27

下記書籍が既刊。

●『ゲーテと異文化』
http://images-jp.amazon.com/images/P/487378879X.09.MZZZZZZZ.jpg九州大学出版会 
坂田正治 
\3,360<税込>
 ギリシア、ローマからオリエント、インドへ、地上から楽園へ、人間界から神々の世界へ、ゲーテの想像力は自在に世界を駆け巡る。グローバルでボーダレスの時代に甦るゲーテのポエジー。
 <著者>昭和17年熊本県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。熊本大学文学部教授。著書に「クロプシュトックの抒情詩研究」など。


下記書籍が10月20日刊行予定。

●『西域から来た皇女 本当は怖ろしい万葉集2』
祥伝社 
小林惠子
予価 \1,575<税込>
 山辺皇女はササン朝ペルシア王族の末裔だった…ユニークな視点と論理で読み解く、万葉集の謎。


下記書籍が11月中旬刊行予定。

●『超古代文明』 
http://images-jp.amazon.com/images/P/4775304356.09.MZZZZZZZ.jpg新紀元社 
朱鷺田祐介 
予価 \1,890<税込>
 アトランティス伝説、ムー大陸伝説を中心に、各地の超古代文明伝説を一覧的に紹介。新説・仮説をとり混ぜたロマンを追いかける一冊。


[4162] Re[4161]: ロマンですか 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/04(Tue) 01:00

> ロマンと言う言葉は、古代ローマやその前後の古い時代、あるいはその頃の風俗習慣を指すもの、だったのですね。
>
>  いままでは 何となく「幻想的、空想的、夢物語、非現実的」のような小説とか恋愛小説とかを表す、用語かなと漠然と考えていました。

いや...あの...え〜っと,何か誤解があるようですが...

単に“ロマン”というときには,いろいろな意味があって,いずれも間違いではないのですが...

ロマンという言葉は,もともと単に“ローマの”という意味の形容詞なのですが,日本語としてはこの意味で用いられることは少ないと思います.

もう一方のロマンは,ロマンス諸語に由来します.
いわゆるラテン系のコトバのことを言語学ではロマンス諸語といいますが――
中世も後期あたりになると,俗語文学が華やかになり,その中で,ロマンス諸語で書かれた物語のことがロマンスとよばれて,そこからめぐりめぐって今日の“ロマンス”だの“ロマンチック”だのといった用法が生じるわけですが,
その間には,近代のロマン主義運動なんかの影響もあります.
ロマン主義は,神秘とか幻想とかも大好きで,今日のファンタジーやらホラーやらのルーツのひとつでもあるのですが...
説明は面倒なので省略.
ただ... ロマン主義というと,決して,文学や音楽だけではなく,自然科学までをも含む,幅広い思想運動で,しかも,大真面目で,真摯な思想運動でした...なんてことはともあれ――
普通,“ロマン”とか“ロマンチック”とか言われるときには,古代ローマとは無関係ですし,
また,“ロマン派”・“ロマン主義”というときの“ロマン”も,古代ローマとは,まずほとんど無関係だと思ってよいと思います.


[4161] ロマンですか 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/10/03(Mon) 23:05

ロマンと言う言葉は、古代ローマやその前後の古い時代、あるいはその頃の風俗習慣を指すもの、だったのですね。

 いままでは 何となく「幻想的、空想的、夢物語、非現実的」のような小説とか恋愛小説とかを表す、用語かなと漠然と考えていました。


[4160] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/03(Mon) 18:15

●10月9日21:00〜21:54、BS日テレ<BSデジタル放送>で「トラベリックス〜世界体感旅行〜イタリア(ローマ) 編」が放映予定。


下記書籍が11月11日刊行予定。

●『かなしき女王 ケルト幻想作品集』
ちくま文庫 
フィオナ・マクラウド著 松村みね子訳 
予価 \998<税込>


[4159] 無題 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/03(Mon) 16:02

[4094]でお知らせしましたように、トップページのカウンタ400000番の方にローマコインを1枚プレゼントいたします。
詳しくは下記のページを御覧下さい。
http://www.augustus.to/other/kiriban_400000.html


[4158] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/02(Sun) 21:30

◎Argonautaさん

> ...は,確か夏至の頃だったように記憶してます.
よく考えたらそうですね。シリウスは真冬の夜に良く見えます。だから、朝シリウスが昇るのは夏ですね。
と、いうわけで、(2)は撤回します。早いなあ。(^^;


[4157] Re[4155]: RE: 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/02(Sun) 20:41

> 2)カエサルはアレクサンドリアの天文学者の意見を聞いてユリウス暦を定めた。聞くところによると、エジプトの暦は最初はシリウスが太陽と共に昇る日を基準にしていたらしい。カエサルが新たに決めた1月1日はもしかしたらシリウスが太陽とともに昇る日だったかもしれない。

...は,確か夏至の頃だったように記憶してます.

え〜っと......エジプトの暦の歴史も案外,面倒なところがあって,確か......

古い暦は1年365日で,閏年を設けなかったので,4年に1日ずつずれてっいった...
で,一回りして元に戻る年には...え〜っと...365×4=1460年になりますか...盛大な祭が行われたとか...
当然,この点を修正して,閏年を設けた暦も早くから作られ,2種類の暦が用いられていたとか...

で,ユリウス暦がどちらの暦に基づくかといえば,閏年のある方ですから,当然ズレはなく,1年はおそらく夏至の頃から始まっていたんじゃないか,と思います.
ということは,ヤーヌアーリウスを年の第1月としたのは,やはり,ローマ側の伝統に従ったものと思われます.
あくまで,推測ですが...


[4156] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/02(Sun) 19:45

「書籍案内」に 『イソップ風寓話集』 を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2005/10/post_18.html


[4155] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/10/02(Sun) 17:56

◎真奈美さん

> 10の月に「ユリウス」と「アウグストゥス」を
> 加えて12にした、って・・・ こんなの「覚え!」
> ないでもらいたいです。
かなり明らかな間違いのようですね。(^^
たぶんカリスマ講師さんは受験生の興味を惹く話を軽く付け加えただけなんでしょう。でも、信じちゃう受験生もいるんだからもう少し正確な話を書いて欲しいところですよね。例えば、ローマの暦の話だったら「カレンダーって毎月の1日のことなんだよ」くらいの話で十分「へぇー」となるような気がします。

> 私の高校時代の地学の時間の余談(しか覚えて
> いません)でも、カエサルとアウグストゥスの
> 名前の割り込みで月の名前が二つずれたという
> ふうに言われてました。
私の中学1年生のときの英語の教科書にもそういうエピソードが書いてあって、ずいぶん長い間それを信じていました。(同世代の人に結構この説を信じている人がいるのは同じ教科書を使っていたのかも(^^;)


◎DSSSMさん

> その後、『暦と占いの科学』(永田久 新潮選書)
> P89〜を見てみると、こういう風に書かれていました
詳しい説明ありがとうございます。
153年のあたりで一体何があって年の始めを変更したのかが大いに気になるところですね。年表を見る限りでは大事件は起きていなさそうですよね。第3次ポエニ戦争が近いけど、まだ始まっていないし。
もしかしたら政争の具にされたためだったりして。誰かの任期を縮めてやろうと「ヤヌス神は年の始めに相応しい」とこじつけたとか。
そういう理由で閏月を入れたり入れなかったりしていた人たちだから、可能性皆無ではないかもしれませんよね。

>そういうミスを君たちが知って好奇心を持って調べて
> いくことも含めて、歴史を楽しんで欲しい
時間的に難しい点はあるかもしれないけど、こうあって欲しいですね。


◎高島賢治さん

> ローマに制圧されたジュダイズムの枠を越えて
ジェダイズムに見えました。これじゃスターウォーズ(^^;


◎Argonautaさん

> この程度のことは別段,難しいことでもなんでも
> ないのに,あえてしなかったということは,何か
> 他の理由があるのでしょうか???
カエサルは暦と季節がずれていることに問題を感じ前46年を445日にしたわけですよね。そして、その後季節と暦のずれが生じないように1年を365+1/4日にしました。確かに、Argonautaさんがおっしゃるようにあと数日ずらしておいて冬至を新年にすることは簡単だっただろうと思います。でもカエサルはそうしませんでした。
単なる思いつきに過ぎないのですが、2つ可能性を考えました。
1)それまでローマは適当に閏月を入れるなどしており、年の始めが冬至や春分などと正確に一致することが重要とは考えていなかった。カエサルも同様で、年のスタートが冬至だろうが、少しずれていようがどうでもよくて、春の訪れがマルティウスになってくれれば良かった。
2)カエサルはアレクサンドリアの天文学者の意見を聞いてユリウス暦を定めた。聞くところによると、エジプトの暦は最初はシリウスが太陽と共に昇る日を基準にしていたらしい。カエサルが新たに決めた1月1日はもしかしたらシリウスが太陽とともに昇る日だったかもしれない。
どちらもただの思いつきで根拠はありませんが、私としては(1)が当たっているような予感がするのですが。


◎P.M.さん

お久しぶりです。新居落成おめでとうございます。さすがに大神官様だけあって大きな家ですね。

> ローマでは3月が始まりの月であったというのは、
> 日本で年度の始まりは大抵4月で3月はお別れの
> 月という感覚に近いものがあるかもしれません。
近そうですね。Argonautaさんも書いていますが、たぶんどちらも農作業ができるようになる時期ということなんだろうと想像しています。


◎ロードさん

> ということで、毎週、図書館に通うことにしました。
図書館は良いですね。中学生のうちは、ローマに限らず幅広い本を読むと良いですよ。


[4154] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/02(Sun) 14:29

●10月4日22:00〜22:45、NHK・BSハイビジョンにて「世界ふれあい街歩き ナポリ 〜イタリア〜」が放映予定。
 【10月9日10:00〜10:45、NHK・BSハイビジョンにて再放送。(ただし大リーグ中継の場合はお休み)】
 地中海から南イタリアの港町ナポリに上陸、建物の土台は二千五百年前のものと言われる古い街並みを歩くと、路地に日が差し込み始め洗濯物を干すアパートのベランダの向かい同士で楽しい会話が始まる。足元には千八百年前の道路標識。夕方、宝くじの抽選会を楽しみにする人々や、ビンゴを楽しむおばあさんたち、路地は夜中まで眠らない。
 http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/

●10月9日22:00〜24:15、NHK教育テレビ『芸術劇場』にて、ク・ナウカ公演「王女メデイア」<エウリピデス作>が放映予定。

●10月13日20:00〜21:50、NHK・BSハイビジョンにて「ハイビジョン特集〔アジア・知られざる道を行く〕 火の民 クルドの道 アララト山への1000キロの旅」が放映予定。
 ノアの箱舟が大洪水の末に漂着したとされるアララト山。この山を“火の山”と呼び、特別な思いを寄せてきた人々がいる。トルコ、イラク、シリアなどにまたがる地域に2500万人が暮らすクルド人だ。クルド人は独自の言語や文化を持ちながら、国家を持たない世界最大の民族と呼ばれる。彼らが暮らす土地は数千年にわたり幾多の王朝が興亡した文明の十字路にあり、アブラハムが生まれた洞窟や、世界遺産にも指定されているアレキサンドロス大王の末裔の墳墓、シリア正教の修道院など多様な文化遺産が数多く残されている。古代文明を育んだチグリス・ユーフラテス川や雪山に囲まれたワン湖、標高5137メートルのアララト山など雄大な自然も広がっている。トルコ政府はこれまでクルド人の分離独立を懸念し同化政策を続けてきた。しかし国際社会の求めに応じクルド語による教育や放送を一部解禁するなど融和政策を取り始め、クルド人はようやく自分たちの文化を取り戻そうとしている。クルドの新年祭・ネヴローズが行われる春、これまで取材が厳しく制限されてきたトルコ南東部のクルド人居住地域にカメラが入った。知られざるクルド人の暮らしや文化、雄大な自然を追い、“火の山・アララト”を目指して1000キロの道を旅する。


下記書籍が10月20日刊行予定。

●『美しき姉妹たち 聖書小説「レアとラケル」「レプタふたつの物語」』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4873954525.09.MZZZZZZZ.jpgキリスト新聞社 
三浦喜代子 
予価 \1,260<税込>


下記書籍が10月以降に刊行予定に変更。
●『反キリスト 黙示録の時代』 人文書院 エルネスト・ルナン著 忽那錦吾訳 四六判・360頁 予価 \2,835<税込>
 ローマ、ユダヤ、キリスト教。壮絶なる戦いと、新たなる時代の幕開け。
『イエスの生涯』『聖パウロ』に続く、ルナンの大著『キリスト教起源の歴史』第4部。西暦61年〜73年を描く。皇帝ネロの狂気、ユダヤ教徒の内紛、キリスト教の迫害、ローマ帝国とのユダヤ戦争、エルサレムの陥落、そして黙示録の成立。壮絶を極めた時代を生き生きと描写する。「キリスト教が歩んだ全発展の道で、本書が扱った時期はかつて例のない異常な時期であった。…立ちはだかる目の前の怪物、悪の権化、これに対峙する善の権化すなわちイエス。…キリスト教は…ローマに制圧されたジュダイズムの枠を越えて、ますます自由に羽ばたき、独自の運命を辿っていく…。」(序文より)


下記書籍が年内刊行予定。

●『美のチチェローネ』
青土社 
ブルックハルト著


[4153] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/10/01(Sat) 18:11

すごい説明ですね。読んでいても、さっぱりです。やっぱりもっと、ローマ史について勉強しなければならないです・・・
ということで、毎週、図書館に通うことにしました。いろいろ、ここの掲示板には、本とかに載ってないことが書いてあるので、すごくありがたいです。
本当に、感謝してます。ありがとうございます。


[4152] Re[4150][4148]: 暦やロマン主義 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/01(Sat) 16:53

これは蛇足の蛇足の蛇足ですが...
また,かなりの脱線になりますが...

例えば,もし,「古代ローマに〜」ではなくて,
「ゲルマンやケルトの復権」というならば,
ロマン主義をそのように把握することも一応は可能で,
誤りだとは言えないと思います.

では,問題は「古代ローマ VS ケルト,ゲルマン」にあるのか?
というと,そうではない,と思います.むしろ,
   表層文化と基層文化??? 
とでもいうべき対立にあるのではないか,と思います.

とはいえ,
表層文化とか基層文化とかってコトバをきちんと定義することなんてできないんですが......
まあ,大雑把にいって,
キリスト教とギリシア・ローマの古典古代とが表層文化で,
これに対して,
フォークロア(メールヒェンや伝説や,それから祝祭,など)の中に残存する,
ゲルマンやケルトの習俗が,基層文化です.

そういう意味で,ロマン派やその周辺を,基層文化の復権,
基層文化ルネサンスと考えることも可能ではないか,と思います.

もっぱら,アルプス以北のヨーロッパ人の精神性は,
ケルト的・ゲルマン的精神性の上に,
キリスト教信仰や,古典古代以来の伝統的教養が乗っかってる,と考えることも可能です.

このことは実は,イタリアでも同様です.
われわれの知っている古典古代とは別個に,
古代ローマは古代ローマで,民間信仰のようなものは当然あったはずです.
われわれが古典古代の文学作品を通じて知っている神々と,
当時の民間の信仰との間には,
おそらくかなりのひらきがあったのではないか,と予想されます.

そして,民間で信じられ,行われていた,農耕儀礼,豊穣儀礼,等々は,
ローマであれ,ケルトであれ,ゲルマンであれ,
神々の名前は違っても,
信仰や儀礼の実質には相当,共通する部分があったのではないか,
と予想されます.
何もヨーロッパに限定せずとも,エジプトのイシス信仰はローマ帝国内で大流行しましたが,
このイシス信仰は,後の,民間のマリア信仰にも多大な影響を与えているそうです.
あるいはまた,祝祭や民俗学の本を読んでると,
日本の祝祭と,ヨーロッパの祝祭との間に共通点の多いことには,驚かされます.
例えば,ヨーロッパにもナマハゲのそっくりさんがいることは有名ですが,その他に例えば,
昔の日本では,正月と盆とではほぼ共通・対応する儀礼が行われていたそうで,
先祖が帰ってくるのは盆だけじゃなく,正月にも帰って来たそうなのですが,
同様の信仰がケルトにもみられたそうです.
そして確か,その正月に相当するのが,ハロウィンの起源だったと思います.
(“ハロウィン”という名称の方は,皆さんご周知の通り,
 “万聖節のイヴ・前夜祭”とでもいったような意味です.)

そういうわけで,民間の信仰は比較的容易に,習合や混交が生じやすいように思います.
また,ローマの神々は古代から,今日のヨーロッパ各地に伝わってました.
ですから,通俗的な本ではしばしば,
古代ギリシア・ローマの神々と,ケルトやゲルマンの神々とを,
あたかも同一の神の異なった呼び方であるかのような記述を見かけることがありますが,
別段,驚くには当らないと思います.

したがって,ロマン派が,「キリスト教以前の古代ローマに還れ」である可能性も考えられます.
ただし,その場合のローマとは,
古典古代の文学作品を通じて知られたインテリの教養のそれではなく,
むしろ,基層的・民俗的なローマでなければならない,と思います.


[4151] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/10/01(Sat) 16:34

下記書籍が10月14日重版予定。

●『人生の短さについて 他二篇』
ワイド版岩波文庫 
セネカ著 茂手木元蔵訳 
予価 \1,050<税込>
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/0/0070460.html


下記書籍が10月25日刊行予定。

●『佐藤の世界文化史 一問一答』
学研 
佐藤幸夫 
予価 \892<税込>
 代々木ゼミナールの人気講師・佐藤幸夫先生が、世界史のエッセンスを一問一答形式で解説。わかりやすく、チェックしやすい。代々木ゼミナールの人気講師・佐藤幸夫先生が、世界史のエッセンスを一問一答形式で解説。学習参考書。
 http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?isbn=405302188X


下記書籍が10月26日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ぶどう酒色の海 西洋古典小論集』
岩波書店 
岡道男 
四六版・224頁 
予価 \3,570<税込>
 ホメロス、ソポクレス、プラトン、キケロ……碩学に誘われながら豊穣なる西洋古典の世界に広く深く遊ぶ喜び。不世出の学者であった著者の遺産から精選された珠玉のエッセイ十五篇は、日常に見出される何気ない光景からたどられる道が広大な知の世界に至ることを教える最良の導き手である。強く待望された遺稿集。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0246300.html


下記書籍が11月刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ペネロピアド 世界の神話』 角川書店 マーガレット・アトウッド著 鴻巣友季子訳 四六判 予価 \1,575<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000197
●『世界の神話 神話がわたしたちに語ること』 角川書店 カレン・アームストロング著 武舎るみ訳 四六判 予価 \1,470<税込>
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200111000134


下記書籍が11月刊行予定。

●『永遠を背負う男 世界の神話』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4047915130.09.MZZZZZZZ.jpg角川書店 
ジャネット・ウィンターソン著 小川高義訳 
四六判 予価 \1,470<税込>
 その背で「世界」を支えるアトラスは、勇者ヘラクレスとの出会いによって自分の「重み」に疑問を持つ。「おろしてみたらどうだろう?」自伝的なエピソードを絡み合わせ、宇宙の始まりまで創造を広げた意欲作。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000198


[4150] Re[4148]: 暦やロマン主義 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/01(Sat) 15:29

“ロマン主義”と“古代ローマ”とを混同するのは,古くからよくある珍しくもない,ありきたりの誤りなのですが...
ただ僕は,

   “魔女の本”

ってところが気になりました.
多少整理すると,

1.魔女のルーツを古代の異教に求める立場を
   (実証史学に対する否定的なニュアンスで),
  “ロマン主義”と呼ぶことはよくある.

2.異教儀礼の神々を
   (例えば,ケルトやゲルマンの神々を),
  ギリシア・ローマの神々に当てはめることは,
  古代ローマ以来のヨーロッパの伝統.

3.フォークロアの背景にキリスト教以前の異教的習俗を認める考え方は,
  ドイツ・ロマン派自身にもすでに認められ,
  さらにこの考え方は,後のさまざまな思想に多大な影響を及ぼした.

4.近年,欧米では,
  魔女信仰や,古代の異教を復活させよう,という運動が非常に盛んで
   (例えば,アメリカでは魔女が大流行で,
    キリスト教保守派と当然のごとく対立し,
    社会問題化しています.
    また,ヨーロッパでは,
    ドルイド教を復活させようなんて酔狂な連中もけっこういるようです),
  かつまた,こうした連中の間では,ディアーナ(アルテミス)は,非常に人気のある女神です.理由はおそらく,
   (1) キリスト教の男性原理に対する女性原理
   (2) 異教運動は,月信仰を重視
   (3) 月の女神は,上記2.の伝統的流儀にしたがって,
      ギリシア・ローマの女神の名で代表され,象徴される

...上記のような事情を考えると,魔女の本の中で,“ロマン主義”と“古代ローマ”との混乱が生じるのは,むしろ,自然なことのように思えます.

http://www11.ocn.ne.jp/~mare/


[4149] Re[4147]: 暦(続き) 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/01(Sat) 14:48

> カエサルによるユリウス暦についても書かれていますが、細かい話を除けば、「それまで閏月がローマの政治家たちの勝手な都合で置いたり置かなかったりをしていたので、暦が3ヶ月以上ずれていたのを、前46年を445日とする事によって修正した」

これもよく見かけるわりに,全く意味不明の記述ですね.
なぜなら,古い暦と,新しい暦とは,正しさの基準が異なるわけですから.

多分,90日も追加したということは,月の名称と季節感とがまるまる1季節分ずれてた,ってことでしょうかね.
そこで,月名と季節感とが一致するように修正した...ってことであろうとは思うのですが...
(念を押しておくと,このことは,古い太陰太陽暦とユリウスの太陽暦との相違の問題とは,全く無関係の別問題です).

ま...そのあたりまではおおよそ想像できるのですが,じゃあこの時,1月1日をどのようにして・何を基準にして,定めたのか? って疑問はそのまま残ります.

古い暦は太陰太陽暦だったのですが,この場合ふつう新月を1日とします.
それでも,どの月であれ,年の第1月とすることは可能です.
ですから,第1月は,マ−ルティウスになったり,ヤーヌアーリスになったり,したわけですね.
無論,その他の月を第1月にすることも,可能です.

ユリウス暦の場合は,太陽暦だったわけですから,もはや月の満ち欠けとは無関係に,365日のうちのお好きな任意の日を,年の第1月・第1日とすることが可能です.
ですが,まあ,太陽暦ですから,素直に考えれば,春分・秋分・夏至・冬至のいずれかあたりがすっきりしてよいように感じます.
ですが,ユリウス暦はいずれでもありません.
最も近い冬至からも,確か,5日か6日程度,ずれてます.
いったい何を基準にしたやらよくわからないような,中途半端な日から1年は始まります.
「古い暦の季節感を修正した結果,その年はたまたま,冬至の5〜6日後が新年となった」
というのも,考えられる話ではありますが......
ただ,太陰太陽暦から太陽暦へという大規模な改暦を行う際に,こういう中途半端なことをするってのも......
特にカエサルは季節感のズレを修正するために前46年に90日も追加したわけですから,どうせなら,90日ではなく,5〜6日減らして85日くらいにしておけば,ちょうど冬至が新年となり,各月の日数を調整すれば,春分・秋分・夏至も月の1日となるような,太陽暦にはよりふさわしい,きりのよい暦になったはずです.
この程度のことは別段,難しいことでもなんでもないのに,あえてしなかったということは,何か他の理由があるのでしょうか???
結局,1月1日の根拠って何???

http://www11.ocn.ne.jp/~mare/


[4149] Re[4147]: 暦(続き) 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/01(Sat) 14:48

> カエサルによるユリウス暦についても書かれていますが、細かい話を除けば、「それまで閏月がローマの政治家たちの勝手な都合で置いたり置かなかったりをしていたので、暦が3ヶ月以上ずれていたのを、前46年を445日とする事によって修正した」

これもよく見かけるわりに,全く意味不明の記述ですね.
なぜなら,古い暦と,新しい暦とは,正しさの基準が異なるわけですから.

多分,90日も追加したということは,月の名称と季節感とがまるまる1季節分ずれてた,ってことでしょうかね.
そこで,月名と季節感とが一致するように修正した...ってことであろうとは思うのですが...
(念を押しておくと,このことは,古い太陰太陽暦とユリウスの太陽暦との相違の問題とは,全く無関係の別問題です).

ま...そのあたりまではおおよそ想像できるのですが,じゃあこの時,1月1日をどのようにして・何を基準にして,定めたのか? って疑問はそのまま残ります.

古い暦は太陰太陽暦だったのですが,この場合ふつう新月を1日とします.
それでも,どの月であれ,年の第1月とすることは可能です.
ですから,第1月は,マ−ルティウスになったり,ヤーヌアーリスになったり,したわけですね.
無論,その他の月を第1月にすることも,可能です.

ユリウス暦の場合は,太陽暦だったわけですから,もはや月の満ち欠けとは無関係に,365日のうちのお好きな任意の日を,年の第1月・第1日とすることが可能です.
ですが,まあ,太陽暦ですから,素直に考えれば,春分・秋分・夏至・冬至のいずれかあたりがすっきりしてよいように感じます.
ですが,ユリウス暦はいずれでもありません.
最も近い冬至からも,確か,5日か6日程度,ずれてます.
いったい何を基準にしたやらよくわからないような,中途半端な日から1年は始まります.
「古い暦の季節感を修正した結果,その年はたまたま,冬至の5〜6日後が新年となった」
というのも,考えられる話ではありますが......
ただ,太陰太陽暦から太陽暦へという大規模な改暦を行う際に,こういう中途半端なことをするってのも......
特にカエサルは季節感のズレを修正するために前46年に90日も追加したわけですから,どうせなら,90日ではなく,5〜6日減らして85日くらいにしておけば,ちょうど冬至が新年となり,各月の日数を調整すれば,春分・秋分・夏至も月の1日となるような,太陽暦にはよりふさわしい,きりのよい暦になったはずです.
この程度のことは別段,難しいことでもなんでもないのに,あえてしなかったということは,何か他の理由があるのでしょうか???
結局,1月1日の根拠って何???

http://www11.ocn.ne.jp/~mare/


[4148] 暦やロマン主義 投稿者:真奈美 投稿日:2005/10/01(Sat) 13:56

私のふった話題でずいぶん続いていて、面白いような恐縮するような。私の高校時代の地学の時間の余談(しか覚えていません)でも、カエサルとアウグストゥスの名前の割り込みで月の名前が二つずれたというふうに言われてました。私が学生にこのへんを言及する際には、暦のずらし方よりも、7月がカエサルの誕生月なのに対して8月はそうではなくて戦勝・内乱の終わりの記念、これは独裁の疑いで暗殺されたカエサルの二の舞にならないための用心深さの表れ、独裁ではないというポーズである、とそのへんを強調してます。


>ハイネ『流刑の神々・精霊物語』岩波文庫
確か,この本でも,ギリシア・ローマの神々が,キリスト教によって呪われ,悪魔化した姿で民間信仰の中に残存している...ようなことが述べられていたような...僕の記憶もかなり混乱してますが...

 ハイネは、キリスト教以前の神々や精霊たちの世界に深い愛着を抱いていました。彼自身が「異端者」ユダヤ系であることとも大きく関わっているでしょう。同時代のナポレオンは毀誉褒貶はげしい存在ですが、ナポ支配下でユダヤ人の立場は向上したおかげか、毒舌家のハイネにしては、ナポレオンへの評価はけっこう甘いです。


>ドイツ人は中世以来今日に至るまで,地中海志向,イタリア志向が非常に強いです.多分,ロマン派の連中にもその気はあっただろうとは思いますが,具体的に誰がどうとは思い出せません.ただ,世間にはゲーテまでロマン派呼ばわりして平然としている人が案外と多いもので(これは事実で,決して悪い冗談などではありません),んでもってゲーテといえばドイツにおけるイタリア志向の代表選手で,確か『イタリア紀行』も岩波文庫に入っていたような...

 学会誌「ドイツ文学」では、「イタリア」特集がくまれたこともあるくらい、イタリア憧憬は大きな要素です。ロマン派でのローマは、カトリックの牙城であると共に古代異教の地であるということで、両義的な妖かしの都。アイヒェンドルフ作品なんてその極めつけです。
 ゲーテといえば『君よ知るや南の国』、イタリアへの憧れというと必ず出てくる詩ですね。 18世紀後半の一時期、若い詩人たちの間での「シュトゥルム・ウント・ドラング」(疾風怒濤という語があてられます)と呼ばれる激しいノリの思潮があり、これは「プレ・ロマン主義」とも言われます、そして若いゲーテやシラーがその代表者(『若きウェルテルの悩み』)なので、ものすご〜く無理をすれば、ゲーテをロマン派にいれることができなくもないのですが・・・一般には間違いですね。もちろん、なにをもって「○○主義者」とするか、どう定義づけるのか、簡単には決めつけられませんけどね。

 「ロマンス語」「ロマン語」は、ラテン語から派生俗化したフランス語、イタリア語、スペイン語などを指すもので、そういう日常語で書かれた読み物(主に騎士の冒険もの)が軽蔑的に「ロマーン」と呼ばれ、そこから、「ロマン的」は、冒険、空想などの意味合いを持つようになっていったのです。ここで「ロマン語」と反対の位置にあったのは「知的」な言葉であるラテン語です。こういう点からしても、「ロマン主義」を「古代ローマの栄光に〜」なんて混同するのはやはり甚だヘンです。


[4147] 暦(続き) 投稿者:DSSSM 投稿日:2005/10/01(Sat) 08:57

父達よ、新たに加わった者達よ


 その後、『暦と占いの科学』(永田久 新潮選書)P89〜を見てみると、こういう風に書かれていました(かなり詳細なんですが簡略にして)。

ロムルス暦……1年=10ヶ月(冬の間は日付さえ付けられてなかった)
ヌマ暦(前710年)……11月をヤヌアリウス、12月をフェブルアリスとする
前153年(ヌマ暦の改訂)……1月をヤヌアリウス、2月をフェブルアリスとする

 ロムルス暦が10ヶ月分しかなかったのは、農作業も戦もできない生活の凍結してしまう時期の60日間が過ぎて春になってはじめて、日付というものの意味があると考えられたからだとか。

 前153年のヌマ暦の改訂については、双面神ヤヌスが月の終わりと始まりを象徴するに相応しいからそう変えられたのであろう、と書かれているのですが、前153年に何があったのか? を『THE MAGISTRATES OF THE ROMAN REPUBLIC』で見てみると、「Beginning this year Consuls entered office on January.」「Lange suggests that these laws should be deated in 153, when the Consuls began to enter office on January first.」などと書かれていました(後者の文の意味分からず(^◇^;))。


 カエサルによるユリウス暦についても書かれていますが、細かい話を除けば、「それまで閏月がローマの政治家たちの勝手な都合で置いたり置かなかったりをしていたので、暦が3ヶ月以上ずれていたのを、前46年を445日とする事によって修正した」「7月(キンティリス)をユリウスと改名した」ということであって、ヌマ暦は全然伝説時代の事であるために信用はおけないにしても、前153年と言えば完全に歴史時代だし、「カエサルがユリウス、アウグストゥスの月を挿入することによって10ヶ月を12ヶ月にした」というのは(どうやってアウグストゥスという名前の月をカエサルが挿入すんねんという話は置いといても)まず完全に過誤だと言えるのではないでしょうか。

 ……ただ、かつて学校で歴史を教えていた(っていうか今でもフリースクールで教えてますけど)立場から言えば、「完全に(教師側の)認識ミスをなくして教える」なんていうことは不可能なので(大体専門家の学者の間でそもそも色んな説があったりもするわけだし)、私としては、「教師としては、この説が正しいのではないかと思って教えるけども、絶対に認識ミスはあるはずだし、そういうミスを君たちが知って好奇心を持って調べていくことも含めて、歴史を楽しんで欲しい」という様な事を言っていった方がいいと思いますし、私は実際そう言っていました。


 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA


[4146] Re[4145]: 引越 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/10/01(Sat) 03:11

> また、年の表し方って執政官就任の日を起点にしているだけで、皆それ以
> 外のなにものでもなっかたのではないでしょうか?

え〜っと,あの〜ですね... 問題は,
1年の始まりであれ,執政官の就任の日であれ,
なぜそれが3月なり,1月なりでなければならなかったのか?
にあるわけですね.
それに対して,“年の表し方は,執政官就任の日を起点にしているだけ”と答えるのであれば,それはただ単に,今日の宿題を明日にのばしているだけで,何の答えにもなっていませんね.

これは何の根拠もない僕の勝手な臆測ですが,
3月始まりだったのは,農事と関係があったのでは?
だから,後世に至るまで,3月始まりの暦が,民間で用いられたのでは???

1月始まりにしたのは,ひょっとして,太陽信仰と関係があるのかも?
冬至(太陽が死んで生まれ変わる日)に近い新月を,1年の始まりにしたのでは????

ただ... だったら,ユリウス暦にするとき,なぜ冬至を1月1日にしなかったのか,何でわざわざ,12月25日頃という,中途半端な日付にしたのか? 1月1日の根拠は何なんでしょう???


[4145] 引越 投稿者:P.M. 投稿日:2005/10/01(Sat) 01:10

お久しぶりのP.M.です。

家の引越しをしましたが、HPも引越しました。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~roma_antica/
引越ついでに、ピアッツァ・アルメリーナのほか、寓居の画像も一部アッ
プしました。

★暦
大学のドイツ語授業で使用していた教材で真奈美さんが書かれているのと
同内容の説明がなされていました(-_-)
その教材の方では"Augustus"の月を挿入したのはオクタウィアヌスと書か
れていた記憶しています。
誰か著名な方の資料が発信源の気がしてなりません(^o^;)

また、年の表し方って執政官就任の日を起点にしているだけで、皆それ以
外のなにものでもなっかたのではないでしょうか?
我々日本人はその起点の日に特別な感覚を抱いていますが、ローマでは3
月が始まりの月であったというのは、日本で年度の始まりは大抵4月で3
月はお別れの月という感覚に近いものがあるかもしれません。

★ティツィアーノ
私も大好きな画家の一人で、特に『聖愛と俗愛』からは離れられません(^o^;)
それにしても、タイタンと英語表記するのはやめて欲しいです。

ではでは

http://www7a.biglobe.ne.jp/~roma_antica/


[4144] Re[4141][4140]: 『覚える!世界史』 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/09/30(Fri) 17:34

>  私は、王政ローマ時代の第2代王ヌマ・ポンピリウスが10個あった月の前にヤヌスの月とフェブリア(贖罪の浄め)の月を置いて12ヶ月にしたのだと思っていました本当なんでしょうか。

確か...“前”ではなく“後”だったように記憶しています.
伝説では確か...

ロームルス暦...1年=10か月
ヌマ暦......   〃 + ヤーヌアーリウス(11月)
              + フェブルアーリウス(12月)
タルクィニウス暦...ヤーヌアーリウスを年の第1月とする.
           (理由は知りません).
           結果,クウィーンティーリス以下が2か月ずつずれる.

その後,いつの間にか再びヌマ暦に戻り
(すなわち,マールティウスが再度,年頭となり),
さらに,
前153年にまたまた今度はヤーヌアーリウスが1月となるも,
民間ではヌマ暦も用いられ続けた...

...だったように思います.
なんでこんなややこしいことになったのかは,全く存じません.
それから,実際にはさらに,各月の日数とか,閏月の入れ方とかにも変化があったと思いますが,そこまでいちいち記憶してません...うろ覚えで失礼...


[4143] Re[4111]: ロマン主義の誤解 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/09/30(Fri) 16:58

>  先月、図書館でハロウィンについて調べている際に、ある魔女の本が目にはいりました。それをぱらぱらと見ると、
> ーー「ロマン主義」は「ローマニズム」「ローマ主義」と言ったほうがわかりやすい。キリスト教以前の古代ローマ帝国の栄光に立ち返ろうという運動ーーと書いてありました。そんなバカな。

“魔女”・“ロマン主義”・“古代ローマ”の三題噺となると,関係の有無はわかりませんが... っていうか,かなり強引だとは思いますが――
まず思いつくのが,マレーあたりでしょうかね??????

   マーガレット・A・マレー/西村稔・訳『魔女の神』人文書院

マレーなんかの立場をもっぱら否定的な意味で“ロマン主義”と呼ぶことがあります.
でもって,マレーは,魔女のルーツをキリスト教以前の異教的豊穣儀礼に求め,それを確か,古代ローマの“ディアーナ信仰”の名前で呼んでいた...ように記憶しています.ただ,この場合のディアーナ信仰は必ずしも古代ローマのそれに限定されず,ケルトやその他の同様の豊穣儀礼を広く含めていたような......何せ,昔々に1度読んだきりで,うろ覚えですみませんが...
マレーは確かフレイザーの影響を受けたイギリスの人だったと思いますが,ともあれこの立場は,歴史学的には,いったん,ほぼ完全に否定されました.が,比較的最近になって,イタリアのギンスブルグなどの研究によって,いくらか復権している...そうです.

   ギンズブルグ 『ベナンダンティ』  せりか書房
          『闇の歴史 サバトの解読』 〃

これらの本は,魔女に関する本で引用・言及されているのをよく見かけますので,ひょっとすると,これらが混乱の原因のひとつなのかもしれません.

他に,ひょっして...と思うのが,

   ハイネ『流刑の神々・精霊物語』岩波文庫

確か,この本でも,ギリシア・ローマの神々が,キリスト教によって呪われ,悪魔化した姿で民間信仰の中に残存している...ようなことが述べられていたような...僕の記憶もかなり混乱してますが...

そのほかに考えられるのが,いわゆる“魔法使いのお婆さん”のイメージでしょうかね.このイメージの定着については,ドイツ・ロマン派の影響がかなり大きいそうです.ただ,彼らがメールヒェンや伝説や,あるいは中世騎士ロマンスの彼方に見ていたものは,キリスト教以前の異教には違いありませんが,異教は異教でもこの場合はゲルマンの方であって,ローマではなかったと思いますが...
ついでにいえば,ドイツ・ロマン派のゲルマン志向は,アイルランドのケルティック・ルネサンスに影響を与えていますが,このアイルランドの運動は,最近アメリカで大変に流行している魔女信仰(“ウィッカ”などと呼ばれることもあるそうですが)に相当な影響を及ぼしているようです.

その他には... 歴史家・ミシュレの『魔女』(岩波文庫に翻訳あり)なんかも,先のマレーなんかと十把ひとからげに否定的なニュアンスで,“ロマン主義”呼ばわりされることがあるそうです.

で,近頃は(ってかなり以前からのような気もしますが),魔女のルーツをキリスト教以前の異教的儀礼に求めるのが流行ってるようで,そうした本をときおり見かけるんですが,そうした本では,上に記したような本が必ずしも充分に整理されないまま引用・言及されてることがあるようです.なので,そうした本からさらに孫引きの孫引き...と伝言ゲームのように...

ついでにいうならば,異教の神々を,それと類似のギリシア・ローマの神々に当てはめるのは,古代ローマ以来のヨーロッパの伝統だといえるかもしれません.このことも,ひょっとすると混乱の原因になっている可能性も???

さらに蛇足のついでにいうと,ドイツ人は中世以来今日に至るまで,地中海志向,イタリア志向が非常に強いです.多分,ロマン派の連中にもその気はあっただろうとは思いますが,具体的に誰がどうとは思い出せません.ただ,世間にはゲーテまでロマン派呼ばわりして平然としている人が案外と多いもので(これは事実で,決して悪い冗談などではありません),んでもってゲーテといえばドイツにおけるイタリア志向の代表選手で,確か『イタリア紀行』も岩波文庫に入っていたような...


[4142] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/30(Fri) 14:57

下記書籍が10月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『この哲学者を見よ 名言でたどる西洋哲学史』
中央公論新社 
ピエトロ・エマヌエーレ著 
泉典子訳 
予価 \1,890<税込>
 哲学者の名言・箴言には、そのひとの比類なく独創的なエッセンスがつまっている。古代ギリシア哲学から20世紀思想まで。イタリアの奇才がエピソード豊かに語るやさしい西洋哲学入門の書。
 http://www.chuko.co.jp/new/2005/10/003675.html


下記書籍が10月中旬刊行予定。
●『女教皇ヨハンナ 上・下』
草思社 
ドナ・W・クロス著 
阪田由美子訳 
予価 各 \2,100<税込>
 時は九世紀。ローマでカトリック史上唯一の女性教皇が誕生した。だが、その公式記録は抹殺され、教皇庁は彼女の存在を一千年にわたって、今なお頑なに否定する。なぜか? 策謀渦巻く中世ヨーロッパを舞台に、知性と理性を武器に理想を追った一人の少女。彼女が運命のいたずらによって教皇に上り詰めたとき、悲劇の結末が…。史実の間から浮かび上がった女性教皇の生涯を描く。


下記書籍が11月22日刊行予定。

●『地中海都市紀行 古代キリスト教美術を訪ねて』
岩波セミナーブックス 
名取四郎 
四六版・290頁
 古代ローマ時代から営まれていた地中海の諸都市が中世、キリスト教理念を中心に変貌していった過程を美術・建築から読み解く。地中海沿岸各地の古代ヘレニズム・ローマ諸都市の古代都市から中世キリスト教都市への変貌の軌跡を、四世紀から六・七世紀を時代枠とし、都市景観(アーバニズム)の変容とキリスト教美術(教会堂建築と壁画)を通して概観する。古代ヘレニズム・ローマ都市は、ローマ帝国の衰退、各地の新興勢力の台頭などによって、あるものは姿を消し、あるものは中世都市へと変貌をとげてゆく。つまり古代異教都市の地誌や街景は、三・四世紀以降、地中海世界をおおうキリスト教の理念をもとに再編されることとなる。その変容の過程を眺めることは考古学上の資料をもってしても非常に難しいが、後世の西洋都市の展開を考えるうえでも重要なことと思われる。こうした中世に向かう転換期の古代地中海都市の様子を、地中海世界各地に実例を求めつつ、キリスト教考古学やキリスト教美術の研究成果を参照しながら読み解いてゆきたい。
 <著者>1942年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程終了。フランスのポワティエ大学、パリ第十大学、ローマの教皇庁キリスト教考古学研究所に学ぶ。立教大学教授。専攻は、西洋中世美術史・キリスト教考古学。編著書に『岩波キリスト教辞典』(共編、岩波書店)、『新西洋美術史』(共著、西村書店)、『名画への旅 第二巻』(共著、講談社)等。
 http://www.rikkyo.ne.jp/grp/cri/ken/vin/natori_s.html


●『印欧語比較文法』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000218816.09.MZZZZZZZ.jpg岩波全書セレクション 
高津春繁 
B6・456頁


下記書籍が11月25日刊行予定。

●『名詩名訳ものがたり 異郷の調べ』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000022636.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
亀井俊介・沓掛良彦 
四六版・256頁


●『岩波 西洋美術用語辞典』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000803069.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
益田朋幸・喜多崎親 
B6新版・360頁


●『聖書を読む 新約篇』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000236601.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
新約聖書翻訳委員会編 
四六版・254頁


●『福音書共観表』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000246283.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
佐藤研 
B5・272頁


[4141] Re[4140]: 『覚える!世界史』 投稿者:DSSSM 投稿日:2005/09/29(Thu) 23:03

父達よ、新たに加わった者達よ


>10の月に「ユリウス」と「アウグストゥス」を加えて12にした、って・・・ こんなの「覚え!」ないでもらいたいです。

 私は、王政ローマ時代の第2代王ヌマ・ポンピリウスが10個あった月の前にヤヌスの月とフェブリア(贖罪の浄め)の月を置いて12ヶ月にしたのだと思っていました(『プルターク英雄伝(一)』P173)が、しかしあるいは王政ローマ時代ってのはかなり伝説上の時代なので、カエサルの時にそうされたというのが本当なんでしょうか。良く知りません(^^ゞ

 私がちょっと前に、通信制高校の報告課題の問題を見た時に、グラックス兄弟が問題になってたりしてまして、私自身はグラックス兄弟とか興味ありますが、それをそもそも歴史に興味のない高校生に覚えるべきものとして短時間で指導するのは、私は馬鹿げている様に思いますねぇ……。もちろん、結構な時間を割いて説明するのであれば、面白い話ではあるのですが。

 記憶の量を要求するのではなく、欧米の様に(ホントはどうかは知らないのですが)例えば「キミが内乱の百年期に生きていたら、カエサルように振る舞おうとするか、小カトーの様に振る舞おうとするか、ブルートゥスの様に振る舞おうとするか、あるいはオクタヴィアヌスの様に振る舞おうとするか?」という様なことを考えさせ、なぜそれを選び、どの様に行動するのかを発表させ、討論させ、将来における自分の生き方に資する様な学問の仕方をさせれば良いのに……と思います。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA


[4140] 『覚える!世界史』 投稿者:真奈美 投稿日:2005/09/29(Thu) 16:05

今日大きめの本屋の歴史の棚のまえで目にしたので手に取り、ローマのあたりを繰りました。カエサルが暦を改訂したことに触れているのですが、10の月に「ユリウス」と「アウグストゥス」を加えて12にした、って・・・ こんなの「覚え!」ないでもらいたいです。わりに出たばかりの本のようです。 それにしても、筆者は予備校の「カリスマ講師」と書いてありますが、受験生に必須なほど暦のことって重要なんでしょうか。現代にまで生きているから確かに大事かもしれないけど。ほかにたくさん詰め込まなければいけない状況では最優先ではないような感じがします。

 しつこくハイネに触れますが、
『四季の歌』(S47)の3番が、「秋を愛する人は心深き人 愛を語るハイネのような 僕の恋人」 「僕」の恋人ならばたぶん女を想定してますよね。ハイネのような女ってどんな女だと思っているのかと頭抱えます。ふられて「恨まない」と言いながらかなり恨んでいそうで怖い。


[4139] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/28(Wed) 20:12

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ヒッタイト語における指示詞の研究 指示詞体系におけるa-の統語論的記述を中心として』
渓水社 
松川陽平 
A5・224頁 
\4,725<税込>
 ヒッタイト語の指示詞a-を全ヒッタイトテキストから歴史的、共時的に記述・機能分析し、apa-、ka-との間の統語論的相関関係を明らかにする。
 http://www.keisui.co.jp/cgi/kensaku.cgi?isbn=ISBN4-87440-895-8


下記書籍が10月13日復刊予定。

●『アリストテレスの倫理思想』
http://images-jp.amazon.com/images/P/400000039X.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
岩田靖夫 
予価 \7,350<税込>
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/X/0000390.html


下記書籍が10月14日重版予定。

●『ローマ人盛衰原因論』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4003400550.09.MZZZZZZZ.jpg岩波文庫 
モンテスキュー著 
田中治男・栗田伸子訳 
予価 \798<税込>
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/34/0/3400550.html


[4138] ありがとうございます! 投稿者:藍子 投稿日:2005/09/28(Wed) 00:38

高島賢治さん>
ありがとうございます!タイトルを間違っていました!
『ケルト文明とローマ帝国』です。
そうですね、はじめの数十ページをもう一度ゆっくりと読んでみようと思います。


augustusさん>
ありがとうございます!
やはりそうですよね…;;
まず、本選びを間違ってしまったようです。
確かに自分の興味のある分野の本を読みなおす、という手もアリだとは思うのですが、
なにしろ提出日が10月3日に迫っていまして、新しく本を読み直すのは少し無理があるんです。
自業自得なんですが^^;
「自分なりの書評」というものを、しっかり考え直してみます。
できれば個性の出るようなものしにたいと思います!


[4137] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/27(Tue) 20:39

◎高島賢治さん

> 「踊るサテュロス」搬出へ
まあ、遠いので仕方がないのですが、結局見に行かないで終わりました。


◎藍子さん

お困りのようですね。

「ケルト文明とローマ帝国」の書評についてのヒントをどなたかにもらっても、その後、自分なりの書評にするのはたぶん大変なことでないかと想像します。
それよりは、もっと書評を書きやすいような本を別に読んだ方が早いのではないでしょうか。藍子さんは普段はヨーロッパについて見聞きしていらっしゃらないとのことですが、何かご自身の興味がある分野から攻めてみると良いですよ。たとえば、食べ物に興味があったらイタリア料理やフランス料理についての本、サッカーに興味があったらヨーロッパのサッカーリーグについての本、ファッションに興味があればそういう本といったように、いろいろな切り口があると思います。わざわざ馴染みのない分野の本を選んで苦労するより、得意分野で勝負することをお勧めします。

がんばってください。



[4136] Re[4134]: 書評について 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/27(Tue) 20:38

藍子さん はじめまして。
『ケルト文化とローマ帝国』で検索しましたがヒットしません。恐らくhttp://www.sogensha.co.jp/mybooks/ISBN4-422-21174-9.htmだと思います。『ケルト文化とローマ帝国を読んで』なんてタイトルならば、内容がいくら良くても、これだけで不可ですよ。多分。僕は読んだのはかなり前なので内容は忘れましたが、僕は本を読むとき、最初の何分かの一のページはもの凄くゆっくり読みます。最初の内は著者の文体や文章構成方法や考え方、何が言いたいのか、なかなか慣れません。だから最初の何十頁は超スローペースで読みます。そのうち慣れてきたら、ある程度のスピードで読みます。参考までに。


[4135] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/27(Tue) 15:48

下記書籍が既刊。

●『世界遺産 謎多き16の大遺跡』
ニュートン・プレス 
\2,415<税込>
 本書は好評発売中の「世界遺産 謎を呼ぶ遺跡」の第二弾です。前回と同様にユネスコの世界遺産に登録されている古代遺跡を16か所厳選しそれぞれの遺跡に秘められた興味深い謎を紹介していきます。世界遺産に登録されている古代遺跡は、比較的よく調べられているとはいえ、遺跡からわかっていることは、そのほんの一部にすぎません。いまだ多くの謎が隠されているのです。本書では南米、北米、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカの遺跡を紹介しています。美しい写真で世界中の遺跡をめぐる誌面構成は、あたかもその地を訪問しているような感覚へと誘います。また第一線の研究者らによって、それぞれの遺跡に秘められた謎が解読されていきます。古代へのロマンがかきたてられる一冊です。
 http://www.newtonpress.co.jp/library/release/sekaiisan2.html


●下記に『愛知万博会場、撤去始まる さよなら「サテュロス」』の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000026-san-soci
 http://www.sankei.co.jp/news/050926/sha043.htm
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000514-yom-soci
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000000-maip-soci

●9月28日18:00〜18:54、BS-i<BSデジタル放送>で「i-style」が放映予定。
 世界遺産フォト紀行(5)▽ローマコロッセオ▽北欧建築

下記書籍が10月刊行予定。
●『現代の哲学 西洋哲学史二千六百年の視野より』 昭和堂 渡邊二郎監修 哲学史研究会編 予価 \5,460<税込>
 私たちが無意識の内に受容し使っている哲学的な思考の枠組みを哲学史という視点から再検討するもの。ドイツ、フランス、英米圏の哲学者を広くとりあげ、原典研究に根ざし、誠実に深く論じる試み。


下記書籍が10月8日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『「絵になる」まちをつくる イタリアに学ぶ都市再生』
生活人新書(NHK出版)
 民岡順朗 
予価 \714<税込>
 絵にならない、安っぽい街並みが続く日本。イタリアに修復を学んだ都市計画の専門家が提言する、住み続けたくなる新しい都市像。


下記書籍が10月上旬刊行予定。

●『この哲学者を見よ 名言でたどる西洋哲学史』
中央公論新社 
ピエトロ・エマヌエーレ著 
泉典子訳 
予価 \1,890<税込>
 哲学者の寸言には、そのひとのエッセンスがつまっている。イタリアの奇才による西洋哲学入門。


下記書籍が10月中旬刊行予定。

●『古代学の展開』
山川出版社 
角田文衛 
A5・752頁 
予価 \15,750<税込>
 日本からヨーロッパに至る広い視野のもと、考古学と文献学を総合して「古代学」の体系化を果たした著者の四十年にわたる研究を凝集。「古代学の概念と方法」「古代史の再構成と中世」などを考察する。
 http://www.yamakawa.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=96340-67390


下記書籍が10月17日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『西洋中世学入門』 東京大学出版会 高山博・池上俊一編 A5・384頁 予価 \3,990<税込>
 中世ヨーロッパの史料に関する情報と、それを読みとくための技術・知識を一冊に収録。暦学、度量衡学といった史料を正確に読むための歴史補助学もふくめ文字史料の研究方法を体系的に整理、さらには画像史料や考古史料をも射程にいれる。西洋中世世界に関心をもつ人たちすべてに必携の書。
 http://www.utp.or.jp/shelf/200510/022019.html

下記書籍が10月17日刊行予定。

●『ヨーロッパ 文化地域の形成と構造』
二宮書店 
T・G・ジョーダン著 山本正三訳 
予価 \6,090<税込>
 ヨーロッパとは何かという問いに対し、自然環境、宗教、遺伝学、政治、産業などさまざまな視点から迫る名著の日本語訳。


下記書籍が10月22日刊行予定。

●『お菓子の歴史』
河出書房新社 
マグロンヌ・トゥーサン=サマ著 
吉田春美訳 
予価 \3,675<税込>
 聖書時代から現代までの菓子と甘いものの歴史を多数の図版とともに紹介。フランスを中心にエピソードや昔のレシピも盛り込んだ、資料としても読み物としても楽しい一冊。スウィーツブームの昨今、歴史を学べる日本で唯一の書!
 <著者>フランスの食文化史研究の第一人者。ヨーロッパを中心に、古代〜十九世紀〜現代における食文化、美食文化などについての著作多数。邦訳に『お菓子の歴史』『世界食物百科』。
 http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309224377


下記書籍が10月25日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シュメル文明』
中公新書 
小林登志子 
予価 \987<税込>
 シュメル文明は、今のイラクに開花した最古の文明である。歴史を辿り、彼らが発明し、現代にひきつがれた都市・文字などの文化を紹介。


●10月29日(土)〜12月11日(日)、イタリア文化会館(東京)にて展覧会「エトルリアの世界」が開催予定。
http://80.22.205.83/easynet/FormDOC.asp?IDD=2361&ICN=JPG&T1=287,1054,288,289,290,291,293,228,1690&IDTop=1232&Code=ICTKweb&BOXL=1460
イタリア文化会館(東京)所在地
http://80.22.205.83/easynet/SZN.asp?BOXROWID=1407&ID=1473&CODE=ICTKweb


[4134] 書評について 投稿者:藍子 投稿日:2005/09/27(Tue) 03:04

はじめまして。
ローマについて何も知らない私が、ここへ来るのは間違っているかもしれません。もしそうなら、そうおっしゃっていただいて構いません。

私がこの掲示板へお邪魔させていただいたのにはわけがあります。
私は大学生なのですが、夏休みの課題として、ヨーロッパに関する本を読み、それについて書評を行うことが課されました。
そこで私が選んだのは『ケルト文化とローマ帝国』という、鶴岡真弓さんの監修された本でした。
この本はとても写真や資料が多く、普段本をあまり読まない私にとっては、割合、肩の力を抜いて読める本なのではないかな?と思い、選びました。
ところが読んでみると、普段はヨーロッパについて授業でしか聞いていない私にとってはかなり難しいものでした。
しかもそれについて書評を行うとなると、頭をかかえてしまっています。

そこで、もしこの本を読んだことのある方がいらっしゃれば、ぜひこの本の書評のヒントとなるようなことを教えていただけないかと思い、ここへ来させていただきました。

かなり自分勝手なお願いであるのは十分承知しております。
でも、どうか、どなたか私を助けてくださいませんか??
どうぞ、よろしくお願いいたします。

長文・乱文をお許しください。


[4133] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/26(Mon) 17:37

●下記に『会場跡地で撤去作業始まる−「踊るサテュロス」搬出へ』の記事あり。
 http://www.sanspo.com/sokuho/0926sokuho025.html

下記書籍が11月以降に刊行予定。
●『黒いアテナ 下 古典文明のアフロ・アジア的ルーツII 考古学と文書にみる証拠』 藤原書店 マーティン・バナール著 金井和子訳


[4132] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/25(Sun) 13:45

下記書籍が8月既刊。

●『巨石神殿ストーンヘンジ 上』
ソニー・マガジンズ(ヴィレッジブックス)
バーナード・コーンウェル著 井口智子訳
\840<税込>
 http://www.catchbon.jp/smg/cb/shop/goods/detail.aspx?goods=012627


●『巨石神殿ストーンヘンジ 下』
ソニー・マガジンズ(ヴィレッジブックス)
バーナード・コーンウェル著 井口智子訳
\840<税込>
 http://www.catchbon.jp/smg/cb/shop/goods/detail.aspx?goods=012628


下記書籍が10月8日刊行予定。

●『「絵になる」まちをつくる イタリアに学ぶ都市再生』
生活人新書(NHK出版) 
民岡順朗 
予価 \714<税込>


下記書籍が10月11日刊行予定。

●『人名の世界史 由来を知れば文化がわかる』
平凡社新書 
辻原康夫 
予価 \777<税込>
 人名は伝統や文化、そして世界観までをも映し出す人間社会の鏡。その由来にはどんなものがある?文化を超える普遍的な命名法とは?世界各地の人名文化の歴史を渉猟する。


下記書籍が10月25日刊行予定。

●『シュメル文明』
中公新書 
小林登志子 
予価 \987<税込>
 <シュメール文明>古代バビロニア沖積平野の中・南部で発達した世界最古の都市文明。メソポタミア(現在のイラク)南部を占めるバビロニアの南半分の地域、またはそこに興った最古である都市文明。
 <著者>昭和24年生まれ。中央大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同修士課程修了。昭和60年より財団法人古代オリエント博物館研究員、昭和61年より立正大学文学部講師、昭和63年よりNHK学園「古代オリエント史」講座講師。社団法人日本オリエント学会奨励賞受賞。日本オリエント学会会員。主要論文に「初期王朝期ラガシュ行政経済文書に見られるニンアズ神について」「グデアの『個人の守護神』ニンアズ‐ラガシュ王碑文に見られる支配者達の守護神像の継続性について」ほか。共書に『人物世界史4 東洋編』、『クロニック世界史』、『古代メソポタミアの神々―世界最古の「王と神の饗宴」』(集英社)。


[4131] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/24(Sat) 15:49

下記書籍が既刊。

●『人間ものがたり 石器時代から現代までのわたしたちの歴史』
ジェイムズ C.デイヴィス著 布施由紀子訳
日本放送出版協会 
\2,940<税込>
 中国の栄枯盛衰、3大宗教の誕生、飛躍を待つヨーロッパ、飢餓と戦争と伝染病、理想郷が悪夢に転ずる、戦争がより大規模に残酷に…。21世紀、この先にはなにがあるのだろう。人類の歴史をめぐる24章。
 <著者>元ペンシルヴェニア大学歴史学教授。著述家。


●下記に「遺跡の屋根崩壊、7人死傷 ギリシャ・サントリニ島」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050924-00000086-kyodo-int

●10月1日08:00〜09:30 テレビ朝日系列で「朝だ!生です旅サラダ」が放映予定。
 浅野ゆう子・永遠の都ローマ スペシャル!!魅力を紹介

下記書籍が11月刊行予定。

●『ボッティチェッリ全作品』
中央公論美術出版 
高階秀爾・鈴木杜幾子・京谷啓徳
B4変型・本文344頁 カラー図版144頁 
予価\67,200<税込>
 ルネサンスの巨匠・ボッティチェッリの入手可能な全作品144点を世界各国から収集し、その繊細な線描、華麗な色調をすみずみまでクリアーに再現。高階・鈴木両大家に気鋭の研究家京谷啓徳氏を加え、最新の研究成果を踏まえた伝記・解説等を併せて収める、わが国初のオリジナル版。
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0508


[4131] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/24(Sat) 15:49

下記書籍が既刊。

●『人間ものがたり 石器時代から現代までのわたしたちの歴史』
ジェイムズ C.デイヴィス著 布施由紀子訳
日本放送出版協会 
\2,940<税込>
 中国の栄枯盛衰、3大宗教の誕生、飛躍を待つヨーロッパ、飢餓と戦争と伝染病、理想郷が悪夢に転ずる、戦争がより大規模に残酷に…。21世紀、この先にはなにがあるのだろう。人類の歴史をめぐる24章。
 <著者>元ペンシルヴェニア大学歴史学教授。著述家。


●下記に「遺跡の屋根崩壊、7人死傷 ギリシャ・サントリニ島」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050924-00000086-kyodo-int

●10月1日08:00〜09:30 テレビ朝日系列で「朝だ!生です旅サラダ」が放映予定。
 浅野ゆう子・永遠の都ローマ スペシャル!!魅力を紹介

下記書籍が11月刊行予定。

●『ボッティチェッリ全作品』
中央公論美術出版 
高階秀爾・鈴木杜幾子・京谷啓徳
B4変型・本文344頁 カラー図版144頁 
予価\67,200<税込>
 ルネサンスの巨匠・ボッティチェッリの入手可能な全作品144点を世界各国から収集し、その繊細な線描、華麗な色調をすみずみまでクリアーに再現。高階・鈴木両大家に気鋭の研究家京谷啓徳氏を加え、最新の研究成果を踏まえた伝記・解説等を併せて収める、わが国初のオリジナル版。
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0508


[4130] 上田ローマン橋 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/24(Sat) 15:37

別のものを検索していたんですが、「上田ローマン橋」なるものを発見しました。リンク先の画像を見ていただくと分かりますが、確かにローマ風の美しいアーチです。
http://www.jhnet.go.jp/community/wear/pic800/07_1.jpg
http://www.jhnet.go.jp/community/wear/pic800/07.jpg
http://www.jhnet.go.jp/format/index6_03_1.html


[4129] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/23(Fri) 14:04

●下記に「ローマ:名物の敷石張り替え工事進む」の記事あり。
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050923k0000m030034000c.html
<写真>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000007-maip-int.view-000


下記書籍が既刊。

●『東と西の宇宙観 西洋篇』
紀伊国屋書店 
荒川紘 
\2,940<税込>
 五千年の世界観・宇宙観の変遷に見る、東西の思考様式の違いとは――。シュメール・バビロニアの神話的世界観からユダヤ教、ギリシア・ローマ、スコラ哲学、ルネサンス、近代・現代の宇宙観の変遷の歴史が、現代に問いかけるものとは? 「外から宇宙をみる西洋、内から宇宙をみる東洋」と言われるが、東西の宇宙観の変遷の歴史を比較精神史的に詳細に辿ることで、その違いを浮き彫りにする挑戦!
 <著者>1940年福島県生まれ。東北大学理学部卒業。現在、静岡大学人文学部教授。科学思想史専攻。著書に「竜の起源」「古代日本人の宇宙観」など。


●『異界へのまなざし アイルランド文学入門』
鷹書房弓プレス 
山田 久美子 
\2,205<税込>
 古代ケルト文明とキリスト教が融合して独自の文化を育み「聖人と賢者の島」と称されてきたアイルランド。小さな島国から生み出される芸術が、世界の注目を集めるのはなぜだろうか。アイルランド文学の魅力、言葉の力を伝える。
 <著者>1953年東京都生まれ。広島大学大学院文学研究科英語学英文学専攻博士後期課程中退。立教大学法学部教授。


下記書籍が10月25日刊行予定に変更。

●『キリスト教史』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4764272482.09.MZZZZZZZ.jpg教文館 
菊地榮三・菊地伸二 
予価 \5,040<税込>
 イエス・キリストの生涯と教会の誕生から、現代までを概観する書き下ろしのキリスト教史。欧米で書かれたキリスト教史では殆ど触れられてこなかった東方の諸教会および、アジア、アフリカ、そして日本のキリスト教の動向を混じえて言及する。


[4128] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/23(Fri) 10:12

◎高島賢治さん

> http://www.nhk.or.jp/dramatic/onair/index.htmlではまた違う説のようです。
いかにも有り得そうな説ですね。見てみたいと思います。


◎めぐ☆さん

高校受験ですね。がんばってください。

受験に出そうな内容となると、受験する都道府県や志望校によっても違ってきますね。過去数年分の実際の入試問題をまず入手してみてください。それで傾向がわかると思います。
学校や予備校の社会科の先生に相談してみると分析済みの傾向を教えてもらえるかもしれませんよ。



[4127] あの.. 投稿者:めぐ☆ 投稿日:2005/09/22(Thu) 20:53

こんばんわ♪皆さんはじめまして(#^.^#)
私ヮ今中3で歴史の勉強していますッ♪受験に出そうな歴史の内容ォ、教えてくラさぃ(^_-)-☆


[4126] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/22(Thu) 19:41

◎augustusさんへ
|| > 『検証!アレクサンドロス大王の最期』の情報
|| リンク先を見ると毒殺説に立った番組のような印象ですね。
http://www.nhk.or.jp/dramatic/onair/index.htmlではまた違う説のようです。

||『驚異! 古代のテクノロジー(2)ローマ皇帝の“タイタニック”』
確かに楽しめました。CGが綺麗でした。船体は燃えても、そのかわりいろんな事が早く判ったのだから、功罪相半ばです。

||『驚異! 古代のテクノロジー(1) 二千年前のパワー』
水車の話だけは楽しめました。


[4125] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/22(Thu) 18:42

下記書籍が既刊。

●『情報/歴史と未来 <16歳からの東大冒険講座 2>』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4563019127.09.MZZZZZZZ.jpg培風館 
東京大学教養学部編 
\1,365<税込>
 「馬の世界史<本村凌二>」が収録
 http://www.c.u-tokyo.ac.jp/jpn/kyoyo/izanai.html


●9月28日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『検証!アレクサンドロス大王の最期』の情報が下記にあります。
 http://www.nhk.or.jp/dramatic/onair/index.html

下記書籍は2006年1月刊行予定でした。
●『アタナシオス神学の研究』 教文館 関川泰寛

下記書籍は2006年2月刊行予定でした。
●『キリスト教の伝統1 カトリック伝統の出現』 教文館 J.ペリカン著 鈴木浩訳

下記書籍は2006年3月以降に刊行予定でした。
●『キリスト教の伝統2 東方教会の精神』 教文館 J.ペリカン著


[4124] 驚異! 古代のテクノロジー (2) ローマ皇帝の“タイタニック” 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/21(Wed) 20:30

『驚異! 古代のテクノロジー(2) ローマ皇帝の“タイタニック”』を見ました。先週の『驚異! 古代のテクノロジー(1) 二千年前のパワー』が短い時間に多くのテーマを詰め込みすぎていて各テーマがあっさりと終わってしまった印象だったのに対して、今回はテーマが絞られていて興味深い話がたくさん聞けたように思います。特にボールベアリングが発見された話には興味を持ちました。
第2次大戦で船体が焼失してしまったのは実に残念で、戦争後まで引き上げを待って欲しかったと思いました。


[4123] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/21(Wed) 19:54

下記書籍が10月刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『キリスト教史』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4764272482.09.MZZZZZZZ.jpg教文館 
菊地榮三・菊地伸二 
予価 \5,040<税込>
 イエス・キリストの生涯と教会の誕生から、現代までを概観する書き下ろしのキリスト教史。欧米で書かれたキリスト教史では殆ど触れられてこなかった東方の諸教会および、アジア、アフリカ、そして日本のキリスト教の動向を混じえて言及する。


下記書籍が10月17日刊行予定。

●『ガリラヤへ行け マルコ福音書研究』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4400127656.09.MZZZZZZZ.jpg新教出版社 
鈴木浩 
A5・376頁 予価 \3,780<税込>
 著者が教会の聖書研究のために毎週書き続けた精緻なマルコ研究。様式史と編集史の研究成果を「教会の聖研」のためにいかに活かすか。この課題に腐心しつつ、マルコのメッセージの核心に迫る。説教のために、個人の学びのために、注解書として活用できる詳しい叙述。
 <著者>http://www.luther.ac.jp/data/kirisutokyo/suzuki.html


下記書籍が11月10日刊行予定。

●『古代イスラエルにおける聖戦 <聖書の研究シリーズ60>』 教文館 G.フォン・ラート著 山吉智久訳 予価 \1,890<税込>
 旧約聖書における「聖戦」にはどのような意味があるのか?我々は「聖戦」を正しく理解しているのか。フォン・ラートの名著「聖戦論」の翻訳。原書刊行以降、五十年の間に進められた「聖戦」をめぐる諸研究を紹介する詳しい解説付き。

下記書籍が12月刊行予定。
●『月本昭男講演集(仮題)』 教文館 月本昭男
 古代オリエント研究者および旧約聖書学者として有名な著者の持つもう一つの顔。無教会聖書研究会の「説教者」として、古代オリエントと聖書、戦争と平和、ホセアとエレミヤ、一神教をテーマとしてわかり易く語った五本の講話を収録。

下記書籍が2005年1月刊行予定。
●『アタナシオス神学の研究』 教文館 関川泰寛
 四世紀に活躍し、正統的なキリスト教教理の基礎となったキリスト論や聖霊論の形成に寄与した古代ギリシア教父のアレキサンドリアのアタナシオス。本書では彼の神学の諸テーマを論じ、その全体像を明らかにする。

下記書籍が2005年2月刊行予定。
●『キリスト教の伝統1 カトリック伝統の出現』 教文館 J.ペリカン著 鈴木浩訳
 全五巻の最初の巻。初期キリスト教と教義に関する論争に関して詳細・簡潔に読みやすくまとめられている注目の書。

下記書籍が2005年3月以降に刊行予定。
●『キリスト教の伝統2 東方教会の精神』 教文館 J.ペリカン著


[4122] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/20(Tue) 22:01

書籍案内に『ローマ人の物語(19) 悪名高き皇帝たち[三]』を追加しました。
この分冊のテーマはクラウディウスです。

http://www.augustus.to/books/archives/2005/09/_19.html


[4121] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/20(Tue) 21:01

◎真奈美さん

> ハイネの詩をシューマンが作曲した連作「詩人の恋」は
> メジャーですね。
ですね。この中に何曲かお気に入りがあるのですが、特に好きなのが「私は恨まない。」です。言葉とうらはらの未練みたいなものと、「恨むまい」とがんばって自分に言い聞かせているかのようなところが心を打ちます。

> ハイネは、一般的なドイツ文学史ではロマン派に
> 数えません
そうだったんですか。全然知りませんでした。(^^;

> 「カエサルを姪の息子が暗殺」は、そういうレベルではないですが。
ハイネをロマン派に入れるのは、もう少しマシということですね。じゃあ、「カエサルの甥があとを継いで帝政を始めた。」くらいでしょうか。(^^


◎高島賢治さん

> 『検証!アレクサンドロス大王の最期』の情報
リンク先を見ると毒殺説に立った番組のような印象ですね。実際のところはどうだったのか。いずれにせよ、興味深い内容なので、ぜひ見てみようと思います。


[4120] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:43

●9月28日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『検証!アレクサンドロス大王の最期』の情報が下記にあります。
 http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0928_5.html
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0928.html

下記書籍が近刊予定。(来年刊行の可能性もあり。)
●『女の平和』 鹿砦社 アリストパネス著 ピアズリー・挿絵 佐藤雅彦訳 予価 \1,200<税込>
 歴史をこえて女性による平和のメッセージを世界に伝えてきた古代ギリシャ文学の古典が、ビアズリーの耽美的な挿絵とともに、新訳にてついに復活! 古代ギリシアの反戦劇「女の平和」(アリストパネス作)を、新訳で復刻。古代ギリシアを舞台に、ペロポネソス戦争に反対する女たちが、「セックス・ストライキ」により男たちを懲らしめる――という本作は、アメリカによるイラク侵略戦争に抗するメッセージとして、日本を含む世界各地で繰り返し朗読、演劇が行われ、そのつど好評です。小社では本作を、オリジナリティ溢れる新訳にて復刻しました。主として女性向けですが、男性にも読んでいただきたい一冊です。 


[4119] シューマンとハイネ 投稿者:真奈美 投稿日:2005/09/20(Tue) 14:57

 ハイネの詩をシューマンが作曲した連作「詩人の恋」はメジャーですね。
 シューマンについてはおいとくとして、ハイネは、一般的なドイツ文学史ではロマン派に数えません、むしろ批判者ですし。でも、作品にはロマン的要素はおおいにあって、それゆえにこそポピュラーになりえたのですが。世界史の教科書にはたいていロマン派扱いになってますね。 部分的に詳しいと、どうしても細かいツッコミをしたくなります。
 「カエサルを姪の息子が暗殺」は、そういうレベルではないですが。


[4118] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/19(Mon) 20:49

●「ディオニュソスとペプロフォロス――東京大学ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査の一成果」展が開催予定。
会期 2005年10月15日より11月13日(月曜休館)
時間 10:00より17:00まで(ただし入場は16:30まで)
場所 東京大学総合研究博物館新館一階展示ホール 入場無料
 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/real/tokubetsu/2005Dioniso/


下記書籍が10月下旬刊行予定。

●『恐竜の発見』
早川書房 
エドウィン・H・コルバート著 小畠郁生・亀山龍樹訳
 二億年前に絶滅した恐竜−−初めて化石が発見されてから、巨大な骨格標本として現代に甦るまでの二世紀に及ぶ白熱した研究と科学者たちの赤裸々なドラマを描く、ロマンに満ちたノンフィクション。


下記書籍が11月刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『世界の神話 神話がわたしたちに語ること』 角川書店 カレン・アームストロング著 武舎るみ訳 四六判 予価 \1,890<税込>
●『世界の神話 ペネロピアド』 角川書店 マーガレット・アトウッド著 鴻巣友季子訳 四六判 予価 \1,890<税込>


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