古代ローマBBS 過去ログ42

[4113] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/17(Sat) 10:37

◎アッピアさん

「ローマ皇帝の使者、中国にいたる」の感想ありがとうございます。私もそのうち読んでみようと思います。

> プトレマイオス(だったかな?)の書物に、はるか彼方の
> 東方に金の島、銀の島がある、と書いてあると知り、思わず
> 胸が熱くなりました。
マルコポーロもこういう話しを聞いて東方見聞録を書いたんでしょうねえ。

> その時代は日本は縄文時代でマンモス食べてたんですよね。
さすがにもうマンモスはいないんじゃないでしょうか。(^^


◎真奈美さん

ロマン派とかロマン主義とか良く聞く言葉ですが、実は私は何のことか全然分かっておりません。「シューマンとかハイネとかあのあたりの人たちのことだったかなあ。」という程度です。(^^;

> ルネサンスあたりと混同してませんかね。
ルネサンスなら書いてあることとピッタリですね。

> 「ロマンチック街道」の名前は、ローマへ向いた道だから
> ついたという説もあるし
ロマンチックと言えば、ずっと以前、「ロマンス諸語」という言葉を初めて聞いたとき「ロマンチックな言葉なんだろうか。」と不思議に思ったことを思い出します。あとから理由を聞いて納得しましたが、知らないととても不思議です。


◎高島賢治さん

> そういやロサンゼルスの停電がテレビニュースで
> 報道されてました。工事ミスだったとか。一時は
> テロかもと思われていたようです。
確かに発電所はテロの標的として十分考えられる場所ですよね。特に原発なんかが爆破されたりしたら大惨事ですね。



[4112] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/16(Fri) 18:16

下記書籍が2004年11月既刊。

●『建築講話 I』
中央公論美術出版 
V.L.デュック著 飯田喜四郎訳 
\29,400<税込>
 <目次>
 第一講 野蛮とは何か。芸術とは何か。芸術は民族の文明の度合に関係するか。どのような社会条件が芸術の発展に最適か
 第二講 原始時代の建物―ギリシア人の建築芸術の概観
 第三講 ギリシア人とローマ人の芸術の比較:相違とその原因
 第四講 ローマ人の建築
 第五講 建築の研究方法、ローマ人のバシリカ、古代人の私的建築
 第六講 古代建築の衰退期、ビザンティン建築の起源、キリスト教公認以後の西欧建築
 第七講 中世西欧建築の原理
 第八講 建築衰退の原因:建築設計の若干の原理。西欧、特にフランスのルネサンス
 第九講 建築家に必要な原理と知識
 第十講 十九世紀の建築と研究の方法
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0499


下記書籍が3月既刊。

●『法文化としての租税』
国際書院 
森征一編 
\3,360<税込>
 「ビザンツ帝国の徴税実務と修道院 修道院文書に見られる税の査定と特権構造」という項目有り。


●『悠久の窓(上)』
講談社文庫 
ロバート・ゴダード著 加地美知子訳 
\920<税込>
 
黄金を求めて地を掘る者たちに災いが。秘密の過去を家族が共有したとき……。老父が一人で暮らしている家を買い取りたい――伝説のステンドグラスを探している大富豪の提案に息子たちは色めきたった。だが頑固な父親は皆の説得を拒否した挙げ句、階段から落ちて死亡。遺族が問題の家に足を踏み入れた瞬間から、事態は思わぬ方向へ転がり出す!巨匠ゴダードが放つ最高のサスペンス。
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=275021X


●『悠久の窓(下)』
講談社文庫 
ロバート・ゴダード著 加地美知子訳 
\940<税込>
 
血統がもたらすものは呪いか、救済か。歴史を揺るがす終幕!命を賭けて父が守ろうとしたものは?誰にも言えない秘密を抱えたまま、老父に続いて兄も亡くなった。おまけに家を売買する話も全く架空であったことが判明。これほど手の込んだ罠を仕掛けたのは誰か。ビザンティン帝国最後の皇帝の末裔といわれる一家を襲う悲劇。謎を解く鍵はヴェネツィアに!ゴダードが作り上げた歴史ミステリーの大伽藍。
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2750392


下記書籍が5月既刊。

●『世界の体験 中世後期における旅と文化的出会い』
法政大学出版局 
フォルカー・ライヒェルト著 井本二・鈴木麻衣子訳
\5,250<税込>
 「ビザンツ人とオスマン人」という項目有り。


下記書籍が既刊。

●『「思想の科学」五十年 源流から未来へ』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4783600996.09.MZZZZZZZ.jpg思想の科学社 
鶴見俊輔編 
予価 \8,400<税込>


下記書籍が9月20日刊行予定。

●『「戦争学」概論』
講談社現代新書 
黒野耐 
予価 \798<税込>
 「平和」を守りたいなら「戦争」を学ぼう。大学で軍事学を教えないのは、先進国では日本だけである。地政学から見た国防戦略の理論、ナポレオンからイラク戦争までの戦争態様の変化など必読の戦争入門書。
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=149807X&x=B


下記書籍が10月上旬刊行予定。

●『地図の思想』
朝倉書店 
長谷川孝治 
予価 \3,045<税込>
 さまざまな時代と地域の地図を題材に,簡明にかつ視覚的に地図的表現の意味と役割をさぐる,地図史研究の入門書。
 〔内容〕近世以前の日本図/参詣曼荼羅/中世イスラームの世界図/古代荘園図にみる景観と開発/ポルトラーノ型海図/他
http://www.asakura.co.jp/cgi-bin/ncommerce3/ExecMacro/asakura/FRAMES_PROD.d2w/report?w_prrfnbr=545395


下記書籍が10月7日復刊予定。

●『ヨーロッパ人』
みすず書房 
ルイジ・バルジーニ著 
浅井泰範訳 
予価 \3,780円<税込>
 http://www.e-furuhon.com/~ashishobo/cgi-bin/picture.cgi?bangou=I57000



[4111] ロマン主義の誤解 投稿者:真奈美 投稿日:2005/09/16(Fri) 15:02

 先月、図書館でハロウィンについて調べている際に、ある魔女の本が目にはいりました。それをぱらぱらと見ると、
ーー「ロマン主義」は「ローマニズム」「ローマ主義」と言ったほうがわかりやすい。キリスト教以前の古代ローマ帝国の栄光に立ち返ろうという運動ーーと書いてありました。そんなバカな。そんな解釈の「ロマン主義」があるのか!?と驚いて、専門家に念のため伺ってみたら、「いったい誰がそんなとんでもないことを!?」というお返事だったので、私も安心して、間違いと言い切ります。ルネサンスあたりと混同してませんかね。
 ドイツ発祥である「ロマン主義」は、その少しまえの「古典主義」とおおざっぱな対比で言えば、
 ロマン主義         古典主義
  形式の超越          形式の尊重
  無限(無限)         完成
  中世憧憬           ギリシア
  カトリック          古代異教時代
  民族の個性          普遍性、世界市民
なんて特徴が挙げられます。もちろん、国やジャンルでの違いはありますが、ドイツ文学ではこんなかんじ。
「ロマン」主義と古代「ローマ」との間になんの関係もありません。そりゃ、ロマン派詩人アイヒェンドルフの小説に登場する華麗な美女「ロマーナ」には、ロマン主義のネガティブ面が託されているという例もあるし、「ロマンチック街道」の名前は、ローマへ向いた道だからついたという説もあるし(聞きかじりなので信憑性は保証しません、知ってる人教えて下さい)、敢えてシャレとしてひっかけてみることはあるでしょうけど、上記の本のように堂々と間違いがあると誤解する人がもしかしているかも、と不安になって、ここに書いてみました。
 そういえば、「ヨーロッパ城物語」の「ヴァルトブルク」(ドイツのアイゼナハ)で、シュヴィントを「ロマネスク派の画家」と言ってたけど、あれは「ロマン派」が正しいです。


[4110] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/15(Thu) 19:20

下記書籍が9月20日刊行予定。

●『小説 ノアの箱舟』
ソニー・マガジンズ 
デイヴィッド・メイン著 金原瑞人訳 
予価 \1,890<税込>
 あの逸話が、こんなに面白い人間ドラマだったとは!不信人な者たちを滅ぼす大洪水がおきるから、生き延びるために箱舟をつくるように、という神のお告げがあった。人間が世界の終わりを体験し、新たな大地で新しい世界を開いていく様子が、箱舟にのった家族それぞれの視点で語られる再生の物語。
 http://www.sonymagazines.jp/book/details.php?disp=200509&hinban=012632


下記書籍が2006年2月刊行予定。
●『初期ユダヤ教研究(仮題)』 新教出版社 土岐健治 予価 \3,675<税込>
 初期ユダヤ教文献の第一人者による論文集。ヨセフス研究や旧約外典・偽典に関する精緻な研究論文を収録。
●『イエスとは誰か』 新教出版社 クロッサン著 予価 \1,995<税込>
 現代北米を代表する聖書学者が、一問一答形式で史的イエス問題を分かりやすく解説。読者からの手紙を各章冒頭に紹介し、普通のアメリカのクリスチャンの抱くイエス像が明らかになって、興味深い。

下記書籍が2006年3月刊行予定。
●『キリスト教の霊性の物語(仮題)』 新教出版社 ゴードン・マーセル監修 予価 \6,300<税込>
 一流の執筆陣を結集し、オールカラーの豊富な図版を交えて、「霊性」という視点から東西のキリスト教史を描き直そうとする、イギリスで話題を呼んだ豪華本。


[4109] Re[4108]: ありがとうございました 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/15(Thu) 19:15

◎アッピアさんへ
「ローマ皇帝の使者、中国にいたる」、楽しめたようで何よりです。また何かあったら書き込んでください。


[4108] ありがとうございました 投稿者:アッピア 投稿日:2005/09/14(Wed) 20:30

以前、ここで「ローマ皇帝の使者、中国にいたる」
を紹介してもらったものです。その後、早速購入し、最近
やっと読み終わりました。なかなか面白い作品でした。
 ローマ関係の本は少しディープになると言い回しが長くて
読むのが一苦労でしたが、この本は大変読みやすかったで 
す。
 プトレマイオス(だったかな?)の書物に、はるか彼方の
東方に金の島、銀の島がある、と書いてあると知り、思わず
胸が熱くなりました。
 けど、その時代は日本は縄文時代でマンモス食べてたんですよね。
 日本のことじゃないんでしょう。
 
 またいろいろ参考にさせてもらいますね。 


[4107] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/14(Wed) 13:53

下記書籍が既刊。

●『地図からの発想』
古今書院 
中村和郎編 
\2,520<税込>
 51の多彩な分野、多彩な視点の話題を、地図を中心に据えてまとめる。地図の上で考えたり、地図にまとめて説明したり、地図で考えることの大切さや楽しさを編んだ一冊。中村和郎駒沢大学教授退職記念出版。
 <著者>1934年岩手県生まれ。ウィスコンシン大学修士課程地理学専攻修了。駒沢大学文学部長、日本地理学会会長を歴任。駒沢大学名誉教授。日本国際地図学会会長。


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『エチオピアのキリスト教 思索の旅』
山川出版社 
川又一英 
四六判・216頁 
予価 \2,520<税込>
 信徒の数二千万。孤高のアフリカの台地に息づく、初期キリスト教世界。東方キリスト教世界研究の専門家が最後に旅した地、エチオピアの、人々の信仰の姿と教会の歴史、祭儀を紹介。没後に発見された遺稿をまとめ単行本化。
 <著者>1944年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。著書に「ヒゲのウヰスキー誕生す」「ニコライの塔」「甦るイコン」「イコンの道 ビザンティンからロシアへ」など多数。
 【高島の蛇足コメント】川又一英氏は平成十六年に亡くなられておられる。
  http://www.yamakawa.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=96340-64018


下記書籍が9月刊行予定。
●『金枝篇―呪術と宗教の研究 3 タブーと霊魂の危機』 国書刊行会 フレイザー著 神成利男・訳 石塚正英・監修

下記書籍が9月20日発売予定。
●『DVD イスラエルに見る聖書の世界 旧約聖書編』 ミルトス 牛山剛 予価 \6,510<税込>
●『DVD イスラエルに見る聖書の世界 新約聖書編』 ミルトス 牛山剛 予価 \5,040<税込>

下記書籍が10月11日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『多文化空間のなかの古代教会 異教世界とキリスト教II』 教文館 保坂高殿 四六判・272頁 予価 \2,625<税込>
 ローマ帝政後期のキリスト教徒は多神教信者であった!?文献・碑文・遺跡などの史料によって、これまでほとんど言及されることのなかった一般民衆のキリスト教信仰の実態を描き出す。無意識に抱かれてきた「キリスト教徒」のイメージを覆す問題作。
目次・内容紹介は右記。http://ethnos.f.chiba-u.ac.jp/~publics/intro_Church.htm
 <著者>  http://www.l.chiba-u.ac.jp/intro/cul/hosaka.html

下記書籍が11月刊行予定。
●『よくわかる新約聖書の背景と歴史』 日本キリスト教団出版局 山口雅弘 予価 \1,890<税込>
 <著者>1948年札幌生まれ。日本聖書神学校卒業。ハーバード大学神学校、エピスコパル神学校留学、神学修士。現在、日本キリスト教団大泉教会牧師、日本聖書神学校講師。


[4106] Re[4105]: 停電 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/14(Wed) 13:46

僕がアクセスした時は、繋がってました。そういやロサンゼルスの停電がテレビニュースで報道されてました。工事ミスだったとか。一時はテロかもと思われていたようです。七十万人か七十万軒に影響したとか。サーバーはロスにあったんですね。


[4105] 停電 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:11

本日ロサンゼルスの停電により、数時間にわたって当サイトへのアクセスができませんでした。
この間アクセスしようとされた方にはご迷惑をおかけしました。


[4104] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:08

「書籍案内」に「ローマ皇帝歴代誌」を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2005/09/post_19.html


[4103] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:06

◎高島賢治さん

> ティツィアーノの諸問題 純粋絵画とイコノロジーへの眺望
理論的な難しい話は全然知りませんが、ティツィアーノやカナレットなどあのあたりの絵はなんとなく好きです。



[4102] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/13(Tue) 18:43

下記書籍が既刊。

●『ハイパワー世界史』
聖文新社 
宮崎正勝 
\2.100<税込>
 http://www.gakusan.com/info.php?Code=0000001142181&GSID=cf80a48f78b3b811af84ce40772e1644


●『悲劇の名将たち』
中央公論新社 
柘植 久慶 
\2,310<税込>
 歴史を変えた戦場に勝ち残りながらも、最後の最後に敗れたのはなぜか。古代ギリシア時代から第2次大戦まで、非凡な軍事的才能と優れた指導力を持ち、国家国民へ多大な貢献をしつつ非業の最期を遂げた15人の名将たちを追う。
 <著者>1942年愛知県生まれ。慶応大学法学部在学中に傭兵部隊の一員としてコンゴ動乱に参加。フランス外人部隊教官等を経て、執筆活動に入る。著書に「名将たちの戦場」など。


●『ティツィアーノの諸問題 純粋絵画とイコノロジーへの眺望』
言叢社 
エルヴィン・パノフスキー著 
織田春樹訳 
A5・316+29頁 図版132頁 
\7,980<税込>
 ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノが開いた色彩表現と絵画形象の窓からの眺望。「自由」とは何か、「イコン」の重さや深さとは何かを計量できなくなった現代表現文化の課題を予示する、パノフスキー最後の著作。


下記書籍が9月中旬刊行予定。

●『田園の詩神 十八世紀英国の農耕詩を読む』
国文社 
海老澤豊 
予価 \3,675<税込>
 古代ローマのウェリギリウスの『農耕詩』は、十八世紀英国において、ドライデンを始めとする詩人たちに、農耕、労働を歌う「英国農耕詩」の伝統を作らせる。本書は、ドライデンに始まり、ゴールドスミスに終る「英国農耕詩」の興亡を活写し、その評価と後世への影響を精査した著者渾身の評論。


●9月21日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『驚異! 古代のテクノロジー (2) ローマ皇帝の“タイタニック”』の情報が下記にあります。
 http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0921_5.html
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0921.html


下記書籍が9月下旬新刊予定。

●『南魚星・古典と現代』
ゆまに書房 
森野哲夫監修 
予価 \8,400<税込>
 泉井久之助生誕百年記念出版。二十世紀日本の言語学を代表する言語学者の一人、泉井久之助の著作から、入手困難な二冊を厳選、復刻。
 http://www.yumani.co.jp/detail.php?docid=286
 【高島の蛇足コメント】泉井久之助の翻訳に『アエネーイス 上・下』『キケロー義務について』『タキトゥス ゲルマーニア』(いずれも岩波文庫)、著作に『ラテン広文典』(白水社)がある。


下記書籍が10月上旬刊行予定。

●『芸術の哲学』
白水Uブックス 
ゲオルク・ジンメル著 川村二郎訳 
予価 \924<税込>
 イタリアの三つの都市の美的な特質を分析したエッセイをはじめ、こまやかな観察と透徹した認識で美の本質を照射する画期的芸術論。


下記書籍が10月12日新刊予定。

●『密偵ファルコ 11 聖なる灯を守れ』
光文社文庫 
リンゼイ・デイヴィス著 
矢沢聖子訳
 古代ローマ小説。密偵ファルコ・シリーズ第11弾。


下記書籍が10月28日新刊予定。
●『世界史の謎』 王様文庫(三笠書房) 「歴史ミステリー」倶楽部 予価 \530<税込>


[4101] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/13(Tue) 18:35

◎augustusさんへ
|| > 『驚異! 古代のテクノロジー 第1回  二千年前のパワー』
僕も楽しみにしています。僕は忘れやすいので必ず予約録画しておいて、後で観る方が多いです。一連のNHK不祥事-->受信料減少-->制作費削減、でこの番組のような海外番組の放映が増えるかも知れません。過日のNHKスペシャルローマ帝国より、恐らくこの番組の方がレベルが高いと思います。


[4100] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/11(Sun) 08:03

◎高島賢治さん

> 『驚異! 古代のテクノロジー 第1回  二千年前のパワー』
いよいよ今週水曜日ですね。見落とさないようにしないと。(^^;
普段はこの時間にテレビを見ることは難しいんですが、先週たまたま早く帰ってみると、ニューヨーク市の発展の歴史をやっていました。たいへん興味深かったです。


[4099] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/09(Fri) 20:31

下記書籍が既刊。

●『われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで』
朝日選書 
内村直之 
\1,365<税込>
 猿人の時代からネアンデルタールが絶滅するまでの四百万年以上、地球上には2種類以上の人類がいた。共存を軸にたどるヒトの来た道。
 <著者>1952年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。朝日新聞社科学部、社会部などを経て、現在、科学医療部記者。著書に「エイズ早わかりQ&A100」など。


●『クリティカルシンキング 研究論文篇』
北大路書房 
J.メルツォフ著 
中澤潤監訳 
\3,990<税込>
 論文読解力が飛躍的に向上する「論文の読み方マニュアル」。論文を読むときに批判的な心構えを持つようにし、証拠を生み出すために使われる研究の原理や方法についての理解を促し、研究を危うくさせたり証拠を曖昧にする罠に注意を喚起する。さらに批判的思考を研ぎすますため練習に使える16の欠陥創作論文を用意。
 <著者>ペンシルヴァニア大学で心理学の博士号を取得。サンディエゴのカリフォルニア心理学専門職大学院の心理学教授並びに研究ディレクター、博士論文指導のスーパーバイザーを務めた。


下記書籍が9月中旬刊行予定。

●『反キリスト 黙示録の時代』 人文書院 エルネスト・ルナン著 忽那錦吾訳 四六判・360頁 予価 \2,835<税込>
 ローマ、ユダヤ、キリスト教。壮絶なる戦いと、新たなる時代の幕開け。『イエスの生涯』『聖パウロ』に続く、ルナンの大著『キリスト教起源の歴史』第4部。西暦61年〜73年を描く。皇帝ネロの狂気、ユダヤ教徒の内紛、キリスト教の迫害、ローマ帝国とのユダヤ戦争、エルサレムの陥落、そして黙示録の成立。壮絶を極めた時代を生き生きと描写する。「キリスト教が歩んだ全発展の道で、本書が扱った時期はかつて例のない異常な時期であった。…立ちはだかる目の前の怪物、悪の権化、これに対峙する善の権化すなわちイエス。…キリスト教は…ローマに制圧されたジュダイズムの枠を越えて、ますます自由に羽ばたき、独自の運命を辿っていく…。」(序文より)


下記書籍が9月26日刊行予定。

●『ヒッタイト語における指示詞の研究 指示詞体系におけるa-の統語論的記述を中心として』
渓水社 
松川陽平 
A5・222頁 
予価 \4,725<税込>


下記書籍が10月中旬刊行予定。
●『イタリア語 日常単語集+英語』 ナツメ社 尾河直哉 予価 \1,575<税込>
 イタリア語での日常生活に十分な二千語を収録。英語からも逆引きできる辞書以上にパワフルでわかりやすい単語集です。
●『極上のイタリア食材を求めて』 白水社 ウィリアム・ブラック著 北代美和子訳 予価 \2,310<税込>

下記書籍が10月下旬刊行予定。情報を追加して再掲。
●『線文字Bを解読した男 マイケル・ヴェントリスの生涯』 創元社 アンドリュー・ロビンソン著 片山陽子訳 予価 \2,100<税込>
 多くの学者が解読できなかった古代文字「線文字B」の解読を成し遂げたのは、なんとアマチュア言語学者。天才の一生と解読のすべて。


[4098] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:19

下記書籍が2月既刊。

●『キリスト教音楽の歴史 初代教会からJ.S.バッハまで』
日本キリスト教団出版局 
金沢正剛
\5,460<税込>
 今日隆盛を極めているヨーロッパ音楽を育んできたのは、キリスト教会である。初代教会の音楽から説き起こし、バッハに至る千五百年に及ぶキリスト教音楽の歴史を概観する。


下記書籍が4月既刊。

●『倫理学概説』
ミネルヴァ書房 
小坂国継・岡部英男
3,150<税込>
 いま、倫理学の復権を人類共通の価値を求めて。本書は、倫理学の歴史的展開の過程を簡明に概観する。そして生命倫理、地球環境、企業倫理など、現代における倫理的諸問題の現状と問題点を分析・検討し、これらの根本的な解決に向けて方向性を示す。
 <目次>
 第一部 現代の倫理学(生命倫理学 環境倫理学 経営倫理学 正義論)
 第二部 倫理学史(古代ギリシア・ローマの倫理 ルネサンス・宗教改革 社会契約説 カント・フィヒテ ほか)


●『景観のなかの建築』
井上書院 
伊藤哲夫 
\2,940<税込>
 <目次>
・都市の入口を象徴する神殿―ナバテア王国の都ペトラの景観(ヨルダン)
・朝日が昇る聖なる山に向かって進む祭列―アテネのアクロポリス(ギリシャ)
・光る海に浮かぶ丹の神殿―安芸の厳島神社
・ある街路の景観―中世の面影を残す街路の都市ベルン(スイス)
・神聖な、生きられる広場の景観―ダッタトレヤ広場、バクタプール(ネパール)
・力動性に富む、壮大な古代ローマの神域―フォルトゥナ・プリミゲニア神域、パレストリーナ(イタリア)
・静寂が支配する地底の景観―二重らせん階段のサン・パトリツィオの井戸、オリヴィエート(イタリア)
・野に繰り広げられる農村歌舞伎の芝居―信州東御市祢津
・自然景観中に飛翔し、浮遊する大広間―バロックのアルタン伯城館、ヴラノヴ(チェコ)
・神々が棲む偉大なる自然景観に抱かれるアポロンの神域―神託の地デルフィ(ギリシャ)


下記書籍が7月既刊。

●『地方自治の歴史と概念』
公人社 
小滝敏之 
\5,040<税込>
 「国家統治」から「住民自治」への転換が世界的に進展しつつあるなかで、「地方自治」の意義と歴史を振り返るチャレンジング・テキスト!グローバル社会における地方自治の国際動向、英米の地方分権の最新動向を知る。古代ギリシア・ローマ以来の欧米の地方自治の歴史・沿革や理念・概念を知る。地方自治や自治体(地方政府)に関するさまざまな言葉の語源や由来を知るのに最適。


下記書籍が既刊。

●『外科の歴史』
時空出版 
W.J.ビショップ著 
川満富裕訳 
\3,150<税込>
 アリによる創縁の縫合、クモの巣による止血、バナナ酒による麻酔・防腐など―傷病の手当ては常に人類とともにあり、工夫され発展した。苦しむ患者に施された手術の歴史をヒューマンな目線で綴る。
 <目次>□□第一章 外科の夜明け□□第二章 古代オリエント□□第三章 古代ギリシアと古代ローマ□□第四章 中世ヨーロッパ□□第五章 ルネッサンス□□第六章 十七世紀□□第七章 十八世紀□□第八章 十九世紀前半□□第九章 疼痛と感染の克服□□第十章 リスター以後の手術


●『法哲学史綱要』
信山社出版 
平野秩夫 
A5・356頁+32頁 
\10,500<税込>
 有史以来のギリシャ、ローマ、アジア、ヨーロッパ、イスラムの法哲学思想と思想家の跡付けを行った世界法哲学通史。最古代(〜BC1188)から現代まで、時代別に法哲学史について論じる。千名に及ぶ人名索引も付す。
 <著者>1924年上海市生まれ。東京帝国大学法学部法律学科卒業。名古屋大学名誉教授。日本法哲学会理事も務めた。著書に「法哲学原理」など。


●『フィレンツェ 繊細にして悩ましき街』
DHC 
デイヴィッド・レーヴィット著 
船見俊介訳 
\1,470<税込>
 フィレンツェにやってくる者は何を求め、何を見たのか。美の氾濫に立ちすくむ者、足早に立ち去る者、留まることを余儀なくされる者。絢爛たる美術遺産の街を、外国人社会の歴史を通して透かし見る。
 <著者>1961年生まれ。短編集「ファミリー・ダンシング」がPEN/フォークナー賞などの各賞の最終候補となる。現在、大学で教鞭をとるフロリダとイタリアを往復する。


●『ドイツ民俗学とナチズム』
創土社 
河野眞 
\9,975<税込>
 なぜドイツ民俗学はナチズムの形成に抵抗できなかったのか。20世紀初頭から現代にいたるまで、ドイツ民俗学の分野で起こったいくつかの重要な論争の整理・分析を通して、問題の核心に迫る。


[4097] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/07(Wed) 20:57

●9月14日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『驚異! 古代のテクノロジー 第1回  二千年前のパワー』、9月21日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『驚異! 古代のテクノロジー 第2回 ローマ皇帝の「タイタニック」』の情報が下記にあります。
 http://www.nhk.or.jp/dramatic/onair/index.html

●9月28日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて『アレキサンダー大王殺人事件』が放映予定。
古代マケドニアに生まれ、天才的な戦略と勇猛さで遠く東アジアの大地まで手中に収めたアレキサンダー大王。永遠に続くかと思われたその栄華は、王の急死によって断ち切られました。わずか32歳で突然没した王の死因は、歴史上の大きな謎とされています。不可解な死を王にもたらしたのは病気なのか、過度の飲酒なのか、毒を盛られたのか……。イギリス・スコットランドヤードの現役捜査官が、化学者や歴史家、心理学者など第一線の専門家の助けを借りて真実を探っていきます。
・原題:WHO KILLED ALEXANDER THE GREAT
・制作:GRANADA(イギリス・2003年)
・ナレーター:渡辺徹
 http://www.nhk.or.jp/dramatic


[4096] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/07(Wed) 15:47

●9月14日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて放映予定の『驚異! 古代のテクノロジー (1) 二千年前のパワー』の情報が下記にあります。
 http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0914.html
***********************************************************************************************************************************************
 現在、我々は最先端のテクノロジー製品に日々囲まれている。しかし電気もパソコンもなかった数千年も昔に我々の祖先は当時の技術を組み合わせ、想像を遥かに超えた数々の発明品を作り出していた。番組では2回シリーズで残された資料などから発明品や建造物を再現し古代の驚くべきテクノロジーを紹介していく。

【第1回 2,000年前のパワー】
 今からおよそ2000年前の人々が、自然からどのようなエネルギーを引き出し、活用していたかを探る。古代の人々は、水や地熱の利用に長けていたばかりでなく、太陽の熱エネルギーや、もしかしたら電気まで利用していたという説がある。様々な例を挙げ、古代のハイテクを紹介する。

◆驚きのウォーター・システム ローマ人の文化は水の文化
・上水道 お馴染ローマの上水道。その石の重さは2〜6キロだが、地上高48mにまで達するものが作られる。水は市内へと運ばれ噴水、そして水力利用にも。
・水力 小麦を挽くための水車の動力源にも。AD2世紀、南仏Barbegalにあったという16基の水車群はもはや小麦粉生産工場。まさに古代の産業革命。周辺に住む12,500人分のパン用の小麦粉は十分に生産されていたという。
・水洗トイレ ローマ人が作った水を運ぶためのパイプシステムは精巧。様々なところに応用され水洗トイレや地中からの温泉を引っ張り公衆浴場まで誕生。
・排水 1886年にリオティント銀山(スペイン)の地中で見つかった水車。地中深くから水車を連ねて地下29m下から採掘時に湧き出した水を汲み出し、なんとその排水能力は、1分間に90ガロン(約115リットル)。

◆太陽熱 発火装置の原型がシラクサ(シチリア島)に?
・紀元前214年、ローマ軍に攻撃を受けた都市シラクサは、アルキメデスの助言に従ってある秘密の武器を用意した。それは70枚の鏡で太陽熱を反射させて船を焼くもので、この原理は太陽熱発電と同じ原理でコロラド州は100枚の鏡で発電している。 

◆乾電池まで発明? 1936年にバグダッドで発見された謎の壷は古代の電池?
・セラミックの壺の内部に銅のシリンダーが設置されていた。鉄を+極、銅を−極、酢を媒体に使うと約1Vの電圧発生。これはバッテリーなのだろうか? 何かの儀式の道具とする説もあるが、一方でこの道具を使うとメッキもできた。数千年前の驚くべき発明品の可能性がある。

[原題] Ancient Discoveries 2 (イギリス・2005年)

[番組ホームページ] http://www.nhk.or.jp/dramatic/


[4095] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/04(Sun) 20:43

下記書籍が9月12日刊行予定。

●『すぐわかるキリスト教絵画の見かた』
東京美術 
千足伸行・石鍋真澄 
予価 \2,100<税込>
 西洋美術は千年以上にわたり、キリスト教美術の時代だった。個々の作品の意味やメッセージを理解するには、シンボルや持物の約束事を知ることが必要だが、本書は話の内容やエピソードはもとより、「図像のポイント」「場面を読む」でその約束事を分かりやすく解説。絵画のテーマに関したエピソードや、絵画の登場人物、絵画の内容、どんな画家かなどをわかりやすく解説。
 http://www.tokyo-bijutsu.co.jp/catalog/series/books/0789_6/0789_6.html


下記書籍が9月30日刊行予定に変更。

●『新約聖書入門』
文庫クセジュ 
レジス・ビュルネ著 
加藤隆訳 
予価 \999<税込>


下記書籍が10月11日刊行予定に変更。

●『多文化空間のなかの古代教会 異教世界とキリスト教II』 教文館 保坂高殿 予価 \2,625<税込>


[4094] キリ番プレゼント 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/04(Sun) 09:47

まだちょっと早いんですがキリ番プレゼントのお知らせです。
トップページのカウンタ 400000番の方にローマコインを1枚プレゼントいたします。ジャストの方は掲示板にその旨書き込んでくださるようお願いいたします。
詳細: http://www.augustus.to/other/kiriban_400000.html


[4093] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/09/04(Sun) 09:36

◎高島賢治さん

> ミュージアム・シアター
実際にやっている場面に遭遇したことはないんですが、楽しそうですね。


◎真奈美さん

> この並べ方だと、ローマもマンガのタネとしてポピュラーな
> ように見えますね。そうかなぁ〜?
戦国、幕末、三国の次ですか。だったら、すごいですねえ。
メジャー度で言えば、ローマ帝国はエジプトに完全に負けているような気が。
いつか勝てる日が来るのか?(^^


◎ラシュクータさん

> 古代ローマ史好きさんに33の質問
新しい企画ですね。
質問を掲載しているページからリンクしてあるサイトを見ると、ずいぶんたくさんの「100の質問」があるんですね。びっくりしました。


[4092] 書物の世界って広い・・・ 投稿者:真奈美 投稿日:2005/09/03(Sat) 21:32

 高島さん
表紙の図ありがとうございました。多少遅れても購入しようと思います。

 ラシュクータさん
そうです、それです。(作者名を○○にしたのは単に覚えていなかっただけで、悪意の伏字ではありません、念のため)
ヴァイキング、北欧ものならばなんといっても、「緋色い剣(あかいつるぎ)BYあずみ椋 なのですが、他の作家のもやはり手が出ます。
 戦国や三国志ならば専門雑誌まで出るのに。男ものマンガで西洋史ものはやはり少数派でしょうか。


[4091] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/03(Sat) 20:23

下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ヨーロッパ異教史』 
東京書籍 
プルーデンス・ジョーンズ&ナイジェル・ペニック著 山中朝晶訳 
四六判・384頁 \4,725<税込>
 
欧州東西の神話・歴史・宗教を概観し,欧州の歴史のなかで「異教」が変容しながら存続してきた過程を丹念に辿り,神話学・宗教学・民俗学・歴史学研究に大きな示唆を与える労作。
□□第一章 新旧の異教主義(ペイガニズム)□□第二章 ギリシアと東地中海□□第三章 ローマと西地中海□□第四章 ローマ帝国□□第五章 ケルト人の帝国□□第六章 ケルト人の世界□□第七章 後代のケルト□□第八章 ゲルマン諸族□□第九章 後代のゲルマン宗教□□第十章 ロシアとバルカン諸国□□第十一章 異教主義の復権
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/bookdata/01/4487799465.html


下記書籍が既刊。

●『河合隼雄の万博茶席 しなやかウーマンと21世紀を語る』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4806205060.09.MZZZZZZZ.jpg中日新聞社 
\1,575<税込>
 愛・地球博の日本庭園で行われた、河合隼雄と第一線で活躍する女性たち(塩野七生、藤ジニー、中山恭子、向井千秋)との対談を収録。
 【高島の蛇足コメント】塩野七生ファンは買いかも。
 http://www.expo2005.or.jp/jp/pdf/20050418204217502_1_N2.6.88_01.pdf
 http://www.expo2005.or.jp/jp/E0/E1/head/0525_002.html


●『失われたイスラエル10支族』
学習研究社 
R.E.アビハイル 鵬一輝訳 
\2,940<税込>
 現代イスラエルの特殊機関アミシャーブの人間が失われたイスラエル10支族を求めて調査した本格的研究書。


[4090] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:33

◇真奈美さんへ
キリスト教書籍は取次の関係と思われますがキリスト教書籍専門店には発売日に入荷しても、一般書店には一週間から十日遅れて入荷するようです。
  <カバー写真>  http://www.kyobunkwan.co.jp/Publish/IMG6587.JPG


[4089] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:21

下記書籍が既刊。

●『太古の世界 恐竜時代』
大日本絵画 
R.サブダ&M.ラインハート 
\3,990<税込>


●『でぶ大全』
作品社 
ロミ&ジャン・フェクサス著 高遠弘美訳 
\2,940<税込>
 太古の昔から、ほんの少し前の時代まで、「でぶ」こそは美しさ、セクシーさ、人間の肉体の最大の魅力だった。ダイエット全盛の現在にこそ「でぶ」の魅力を知らしめるべくまとめられた、史上初の「でぶ」の歴史書。
 〈ロミ〉1906〜95年。フランスの文筆家。
 〈フェクサス〉1934年生まれ。弁護士等を経て、パリ警察の風俗担当警視として活躍。のち文筆に転じた。


●9月8日20:00〜20:45、NHK総合テレビにて「探検ロマン世界遺産 砂漠のマンハッタン・イエメン・シバーム」が放映予定。
 猛烈な砂嵐が吹き荒れるアラビア半島の砂漠に、地上30メートル、8階建てにもなる高層住宅が500棟近くもひしめき合うシバーム。なぜ人々は広大な砂漠の中で肩を寄せ合うように密集して暮らしているのでしょうか?その謎を解く鍵は、魅惑の香料と呼ばれる「乳香」。悪霊を払う神秘の力があると信じられている「乳香」は古代ローマ帝国などでも珍重されていました。この香料の交易の拠点となったのがシバームの街でした。
 http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr021.html


下記書籍が9月中旬刊行予定。

●『早わかりキリスト教』
日本実業出版社 
宮越俊光 
予価 \1,470<税込>


下記書籍が9月下旬刊行予定。

●『文字の歴史 ヒエログリフから未来の「世界文字」まで』
研究社 
スティーヴン・ロジャー・フィッシャー著 
鈴木晶訳 
四六判・470頁 
予価 \3,990<税込>
 世界中の数多ある文字にはそれぞれの歴史がある。文字はひとを魅了する。とくに興味をそそるのは古代の文字である。まさに文字は究極の「タイムマシン」と言えるかも知れない。本書は、世界の文字のそれぞれの歴史を176の図版を用いながら分かりやすく解説する。最終章では、人類の未来の文字についての考察が述べられる。数々の発見や蘊蓄もあり、「ことば」「文字」に関心のある方にはお薦めの一冊。
  <目次>第1章 ノッチからタブレットまで 第2章 話をする芸術 第3章 ことばを伝える文字体系 第4章 アルファからオメガまで 第5章 東アジアにおける文字の「再創造」 第6章 アメリカ大陸 第7章 羊皮紙のキーボード 第8章 未来のシナリオ
  <著者>ニュージーランド在住。ポリネシア言語文化研究所所長、イースター島のロンゴロンゴ、クレタ島のファイストスの円盤など、未解読文字研究の第一人者。


下記書籍が10月下旬刊行予定。
●『対訳・注解 シェイクスピア選集[全10巻]第6巻 ジューリアス・シーザー』 研究社 大場建治 テキスト編纂・翻訳・注釈・解説 B6・296頁 予価 \3,360<税込>
 シェイクスピアのテキスト編纂から詳細な注釈、日本語対訳までを総合的に編集した。左ページにテキストを、右ページに日本語訳を配置した対訳版なので、テキストを原文で楽しみながら、日本語訳を参照できる。舞台写真などを含む図版も加え、演劇関係者はもとより、初学者にも原文を楽しむことができるよう工夫されている。また、創作年代・材源に関する解説や、巻末の補注などは研究者・シェイクスピア愛好家にも有益。
「ブルータス、お前もか?」
"Et tu, Brute?"  (3幕1場77行)
――シーザーは信頼していたブルータスに刺され、こう叫んで絶命する。ブルータスの苦悩、ブルータスを追い詰めるアントニー、波瀾万丈のローマ史劇の傑作。

下記書籍が11月刊行予定に変更。
●『体位の歴史』 作品社 A・アルトレ 藤田真利子訳 予価 \2,520<税込>

下記書籍が2006年2月刊行予定。
●『男色の歴史』 作品社 リューブ 藤田真利子訳 予価 \2,520<税込>



[4088] 古代ローマ史好きさんに33の質問 投稿者:ラシュクータ 投稿日:2005/09/02(Fri) 15:53

 こんにちは、お久しぶりです!
 恥ずかしながら、巷で流行の「100の質問」を、古代ローマ史で作ってみました。この質問を通じて、古代ローマ史好きさんの交流が深まれば好いな、と思っています。古代ローマ史を愛される方であれば、どなたでもお気軽にご利用ください。

『古代ローマ史好きさんに33の質問』
URL:http://members.jcom.home.ne.jp/1229022201/gallery/pageq1.html


>真奈美さん
 横レス失礼します。
 幸村誠『ヴィンランド・サガ』ですね。この漫画で連載されている週間少年マガジンで、古代ローマ史の漫画が掲載されたことはなかったと思いますが、もしかして、セスタスを意識して書いたのでしょうか。


[4087] ローマのメジャー度 投稿者:真奈美 投稿日:2005/09/01(Thu) 20:06

 先日、まんが情報誌「ぱふ」をチェックしていたら、新刊紹介で、

 ○○がSFからうってかわって歴史ものに挑戦!歴史といっても戦国や幕末や三国時代やローマ帝国ではない、11世紀のヴァイキングだ。

なんて書いてありました。(私はこのヴァイキングものも射程内なのですが) この並べ方だと、ローマもマンガのタネとしてポピュラーなように見えますね。そうかなぁ〜?

「ローマ史のなかのクリスマス」、また延びましたか。クリスマスは毎年教室で話題にしているので、加えようと思って期待しています、ちゃんと出てね〜〜。


[4086] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/09/01(Thu) 18:55

●雑誌『歴史と地理 通巻586号』(山川出版社 \120)が既刊。情報を追加して再掲。
「テオドール・モムゼンと古代史研究の確立」(南川高志)という十七頁の論文が掲載。


下記書籍が既刊。

●『ようこそイタリア、スローフードの旅』
阪急コミュニケーションズ 
池田律子 
\1,890<税込>
 イタリア・スローフード協会お墨付きのオステリアから45軒を厳選してレシピと共に紹介。ミラノ在住の著者ならではの本物のイタリア料理ガイド。『フィガロジャポン』連載に加筆。
 <著者>甲南大学卒業後、日本航空に勤務。退社後、イタリア国立ペルージャ大学に留学。日本の百貨店でのイタリア展や食関係のイベントをプロデュース。料理教室も開室。


下記書籍が9月20日刊行予定に変更。

●『ローマ史のなかのクリスマス 異教世界とキリスト教I』
教文館 
保坂高殿 
四六判・272頁 
予価 \2,625<税込>


下記書籍が9月21日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』
岩波新書 
本村凌二 
予価 \777<税込>
 五千年前、メソポタミアの人々は死を恐れ神々を畏怖した。エジプト人は来世の安楽を求め、ギリシア人は不死の神々と合理的思考を両立させた。神の正義を求めるカナンの民、多くの神を取り込んだローマ人。古代地中海世界に興亡した多神教社会のなかで、一にして力ある神はどのように形づくられたか。壮大なスケールで描く宗教的心性の歴史。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/0/4309670.html


下記書籍が9月23日刊行予定に変更。予価情報も変更して再掲。

●『青の歴史』
筑摩書房 
ミシェル・パストゥロー著 
松村恵理・松村剛訳 
A5・256頁 
予価 \4,515<税込>


下記書籍が9月27日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『残りの時 パウロ講義』
岩波書店 
ジョルジョ・アガンベン著 上村忠男訳 
四六版・230頁 
予価 \2,940<税込>
 
現代思想に新生面を開きつつあるアガンベンの方法序説。パウロ書簡の挑戦的な読解によって、階級・止揚など社会哲学の基本概念をみごとに蘇生させる。圧縮された時という、終末でも回帰でもないメシア的な時間論──パウロの体験の言葉を現代の思考に翻訳し、その光によって思想史的な現在の新しい風景を描き出した。
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/5/0018170.html


下記書籍が10月刊行予定。
●『フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究』 創文社 根占献一 A5判・364頁 予価 \6,825<税込>
 イタリア・ルネサンス、そしてその中心となったフィレンツェ共和国(1282年〜153年)。ギリシャ・ローマの古典文化との関連でこの間の歴史が考察されるが故に、ルネサンスという時代概念が用いられる。また今日ではこれと分離し難い概念として、ヒューマニスト(ウマニスタ)が存する。特定の時代に生まれ、やがてヨーロッパ各国で定着するが故に、人文主義者と邦訳せずに用いられる。ならば、共和国のルネサンスはいかにあり、同国のヒューマニストたちはいかなる人たちであったのか。これらを知るべく、レトリックと自由の意義が歴史的に探究され、文化と政治の担い手たちが群像豊かに叙述される。彼らは古典的教養(パイデイア、フマニタス)を積みながら、政府官房の公務に勤しむ点で異彩を放つ。研究史上の名高い概念、「市民的ヒューマニスト」と称されるのは彼らのことであり、公私にわたる彼らの活動が点描される。
  http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN4-423-46059-9.html
●『世界の神話 ペネロピアド』 角川書店 マーガレット・アトウッド著 鴻巣友季子訳 四六判
 神話シリーズ第一弾! 当代随一の女性作家が描く、ペネロペ版オデュッセイア。トロイの英雄オデュッセウスを待ち続けた、貞淑な妻ペネロペ。今初めて明かされる彼女の本心、そして殺された12人の女中たちの真実はーー。ギリシア神話の主役ともいえるエピソードが、現代の息吹とともに蘇る!
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000197
●『世界の神話 神話がわたしたちに語ること』 角川書店 カレン・アームストロング著 武舎るみ訳 四六判
 「神話シリーズ」第一弾、必読の一冊!
 神話とは何から始まり、どのようにしてこの世に息づいてきたのか。単なるおとぎ話ではなく、人間が生きる上でかけがえのない「神話」の意味を、斬新な視点で掘り起こす。世界を見る目が新たになること間違いない。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200111000134

下記書籍が10月中旬刊行予定。
●『西洋中世学入門』 東京大学出版会 高山博・池上俊一編 予価 \3,990<税込>

下記書籍が10月下旬刊行予定。
●『線文字Bを解読した男 マイケル・ヴェントリスの生涯』 創元社 アンドリュー・ロビンソン著 片山陽子訳


[4085] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/31(Wed) 18:21

下記書籍が既刊。
●『面白いほどよくわかる世界の戦争史 ナポレオン戦争からイラク戦争まで、戦争で読む近現代史』
日本文芸社 
世界情勢を読む会 
\1,470<税込>
 十八世紀以降、現在までの大規模な戦争・紛争を取り上げ、「戦争」とはいったい何なのか、戦争において何が起こり、どんな影響を及ぼしたのか…戦争の功罪を戦争史として俯瞰しながら図説する。
 http://www.nihonbungeisha.co.jp/books/pages/ISBN4-537-25304-5.html


下記書籍が9月上旬刊行予定。

●『悪の認識と死の教え』
青萌堂 
曾野綾子 
予価 \1,260<税込>


●『新訳 オーストリア文学史』
芦書房
エルンスト・ヨーゼフ・ゲルリヒ著 
清水健次訳 
予価 \2,940<税込>
 http://www16.ocn.ne.jp/~ashi/book_list/4-7556-1193-8.html
 http://www.onyx.dti.ne.jp/~sissi/book17.htm


●『世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学』
文芸春秋 
桐生操 
予価 \1,600<税込>
 死を恐れない愛人同士の軍隊、屍体愛好、有名人の死に際、生首を愛した美女、死の舞踏、自殺の種類──愛と死にまつわる仰天話を集大成。「死をも恐れぬ愛人同士の軍隊」「殉教した美少年奴隷」「ネクロフィリア(屍体愛好)と少女コレクション」「屍体を抱ける店」「美少年を愛した女神」「死体の皮膚で女装した男」「生首を愛した女」「吸血鬼伝説の真相」「決闘を選んだ寝取られ男」「妖艶な解剖模型」「死せる王妃への接吻」「見世物としての死」「死人に化けた男」「男同士の嫉妬から始まった毒殺死」「秘所まで晒された処刑の情景」等。「愛」と「死」「エロス」をテーマに世界中から集めた仰天エピソードの数々。
 http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/67/25/4163672508.shtml


下記書籍が9月中旬刊行予定。

●『学校では教えてくれない失われた文明の謎』
学研 
予価 \840<税込>


下記書籍が9月下旬刊行予定。
●『南スペイン・アンダルシアの風景』
丸善 
川成洋・坂東省次編
予価 \2,520<税込>
 スペインでも特に名所の多いアンダルシア地方の魅力を、総勢三十八名の専門家達がそれぞれの分野でオムニバス形式で語りつくす。


[4084] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/30(Tue) 18:24

下記書籍が既刊。

●『スカルド詩人のサガ コルマクのサガ ハルフレズのサガ』
東海大学出版会 
森信嘉訳 
\3,150<税込>
 
13世紀初頭に書き記されたとされる、スカルド詩人とその愛の対象となる女性をめぐる物語「コルマクのサガ」と「ハルフレズのサガ」を古アイスランド語テキストより翻訳、概説を加える。


下記書籍が9月20日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『人類進化の七百万年』 講談社現代新書 三井誠 予価 \756<税込>
 定説がどんどん覆されている人類史の世界。最古の人類から現生人類の誕生にいたるまで、最新の成果をわかりやすく解説する。

下記書籍が10月中旬刊行予定。
●『天使の姿 絵画・彫刻で知る天使の物語』 新紀元社 ローラ・ウォード&ウィル・スティーズ著 小林純子訳 予価 \2,940<税込>
 英Carlton社の書籍『Angels A Glorious Celebration of Angels in Art』の日本語版。フラ・アンジェリコ、ルーベンス、ラファエロ、ボッティチェッリの作品など、時代を超えて人々に愛されてきた絵画の傑作を中心に、ステンドグラス、イコン、リトグラフ、彩色写本など、数千年の歴史の中で集められた天使像二百五十点あまりを掲載。作品一点ごとに解説が付き、宗教、神話、哲学の中に登場する、天使の役割について紹介する。
 <目次>第一章:天使の階級 第二章:守護天使と告知の天使 第三章:正義と審判の天使 第四章:平和と希望 第五章:癒しと救いと悲しみ 第六章:復讐の天使と死の天使
下記書籍が近刊。
●『人と細菌の歴史』 藤原書店 ピエール・ダルモン著 寺田光徳・田川光照訳


[4083] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/29(Mon) 18:40

下記書籍が既刊。

●『博物館の理念と運営 利用者主体の博物館学』
雄山閣 
布谷知夫 
\3,675<税込>


●9月2日05:00〜05:30、BS-i(デジタル衛星テレビ)にて「お目覚めハイビジョンローマ街道」が放映予定。


下記書籍が9月刊行予定。

●『ミュージアム・シアター 博物館を活性化させる新しい手法』
玉川大学出版部 
キャサリン・ヒューズ著 
安井亮・松本栄寿・小浜清子訳
予価 \3,780<税込>
 ミュージアム・シアターとは、博物館でおこなわれる演劇のこと。展示内容を説明するひとつの手段である。展示に関するテーマで俳優が演じ、来館者の理解を深めることをねらっている。日本の博物館は閉塞状況に陥って久しい。本書は、博物館を活気づけるヒントと新しい演出方法を提示し、既存のミュージアム観を転換させる。
 <目次>日本語版への序文/訳者まえがき/序文/はじめに/1 泥炭地でのある一日/2 ある私的な旅/3 博物館と演劇の本質/4 ミュージアム・シアターの起源と発展/5 目標と原則/6 ミュージアム・シアターのスタイル/7 規模と準備/8 博物館における創造的なドラマ/9 博物館を離れたミュージアム・シアター/10 ミュージアム・シアターの構成/11 学習と評価/12 倫理観と価値観/エピローグ// 解説 「博劇」連携の試み/訳者あとがき


下記書籍が10月26日刊行予定。
●『ぶどう酒色の海 西洋古典小論集』 岩波書店 岡道男 四六版・224頁
 <著者>1931年大阪市生まれ。1957年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学助教授、教授を経て姫路独協大学教授。日本での西洋古典学研究の権威と呼ばれた。2003年逝去。主な著訳書に『ホメロスにおける伝統の継承と創造』(創文社)、『ギリシア悲劇とラテン文学』(岩波書店)、『キケロー選集8』(岩波書店)。
 【高島の蛇足コメント】ホメロスは、エーゲ海を「ぶどう酒色の海」と詠んだ。


[4082] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/28(Sun) 15:30

◎ロードさん

お久しぶりです。北海道ではもう夏休みシーズンは終わっているのですが、ロードさんはまだ休み中かな。

> 講演会、行きたいですね。まあ、遠いから親に
> 行かせててもらえないですけど。
案内を見たところでは専門家向けの講演会だと思うので、中学生が潜入するとかなり目立つと思いますよ。(^^
私の場合は遠いだけでなく、英語が苦手なので聞きに行っても何を言っているか分かりそうもないという問題があります。(^^;



[4081] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/08/27(Sat) 10:48

お久しぶりです。
講演会、行きたいですね。まあ、遠いから親に行かせててもらえないですけど。ローマンブリテンの資料もあるんですか・・・いいですね。


[4080] 無題 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/26(Fri) 21:17

古代史研究会のWEBページに以下の講演会のお知らせが載っています。誰でも無料で参加できるようです。詳しくは同会のページを御覧下さい。
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/seiyoshi/ancient-topics.htm

アラン・ボウマン教授(Alan Bowman)講演会
日時:9月29日(木曜日) 午後4時30分〜6時30分
会場:京都大学 大学院文学研究科・文学部
演題:Egypt in the Graeco-Roman World: from Ptolemaic Kingdom to Roman Province


[4079] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/26(Fri) 21:16

◎高島賢治さん

> NHK文化センター講座青山教室で10月28日から
> 東京大学教授・本村凌二氏による「多神教と一神教」講座が開講。
やはり東京はこういうのがあってうらやましいですねえ。



[4078] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/26(Fri) 18:49

下記書籍が8月下旬刊行予定。

●『ローマのおさんぽ イタリア・ローマの通りをハッピーに歩いてごらん!』
竹書房 
プロジェ・ド・ランディ 
予価 \1,890<税込>
http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31584284.JPG


下記書籍が9月10日刊行予定。

●『知の教科書 論理の哲学』
講談社選書メチエ 
飯田隆編 
予価 \1,575<税込>
 20世紀、論理学と哲学を横断して起きた「知の革命」。パラドクス・無限・不完全性と完全性・言語と論理・計算機科学と論理学などをキーワードに、論理をめぐる哲学探究の刺激に満ちた現在を、気鋭の著者陣が解説する。


下記書籍が9月15日刊行予定。

●『片岡護のお手軽極うまイタリア丼』
講談社 
片岡護 
予価 \1,029<税込>


下記書籍が9月21日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4004309670.09.MZZZZZZZ.jpg岩波新書 
本村凌二 
予価 \777<税込>
 メソポタミア、エジプト、ギリシア、パレスチナ、ローマ…古代地中海世界に次々と興亡をくりかえした多神教社会の中で、一にして力ある神はどのようにして形づくられたか。壮大なスケールで描く宗教的心性の歴史。


下記書籍が9月29日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『海からの世界史』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4047033839.09.MZZZZZZZ.jpg角川書店 
宮崎正勝 
予価 \1,680<税込>
 海を制するものは世界を制する。世界史を動かした海の覇権の歴史を描く。古代以来、世界を制したのは「七つの海」のネットワークを支配した覇権国家だった。ローマ帝国をはじめ、イスラーム、モンゴル帝国、さらに大航海時代を経て大英帝国へ。シー・パワーの視点から探る初めての世界史。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000058


●NHK文化センター講座青山教室で10月28日から東京大学教授・本村凌二氏による「多神教と一神教」講座が開講。
 http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_386105.html


[4077] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/25(Thu) 21:15

下記書籍が9月20日刊行予定。
●『人類進化の七百万年』 講談社現代新書 三井誠

下記書籍が近刊予定。(来年刊行の可能性もあり。)
●『アウグスティヌスの恩恵論』 知泉書館 金子晴勇


[4076] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/24(Wed) 20:52

◎真奈美さん

> 例えば、クレオパトラを金髪に描いてあったら「通だな」と
> 思うことでしょう。
確かに、普通はエジプト人風に描くでしょうねえ。私だって、クレオパトラがギリシャ系と知ってはいてもイメージはやはりエジプト風です。

> ローマもので金髪は、アウグストゥス(とその血縁者)の
> 特権のように思っているので。
そうだったかな。と、疑問に思い調べてみるとスエトニウスに書いてあるんですね。
当時の金髪率ってどれくらいだったんでしょうね。


◎高島賢治さん

> ギリシア・ローマの人々にとって、青は不快な野蛮の色だったが
これは知りませんでした。ソースが何なのか、気になりますね。


[4075] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/24(Wed) 19:57

下記書籍が既刊。

●『ヨハネ福音書 文学的解剖』
日本キリスト教団出版局 
R.A.カルペッパー著 伊東寿泰訳 
A5・370頁 
\6,090<税込>
 
ヨハネ福音書研究に文学研究の物語批評的手法を活用して、話者、物語時間、プロット、登場人物、内的解説、想定読者などの面から第四福音書を分析する。多くの研究者によって引用・言及されている画期的労作。ヨハネ福音書に込められた真理を丹念に読み解く。
 □□第1章 イントロダクション□□第2章 ナレーターと視点□□第3章 物語時間□□第4章 プロット□□第5章 登場人物□□第6章 内的解説□□第7章 内的読者□□第8章 結び


下記書籍が9月下旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『青の歴史』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4480857818.09.MZZZZZZZ.jpg筑摩書房 
ミシェル・パストゥロー著 
松村恵理・松村剛訳 
A5・256頁 
予価 \5,250<税込>
 ギリシア・ローマの人々にとって、青は不快な野蛮の色だったが、現代では好まれる色となった。青の「逆転の歴史」をたどる。
 <著者>1947年パリ生まれ。古文書学校卒。高等実習研究院第四部門教授。紋章学を専門とするが、動植物の歴史や人間と色彩の関係史、図像・イメージの社会文化的研究など幅広い研究対象で知られる。著書に『王を殺した豚 王が愛した象』(筑摩書房)、『縞模様の歴史 悪魔の布』(白水Uブックス)、『紋章の歴史』(創元社)、『ヨーロッパの色彩』(パピルス)等。


下記書籍が10月5日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『シャガール ダフニスとクロエー』 岩波書店 ロンゴス・文 松平千秋・訳 マルク・シャガール絵
 エーゲ海に浮かぶ美しい島レスボスを舞台に織りなされる、みずみずしい抒情あふれる古代ギリシアの牧歌物語。シャガール晩年の傑作リトグラフ全四十二点を添えた待望の決定版。 <特装版>と<普及版>同時刊行。
【特装版】B4判変型(32×24cm),232頁,カラー図版42点,特練りインクによる水なしオフセット印刷(図版は片面印刷),マット紙,上製・カバー・函入り 定価13,650円(本体13,000円)
【普及版】A4判変型(27×18.5cm),152頁,カラー図版42点,オフセット印刷,半上製 定価2,940円(本体2,800円)
 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/art/new/top3.html
 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/art/new/top.html


[4074] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/23(Tue) 17:53

●日本イタリア京都会館が編集・発行する学術雑誌『イタリアーナ 第26号』『イタリアーナ 第28号』に下記論文が掲載されています。
『イタリアーナ 第26号』
 [特集]古代ローマを生きた人々
 ・ローマ皇帝たちの世界         南川高志 (14頁の記述)
 ・古代ローマ都市ポンペイの再生     浅香正  (8頁の記述)
『イタリアーナ 第28号』
 連続講演会「古代ローマを生きた人々」
 ・古代ローマ人の教育と教養       南川高志 (17頁の記述)
 ・ローマ恋愛詩の女性たち        高橋宏幸 (14頁の記述)
 ・法学者とその時代 −戦乱の生きざま− 林智良  (12頁の記述)
 入手方法は下記。
 http://www.italia.on.arena.ne.jp/italiana.htm
 日本イタリア京都会館の連絡先は下記。
 http://www.italia.on.arena.ne.jp/aboutus.htm

下記書籍が近刊予定。(来年刊行の可能性もあり。)
●『アウグスティヌスと古代教養の終焉』 知泉書館 マルー著 岩村清太訳
 【高島の蛇足コメント】名著『古代教育文化史』(岩波書店)で知られるマルーの書籍ならば良い書籍のはず。
●『自由学芸の歴史』 知泉書館 岩村清太
●『ヨーロッパ人間学の歴史 心身論の展開』 知泉書館 金子晴勇

下記書籍が9月10日刊行予定。

●『歴史学「外」論 いかに考え、どう書くか』
青木書店 
下田淳 
予価 \1,890<税込>
 自らの歴史学に対する考え、歴史を書く際の作法を初学者に向けてつづる。全十二話、「昔話」としての歴史を自認する新感覚の歴史学入門。


●『ケンブリッジ 世界の食物史大百科事典(3)』
朝倉書店 
小林彰夫監訳 
予価 \26,250<税込>
 飲み物の歴史とその地域的特色と、栄養としての食とそれらが欠乏したときに起こる病気との関連。
 http://www.asakura.co.jp/asakura/sinkan/200201/2004085-1.htm


下記書籍が9月15日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『歴史を考えなおす』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4588008269.09.MZZZZZZZ.jpg法政大学出版局 
キース・ジェンキンズ著 
岡本充弘訳 
予価 \2,310<税込>
 ポストモダニズム的な視点からの旧来の歴史学への批判をきわめて簡明に論じた格好の入門書。


下記書籍が9月中旬刊行予定に変更。

●『エチオピアのキリスト教 思索の旅』
山川出版社 
川又一英 
四六判・216頁 
予価 \2,520<税込>


下記書籍が9月中旬刊行予定。

●『異界へのまなざし アイルランド文学入門』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4803404925.09.MZZZZZZZ.jpg鷹書房弓プレス 
山田久美子 
予価 \2,205<税込>
 古代ケルト文明とキリスト教が融合して独自の文化を育んできたことから聖人と賢者の島といわれるアイルランドの文学の魅力を探る。


下記書籍が9月20日刊行予定。
●『聖書(仮題)』 PHP研究所 山我哲雄 予価 \1,260<税込>
 旧約聖書の天地創造からキリスト教の成約まで、聖書の知識をこの一冊に集約。知っているようで知らない聖書のすべてを図解で解説する。


下記書籍が9月下旬刊行予定。
●『食糧獲得社会の考古学 現代の考古学2 遺跡・遺物中心主義への訣別と新しい考古学構築の試み』 朝倉書店 佐藤宏之編 予価 \5,250<税込>
 先史時代の世界の食糧獲得社会の諸相を、環境生態と適応技術システムの観点から概観。
〔内容〕誘導型先史狩猟採集民の食糧獲得/漁撈の開始/縄文時代の海洋適応/定住社会の採集経済/定住狩猟民の狩り/食生態と食文化/大洋の食糧獲得/他
●『青の歴史』 筑摩書房 ミシェル・パストゥロー著 松村恵理・松村剛訳 A5・256頁 予価 \5,250<税込>
 ギリシア・ローマの人々にとって、青は不快な野蛮の色だったが、現代では好まれる色となった。青の「逆転の歴史」をたどる。
 【高島の蛇足コメント】何となく面白そうな内容の気がする。


[4073] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/22(Mon) 21:05

●下記に「4千年前の絹発見 地中海でも製糸の証拠」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000174-kyodo-int


[4072] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/22(Mon) 19:48

下記書籍が既刊。
●『古代エジプト文化とヒエログリフ ファラオ神殿の象形文字を解読する』
産調出版 
ブリジット・マクダーモット著 近藤二郎・日本語版監修 竹田悦子訳
B5変・171頁 
\2,940<税込>
 
ヒエログリフの基本から応用までを網羅。神殿、墓、美術工芸品等のカラー写真には目を奪われる。古代エジプトの日常、ミイラ作り、死後の世界、占星術等の記述も魅力。古代エジプト文化に対する洞察力を得るに格好のガイド。2003年刊の新装普及版。
 <著者>リバプール大学でエジプト象形文字とコプト語を学び、マンチェスター大学大学院でエジプトの軍隊について研究。フリーのメディアコンサルタント兼考古美術研究家として活躍。


●『哲人アリストテレスの殺人推理』の書評が下記にあり。
  http://www.sankei.co.jp/news/050822/boo013.htm

●下記PDF文書があります。
エチオピア北部、ティグレ州の岩窟教会堂壁画マリアム・コルコル修道院教会を例に 米倉立子
http://www.soken.ac.jp/japanese%20pages/journal_bunka/050509_yonekura/thesis_yonekura.pdf

●BS-i(デジタル衛星テレビ)にてテレビ番組「東ローマ帝国〜繁栄と滅亡 皇帝たちの軌跡〜」が放映予定。再放映。情報を追加して再掲。
8月31日 20:00〜21:54 第一話 もうひとつのローマはこうして作られた
9月 7日 20:00〜21:54 第二話 最強の皇帝が残した華麗なる芸術
9月14日 20:00〜21:54 第三話 帝国の黄金期に潜む陰謀と策略
9月21日 20:00〜21:54 第四話 十字軍に救いを求めた大国の誤算
9月28日 20:00〜21:54 第五話 滅びゆく全世界の支配者
 http://www.bs-i.co.jp/main/documentary/show.php?0157


[4071] 私も具体例を頭においてたのではありません 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/22(Mon) 16:58

>でも、具体例が思い浮かびません。適当な例があったら教えてください。

 私も実はわかりません。例えば、クレオパトラを金髪に描いてあったら「通だな」と思うことでしょう。−−私自身はやはりこれ使いたくないですけどね。ローマもので金髪は、アウグストゥス(とその血縁者)の特権のように思っているので。



[4070] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/21(Sun) 21:28

下記書籍が9月7日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『ギリシア哲学と主観性 初期ギリシア哲学研究』
法政大学出版局 
日下部吉信 
予価 \7,665<税込>
 「西洋形而上学は存在に対して身を閉ざしつづけてきた」とするハイデガーと同様の見地から、ソクラテス以前のギリシア自然哲学をギリシア哲学の本体と位置づけ、そこからソクラテス・プラトン哲学とその帰結である西洋形而上学、ならびに近代世界を、主観性の哲学として相対化する。従来のギリシア哲学史観に根本的な変更を迫る、大胆かつ挑戦的な「新しい時代のギリシア哲学」。
 <著者>http://www.ritsumei.ac.jp/records/cgi-bin/rbi.cgi?lng=J&rno=DRW0000000000000000000007900082


下記書籍が9月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ラテン広文典(復刻版)』
白水社  
泉井久之助 
B6・466頁 
予価 \5,040<税込>
 時代を超えたラテン語文法書の最高峰。今年が生誕百周年となる言語学の大家、泉井久之助氏の手になる本書は、現在もラテン語文法書の最高峰に位置する。「ラテン語が示す現象の細部の理解、または感じ分けに資するようにつとめた」と序にある通り、その解説は精緻を極め、微妙なニュアンスを丁寧に描き出す。豊富な例文と共に各品詞をバランスよく学ぶ工夫がなされ、初級者でも最初の課から簡単な文を読み書きできるため、語形変化の記憶に追われがちなラテン語の学習が単調にならない。後半ではネポス『ハンニバル』の抜粋を詳解。文法の学習を深めつつ、古典の名文を読み解く愉しさを味わえる。さらに90頁に及ぶ補説で数詞や前置詞などを精解し、上級者の要望にも応えた。巻末に語詞変化表・語彙・索引つき。部数限定復刊。
 http://www.fukkan.com/vote.php3?no=22715
 【高島の蛇足コメント】一部古書店では、十万円程していたらしい。


[4069] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/21(Sun) 17:09

◎高島賢治さん

> 古代のテクノロジー(仮題)
こういう技術系の話題を取り上げる番組は大好きで楽しみです。

> ローマ史のなかのクリスマス 異教世界とキリスト教I
> 多文化空間のなかの古代教会 異教世界とキリスト教II
これも興味深いテーマですね。ぜひ購入したいと思います。


◎真奈美さん

> ダイソーで
そうそう。本も売っていますね。

> 「フィレンツェ 愛の彷徨」−−表紙の風景、これ、
> トレヴィの泉に見えるんですが。
表紙のデザインを決めた人にとっては、イタリアならなんでもよかったんでしょうねえ。

> しかし、メニューの看板に見える文字は、today's specialities 
国まで違ってはいかんですよねえ。西洋風ならなんでもよかったのかな?(^^

> 学術書の表紙で、一般イメージとは違ったものを使っている
> ならば、意図があってしているのかと渋く思いますが。
そうですね。そういうこともあるかもしれませんね。
でも、具体例が思い浮かびません。適当な例があったら教えてください。



[4068] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/20(Sat) 14:31

●下記に「コロシアム内のアリーナを柵で囲む計画」の記事あり。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050819-00000172-reu-int
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050819-00000172-reu-int.view-000

●下記に「トロイしのぐ?金細工品、1万点超ブルガリアで発掘」の記事あり。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20050820i203.htm
 http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20050820i203-1-Z20050820121920529M-L.htm


下記書籍が9月9日刊行予定。

●『われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで』
朝日選書 
内村直之
予価 \1,260<税込>
 
猿人の時代からネアンデルタールが絶滅するまでの400万年以上、地球上には2種類以上の人類がいた。共存を軸にたどるヒトの来た道。


●9月14日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて『驚異! 古代のテクノロジー(仮題) 前編  二千年前のパワー』が放映予定。
●9月21日 19:00〜19:45、NHK教育テレビにて『驚異! 古代のテクノロジー(仮題) 後編 ローマ皇帝の「タイタニック」』が放映予定。
 私たちは最先端のテクノロジー製品に囲まれています。しかし電気もパソコンもなかった数千年も昔に、我々の祖先は当時の技術を組み合わせ、想像を遥かに超えた数々の発明品を作り出していました。番組では残された資料などから古代の発明品や建造物を再現し、その驚くべきテクノロジーを二回にわたって紹介します。
 ・ 原題: Ancient Discoveries 2
 ・ 制作: S4C(イギリス・2005年)
 ・ ナレーター: 渡辺徹
 http://www.nhk.or.jp/dramatic


下記書籍が9月21日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』
岩波新書 
本村凌二 
予価 \777<税込>
 
多神教社会のなかで、一にして力ある神はどのようにして形づくられたか。壮大なスケールで描く宗教的心性の歴史。
 <著者>1947年生、一橋大学卒、東京大学教授。専門はローマ帝政期社会史。著書は「馬の世界史」(講談社現代新書)、「ローマ人の愛と性」(講談社現代新書)、「ポンペイ・グラフィティ」(中公新書)、「薄闇のローマ世界」(東京大学出版会)、「古代地中海世界の歴史」(放送大学教育振興会、共著)「優雅で淫らなポンペイ 古代ローマ人とグラフィティの世界」(講談社)等。
 【高島の蛇足コメント】日本での古代ローマ研究家で有数の人。買うべし!読むべし!


下記書籍が9月27日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『残りの時 パウロ講義』 
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000018175.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
ジョルジョ・アガンベン著 上村忠男訳 
四六版・230頁 
予価 \2,730<税込>
 
現代思想の旗手アガンベンの方法序説。パウロ書簡の挑戦的な読解によって、階級・止揚など哲学の基本概念を蘇生させる。
 <著者>http://www.arsvi.com/0ww/agamben.htm
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%B3
    http://agambeniana.at.infoseek.co.jp/index_jp.html


[4067] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/19(Fri) 17:05

下記書籍が9月15日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『踊るサテュロス』
文芸社 
あさのたか 
四六版・207頁 
予価 \1,365<税込>
 
1998年、イタリアのシチリア島沖から古代ギリシャのブロンズ像が引き揚げられた。それを人々は「踊るサテュロス」と呼ぶ。酒の神バッカスの従者サテュロスを歌った表題「踊るサテュロス」をはじめ、著者の詩作を集大成した躍動感あふれる詩集。
目次:
1 踊るサテュロス(踊るサテュロス 鳥の夢 手相占い ほか)
2 あさり貝(坂道 秋日 帰郷 ほか)
3 メタセコイア哀歌(冬の夜伽 自転車顛末記 オレという魚 ほか)
http://books.livedoor.com/item_detail&category_index=7&isbn=4286001857.html


[4066] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/19(Fri) 13:21

下記書籍が9月刊行予定。
●『体位の歴史』 作品社 A・アルトレ 藤田真利子訳 予価 \2,520<税込>

下記書籍が9月9日刊行予定。
●『ギリシア哲学と主観性 初期ギリシア哲学研究』 法政大学出版局 日下部吉信 予価 \7,665<税込>

下記書籍が9月15日刊行予定。
●『歴史を考えなおす』 法政大学出版局 キース・ジェンキンズ著 岡本充弘訳 予価 \2,310<税込>

●『週刊朝日百科 シルクロード紀行』が9月28日より刊行開始。34号・アッピア街道、36号・ローマが注目。
 http://opendoors.asahi.com/silkroad/
 http://opendoors.asahi.com/silkroad/list/index.shtml

下記書籍が来年刊行予定。
●『図説 ホモセクシュアルの文化史』 作品社 松原國師 予価 \2,730<税込>


[4065] ダイソーで 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/18(Thu) 15:10

「ロマンス」の棚があります、たぶんハーレクインの国産版で知名度のぐっと落ちる感じなのでしょう。いかにもロマンスの舞台になるような外国の地名がたくさんタイトルについています。ドイツはいまのところなさそうです。(たとえベルリンやミュンヘンは出てきても「ボン」はないことでしょう) 「フィレンツェ 愛の彷徨」−−表紙の風景、これ、トレヴィの泉に見えるんですが。私が知らないだけで、似たようなものがフィレンツェにもあるならば教えて下さい。 でも、「ウィーン 恋のプレリュード」は、ホテル(?)の一室の窓から湖らしいものが見えています。ウィーンに湖があるとかないとか言い切る自信はありませんけど、でも少なくとも、いかにもウィーン!のムードを出すならばむしろ森でしょう、簡単なところで聖シュテファン大聖堂とかシェーンブルンとか。  とどめは「パリ 恋人たちのカフェ」です。確かに、路上のカフェです。しかし、メニューの看板に見える文字は、today's specialities −−そりゃ、英語を使ってるパリのカフェがあるかもしれんけどね。ムードってものを考えんかい、それなら、フランス語でまとめたアメリカのカフェを写したほうがマシだと思います。
 ローマなんとかはいまのところ見かけません。

>一度定着するとそのイメージはそう簡単に変わりませんからねえ。その「誤解」の方が分かりやすかったりしたらなおさら。

 その最たるものが「クレオパトラ=絶世の美女」ですね。
上記のダイソーのように通俗なものはなおさら、いかにもな、てっとりばやいことが要求されそう。 学術書の表紙で、一般イメージとは違ったものを使っているならば、意図があってしているのかと渋く思いますが。


[4064] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/18(Thu) 14:45

●8月20日 03:20〜04:40、テレビ朝日系列にて映画「アーノルド・シュワルツェネッガーのヘラクレス」が放映予定。
(1970年アメリカ)アーノルド・シュワルツェネッガー。ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが、オリンポスから時空を超えて現代のニューヨークに出現。タイムズスクエアで馬車を駆り、縫いぐるみのクマと戦い、ボディービル大会に出たりと大活躍する。アーサー・A・シーデルマン監督。(字幕)

下記書籍が9月13日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『ローマ史のなかのクリスマス 異教世界とキリスト教I』 教文館 保坂高殿 四六判・272頁 予価 \2,625<税込>
 なぜ12月25日がクリスマスになったか?文献資料のみならず図像資料や碑文資料をも駆使しながらクリスマス成立にまつわる歴史的事情を帝政ローマの文脈の中で検証する。初期キリスト教における民衆の信仰生活に迫る画期的な書。
目次・内容紹介は下記。
  http://ethnos.f.chiba-u.ac.jp/~publics/intro_christmas.htm
 <著者>  http://www.l.chiba-u.ac.jp/intro/cul/hosaka.html

下記書籍が10月1日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『多文化空間のなかの古代教会 異教世界とキリスト教II』 教文館 保坂高殿
目次・内容紹介は右記。http://ethnos.f.chiba-u.ac.jp/~publics/intro_Church.htm
 <著者>  http://www.l.chiba-u.ac.jp/intro/cul/hosaka.html


[4063] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/17(Wed) 20:20

下記書籍が9月下旬刊行予定。
●『イスタンブル 歴史と現代の光と影』 慶應義塾大学出版会 長場紘(大阪外大客員教授)著 四六判・272頁 予価 \2,520<税込>
 トルコ、イスタンブルをめぐる紀行エッセイ。東西文明の十字路・イスタンブルの歴史、地理、文化を、豊富な体験と圧倒的な博識によって巧みに織りあげたイスタンブル物語。
●『西王母の原像 比較神話学試論(仮題)』 慶應義塾大学出版会 森雅子(中大講師)著 A5・320頁 予価 \6,300<税込>
 19世紀ヨーロッパに始まった比較神話学の手法で、文献・資料が乏しい中国の神話である西王母崇拝とオリエント神話を比較する先駆的かつ刺激的な論文。


[4062] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/17(Wed) 19:36

◎ラシュクータさん

> 「ネロの民」という言葉は、
初めて聞く言葉です。使われている文脈がはっきりとはわからないのですが、けっこう感じはでている表現かもしれません。パンとサーカスだけで言うことをきく愚かな民衆というところでしょうか。
それなら別にネロでなくてもいいようなものですが、自ら歌っていたネロにショーや食糧の提供者としての皇帝を代表させているわけなんでしょうね。
「ネロの民」という表現。見たことがあるという方がいらっしゃいましたら、情報よろしくです。

同義語「コンモドゥスの民」。長いし、知名度不足か。(^^



[4061] ふと思ったのですが 投稿者:ラシュクータ 投稿日:2005/08/16(Tue) 13:01

>一般庶民にはネロはむしろ人気がありましたよね
 日本近現代史の書物(題名ド忘れ)で眼にしたのですが、「ネロの民」という言葉は、どういう意味で使われていたのでしょうね。その書物を読んだときには、煽動されやすい民衆のことを指しているのかな、と文脈から勝手に思っていたのですが、実際はどうだったのでしょう。その本以外では、「ネロの民」という表現は見た事が無いのですが、海外などでは使われているのでしょうか、使われていないのでしょうか。気になります。

http://members.jcom.home.ne.jp/1229022201/top.html


[4060] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/16(Tue) 06:26

◎真奈美さん

> ネロの「暴君」ぶりは、一般庶民をおびえさせるような
> 類のものではなかったでしょうに。
そうですね。一般庶民にはネロはむしろ人気がありましたよね。
ネロに怯えるような庶民と言ったら、まだ数が少なかったキリスト教徒くらいでしょうか。

> 概して、一般にイメージしやすそうな比喩は、専門家(?)や
> マニアからすると「誤解だ!」って言いたくなることが多々
> あるものですね。
一度定着するとそのイメージはそう簡単に変わりませんからねえ。その「誤解」の方が分かりやすかったりしたらなおさら。


◎高島賢治さん

> 欧州の歴史のなかで「異教」が変容しながら存続してきた
> 過程を丹念に辿り,
ということは、割と新しめの時代が対象なのかなと予想するんですが、面白そうですね。



[4059] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/15(Mon) 21:08

下記書籍が8月刊行予定。

●『ヨーロッパ異教史』
東京書籍 
プルーデンス・ジョーンズ&ナイジェル・ペニック著 山中朝晶訳 
四六判・384頁 
予価 \4,725<税込>
 欧州東西の神話・歴史・宗教を概観し,欧州の歴史のなかで「異教」が変容しながら存続してきた過程を丹念に辿り,神話学・宗教学・民俗学・歴史学研究に大きな示唆を与える労作。
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/bookdata/01/4487799465.html


●8月31日 20:00〜21:54、BS-i(デジタル衛星テレビ)にてテレビ番組「東ローマ帝国〜繁栄と滅亡 皇帝たちの軌跡〜第一話」が放映予定。再放映。第二話〜第五話の放映時間は不明。
 http://www.bs-i.co.jp/main/documentary/show.php?0157


[4058] ネロの比喩というと 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/15(Mon) 13:28

 とある小説で、自分の子供のころ厳格な継父にびくびくしていた時期を回想して、「暴君ネロの圧制におびえる市民のような」と描いていました。−−それは違うんじゃないか〜?ネロの「暴君」ぶりは、一般庶民をおびえさせるような類のものではなかったでしょうに。「ネロのいわれない粛清におびえる元老院議員のように」ならば、説明的すぎて使いにくいですね。
 概して、一般にイメージしやすそうな比喩は、専門家(?)やマニアからすると「誤解だ!」って言いたくなることが多々あるものですね。


[4057] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/14(Sun) 20:34

●今年年末から『Cambridge History of Christianity』(ケンブリッジ・キリスト教史)全9巻が順次刊行予定。
 第1巻 Origins to Constantine
 第2巻 Constantine to c.600
 第3巻 Early Medieval Christianity c.600-c.1100
 第4巻 Christianity in Western Europe c.1100-c.1500
 第5巻 Eastern Christianity
 第6巻 Reform and Expansion c.1500-c.1660
 第7巻 Enlightenment,Revolution and Reawakening
 第8巻 World Christianities,c.1815-c.1914
 第9巻 World Christianities,c.1914-c.2000
 http://uk.cambridge.org/series/sSeries.asp?code=CSCR


[4056] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/13(Sat) 18:20

「書籍案内」に 「ユダヤ人とローマ帝国」 を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2005/08/post_17.html


[4055] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/13(Sat) 18:05

◎高島賢治さん

> 残酷の世界史
こういうネタなら、ローマもたくさんとりあげられるんでしょうねえ。小林前議員が言及している猛獣による処刑あたりとか、その他いろいろと。


[4054] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/13(Sat) 17:16

下記書籍が9月13日刊行予定。
●『残酷の世界史 あまりにも恐ろしすぎる血塗られた歴史物語 <単行本ペイパーバックス>』 河出書房新社 瑞穂れい子 予価 \500<税込>
 華やかな貴族や英雄が活躍する世界史の裏で、血で血を洗う大革命、むごい処刑拷問、医学の進歩の裏の人体実験、妄念がもたらした毒殺など、学校では教えられない暗部が存在する。目をそむけたくなる知られざる史実を紹介する。
 <著者>東京生まれ。世界の歴史物の探索にはげみ、“歴史発見”のために、世界を、その研究を雑誌などマスコミに発表、評価を得る。著書に『あまりにも悲劇な世界史』『残酷の世界史』ほか。
    http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=430965021X

下記書籍が9月刊行予定。
●『エチオピアのキリスト教 思索の旅』 山川出版社 川又一英 四六判・216頁 予価 \2,520<税込>
 東方キリスト教世界をめぐって、独自の清新な作品を多く遺した著者が、最後に旅した地エチオピア。そこに生きる人びとの信仰の姿を、透徹したまなざしで描き、知られることの少ないエチオピア教会の歴史と祭儀を紹介する。
 <著者>1944年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。著書に「ヒゲのウヰスキー誕生す」「ニコライの塔」「甦るイコン」「イコンの道 ビザンティンからロシアへ」など多数。
 【高島の蛇足コメント】川又一英氏は平成十六年に亡くなられておられる。


[4053] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/12(Fri) 18:49

下記書籍が8月中旬刊行予定。
●『踊るサテュロス』
文芸社 
あさのたか 
予価 \1,365<税込>


[4052] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/11(Thu) 19:11

下記書籍が既刊。

●『ドイツの歴史 <ケンブリッジ世界各国史シリーズ第6巻>』
創土社
メアリー・フルブルック著 高野淳・高田有現訳 
\3,045<税込>
 ルター、バッハ、ゲーテ生み出した国はまたヒトラー、ホローコーストを生み出した国でもあった。このいくつかの顔をもつドイツの歴史を、中世初期から現代まで、バランスのとれた歴史観で叙述する。


下記書籍が9月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『中世哲学を学ぶ人のために』
世界思想社 
中川純男・加藤雅人 編
予価 \2,205<税込>
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&style=full&isbn=1143-9


[4051] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/11(Thu) 15:41

◇augustusさんへ
確かに余りよい例えではありません。小池氏というヒットマンじゃなくてヒットパーソンに勝つのは難しそうですが、返り討ちにするくらいの気構えがないといけません。反対派になった時点で、法案が否決されたら、公認もらえない見通しがあり、公認がないと言うことは公認候補が他に出てくるという可能性も見通せたわけで、最近テレビによく出ている小林氏に対抗馬、言い換えれば刺客が出てくることはある意味、因果応報ではあります。小林氏はかなり弱気です。


[4050] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/10(Wed) 20:37

◎高島賢治さん

> 下記に前衆院議員がローマ皇帝を例えに発言した
> 記事があります。
面白い発言だけど、あまり良い喩えではないような気がします。あの発言では小林前議員は処刑される側のように受け取れます。
勝とうという意志があるなら、剣闘士の試合というふうに言わなきゃダメですねえ。(^^


[4049] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/10(Wed) 19:57

下記書籍が既刊。

●『ノルウェーの歴史 氷河期から今日まで』
早稲田大学出版部 
ステーネシェン&I.リーベク著 
\3,150<税込>


●『面白いほどよくわかるギリシャ神話 天地創造からヘラクレスまで、壮大な神話世界のすべて(学校で教えない教科書)』
日本文芸社 
吉田敦彦
\1,470<税込>
 欧米の文化と欧米人の物の考え方を理解するために、その血肉となっているギリシャ神話を紹介。最低限必要なギリシャ神話の知識を、苦労せず自然に身につくよう、読みやすい物語にまとめる。
 <著者>1934年東京生まれ。東京大学大学院西洋古典学専攻修士課程修了。フランス国立科学研究所員等を経て、現在、学習院大学名誉教授。「ギリシア文化の深層」でサントリー学芸賞受賞。


●下記に前衆院議員がローマ皇帝を例えに発言した記事があります。
 http://www.sankei.co.jp/news/050810/sei060.htm
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050810it04.htm


[4048] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/09(Tue) 20:15

下記書籍が8月10日刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて』
講談社学術文庫 
長谷川博隆 
予価 \924<税込>
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1597205&x=B


下記書籍が9月1日刊行予定。

●『悲劇の哲学 ギリシャ悲劇に現れた悲劇的人間の探究』
近代文芸社 
中丸岩曽生 
予価 \1,260<税込>
 高い精神に生きながらも、運命に押し流され、時には滅亡するという生々しい悲劇には民主主義の根源がある。悲劇的人間の探究。


下記書籍が9月刊行予定。
●『図説 世界の監獄史 普及版』 柏書房 重松一義 A5・352頁(口絵16頁) 予価 \3,990<税込>
 http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=4-7601-2790-9
●『象徴と芸術の宗教学』 作品社 M・エリアーデ 奥山倫明訳 予価 \3,990<税込>

下記書籍が9月中旬刊行予定。
●『新約聖書入門』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4560508925.09.MZZZZZZZ.jpg文庫クセジュ 
レジス・ビュルネ著 
加藤隆訳 
予価 \999<税込>
 初期キリスト教の歩みとともに成立した新約聖書。諸文書の個々の内容、執筆時期や背景、正典化の過程などをわかりやすく解説する。


[4047] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/09(Tue) 19:47

◎真奈美さん

> 「女子パウロ会」の「クオ・ワディス」のネロは、
> 「おまえいったいいくつなんだ、それ以前に人間
> なのか」と言いたくなるシロモノだそうです。
なるほど。キリスト教徒を迫害したから人間扱いされていないんですね。絵を描いた人の考え方なのか、それとも発注者の注文なのか、どっちなんでしょうねえ。

> 昔は少年マンガと少女マンガの間にはっきりと違いが
> あったのだなぁという感慨を覚えます。
最近は区別がつきにくくなっているんですね。


◎P.M.さん

> 「ニームの水道が建設された決定的な証拠はいまのところない」
予想以上に難しい問題だったんですね。

> Pont du Gardの建設はいつの時代に行われたと考えられて
> いるかの変遷が簡単に述べられていましたのでご紹介して
> おきます。
おお。これは分かりやすい。ありがとうございます。

> 橋の建築層
> から出土した陶器の年代
セメントを作るときにきっと陶器の破片を混ぜていたんですね。

> 3) 近年の考古学調査から40-60ADと推定
そうかあ。これがやはり有力なんですね。

> 「@」はイタリア語で"chiocciola"と言うのですが、
響きがなんとなく可愛らしい。(^^
全然知りませんでした。勉強になります。

> 手上の手下
聞いたことのない表現ですが、自分の上司の部下というような意味ですか?



[4046] 再度ありがとうございました 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/09(Tue) 15:15

うびびさん

ーー結局、もしアグリッパの名前にこの建設の件を添えるのであれば、「(?)」とか「の説あり」とか加えたほうが無難なのですね。

 TBSの「世界遺産」でアレが出てくるのを待っていたのですが、−−なんだか複雑な気持ちになってきました。


[4045] うぴぴ注意 投稿者:うぴぴのP.M. 投稿日:2005/08/08(Mon) 21:52

ゲゲゲの鬼太郎やビビビのネズミ男みたいなもので改名したわけではありません(^o^;)

先月末に潜伏先で実務(謎)は手上の手下・アシスタントともう一人別の手上の手下・学生
ちゃんにある程度任せて

 G. Fabre, J.-L. Fiches, J.-L. Paillet,
"Interdisciplinary research on the aqueduct of Nimes and the Pont du Gard",
 Journal of Roman Archaeology 4 (1991) 63-88.

という"Pont du Gard"に関する論文を夜中に読んどりました。
Pont du Gardが建設された年代について書いてある内容を一行でまとめると、

「ニームの水道が建設された決定的な証拠はいまのところない」

というところでしょうか?(^o^;)
ニーム水道が建設された経緯が分かるようなローマ時代の文献資料や碑文(Pont du Gardで
出土した"CIL XII 2980c"はあるにはありますが)は今のところ発見されていないようです。
Agrippa説についてはローマ時代の文献資料でもあるのかと期待?していたのですが、、、

なお、同論文に、研究史というわけではありませんが、Pont du Gardの建設はいつの時代に
行われたと考えられているかの変遷が簡単に述べられていましたのでご紹介しておきます。
(Pont du Gardに関するFabreらなどの近年の研究書を読めばもっと詳細に出ているとは思
いますが・・・)

1) 地元の古くからの言い伝えはAntoninus Pius帝(言わずと知れたNemaususの出身者)
2) Agrippaによる関与説を初めて公にしたのはE. Esperandieu;
"Le Pont du Gard et l'acqueduc de Nimes", Paris, 1926.
3) 近年の考古学調査から40-60ADと推定(橋の建築層(?; "building layer"ってどういう
   意味でどう訳すべきなの? 師匠(:_:))から出土した陶器の年代などなど)

この論文では3)であると推定される要因を他にもいろいろ上げていて蓋然性が高そうです。
最近のフランス人の研究者による論文やweb site、はたまたミシュランのグリーンガイドに
おいても3)の説を採用しています。

また、本著者らはNemaususへのAugustusとAgrippaの関与が以前は過大に推定されていると考
えているようです。
例えば、円形劇場(amphitheatrum)をEsperandieuはアウグストゥス時代としていましたが
現在では考古学調査結果より90-110ADと推定されています。

◎augustusさん
> 状態を表すのに%を使う場合があります。
全然知りませんでした(^o^;)
「@」はイタリア語で"chiocciola"と言うのですが、原義は「カタツムリ」です。←って、知ってました?(^o^;)
同じ軟体動物(?)として親近感(?)からよくつかっちゃいますな。

◎真奈美さん
> ポン・デュ・ガール
塩野さんを含めAugustus時代の説を採用して書いている人たちは、ウソを書いた云々というよ
りも10年以上前まで流布していた通説をそのまま鵜呑みにしている結果だと思います。
日本の世界遺産関連の書物も判で押したようにアウグストゥス時代の建設としていますが、何を
参考にしているのか、、、仮にも本家本元を尊重して一つくらい40-60ADとあってもいいはずな
のに。しかしながら、有無を言わさない証拠がない現状では、"40-60AD"と確定的に書くのもど
うかと思うんですよね。"40-60AD(推定)"ぐらいに書いてくれないと。

◎かなりうす師匠
>>普通、着工時点と完成時と、どちらに注目することが多いのでしょうね。
> う〜ん、現在では竣工時ですが当時はどうなのでしょうか?
> P.M.さんならご存知かも知れませんが…←よろしく!
帝政期でも竣工時が多いような気がします。。。。。。。。。。。

> 祝!書き込み4000達成!
(゚o゚ )ハッ 全然気がついていませんでした(^^ゞ
無欲の勝利(?)だすな?
augustusさん、期待していますよ(^o^)/

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[4044] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/08(Mon) 20:50

下記書籍が既刊。

●『奇怪動物百科』
ハヤカワ文庫NF〈ライフ・イズ・ワンダフル〉シリーズ 
ジョン・アシュトン著 高橋宣勝訳
\816<税込>
 
近代科学成立以前に著された紀行書のなかで闊歩している、自分の大足で日陰を作って涼む人、植物の茎と臍でつながったヒツジ、樅の木から生まれる鳥など、異境の「へんな生きもの」たちは現代の私たちをも魅了してやまない。古来の書物から採られた図版を満載し贈る、読んで眺めて愉しい動物誌。解説/金子隆一。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/bookbody.asp?MENUID=03&ORDER_CD=90299


下記書籍が9月28日刊行予定。
●『ローマ人の物語(21)危機と克服(上)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>
●『ローマ人の物語(22)危機と克服(中)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>
●『ローマ人の物語(23)危機と克服(下)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>


[4043] このころには 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/08(Mon) 17:05

下で貼って下さってる昔の少年マンガの解説を目にすると、昔は少年マンガと少女マンガの間にはっきりと違いがあったのだなぁという感慨を覚えます。いまでは、少年誌・青年誌だって女の読者を意識しているだろうし、男が少女誌を読むこともそれほど珍しくない。 話題作(一部ではね)「Idus Martiae」の載ってる「ZEBEL」は、根っからの少女マンガ好きの私にとっては、すんなりとはいれる絵が少数派でした。少女マンガだと編集コメントでは言ってるけど。
 25年以上昔、「俺の新選組」を私が立ち読みしていたころの「KING」では、「超人ロック」の絵が少女マンガ風であることが目立っていたものですが、いまではありがちな程度でしょう。
 「Idus Martiae」と「セスタス」が同じ誌面に載っていたら。この子とこの子の直系子孫がこの人なんだよ〜と誰かに言ってみたいです。

 「女子パウロ会」の「クオ・ワディス」のネロは、「おまえいったいいくつなんだ、それ以前に人間なのか」と言いたくなるシロモノだそうです。

 ごく最近出た文庫「四谷怪談」(竹崎真実)に「クレオパトラ」が収録されていることをここでも報告しておきます。


[4042] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/07(Sun) 19:06

◎ラシュクータさん

> 同じオクタヴィアヌスでも、冷酷非道の悪役として
> 描かれるのと、主人公として描かれるのでは、だいぶ
> 印象が違いますよね。
おお、それはめでたい。クレオパトラの引き立て役では寂しいですからねえ。

> ふと、現在、古代ローマ史の漫画がどのくらい発売されて
> いるのか気になったので、調べて作品の舞台の年代順に
> 並べてみました。
これは貴重なデータかも。
意外に多いですね。ローマ史も我々が思っているほどマイナーではないのかもしれませんね。

こんなのもありますよ。
http://ja.tezuka.co.jp/anime/sakuhin/mv/mv007.html
このカエサルは絶対違うと思うけど....


googleで検索してみると、

昭和45年に少年ジャンプで「スパルタカス」の連載がスタート
http://www.shonengahosha.co.jp/outline/walking_02.html
これかな?

1976年から77年にかけて、少年チャンピオンで「格闘士ローマの星」連載
http://homepage3.nifty.com/BONKURA/70s/roma.html
これも近いけど、舞台は西暦63年と言うことなので、スパルタクスは出てこなさそう。



[4041] 古代ローマ史の漫画 投稿者:ラシュクータ 投稿日:2005/08/07(Sun) 14:01

 こんにちは!お久しぶりです。
 下記で、真奈美さんが宣伝なさっている通り、ついに日本でもオクタヴィアヌス様が主人公の漫画が商業誌に掲載されました!
 感想は、ネタバレになってしまいますのであまり詳しくは書けませんが、やはり、同じオクタヴィアヌスでも、冷酷非道の悪役として描かれるのと、主人公として描かれるのでは、だいぶ印象が違いますよね。
 原作者の朝香祥氏は、夏コミで『Idus Martiae』の小説版を出される予定だそうです。詳しくは下記のサイトにて。
 このまま、朝香氏にはオクタヴィアヌスの小説をシリーズ化してほしいものですね。


URL:http://www3.ocn.ne.jp/~kamiduki/asaka.html


 ふと、現在、古代ローマ史の漫画がどのくらい発売されているのか気になったので、調べて作品の舞台の年代順に並べてみました。
 ☆印は、レディコミです。未読の作品が、意外と多いです。そして、絶版しているものも(泣)
 全部読まれたというお方は素晴らしい!
 他にも、こんな古代ローマ史の漫画があるよ、というお方、情報提供をお待ちしています。


★名木田恵子原作、文月今日子作画『エトルリアの剣』講談社
★岩明均著『ヘウレーカ』白泉社
★星川とみ著『カルタゴ −愛の戦士たち−』講談社
★文月今日子著『地中海のルカ』講談社文庫
★NHK取材班『NHKその時歴史が動いた コミック版(世界英雄編) 』ホーム社漫画文庫
★黒田かすみ著『クレオパトラ』角川書店
☆佐々木彩乃『クレオパトラ』ぶんか社
★里中満智子著『クレオパトラ』ホーム社漫画文庫
☆竹崎真実『クレオパトラ』ぶんか社
★吉村作治監修、千明初美作画『クレオパトラ』集英社
★手塚治虫監修『世界の歴史3 大いなる理想』中央公論社
★朝香祥原作、あやめぐむ作画『Idus Martiae』マックガーデン社
★長岡良子著『ナイルのほとりの物語』秋田書店
★星野之宣著『妖女伝説』集英社文庫
★手塚治虫『火の鳥 ギリシア・ローマ編』角川書店
☆森園みるく『メッサリーナ』ぶんか社
☆三木内麻耶『アグリッピナ』ぶんか社
★安彦良和著『我が名はネロ』中公文庫
★梶原一騎原作、ふくしま政美作画『格闘士ローマの星』美術出版社
★技来静也著『拳闘暗黒伝セスタス』白泉社
★シェンキェヴィチ原作、藍真理人作画『クォ・ヴァディス』女子パウロ会
★あもい潤著『レーゲンデ −第三の鳩−』角川書店
★ゆうきみちる著『わたしは好奇心の強い皇妃』集英社セブンティーンコミックス
★文月今日子著『銀流沙宮殿』主婦と生活社
★細川智栄子著『永遠に愛を 〜古代ローマの愛〜 』秋田書店

※無法地帯の異名をとる週間少年チャンピオンにて、スパルタクスが主人公の漫画が連載されていたそうですが、情報が多少不足しています。
※作画者は不明ですが、ヴルウェー著『ポンペイ最後の日』の漫画版があるそうです。

http://members.jcom.home.ne.jp/1229022201/top.html


[4040] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/06(Sat) 07:32

◎高島賢治さん

>『東ヨーロッパ「ケルト」紀行 アナトリアへの道を歩く』

東欧やギリシア、トルコはケルトっていうイメージが薄い気がするので、貴重な紀行ですね。


[4039] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/05(Fri) 19:47

下記書籍が既刊。
●『東ヨーロッパ「ケルト」紀行 アナトリアへの道を歩く』
彩流社 
武部好伸 
\2,415<税込>
 
東欧の旧社会主義国、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、セルビア・モンテネグロ、ルーマニア、ブルガリアを経て、ギリシア、トルコまで、列車とバスと足で駆け抜けた8カ国、5320キロにも及ぶ歴史探索紀行。
 <著者>1954年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒業。日本ペンクラブ会員。関西大学社会学部非常勤講師。著書に「ケルト映画紀行」「シネマティーニ」など。


[4038] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/04(Thu) 18:55

●下記に「フィレンツェのネプチューン像壊される」の記事あり。
 http://www.sankei.co.jp/news/050804/sha028.htm


下記書籍が既刊。

●『トンプソン教授のテンペラ画の実技』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4938740567.09.MZZZZZZZ.jpg三好企画 
ダニエル・バーニー・トンプソン著
佐藤一郎・監訳
東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法材料研究室&東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復油画研究室・訳 
中川経子訳 \1,800<税込>
 
初期イタリア・ルネッサンスにおける、金箔背景の卵黄テンペラ画の技法で描いてみようとする画家、画学生、絵画愛好家のための絵画材料、絵画技術書。現在入手できる絵画材料を用い、当時の絵画技術で完成させることをめざす。

●『パラディ Vol.5』
竹書房 
\1,260<税込>
 
イタリア・地中海の宝石、シチリアの離島にいったことがありますか?愉しきシチリアと美しきシチリアの島々
 http://www.takeshobo.co.jp/html/shousai/shousain.asp?denpyo=4501205


[4037] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/03(Wed) 21:06

下記書籍が既刊。

●『ヨハネ福音書文学的解剖』
日本キリスト教団出版局 
R.A.カルペッパー著 
伊東寿泰訳 
予価\6,090<税込>
 
ヨハネ福音書研究に文学研究の物語批評的手法を活用して、話者、物語時間、プロット、登場人物、内的解説、想定読者などの面から第四福音書を分析する。ヨハネ福音書に込められた真理を丹念に読み解く。
 <著者>デューク大学で博士号を取得。南部バプテスト神学校等を経て、1995年からメーサー大学、マッカフィー神学校の学部長を務める。


下記書籍が8月18日刊行予定。

●『遺伝子で探る人類史』
講談社・ブルーバックス 
リレスフォード・J著 
沼尻由起子訳 
予価 \924<税込>


下記書籍が8月下旬刊行予定。

●『プラトンの政治哲学』 
風行社 
R・マオラー著 
永井健晴訳 
予価 \4,725<税込>
 人間にとって「政治的なるもの」とは何か、人間における個体性と共同性の本質的関係は如何に、という問いを、『国家』篇を軸に探究。


[4036] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/08/03(Wed) 17:29

◎高島賢治さん

> 下記に「奴隷の骨、過酷労働で変形 ポンペイ遺跡の遺体
> 京大教授が鑑定」の記事あり
骨が変形するくらいだから、相当長期間にわたって同じ仕事をやらされていたんですね。辛かっただろうなあ。


◎真奈美さん

> 月刊コミックブレイド8月増刊号「ZEBEL」に、
情報ありがとうございます。
近所の本屋さんでちょっと探してみました。しかし、普段マンガのコーナーには行かないので、探し慣れていないせいか見つかりませんでした。(残念)



[4035] 本来ラシュクータさんの情報です 投稿者:真奈美 投稿日:2005/08/02(Tue) 21:05

でもこちらにもやはり報告。
月刊コミックブレイド8月増刊号「ZEBEL」に、
オクタヴィアヌス&アグリッパ&マエケナスの活躍する
「Idus Martiae」(読みきり)が載っています。
私の見たところ、少年マンガ志向の少女を対象としていそうな雑誌です。
一応少女誌のはずだけど、私の買った店では少年誌に置いてありました。


[4034] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/08/01(Mon) 20:57

●下記に「奴隷の骨、過酷労働で変形 ポンペイ遺跡の遺体 京大教授が鑑定」の記事あり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000010-kyt-l26

●神戸市立博物館にて「ベルリンの至宝展」が7月9日〜10月10日開催。ローマ物もあり。
 http://www.asahi.com/berlin/

下記書籍が既刊。
●『トスカーナ子連れ留学顛末記』
一声社 
一色映里 
\1,365<税込>
 
4歳の息子と母親のイタリア語学留学顛末記。イタリアの幼稚園で登園拒否する息子、落ちこぼれて焦る語学学習、二人を取り巻く人々の温かい人情、豊かな自然や楽しい伝統行事など、トスカーナ地方の生活風土が浮き彫りになる。


下記書籍が既刊。情報を追加して再掲。

●『ルキリウスへの手紙 モラル通信』
近代文芸社 
セネカ著 塚本肇訳 
\2,940<税込>
 
暴君ネロとの緊張関係の高まりの中、古代ローマの哲学者セネカが年少の友人ルキリウスに宛てて生死の意味、ほんとうの幸福や豊かさとは何かを思索するために書いた書簡。生きる勇気と心安らかな人生のための哲学。


下記書籍が8月4日刊行予定。

●『食べちゃおイタリア!』
光文社・知恵の森文庫 
パンツェッタジローラモ&パンツェッタ喜久子
予価 \720<税込>


下記書籍が8月下旬刊行予定。

●『建築史の基礎概念 <SD選書>』
鹿島出版会 
パウル・フランクル 
予価 \2,520<税込>
 1914年にドイツにて刊行された建築造形論の古典的名著。今回、SD選書版として復刊。


下記書籍が9月29日刊行予定。

●『海からの世界史』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4047033839.09.MZZZZZZZ.jpg角川書店 
宮崎正勝 
予価 \1,680<税込>
 海を制するものは世界を制する。航海と海の覇権から描く新視点の世界史。古代以来、世界を制したのは、「七つの海」のネットワークを支配した覇権国家だった。近代までのそれぞれの時代にどんな船が、どんな航路で、何を交易し、覇を制したか。シー・パワーの視点から探る初めての世界史。
 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200507000058


下記書籍が近刊予定。
●『中世哲学を学ぶ人のために』
世界思想社 
中川純男・加藤雅人 編
 
古代ギリシアを継承し、近世哲学の母胎となった中世哲学。その豊かな可能性を解明すべく、神と人間、心と記号、認識と存在、超越と実存、自然と宇宙といった視点から、中世思想に新たな光を照射する。巻末に年表、人名小事典、用語集を付す。


[4033] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/31(Sun) 10:01

「書籍案内」に
「グラディエイター―古代ローマ剣闘士の世界」
を追加しました。

http://www.augustus.to/books/archives/2005/07/post_16.html


[4032] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/30(Sat) 08:15

◎高島賢治さん

>「フォロ・ロマーノ美術館」が来年開館予定なんですね。
どんなものがどこに作られるのか、とても気になりますね。完成したらぜひ見に行きたいものです。


[4031] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/29(Fri) 19:44

●下記に「皇帝の大理石像発見 古代ローマ遺跡で」の記事あり。
 【高島の蛇足コメント】「フォロ・ロマーノ美術館」が来年開館予定なんですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000072-kyodo-soci


下記書籍が8月23日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。

●『イエスとパウロの間』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4764280590.09.MZZZZZZZ.jpg教文館 
M・ヘンゲル 
土岐健治訳 
B6・448頁 予価 \3,990<税込>
 イエスの復活後からパウロの世界規模の宣教までの間、原始教会の内部において、いったいどのような重要な出来事が起こったのだろうか?キリスト教史の基礎を形成した、最も重要な最初の三十年間におけるキリスト教会の伸展を明らかにする。
 <著者>1926年生まれ。テュービンゲン大学名誉教授(新約聖書学・古代ユダヤ学)同大付属の古代ユダヤ教とヘレニズム時代の宗教史研究所所長などを歴任。聖書文献学の大家。邦訳された著書に「ユダヤ教とヘレニズム」「古代教会における財産と富」「使徒行伝と原始キリスト教史」他がある。


下記書籍が8月25日刊行予定。
●『ヴァンティルの十戒』 いのちのことば社 コーネリウス・ヴァン・ティル著 松田一男訳 予価 \1,470<税込>
 キリスト教哲学と神学に多大な影響を与えた、アメリカ改革派の代表的弁証学者ヴァン・ティルが改革派弁証学の立場から「十戒」について丹念に説き明かす。

下記書籍が9月10日刊行予定。
●『ローマ史のなかのクリスマス 異教世界とキリスト教I』 教文館 保坂高殿 予価 \2,625<税込>
 http://www.l.chiba-u.ac.jp/intro/cul/hosaka.html
●『キリスト教史』 教文館 菊地栄三 予価 \5,040<税込>

下記書籍が近刊予定。
●『多文化空間のなかの古代教会 異教世界とキリスト教II』 教文館 保坂高殿
 http://www.l.chiba-u.ac.jp/intro/cul/hosaka.html

下記書籍が9月21日刊行予定。
●『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』 岩波新書 本村凌二
 <著者>1947年生、一橋大学卒、東京大学教授。専門はローマ帝政期社会史。著書は「馬の世界史」(講談社現代新書)、「ローマ人の愛と性」(講談社現代新書)、「ポンペイ・グラフィティ」(中公新書)、「薄闇のローマ世界」(東京大学出版会)、「古代地中海世界の歴史」(放送大学教育振興会、共著)「優雅で淫らなポンペイ 古代ローマ人とグラフィティの世界」(講談社)等。
 【高島の蛇足コメント】日本での古代ローマ研究家で有数の人。買うべし!読むべし!

下記書籍が9月27日刊行予定。
●『残りの時 パウロ講義』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4000018175.09.MZZZZZZZ.jpg岩波書店 
ジョルジョ・アガンベン著 
上村忠男訳 
四六版・230頁
 <著者>http://www.arsvi.com/0ww/agamben.htm
    http://agambeniana.at.infoseek.co.jp/index_jp.html


[4030] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/29(Fri) 10:31

◎高島賢治さん

> シャガール
夜を描いている作品がなかなかきれいだなという印象を持っています。


◎HARU★さん

いらっしゃいませ。
この時期なら、たぶん夏休み中に調べてくることになっているんでしょうね。がんばってください。


◎Argonautaさん

> 特練りインクによる水なしオフセット印刷(図版は片面印刷)
> マット紙
なかなか贅沢な仕様ですね。


◎苦力さん

> 個人的には、『ダヴー』が欲しかったりして。
ダヴーって誰?
調べてみるとずいぶん新しい時代の人なんですね。




[4029] Re[4027]: 無題 投稿者:Argonauta 投稿日:2005/07/29(Fri) 00:09

『ダフニスとクロエー』は好きな作品ですので,楽しみです.
値段が少々気になったので,岩波のHPで見てみると,
特装版が13,650円,普及版が2,940円でした.
普及版ならなんとか...
それにしてもシャガールですか...
シャガールの連作も有名ではありますが...
『ダフニスとクロエー』はミレーなんかも何点か描いてますが,
こちらの方が牧歌的で,個人的には好みではあります.
とはいえ,今回の企画は,多分,印刷技術の方が主なんじゃないか,とも思います.
特装版の方は,
“特練りインクによる水なしオフセット印刷(図版は片面印刷),マット紙”
ということで,これはおそらく,リト作品のための企画なんでしょう.
...いずれにせよ,本が出てから現物を見て,
気に入ったら購入するとしませう.

> ●『シャガール ダフニスとクロエー』 岩波書店 ロンゴス・文 松平千秋・訳 マルク・シャガール絵

http://www11.ocn.ne.jp/~mare/


[4028] こんにちは 投稿者:HARU★ 投稿日:2005/07/28(Thu) 21:03

私は中学1年生です。
今、総合学習で、「ローマ」について調べてます。
そこで、このサイトも参考にしたいとおもいます。


[4027] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/28(Thu) 20:28

下記書籍が10月刊行予定。
●『シャガール ダフニスとクロエー』 岩波書店 ロンゴス・文 松平千秋・訳 マルク・シャガール絵
 エーゲ海に浮かぶ美しい島レスボスを舞台に織りなされる、みずみずしい抒情あふれる古代ギリシアの牧歌物語。シャガール晩年の傑作リトグラフ全四十二点を添えた待望の決定版。 <特装版>と<普及版>同時刊行。


[4026] フィギュアねた 投稿者:苦力 投稿日:2005/07/28(Thu) 00:20

DSSSMさん江
とりあえず、此処に返信しておきます。

「Historical Figure Museum」ってパート3で『世界の英雄』を取り上げてましたね。面子は以下のとおり。

■ ナポレオン
■ アレクサンドロス
■ グラディエーター
■ カエサル
■ ジャンヌダルク
■ 関羽
■ 劉備
■ 張飛
歴史考証は学研・歴史群像シリーズ編集部。グラディエータに関しては、フルタ製菓の食玩のほうが正確だったと思います。

個人的には、『ダヴー』が欲しかったりして。

JHさん江
見つかってよかったすね。
差し障り無ければどんなあの本の読後感など教えてください。自分以外の人がどのような感想持ったのか興味があります。
私の場合は、古代末期の世界は衰退していくのではなく、ただ重心の位置が変化していっただけ」ということに気がつき、金出して買ってよかったなと思っております。正直なところ。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4025] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/27(Wed) 20:09

●下記PDF文書があります。
書評:田川建三 『キリスト教思想への招待』 芦名定道
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/user/sashina/sub3b13.pdf

下記書籍が9〜10月刊行予定。
●『ヒッポクラテスとプラトンの学説1 <西洋古典叢書第III期・第13回配本>』  京都大学学術出版会 ガレノス 内山勝利・木原志乃訳
 本書は、ヒッポクラテス、プラトンの医学理論の単なる解説書ではない。最も注目すべきは理論と実験との統合、哲学と科学のせめぎあいであろう。ガレノスみずからがおこなった解剖実験の成果に基づいて心身論を展開しながら、生命システムの全体的な有機的連関に目を向ける。古代医学の本質を知るための貴重な一書。本邦初訳。(全2冊)


[4024] Re[4023]: みつかりました!! 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/27(Wed) 17:46

◎JHさん

> 近隣の大学図書館にありました!!まだ貸し出しもされて
> ないそうなのでこれから行ってきます!!
おお。良かったですね。
レポートの締め切りが近そうですけど、がんばってください。


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