古代ローマBBS 過去ログ41

[4023] みつかりました!! 投稿者:JH 投稿日:2005/07/27(Wed) 15:59

>>苦力さん、augustusさん
近隣の大学図書館にありました!!まだ貸し出しもされてないそうなのでこれから行ってきます!!

皆さん本当にありがとうございました。


[4022] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:46

下記書籍が既刊。
●『ユーラシアの神秘思想 古代ローマから日本にかけて展開する精神文化の源流』
学研 
岡田明憲 
\3,990<税込>
 
世界のすべての宗教はひとつの信仰から始まった。ユーラシアに展開される様々な神秘思想を形而上学的な面と現象面、さらには実践面といった多角的な視点から比較検討しつつ、その共通性を探り、宗教、思想、信仰の源流を検証。
 <著者>1947年東京生まれ。東海大学文明学科博士課程修了。日本オリエント学会会員。ゾロアスター教の聖典「アヴェスタ」を日本で初めて翻訳、紹介した。著書に「死後の世界」など。

●『古代エジプト CG世界遺産(双葉社スーパームック)』
双葉社 MOOK編集部 
\979<税込>
 
五千年の時を超え、古代エジプト遺跡の建造時の姿が甦る! ギザのピラミッドや古代エジプト最大の神殿、カルナック神殿など、建築過程から完成直後の様子をCGにて再現する。


下記書籍が7月刊行予定。

●『トロイ戦争』
日本洋書販売配給 
トマス・ブルフィンチ 
予価 \735<税込>


●『イソップ物語』
http://images-jp.amazon.com/images/P/489684081X.09.MZZZZZZZ.jpg日本洋書販売配給 
イソップ 
予価 \840<税込>


●『ギリシア神話』
日本洋書販売配給 
トマス・ブルフィンチ 
予価 \735<税込>



下記書籍が8月10日刊行予定。

●『イタリア的「南」の魅力』
講談社 
F・ランベッリ 
予価 \1,575<税込>
 不思議な素顔。お気楽でリアリスト、楽観主義者で悲観的。日本人の知らないイタリア人の心性を、食・宗教・音楽・政治の世界に探る。
 【高島の蛇足コメント】恐らく講談社選書メチエと思われる。


[4021] 次期Windowsの名前 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:40

Microsoft社の次期Windowsの名前が Windows Vista に決まったそうです。


Vesta にして欲しかった。(^^


[4020] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:37

◎高島賢治さん

いつも情報ありがとうございます。

> インドグリーク貨幣の銘文 アポロドトス一世の方形銅貨
こういう研究をされている人もいるんですね。愛知県立大学の中には小さな博物館もあるようで、面白そうだなと思いました。



[4019] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/25(Mon) 18:45

●下記PDF文書があります。
インドグリーク貨幣の銘文 アポロドトス一世の方形銅貨 中村雅之
http://www.aichi-pu.ac.jp/for/museum/pdf/gi2k03.pdf

ロマノス一世レカペノスをめぐって 10世紀前半のビザンツ帝国
http://www.hmt.toyama-u.ac.jp/seiyoshi/oha/ohafile/16kougi.pdf

●雑誌『文藝春秋6月号』に下記論文が掲載。
  「アウグストゥスの別荘」を掘る 青柳正規
  http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/bungeishunju0506.htm


[4018] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/25(Mon) 06:56

「書籍案内」に
『戦争で読む「ローマ帝国史」 建国から滅亡に至る63の戦い』
を追加しました。

http://www.augustus.to/books/archives/2005/07/_63.html


[4017] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/25(Mon) 06:52

◎DSSSMさん

> 3種類目が「ローマ帝国の兵士」で、私はそれと、
> もう一つは割と欲しかった「英国市民戦争の騎兵」が
> 当たったのでラッキーでした。
ちょっと検索してみたら、全部で8種類あるんですね。ローマ帝国の兵士を引く確率を素直に1/8と仮定すると、2個買ってローマ帝国の兵士が入っている確率は 15/64。
DSSSMさんは運がいい。

> ローマ帝国の兵士も、盾や鎧の表現など、かなり良いと思います。
写真で見ただけですが、細かいところまで良く表現されているなと思いました。


◎こまったさんさん

> いきなりですがローマの遺跡ゎ
> 全部でいくつくらいあるかだれか分かりますか?
本当にいきなりですね。ちょっと挨拶を書いていただけるとだいぶ感じが変わりますよ。

数を数えるのには何を1個と考えるかというのをはっきりさせなければなりません。例えば、ポンペイっていう遺跡が有名ですが、中にはたくさんの建物があります。道路も縦横にたくさん走っています。何個と数えますか?また、その数え方は妥当ですか?

また、数え方をはっきりさせたとしても、小さな遺跡で資料が公開されていないようなものもたくさんあると思います。だから、全部でいくつくらいというのは大変難しい問題で、しかもわかってもあまり嬉しくない問題のような気がします。

遺跡に詳しい方のWebページがあります。そこのトップページには管理人さんが資料をもっている分だけで1800以上あると書いてあります。管理人さんが全遺跡の資料を網羅しているとは限りませんから、実際にいくつあるのかはわかりませんね。


[4016] Re[4014]: RE: 投稿者:こまったさん 投稿日:2005/07/24(Sun) 16:38

いきなりですがローマの遺跡ゎ
全部でいくつくらいあるかだれか分かりますか?
知ってたら教えて下さい!


[4015] ローマ帝国兵士のフィギュア 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/07/24(Sun) 11:14

父達よ、新たに加わった者達よ


 (この発言は複数の掲示板にアップしております)

 コンビニで、「Historical Figure Museum Part 5 聖なる騎士伝説」が出ていたので、2個買ってみました。

 3種類目が「ローマ帝国の兵士」で、私はそれと、もう一つは割と欲しかった「英国市民戦争の騎兵」が当たったのでラッキーでした。

 フィギュアはシリーズごとに出来不出来が大きい様に思いますが、この「聖なる騎士伝説」は結構良い様に思いました。ローマ帝国の兵士も、盾や鎧の表現など、かなり良いと思います。グラディウスとピールムが別パーツで付けられる様になっていて、特にピールムがフィギュア化のみならず立体化されたのは初めて見たので、非常に嬉しいです。

 興味のある方は是非ご入手下さい〜。


 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA


http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[4014] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/23(Sat) 21:03

◎Mayさん

> そこで、夏休み中に何かやってみたい。
意欲的ですね。
私はラテン語をちゃんと勉強したことがないので何もアドバイスできませんが、気持ちだけ応援しております。


◎レポートさん

もう少しハンドルネームは考えた方が良いような気がします。(^^

> アテネの裁判制度と古代ローマの裁判制度との比較について
大きなテーマですね。「ちょっと教えてもらう」というレベルは超えていそう。
ローマって言っても、いつの時代のローマのことでしょうか。参考文献などは講義で紹介されたでしょうか。講義ではどんな話がされていたでしょうか。

とりあえず、誰が裁判をしていたかという点は、アテナイとローマでは違っていたと思います。


◎真奈美さん

> 少なくとも塩野さんが勝手にでっちあげたわけではなくて、
> そういう説がどこかにあるのだろう、とりあえずそう思って
> おきます。
太田静六氏の本にもアグリッパの名前は出ています。(平成7年出版)
アグリッパの建設とする根拠までは書いてありませんでした。

> 塩野さんを司馬遼太郎に例えることがありますが、なん
> だか子母澤寛じゃないかと思えてきました。この人の
> 「新選組始末記」は長いこと、研究の原典とされてきた
> けど、いまの研究からすると、ドキュメントに見えても
> かなり怪しかったり、創作がまじっていたりします。
なるほど、わかるような気がします。
塩野本は世の中で信用されすぎですよね。(もちろん研究者の方々は違うでしょうけど。)



[4013] 結論・わかりません 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/23(Sat) 19:30

図書館で、ポン・デュ・ガールをいろいろ見てみました。時期について言及のあった4冊のうち、
・グリマル「ローマの古代都市」
  「年代は正確にはわかっていない。おそらく1世紀」
・「ヴィジュアル百科 世界の文明」
  「1世紀に建設」
・「図説世界文化地理大百科 古代のローマ」
  「アウグストゥスの時代に建てられたもの」
・「ヴィジュアル版世界古代文明誌」
   同上

というわけで、やはりはっきりとはしていなくて、アウグストゥス時代説ともっとあとで1世紀説があるということですね。
 そこで気になるのは・・・アグリッパによる建設と書いてあるのって、塩野さんの本だけでした?  確かにあの人の本、筆がすべってつい小説的脚色をしてしまったのだろうか、と思える怪しい部分がちらほらとありますが、いくらなんでも、世界遺産になるようなあんな有名建造物についてウソは書かないと思うのですよ。ニームはアウグストゥスが退役兵を住ませた、あのコンビにとって縁の深い土地であることは確かですし、ローマで水道建設に活躍したアグリッパが、ここでも水道橋をつくったとしてもおかしくはない。そういえば、「ローマン・エンパイア」で、橋の設計図(ガール橋かどうかわからんけど)を見ているシーンがありました。だから(?)、少なくとも塩野さんが勝手にでっちあげたわけではなくて、そういう説がどこかにあるのだろう、とりあえずそう思っておきます。

 塩野さんを司馬遼太郎に例えることがありますが、なんだか子母澤寛じゃないかと思えてきました。この人の「新選組始末記」は長いこと、研究の原典とされてきたけど、いまの研究からすると、ドキュメントに見えてもかなり怪しかったり、創作がまじっていたりします。


[4012] やばい 投稿者:レポート 投稿日:2005/07/23(Sat) 14:53

はじめまして
いきなりで悪いんですが、レポートでアテネの裁判制度と古代ローマの裁判制度との比較について書いて来いといわれたんですが、調べてもはっきりとしたことがわからないので、よろしければ教えてもらえませんか?


[4011] ラテン語いろいろ。 投稿者:May 投稿日:2005/07/23(Sat) 13:17

ども、Mayです。
……課題レポートやらテストやらでボロボロですOTZ
夏休み中も追われそう……。

二年生からラテン語の授業を受け始めまして、ある程度うまくいっているのですが、……やはりラテン語は難しい言語だと思います。
ギリシア語と同時進行でやっているのですが、ギリシア語は格が一目で分かるのに対し、ラテン語は与格と奪格がほとんど区別つかなかったり、単数属格と複数主格が一緒だったり、とにかく直感が頼りなのかもしれないなぁ、と。
そこで、夏休み中に何かやってみたい。

「Wheelock's Latin」は、(一部だけでも)夏休み中の独学で攻略できるものでしょうか?
現在教科書として使っている「標準ラテン文法」で、関係代名詞〜完了受動分詞あたりまで進んでいます。

http://nerva.org/


[4010] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/22(Fri) 18:55

下記書籍が既刊。
●『世界遺産カッパドキア 刻まれた時間』
新風舎 
加藤正蔵 
\2,730<税込>
この丘には何度訪れたことだろう。ここから望む景色が、いつも私に緩やかな時間を与えてくれた。様々な思い出が蘇ってくる。著者の旅の記憶も交えた、トルコの世界遺産・カッパドキアの空間と時間を旅する写真集。
 <著者>1952神奈川県出身。東京写真専門学院卒業。フリーの写真家。


[4009] ユリウス・カエサル 世界伝記双書 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/22(Fri) 15:28

http://item.furima.rakuten.co.jp/item/42084129/


[4008] どうしてもというのなら 投稿者:苦力 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:22

JHさん江
 刀水歴史全書58『古代末期の世界』
レポートを書くのに必要であれば、私の所有物を貸しますよ。
送料持ちでレポートが終わったら返して頂ければ、半年〜1年位は貸し出しOKです。


http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[4007] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/22(Fri) 05:12

◎JHさん

図書の検索ではこんなのもあるようです。

NACSIS Webcat
総合目録データベースWWW検索サービス
http://webcat.nii.ac.jp/
これに参加している大学等の図書館の本を横断的に検索し、どこが所蔵しているかも調べることが出来ます。


日本の図書館 Libraries in Japan
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/other/japan.html
リンク集です。



[4006] 無題 投稿者:JH 投稿日:2005/07/22(Fri) 01:47

>augustusさん
resありがとございます。
県の図書館に行ったのですが、本自体がなかったのです。で、職員の方に、県内の図書館に在庫があるか検索してもらったところ1件だけ置いてある図書館がありまして、電話で問い合わせたところ貸し出しされていたのです_| ̄|〇
自分の違う専攻の授業なものでよくわからないんですが、そんなにマイナーな書籍なんですか?
友達にもいろいろ聞いたんですが、目前の試験で手一杯のようです(((((ノTωT)ノ
とりあえず、他の大学の図書館にきいてみます!!


[4005] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/21(Thu) 22:07

◎高島賢治さん

> 戦争民営化 10兆円ビジネスの全貌
もし戦争が民営化されて、「平和になんかなられた日には、こちとら商売あがったりだぜぃ。」てな感じでダラダラ戦争を続けられたらイヤですね。


◎かなりうすさん

> 諸説あるようですが、その中に紀元前19年頃着工し
> 竣工まで60年以上かかったと言う説があります。
なるほど。
他にどんな説があるのかも興味あります。簡単な研究史をまとめているサイトなどありませんか?


◎真奈美さん

> ひとをかばうのはそれはそれで結構なんですがーー
> それが父親のすることか!
普通はそんなことしませんよね。常識で判断すれば「狂信的」って言葉がピッタリ。
まわりにいた非信者はさぞや不気味に感じたことでしょう。


◎P.M.さん

> 私の注文した作品もどこかにありますです。
予想では、「猛犬注意」

> 文章の部分は日記みたいで笑えます(^o^;)
えっ?
と思ってパラパラめくってみると、確かに一部にそんな感じのする文章がありますね。

> 件の番組製作者はおそらくポン・ドゥ・ガールの
> 公式サイトを参考にしているのではないでしょうか?
> http://www.pontdugard.fr/page.php?langue=GB&m=3_2#
なるほど。そうであれば、番組制作者としては妥当な判断ですね。

> そもそもアグリッパがBC19年(頃)に着工というのは
> どのような資料に基づいた話かとても興味がありちょっと
> 調べてみましたが今のところ分かりません。
研究史を知りたいところですね。


◎JHさん

> 今日、教えていただいた本を捜しに図書館に行ったのですが、
> 貸し出されていました(ノД`)・゜・
それは困りましたね。
たぶん、所属大学の図書館に行かれたのだろうと思うのですが、近所の他の大学の図書館、県や近隣の市町村の図書館などに電話をかけまくって所蔵しているかどうか尋ねてみるのも一つの手ですね。大学の図書館ならたいていは学外からも OPAC ってものでインターネット経由の検索が出来ると思います。
同じ講義を受けているお友達はどのようにしているみたいですか。もしかしたら、本は自分で買って、もうレポートも済んでいるなんて人もいるかもしれませんよ。


◎クラウディアさん

> おおー!!定説を覆す、興味深そう内容ですね。
その定説が定説言えるほど評価が定まっているわけではないんだと思います。

> 井上文則氏も、ガリエヌスのローマ軍団再編成?について、
> 一定の評価はしてくださってるって事ですよね?
そういう風に読めました。

> "@"から先は無視してください。。。
とP.M.さんが書かれていますが、ちょっと補足します。
メールアドレスの中に @ が使われているのはよくご存じかと思います。webmaster@augustus.to と書けば、augustus.to の中の webmaster さんという意味になります。ここから@で所属を表す用法が生じました。「あうぐすとぅす@凸凹高校」と書けば、凸凹高校のあうぐすとぅすさんのことです。同様に状態を表すのに%を使う場合があります。「あうぐすとぅす%食事中」みたいな感じです。この%のところを@で書いたのが、クラウディアさんが「改名?」って思ったものです。



[4004] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/21(Thu) 19:31

下記書籍が既刊。
●『こころのかたち 東西文献資料に見られる心性の表象(Series of Centre for Integrated Research on the Mind)』
松田隆美・吉武憲司・和泉雅人・佐藤道生 
慶応義塾大学出版会 
\4,200<税込>
 
「東西文献資料に見られる心性の表象」をテーマにした四カ国語の論文を収載。12人の研究者が、文学・歴史文書の分析をとおして、人のこころが歴史的・文化的な文脈の間でいかに形づくられたのかを、様々な角度から考察する。


●下記に「イタリア文化遺跡地、テロ攻撃の危険ない」の記事あり。
http://news.www.infoseek.co.jp/search/story.html?query=%83%8D%81%5B%83%7D&q=20reutersJAPAN182547&cat=17


下記書籍が7月下旬刊行予定。

●『「イーリアス」日記』 
春風社 
森山庸介 
予価 \2,940<税込>
 原詩一万五千行を一年かけて読む。詩劇と日常が響きあい、ホメロスの言葉が生の意味、喜びと悲しみに新たな光を当てる。


●『ヘブライ語 日本語単語集 小文法付』
国際語学社 
飯田篤 
予価 \3,045<税込>


下記書籍が8月22日刊行予定。
●『図説 西洋建築の歴史 <ふくろうの本・シリーズ>』
河出書房新社 
佐藤達生 
予価 \1,890<税込>
 
二千五百年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を、豊富な図版でよみとく決定版ガイド。これ一冊で、西洋建築の見方がわかる!! 至高の芸術への旅。


[4003] Re[3994]: ガリエヌスの騎兵軍改革 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/21(Thu) 15:52

> 今日は学校祭の代休だったので地元大学の文学部図書室へ行って、
> P.M.さんとクラウディアさんがご紹介下さった井上文則先生の論文『ガリエヌス帝の「騎兵軍改革」について 』を読んできました。
augustusさん、 早速の内容解説ありがとうございます!!

> P.M.さんが貼ってくださったリンクにも書いてある通り、ガリエヌスの騎兵軍改革については20世紀初頭に提唱され多くの研究者が支持して来ましたが、1980年代に厳しい批判に晒されることになったそうです。井上先生の論文はガリエヌスの騎兵軍改革の存在を否定する近年の学説を批判するとともに、ガリエヌスを強力な中央騎兵軍の創設者とみなす学説にも異を唱えています。
> 以下はこの論文に書いてあることです。
> 1)ガリエヌスがその騎兵軍改革を通して創設を意図したのは、
>   まずもって、独立騎兵部隊であった。
> 2)これに対して、中央騎兵軍は皇帝麾下の独立騎兵部隊が
>   便宜的に1人の指揮下に置かれたに過ぎない。
> 3)騎兵軍改革に先行して、歩兵部隊は分遣隊という形で新たな
>   可動性のある編制単位を当時与えられつつあった。
> 4)ガリエヌスは騎兵軍改革を通して歩兵軍に対応する新たな
>   騎兵軍の編制単位を創り出し、それらを組み合わせることで、
>   様々な規模の機動軍を帝国内地に編制させたのである。
> 5)こうして、3世紀後半のローマ帝国においては、強大な
>   機動軍を率いる皇帝が「中央」に出現し、一方で「地方」
>   には、皇帝とは別個に機動軍を率い、独立的に戦線を指揮
>   する軍司令官が現れることになったのである。
> 6)恒常的に機能する機動軍は、皇帝の新たな権力基盤となり、
>   この軍営が事実上帝国の中心となる「ローマ」となった。
>   そして、そこから派遣される軍人たちが、これまでの支配層
>   であった元老院議員に代わって、属州総督として、あるいは
>   軍の司令官として、帝国を支配することになったのである。
>
>
> この論文を読む限りでは、ガリエヌスの騎兵改革というのは、
> 1)必ずしも機動軍を騎兵中心にしたとは言えなさそう
> 2)元老院議院が軍職から閉め出されたというのも意図的では
>   なく、単に身近にいる有能な人材を登用した結果
> という感じなのではないかという感想を持ちました。
おおー!!定説を覆す、興味深そう内容ですね。早く読まないと(汗)。とりあえず、ガリエヌスは、より効率よくローマ帝国防衛ができるように、いろいろ考えたって事ですよね? 井上文則氏も、ガリエヌスのローマ軍団再編成?について、一定の評価はしてくださってるって事ですよね?


[4002] 無題 投稿者:JH 投稿日:2005/07/21(Thu) 14:07

今日、教えていただいた本を捜しに図書館に行ったのですが、貸し出されていました(ノД`)・゜・
今借りている人の期限が29日までだそうで、その日までに宿題を提出しなければならないんですが、購入するしかないでしょうか?
自分は貧乏学生なもので、購入するのは厳しいです。
なにか良い方法があれば教えてください。


[4001] スイッチオフ!!! 投稿者:かなりうす@無視 投稿日:2005/07/21(Thu) 04:30

>普通、着工時点と完成時と、どちらに注目することが多いのでしょうね。
う〜ん、現在では竣工時ですが当時はどうなのでしょうか?
P.M.さんならご存知かも知れませんが…←よろしく!

>「世界帝国ローマの遺構」文章の部分は日記みたいで笑えます(^o^;)
あはははは、私も立読みはしましたけど・・・

>"@"から先は無視してください。
あはははは、はじめから無視した私っていったい?

>というのはどのような資料に基づいた話か
あははは@だよねきっと・・・

>「す」の後に「。」がないぞ?!
あははは、「。」はもうout of trend だよ

>「げんのう」
あははは「げんきん」だなぁ・・・

祝!書き込み4000達成!


[4000] スイッチオン!!! 投稿者:P.M.@だよきっと・・・ 投稿日:2005/07/20(Wed) 23:57

◎augustusさん
http://www.studiomosaico.net/
↑マエストラのサイトです。
私の注文した作品もどこかにありますです。

> 「世界帝国ローマの遺構」
文章の部分は日記みたいで笑えます(^o^;)

◎クラウディアさん
> 名前変えられたのですか?
"@"から先は無視してください。。。

◎真奈美さん
皆さんと同様に私も「フランス語会話」を見ていないのでピンとはずれな
ところがあると思いますが、件の番組製作者はおそらくポン・ドゥ・ガー
ルの公式サイトを参考にしているのではないでしょうか?
http://www.pontdugard.fr/page.php?langue=GB&m=3_2#
ポン・ドゥ・ガールとイコールではないですが、ニーム(ネマウスス)の
水道は「クラウディウスとネロの時代に建設された」となっていますから。
そもそもアグリッパがBC19年(頃)に着工というのはどのような資料に基
づいた話かとても興味がありちょっと調べてみましたが今のところ分かり
ません。ご存知ですか?

◎かなりうす師匠
(昨日は「す」の後に「。」がないぞ?!男心も複雑ですな〜、ブツブツ)
↑の話はご存じないっすか?
> 「金槌と玄翁」の違い
おぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお! ありがとうございます(^o^)/
「げんのう」、「げんのう」と読むのか、、、ふむふむ

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3999] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/20(Wed) 19:04

●下記にも「ポンペイで銀製ディナーセット発見」の記事あり。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050719i515.htm
http://www.yomiuri.co.jp/img/20050719i515-1-Z20050719235339681L.jpg

下記書籍が既刊。
●『修復の理論』
三元社 
チェーザレ・ブランディ著 小佐野 重利監訳 池上英洋・大竹秀実訳
\3,150<税込>
修復家は、職人でも芸術家でもなく常に歴史分野の専門の助けを仰ぎ指導を受けながら、複雑な職務をもっとも適切な形で完遂できるように「手わざの知恵」をそなえた教養ある「技術者」でなくてはならない。修復の倫理哲学。
<著者>1906〜1988年。シエナ生まれ。イタリア政府の中央修復研究所を創設し、20年間その所長を務めた。文化遺産イタリア国内審議会芸術・歴史遺産委員会委員長などを歴任。


[3998] 建設期間 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/20(Wed) 07:17

回答ありがとうございます。やはり主流はアウグストゥス時代の作品!なんでしょうね。もし長いことかかっていたとしても、「初代皇帝の時代に着工」とでも言っておけばまちがいないか。  うーん、私はアグリッパの名前はアウグストゥスとセットで考えるので、あの橋は着工時点を言ってほしいものです。あの番組としてはどうでもいいことなんですが。 普通、着工時点と完成時と、どちらに注目することが多いのでしょうね。

>共通点がわかったような気がします。彼らは全員、信仰のためならためらわずに家族を犠牲にする人たちですね

ご名答。エフタは、戦いに勝ったら帰宅して最初に出迎えたものを生贄に捧げると神に誓い、娘をそれに供した。(私がエフタの妻ならば絶対に夫を殺す!)ロトは、滞在させた旅人たち(実は天使)を町の無頼の連中が要求したとき、代わりに娘たちを差し出そうと申し出た。ひとをかばうのはそれはそれで結構なんですがーーそれが父親のすることか!


[3997] ありがとうございます。 投稿者:JH 投稿日:2005/07/20(Wed) 01:04

>>高島賢治さん、augustusさん
ありがとうございます。本、読んでみます!


[3996] 番組の途中で寝てしまったけど・・・ 投稿者:かなりうす 投稿日:2005/07/19(Tue) 23:26

>何と勘違いしたんでしょう。
諸説あるようですが、その中に紀元前19年頃着工し竣工まで60年以上かかったと言う説があります。
それなら辻褄は合います・・・
ただ番組の途中で寝てしまったので、肝心のところは見ていません(なので論点がずれてたらごめんなさい)


[3995] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/19(Tue) 20:30

下記書籍が既刊。
●『市民社会論 その理論と歴史』
吉田傑俊 
大月書店
\3,570<税込>
 
古代アテネ以来の市民社会論の歴史的系譜とマルクスの市民社会論の理論構成についての原理的考察を通じて、西欧と日本の様々な現代的な市民社会論を批判的に検討する。
 
<著者>1940年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。哲学・思想史専攻。現在、法政大学教授。著書に「国家と市民社会の哲学」など。
 http://www.otsukishoten.co.jp/Search/Detail2.asp?ID=3082


下記書籍が8月4日刊行予定。

●『戦争民営化 10兆円ビジネスの全貌』
祥伝社新書 
松本利秋 
予価 \777<税込>
 古代ギリシャの傭兵にはじまり、イラク戦争まで、肥大化した戦争ビジネスの現在を解き明かす。


下記書籍が8月中旬刊行予定。
●『ギリシャ神話』 日本文芸社

下記書籍が8月25日刊行予定。
●『君主の統治について 謹んでキプロス王に捧げる』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4766411870.09.MZZZZZZZ.jpg慶應義塾大学出版会 
トマス・アクィナス著 
柴田平三郎訳 
予価 \2,625<税込>
 大著『神学大全』で知られるトマス・アクィナスのほとんど唯一の政治思想論文 De regno ad regem Cypriの全訳。あるべき君主像、統治の形態などを論じた第一級の古典の邦訳。中世政治思想研究の専門家である訳者による注と解説も充実。クセノフォン『キュロスの教育』からマキアヴェッリの『君主論』に至る「帝王学」の系譜のなかでも最も著名なものの一つで、中世政治思想の特質だけではく、トマス思想全般の理解にも不可欠の書。


●下記に「ポンペイで銀製ディナーセット発見」の記事あり。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/19/d20050719000131.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000055-kyodo-ent
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005071934.html

●下記に「古代ローマの日常生活」の書評あり。
 http://book.asahi.com/shinsho/TKY200506200192.html

●下記に「ポンペイの四日間」の書評あり。
  http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20050516bk02.htm


[3994] ガリエヌスの騎兵軍改革 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/19(Tue) 20:30

今日は学校祭の代休だったので地元大学の文学部図書室へ行って、
P.M.さんとクラウディアさんがご紹介下さった井上文則先生の論文『ガリエヌス帝の「騎兵軍改革」について 』を読んできました。

P.M.さんが貼ってくださったリンクにも書いてある通り、ガリエヌスの騎兵軍改革については20世紀初頭に提唱され多くの研究者が支持して来ましたが、1980年代に厳しい批判に晒されることになったそうです。井上先生の論文はガリエヌスの騎兵軍改革の存在を否定する近年の学説を批判するとともに、ガリエヌスを強力な中央騎兵軍の創設者とみなす学説にも異を唱えています。
以下はこの論文に書いてあることです。
1)ガリエヌスがその騎兵軍改革を通して創設を意図したのは、
  まずもって、独立騎兵部隊であった。
2)これに対して、中央騎兵軍は皇帝麾下の独立騎兵部隊が
  便宜的に1人の指揮下に置かれたに過ぎない。
3)騎兵軍改革に先行して、歩兵部隊は分遣隊という形で新たな
  可動性のある編制単位を当時与えられつつあった。
4)ガリエヌスは騎兵軍改革を通して歩兵軍に対応する新たな
  騎兵軍の編制単位を創り出し、それらを組み合わせることで、
  様々な規模の機動軍を帝国内地に編制させたのである。
5)こうして、3世紀後半のローマ帝国においては、強大な
  機動軍を率いる皇帝が「中央」に出現し、一方で「地方」
  には、皇帝とは別個に機動軍を率い、独立的に戦線を指揮
  する軍司令官が現れることになったのである。
6)恒常的に機能する機動軍は、皇帝の新たな権力基盤となり、
  この軍営が事実上帝国の中心となる「ローマ」となった。
  そして、そこから派遣される軍人たちが、これまでの支配層
  であった元老院議員に代わって、属州総督として、あるいは
  軍の司令官として、帝国を支配することになったのである。


この論文を読む限りでは、ガリエヌスの騎兵改革というのは、
1)必ずしも機動軍を騎兵中心にしたとは言えなさそう
2)元老院議院が軍職から閉め出されたというのも意図的では
  なく、単に身近にいる有能な人材を登用した結果
という感じなのではないかという感想を持ちました。


[3993] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/19(Tue) 19:19

◎JHさん

はじめまして。

高島賢治さんご紹介の本が一番のキーになりそうですね。また、授業の中でもたぶんヒントは出されているでしょうから、同じ講義を受けている仲間と相談してみると(人によって聞き漏らした部分が違ったりしますし)良いアイデアも出てくると思います。


◎真奈美さん

> 下に、アブラハムが聖書で3番目にキライと書きましたが、
> 「2番目」と書こうとしていたのでした。ちなみに1番が
> エフタ、3番目がロト。
共通点がわかったような気がします。彼らは全員、信仰のためならためらわずに家族を犠牲にする人たちですね。神が絶対なら当然に家族より大事なんだろうけど、家族と信仰で踏み絵をさせるような神はあまり優しくありませんね。

> クラウディウスとネロの時代に建設された
何と勘違いしたんでしょう。
手元にある「世界帝国ローマの遺構」によると、以前はアグリッパによってBC19年に完成させられたと考えられていたのが、その後の研究でAD14年頃の完成と考えられるようになったそうです。アグリッパは死んでいるけど、アウグストゥスはギリギリ生きているかどうかって頃ですね。
http://images-jp.amazon.com/images/P/4844605542.09.MZZZZZZZ.jpg世界帝国ローマの遺構
太田 静六(著)
理工図書 (1995-07)
¥ 6,825
ISBN:4844605542
きれいな写真がふんだんに使われている本です。


◎高島賢治さん

フォローありがとうございます。

> NHK「中継世界遺産イタリア縦断1200キロ」
> 第二回ローマは古代ローマがメインテーマ
> ではないのであんなものだと思います。
ですね。
何となく遺跡を写して終わっちゃった感じです。



[3992] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/19(Tue) 18:27

◇JHさんへ
>>ブラウンが考える「古代末期世界」
はじめまして。下記の書籍が参考になるはずです。
『古代末期の世界』
刀水書房
P.ブラウン 宮嶋直機訳


◇augustusさんへ
NHK「中継世界遺産イタリア縦断1200キロ」第二回ローマは古代ローマがメインテーマではないのであんなものだと思います。ハードディスクに録画したのは消す予定です。それより住吉アナの事を「すみや」とcobaさんが呼んでいたのが気になりました。それと屋上で何か物が倒れた音がしたのも気になりました。


[3991] ポン・デュ・ガールの作者は? 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/19(Tue) 13:57

 きのうの「世界遺産」は、録画しながら始めと終わりを見て、間のローマの歴史部分はまだ見てません。
 「フランス語会話」の録画は見ました、ポン・デュ・ガールが出てくるとテキストで知っていたので。しかし・・・「クラウディウスとネロの時代に建設された」っていったいなんですか!? あれはアグリッパの代表作の一つじゃないのですか!? さっき検索してみましたけど、「BC19ごろ」とか、「アウグストゥスの時代」とか、多くに書かれています。それとも、もっとあとに解釈する説でもあるのでしょうか。パンテオンの作者としてハドリアヌスしか出さないのはまだ理解できるけど、これは納得いきません。知識に自信のある方教えて下さい。

下に、アブラハムが聖書で3番目にキライと書きましたが、「2番目」と書こうとしていたのでした。ちなみに1番がエフタ、3番目がロト。
 なお、クリュタイムネストラと夫と愛人と息子、これにそっくりな事件が14世紀のイングランド王家で起きています。エドワード2世と妃イサベルと彼らの息子3世。どろどろです。


[3990] 教えてください 投稿者:JH 投稿日:2005/07/19(Tue) 12:20

始めまして。授業の宿題を調べていたらここにたどり着きました。
>>P・ブラウン以前、古代末期はどのように理解されてきて、ブラウンが考える「古代末期世界」はいかなる点でそれまでの通説と異なっているのか。また、ブラウンの言う「古代末期世界」は、いつごろどのように始まり、どのように形成され終焉を迎えたのか。
という宿題をだされたのですが、よくわかりません。
よろしければ、教えてください。


[3989] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/19(Tue) 06:22

NHK「中継世界遺産イタリア縦断1200キロ」のローマはなんということもなく終わっちゃいましたね。ポンペイウス劇場の跡に小さな劇場が現在営業しているのは面白いと思いました。
ローマ以外はフィレンツェなどの超メジャー級の場所を避けて、ややマイナーなところを回るんですね。

◎真奈美さん

アブラハムがイサクを殺そうとしたのは知っていましたが、

> 命惜しさに妻を妹と偽り、ファラオの要求で差し出してしまう
これは知りませんでした。

> いっそ、ほんとに殺してしまって、サラがクリュタイム
> ネストラ化してしまえばよかったのに、とすら思いますよ。
クリュタイムネストラというのも知らなかったので調べてみると、ずいぶん怖い話があったんですね。そういう話なら復讐したくなるのも無理はない。



[3988] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/19(Tue) 06:01

「書籍案内」に「古代のエンジニアリング―ギリシャ・ローマ時代の技術と文化」を追加しました。

http://www.augustus.to/books/


[3987] 「呪いの女サラ」 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/17(Sun) 19:53

面白そうですね。
アブラハムは、聖書のうちで私が3番目にキライなヤツです。命惜しさに妻を妹と偽り、ファラオの要求で差し出してしまう、この行為についてもっと責められてもよさそうなものです。 神の命令でイサクを生贄にしようとするし。いっそ、ほんとに殺してしまって、サラがクリュタイムネストラ化してしまえばよかったのに、とすら思いますよ。


[3986] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/17(Sun) 19:41

◎ロードさん

> ↓この小説に書いてありました。
私は読んだことはないんですが、サトクリフは有名ですね。


◎高島賢治さん

> 「アキレスがどんなに速く走っても、前を行く遅い亀に
> 追いつくことはできない。」人間の知性を二千年以上も
> 悩ませ続けてきたゼノンの奇怪なパラドックス。
無限にたくさんのものを足し算して有限になることがあるのを理解していなければ、確かに不思議ですね。



[3985] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/16(Sat) 19:32

下記書籍が既刊。
●『美しき呪いの女サラ (ヴィレッジブックス 聖書の女たち)』
ソニー・マガジンズ 
マレク・アルテ著 藤本優子訳 
\903<税込>
http://www.sonymagazines.jp/book/details.php?disp=200507&hinban=012603
女たちの視点から読む旧約聖書、三部作の第二弾!


●『アキレスと亀 時間の哲学と論理』
千代島雅 
晃洋書房 
\2,625<税込>
 「アキレスがどんなに速く走っても、前を行く遅い亀に追いつくことはできない。」人間の知性を二千年以上も悩ませ続けてきたゼノンの奇怪なパラドックス。時間に関する不思議な諸問題を、哲学の立場から鋭く論理的に考察する。
 <著者>1951年静岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。哲学者。主な著書に「人間の逆襲」「エントロピーの常識が崩壊した!」「時間とタイムマシンの哲学」など。


下記書籍が今月刊行予定。
●『世界ステンドグラス文化図鑑』
東洋書林 
予価 \18,900<税込>


●下記PDF文書があります。
『ユダヤ戦記』II 151b-153の文学的性格について 土岐健治
http://hda1.lib.hit-u.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/AZ00010299/Front/link/gengo0001900670.pdf
ユダヤ人とローマ人 土岐健治
http://hda1.lib.hit-u.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/AZ00007773/Front/link/ronso0930401010.pdf



[3984] すいません 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/15(Fri) 16:11

augustusさん
いえいえ、こちらこそすいません。
(多分合ってるとは思いますが)↓この小説に書いてありました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4593533805/qid=1121411182/sr=1-8/ref=sr_1_10_8/249-7756406-9829941
後、古代ローマの別荘というのにも載っています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4385158657/qid%3D1121411426/249-7756406-9829941
違っていたらごめんなさい・・・


[3983] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/14(Thu) 22:09

◎ロードさん

> augustusさん 本に書いてありました。
そうであろうとは思っていたのですが、どの本かなと思いお尋ねしました。誤解を生じてしまったようでごめんなさい。


◎苦力さん

お久しぶりです。

>自由身分を証明するのは難しいのでしょうかね?
人さらいにさらわれたなら、持ち物は全部とられるでしょうし、自由身分を証言してくれるような知人がいないような遠くへ連れて行かれるだろうから、結構大変だったかもしれませんね。

> 三回売られた子供は、この親父と縁を切ることが
> 許されたらしいです。
家父長権から解放されたということですね。
息子を家父長権から解放したいときは、形式的に息子を3回売り、12表法のこの条項によって息子を自権者にするという面白いことをやっていました。
なかなか興味深い手続きが行われたようなので、ちょっと書きます。
1)家長は息子を信頼できる人に売る。
2)買い手はこの者を法廷譲渡(杖を用いた奴隷解放)の
  手続きにより隷属身分から解放してやると、この者は
  旧家長の家父長権のもとに戻る。
3)家長は息子を売る。(2回目)
4)買い手による解放。息子は旧家長の家父長権の元へ
  戻る。(2回目)
5)家長は息子を売る。(3回目)
  この時点で旧家長の家父長権は消滅する。
  このまま買い手による解放が行われると、息子は
  買い手のクリエンテスになってしまうので
  それを避けるため以下の手続きが行われる。
6)買い手はこの者を旧家長に握取行為で売却
  し直し、旧家長が息子を解放する。
7)以上の手続きにより、息子は旧家長の
  クリエンテスではあるが自権者となることができる。


◎クラウディアさん

> 「西洋古典学研究52巻 5250円 岩波書店」です。
ありがとうございます。
そのうち、地元大学の文学部の図書室におじゃまして読ませてもらおうと思います。(学外者も利用できるとWEBページに書いてあるんです。)


◎高島賢治さん

> ●朝日カルチャーセンターさっぽろで下記講座が開催。
おおっ!
札幌でもこういう講座が開かれているんですね。土曜じゃないので私は受講できませんが、たくさんの人が受講してローマファンが増えるといいなあ。



[3982] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/14(Thu) 19:59

下記書籍が既刊。
●『オーパーツ大全 失われた文明の遺産』
学研 
クラウス・ドナ&ラインハルト・ハベック共著 プシナ岩島史枝訳
\3,675<税込>
恐竜と同時代の人間の足跡、世界地図が浮かび上がる岩、古代エジプトの電球壁画…。超古代文明の遺産か? それとも異星人の忘れ物か? アカデミズムの常識では考えられない出土物オーパーツを完全網羅。

<著者>1949年オーストリア生。美術展のコーディネーターとして国際的に活躍。


●朝日カルチャーセンターさっぽろで下記講座が開催。
永遠の都・ローマ    手嶋兼輔  第2,4月 13:20〜15:00
ラテン語世界への招待  手嶋兼輔  第2,4月 15:30〜17:00
http://www.asahi.com/acc-sap/lectures/knowledge.html
http://www.asahi.com/acc-sap/

下記書籍が8月3日刊行予定。
●『オリーヴの海』
白水社 
ケヴィン・ヘンクス著 代田亜香子訳 
予価 \1,680<税込>


下記書籍が9月上旬刊行予定。情報を追加して再掲。

●『ラテン広文典(復刻版)』
http://images-jp.amazon.com/images/P/4560007926.09.MZZZZZZZ.jpg白水社  
泉井久之助 
B6・466頁 
予価 \5,040<税込>
 ラテン文法の詳細な解説書。初級ラテン文法の全体を懇切に述べたもの。初級から上級まで、すべての学習者に贈る本格的な文法書。豊富な例文と精緻を極めた解説は、ラテン語の持つ陰影を細やかに描き出します。言語学の大家による名著を部数限定で復刊。ラテン語の歴史・構造・発音を概説した『序説』は、初学者が言語の特徴を捉えるのに最適。数詞・前置詞・不規則名詞などを精解した『補説』で、上級者のニーズにも対応。ネポス『ハンニバル』の抜粋等を詳解し、ラテン語の名文を読み解く愉しさを味わえる。巻末に語詞変化表・語彙・索引つき。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=22715
【高島の蛇足コメント】一部古書店では、十万円程していたらしい。


[3981] この本です 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/14(Thu) 16:50

augustusさん

「西洋古典学研究52巻 5250円 岩波書店」です。


[3980] 奴隷の供給&解放後の名前 投稿者:苦力 投稿日:2005/07/13(Wed) 22:38

ヤクザなヴィラの所有者がヤクザな差配人に命じてヤクザな
奴隷数名で徒党を組んで、罪の無い注意力散漫な旅人を襲い
農場ヴィラで働く奴隷にしてしまうという酷い話もあるそう
です。自由身分を証明するのは難しいのでしょうかね?

自由民が債務奴隷になることは共和政期には禁止されていま
したけど、家長権の強い古代ローマでは、債務の形に子供を
売り飛ばす自由民の親父もいたそうです。三回売られた子供
は、この親父と縁を切ることが許されたらしいです。

奴隷は名前を1つだけの場合がほとんどでしたが、開放され
ると所有主の個人名&氏族名をもらい、それまでの名前を家
名のように名乗るとありました。【古代ローマを知る事典より】
たとえば、マルクス・トゥッリウス・キケロの奴隷であった
ティロは解放後にマルクス・トゥッリウス・ティロと名乗りました。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[3979] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/13(Wed) 19:10

下記書籍が既刊。
●『わかり易いユダヤの歴史物語』
篠田菅夫 
新生出版(発売) ディーディーエヌ(発売) 
\1,260<税込>
栄華を極めたソロモン王の子孫は、セム族のユダヤ人である。このユダヤ人は旧約聖書を書いた。八世紀になると白人のユダヤ人が登場する…。パレスチナ問題の基礎知識について、わかりやすく説明。


●7月21日02:00〜02:30、BS-i(デジタル衛星テレビ)にて「空から見るローマ街道」が放映予定。

下記書籍が年内刊行予定。
●『ラルース ビジュアル版 美術から見る中世のヨーロッパ』 原書房 ジャニック・デュラン 杉崎泰一郎訳 予価 \3,600<税込>
 五世紀から十五世紀のプレ・ルネサンスにいたるヨーロッパ中世の文化、精神の流れを美術全体の流れを追いながら、ビザンティン文化の影響も十分に考慮して紹介した、“楽しめる”文化史。詳しい解説と豊富なカラー図版が、中世の美、中世の心に誘う。


[3978] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/13(Wed) 18:38

augustusさん 本に書いてありました。(小説ですけど、信用できる人が書いたものなので)


[3977] 無題 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/12(Tue) 22:49

◎Mayさん

> その「地味さ」ゆえに、ドミティアヌスを受けたりトライアヌスに
> 継承したりと、多くの人間にとって役に立てるんじゃないかな
なるほど。そういうことでしたか。
トラヤヌスとネルウァと言えば、南川高志先生の「ローマ五賢帝」を読むと、彼らの関係は必ずしも良好とは言えなそうです。トラヤヌス側が強引に後継者の地位を得たような感じみたいです。

>・嬰児遺棄
> 結構あるらしいです。これには専門の学術書があったような気もします。
これですね。
http://images-jp.amazon.com/images/P/4130210564.09.MZZZZZZZ.jpg薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制
本村 凌二(著)
東京大学出版会 (1993-08)
¥ 4,725



◎真奈美さん

> 「アレキサンドリア物語」は私にとって激怒ものの本でした。
吉村さんとかも含め、エジプトものはローマファンには鬼門である場合が多いですね。
エジプトサイドに立ってみた場合、今残っている記録はローマ側の捏造だと考えたくなるのかもしれませんね。

> だからカエサリオンは侍女との子で、それをパトラが
> ひきとったという設定。
無茶な設定だなあ。(^^
真奈美さんが仰るとおり、そんなの後継者にしないですよね。


◎クラウディアさん

> 確か、その井上文則氏の論文「ガリエヌス帝の騎兵改革」は、
> 書籍になったようです。他の論文集の中の一つに入ってますけど。
どの本だったでしょう。ちょっと探してみたんですが、見つけられませんでした。


◎ロードさん

> まだ、ありますよ。外国人を(旅行者)狙って捕まえ、
> 奴隷商人に売った例も・・・
確かに、人さらいによる奴隷供給ってのもあったようです。遠くに連れてこられて、自分の自由身分を証明できないケースは十分考えられますね。
ロードさんは何か具体例をどこかで見つけられたんですか?



[3976] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/12(Tue) 19:31

下記書籍が既刊。
●『ヨーロッパ学入門』
朝日出版社 
武蔵大学人文学部ヨーロッパ比較文化学科編  
\2,800<税込>
ヨーロッパ古代・中世からEUまで、ヨーロッパを多角的に眺める総合的入門書。ヨーロッパ世界の形成と変容、非ヨーロッパ圏から考えるヨーロッパ、EUの歴史と現在、ヨーロッパの言語、ヨーロッパの神話と民話など。


下記書籍が今月中旬刊行予定。
●『イタリア・ふれあい・めぐり愛』
文芸社 
スィレンツィオ伊藤 
予価 \1,365<税込>



[3975] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/12(Tue) 19:02

May さん  まだ、ありますよ。外国人を(旅行者)狙って捕まえ、奴隷商人に売った例も・・・・


[3974] 皆さん、返事が遅れてすみません 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/12(Tue) 17:40

皆さん、返事が遅れてすみません。

augustusさん
「ローマ五賢帝」は読んだ事あります。でも、読み込みが足りなかったかも・・・


P・N・うぴぴうす?!さん
名前変えられたのですか?
それから、書籍のご紹介ありがとうございます。
確か、その井上文則氏の論文「ガリエヌス帝の騎兵改革」は、
書籍になったようです。他の論文集の中の一つに入ってますけど。
でも、確か五千円以上・・・やはり高い・・・(T_T)
私の場合、他の方面にもいろいろ浮気しているもので、お金の配分が・・・


DSSSMさん
クラウディアの名前にした理由ですか。いえ、そんな深く考えて
付けたわけではないんですよ(笑)。確か、ローマ人の女性で、そんな名前の人がいたような・・・程度で。しかし、そのプーブリウス・クラウディウス・プルケルの妹って、かなり強烈な女性ですね(^_^;) お兄さん、かわいそう・・・









[3973] 拳闘士のマンガは 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/12(Tue) 07:03

「拳闘暗黒伝セスタス」ですね、白泉社から既刊10巻。サイズはB6。

Mayさん、ロードさん、いきなりお邪魔します。
言っちゃなんですが、ーーでも言わずにはいられないのですが、「アレキサンドリア物語」は私にとって激怒ものの本でした。オクタヴィアヌスひいきとしての逆鱗にふれる(よくあるように、カエサリオンこそカエサルの跡継ぎ!主張など)ほか、本筋も面白くなかったです。でも、10巻近く出ていたのだから人気はあったのでしょう。(イラストのせいかもしれない) ライトノベルの一つの例にはなるとしても、考証の参考にはたぶんならないと思います。
(あんな中途半端なところで投げ出すな〜〜っ!)
 
 ここでは確か初めてなので書きますが、「アレキ〜」では、クレオパトラの意中の男は架空キャラで、カエサルの口説きを拒み通しています。だからカエサリオンは侍女との子で、それをパトラがひきとったという設定。−−プトレマイオス王朝の血と無縁の者を跡目になんて、それは神々と祖先に対する冒涜行為だろう、王家の血をなんだと思ってるんだ!?と、この点は、オクタファンとして以外の立場で腹がたちます。
 その点で、Colleen McCulloughのThe October Horseでのパトラが、(カエサル死後に)プトレマイオス王朝かユリウス氏の男をゲットしてカエサリオンに妹をつくってめあわせよう!と力んでいることは、王族らしいぶっ飛び方で受け入れられます。


[3972] ローマ×小説2 投稿者:May 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:48

ども、Mayです。
申し遅れましたが、私も古代ローマベースの小説を書いています&書いていました。
DSSSMさんのところでお話しした「封神演義×ガリア戦記」みたいなのを書いてたのと、今やっている「ローマベースのファンタジー」です。

augustusさん

>ネルウァのどのあたりに惹かれて
まず、わかりやすい(例えば、公共のパソコンからでもURLを入力して移動することのできる)サイト名が大前提です。
http://nerva.org/
これだけで移動できるのは、何よりも効率的ですよね。
そして、その「地味さ」ゆえに、ドミティアヌスを受けたりトライアヌスに継承したりと、多くの人間にとって役に立てるんじゃないかな、という発想です。

>読者を想定
多分これは歴史絡みの小説を描く際の一番の悩みだと思います。
設定の「現代との違和感そのもの」をテイストに生かすか、設定を「説明的に理解させてゆく」ことを前提にするか、という二種類があるような。
前者はいわゆる歴史小説、後者はどちらかといえばライトノベルに近いような手法だと思います。
前者を選ぶのであれば緻密に、空気まで描ききらなければいけないけれど、名前そのものにトリックを含めるのはたやすいはず。後者では「こじつけ」感が出てしまうかな、って気がします。
現実的にはローマの場合後者になってしまうかな。……もちろん、私たち日本人との類似点を前面に出して描くなら前者でも可能かもしれないけど。

ロードさん
同じ系列の人間として、お世話になります。

奴隷商人ってのは、結構面倒かもしれませんね。
私の知る限りでは少ないかもしれない……

私が奴隷の入手経路として考えているのは、以下の種類です。
・嬰児遺棄
 結構あるらしいです。これには専門の学術書があったような気もします。つまり、生まれた子供を道ばたに捨てて、それを拾った人間が奴隷とする。
・戦争捕虜
 例えばガリアとかゲルマニアとか、戦争で捕虜になった人間。もちろん、奴隷商人に売り渡すというのは戦争捕虜→奴隷商人という流れです。
映画「グラディエーター」のマキシマスの例は、どうなんだろうなぁ。
・奴隷の子供
あと他にあったかなぁ?……そういえば、高校の世界史の教科書に、ゲルマニアだかダキアだかが「奴隷」の生産地扱いされてました。

ちなみにですが、ローマ社会では「解放奴隷」という制度があります。資産など一定の条件を満たした奴隷は、平民に近い「解放奴隷」という身分になることができるのです。
また、解放奴隷の子供は一般市民にもなれます。この場合、奴隷の所有者の姓がつくんじゃなかったかな……。

あと、ローマ時代の拳闘士を描いたコミックがあったはず。……タイトルは忘れたけど。
安彦良和「我が名はネロ」とか、コミックでもローマ世界を大筋で理解できますね。
ライトノベルで言えば「アレクサンドリア物語」なんてものも見かけました……。表現の参考にしてください。

http://nerva.org/


[3971] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/12(Tue) 00:00

augustusさん 戦争捕虜じゃなくて、昔、奴隷商人に捕まったという風にしているんです。それで、何年後、逃亡をして・・・剣闘士になったということです。意味が分からなくてごめんなさい。
Mayさん はじめまして。これからよろしくお願いします。


[3970] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/11(Mon) 23:13

◎ロードさん

> 主人公は一応、以前は自由民だった奴隷になったみたい
> なことにしていますから
剣闘士が活躍する時代なら債務奴隷じゃないでしょうから、戦争捕虜あたりでしょうか。


◎Mayさん

はじめまして。

> ……実は、このサイトのURLにヒントを得て、
> サイトのURLを決めました(ぼそり
> nerva.orgです……。
なかなか地味な皇帝のお名前を頂戴しましたね。ネルウァのどのあたりに惹かれてサイト名にされたのか興味があります。

> 「長子みなガイウス・○○の息子がなぜルキウス・○○か」と
> いった、設定にもスパイスとして使えるんじゃないかな。
どういう読者を想定しているかにもよりますね。ローマ史を多少知っている人が対象なのか、全然知らなくても良いのか。


[3969] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/11(Mon) 18:50

下記書籍が既刊。
●『ヨーロッパ <講座 世界の先住民族―ファースト・ピープルズの現在 06>』
明石書店 
綾部恒雄監修 原聖・庄司博史編 
\5,040<税込>
ヨーロッパではいわゆる「先住民」の数は非常に限られている。本巻では先住民」の解釈を拡大し、近代国民国家を形成するにいたらなかったヨーロッパの「少数民族」に焦点をあて、それぞれの民族集団が抱える言語的、文化的、社会的問題について解説。
http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7503-2134-6


下記書籍が8月10日刊行予定。

●『ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて』
講談社学術文庫 
長谷川博隆


下記書籍が8月30日刊行予定。
●『ローマ人の物語(17)悪名高き皇帝たち1』 新潮文庫 塩野七生 予価 \420<税込>
●『ローマ人の物語(18)悪名高き皇帝たち2』 新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>
●『ローマ人の物語(19)悪名高き皇帝たち3』 新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>
●『ローマ人の物語(20)悪名高き皇帝たち4』 新潮文庫 塩野七生 予価 \420<税込>

下記書籍が年内刊行予定。
●『柳宗玄著作選 第一巻 西洋の誕生』 八坂書房 予価 \5,040<税込>
 太陽神キリスト/聖樹より十字架へ/幻の「木の文化」/生命の泉/水に生きるもの/死者の舟・生者の舟/羊の国にて/巨石の伝統/山岳信仰の流れ/十字文の世界/謎の組紐文/聖母の誕生/古代彫刻の終焉/不肖の像
●『柳宗玄著作選 第二巻 東方キリスト教美術』 八坂書房 予価 \5,040<税込>
  総 説 東方世界の多元化
  第一章 初期キリスト教美術の形成
  第二章 コプト美術とその周辺
  第三章 アジア的キリスト教美術の諸相
  第四章 ビザンティン美術とその伝統
●『柳宗玄著作選 第三巻 初期ヨーロッパ美術』 八坂書房 予価 \5,040<税込>
  総 説 ヨーロッパ美術の二潮流
  第一章 ケルトの伝統とその新展開
  第二章 ゲルマンの伝統とその新展開
  第三章 地中海美術の変貌
  第四章 カロリング朝とヨーロッパ美術の形成

●下記PDF文書があります。
17世紀フランス文化における聖アウグスティヌス フィリップ・セリエ
http://www-soc.kwansei.ac.jp/kiyou/89/89-6.pdf

時間の形而上学 アウグスティヌス『告白』第十一巻再考 河野一典
http://www.k-junshin.ac.jp/juntan/libhome/bulletin/No34/kouno.pdf

『告白』第八巻の内なる葛藤についての一考察 岡崎和子
http://www.hokuriku-u.ac.jp/library/pdf/kiyo28/kyo1.pdf

記憶論の深まり 岡崎和子
http://www.hokuriku-u.ac.jp/jimu/kiyo/kiyo26/gai7.pdf

「ヨーロッパにおける伝統的正戦論の理論的変容―国際法以前の正戦論』 中丸博禎
http://web.sfc.keio.ac.jp/~nacamal/paper.pdf

ケルト概念再考問題 原聖
http://www.hmn.bun.kyoto-u.ac.jp/report/2-pdf/1_rekishi/1_14.pdf

ローマ帝国の興亡に学ぶ:再創造と衰退の岐路 マイケル・シルバースタイン&ジェフ・ゲル
http://www.bcg.co.jp/publications/tenbo/2003/149j.pdf

ラテン語における動作主補語を伴う 非人称受動について 小倉博行
http://www.venus.dti.ne.jp/~kaisaki/gengoken/pdf/vol7/ogura7.pdf

ロマンス諸語における仮定文の発達・変遷
http://www.konan-wu.ac.jp/guide/gakka/bun/french/floreal2002/soturon_shiga.pdf

ラシーヌ『ブリタニキュス』の終結部に関する一考察 ヴェスタ聖女ジュニーをめぐって 藤本武司
http://www.let.osaka-u.ac.jp/france/gallia/texte/41/41fujimoto.pdf

『スペクテイター』(20) 第186号から第195号 門田俊夫
http://www.osaka-ue.ac.jp/gakkai/pdf/ronshu/2003/5405_trans_monden.pdf

皇帝ニケフォロス1世の世界
http://www.hmt.toyama-u.ac.jp/seiyoshi/oha/ohafile/13kougi.pdf

エリアス・カネッティの『救われた舌』について(2) 母親との愛憎関係 田中豊
http://www.fit.ac.jp/~y-tanaka/zunge-2/zunge-2.pdf

ヴィア・ラティーナ・カタコンベ墓室I壁画 いわゆる「医学の授業」について 宮坂朋
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/newhuman/kiyou/c04/miyasaka_c04.pdf

ポ リ オ 『牧歌』第四歌,訳注 野村圭介
http://www.waseda.jp/w-com/w-comm/bun_cont/no24/bun24_05.pdf

エリアス・カネッティの『救われた舌』について 3 母親からの自立 田中豊
http://www.fit.ac.jp/~y-tanaka/zunge-3/zunge-3.pdf

『絵画と彫刻におけるギリシア作品の模倣に関する考察についての解説,ならびにこの考察に関する公開状に対する回答』(2) (翻訳)ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマン著 尾田一正(訳)
http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/oda8.pdf

『スペクテイター』(21) 第196号から第205号 門田俊夫
http://www.osaka-ue.ac.jp/gakkai/pdf/ronshu/2004/5505_trans_kadota.pdf


【翻 訳】ジュリオ・カミッロ『劇場のイデア』:翻訳と註釈(3)足達薫
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/newhuman/kiyou/c09/adati_09.pdf

『スペクテイター』(19) 第176号から第185号 門田俊夫
http://www.osaka-ue.ac.jp/gakkai/pdf/ronshu/2002/5304_trans_monden.pdf

古代ギリシアを手がかりにしたファッション 高橋理恵
http://www.jc.u-aizu.ac.jp/14/gsd2004/gsd2004_19.pdf

付録F 古代ギリシア語写本のファクシミリ
http://www.tetragrammaton.org/appendixf.pdf

古代ギリシアのロゴス 隠蔽と露呈としてのロゴス 谷ア秋彦
http://www.t-kougei.ac.jp/engineering/kiyou/2002/2-06.pdf

修士論文を用いた古典ギリシア語文法の拡張 中嶋健一郎
http://www.jaist.ac.jp/library/thesis/is-master-2003/paper/k-nakaji/paper.pdf

古代の言説とヨーロッパ・アイデンティティ 古代ギリシアにおける「他者」の言説
 庄子大亮
http://www.hmn.bun.kyoto-u.ac.jp/report/2-pdf/1_rekishi/1_09.pdf

ある母と子の悲劇――ジャン・コクトーの古代ギリシア伝説三部作に関する覚書(T)―― 家山也寿生
http://www.littera.waseda.ac.jp/appendix/CLLF/pdfs/vol21/(01)IEYAMA.pdf

アテナイ― 喜劇『リュシストラテ』を透かして見るその都市像 ― 丹下和彦
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/data/pdf_0503fiction/15_tange.pdf

前3世紀、サラピス神崇拝のデロス島への伝播 中尾恭三
http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/journal/vol_1/pdf/vol_1_article04.pdf


[3968] ローマ×小説 投稿者:May 投稿日:2005/07/11(Mon) 01:34

はじめまして。
Mayと申します。DSSSMさんのところには何度かおじゃましておりますが。
以後、お見知りおきくださいませ。
……実は、このサイトのURLにヒントを得て、サイトのURLを決めました(ぼそり
nerva.orgです……。

ローマ人の「名前」自体のバリエーションは少ないです。ルキウスとかガイウスとかマルクスとか、ありふれた名前がたくさん出てきます。
中には、「ガイウス・ユリウス・カエサルの息子がガイウス・ユリウス・カエサル」といったタイプもあります(貴族には多い)。
名前は好き勝手付けていないですね。制限は厳しいと思いますが、逆に決めやすい(苦笑)
……それを利用すると、「長子みなガイウス・○○の息子がなぜルキウス・○○か」といった、設定にもスパイスとして使えるんじゃないかな。

外国由来の人間の場合、そうはいかないようで。だから、外国由来の設定にしておくとある程度自由にできるかもしれませんね。
ローマ時代に関連する「外国」といえば、ギリシアとかパルティアとか……?
このあたりは設定の年代とのかねあいもあります。
また外国由来ならば風俗とか「認知度」とか、歴史も関わってくること間違いなしです。

ラテン語辞典はAmazonで送料含め1000円ちょっとあればポケット版が購入できます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/000470763X/
私はこれを買いましたが、大学のラテン語の授業含め、結構役に立ちます。英羅・英羅ですが、そこはうまく英和辞典を介しながら。
形容詞は異名に使えると思いますし、軽い人名辞典代わりにもなります。

http://nerva.org/


[3967] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/10(Sun) 21:53

あら?投票したものが写ってないのでもう1度書きます。


[3966] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/10(Sun) 21:49

DSSSMさん、augustusさんありがとうございます!

DSSSMさん 名前を参考にしてみます!!どうもありがとう!

augustusさん 主人公は一応、以前は自由民だった奴隷になったみたいなことにしていますから奴隷身分です。家名や氏族名無しですか!教えてくださり、ありがとうございます!


[3965] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/10(Sun) 21:12

「書籍案内」に「ローマ帝国とキリスト教」を追加しました。
http://www.augustus.to/books/archives/2005/07/post_14.html


[3964] RE:ローマ人の名前 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/10(Sun) 21:09

◎DSSSMさん

フォローありがとうございます。

> ローマ人の名前については分かっている事だけでもまとめて書いて
> おきたいのですが、なかなかできませヌ。
そういうものですよね。書きたいことはあってもなかなかそれをまとめる時間ってものはないものです。


◎ロードさん

組み合わせによっては違和感のある家名と個人名もあるので注意が必要です。グナエウス・カエサルとかガイウス・ポンペイウスとか...

それから、主人公は奴隷身分になるでしょうか。そうであれば、名前は家名や氏族名無しで、個人名だけになります。


[3963] ローマ人の名前 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/07/10(Sun) 19:33

父達よ、新たに加わった者達よ

 ロードさん

> 質問なんですが、ローマ人の名前をどうやってつければいいんですか?ラテン語がよくわからなくて・・・

 ラテン語の意味的なものでの名前ということなら、うちのサイトの「ローマ人名発音」(http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/nomina.html)をご覧下さい。ロードさんの書き込みを受けて、7ヶ月ぶりに改訂しておきました(結構以前のより項目が増えているはずです。が、成形に不満が……。IDもいらないんですが、消し方がわからず)。なお「^」は「小さいル」です。

 名前の順番という事で言えば、個人名・氏族名・家名(・養子元名)・異名・異名……という感じです(共和政時代)が、どういう点が知りたいかまた書いていただければ……。

 ローマ人の名前については分かっている事だけでもまとめて書いておきたいのですが、なかなかできませヌ。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[3962] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/10(Sun) 16:33

質問なんですが、ローマ人の名前をどうやってつければいいんですか?ラテン語がよくわからなくて・・・


[3961] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/09(Sat) 19:15

「書籍案内」に「古代ローマを知る事典」を追加しました。

http://www.augustus.to/books/


[3960] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/09(Sat) 17:50

●7月17日〜24日、19:30から放映予定のNHK・BSハイビジョンにて「ハイビジョン生中継 世界遺産イタリア縦断1200キロ」の情報が下記にあります。
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2005/05/004.pdf

下記書籍が既刊。
●『聖バルトロマイの皮 美術における言説と時』
ありな書房 
C.セグレ著 甲斐教行訳 
\4,200<税込>


●下記PDF文書があります。
イタリア美術の一考察(ローマの彫刻) 鈴木徹・秋山信茂
http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/edu/e34/e3411.pdf

インティシュル
http://www.jnc.go.jp/kaihatu/tisou/bunken/panf/FACT4-227.pdf

競い合う神々…『トロヤ戦記』
http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~ueda/kenkyu/rekisi/r11troya.pdf

「ステファヌス版」以前以後 『プラトン著作集』の伝承史から 内山勝利
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bull/jpn/pdf/402.pdf

東京大学地震研究所 ニュースレター 2005年6月号
 ソンマ遺跡の記事あり。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/NEWSLETTER/200506/nl200506.pdf

ケルト民族と日本民族との類同性に関する一考察 イキニエをめぐる予察 重進
http://www.takamatsu-u.ac.jp/nlibrary/kiyo/no39/no39takashige.pdf

●「ローマ法大全」ゲバウエル=シュパンゲンベルク版を画像処理
http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/~camp/HomeP2/eshiryo/romasearch/newpage1.htm

●東大によるヴェスヴィオ山周辺研究のホームページが下記にあり。
文部科学省科学研究費補助金・特定領域研究・「火山噴火罹災地の文化・自然復元」 火山噴火罹災地の埋没過程の復元と火山噴火推移の解析に関する研究
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/VOLCANOES/vesuvius/


[3959] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/09(Sat) 12:36

●7月17日〜24日、19:30から放映予定のNHK・BSハイビジョンにて「ハイビジョン生中継 世界遺産イタリア縦断1200キロ」の情報が下記にあります。
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0717.html


[3958] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/09(Sat) 09:03

◎マーク・ショルツさん

> ポスターは軽いので送料は航空便でもあまり高くないと
> 思います。
「嵩張るだろうから高いかなあ」と想像していました。情報ありがとうございます。

> ローマコインT−shirtも注文しましたが、さすが
> アメリカの”Large”で私には大きい過ぎます。
これも魅力的な商品ですね。でも、アメリカの Medium は私には大きすぎだろうと予想してます。(;_;


◎真奈美さん

>範囲を絞りまくり、
そうそう。

> 問題パターンを細かく指示して、
親切すぎるかもしれないけど、今の学生、生徒には必要ですよね。

> 試験直前の授業では、もろに試験問題そのものみたいな
> ことをやらせてみたり。
いたれりつくせりなんですけどねえ。

> でも出来ないヤツに限って欠席したり遅刻したりで
「馬鹿野郎!」と言いたくなりますよね。

> 18日の「フランス語会話」に、ポン・デュ・ガールが出てきます。
フランスは乗り継ぎでパリの空港に行ったことがあるだけなんで、今度ちゃんと見に行きたいものです。ニームとかアルルとか。


◎高島賢治さん

> 軍事的視点から見たローマの道路網 矢野義昭
ローマだけでなく中国や日本の古代の道路についても書いていて興味深いですね。著者の経歴もユニークだなと思いました。工学部を出たあと文学部へ行って、自衛隊の幹部になった方のようです。




[3957] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/08(Fri) 22:06

●下記PDF文書があります。

『サランボー』における損傷の身体 中島太郎
http://www.littera.waseda.ac.jp/appendix/CLLF/pdfs/vol21/(08)NAKAJIMA.pdf

軍事的視点から見たローマの道路網 矢野義昭
http://www.iatss.or.jp/review/30-1/pdf/30-1-13.pdf

初期キリスト教の宗教的寛容と logoi sofwn の影響性 田代英樹
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/christ/tolerantia/05tashiro.pdf

ヒュームの「完全な共和国」 ローマ、ハリントン、政治対立 犬塚元
http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/discussion/pdffile/j-108.pdf


[3956] 出題者と回答者 投稿者:真奈美 投稿日:2005/07/08(Fri) 21:19

>生徒に「今度のテスト難しい?」と聞かれて、「いや、易しいよ。難しい問題を出題したことが無いからね。」と答えることがよくあるんですが、「難しい?」と聞いてくる生徒はたいてい納得しないようです。(^^

私も、だいたい基本的な問題しか出してないつもりですが、受ける側では必ずしもそう思ってないのでしょう。範囲を絞りまくり、問題パターンを細かく指示して、試験直前の授業では、もろに試験問題そのものみたいなことをやらせてみたり。でも出来ないヤツに限って欠席したり遅刻したりで、せっかくのオヤ心を無にしやがるのです。落としてうれしいことなんてこっちだってないんだ〜〜!

 18日の「フランス語会話」に、ポン・デュ・ガールが出てきます。でもこの日、世界遺産(?)の番組でもろにローマなようで、時間がだぶりそうです。


[3955] Roman coin poster 投稿者:マーク・ショルツ 投稿日:2005/07/08(Fri) 09:33

Augustus-san,

ポスターの送料の件ですが、ポスターは軽いので送料は航空便でもあまり高くないと思います。一個の送料は分かりませんが私が10個以上のポスターを注文した時、送料$16だけでした。

ところで同じwww.dirtyoldcoins.com が売っているローマコインT−shirtも注文しましたが、さすがアメリカの”Large”で私には大きい過ぎます。またいつか”Medium”を注文するつもりです。

マーク・ショルツ(YahooオークションのOsatocaesar)


[3954] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/08(Fri) 06:22

「書籍案内」に「3日でわかるローマ帝国」を追加しました。

http://www.augustus.to/books/


[3953] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/08(Fri) 06:21

◎マーク・ショルツさん

お久しぶりです。

> 良い状態のGordianIの銀貨を入手されて、
ありがとうございます。ゴルディアヌス3世と違って、1世、2世はずいぶんレアですよね。

> "Dirty Old Coins"という業者が売っている
> "The Roman Imperials"コインPosterをご存知ですか。
ご紹介のページをさっそく見てきました。なかなか壮観ですね。魅力的なポスターです。送料がいくらくらいかかるかが気になるところですが、ページには記載がないようですね。


◎高島賢治さん

> 二十世紀中国発見のビザンチン金貨
興味深く読ませていただきました。西域では普通に流通していたんですね。


◎かなりうすさん

> この本、数年前まで大手の洋書販売店では入手できたので
> お持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。
現在は、 amazon.co.jp でも、 amazon.co.uk でも見つからないみたいですね。
「ローマ本は早く買わないとよく絶版になる。」という悲しい実態の一例でしょうか。


◎AKIRA.Mさん

> 近所の石屋さんは大きい槌を玄翁と言っていました。
これも業界によって言い方が変わる例でしょうかね。


◎DSSSMさん

> 「兄が生きていて、もうひとつ艦隊を失ってくれたらいいのに。
> 平民たちの数をもっと減らす必要があるわ」となっていました。
これ読みました。
死んだ兄をむち打つ言葉であると同時に、平民も侮辱している相当やばい発言ですよね。


◎ロードさん

> 主人公を少年剣闘士にしているんですが、
私は読んでいないのですがセスタスというマンガがあるようです。ローマ帝国の少年拳奴セスタスの成長物語らしいです。



[3952] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/07(Thu) 23:46

P.M.@うぴぴうすさん 
教えてくださってありがとうございます。
基本的に、いろんな資料を元に書いてます。主人公を少年剣闘士にしているんですが、おかしいですか?


[3951] Re[3943]: 無題 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/07/07(Thu) 23:33

父達よ、新たに加わった者達よ

 どもども、クラウディアさん


> いいですね、あの掲示板。お世話になる事があるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

 こちらこそよろしくお願いします〜。最近私は英語に接するほどの余裕が無くて、調べ物はほとんど日本語資料のみにしていて、和訳HELPするのもご無沙汰なのですが……。時々はしないと忘れられる……?(^_^;


> それから、>ガリエヌス帝は勇気と決断と思慮に富み
> 感激です!!(^。^)私も同意見です。
> いえいえ、あの記事、参考になりましたよ。

 おおお〜。それは嬉しいです! 実はほとんどよくわからないままに何とか書いたのでしたが(^◇^;)


 ところでクラウディアさんの「クラウディア」と言えば、プレイステーション2のゲームに「機甲武装Gブレーカー 第3次クラウディア大戦」というのがあるようで、「どこからクラウディアという名前を引いてきたのかな……」と気になるのですが、共和政ローマファンの私としては特に、スエトニウスの『ローマ皇帝伝(上)』P230,231にある3人の共和政時代のクラウディアが気になります。

 ただ、スエトニウスの記述だけだと少し意味不明なので、補足させて下さい。前204年のクラウディア(ハンニバルの弟ハスドルバルを敗死させ、その首級をハンニバルの陣営に投げ込ませた前207年の執政官ガーイウス・クラウディウス・ネローの五女、クラウディア・クゥインタ)が「私の貞節が事実ならば」と言っていたのは、彼女の服装や、臆する事無く受け答えする態度が反感を買ってでたらめな噂を流されていたため。

 また、前246年のクラウディア(カルタゴ海軍に惨敗を喫し、多くのローマ軍兵士の命を失わせたプーブリウス・クラウディウス・プルケルの妹)が「兄が生き返ってまた艦隊を派遣してくれれば、ローマの混雑がやわらぐのに」と言った、というのは、『古代ローマ歴代誌』によればより過激に「兄が生きていて、もうひとつ艦隊を失ってくれたらいいのに。平民たちの数をもっと減らす必要があるわ」となっていました。

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[3950] 金槌と玄翁 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/07/07(Thu) 23:03

金槌は大工道具で釘うち用、玄翁(げんのう、玄能とも書くようです)は石屋さんが使う大きな石割り用の槌(ハンマー)と思っていました。
@かなりうすさんご紹介のサイトでは釘うち用以外は玄翁になっていますね。
近所の石屋さんは大きい槌を玄翁と言っていました。

古代ローマでもいろんな形の石割用槌が有ったのでしょうね。


[3949] Gordian I 投稿者:マーク・ショルツ 投稿日:2005/07/07(Thu) 22:03

Augustus-san,
良い状態のGordianIの銀貨を入手されて、おめでとうございます。私のCollectionにも結構たくさんの皇帝等がありますが、とてもRareなGordianIとIIはまだまだです。今も古代ローマコインの日本語の情報の一番良い源として、www.augustus.toを時々OsatocaesarのYahooオークションの落札者に紹介しています。 

ところで、"Dirty Old Coins"という業者が売っている"The Roman Imperials"コインPosterをご存知ですか。私の机の上に張ってあっていつも見ています。なかなか良いものだと思います。もし興味がおありなら、次のWebsiteで見て注文できます。www.dirtyoldcoins.com/store/product.php?productid=30&cat=11&bestseller

マーク・ショルツ (Yahooオークションで古代ローマ、ギリシャのコインを出品しているOsatocaesar)


[3948] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/07(Thu) 19:08

●神崎繁氏によるモムゼン『ローマの歴史 1・2』の書評が下記にあります。
  http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20050704bk05.htm

●下記PDF文書があります。
古典期ローマ法学者の群像 戸倉廣
http://law-openweb.law.kokushikan.ac.jp/jp/kiyodb/hogakukai/001-%8C%CB%91q%9CA-%8C%C3%93T%8A%FA%83%8D%81%5B%83%7D%96@%8Aw%8E%D2%82%CC%8CQ%91%9C.pdf
ローマ法全書の編纂 戸倉広
http://law-openweb.law.kokushikan.ac.jp/jp/kiyodb/hogakukai/003-%8C%CB%91q%8DL-%83%8D%81%5B%83%7D%96@%91S%8F%91%82%CC%95%D2%8E%5B.pdf
ビザンチン法小史 戸倉広
http://law-openweb.law.kokushikan.ac.jp/jp/kiyodb/hogakukai/007-%8C%CB%91q%8DL-%83r%83U%83%93%83%60%83%93%96@%8F%AC%8Ej.pdf
スペインにおけるローマ法 戸倉広
http://law-openweb.law.kokushikan.ac.jp/jp/kiyodb/hogakukai/007-%8C%CB%91q%8DL-%83r%83U%83%93%83%60%83%93%96@%8F%AC%8Ej.pdf
ドイツ法制史上のローマ法 戸倉広
http://law-openweb.law.kokushikan.ac.jp/jp/kiyodb/hogakukai/010-%8C%CB%91q%8DL-%83h%83C%83c%96@%90%A7%8Ej%8F%E3%82%CC%83%8D%81%5B%83%7D%96@.pdf
古代ギリシア研究におけるパソコン利用 北野雅弘
http://www.page.sannet.ne.jp/kitanom/papers/greekinpc.pdf
二十世紀中国発見のビザンチン金貨 秋山進午
http://homepage.mac.com/nikephoros/akiyama.pdf
比較都市史におけるコンスタンティノープル 比較都市文化史研究チーム塚田報告によせて 井上浩一
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/data/pdf_zasshi01/13-19comment.pdf
アンセルムスと十字軍 矢内義顕
http://www.waseda.jp/w-com/w-comm/bun_cont/no25/bun25_04.pdf
帝国の隠喩的世界 近代初期ヨーロッパにおける野蛮の表象 松本一喜
http://leo.aichi-u.ac.jp/~goken/bulletin/pdfs/No10/07matsumoto.pdf
コルネイユの『アッティラ』 村瀬延哉
http://home.hiroshima-u.ac.jp/souka/h_database/h-5kiyou/h-5-3ningen/ningen12_murase.pdf
少年よ、慟哭もてタイタスを救え 親滅すほどの大義はありや?III 藤田敏明
http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/tfujita36.pdf
日本の「ケルト」受容に関する一考察 「エンヤ」以後の音楽を中心に 高松晃子
http://www.flib.fukui-u.ac.jp/kiyo/2003/takamatsu.pdf
アドリア海の古い港町トリエステ その歴史的展開と現在 松村國隆
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/data/pdf_0312historical-heritage/04matsumura.pdf
統治と文字記録 佐藤影一
http://www.coe.lit.nagoya-u.ac.jp/pdf/01/01_2Sato.pdf


[3947] 玄翁とは 投稿者:@かなりうす。 投稿日:2005/07/06(Wed) 22:50

P.M.@うぴぴうす?!さん
>ローマ劇場とギリシア劇場
おおぉお、例えが、さすがやねぇ・・・


>玄翁の方は知らない上に、読み方も分からないです(:_:)
あらら・・・以下のアドレスを見てね。
http://www.sougo-maple.co.jp/iedukukuri/3.html


高島賢治さんの「トラベルティーノとローマ」pdf情報で思い出しましたがデンマーク王立芸術アカデミーから出版された「the Colours of ROME」はトラバーチンだけでなくローマ都市全体の色彩についての考察を豊富なイラストと写真、データを駆使して解説してます。なかなか面白そうなんだけど英文なので半分も理解できない(:_:)この本、数年前まで大手の洋書販売店では入手できたのでお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。ISBN 87 7407 156 4


[3946] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:41

◎クラウディアさん

> しかし、高いですね・・・
確かに安くはないですが、とても価値のある本です。おすすめです。
ちなみに、この本を元にして出来た新書もあります。具体的なデータは割愛されていますが、パトリキ系貴族が軍職にあまりつかない話はそのまま載っています。
ローマ五賢帝
南川高志
講談社現代新書
660円


◎P.M.さん

> 「遺跡中の事故」
ん?

> と出ていたので何かと思い見ていたら「追跡中の事故」の
> 見間違えのようでした
なあんだ。(^^

私の場合は、「ローマの聖母子イコン」が「ローマの聖母子コイン」に見えて、「えっ?そんなものが存在するの?」ってことになります。(^^;



[3945] 遺跡中の事故 投稿者:P.M.@うぴぴうす?! 投稿日:2005/07/06(Wed) 20:27

先日某国営放送のニュースを見ていたらテロップで「遺跡中の事故」と出ていたので何かと思い
見ていたら「追跡中の事故」の見間違えのようでした、、、、、ほとんど病気(^o^;)

◎augustusさん
高島賢治さんの「イタリア・都市墓地の成立」pdf情報で思い出しましたが、古代ローマ時代の悪臭漂う
ゴミ捨て場(主に屍と排泄物)は、現在はヴィトリオ・エマヌエーレII世広場近くの中国人街です。。。

◎かなりごぶさたうす。師匠
> 私の中では歴然とした区別があり
ふむふむ、ローマ劇場とギリシア劇場の違いのようなものですな?(^o^;)

> 「金槌と玄翁」
玄翁の方は知らない上に、読み方も分からないです(:_:)

◎ロードさん
何を元に描かれているか分かりませんが、こんな絵もあります。
http://www.lamp.ac.uk/~noy/index.htm
先日「お気に入り」巡回、というか、整理で気がつきました。。。

◎クラウディアさん
> ガリエヌス
井上文則先生の論文は既読でしたっけ?
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/classics/CSJ/sum54.html#inoue
西洋古典学研究 (52),84-94,2004(日本西洋古典学会)
大学の図書館でコピーも出来ますが(部外者でもコピーできるところが多いです)、幸いにして(?)
出版社が岩波なので市中の書店でも購入可能です、高いですけど・・・。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000096281/qid=1120621438/sr=8-7/ref=sr_8_xs_ap_i7_xgl14/250-0801863-0817857
その他の論文を網羅していると思われる博論(国立国会図書館に行けば閲覧可能なはず)はもっと詳しいと
思います。(上述の論文は読んだ、というよりも、斜め読みしたことがありますが、博論はもちろん?
目にした事がないので実際の内容はわかりませんが・・・)

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3944] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/06(Wed) 19:43

●下記PDF文書があります。
イスラームとビザンツ帝国 太田敬子
http://wwwsoc.nii.ac.jp/mediterr/geppo/272/003.pdf
10世紀ビザンツ皇帝の帝国統治と古典活動 中世ローマ帝国の世界秩序理念について 大月康弘
http://www.classics.jp/Contents/Assets/publication/NLpdf/NL08/NL08Otuk.pdf
イスタンブルにおけるビザンツ歴史遺産 教会・修道院を中心に 井上浩一
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/data/pdf_0312historical-heritage/05inoue.pdf
バチコボ僧院に伝わるイコンと行列式の起源 Summa Pagina Marinella Vusheva 浅原進也訳
http://streambox.co.jp/160photo/100_bulgaria/000_icon/BachikovoICON.pdf
古代末期の東地中海世界
http://www.hmt.toyama-u.ac.jp/seiyoshi/oha/ohafile/11kougi.pdf
「法学提要希臘語義解」第一巻邦訳 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA003.pdf
「法学提要希臘語義解」第二巻邦訳 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA004.pdf
「法学提要希臘語義解」第三巻邦訳 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA005.pdf
「法学提要希臘語義解」第四巻邦訳 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA006.pdf
我が国に於ける外国法史学の発達 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA007.pdf
民法七〇九条の成立する迄 原田慶吉
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA002.pdf
ローマの法学教育(法律史の諸問題)  栗生武夫
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/KURYU/KURYU007.pdf
ローマの法学教育(法学論叢)  栗生武夫
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/KURYU/KURYU008.pdf
ブルータスはシーザーを倒したか 喜夛村康二
http://library.nakanishi.ac.jp/kiyou/gaidai(29)/01.pdf
ポンペイ遺跡を掘り終えて 浅香正
http://arcpot.com/orc/sympo/20031129.pdf

●下記にボードゲーム「ポンペイ」の紹介あり。ポンペイの街を発展させていき、火山が噴火したら自分の街の住民を逃がす。
 http://ejf.cside.ne.jp/review/pompeji-amigo.html

●下記にバージニア大学のホームページ。イタリアの古代ローマ時代の遺跡、ポンペイの考古学的写真のアーカイブあり。
  http://pompeii.virginia.edu/


下記書籍が既刊。
●『帝国と慈善 ビザンツ』
創文社 
大月康弘 
A5・476頁 \9,975<税込>


● 『巡礼 その世界 <明治大学公開文化講座24>』
明治大学人文科学研究所編 
風間書房 \800<税込>
  ・キプロス島「世界遺産」ビザンツ教会堂群を巡る 馬場恵二が収録。



[3943] 無題 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/06(Wed) 15:14

augustusさん

ありがとうございます。「ローマ皇帝とその時代」ですか。
しかし、高いですね・・・

Dsssmさん

いいですね、あの掲示板。お世話になる事があるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。
それから、>ガリエヌス帝は勇気と決断と思慮に富み
感激です!!(^。^)私も同意見です。
いえいえ、あの記事、参考になりましたよ。


[3942] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/05(Tue) 21:29

◎DSSSMさん

> 時々うちの掲示板で「和訳HELP!」と助けを求めております
> (時々ラテン語も教えて貰ってます(^_^;)。
スレッド式の掲示板のメリットを活かしていらっしゃいますよね。素晴らしいと思います。

> 思うに分からない英語(など)があれば、みんなでここの掲示板などで
> 聞いてしまって、お互いに助け合う……などすればどうかなぁ、と
そのときは英語(など)が得意な皆さん、ぜひご協力下さい。(^^;


◎高島賢治さん

> http://home.q02.itscom.net/tosyokan/
ここには高島賢治さんご紹介のものの他にもローマ関係のものがいろいろあるようですね。


[3941] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/05(Tue) 20:46

下記PDF文書があります。
●「トラベルティーノとローマ」―彫刻と建築における素材としての石灰華(岩)― 鈴木徹・秋山信茂
 http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/edu/e35/e3505.pdf
●『ローマ法の原理』 原田慶吉
 【高島の蛇足コメント】昭和25年刊行、弘文堂 『ローマ法の原理』 原田慶吉が底本の134頁の大論文
http://home.q02.itscom.net/tosyokan/data/HARADA/HARADA001.pdf

●『ローマの聖母子イコンの起源について』 加藤摩珠枝
  http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/C0000051586/jinbun_33_Kato.PDF
●コルネイユの『テオドール』 村瀬延哉
http://home.hiroshima-u.ac.jp/souka/h_database/h-5kiyou/h-5-3ningen/ningen11_murase.pdf

●下記に古代ローマ兵士のペーパークラフトがあります。
  http://bj.canon.co.jp/japan/papercraft/costume/roman.html

下記書籍が7月下旬刊行予定。
●『食べやーもイタリアー語』
東洋書店 
高岡靖 
予価 \1,890<税込>
 
イタリアの食習慣を背景に、食にまつわる会話や慣用表現を多数収録、食を通じてイタリア語を学ぶ1冊。料理に関心がある方も必読。


下記書籍が8月10日刊行予定。
●『ルキリウスへの手紙 モラル通信』 近代文芸社 セネカ著 塚本肇訳 予価 \2,940<税込>
 古代ローマの哲学者セネカが年少の友人ルキリウスに宛てて生死の意味、ほんとうの幸福や豊かさとは何か思索するために書いた書。


[3940] 洋書読み 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/07/04(Mon) 22:17

父達よ、新たに加わった者達よ


 洋書ですが、私も『THE MAGISTRATES OF THE ROMAN REPUBLIC』とかリーウィウスなんかを所々読まねばならないんですが、英語力が大変お粗末なため、時々うちの掲示板で「和訳HELP!」と助けを求めております(時々ラテン語も教えて貰ってます(^_^;)。たまたま(?)掲示板には英語力、ラテン語力のある方が見て下さっていて、ホントに大変助かっておりますm(__)m

 私自身、英語が分からなくて恥ずかしいものの読みたい気持ちがあるもので聞くわけですが、思うに分からない英語(など)があれば、みんなでここの掲示板などで聞いてしまって、お互いに助け合う……などすればどうかなぁ、と(別にそれ専用の掲示板を作った方が良いかもしれませんけども)。

 尤も、私は文法からして分からないからそういう事考えるのですけども、単語引きだけが問題ならあまり現実的でないかもしれません(^_^;


P.S.ローマ元首制の終焉に関してですが、以前私が書いた記事http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/sonotarekishi/heisitatino.htmが、もし参考になる様でしたら……多分あまりならないと思いますが(^_^;


 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[3939] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/04(Mon) 21:35

◎クラウディアさん

> 何の本に出ているか、教えていただけないでしょうか?
南川先生の「ローマ皇帝とその時代」です。204ページあたりと265ページあたりを御覧ください。

もう一回読み直してみると、
> ローマの伝統的勢力、つまりパトリキー、ノービレースに軍指揮を
> 委ねることは早くから断念され、アウグストゥスの時代でも多くの
> 指導的な将軍は新人であった。ウェスパシアヌス帝の頃からは、
> 将軍の大多数が新人やその息子から成っていたが、こういう家族も
> 三代目になると軍隊奉仕をしなくなっていたようである。
という記述がありました。トラヤヌスよりもっと前からの現象だったようですね。

> augustusさんは、ローマ皇帝のコインに関する洋書って、
> 読破するのにどのくらいかかりましたか?
えーと、「読破していない」というのが答えになります。(^^;
目次を見たり、図やグラフを見て面白そうなところを見つけるとその近辺だけを読むという感じです。単語力が無さすぎるので、一冊読みきるというのは大変なんです。(;_;

> つくづく、英語の本に関しては、人の「そんなに難しくない」
> は当てにならないと思います・
そうですね。
生徒に「今度のテスト難しい?」と聞かれて、「いや、易しいよ。難しい問題を出題したことが無いからね。」と答えることがよくあるんですが、「難しい?」と聞いてくる生徒はたいてい納得しないようです。(^^


[3938] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/04(Mon) 21:15

下記書籍が既刊。
●『エロスの系譜 西洋の文化と精神における愛 古代の神話から魔女信仰まで』
鳥影社・ロゴス企画部 
A.ライプブラント=ヴェトライ&W.ライプブラント著 鎌田道生&孟真理訳
\6,825<税込>
 文学、哲学、神学、法学、歴史書、医学書、聖書など、多岐にわたる文献を駆使して、両性関係を文化史的、精神的に明らかにする。
 「性の革命」□□神々の系譜□□形象と思想の間□□プラトンとアリストテレス□□国家と日常におけるギリシア人の生活□□遊女□□エトルリア人における両性の邂逅□□ローマ人の生活における男と女□□初期ユダヤ教とその後における両性の見方□□エッセネ派と初期キリスト教□□パウロ以後、アウグスティヌスまで□□アラブおよびアキテーヌの伝統の洗練。恋愛の発見□□魔女としての女□□トリスタン現象の多層性
 〈ライプブラント=ヴェトライ〉1913年ベルリン生まれ。ミュンヘン大学員外教授を務めた。
 〈ライプブラント〉1896年ベルリン生まれ。ミュンヘン大学医学部教授を務めた。


●下記PDF文書があります。
「前3世紀、サラピス神崇拝のデロス島への伝播」 中尾 恭三
http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/journal/vol_1/pdf/vol_1_article04.pdf

「ヘレニズム時代 ギリシア世界へのサラピス崇拝の広がり」中尾 恭三(大阪大学大学院)
http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/journal/vol_1/pdf/vol_1_workshop01.pdf

書評 「南川 高志著『海のかなたのローマ帝国−古代ローマとブリテン島−』」 鷲田睦朗
http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/journal/vol_1/pdf/vol_1_review01.pdf

踊る サテュロス ようこそ 日本へ 小森谷 慶子
http://wwwsoc.nii.ac.jp/mediterr/geppo/272/007.pdf

●下記に本村凌二先生が東大で出された「2001年度冬学期 歴史II試験問題」があり。
  http://all-todai.com/kako_data/met/01Whi2_motomura.pdf

下記書籍が8月10日刊行予定。
●『哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々』 ちくま新書 納富信留 予価 \945<税込>


[3937] 古代ローマ史の厚い壁、それは洋書・・・ 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/04(Mon) 13:42

augustusさん

すみません、説明不足でしたね。私も、ガリエヌスの、
騎兵をローマ軍の主力に据えたというのは、>小規模の襲撃に柔軟に対応するため という目的があったのではないかな?と考えています。
でも、確かにペルシャの騎兵への対抗という目的もあったのかもしれないですね。
それから、パトリキの軍職離れは、以前から進んでいたのですね。
何の本に出ているか、教えていただけないでしょうか?


ガリエヌスや三世紀に関しては、やはり日本国内の書籍では、
限界があるとつくづく思います。やはり、世界史、
特に古代ローマ史には、洋書は不可欠のようですね(ーー;) 


でも、例の「Gallienus」も、なかなか進まなくて・・・
「Livia」も、題名忘れましたが、歴代のローマ皇帝に関する本も、ずーっと中断したままですし。
積読本がたまってゆく・・・
私の語学力の低さか、著者の英語があまり合わないのか、
またはその両方か・・・つくづく、英語の本に関しては、
人の「そんなに難しくない 」は当てにならないと思います・・・


ガリエヌスに関しては、邦訳されるのは、ほぼ不可能に近いと、
あきらめております(笑)。
augustusさんは、ローマ皇帝のコインに関する洋書って、
読破するのにどのくらいかかりましたか?


ロードさん
初めまして。よろしくお願いします。


[3936] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/03(Sun) 18:55

「書籍案内」に「図説 古代ローマの戦い」を追加しました。

http://www.augustus.to/books/


[3935] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/03(Sun) 17:10

●下記に早稲田大学地中海研究所のホームページがあり、「地中海データベース」にはギリシア・ローマ・ビザンツのデジタル画像が観れます。
 http://www.waseda.jp/prj-med_inst/index.html


[3934] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/07/03(Sun) 15:21

◎かなりうすさん

> ケルンのローマン博物館の売店でローマ兵の甲冑セットを
> 売っていたので買おうかどうか悩みましたが止めました。
> ボール紙製の割には完成度は許せるのですが、とても
> 日本までは持たない代物でした。
完成品の形で売っていたんですね。紙を切り抜いて自分で組み立てるキットの形で売っていればよかったですよね。


◎AKIRA.Mさん

> 土木関係の人は、スコップと呼ぶようです。
> ショベルは鉄道用語で蒸気機関車の投炭用に
> 片手ショベルと両手ショベルがありました。
業種によっても呼び方が違うんですね。面白いですね。


◎クラウディアさん

塩野さんの該当の本は未読なので、的外れのレスになるかもしれませんがご容赦を。

> ガリエヌスの騎兵改革とは、要するに元老院議員を軍職から
> 締め出し、機動力のあるゲルマン人騎兵をローマ軍の主力に
> 据えた事です。
なるほど、そういうことでしたか。
ガリエヌス以前から、元老院議員が軍職から離れる傾向はあったようです。例えば、既にトラヤヌス帝時代にはパトリキはほとんど軍職につかない傾向があったそうです。
皇帝が前線付近に居て、ローマを留守にすることが多くなると、元老院議員よりも身近で良い働きを見せる兵士を重用するのも無理からぬ話ですね。また、元老院の有力者が軍の支持を受けるのは皇帝としては怖い話なので、それを避けようとしたという面もありそうです。

騎兵を増やしたのはペルシャの騎兵への対抗かもしれないし、小規模の襲撃に柔軟に対応するためかもしれません。

> とりあえず私は結果だけで判断せず、ガリエヌスの
> 諸々の努力は認めたいと思うのですが。
困難な時代で成果が見えにくいですが、よくがんばったんだろうと私も思います。


◎P.M.さん

お久しぶりー。

> 地位を利用して、ローマ物の展覧会を開いてもらいたいですな〜。
いいですねえ。もちろん、全国縦断でやってもらいたいところです。(講演会も)

> ネット上でその製作過程も一部見られるのですが現在マエストラが
> シリアに旅行中のため、画像が見られるURLは後日・・・。
面白そうですね。楽しみにしています。


◎かなりうすさん

>「グラスとカップ」
これはかなり違いがありそうですね。グラスはガラス限定だけど、カップは主に陶器のイメージです。あと、置き換えができない組み合わせも日常聞きますよね。(コーヒーカップはあるけど、コーヒーグラスは無い。ワイングラスはあるけど、ワインカップは無い。^^)


◎高島賢治さん

> 下記PDF文書があります。
結構増えましたね。他の大学でも積極的にWEBで公開して欲しいものですよね。


http://www.augustus.to/books/


[3933] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/02(Sat) 22:07

●下記PDF文書があります。

中期ビザンティン挿絵入りレクショナリーの聖人暦 (PDF文書)
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull03/03_08mas.pdf
付録 − 6写本の聖人暦 (PDF文書)
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull03/03_08max.pdf
益田朋幸・海老原梨江 (81)


ヘレニズム期の戦時における女の参加 (PDF文書)
櫻井悠美 (111)
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull03/03_10sak.pdf

イタリア・都市墓地の成立 (PDF文書)
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull03/03_11tak.pdf
竹山博英 (127)



[3932] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/02(Sat) 21:56

●下記PDF文書があります。
アウグストゥスの姦通法における殺害権の性格とその法の立法目的 (PDF文書)
金 Q賢
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull01/01_05kim.pdf

ローマ世界のねじれ現象 −教師と医師の実態をめぐって− (PDF文書)
小林雅夫
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull01/01_06kob.pdf

エリー・フォールの『古代美術』誕生 −妻に宛てたギリシア・イタリア便り− (PDF文書)
篠塚千恵子
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull01/01_07shi.pdf

地中海アザラシとギリシャ人 (PDF文書)
引地正俊
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull01/01_09hik.pdf

ゲミレル島遺跡(トルコ、リキア地方)と周辺のビザンティン銘文 (PDF文書)
益田朋幸
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull01/01_10mas.pdf


[3931] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/02(Sat) 21:43

●ビザンツ帝国における宦官研究が下記にあります。
『宦官− 資格不要の職業 −「闇の去勢」禁止令をめぐって−(PDF文書)』 和田廣
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/bulletin/bull02/02_09wad.pdf


[3930] これはこれは 投稿者:かなりうす。 投稿日:2005/07/02(Sat) 14:20

P.M.@うぴぴうすさん、すっかりご無沙汰してました。
新しいヴィッラはもう完成し、元老院階級の方たちと連日連夜どんちゃん騒ぎかと思っていましたよ。さすがに豪邸ともなると完成までにけっこう時間が掛かるのですねぇ(しみじみ)。

>カンカンとガンガンの違いのようなものでしょうか?
私の中では歴然とした区別があり、例えば「金槌と玄翁」「ネジとビス」「グラスとカップ」の違いのようなもので誰がなんと言おうと似て非なるものなんです。
「グラスとコップ」は私の中ではビミョーです。


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