古代ローマBBS 過去ログ40

[3929] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/01(Fri) 23:52

P.M.@うぴぴうすさん はじめまして。わざわざ教えてくださりありがとうございました。イラストが載ってあったので良かったです。(英語が読よめるようになりたい・・)


[3928] 落レス拾い 投稿者:P.M.@うぴぴうす、 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:52

ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー久しぶりのP.M.です。
現在、Villa Upipia建設中などなどなどなどなどなどなどなどでなかなかカキカキ遊びできませぬ(:_:)
Villa Upipiaの目玉であるモザイク床も順調に製作が進んでいてワクワク状態です(*^o^*)
ネット上でその製作過程も一部見られるのですが現在マエストラがシリアに旅行中のため、画像が見られるURLは後日・・・。
表札はお金がないので(?)マヨルカ焼のものにでもしようかと思っていますが、なかなか良いのがみつかりません。
どこか痒いところに手の届くところありませんかねぇ〜。

◎augustusさん
無法者のイタリア掲示板のローマ遺跡関連のトピで紹介されていたのですが、青柳先生の講演会があるようです
(もちろん東京でですが・・・)。
我々の北海道国にも着ていただきたいものです。
ところで青柳先生、今年度になってから東大の教官検索で引っかからなくなったと思ったら国立西洋美術館の館長に
おさまっていたんですね!
地位を利用して、ローマ物の展覧会を開いてもらいたいですな〜。
「古代ローマ美術とルネサンス時代の芸術家たち」なんてどうでしょうかねぇ〜?

>> 無縁仏的な屍に関することでローマのゴミの話をどこかで読んだ
>> 記憶があるのですが、最近めっきり記憶力が・・・・・・。
> 思い出して教えて欲しいなあ。よろしくお願いします。(^^
思い出せないですな〜(:_:) 
苦力さんが引用されていたと思われる「古代ローマを知る事典」にもちょっと書かれているのと
「古代ローマ人と死」にも出てはいるのですが、私の記憶にある内容が網羅されていないです(:_:)

◎こうやさん
はじめまして、、、って、もうここは覗かれていない?
人に勧めるというのはなかなか難しいこと(本に限らずすべてに当て嵌まるのですが、
特に全く面識のない方や何を望まれているか判別不能な場合)なのですが

1.塩野さんのとは対極的な内容ということで・・・・・・
「ローマはなぜ滅んだか」
http://images-jp.amazon.com/images/P/4061489682.09.LZZZZZZZ.jpg
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1489682

2.私が最も感銘を受けた古代ローマ関連の和書
「ローマ皇帝とその時代」
http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN4-423-46042-4.html

を挙げておきます。

◎ロードさん
はじめまして!
お求めになられている内容と合致していないような気もしますが、ローマ時代のスコップについては以下のサイトが詳しいです。
http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Roman/Texts/secondary/SMIGRA*/Pala.html

◎かなりごぶさたうす。師匠
お久しぶりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーです(^o^)/
> スコップとシャベル
カンカンとガンガンの違いのようなものでしょうか?(^o^;)

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3927] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/07/01(Fri) 19:47

●雑誌『Newton 2005年8月号』に「栄華の街 ポンペイの遺産 よみがえった古代ローマの華麗なる世界 《協力 本村凌二氏》」の記事あり。
 http://www.newtonpress.co.jp/science/newton/index.html

下記書籍が既刊。
●『シルクロード入門』
長沢和俊・監修 
東京書籍 
\1,785<税込>

 楼蘭、敦煌、トルファン、カシュガル、サマルカンド、ローマ…。全長一万数千キロにわたって広がる「絹の道」の全貌とその魅力がこの一冊で理解できる。シルクロードの歴史、遺跡と壁画など、写真と地図を用いて解説。
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/bookdata/01/4487800587.html


[3926] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/01(Fri) 15:59

AKIRA.Mさんも初めまして。


[3925] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/07/01(Fri) 15:58

かなりごぶさたうすさん 挨拶するのを忘れれごめんなさい。初めまして。
アッピアさん、クラウディア も初めまして。
augustusさん  教えてくださり、かなり助かります! 
皆さん、これからもよろしくお願いします。


[3924] ガリエヌスの騎兵改革 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/07/01(Fri) 14:56

augustusさん、お待たせしました。
ガリエヌスの騎兵改革とは、要するに元老院議員を軍職から締め出し、機動力のあるゲルマン人騎兵を
ローマ軍の主力に据えた事です。
この改革は、蛮族討伐に対して、一定の効果が見られた事だと思うのですが・・・ただ、治安を回復する前で、ガリエヌスが暗殺されてしまい、ガリエヌスの治世中には、ローマの治安を回復するまでには至らなかった事で、塩野氏の評価は厳しくなっているようですが・・・


それから「迷走する帝国」を改めて読み返したのですが、
やはり全体的に説明不足という気がしてなりません。
少なくとも、私はこの本では三世紀のローマ帝国を、
あまり理解する事はできませんでした。


それから、他のこの時代の皇帝達については、一応皆それぞれ、多少の個性の描写くらいは見られるのに、ガリエヌスに関しては「エリート」という説明くらいしかされていないのが、不満です。(たぶん塩野氏が彼に思い入れがないからでしょうが)



これでは、これで初めてガリエヌスを知った人々が彼に感情移入する事は、困難だと思います。それでなくでも、かなり塩野氏は彼に対する評価が辛い気がするというのに。
それに、塩野氏の意見って、影響力ありますからね(ーー;) 


塩野氏からすれば、結果が全てであって(蛮族を討伐し、ローマの治安を回復する事)ガリエヌスには低い評価もやむなしなのかもしれませんが、私は塩野氏とは注目する点や、ローマ皇帝に対する捉え方が違うと思いますし、とりあえず私は結果だけで判断せず、ガリエヌスの諸々の努力は認めたいと思うのですが。


それに、彼は何度か蛮族の駆逐に成功している訳で、
例えクラウディウス・ゴティクスやアウレリアヌスやプロブスなどの優秀な部下達のおかげもあったとはいえ、彼が軍事的に無能であったという事でもないと思うのですが。
彼の軍事的能力も、それほど捨てたものでもないと思うのですが、どうでしょうか?


ゼノビアやアウレリアヌスを、特に美化したりしていない点は、評価できるのですが。それから、他に気になる点といえば、塩野氏がまるでこの当時の元老院議員側には、ほとんど問題がなかったように書いているのも、気になりました。(私はそんな感じがしました)


ガリエヌスが元老院議員達を軍職から締め出し、ゲルマン人騎兵にローマ軍の主力を移したのは、彼ら自身の蛮族討伐の意志が薄く、
実質的にも使い物にならなかったから、という背景もあるのではないでしょうか?


[3923] スコップとショベル 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/06/30(Thu) 23:42

呼び方ですが(余談でしょうが)、土木関係の人は、スコップと呼ぶようです。
ショベルは鉄道用語で蒸気機関車の投炭用に片手ショベルと両手ショベルがありました。
では。


[3922] ショベル 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/06/30(Thu) 23:01

古代の道具の一次資料にはお目にかかれませんが、ニュートンムック「古代ローマ」などによれば 農機具、道路工事用そして軍団兵の装備にも野営地建設用に鶴嘴とショベルを使っていたようです。ショベルは英語の名前でスコップはドイツ語の名前で同じものですね。1500語のラテン語辞書では該当する言葉が見つかりませんでした。

現代の土木工事では建設機械主流ですね。鶴嘴は少なくなりましたが、スコップはまだいろいろと使われています。

鶴嘴は固い土を掘り返し、軟らかい岩を削るか割りながら掘り進むものです。
ショベルは 足を乗せて掘り下げたり、取り除いたり、投げ飛ばしたり、ばら撒いたり、盛り上げたり、穴を埋めたりと、土砂を掬っていろんなことを出来ます。でも上手な使い手の人が少なくなって困っているようです。(昔のアルバイト経験から思い出しました。)
石炭や砂を掬って短距離を移動させる専用の物は足乗せ出来ない形で穴掘りには使いません。

古代のものは穴掘り用をいろんな使い方をしたのではないでしょうか。園芸は穴堀り用でしょう。


[3921] スコップかシャベルか、それが問題だ! 投稿者:かなりごぶさたうす。@ハムレット 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:26

>(私の頭の中ではスコップとシャベルの区別はないんですが ^^;)
いいえ、私の中では、片手で扱う小さな奴がスコップで、足を使うほどの大きい奴がシャベルという歴然とした区別があります。

フォーブスの「古代の技術史」・・・おお、そうですか。見てみます。

先日、仕事でドイツに行ってきました。ケルンのローマン博物館の売店でローマ兵の甲冑セットを売っていたので買おうかどうか悩みましたが止めました。ボール紙製の割には完成度は許せるのですが、とても日本までは持たない代物でした。


[3920] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/30(Thu) 21:49

「書籍案内」に「プリニウス書簡集」を追加しました。


[3919] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/30(Thu) 21:48

◎キクさん

高島賢治さんご紹介の「ローマ皇帝とその時代」はとても参考になると思います。素晴らしい本です。


◎かなりごぶさたうす。さん

お久しぶりです。

フォローありがとうございます。
(私の頭の中ではスコップとシャベルの区別はないんですが ^^;)確かに、つるはしでくずしてシャベルですくうという使い方が一般的だったような感じはしますよね。
フォーブスの「古代の技術史」にはカーターハウスというところでシャベルが出土したということが書いてありました。


◎ロードさん

たくさんの疑問が湧き出ているようですね。
お書きになっているという小説の時代考証になるのかなと思っているんですが、がんばってください。


◎アッピアさん

> 特に漢とローマのかかわりについて興味があったので
大きなテーマですね。がんばってください。


◎高島賢治さん

フォローありがとうございます。

> 元首政の終焉はとても難しく大きなテーマで、簡単に
> 説明できるものではありません。
仰るとおりですね。元首政の始まりだって、必ずしもBC27年と言い切れるわけではないんだし、ましてや元首から専制君主への移行がいつかなんて益々難しいですよね。



[3918] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/30(Thu) 21:16

下記書籍が既刊。
●『ルネサンスの工学者たち レオナルド・ダ・ヴィンチの方法試論』
以文社 
ベルトラン・ジル著 山田慶児訳
\4,935<税込>

 ギリシア・ビサンツ・ローマ・アラブを経てイタリア・ルネサンスに至る技術の壮大な歴史を、写本と残されたデッサンから克明に跡付けた貴重な研究。<世界は機械化できる>という強い信念よる新しい技術精神の誕生。鳥の飛翔と人間の労働と動力の機械化に挑戦するレオナルド・ダ・ヴィンチは、その精神の象徴であり、伝説に覆われたレオナルド・ダ・ヴィンチの実像にせまる。
 <著者>1920〜1980年。古文書学校卒業。国立古文書館を経て、国立高等研究院第四部門部長となり、パリ第一大学で哲学を講義。著書に「技術史」「ロスチャイルド家の歴史」など。


下記書籍が7月刊行予定。情報を追加して再掲。

●『帝国と慈善 ビザンツ』
創文社 
大月康弘 
A5・476頁 \9,975<税込>
史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。神の恩寵としての慈善を実践する帝権。市民の旺盛な寄進行為。叢生する修道士。古代ポリスの寛厚は、帝国財政に包摂され、救済の摂理(オイコノミア)に基礎付けられた財の再分配原理を定立した。諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。帝国とは何か、を考える上で貴重な参照系となろう。
<著者>http://www.econ.hit-u.ac.jp/~kenkyu/jpn/staff/introduction/HI_otsuki.htm
   http://www.econ.hit-u.ac.jp/%7Eotsuki/
 <目次>序論=「帝国」の原像へ 第1部=帝国教会の財産形成(キリスト教帝国と教会/教会寄進と国家権力) 第2部=寄進・慈善・国家権力(マリアの遺言と帝国役人/アッタレイアテスの家産政策/ヨハネス2世と帝国病院/ビザンツ国家と慈善施設) 第3部=神の資産と皇帝の配慮(財政問題のなかの修道院/教会施設の俗人管理問題/修道院所領と帝国租税システム) 
  http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN4-423-46058-0.html


[3917] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/30(Thu) 18:31

わざわざ調べてくださりありがとうございました。いったい何を使っているのかを夏休みにでも図書館で調べてみます。


[3916] スコップのような道具 投稿者:かなりごぶさたうす。 投稿日:2005/06/30(Thu) 08:01

ロードさん、はじめまして。
東京書籍「図解都市の歴史・1バルミ」、岩波書店「都市:ローマ人はどのように都市をつくったか」に当時の道路建設風景をイラストで説明していますが、そこでは鶴嘴とシャベルをつかっています。ただし何を根拠に描いたのか、工具の名前は何と言ったのかは不明です。
一次資料も探してみましたが見つかりませんでした。土木史関連の書籍を探せば見つかるかな?
普通、土木工事にはスコップは使わないので、園芸史ならスコップが出ているかもね・・・


[3915] ありがとうございました。 投稿者:アッピア 投稿日:2005/06/30(Thu) 00:03

返事が遅れて申し訳ございません。

高島さん、augustusuさん、ありがとうございます!!
早速、参考にさせていただきます。
特に漢とローマのかかわりについて興味があったので
とてもうれしいです。

また、お聞きすることがあるかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。


[3914] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/29(Wed) 20:59

下記書籍が既刊。

●『アメリカは古代ローマと同じく東西に分裂して滅亡する』
文芸社 
樋口叔弘 
\1,470<税込>


下記書籍が『「ローマ帝国」の戦争』から改題されて7月1日刊行予定。
●『戦争で読む「ローマ帝国史」 建国から滅亡に至る63の戦い』
PHP文庫 
柘植久慶
予価 \580<税込>


●7月7日20:00〜20:45、NHK総合テレビにて「世界遺産の旅 神秘の奇石 祈りの大地 〜トルコ・カッパドキア〜」が放映予定。
 http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr014.html

●7月17日23:30〜24:00、TBSテレビ系列にて「世界遺産 ペルセポリス」が放映予定。

●7月28日20:00〜20:45、NHK総合テレビにて「世界遺産の旅 ぺトラ」が放映予定。

下記書籍が8月10日刊行予定。
●『イエスとパウロの間』 教文館 M・ヘンゲル 土岐健治訳


[3913] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/29(Wed) 19:19

教えてくださり、大変嬉しいのですが、そうではなくて、今でいうスコップみたいな道具はありましたか?
すいません。わざわざ教えてくれたのに、こんなと言って・・・


[3912] 無題 投稿者:キク 投稿日:2005/06/29(Wed) 18:38

みなさんご指南ありがとうございました。
また何かあったときもよろしくお願いします。


[3911] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/29(Wed) 14:00

◇キクさんへ
はじめまして。元首政の終焉はとても難しく大きなテーマで、簡単に説明できるものではありません。とりあえず下記書籍が詳しく解説されています。
http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN4-423-46042-4.html


[3910] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/29(Wed) 07:20

「書籍案内」にタキトゥスの「年代記―ティベリウス帝からネロ帝へ」とプルタルコスの「食卓歓談集」を追加しました。


[3909] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/29(Wed) 07:14

◎ロードさん

> 古代ローマの人々はどうやって土を掘っていたんですか?
共和政ローマのコインの中に、牛に鍬を引かせている図柄のものがあります。農業では畜力は使われていたでしょう。
金鉱山などでは水を使って土砂を流して採掘するなんて技も使われていました。


◎キクさん

> 元首政がどのようにして終わったのかがよくわかりません
元首政は共和政の建前の上での帝政だと思います。ですから、皇帝が共和政の建前を気にしなくてよくなったときが元首政の終わりって感じでしょうか。
たぶん、その過程は徐々に進んでいったもので、ここが元首政の終わりというようなものは難しいかもしれません。
(元老院と皇帝の関係に注目すると何かわかるかもしれません。)

私のイメージでは、五賢帝の頃までは元首政って感じがしますが、軍人皇帝の時代になるとそんな感じは全然しません。

他の皆さんのご意見はどうでしょうか。


[3908] 無題 投稿者:キク 投稿日:2005/06/28(Tue) 22:01

はじめまして。
ローマ史について調べていたらこのサイトにたどり着きました。

そこでお尋ねしたいのですが、元首政がどのようにして終わったのかがよくわかりません。
愚問かもしれませんがどなたか教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。


[3907] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/28(Tue) 21:48

下記書籍が既刊。
●『聖書アラム語語彙・用例集 古期&帝政アラム語及びクムラン死海文書による』
古代語研究会編 谷川政美・監修 
いのちのことば社 \4,200<税込>
旧約聖書の一部に使用され、イエス時代のパレスチナの公用語だったアラム語を徹底分析。意味・用例を詳細に解説、同義ヘブライ語も併記した、本格的アラム語辞書。


●7月17日〜24日、19:30からNHK・BSハイビジョンにて「ハイビジョン生中継 世界遺産イタリア縦断1200キロ」が放映予定。イタリア半島を8日間で縦断します。 第1日(17日) プロローグ 誇り高き文化大国
 第2日(18日) ローマ 〜ヨーロッパの礎となった都〜
 第3日(19日) ピエンツァ 〜ローマ教皇が描いた夢の町〜
 第4日(20日) シエナ 〜世界一美しい広場の町〜
 第5日(21日) サン・ジミニャーノ 〜中世の摩天楼〜
 第6日(22日) ポルト・ヴェーネレ 〜中世の海を守った町〜
 第7日(23日) トリノ 〜近代イタリアの幕開け〜
 第8日(24日) 第1部 イタリア縦断1200q
         第2部 サクロ・モンテ 〜聖なる信仰の山〜
 http://www.nhk.or.jp/yamagata/sakidorik.htm


下記書籍が7月22日重版予定。
●『サテュリコン 古代ローマの風刺小説』 岩波文庫 ペトロニウス 国原吉之助訳 予価 \903<税込>
●『怒りについて 他一篇』 岩波文庫 セネカ 茂手木元蔵訳 予価 \693<税込>
●『ソークラテースの思い出』 岩波文庫 クセノフォーン 佐々木理訳 予価 \798<税込>

下記書籍が8月19日刊行予定。
●『キケロー弁論集』 岩波文庫 小川正廣・谷栄一郎・山沢孝至訳


[3906] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/28(Tue) 19:18

不思議に思ったのですが、古代ローマの人々はどうやって土を掘っていたんですか?道具もわかれば教えてください。


[3905] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/27(Mon) 21:20

下記書籍が既刊。
●『心に迫るパウロの言葉 生きる意味を求めて 新装改訂版』
 海竜社 曾野綾子 \1,785<税込>
 深い哲学と人間味溢れる言葉が熱く語りかける。人間を立ち直らせる愛の力に満ちた聖書の中のパウロの言葉を通して、様々な苦しみや営みを理性と信仰の目でまとめたエッセイ。1987年刊の新装改訂版。


●『使えるイタリア語ひとことフレーズ』
三修社 三修社編集部編 \1,260<税込>
 旅先でのあらゆる場面を想定し、短くてスマートな言い回しの五百文例と、五百単語を厳選。言いっぱなしで大丈夫なイタリア語フレーズ集。カタカナの発音表記付き。巻末に書き込みページあり。


下記書籍が7月刊行予定。
●『寛容の文化 ムスリム人、ユダヤ人、キリスト教徒の中世スペイン』 名古屋大学出版会 マリア・ロサ・メノカル著 足立孝訳 予価 \3,990<税込>
 「世界の宝飾」と呼ばれた輝ける土地の記憶――。700年以上にわたる三宗教の共存のただなかで形成された「寛容の文化」を、美しいタペストリーを織り上げるかのごとく再構成し、地中海・ヨーロッパ世界の歴史と文化の新たな相貌を浮かび上がらせる。それが今日の世界に示唆するものは、われわれの心をゆさぶらずにはおかないであろう。

下記書籍が7月20日刊行予定。
●『汝自身を知れ 古代ギリシアの知恵と人間理解』
NHK出版 三嶋輝夫 予価 \1,350<税込>
 『ソクラテスの弁明』をはじめとして、古代ギリシアの哲学と文学の代表作から、現代へつながる普遍性を読み取る。


下記書籍が年内刊行予定。
●『ヘブラズム法思想の源流』 創文社 鈴木佳秀
 <著者>http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/public/43118561_a.html


[3904] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/26(Sun) 23:30

おぉすごくわかりやすそうな本ですね!文庫本のほうは安いので私でも買えそうです。参考になりました。ありがとうございます。


[3903] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:22

◇ロードさんへ
augustusさん御紹介以外に、下記の書籍も参考になると思います。

●『古代ローマの日常生活』
文庫クセジュ 
ピエール・グリマル著 北野徹訳
\999<税込>
ローマ創建から三世紀初頭までの約千年を四期に分け、衣食住・教育・旅行・冠婚葬祭などをはじめ生活全般について解説する。

●『図解 古代ローマ』
文:アンドルー・ソルウェー 監訳:松原國師 訳:倉嶋雅人
イラスト:スティーブン・ビースティ
東京書籍 B4変型判・29頁 \2,100<税込>
少年ティトゥスとともに歩く紀元128年のローマ。ユピテル神殿の祭礼、にぎやかな広場、コロッセウム、大浴場、戦車競走…古代ローマを細部まで丹念に描きあげたイラストで紹介。
 ・西暦128年のローマ市……カストルとポルクスの祭りの日の朝
 ・ティトゥスの家……元老院議員の息子ティトゥスの忙しい一日の始まり
 ・商店街……ティトゥス親子は朝早くパン屋を訪れる
 ・ユピテル神殿……カストルとポルクスの祭りがこの神殿から始まる
 ・フォルム・ロマヌム……ティトゥスのお父さんは友人に出会い、波止場に行く用事ができる
 ・コロッセウム……ティトゥスは初めて動物の見世物を見に行く
 ・波止場……祭りの日でも、波止場の忙しさは変わらない
 ・トライヤヌスの大浴場……ゆっくり体を休めたあとは、しっかりとマッサージ
 ・戦車競走……ティトゥスは緑チームを応援するが、そこで事故が起きる
 ・帰宅……ティトゥスは、寝る前に特別なプレゼントをもらう
 西暦128年のローマのある祭りの一日を、少年・ティトゥスと一緒に巡ってみまし
 ょう。精密なイラスト断面図から、古代ローマの有名な建物の内部や、儀式や競
 技、人々の暮らし、都市の成り立ちの全体像などがわかる。


●『歴史再発見 古代ローマ生活誌 <カルチャーアワー・シリーズ>』
樋脇博敏(東京女子大学文理学部助教授)講師 
日本放送出版協会 \893<税込>
西欧文明の起源とされる古代ローマ帝国は、強大な軍事力と経済力を誇り繁栄した。そこに生きた一般のローマ人たちの日常生活を掘り起こし、彼らの生活から見たローマ帝国を捉え直す。NHKラジオ放送テキスト。書店の雑誌コーナーにあるはずです。


[3902] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:21

「書籍案内」にスエトニウスの「ローマ皇帝伝」を追加しました。

http://www.augustus.to/books/


[3901] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:20

◎アッピアさん

すでに高島賢治さんが有益な情報を書き込んでくださっていますので蛇足になるかもしれませんが、
「海上交易の世界と歴史」というサイトには参考になりそうな情報があります。
http://www31.ocn.ne.jp/~ysino/index.html


◎高島賢治さん

フォローありがとうございます。交易に関する書籍が思いつかないでいたところで助かりました。



[3900] 亀レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:10

◎お見舞いの言葉を戴いた皆様へ
大変返事が遅くなりました。お見舞いの言葉を戴だき、ありがとうございました。何とか退院後も暮らしておりますが、まだまだ元に戻るには時間がかかりそうです。


[3899] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/26(Sun) 19:57

◇アッピアさんへ
はじめまして。お探しの記述は下記の書籍で見つかるはずです。三番目の書籍は古いので、古書店か図書館で探してください。

◆『ローマ皇帝の使者中国に至る 繁栄と野望のシルクロード』
ジャン=ノエル・ロベール著 伊藤晃、森永公子共訳 
大修館書店


◆『ローマ帝国社会経済史 上・下』
東洋経済新報社 
ロストフツェフ,M著 坂口明訳


◆『漢とローマ 東西文明の交流1』 護雅夫編 平凡社

◆『ローマ経済の考古学』
ケヴィン・グリーン著 
本村凌二監修 池口守・井上秀太郎訳
平凡社


◆『古代の旅の物語 エジプト ギリシア ローマ』
ライオネル・カッソン 田畑賀世子 
原書房


◆『図説 交易のヨーロッパ史』
A.ブレシ他著 高橋清徳訳
東洋書林
古代ローマから現代までの西洋における商取引のありようを物・市場・ルートにスポットを当てて解明。

◆『中国古代文明の形成と展開 (早稲田大学オンデマンド出版シリーズ )』
工藤元男
早稲田大学文学部(発行) トランスアート(発売) 
第九講 漢とローマ −絹交易をめぐる諸問題−
     1――地中海のコス布と中国産の絹
     2――東ローマ帝国の養蚕伝来伝説
     3――コータンにおける養蚕伝来伝説
     4――張騫が大夏で見た蜀布・_竹杖
     5――東ローマの養蚕伝来伝承と蜀布・_竹杖

◆『ローマと地中海世界の展開』
晃洋書房 浅香正監修
  「ローマ世界と東方交易」の項目あり。


[3898] はじめまして。 投稿者:アッピア 投稿日:2005/06/25(Sat) 21:07

はじめて書き込みさせていただきます。
いつも拝見させていただいており、書籍選びの参考に
させていただいております。

初めての書きこみながらお聞きしたいことがあります。
いま、ローマ帝国と他国との交易や他の地域との交流について
書かれた書籍を探しているのですが、なかなか見つかりません。
何かいい本があったら教えていただければ、と思います。

どうか、よろしくお願いいたします。


[3897] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/25(Sat) 18:13

「ローマコイン」に ゴルディアヌス1世を追加しました。


[3896] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/25(Sat) 05:50

「書籍案内」に「私のプリニウス」を追加しました。


[3895] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/24(Fri) 05:33

「書籍案内」に「羅和辞典」を追加しました。


[3894] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/23(Thu) 20:48

下記書籍が既刊。
●『「聖ヒエロニムス」図像研究 一聖者表現のさまざまなかたちと意味』 すぐ書房 久保尋二 \3,675<税込>
 <ヒエロニムス>342年頃〜420年。聖書学者、聖人。アクイレイア付近ストリドン出身。ウルガタ版ラテン語聖書の翻訳者。後年、16世紀後半トリエント公会議でカトリック教会の唯一の公認ラテン語訳聖書と定められた。


[3893] 無題 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/22(Wed) 23:14

すごいですね。とにかくかなり安かったということがわかりました。本当にありがとうございます。また、質問する時があると思いますが、その時はよろしくお願いします!!


[3892] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:35

下記書籍が近刊予定。
●『諸文明の起源シリーズ(全15巻)』 京都大学学術出版会

下記書籍が既刊。

●『ガラスの技術史』 アグネ技術センター 黒川高明 \3,570<税込>
 ガラスは、人類が初めて創りだした最古の素材です。古代から20世紀に至るまでの様々なガラスの歴史とそれに貢献した先駆者達の足跡、近代科学の影響等を、豊富な図・写真と共に紹介します。
 <著者>1930年東京生まれ。東京大学工学部卒業。東京芝浦電気(株)にてガラス製造機械・製造技術の開発、製造を担当。東芝硝子(株)代表取締役社長等を経て、現在、日本ガラス工芸学会理事。
    http://www.agne.co.jp/books/ISBN4-901496-25-5.htm

●『哲学者エディプス ヨーロッパ的思考の根源』
法政大学出版局 
ジャン・ジョセフ・クロード・グー著 内藤雅文訳 
\3,465<税込>
 エディプスをヨーロッパ的理性の先駆として捉え、神話から理性へ個人の誕生と民主主義出現に至るヨーロッパ社会の根底に潜む思考形態の源流をギリシャ神話の異形の悲劇の中に解読する。
 <著者>1943年フランス生まれ。ソルボンヌの哲学・文学・人文科学博士。現在、アメリカのライス大学教授。経済学、哲学、精神医者学、美学など複数の研究領域で分野横断的に活躍している。


●『ギリシャ・エーゲ海 古代文明を生んだ魅力的な島々』
赤井良平・文 柳木昭信・写真 
日経BP出版センター 
\1,890<税込>
 ギリシャ、エーゲ海の見所や歴史を豊富な写真で紹介した旅行ガイド。エーゲ海の島々を中心にその魅力を紹介。青い海、白い家、古代遺跡、神話の舞台などの風景が広がる。2002年刊の第二版。データ:2005年4月現在。


[3891] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:08

「書籍案内」に「アグリッピーナ物語」を追加しました。


[3890] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:06

◎ロードさん

手元にある「古代ローマ生活誌」というNHKのラジオ番組のテキストによりますと、
> 公衆浴場の入浴料については、はっきりとは
> わかっていません。
とあります。しかし、例としてある鉱山町のケースが挙げられており、そこでは男1/2アス、女1アス、子供無料であったそうです。そのころ首都ローマでは男女ともに1/4アスだったらしいとも書いてあります。

そうすると1アスが何円に相当するかというのが問題になってきますが、これはなかなか難しい問題です。ポンペイでの記録を挙げておきます。(誰かの家計の覚え書きですね。)
6日:チーズ1アス、パン8アス、オリーブ油3アス、ぶどう酒3アス
7日:パン8アス、オリーブ油5アス、タマネギ5アス、一杯分1アス、奴隷用パン2アス、ぶどう酒2アス
8日:パン8アス、奴隷用パン4アス、からす麦3アス
毎日パンを買っていますね。何人家族かわかりませんが、1家族分の毎日のパンが8アスで買えているようですね。


[3889] Re[3876]: ドレスデン 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/06/22(Wed) 16:29


>  歴史番組のはしくれの、かつての「運命のダダダダーン!」もかなり低レベルであったと思います。エカテリーナを「世紀の悪女SP」としてとりあげた際、「夫から帝位を奪って殺し、次々と愛人をつくった」「美術品を買い漁った」ことをあげつらっていましたが、・・・「世紀の」なんてものかい! エカテリーナを批判するならば、晩年の反動化とかポーランド分割とかを言うべきでしょうに。


真奈美さん

そうですね。「運命のダダダダーン!」も、かなり低レベルな気がします。確かに、エカテリーナについて批判するのなら、晩年の反動化とかポーランド分割を扱うべきですよね。週刊誌レベルですよね。

なんだか、歴史バラエティーって、歴史に興味のないスタッフが、
適当な本を読んで、適当に創り、週刊誌のゴシップ話レベルの内容にしてしまう気がします。バラエティーだから、仕方ないのでしょうか?


[3888] Re[3874]: RE: 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/06/22(Wed) 16:22

> ◎真奈美さん
>
> >「大恋愛」で、・・・ヘレンとパリスをここに入れていいのかい!
> 未読なので、彼らがどういう扱いをされているのかわからないんですが、国を滅ぼすほどの恋愛ですから「大恋愛」に入れてもいいような気がしています。
>
> >「グラディエーター2」、このタイトルの紛らわしさは犯罪です。 
> その通りです。
> 勘違いして買いそうになりました。(まあ、買ってみてもいいんだけど。^^)
>
> > 某映画では、カリグラのもとでキリスト教殉教者が出るよう
> > ですが、そんな事実ありました?
> キリスト教徒迫害はネロのときからのはずですよね。どちらも暴君ということで混同して扱っているのかもしれませんね。
>

> ◎クラウディアさん
>
> どうも、お久しぶりです。
>
> > 昨日「世界ふしぎ発見」で、セウェルスを紹介していましたね。
> 何か大事なことを忘れているような気がしていたんですが、これだったか!んー、残念。見そこなっちゃいました。

augustusさん
> セウェルスがゲタに帝位を与えなければすんなりカラカラが単独皇帝ということで丸く収まったかもしれませんが、その場合もいずれカラカラがゲタを殺してしまうような気がします。(単なる想像ですが。)
> やはり、一番悪いのはカラカラでしょうか?
> > 先生として、生徒さん達に「あくまであれはおふざけ番組
> > だから、あまり真に受けない方がいいよ」とか、言ってく
> > ださいませんか?
> あの番組を見て「ローマ人ってひどいね。」と言った生徒には話しをしたので、番組の内容をそのままで受け取るのが危険なことを理解してもらえたと思います。でも、世の中には、そのまま誇張されたイメージを固定化しちゃう視聴者も多いんでしょうねえ。(-_-)
> 本当に、困ったものですね。
>


[3887] へぇ〜初めて知りました 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/21(Tue) 23:27

ベテランの剣闘士になると部屋がもらえたんですか〜。いい勉強になりました。土曜日に図書館に行くのでその”グラディエイター―古代ローマ剣闘士の世界”という本を借りてみます。
カラカラ浴場って入場料日本円で10円ぐらいらしいのですがほんとなんですか? 


[3886] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:48

「書籍案内」にDVDの「グラディエーター」を追加しました。


[3885] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:35

◎ロードさん

> 剣闘士ってどこに閉じ込められてたんですか?
以下の本はお読みになりましたでしょうか。たぶんロードさんの疑問も解決すると思いますよ。
グラディエイター―古代ローマ剣闘士の世界
オスプレイ戦史シリーズ
ステファン ウィズダム (著), 斉藤 潤子 (翻訳)
¥1,890 (税込)

ベテランの剣闘士になるといい部屋が割り当てられていたようですね。


◎greenhatさん

> 剣闘士は剣闘士奴隷というのではないのですか?
たしかに、「剣奴の乱」って言い方をしますよね。
しかしながら、剣闘士の大部分が奴隷であったとはいえ、自由身分の剣闘士の存在も知られています。自分からスリルや報酬を求めて剣闘士として戦ったようです。
剣闘士という言い方で特に問題はないと思います。



[3884] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/21(Tue) 20:50

下記書籍が6月下旬刊行予定。
●『南イタリアとシチリア旅行の光と影』 文芸社 竹島眞澄 予価 \1,365<税込>

下記書籍が6月24日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ローマから日本が見える』
集英社 
塩野七生 
予価 \1,365<税込>
著者が語る「もう一つのローマ人の物語」。国家の衰亡は外部要因で決まるのではない、すべては「自己改革の勇気」にある――塩野七生が独自の史観で描く「現代日本人のためのローマ史入門」。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-7976-7137-8&mode=1

下記書籍が7月上旬刊行予定。
●『古代ギリシア入門 <「知」のビジュアル百科>』 あすなろ書房 アン・ピアソン著 豊田和二監修 予価 \2,100<税込>
 西洋文明に、世界の歴史に、多大な影響を与えた古代ギリシア文明。二千年もの歩みをビジュアルに紹介。小学校高学年向。
 http://asunaro.bookmall.co.jp/search/info.php?Isbn=4-7515-2318-X


[3883] 奴隷でしょう 投稿者:greenhat 投稿日:2005/06/21(Tue) 20:01

剣闘士は剣闘士奴隷というのではないのですか?


[3882] ありがとうございました。 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/20(Mon) 23:01

教えてくださりありがとうございました。今度、図書館などに行って探してみます。疑問なんですが、ローマ時代(紀元前100年〜紀元200年の間に限って)には鉄格子ってあったんですか?というか剣闘士ってどこに閉じ込められてたんですか?(かなり調べたと言いましたが、そういうのが載ってなくて・・)度々すいません・・・


[3881] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/20(Mon) 20:50

下記書籍が既刊。
●『みんなが知りたい!「世界の歴史」がわかる本』
メイツ出版 
イデア・ビレッジ著 
\1,575<税込>
エジプト文明、アレクサンダー大王、ローマ帝国の誕生、クレオパトラ、ルネサンスなど、世界で起こった主なできごとを取り上げ、イラストや地図をたくさん使い、わかりやすいように説明。三つの章に分け、年代順に紹介。

●『世界文明一万年の歴史』
柏書房 
マイケル・クック著 千葉喜久枝訳 
\2,940円<税込>
 一万年前に突如文明が勃興したのはなぜなのか?イスラム史の権威が、9・11以後のグローバリズム=世界の均一化に警鐘を鳴らすべく、あえて同業者の椰楡を承知で書き上げた、「現代世界」を理解するための世界史。
 http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=4-7601-2731-3

●山内昌之氏によるモムゼン『ローマの歴史 1・2』の書評が下記にあります。
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/06/19/20050619ddm015070108000c.html


[3880] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/20(Mon) 19:27

◎ロードさん

はじめまして。ローマ人の暮らしぶりについてお知りになりたいんですね。そういうことでしたら、良い本がありますよ。

● 古代ローマ ビジュアル博物館 (第24巻)
サイモン・ジェイムズ(著), リリーフ・システムズ(翻訳)
同朋舎 (1991-11)
¥ 3,570
写真も多くて古代ローマ人の暮らしぶりがよくわかります。

● 古代ローマを知る事典
長谷川 岳男(著), 樋脇 博敏(著)
東京堂出版 (2004-09)
¥ 2,940

事典と銘打っていますが、用語を知るための本ではありません。社会や経済、人口、寿命といった興味深いテーマいくつかについて、結論だけでなく、どのようにしてそういう推論が得られるのかも含めて解説してくれています。


[3879] 初めまして 投稿者:ロード 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:48

初めまして。私は広島に住んでいる中学生です。
私は今、ローマ時代を舞台に小説を書いています。剣闘士についてはかなり調べたのでいいのですが、古代ローマ人の暮らしについてがよくわかりません。お願いなんですが、いいHPや本があれば教えてください。お願いします。


[3878] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:46

「書籍案内」に「共和政ローマの寡頭政治体制―ノビリタス支配の研究」を追加しました。
第2章と第3章に政務官選挙について書かれているのですが、とても興味深いです。第4章の終わりに少しだけ共和政ローマでコインがどういう宣伝効果を持っていたかについても考察してあって、ローマコインファンとしては嬉しいことです。


[3877] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:41

◎真奈美さん

> ライオンのミルクで育ったので怪力だったとか、
狼に乳をもらった子供もさぞかし強かったでしょうねえ。

> 子を360人つくったとか
いやあ、本当にすごい伝説ですね。カエサルの隠し子だってこんなにはいないでしょう。

> 同じ名前の虚弱な尊厳者とは相当違います。
あははは。仰るとおりです。


> 美術品を買い漁った
どうしてこれが悪女に繋がるのかよくわからないですねえ。


[3876] ドレスデン 投稿者:真奈美 投稿日:2005/06/19(Sun) 21:51

「ふしぎ発見」は先日のは録画してまだ見ていないのですが、来週はドレスデンなのですね。(これは授業で使うかもしれないので保存だ) この町を扱うときに必ず出てくるのがアウグスト「強王」、マイセン磁器の開発に力をいれた人物です。 ライオンのミルクで育ったので怪力だったとか、子を360人つくったとかすごい伝説がありますが。同じ名前の虚弱な尊厳者とは相当違います。 ぶっとい眉毛のインパクトの強い肖像を現地で見ました。

 歴史番組のはしくれの、かつての「運命のダダダダーン!」もかなり低レベルであったと思います。エカテリーナを「世紀の悪女SP」としてとりあげた際、「夫から帝位を奪って殺し、次々と愛人をつくった」「美術品を買い漁った」ことをあげつらっていましたが、・・・「世紀の」なんてものかい! エカテリーナを批判するならば、晩年の反動化とかポーランド分割とかを言うべきでしょうに。


[3875] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/19(Sun) 20:17

新コンテンツ「書籍案内」を作成しました。
http://www.augustus.to/books/
とりあえず、「コインの考古学―古代を解き明かす」, 「西洋古代史料集」, 「古代ローマ人名事典」, 「ローマ帝国の神々―光はオリエントより」, 「Roman Coins and Their Values」を紹介しました。
コメントをつける機能もありますので、皆さんのコメントもぜひお書き下さい。

「ローマコイン」のトラヤヌスの項目にコインを1枚追加しました。なかなか立派なセステルティウス銅貨です。


[3874] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/19(Sun) 20:14

◎真奈美さん

>「大恋愛」で、・・・ヘレンとパリスをここに入れていいのかい!
未読なので、彼らがどういう扱いをされているのかわからないんですが、国を滅ぼすほどの恋愛ですから「大恋愛」に入れてもいいような気がしています。

>「グラディエーター2」、このタイトルの紛らわしさは犯罪です。 
その通りです。
勘違いして買いそうになりました。(まあ、買ってみてもいいんだけど。^^)

> 某映画では、カリグラのもとでキリスト教殉教者が出るよう
> ですが、そんな事実ありました?
キリスト教徒迫害はネロのときからのはずですよね。どちらも暴君ということで混同して扱っているのかもしれませんね。

> ネロはたぶん実際よりも何倍も悪辣。いっそこんなふうに
> 強引に悪事を進めるような性格であったほうが悪名遺さずに
> すんだかもしれない。
これはあるかもしれませんね。大悪党の方が半端な悪党より人に悪く思われないで悪事を行う術を知っているような気がします。

> その点タイタス・アンドロニカス
どうにも後味の悪い映画ですよね。


◎クラウディアさん

どうも、お久しぶりです。

> 昨日「世界ふしぎ発見」で、セウェルスを紹介していましたね。
何か大事なことを忘れているような気がしていたんですが、これだったか!んー、残念。見そこなっちゃいました。

> 彼の死後の混乱についても、あれではカラカラとゲタだけが
> 悪いように見えてしまうと思うのですが。
見ていないので的外れなレスになっちゃうかもしれませんが、
基本的にはカラカラとゲタが悪いと思っています。仲が悪くても一国を預かっているんだから、大人の対応をしなきゃ。
セウェルスがゲタに帝位を与えなければすんなりカラカラが単独皇帝ということで丸く収まったかもしれませんが、その場合もいずれカラカラがゲタを殺してしまうような気がします。(単なる想像ですが。)

> 先生として、生徒さん達に「あくまであれはおふざけ番組
> だから、あまり真に受けない方がいいよ」とか、言ってく
> ださいませんか?
あの番組を見て「ローマ人ってひどいね。」と言った生徒には話しをしたので、番組の内容をそのままで受け取るのが危険なことを理解してもらえたと思います。でも、世の中には、そのまま誇張されたイメージを固定化しちゃう視聴者も多いんでしょうねえ。(-_-)



[3873] 世界ふしぎ発見 投稿者:クラウディア 投稿日:2005/06/19(Sun) 11:17

おひさしぶりです。

昨日「世界ふしぎ発見」で、セウェルスを紹介していましたね。
セウェルスほめ過ぎでは?という気がしたんですが。・・・
彼の死後の混乱についても、あれではカラカラとゲタだけが悪いように見えてしまうと思うのですが。私だけでしょうか? セウェルスの失策と思われるような点については、何も触れていなかったような? 今回の参考文献は「ローマ人の物語」でしょうね・・・




それから、augustusさん、「トホホ人物伝」は、真面目な歴史好きには、
相当評判悪いですよ・・・講談社から、本まで出るようですが。
私は、あの番組のいいかげんな捏造の数々、少しも面白いとは思えないんですが。先生として、生徒さん達に「あくまであれはおふざけ番組だから、あまり真に受けない方がいいよ」とか、言ってくださいませんか?


[3872] 今日本屋で 投稿者:真奈美 投稿日:2005/06/18(Sat) 20:03

歴史コーナーに立ち、ご紹介の本をちらちらと見ました。
「大恋愛」で、・・・ヘレンとパリスをここに入れていいのかい! クレオパトラを美女扱いしてるのが目障りだとか、「シーザー」表記が気に入らんとか、モンクはありますが、図書館にはいったら読んでみたいです。

 「グラディエーター2」、このタイトルの紛らわしさは犯罪です。 「皇帝シーザー」・・・デタラメすぎる表記。そういえば、某映画では、カリグラのもとでキリスト教殉教者が出るようですが、そんな事実ありました?

 「ウォーリアークイーン」レンタルで見ました。ボウディッカの乱。(もっと内容のわかりやすいタイトルにしてほしい) クラウディウスのキャラクターはよく描けていたと思います、かっこわるくて温厚、どもりで体もけっこう不自由でわりにフレンドリー。ネロはたぶん実際よりも何倍も悪辣。いっそこんなふうに強引に悪事を進めるような性格であったほうが悪名遺さずにすんだかもしれない。
 ローマ側の悪事に抗議しに行った女王は鞭打ちされ、娘たちは兵士たちに凌辱されるという蛮行にあいますが、娘たちに対して「傷つかないことを見せてやらなければ」と激励(?)する態度は○です。その点タイタス・アンドロニカスーー凌辱された娘を殺すことを正当と見做しているーーは最悪です。


[3871] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/17(Fri) 19:07

下記書籍が既刊。
●『乗馬の歴史 起源と馬術論の変遷』
エティエンヌ・ソレル著 吉川晶造・鎌田博夫訳
恒星社厚生閣 
\4,515<税込>
 人類がはじめて馬に跨った日から今日までの馬との関係史を、化石、絵画、彫刻、年代、地域、種族や部族間の争い、馬術やその達人、流派、獣医学、国家、軍隊、馬術学校、スポーツなど、さまざまな視点を通して論述する。
 http://www.kouseisha.com/07_horse_swim/1020_7.html


[3870] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/17(Fri) 06:25

◎高島賢治さん

> ザ・グラディエーター2 ローマ帝国への逆襲
ラッセル・クロウ主演の有名な映画「グラディエーター」
の続編と勘違いしそうだけど、全然関係がない別の作品でしたよね。



[3869] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/15(Wed) 21:14

下記書籍が既刊。
●『失われた発見 バビロンからマヤ文明にいたる近代科学の源泉』
ディック・テレシ著 林大訳 
大月書店 
\3,990<税込>
 西洋のものとされてきた科学の大発見は、遥か以前の非西洋世界で生まれていた。各分野における「認められていない」大発見を、古代、中世のバビロニア、エジプトなどの地域の実例とともに紹介。これまでの科学史の常識に挑む。
 <著者>雑誌『オムニ』の創刊者の一人で、前編集長。『ニューヨークタイムズ・ブックレヴュー』ほか数々の雑誌で論評・エッセイを多数執筆。


[3868] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/14(Tue) 20:26

下記書籍が3月既刊。

●『ラテン語と英語 より深く英語を理解するために』
文芸社 
小山次郎 
\1,260<税込>

 今から二千年前の古代ローマ帝国で使われていた言葉・ラテン語は、英語の語彙の50%もの語源となっている。実は語源であるラテン語を知ることは、英語をより深く理解することの近道なのだ。
 <著者>1955年、奈良県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。奈良産業大学経済学部助教授。
  http://www.bungeisha.co.jp/search/detail.php?bid=22660


下記書籍が6月既刊。

●『世界史を彩る大恋愛』
毎日新聞社 
立石優 
\1,050<税込>
 世界史上に残る比類なき恋愛劇50話を紹介。トロイのヘレンと王子パリス、ナポレオンとジョゼフィーヌ、ウィンザー公とシンプソン夫人。男と女、その愛の狂おしい魔力がすべてを忘れさせる!
 
●『イタリア地方のおそうざい 簡単レシピと地方のワイン』
柴田書店 
ダニエラ・オージック著 
\1,995<税込>



●『神々の遺産・オーパーツの謎 超古代文明は警告する! <Gakken mook ムー謎シリーズ>』
学研 
\1,365<税込>

 オーパーツを中心に、数多くの神話伝承に埋もれた文明の痕跡をたどることで、人類史を大胆に見つめなおし、伝承の神々の文明の真相を探る。1997年刊の増補改訂版。

●『魔術師アレクサンドロス大王』
佐藤孝広 
出帆新社 
\1,680<税込>

 黒魔術飛び交う古代アレクサンドリアを舞台に、ローマ軍、キリスト教徒等が織りなす壮大なドラマ。消えたアレクサンドロス大王のミイラはどこに? 復活とは何か?小説。
 <著者>1963年生まれ。栃木県出身。著書に「ニュー・アトランティス」がある。


下記書籍が6月20日刊行予定。
●『哲人アリストテレスの殺人推理』 講談社 M・ドゥーディ著 左近司祥子訳 予価 \1,890<税込>
 BC332年、アレクサンドロス大王支配下のアテナイで裕福な貴族が殺された。哲学者アリストテレスが殺人事件を解決!

下記書籍が6月25日刊行予定。
●『ローマ法王 二千年二六五代の系譜』 中公文庫 竹下節子 予価 \820<税込>
 十億八千万にものぼる世界のカトリック信者のネットワークを駆使した最先端のヴァーチャル国家ヴァティカン。その頂点にたつローマ法王とは如何なるものなのか? 気鋭の比較文化史家・宗教研究家が、二千年にわたってヨーロッパの文化や精神の核として歴然と存在し続けたこの超国家的・超宗教的な怪人の姿を過去・現在・未来の重層する歴史の中に探る。
 http://www.chuko.co.jp/new/2005/06/204549.html

下記書籍が6月下旬刊行予定。情報を追加して再掲。
●『バビロン』 文庫クセジュ ベアトリス・アンドレ・サルヴィニ著 斎藤かぐみ訳 予価 \999<税込>
 古代メソポタミアの聖なる都市・バビロン。空中庭園などの建築物を中心に、当時の宗教・祭礼・宇宙観について解説する。

●6月27日20:00〜21:45、NHK・BS2にて映画『アルゴ探検隊の大冒険』が放映予定。
 ギリシャ神話「アルゴ船の遠征」を映画化したファンタジー・アドベンチャー。幸福をもたらすという黄金の羊の毛皮を求めて旅する王子イアソンの冒険を描く。数多くの特撮映画を手がけてきたチャールズ・シニアとレイ・ハリーハウゼンの代表作であり、ストップモーション・アニメの歴史に名を残す最高傑作。クライマックスのがいこつ剣士たちとの戦いのシーンは、がいこつの動きが驚くほどリアルで圧巻。
 (原題:JASON AND THE ARGONAUTS)〔製作〕チャールズ・H・シニア〔監督〕ドン・チャフィー〔脚本〕ジャン・リード、ビバリー・クロス〔撮影〕ウィルキー・クーパー〔特殊効果〕レイ・ハリーハウゼン〔音楽〕バーナード・ハーマン〔出演〕トッド・アームストロング、ナンシー・コバック、オナー・ブラックマン 他
 (1963年・アメリカ/イギリス合作)
  http://www.nhk.or.jp/bs/navi/movie_fw.html

●6月28日20:00〜22:00、NHK・BS2にて映画『タイタンの戦い』が放映予定

 ギリシャ神話に登場する神と人間の子供として生まれたペルセウスが、王妃アンドロメダへの愛を成就させるまでをつづる冒険ファンタジー。ストップモーション・アニメの巨匠レイ・ハリーハウゼンが特殊効果を担当した最後の長編作品。特撮によって登場する天馬ペガサスは馬の綿密な観察によってリアルな動きを見せ、魔女メデューサは彼の造形したモンスターの中でも高い評価を得た。
 (原題:CLASH OF THE TITANS)〔製作〕チャールズ・H・シニア〔製作・特殊効果〕レイ・ハリーハウゼン〔監督〕デズモンド・デイビス〔脚本〕ビバリー・クロス〔撮影〕テッド・ムーア〔音楽〕ローレンス・ローゼンタール〔出演〕ハリー・ハムリン、ジュディ・バウカー、ローレンス・オリビエ ほか
 (1981年・アメリカ)
  http://www.nhk.or.jp/bs/navi/movie_fw.html


[3867] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/13(Mon) 17:28

下記DVDが発売。
●『ザ・グラディエーター2 ローマ帝国への逆襲』 ポニ−キャニオン 93分 標準価格 \3,990<税込>
http://www.ponycanyon.co.jp/wtne/dvd/050601the2.html

それは栄華の果ての退廃と狂乱か? ローマ帝国史上、勇壮にして凄惨な物語を残すに至ったコロセウムの死闘がいま二千年の時を超えて白日のもとにさらされる!皇帝シーザーによりローマ帝国から追放された総督ティマルカスによって、原生林を切り拓き建造された巨大コロシアム。そこには為政者たちの享楽の餌食となるべく、集められた剣闘士たちの姿があった。故郷を追われ、囚われの身となったの美女ボディシアもまた生死を賭けた格闘という運命を課せられる。恋人、仲間の死に直面しながらも、剣のみで果敢に立ち向かっていくボディシア。彼女の闘志は、冷血な総督や腐敗した貴族、彼らの欲望の犠牲となった人々の暴動の波を呼び込み、やがて帝国にも反旗が翻されようとしていた…。

下記書籍が7月中旬刊行予定。
●『読むイタリア語』 白水社 白崎容子・入江珠代 予価 \1,995<税込>

下記書籍が5月既刊。
●『アウグスティヌスの神学』
宮谷宣史 
教文館 
\3,360<税込>

「西洋の教師」と呼ばれた大思想家の神学の方法はどのようなものだったのか。その思索の特色はどこにあるのか。「人間と信仰」「信仰と神学」「神学と教会」をテーマとして、アウグスティヌス神学のエッセンスに迫る。国際的にも評価されている著者の30年にわたる研究の成果。

●『イタリアの歴史 <ケンブリッジ版世界各国史>』
クリストファー・ダガン著 河野肇訳 
創土社 
\3,150<税込>

イタリアという国とその国民のアイデンティティとは何か?476年の西ローマ帝国の滅亡から、1861年のイタリア建国を経て現代に至るまで。政治・外交・経済を中心に各時代を概観。
 
●『神の箱 ダビデとその時代』
磯部隆 
春風社 
\3,990<税込>

イスラエルからいただき受けついだ命を、感謝をこめてイスラエルに返されたのですね。古代イスラエルの王ダビデとその時代を生き生きと活写し、聖書記者の意図にまで肉薄する。旧約聖書「サムエル記」に登場する「神の箱」にまつわる一大歴史小説。
 http://www.shumpu.com/book/index.php?itemid=544

●『パウロとペテロ』
小河陽 
講談社選書メチエ 
\1,680<税込>

イエスの筆頭弟子にして復活後の教会指導者ペテロ。迫害者から異邦人伝道者へと回心したパウロ。古代ローマ帝国の片隅ではじまった運動を世界宗教にまで伸展させた二人の実像は?そして、彼らのユダヤ人・異邦人への宣教戦略とは?二大伝道者の足跡を辿る一冊。
 <著者>1944年岡山県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学人文科学研究科修士課程修了。ストラスブール第二大学プロテスタント神学部博士課程修了。立教大学文学部教授。専攻は新約聖書学
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2583321

●『アフガニスタンの歴史と文化』
明石書店 
ヴィレム・フォーヘルサング著 前田耕作・山内和也監訳
\8,190<税込>

中央アジア、中東、そしてインド亜大陸と威信、富、征服、あるいは宗教的帰依を求め人びとが通過した「文明の十字路」アフガニスタン。その地勢的特徴を踏まえ、民族集団の移動、文化・生活におよぶ、先史時代から現代までの歴史を、考古学的史料はじめさまざまな言語による史料を駆使し縦横に論じる。
 http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7503-2070-6

●『遺された七不思議35の謎』
青春文庫 
歴史の謎研究会 
\580<税込>

 1 古代世界の七不思議(エジプトの大ピラミッド バビロンの空中庭園)
 2 新・世界の七不思議(ローマのコロッセウム アレキサンドリアのカタコンベ)
 3 レナード・コットレルの七不思議(クレタ島のクノッソス宮殿 テーベのネクロポリス)
 4 自然遺産の七不思議(死海 アルジェリアの砂の海)
 5 現代に遺る七不思議(イースター島のモアイ像 ギリシアのメテオラ)

●『みんなが知りたい!「世界の大発見」がわかる本』
ニコラ著 
メイツ出版 
\1,575<税込>

ツタンカーメン王の墓、空中都市マチュピチュ、謎の邪馬台国と女王卑弥呼など、世界のいろいろな大発見のいきさつや、発見された物や人などについてのエピソードを、楽しいイラストとともにわかりやすく紹介。

●『アレキサンドリア』
文春文庫 
曽野綾子 
\650<税込>

聖書の『シラ書』を読みとき、古代都市アレキサンドリアの物語と現代の私たちの日常風景とを結び、家族、友、愛、死など様々なテーマを描きだす二十四篇の贈り物。古代都市アレキサンドリアの物語と現代の私達の日常風景とを結び、家族、友、愛、死など様々なテーマを描きだす二十四篇の贈り物。

●『英国美術と地中海世界』
勉誠出版 
フリッツ・ザクスル、ルドルフ・ウィトカウアー 共著
鯨井秀伸訳 
\15,750<税込>

本書は英国を舞台とした全ヨーロッパを背景とする地中海世界の影響を跡付けるもので、イメージのライフサイクルをその研究主題とした、ウォーバーグ研究所の1948年までのほとんどすべての研究業績の集大成となっており、社会に対して研究所の活動を知らしめた古典的名著として、常にこの分野の参照文献の筆頭に挙げられてきた。英国を舞台とした多様な文化遺産に表されたイメージを、学問領域を超えた方法論により、豊富な実例によって考察し、国際的な時空におけるイメージの「旅」を、人間経験の記録の集積として捉えようとする。
□□先史時代のブリテンにおける地中海世界の足跡□□古典的形態のケルト的変容□□ケルトの装飾 対称性と非対称性□□ケルト美術の人面□□ケルトの動物デザイン、ウィタム楯とデスボロ鏡□□ローマ時代のブリテン□□ローマ人とバルバロイ□□ローマの顔□□変容したローマの顔□□古典的伝統 人の形をした神々
 http://www.bensey.co.jp/book/1623.html

●『現代イタリアを知るための44章』
明石書店 
村上義和編 
\2,100<税込>

政治、経済、マス・メディアと3つの権力を掌中にする現大統領ベルルスコーニのもとで急速に変化するイタリア。政治体制、憲法改革、汚職、テロ、市民運動、教皇とファシズム、食文化、フェスタ、オペラ……。ベルルスコニズモの強い影響を受けた44のキーワードから躍動する社会の実像を活写する。
  http://www.akashi.co.jp/Asp/details.asp?isbnFLD=4-7503-2100-1

●『図解古代エジプト』
東京書籍 
スティーヴン・ビースティ/イラスト 
ステュワート・ロス/文
松原國師/監訳 倉嶋雅人/訳 
\2,100<税込>
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho_new/book/bookdata/01/4487800390.html

●『国家形成の比較研究 京都大学人文科学研究所共同研究報告』
学生社 
前川和也・岡村秀典編 
8,610<税込>

世界各地の古代国家はどのようにして成立したか?東アジア・西アジア・南米などの国家形成に考古学と文献学から迫る。

●『建築遺産の保存 その歴史と現在<立命館大学歴史都市防災研究センター叢書>』
アルヒーフ<発行> すずさわ書店<発売>
ユッカ・ヨキレット著 益田兼房・監修
\16,800<税込>

第1章 伝統的社会から近代社会へ 第2章 古代の再発見 第3章 啓蒙時代 第4章 古典時代のモニュメント 第5章 ロマン主義の時代 第6章 様式を尊重する修復 第7章 保存 第8章 理論と概念 第9章 国際的影響と国際協力 第10章 定義と傾向

●『古典ラテン語辞典』
大学書林 
国原吉之助著 
A5・926頁 
\36,750<税込>

この辞典の語彙は、古ラテン語期(およそ紀元前250年から80年頃)と古典ラテン語期(前80年頃から後150年頃)の作家や作品から採集されたものである。附録には、「字母と発音」「名詞の格変化」「形容詞の変化と副詞」「代名詞の変化」「数詞」等も掲載する。
 <著者>1926年広島県生まれ。京都大学文学部卒業。名古屋大学名誉教授。専門は西洋古典学。

●『パウロ、神のライオン 第一部 第二部 第三部 全三冊』
三陸書房 
テイラー・コールドウェル著 
別宮貞徳監訳 
小川昭子・渡部啓子・家本清美訳 
\5,985<税込>

キリスト教の初期のみならず二千年を通じて最大の伝道者、神学者と讃えられるパウロ。その執筆に成る新約聖書最古の文書(真筆7書簡)は、今もなお測り知れない影響力を全世界に及ぼしつづけている。しかし、伝記的な事柄についてはあまり知られていない。本書は、全身全霊をもってライオンのごとく、神にだけ仕えたパウロのひととなりと戦いを、丹念な調査研究にもとづいて描いた歴史小説。
  http://www.sanriku-pub.jp/g.html

●『イタリア語のしくみ』
白水社 
野里紳一郎 
\1,470<税込>

言葉には「しくみ」がある。細かい規則もいっぱいあるが、まず大事なのは「しくみ」を理解すること。文法用語や表に頼らない、通読できる画期的な入門書シリーズの誕生。シングルCD付。

●『教会が教えないイエス・キリストのこんな話 等身大のイエス像』
近代文芸社新書 
岡本英敏 
\1,260<税込>

神・キリスト(救世主)たるにふさわしい様々な神秘的物語をはぎとった後に見えてくる、等身大のイエス。そこには、偉大で魅力ある一人の人間がいた。そうしたイエスが伝えたかった真実のメッセージとは?そしてキリスト教とは。

●『物語画』
八坂書房 
エリカ・ラングミュア著 高橋裕子訳 
\2,520<税込>

ギリシャ・ローマの古典文学、聖書、聖人伝、歴史上の出来事などを発想源とする「物語画」は、今日の鑑賞者にとって理解が難しい。本書は、ポントルモ、プッサン、ルーベンス、レンブラント、ドラクロワ、ホガース、マネらの著名な作例に親しみながら、「物語画」の見方を丁寧にガイドする。

●『いま歴史とは何か』
ミネルヴァ書房 
デイヴィッド・キャナダイン編著
平田雅博・岩井淳・菅原秀二・細川道久訳
\3675<税込>

本書は、E・H・カーの『歴史とは何か』を今日的な観点から再検討し、この40年で変化を遂げた話題性のある歴史学の分野、社会史の興隆と今後の見通し、政治史の新たな課題、宗教史のまったく新しい展望、といった最前線の息吹を伝える。
 http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04370-3

●『描かれなかった十字架 初期キリスト教の光と闇』
青土社 
秦剛平 
\2,730<税込>
 
 古代ユダヤ・キリスト教研究の第一人者が、大胆・緻密な仮説と論証で、キリスト教を支える「常識」と「定説」を塗り替える。地下墓所の壁画に秘められたメッセジ、聖書外典の語る異貌のマリア、反ユダヤ主義とアンチキリスト、そして七十人訳聖書とヨセフス読解から見えてきた歴史の真実。
 第1部 図像に見る初期キリスト教世界(暗闇の世界のイエス・キリスト―カタコンベの壁画から 処女懐胎の摩訶不思議 マリアと聖画像 コンスタンティヌスの幻視と聖十字架伝説)
 第2部 敵意の遺産(おかしいぞ、きゃつらの生活習慣は 古代世界と反ユダヤ主義 語録から物語へ 福音書の誕生と反ユダヤ主義 呪われよ、呪われよキリスト教美術に見る反ユダヤ主義)
 第3部 初期キリスト教世界を形成した二大文書(初期キリスト教世界とギリシア語訳聖書 古いことほどいいことだ モーセ五書の翻訳の経緯 エルサレムの炎上崩壊を目撃した人―ヨセフスの生涯とユダヤ戦争)
 <著者>1942年生まれ。多摩美術大学教授。著書に「ヨセフス」等。


下記書籍が6月既刊。

●『古代文明と気候大変動 人類の運命を変えた二万年史』
河出書房新社 
ブライアン・フェイガン著 東郷えりか訳
\2,520<税込>

世界の古代都市を襲った地球規模の異常気象。メソポタミアやエジプトを滅ぼした大干ばつ、黒海や五大湖で起こった大洪水、すべては氷河期の後に到来した「何世紀もの夏」が原因だった! 生き残りをかけた人類の闘いの歴史。
 <著者>カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校考古学教授。考古学では現代アメリカの著名な研究家のひとり。著書に「アフリカの起源」「歴史を変えた気候大変動」などがある。
    http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309251927

●『ヨーロッパの名橋巡礼』
小学館スクウェア  
平沢一郎 
\2,500<税込>
 ヨーロッパの川にかかる名高い橋から、約40を選んで収録。名橋に伝わる物語や由来・記録を紀行エッセイとして叙述。味わいぶかい文章が語る橋を通しての人間論、歴史、文明論。積年の取材で著者が絶好のアングルから捉えた美しい写真。
 古代 ローマ人の挑戦・大地を結ぶ人間の叡智(サンタンジェロ橋 ポン・デュ・ガール
 中世 聖なる橋、家付き橋、武装橋の出現(「聖なる橋」、そして「家付き橋」 聖俗権力と市民を結ぶ橋)
 近世・近代 多様化と実用化、そしてエネルギー革命への対応(セーヌの流れに沿って;城壁内の生活の橋)
 現代 第二次大戦後の二つの橋 四月二十五日橋 第一・第二ボスポラス橋とガラタ橋

●『土木遺産 世紀を越えて生きる叡知の結晶 ヨーロッパ編』
ダイヤモンド社 
建設コンサルタンツ協会Consultant編集部編
\2,310<税込>

世紀を越えて利用され続け、今も人々の生活を支えている土木遺産。そこには、造られた時代の技術や材料を駆使し、地域の環境をも最大限に生かそうとした人類の智恵と工夫が込められている。ヨーロッパ各地の土木遺産を紹介する本書は、西洋文明と文化の礎を訪ね、知的好奇心を満たすガイドブックでもある。

●『気持ちを伝えるイタリア語 場面で使えるひとことフレーズ』
三修社 
ナンニーニ・アルダ&藤谷道夫
\1,260<税込>

イタリア語の知識がなくても、スグに役立つ旅行会話の本。「こんにちは」に始まる、旅に絶対欠かせない「すぐに使える30の言葉」、「ホテル」「交通」「食事・休憩」「買い物」「観光」「銀行・郵便局・電話」「美容・理髪」「病気・事故」など項目別に分け、使いやすくまとめました。
 http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=1802

●『ローマ文化王国 新羅 改訂新版』
新潮社 
由水常雄 
\4,410<税込>

従来の史家は“北方系の異質な文化”として、解明できなかった四〜六世紀の新羅とはどんな国だったのか?天馬塚、味鄒王陵、皇南洞九八号墳等、韓国考古学の成果である大発掘による出土品の数々と世界の博物館の品々とを対比させ、深い関係を検証して、正に新羅文化がローマ文化の所産である一大展観を書中に試みた画期的著作。
 http://shinchosha.co.jp/cgi-bin/webfind3.cfm?ISBN=447601-3

●『マグダラのマリアと聖杯 雪花石膏の壺を持つ女 タロットカードの暗号を解く』
英知出版 
マーガレット・スターバード著 和泉裕子訳 
\1,500<税込>

歴史上、最も有名な「娼婦」―マグダラのマリア。イエスにその罪をゆるされ、敬虔な信徒となり、十字架刑の最後を見届け、そしてイエスの復活を最初に目撃した、この穢れの多い女性が、実はイエスの「花嫁」だった―?世界中で大ベストセラーになった『ダ・ヴィンチ・コード』の発売される10年前に発表された本書は、一連の「聖杯」ブームの発端となった一冊であり、『ダ・ヴィンチ・コード』のアイデア形成の上で大いに影響を与えた作品である。
 http://www.eichi.co.jp/general/detail699.html

●『ジュリアス・シーザー 改版』
新潮文庫 
シェイクスピア著 
福田恒存訳 \420<税込>


[3866] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/12(Sun) 08:33

◎高島賢治さん

> そこに残されていたのはなんと2000年前のローマ帝国時代に
> 築かれた巨大都市!
リビアのローマ遺跡はすごそうですね。実際に自分の目で見てみたいものです。


[3865] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/11(Sat) 16:48

●6月16日02:00〜02:30、BS-i(デジタル衛星テレビ)にて「ローマ街道」が放映予定。
●6月18日21:00〜21:54、TBSテレビ系列にて「世界・ふしぎ発見! サハラに
消えた巨大都市の謎」が放映予定。
日本の5倍近い広大な領土を有し、その9割がサハラ砂漠に覆われているリビア、この国の砂漠に・・・実は想像を絶する遺跡が眠っているといいます。そこに残されていたのはなんと2000年前のローマ帝国時代に築かれた巨大都市!砂に埋もれることで風化や略奪を免れ、かつての都ローマでも決して見ることのできない古代ローマ都市の全貌が明らかに!
 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/info.html

下記書籍が6月下旬刊行予定。
●『世界遺産』 文庫クセジュ ドミニック・オドルリ他著 水嶋英治訳 \999<税込>

下記書籍が7月1日刊行予定。
●『「ローマ帝国」の戦争(仮題)』 PHP文庫 柘植久慶 予価 \609<税込>

下記書籍が7月8日刊行予定。
●『イソクラテスの修辞学校』 講談社学術文庫 廣川洋一

下記書籍が9月刊行予定。
●『ラテン広文典(復刻版)』 白水社  泉井久之助
 ラテン文法の詳細な解説書。初級ラテン文法の全体を懇切に述べたもの。

下記書籍が3月既刊。
●『トルコの旅 歴史と生きる人と街』
NTT出版 
田沼武能・写真 矢野純一・文 
\2,310<税込>

 1 永遠の都イスタンブール 2 アンカラからボアズキョイへ 3 カッパドキアの太陽 4 エフェソスへの道
  http://www.nttpub.co.jp/vbook/list/detail/5047.html
  
●『反ユダヤ主義の歴史 第1巻 キリストから宮廷ユダヤ人まで』
レオン・ポリアコフ著 菅野賢治訳 
筑摩書房 
\7,140<税込>

 反ユダヤ主義の歴史的歩みを起源から描き出す不巧の大著。古代ギリシア・ローマから現代に及ぶ二千数百年の通史。第一巻は、古代から初期キリスト教の時代における反ユダヤ主義の始まりを検証し、17世紀ヨーロッパまでの歴史を辿る。

●『世界遺産謎を呼ぶ遺跡  いまだ解明されない古代遺跡のミステリー』
ニュートンプレス(ニュートンムック) 
\2,415<税込>

 チャビン、ハットゥシャ、コパン、マルタ、ビブロス、テーベ、カルタゴ…。ユネスコの世界遺産に登録されている16か所の古代遺跡に残されたいまだ解明されない興味深い謎を、美しい写真とともに紹介する。

●『世界の王宮とヒロイン 女たちの波瀾の生涯を見届けた名城秘話』
新人物往来社(別冊歴史読本)
\2,100<税込>

 悲恋、流転、籠城、幽閉、処刑…。王宮で繰り広げられた女たちのドラマとは。美姫が暮らした世界四大宮殿、女たちが輝いた城と宮殿、歴史を動かした女傑と城悲劇のヒロインと王宮ほかを紹介する。

●『イエスの古文書 上・下』
アーヴィング・ウォーレス著 宇野利泰訳
扶桑社ミステリー<文庫> 
各 \860<税込>
 http://www.fusosha.co.jp/senden/2005/049109.html
 http://www.fusosha.co.jp/senden/2005/049117.html

下記書籍が4月既刊。
●『ギリシアの陶画家クレイティアスの研究 紀元前6世紀前半におけるアッティカ 黒像式陶器の展開』
平山東子 
中央公論美術出版 
\37,800<税込>

 ギリシア陶器の白眉として、またアッティカ黒像式陶器の代表作として広く知られる<フランソワの壺>の陶画家であるクレイティアスを取り上げ、実地調査によって得た詳細な作品カタログ(全51点)と数多くの写真資料、実測図を付し、その作品の総体と編年を明確化し、様式、器形、装飾方法、図像表現、作品の機能などの考察を通じ、クレイティアスの全容の解明を試みる。
 http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0497

●『イメージを読む 美術史入門』
若桑みどり 
ちくま学芸文庫 
\924<税込>

 ミケランジェロの宗教画。ダ・ヴィンチのモナ・リザ。デューラーのメレンコリア。ジョルジョーネのテンペスタ(嵐)。世界の名画のなかでもとくに謎にみたちこれらの作品を手がかりに、謎の秘密をさぐる。絵画に描かれた多くの思想や意味を、あざやかに読み解く楽しい美術史入門。

●『学校では教えてくれない世界の偉人の謎 世界の歴史を彩った70人の知られざる素顔に迫る!』
学研(Gakken mook 早わかりシリーズ) 
\1,365<税込>

 イエス・キリストは本当に救世主だったのか? レオナルド・ダ・ヴィンチが用いた文字の謎とは? 文豪シェイクスピアは実在していなかった? 古代から近現代まで、世界の歴史を彩った70人の偉人の知られざる素顔に迫る。

●『歴史の誕生とアイデンティティ』
日本経済評論社 
高田実・鶴島博和編 
\4,410<税込>

 アイデンティティをめぐる現在と過去の対話。「歴史」の誕生とアソシエーション・国家・帝国の制度は、どのようにして帰属意識を構築し、定着させてきたのか。西洋におけるアイデンティティのつくられ方を長期的な視点から具体的に描く。
 第1章 「歴史」の誕生―エドワード・デリング卿の知的ネットワークと「歴史学」c.1620‐c.1644
 第2章 「フランス史」の誕生―『シャンティイ年代記』から『フランス大年代記』へ
 第3章 改革修道院と俗人フラタニティ―中世的アソシエーション形成の一側面
 第4章 イギリスにおける友愛組合と1908年老齢年金法―福祉の共同性における受容と排除
 第5章 近世ドイツにおける帝国郵便
 第6章 エリザベス時代におけるレキューザンツ(Recusants)の形成と変容
 〈高田実〉1958年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。九州国際大学経済学部教授。
 〈鶴島博和〉1952年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学教育学部教授。

●『人文科学ハンドブック スキルと作法』
中村捷編 
東北大学出版会 
\1,680<税込> 

 1 人文科学のすすめ
 2 学ぶためのスキルと作法(高校から大学へ 自分を表現する 外国語を学ぶ 図書館を活用しよう;情報検索を楽しもう)
 3 人文科学の方法(テクスト分析の方法 言語分析の方法 思想分析の方法 史料分析の方法と遺跡発掘 美術資料の扱い方)
  http://www.tups.jp/book/book.php?id=91

●『アントニーとクレオパトラ 改版』
シェイクスピア著 福田恒存訳 
新潮文庫 
\420<税込>


●『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』
ジュリアン・ジェインズ著 柴田裕之訳
紀伊国屋書店 
\3,360<税込>

 3000年前まで人類は「意識」を持っていなかった!古代文明は、意識を持つ前の「二分心」の持ち主の創造物。豊富な文献と古代遺跡の分析から、意識の誕生をめぐる壮大な仮説を提唱。哲学・心理学、歴史解釈をはじめ多方面で論議を呼んだ画期作、堂々の刊行。
 第1部 人間の心(意識についての意識 意識 『イーリアス』の心)
 第2部 歴史の証言(神、墓、偶像 文字を持つ「二分心」の神政政治 意識のもと)
 第3部 「二分心」の名残り(失われた権威を求めて 預言者と憑依 詩と音楽)

●『イタリア料理の基本 2』
片岡護 
新星出版社 
\1,890<税込>

 日本のイタリア料理界の巨匠、片岡護が一段と充実した、役に立つ基本レシピを紹介する、本格的イタリアンの決定版。

●『密偵ファルコ 10 獅子の目覚め』
リンゼイ・デイヴィス著 田代泰子訳 
光文社文庫 
\760<税込>

 ローマ皇帝ウェスパシアヌスは権力固めを税収においていた。その基礎となる国勢調査員に、ファルコとアナクリテスが名乗りを上げる。目をつけたのは、市民の熱狂的な人気を誇る剣闘士の興行界である。査察を始めた矢先、闘技場のスターライオンと剣闘士が、相次いで不審な死を遂げる。事件の鍵は、猛獣たちの供給地、はるか北アフリカにありそうだ。かくしてまたも、ヘレナと赤ん坊連れの旅路が始まる。
 http://www.kobunsha.com/book/HTML/bnk_76152_6.html

●『バルカンを知るための65章』 
柴宜弘 
明石書店 
\2,100<税込>

 国別のトピックスの束にせず、地域としてのバルカンに共通する面を描き、比較の視点を重視することで、国民国家の枠を越えたバルカンという地域の特徴や面白みを紹介する。ガイドブックとしても楽しめる。
 <著者>1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に「バルカンの民族主義」「図説バルカンの歴史」など。

●『旧約聖書の思想 24の断章』 
講談社学術文庫 
関根清三 
\1,208<税込>


●『お気楽!イタリアンレシピ100』 
角川春樹事務所(グルメ文庫) 
タカコ・半沢・メロジー著 
\714<税込>


●『ユダヤ教 イスラエルと永遠の物語』 
教文館 
J.ニューズナー著 山森みか訳 
\2,940<税込>

 かつて奴隷であり、今は自由であることを、ユダヤ人は物語として繰り返し語る。現代ユダヤ学の碩学ニューズナーが、ユダヤ教の辿ってきた変遷と、現代においてユダヤ人が直面する諸矛盾を明らかにする。ラビ文献を多く引用し、「日常生活における信仰の実践」の視点から、物語るようにユダヤ教の世界を紹介するユニークな入門書。

●『ホモセクシャルの世界史』 
文芸春秋 
海野弘 
\3,360<税込>
 ギリシア・ローマ時代から現代まで―世界史の闇に隠されたホモセクシャル・コネクション。

●『ヴェネツィア歴史図鑑 都市・共和国・帝国:697〜1797年』 
東洋書林
アルヴィーゼ・ゾルジ著 
金原由紀子・松下真記・米倉立子訳 
\18,900<税込>

http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=4887216882

●『世界の文字と言葉入門 16 ラテン文字と世界の言葉』
小峰書店 
町田和彦 
\3,360<税込>

 世界じゅうに広まっているラテン文字と、世界のいろいろな言葉についての総まとめをしよう。

●『脳単 ギリシャ語・ラテン語』
エヌ・ティー・エス 
原島広至・文・イラスト 河合良訓・監修 
\2,730<税込>
http://www.nts-book.co.jp/item/detail/summary/bio/20050415_34.html
 骨単・肉単に続く、語源から覚える解剖学英単語集シリーズ第三弾の神経編。解剖学用語にはギリシャ語・ラテン語の語源的背景があり、さらに一般的な既知の英単語や、日常使うカタカナ語との関連がある。その結びつきを理解すれば、より身近に楽しみながら医学用語を覚えることができる。イラストや興味深いコラムを多数掲載し、ギリシャ語・ラテン語の知識にも親しめる。

●『スパイス物語 歴史・科学・調理法』
碧海 酉癸 , 香村 央子 , 大沢 俊彦 (著)
ジュリアン 
\1,500<税込>
http://www.julian-pb.com/4902584069.html


下記書籍が4月既刊。情報を追加して再掲。

●『南イタリア都市の居住空間 アマルフィ、レッチェ、シャッカ、サルデーニャ』
中央公論美術出版 
陣内秀信 
\47,250<税込>

 アマルティ(カンパーニャ地方)レッチェ(プーリア地方)シャッカ(シチリア)サルデーニャなど南イタリアの伝統的都市を永年にわたり調査した実測図面や住宅内部の貴重な写真を駆使し建築類型学の手法を用いてそれらがいかに形成・変容してきたかを分析考察する。
http://www.chukobi.co.jp/cgi-bin/guide.cgi?mode=view&no=0487


[3864] サーバのトラブルがありました。 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/11(Sat) 12:37

サーバの移転トラブルで2日ほどアクセスできない状態になっておりました。この間、ご訪問いただいた皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。もうしわけありません。

一応、現在は新サーバに移転済みで、ほぼ復旧しているかと思いますが、何か不都合がございましたら webmaster@augustus.to にお知らせ下さい。

私がサーバを借りている会社は良い機能を提供してくれるんですが、サポートスタッフの技術力は最低で、何かトラブルがあるといつも苦労しております。(^^;


[3863] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/08(Wed) 20:34

◎真奈美さん

> 「カリグラ」はカミュ(「異邦人」)、ロマン・ロラン、> アレクサンドル・デュマが取り上げてます。
みんな大物だ。
ずいぶんとローマ時代をテーマにしたものが流行っていたんですね。

ところで、フランス語読みだと誰だかよくわかりませんね。(^^;
シンナ ---> キンナ くらいはわかるけど、
ポリュークト?  ポリュカルポスかな?でもデキウス帝の時代じゃないらしい。
オラース? ホラティウスだろうか。

> カリグラとかネロとか、暴君のほうが創作のタネに
> なって知名度が上がりやすいですね。
そんなわけでローマのイメージが悪くなるわけですね。
このあいだの「トホホ」を見た生徒が「ローマってずいぶん酷い国だったんだね。」って言っていました。現代と同じ価値観で判断するんじゃない!


◎高島賢治さん

> ローマの平日
遊びに行くにはいいけど、住むのは大変なんでしょうねえ。


[3862] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/07(Tue) 21:23

下記書籍が3月既刊。

●『ヘルメスの変容と文学的解釈学の展開 ヘルメネイン・クリネイン・アナムネーシス』 
三浦国泰著 
風間書房 \12,600<税込>
 http://www.washin.co.jp:9999/bsearch/owa/kazama_sinkanview?isbn=ISBN4-7599-1501-X


●『歴史学事典 12 王と国家』 
弘文堂 
\16,800<税込>


●『十戒 旧約倫理の枠組の中で』
W.H.シュミット著 大住雄一訳
教文館 \2,940<税込>
 十の戒めは、それらの『汝なすべし』によって、個々人を神の前に立たせ、状況の変化の中で変わらずに無条件の決断を要求しないだろうか。研究史を踏まえ、最新の諸説に批判を加えつつ紹介する十戒の研究。シュタム/アンドリュウ『十戒』に続く基本文献。全体像の把握とともに、十の戒めを一つずつ解釈し、人間の責任と義務への促しを読み解く。

●『アトランティスは沈まなかった 伝説を読み解く考古地理学』
エルリンソン・ウルフ著 山本史郎訳
原書房 
\1,365<税込>
 地理学・海底地形学の知識を駆使してプラトンの伝説を徹底解明、失われた帝国の謎に迫る!アトランティスの地理を理解することによって、考古学上のさまざまなことが明らかになり、ヨーロッパ文明も明白に見えてくる。
 第1章 アトランティスのありか 第2章 ポセイドンの神殿 第3章 王の丘 第4章 オリカルコス 第5章 自由な思索は偉大だ 第6章 神話と科学
 <著者>地理学・地形学の専門家、海底測量のエキスパート。調査船アクスタに主任調査技師として乗り組み、また1991年には、ウプサラ大学の科学調査隊をひきいてアイスランドのサートセイの調査研究を行った。「とらえられた氷棚」仮説を提唱し、これによって氷河期のさまざまな謎が解明された。

●『岡山のイコン』 
岡山文庫(日本文教出版)
植田心壮著 
\840<税込>
 柳井原教会のイコンから、日本・ロシアを見る。

●『神話から見た古代東地中海沿岸の文化交流』 
高橋秀樹 
高志書院 
\2,100<税込>
 文化交流には、それによって生じた何らかのものの共有が基盤となって、双方の、あるいは各個それぞれの独自性が逆に顕在化し、それぞれ固有の色が発現する場合もある。交流はしばしば目の前にある可能性を豊かにする。可能性の多様さが自覚されるとき、そこから始まる営みは意思的で意図的な選択となり、創造となって、思わぬところで個性が尖鋭化していくことがある。本書が目を向けようとするのは、そのような局面である。ヘシオドス「神統記」などに見る創世神話の組成、叙事詩人をめぐる観念、「イリアス」の中のディオメデスの武勇譚をめぐる話型など、具体的な事例を提示し、地中海世界の文化交流を比較考察する。
 第1章 侵食されるギリシア(古代のギリシアのイデオロギー的位置 「古代ギリシア」像のゆらぎ 課題と方法) 第2章 創世神話の双軸性(ヘシオドス作『神統記』における神々の系譜 二つの系譜の構造的差異) 第3章 賢者観念(古代ギリシアにおける叙事詩の作者 『神統記』における詩人像とその周辺) 第4章 「天界での不平」(「天界での不平」の話型 複数の類似話型への連動 部分的相違によるメッセージの逆転 同一話型の変容によるメッセージの逆転)
 <著者>1965年福島県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期課程退学。現在、新潟大学超域研究機構助教授。著書に「アルカイック期アテナイと党争」など。
 
●『死海文書のすべて 新装版』 
ヴァンダーカム・ジェームス 秦剛平訳 
青土社
\2,940<税込>
 イエスの時代を解明する鍵としてセンセーションをまき起こし、近年ようやく全巻公開されたテクストを、精緻に吟味し、その謎に包まれた全貌を犀利にときあかした、定評ある最新の研究。
 第1章 諸発見 第2章 写本概観 第3章 クムラン・グループとは? 第4章 クムランのエッセネ派 第5章 巻物と旧約聖書 第6章 巻物と新約聖書 第7章 死海の巻物論争

●『失われた福音書 Q資料と新しいイエス像 新装版』
マック・バートン著 秦剛平訳 
青土社 
\2,940<税込>
 現行の福音書が成立する以前に、イエスの本当のことばを記した“失われた福音書”が存在した!現代の新約学が掘り起こした、Q資料と呼ばれる文書を読み解き、キリスト教の起源について、伝統的な定説を塗り替える、挑発の書。

●『アンゲロプロスの瞳 歴史の叫び、映像の囁き』 
若菜薫 
鳥影社 
\2,940<税込>
 『旅芸人の記録』の巨匠アンゲロプロスへの壮麗なオマージュ。

●『やおい小説論 女性のためのエロス表現』 
永久保陽子 
専修大学出版局 
\4,410<税込>


●『ローマの平日』 
岩田砂和子 
自由国民社 
\1,365<税込>
 ローマ在住4年の岩田砂和子の、本当のイタリア暮らしエッセイ。

下記書籍が5月既刊。

●『キプロス島歴史散歩』 
新潮選書 
渋沢幸子 
\1,260<税込>
 ヨーロッパ史を圧縮して詰め込んだような、東地中海に浮かぶ美しい島キプロス。神話の浜、ギリシアの神殿、十字軍の城…。めくるめく9千年の歴史を持つ陽光豊かなビーチリゾートの、歴史、現状、見所を紹介する案内書。
 <著者>東京生まれ。津田塾大学英文学科卒業。作家。トルコ研究家。著書に「イスタンブール、時はゆるやかに」「寵妃ロクセラーナ」などがある。


[3861] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/06(Mon) 20:25

下記書籍が4月既刊。
●『愛と意志と生成の神 オリゲネスにおける「生成の論理」と「存在の論理」』
教文館 土井健司 \3,465<税込>
 「神」の存在とその「愛」の働きの諸相を、古代キリスト教最大の思想家・最初の聖書学者の著作を通して、従来とは違った視点から明らかにした意欲作。自然観についての考察も収録。


下記書籍が5月既刊。
●『アウグスティヌスの神学』 
教文館 宮谷宣史 \3,360<税込>
 「西洋の教師」と呼ばれた大思想家の神学の方法はどのようなものだったのか。その思索の特色はどこにあるのか。「人間と信仰」「信仰と神学」「神学と教会」をテーマとして、アウグスティヌス神学のエッセンスに迫る。国際的にも評価されている著者の30年にわたる研究の成果。

●『弁論家について 上』
岩波文庫 
キケロー 
大西英文訳 
\840<税込>


下記書籍が6月16日刊行予定。
●『弁論家について 下』 岩波文庫 キケロー 大西英文訳 予価 \840<税込>

●『太陽の戦士』 岩波少年文庫 ローズマリー・サトクリフ 猪熊葉子訳 予価 \798<税込>
 片腕のきかぬドレムは、一人前の戦士になる為の厳しい試練に立ち向かう。青銅器時代を舞台に、少年の挫折と成長を描いた物語。

下記書籍が6月下旬刊行予定。
●『バビロン』 文庫クセジュ ベアトリス・アンドレ・サルヴィニ著 斎藤かぐみ訳 予価 \999<税込>


[3860] ローマもの戯曲 投稿者:真奈美 投稿日:2005/06/06(Mon) 16:32

このごろ読んだフランス文学の戯曲で、けっこうローマものがありました。
17世紀の代表的な作家、ラシーヌは「ブリタニキュス」「ベレニケ」があります。前者はもちろんネロの義弟、でもタイトルロールは影が薄いです。後者はティトゥスが結婚を諦めたベレニケ。彼女に片想いの他国の王を加えた三角関係ジレンマです。
 同時代のコルネイユの「シンナ」にアウちゃんが出てると知って、それの載ってる「コルネイユ名作集」(白水社 1975)を図書館で読みました。モンテスキューの著作でちらっと出てくる事件がタネで、晩年の陰謀と赦しの物語です。この本にはほかに、王政のころが舞台の「オラース」(アルバ・ロンガと戦争中、夫と身内が敵対してしまう女たちの葛藤)、デキウス皇帝時代の「キリスト教悲劇」の「ポリュークト」。ほかにも、古代が舞台で脇にローマが出てくる話は二つ。(「悲劇」は昔の題材がルールなのですが)
 邦訳なさそうだけど、「ポンペーの死」もあるらしいです。
「カリグラ」はカミュ(「異邦人」)、ロマン・ロラン、アレクサンドル・デュマが取り上げてます。この3人のうちでは、一般的な意味でいちばん面白そうなのはデュマですけどね、これはたぶん未邦訳でしょう。
 カリグラとかネロとか、暴君のほうが創作のタネになって知名度が上がりやすいですね。コモドゥスも映画に2度は出てるし。  たまにはマジメに仕事した皇帝たちも出してよっ!「密偵ファルコ」はドラマ化されないのでしょうかね、「修道士カドフェル」の例もあるのに。−−いえ関連があるわけではないですが。史的背景を持つミステリーシリーズという共通点で。私の頭の中で、「修道士カドフェル」「修道士ファルコ」「密偵ファルコ」とつながっています。


[3859] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/05(Sun) 19:50

◎真奈美さん

> 収集家のアウグストゥス像を拝めた点だけはもうけものでした。
現物は京都の古代ギリシャローマ博物館の入口すぐのところにあるはずです。近所に行かれることがありましたらぜひどうぞ。

> 彼女に悪意はないけれど、本来これを言われることが
> 最も正当なのはオクタヴィアでしょうに(アウちゃんと
> も私は言いたい)。
オクタウィアは目立ちませんねえ。セルウィーリアはもっと知名度低そうなのに、どうしてクレオパトラとの比較に出てきたんでしょうね。


◎高島賢治さん

出版物情報もいよいよ復活ですね。いつもありがたく読ませていただいています。


◎DSSSMさん

> トーガの着方公開してましたっけ……? 記憶が……(^_^;
えっと。Niftyに記事があったと思ったんですが、DSSSMさんじゃなかったでしたっけ。(私も記憶が^^;)

> 掲示板へのスパムを自動的にシャットアウトする事って、出来たりするんでしょうか?>augustusさん
ある程度出来るんですが、CGIを改造する必要が出てきますね。
あちこちに公開されている掲示板の機能を調べてみると、
1)特定のIPアドレスからの投稿を弾く
2)投稿者のホスト名を調べ条件にあえば弾く
3)公開プロクシー経由での投稿を弾く
4)NGワードを含む書き込みを弾く
といった機能を持つものがあるようです。
今回のスパムだと(2)を使ってスパムを繰り返している人を排除することが考えられますが、複数のプロバイダを切り替えて使っているようなので決定打にはなりません。
うちの掲示板にはこれに加えて
5)リンクを含む投稿についてはリンク先にNGワードを含む投稿を弾く
という機能を実装しています。これはいまのところかなり有効に働いていますが、NGワードのリストをすり抜けるスパムも当然あります。結局そういうときは人力による削除になっちゃいますね。(-_-)



[3858] トーガ 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/06/05(Sun) 08:43

父達よ、新たに加わった者達よ


 トーガの着方公開してましたっけ……? 記憶が……(^_^;

 トーガの着方は、東京書籍のカラーイラスト世界の生活史4『ローマ帝国をきずいた人々』のP54に載っています(他にも資料はあったハズなのですが散逸しました)。

 確かに四角な布だけではダメです。それでまた、本にも書いてありますが一人では着られないので、どうしても他の人に手伝ってもらう必要があります。当時は奴隷がいて当たり前の社会なので、それでよかったんでしょうね。


 スパムの件ですが、掲示板へのスパムを自動的にシャットアウトする事って、出来たりするんでしょうか?>augustusさん


 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[3857] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/04(Sat) 20:12

下記書籍が3月既刊。
●『古代ギリシア史における帝国と都市 ペルシア・アテナイ・スパルタ』
中井義明 
ミネルヴァ書房 
\6,300<税込>
 内部に寡頭派や民主派などの深刻な対立を抱えていた都市において、それぞれの党派が都市内部での権力闘争に勝つための手段として、帝国との関係を模索していったことを明らかにする。
 序 古代ギリシア史における帝国と都市
 1 ペルシア帝国──ギリシア人とバルバロイ
  1 ギリシア人とリュディア人
  2 イオニア反乱の原因
  3 ペルシア戦争は自由のための戦いか
  4 パウサニアス事件
 2 アテナイ帝国──帝国理念と同盟国の亀裂
  1 アリステイデスの査定
  2 アテナイ帝国と神話、祭典そして支配
  3 レスボスの離反
 3 スパルタ帝国──帝国の基盤と帝国政策
  1 紀元前550年代における
     スパルタの対外政策の転換
  2 スパルタの不評とスパルタ帝国
  3 エーリス戦争とスパルタ
  4 コリントス戦争の原因
  5 スパルタ帝国再考
 http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04313-4

●『法律羅甸語文法 演習で学ぶローマ法から現代法までの解釈と手引きの基礎』
佐藤信夫 
国際語学社 
\5,250<税込>
 法科大学院(ロースクール)の教科書として必要不可欠な内容が説明された基礎法学の重要資料と、ラテン語の文法を掲載。将来の司法試験の準備をするのに必読の参考書。ローマ法の基礎解説、演習問題から法律用語の根源を探る。
 <著者>1945年東京生まれ。UCLA大学院博士課程インド・ヨーロッパ学研究科修了。現在、中央大学文学部講師(ラテン語)、山梨学院大学法学部教授等を務める。著書に「対訳グルジア憲法」など。

●『共和政ローマの寡頭政治体制 ノビリタス支配の研究』
安井萠 
ミネルヴァ書房 
\7,140<税込>
 猛烈な勢いで拡張を遂げた「帝国化」の時代、ローマは国内的には「ノビリタス支配」と呼ばれる寡頭体制のもとにあったといわれる。はたして「ノビリタス支配」とはいかなる政治体制であったのか。本書ではこの基本問題に対し、ローマ共和政政治史をめぐる最近の様々な論議を踏まえつつ、アプローチする。
 <目次>
 序章  ノビリタス支配をめぐる学説史と論点
 第1章 パトリキー支配に関する覚え書き
 第2章 統治者集団の登用・序列化原理の形成
 第3章 政務官選挙のメカニズム
 第4章 ノビリタス支配における名門支配
 第5章 ウィルトゥス、フィデス、ノビリタス
 第6章 前三世紀における元老院体制の変容
 第7章 共和政末期におけるポプラレスとその政治的手法
 終章  ローマ共和政史におけるノビリタス支配
 http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04266-9
 <著者>1964年東京生まれ。東北大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授。


下記書籍が4月既刊。情報を追加して再掲。
●『モムゼン ローマの歴史 I ―ローマの成立―』
名古屋大学出版会
テオドール・モムゼン著 
長谷川博隆訳 
A5判・496頁  \6,300<税込>
http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0505-9.html

●『モムゼン ローマの歴史 II ―地中海世界の覇者へ―』
名古屋大学出版会
テオドール・モムゼン著 
長谷川博隆訳 
A5判・496頁  \6,300<税込>
http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0506-7.html

●『モムゼン ローマの歴史 III  革新と復古』は2006年発売予定。
●『モムゼン ローマの歴史 IV  カエサルの時代』は2007年発売予定。
 http://www.unp.or.jp/special.htm


下記書籍が4月既刊。

●『現代思想としてのギリシア哲学』
ちくま学芸文庫 
古東哲明
\1,260<税込>


●『古代ローマの人々―家族・教師・医師 早稲田大学オンデマンド出版シリーズ』
小林雅夫 
早稲田大学文学部 
発売・トランスアート 
\1,575<税込>
 <著者>1940年東京生まれ。早稲田大学文学部教授。「地中海研究所」(プロジェクト研究所)所長。専門分野は古代ローマ史
 ローマ・ヒューマニズムを、家族、教育、医療から読み解く。
 古代ローマ発見・意味づけの歴史と、古代ローマ史の基礎を踏まえて、現代とは大きく異なった古代ローマにおける家族、教育、医療の問題を詳細に検討。オンデマンド授業における講義録を大幅に増補。
 http://www.transart.co.jp/CGI/details/detail.cgi?item_cd=D301017
 http://www.littera.waseda.ac.jp/littera/mag/book/book_masaok-odm.html


下記書籍が5月既刊。

●『ビザンツ帝国の政治制度』 
尚樹啓太郎 
東海大学出版会 
\3,150<税込>
 一千年余に及ぶビザンツ帝国の政治制度はいくたびか変化した。その変化の実態を探求することによって、ビザンツ帝国がもっていた活力とその衰退を明らかにする。
 <著者>1927年生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。現在、東海大学名誉教授。著書に「ビザンツ帝国史」「ビザンツ東方の旅」「コンスタンティノープルを歩く」など。

●『ギリシア神話 神々と英雄に出会う』 
西村賀子 
中公新書 
\861<税込>
 http://www.chuko.co.jp/new/2005/05/101798.html

●『オリンピア祭 古代オリンピック』 
近代文芸社新書 
堀口正弘
\1,050<税込>
 古代ギリシアでは、神を祀り音楽と肉体を奉納する祭礼が各地で行われ、中でもオリンピア地方・ゼウス神の祭典は規模が大きく、多くの人々を集めた。その発展〜興亡の詳細。
 <著者>1941年生まれ。甲府一高、東京教育大学体育学部卒業。東京経済大学教授。


下記書籍が5月27日刊行開始。情報を追加して再掲。

●『セネカ哲学全集 全六巻 第1回配本 第5巻 倫理書簡集1』
岩波書店 
編集・大西英文&兼利琢也 
\7,350<税込>
 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/092631+/top.html


下記書籍が6月刊行予定。
●『西洋中世史研究入門 増補改訂版』 佐藤彰一・池上俊一・高山博編 名古屋大学出版会 予価 \3,780<税込>
  「ビザンツ帝国」の項目あり。
   http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0517-2.html

下記書籍が7月刊行予定。
●『帝国と慈善 ビザンツ』 創文社 大月康弘 予価 \9,975<税込>

●8月発売予定の雑誌『歴史と地理 通巻587号』(山川出版社 \120)に「テオドール・モムゼンと古代史研究の確立」(南川高志)という論文が掲載予定。

下記書籍が8月下旬刊行予定。
●『西洋住居史 石の文化と木の文化』 彰国社 後藤久 四六判・220頁
 西洋住居の通史。ヨーロッパを中心として,住居の源流をラテン系民族の「石の文化」とゲルマン系民族の「木の文化」と位置づけ,その対比から「住宅」と「住まい方の文化」を論じ,図版・写真を豊富に使って住居の歴史をわかりやすく解説した興味ある読み物。
 【主な目次】 序章 石の文化と木の文化  1章 シェルターから原始住居へ 2章 古代―文明成立と階級社会の住居  3章 中世―封建社会と住居  4章 近世―貴族住宅と近世的定型の成立  5章 近・現代―近代住宅の成立と展開


[3856] 「トホホ」 投稿者:真奈美 投稿日:2005/06/04(Sat) 19:37

http://www.tv-tokyo.co.jp/tohoho/index.html
一応貼っておきますね。例によって低レベルでした。収集家のアウグストゥス像を拝めた点だけはもうけものでした。
 だいたい、塩野さんの本を鵜呑みにしすぎ。「クレオパトラ以上の美貌」と持ち上げるのがセルウィーリアとは。彼女に悪意はないけれど、本来これを言われることが最も正当なのはオクタヴィアでしょうに(アウちゃんとも私は言いたい)。

高島さんお帰りなさい。


[3855] 既刊情報 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/04(Sat) 19:11

●アラム語-日本語単語集―シリア語付き
単語で辿る古代の歴史ロマン 1
飯島 紀 (編さん)
価格: ¥2,625 (税込)
国際語学社 (2005/05)



[3854] トーガ 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/06/03(Fri) 22:04

高島さん退院おめでとうございます。
3か月で体調が変わるそうなので、日常生活のペースはそれから戻るでしょう。

DSSSMさんトーガの着付け説明も有ったのですか。まだ記事を見つけきらない私でした。
長方形の布で真似してもうまく行かないようですね。


[3853] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/06/03(Fri) 13:24

●6月3日20:00〜21:00、テレビ東京系列にて「所おすぎトホホ人物伝 ローマ帝国の秘密」が放映予定。
●6月9日20:00〜20:45、NHK総合テレビにて「探検ロマン世界遺産 シルクロード・隊商の楽園・シリア・パルミラ」が放映予定。
 http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr010.html
【高島の蛇足コメント】パルミラはローマに滅ぼされた。


[3852] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/06/02(Thu) 21:19

◎高島賢治さん

「お勤めご苦労様でした。」じゃなくて、退院おめでとうございます。
3ヶ月もの入院ですから生活のいろいろな面で元のペースを取り戻すのは大変なことだと思います。無理せず、ゆっくりと復帰してください。


◎DSSSMさん

お互い掲示板のスパムには苦労していますね。負けないように頑張りましょう。

> そりゃ私ですやん(^_^; 
よっ。大統領。格好いいよ。(^^
以前は Nifty でトーガの着方の解説も公開されていたんでしたよね。



[3851] Re[3849]: RE: toga 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/05/31(Tue) 23:55

父達よ、新たに加わった者達よ


 高島さん、退院おめでとうございます〜。入院は私はここ10年くらいしてませんけど、大変ですよね……。またよろしくお願いします。


> トーガを着て集まっている人ではありませんが、トーガを着た人の写真ならDSSSMさんが公開されていらっしゃいます。

 そりゃ私ですやん(^_^; そういえば私も日本でトーガを着た人の話は知りません……。私一人って事はないと思うんですが。

 そういえば最近、トーガを着ると左手が裾を持つのに使われるので非常に実用的ではなかったというのを何かで読んで、トーガを自分で着てみた時に「この左手はどうしてたんだろー」と思っていたのの謎が解けました。結局左手はそれに使われて、どうにもならないんですね(^_^;


 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

 

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[3850] 三ヶ月ぶりの御無沙汰です。玉置宏じゃなくて、 投稿者:高島賢治 投稿日:2005/05/31(Tue) 19:45

高島賢治です。なんとか27日にシャバに出てきました。ほとんど刑務所から出てきた気分です。知らぬ間にもうすぐ夏になりそうなので、浦島太郎状態です。レス下さった方、ありがとうございます。個別レスは後日で御容赦願います。


下記書籍が6月24日刊行予定。
●『ローマから日本が見える』 集英社 塩野七生 予価 \1,365<税込>
 国家の衰亡は外部要因で決まるのではない、すべては「自己改革の勇気」にある。独自の史観で描く「現代日本人のためのローマ史入門」。


[3849] RE: toga 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:08

◎AKIRA.Mさん

> 日本ではヨーロッパのようにトーガを着て集まるような
> 人は居ないようですね。
そうですね。聞いたこと無いですね。
トーガパーティーで検索すると日本語の記事も出てきますが、だいたい留学されている方の書いたもののようですね。

トーガを着て集まっている人ではありませんが、トーガを着た人の写真ならDSSSMさんが公開されていらっしゃいます。なかなか格好良くてちょっとうらやましいです。


[3848] toga 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/05/29(Sun) 22:40

「ローマ人は世界の主にしてトーガをまとう人種なり。」と言う言葉が「古代ローマ生活誌」にありました。服装として多少は興味ありますが、大きなウールの生地が要るようなので日本ではヨーロッパのようにトーガを着て集まるような人は居ないようですね。「toga」で検索しても該当記事は日本語が出ませんね。
 北九州では「古代ローマ史」はなく、「ローマ帝国衰亡史」の簡略版がありました。で、まだ買ってません。もう注文するしかないようです。


[3847] 無題 投稿者:レピドゥス 投稿日:2005/05/25(Wed) 20:31

アウグストゥスさんは管理人さんでしたか。気づかなくてすみませんでした。まず1冊購入してみますね。

2000年前のコインを手に取ったら、萌えそう……もとい燃えそうです。6月の初頭に有楽町でコイン展があるらしいのでいってみる事にします。回答ありがとうございました。


[3846] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/25(Wed) 19:58

◎レピドゥスさん

> 英語がそれほど得意ではないのですが、この2冊の本の
> 難易度は高いのでしょうか?
説明の部分はそんなに長文の英語ではないのでなんとかなるのではないでしょうか。また、図鑑として考えても楽しい本です。

書き忘れていましたが、この本はまだ未完です。第3巻が2004年に出るはずだったのですが、まだ未刊です。


[3845] 無題 投稿者:レピドゥス 投稿日:2005/05/24(Tue) 22:21

augustusさん丁寧な返答ありがとうございます。

 私は英語がそれほど得意ではないのですが、この2冊の本の難易度は高いのでしょうか?


[3844] RE:コインについて質問 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/24(Tue) 20:59

◎レピドゥスさん

はじめまして。ローマコインの収集にご興味をもたれたんですね。

以下の本には主なコインの値段を含むデータが載っています。写真も豊富でとても良い本です。

●Roman Coins and Their Values vol.1
David Sear (著)
U.K. 定価: £45.00
価格: ¥9,498 (税込)
言語:英語 ハードカバー: 532 p
出版社: Spink & Son Ltd (2000/06/30)
共和政からドミティアヌスまでを取り扱っています。

●Roman Coins and Their Values vol.2
David Sear (著)
U.K. 定価: £65.00
価格: ¥13,719
言語:英語 ハードカバー: 700 p ;
出版社: Spink & Son Ltd (2002/06/06)
五賢帝からセウェルス朝を扱っています。

国内の業者さんではワールドコインズ社が web 上にカタログを載せていますが、在庫状況は反映されていません。値段の参考にはなると思います。
URL は www.coins.co.jp です。
と思っていたんですが、現在古代コインのカタログは掲載が準備中になっているようです。

フランスの業者さんですが、
www.cgb.fr/monnaies/index.html
などは参考になるかと思います。


[3843] コインについて質問 投稿者:レピドゥス 投稿日:2005/05/24(Tue) 19:46

 このサイトのコインを見ていたら、実際に自分もコインを
集めたいと思うようになりました。コインの価格はどこにいけば調べられますか?ヤフオク以外で教えていただけると助かります。


[3842] 既刊情報 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/21(Sat) 09:35

●弁論家について (上)
岩波文庫
キケロー (著), 大西 英文
¥840(税込)
岩波書店(2005/05)


●弁論家の教育 (1)
西洋古典叢書
クインティリアヌス (著), 森谷宇一,戸高和弘,渡辺浩司,伊達立晶
¥2,940(税込)
京都大学学術出版会(2005/05)


[3841] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/20(Fri) 22:35

◎鷲澤祐志さん

はじめまして。管理人の augustus です。どうぞよろしく。

> 高島さんは数学を教えてらっしゃるという事ですが
この部分についてはたぶんaugustusと混同されていると思います。(^^
本の紹介をされていたのは間違いなく高島賢治さんの方です。(高島賢治さんは現在入院中でネット環境がないと聞いております。)

mathematics の語源については、私は気にしたことがありませんでした。言われてみれば確かに mater(母)と似ているような感じもしますね。
ただ、あいにくと、サンスクリット語もギリシャ語も全くわからなくて、この件については何も知っていることがありません。ギリシャ語の古典を扱っているサイトの管理人さんなら何か知っていらっしゃるかも知れません。


[3840] ありがとうございました 投稿者:鷲澤祐志 投稿日:2005/05/20(Fri) 02:48

高島様
はじめてメールします。申し遅れましたが過去ログ34で本を取り上げて頂いた鷲澤です。ありがとうございました。なおホームページを始めましたのでいらしてみてください。
私と交流してくださる方と出逢えましたので、その方と掲示板で議論を行っています。

http://homepage2.nifty.com/washizawa-europe/

過去ログ28に書かれているように、イタリア先住民族エトルリア人の墓碑研究に基づく、ローマ法学者J・J・バハオーフェンの『古代墳墓象徴試論』が作品社から翻訳されました。8500円と少し高めですが、いずれは購入しようと思います。現時点ではちくま学芸文庫から出ている『母権制序説』が最も手ごろだと思いますが。バーゼル人バハオーフェンは、ベルリンのT・モムゼンに対してはかなり手厳しかったようですけれども。
高島さんは数学を教えてらっしゃるという事ですが、一説によると、サンスクリット語のmatraは、ギリシア語のmeterと同じく、ともに「母親」と「計測」を意味したそうです。そして数学mathematicsはその派生語で、「母の知恵」を意味し、また母性motherhoodの語源は多くの計算に関する語を生み出したともいいます。例えば計量のmetri、求積法mensulation、配分するmete、精神mens、知能mentality、幾可学geo-metry、三角法trigono-metry、液量測定hydro-metryなどです。この説について何か詳しく知っていらしたら教えて頂けないでしょうか。

http://homepage2.nifty.com/washizawa-europe/


[3839] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2005/05/15(Sun) 06:57

◎DSSSMさん

> 私が好きな共和政ローマだと、『古代ローマ歴代誌』
人名事典みたいなものだと流れがわからないけど、この本は歴史の中でその人物がどういう役割を果たしたが分かりやすくて良いですよね。


◎AKIRA.Mさん

>古代ローマ生活誌
この本も非常に良いですね。『古代ローマを知る事典』と著者が同著者なので、内容が重複している部分は多いですが分かりやすい良い本だと思います。
講座の方はNHKラジオで火曜日の夜に放送しています。


◎八木橋正雄さん

はじめまして。八木橋さんはギリシャ語の専門家でいらっしゃいますよね。

メディアはテレビでも何度か放送されていますよね。結構好きです。
かなり前になりますが和風の衣装でのメディアをやはりテレビでですが見たことがあって印象に残っています。


[3838] メディアの新訳が出ました名訳です 投稿者:八木橋正雄 投稿日:2005/05/14(Sat) 05:43

山形治江さんの「メディア」(エウリピデス著)の台本の翻訳が出版されました。鰍黷が書房新社2005年5月15日刊です。蜷川さんの上演に供すべく鋭意翻訳されたものですが、台本として使えるように「日本語」がこなれています。拙訳(「ギリシア国立劇場日本公演の際に訳した拙訳の原稿よりも)優雅で女性らしいい翻訳です。最期のメディアの退場の場のところは解釈は読者諸兄にまかされています。おすすめです。定価(本体1200円)ISBN4-8462-0298-4


[3837] NHKでは 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2005/05/13(Fri) 00:14

NHK教育放送用テキストにカルチャーアワー歴史再発見
『古代ローマ生活誌』樋脇博敏と言うのが出ています。
共和制末期から帝政期のローマ人のことについて述べられているようです。物足りない方が居るかもしれませんが、生活全般を眺めるには良いかなとおもいます。


[3836] Re[3835]: お勧めのローマ本 投稿者:DSSSM(松浦豊) 投稿日:2005/05/12(Thu) 22:01

父達よ、新たに加わった者達よ

 こうやさん、augustusさん


 『古代ローマを知る事典』は確かに非常に良かったですね。

 私が好きな共和政ローマだと、『古代ローマ歴代誌』(フィリップ・マティザック 創元社)が結構いいと思います。なかなかに面白い。

 あと、もし旧字体が苦にならないのであれば、『プルターク英雄伝(一〜十二)』(岩波文庫)は是非お薦めしたいです。半分はギリシア人ですけど(^_^;

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[古代ローマトップページへ] [掲示板へ戻る]