古代ローマBBS 過去ログ33

[3285] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/08(Wed) 20:49

下記書籍が10月刊行予定。
●『オイディプス王写真集 蜷川&萬斎、日本からギリシャへ。』 角川書店
               予価 \4,725<税込>
 蜷川幸男&野村萬斎、「オイディプス王」にかける感動の61日間の物語。
 アテネ五輪直前の「芸術オリンピック」に、ギリシャ政府から招聘された蜷川幸
 男演出、野村萬斎主演の舞台「オイディプス王」。本場でギリシャ悲劇を上演し
 た熱い2人の61日間を追うフォトドキュメント。
  http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200312000078


[3284] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/08(Wed) 18:35

下記書籍が出ました。情報を追加して再掲。
●『フォーブス古代の技術史(中) ―土木・鉱業―』 R.J.・フォーブス著
  平田寛・道家達将・大沼正則・栗原一郎・矢島文夫監訳 朝倉書店
            A5・728頁     \16,800<税込>
 オリエント・エジプトからギリシア・ローマまで古代技術を集大成。中巻では古
 代の地質学と鉱業について概説。メソポタミアやエジプトの潅漑、排水・築堤の
 歴史、道路と伝達使制度、採掘技術史などを詳述し、技術の源泉に迫る。
 <著者>1900年アムステルダム生まれ。デルフト工業大学で化学技術史を修める。
    ロイヤル・ダッチ・シェル石油会社勤務を経て、アムステルダム大学教授
    。著書に「技術の歴史」など。

下記書籍が11月15日刊行予定。
●『ポリュビオス 歴史1 <西洋古典叢書第III期・第8回配本>』
  京都大学学術出版会 城江良和訳
 前2世紀ポリュビオスは、どうして半世紀ほどの間にローマが地中海の覇者となる
 ことができたのかという問いに答えるべく、自身の見聞に基づいた『歴史』を著わ
 した。政体循環論で名高い本書は、王政、貴族政、民主政の混合政制を実現した点
 にローマの興隆の原因があると説く。この思想は遠く近代政治学にまで影響を及ぼ
 した。(全4冊)


[3283] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/07(Tue) 20:07

下記書籍が10月13日新刊予定。
●『密偵ファルコ(9) 水路の連続殺人』 光文社文庫
   リンゼイ・デイヴィス著 矢沢聖子訳
  古代ローマ小説。 密偵ファルコ・シリーズ第9弾。

下記書籍が10月28日刊行予定に変更。
●『パクス・ロマーナ(上)(中)(下) ローマ人の物語14・15・16』
  新潮文庫 塩野七生 予価 \420<税込> \420<税込> \380<税込>

●11月からNHK BSハイビジョンで世界遺産を紹介する五分間の番組を毎日
放映予定。


[3282] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/07(Tue) 08:45

●9月7日よりディアゴスティーニからDVD付雑誌『世界遺産DVDコレクショ
ン』が隔週発売予定。創刊号は\790<税込>、第二号以降は\1,490<税込>
刊行予定は50号。
http://www.de-club.net/sid/


[3281] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/06(Mon) 18:30

ishopで下記DVDが発売されています。
●『オイディプス王』 ¥6,090<税込> 作:ソフォクレス 翻訳:山形治江 演出:蜷川幸雄 音楽:東儀秀樹 出演:野村萬斎 麻実れい 他
<特典映像>野村萬斎インタビュー、稽古風景他 計11分
 本編152分 特典映像11分
http://ishop.tbs.co.jp/ItemCont.cfm?itemgroupkindid=0&itemgrouplevel=1&parentitemgroupid=499&shopid=0&itemID=13962&layoutid=77


[3280] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2004/09/05(Sun) 09:14

「ローマコイン」にディディウス・ユリアヌスを追加しました。帝位が競売にかけられ、それを競り落としたという前代未聞の皇帝です。


[3279] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/09/05(Sun) 09:12

○真奈美さん

> でも〜、トイレに縁があるならウェスパシアヌスのほうが適役でしょうに。
うんうん。なるほど。
水を流すレバーの替わりに100円玉を入・p>

[3275] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/09/02(Thu) 21:05

○高島賢治さん

> 古代ローマ歴代誌
期待大ですね。みんなで買いましょう。(^^


○P.M.さん

> 1st editionのもので良いなら札幌でも見たり借りたり
> 出来るところもありますよ・・・。
北大あたりならあるんでしょうね。でも、英語で十数巻のシリーズものを読むのはちょっとなあ...(;_;)

> これはトーガを着ている・・・(-_-)
おお。鋭い観察眼ですね。さすがだ。
私は顔と腕のポーズでだまされちゃいました。(^^;)


[3274] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/02(Thu) 18:30

下記書籍が9月8日復刊予定に変更。
●『考古学から見た古代オリエント史』 岩波書店 J・フィネガン著
 三笠宮崇仁訳 A5・548頁 予価 \11,550<税込>

●9月20日21:00〜TBSテレビ系列にて「世界史上空前の謎!! 古代ローマ・
幻の都市ポンペイはなぜ19時間で消えたのか!? 愛と悲しみに彩られた“古代
のタイタニック”」が放映予定。
 MC・リポーター:久保純子  解説・監修:青柳正規(東京大学教授)
 語り:石坂浩二
 番組のテーマは、火山の噴火で滅亡したポンペイを題材に、現地取材とドラマ、
 スタジオからの3部構成で多角的にその謎を解き明かす。
  http://www.tbs.co.jp/program/ponpeisp_20040920.html
  http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_09/g2004090202.html

下記書籍が10月以降刊行予定。
●『南イタリア都市の居住空間』 中央公論美術出版 陣内秀信


[3273] ちょこっとな 投稿者:P.M. 投稿日:2004/09/02(Thu) 12:32

> CAH
現在は2nd editionを刊行中ですが、1st editionのもので良いなら札幌でも見たり借りたり出来るところも
ありますよ・・・。
目次や本文の一部、索引等は"amazon.com"で見ることも出来ます。

> エステー化学CM
プリマポルタのアウグストゥスを完全に模作したものではない(これはトーガを着ている・・・(-_-))
ので興味半減です(^o^;)
真相はわかりませんが、腕と顔はプリマポルタのアウちゃんからとっていると思いますよ。

> 殿下
皇族の方々って研究を続けている人が多いですよね・・・。

> ●『古代ローマ歴代誌』 創元社 フィリップ・マティザック著 本村凌二・監修
おぉぉおおおおお! とうとう翻訳版が出ますか!
METに原著
http://www.thameshudson.co.uk/en/1/0500051216.mxs?0d329725355af36bcff9309e8b2f92a7&0&0&0
が置いてあったのを立ち読みしましたが、そろそろ買おうかと思っていたところでした・・・。

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3272] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/09/01(Wed) 18:34

下記書籍が9月刊行予定。
●『古代ローマ歴代誌』 創元社 フィリップ・マティザック著 本村凌二・監修
   東眞理子・訳 予価 \3,675<税込>
 【高島の蛇足コメント】『ローマ皇帝歴代誌』と同じ歴代誌シリーズ。ある程度
             期待できる内容と予想。


[3271] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/31(Tue) 19:35

下記書籍が予定通り出ました。
●『古代ギリシア遺跡事典』 東京堂出版 周藤芳幸・澤田典子 菊判・268頁
                     \3,360<税込>

下記書籍が出ました。情報を追加して再掲。
●『中世環地中海圏都市の救貧』 慶應義塾大学出版会
   長谷部文彦(慶大文学部助教授)編  四六判・224頁  \2,520<税込>
「ビザンツ国家と慈善施設―皇帝・教会・市民をめぐる救貧制度  大月康弘」収録。

下記書籍が9月24日刊行予定。
●『エイラ 地上の旅人1 ケーブ・ベアの一族 (上) (下)』
  集英社 ジーン・アウル著 大久保寛訳 刊行記念特別予価 各 \2,100<税込>
 三万五千年前、クロマニオン人の少女が、ネアンデルタールの一族に拾われる。
 壮大な愛の物語が、初の完訳本で日本に上陸。小説。
 http://www.shueisha.co.jp/home-sha/ayla/
 http://www.shueisha.co.jp/home-sha/ayla/detail/program/index.html
 【高島の蛇足コメント】全十三冊のシリーズ物。はまると面白そう。

下記書籍が9月28日刊行予定。
●『「装飾」の美術文明史』 鶴岡真弓 NHK出版 予価 \2,310<税込>
 幾多の文明を交通することによって成り立っているヨーロッパの歴史を、「装飾
 」の視点から読み直す画期的な文明論。


[3270] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/30(Mon) 22:13

○高島賢治さん

> 殿下は日本オリエント学会の名誉会長か何かされていたと思います。
そうだったんですか。実際に研究もしているわけですから、立派なもんですね。


○凡夫さん

>> http://titles.cambridge.org/searchResult.asp?series=CAH
>> このシリーズの邦訳を希望(^o^)/
>
>これはいいですね。こういうものが必要ですよ、日本にも。
本当ですね。
10冊以上のシリーズのようですが、日本で言えば漢の歴史(全10巻)という感じでしょうか。すごくマニアックなような気がします。でも、読みたい。(^^


○まみさん

いらっしゃいませ。古代の歴史に興味をお持ちなんですね。ギリシャ・ローマというふうにセットで扱われることも多いですが、オリンピックはギリシャの方ですね。
リンク集にある「The World of Ancient Greek Coins」にはオリンピックに関した特集記事が掲載されているようですよ。


[3269] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/30(Mon) 19:24

下記書籍が出ました。
●『エーゲ海ゆらゆら』 論創社 渋沢幸子 \2,100<税込>
 紺碧の海と白い家、世界中の人々を魅了するエーゲ海は、太古より人類の歴史の
 重要な舞台であった。陽光に輝くエーゲ海を島から島へゆらゆらと、世界史のド
 ラマの跡を訪ねる。『アナトリア・ニュース』連載を大幅に改稿・加筆。
 <著者>東京生まれ。津田塾大学英文学科卒業。作家。著書に「イスタンブールか
    らバスに乗って」ほか多数。トルコの文化、歴史に惹かれ、1982年以来、
    現在まで足繁く訪土を続けている。

下記書籍が8月31日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『古代ギリシア遺跡事典』 東京堂出版 周藤芳幸・澤田典子 菊判・256頁
                    予価 \3,360<税込>
 アテネ、オリュンピュアなど古代ギリシアの歴史と文化を知るうえで鍵となる14
 の遺跡を選び、多数の写真とともにわかりやすく解説。単なる遺跡のガイドブッ
 クではなく、遺跡を通じてギリシアの繁栄とその豊穣な文化が分かる一冊。
 <周藤芳幸>1962年生、東京大学文学部第二類(史学)考古学専修課程卒業。ギリ
      シア政府給費留学生(1987〜91)。名古屋大学大学院文学研究科助教
      授。古代ギリシア史考古学研究。著書に『ギリシアの考古学』(同成
      社 1997年)、『ギリシアを知る事典』(東京堂出版 共著 2000年
      )、『歴史の旅ギリシア』(山川出版社 編著 2003年)、『物語古
      代ギリシア人の歴史  ユートピア史観を問い直す』(光文社新書 200
      4年)。
      http://www.lit.nagoya-u.ac.jp/teacher/tc25.html
 <澤田典子>1967年生、東京大学大学院人文社会系研究科満期退学。静岡大学助教
      授。古代ギリシア・マケドニアの政治外交史を、前四世紀を中心とし
      て考察。著書に『西洋古代史研究入門』(東京大学出版会 1997年 共
      著)、『シュリーマン 黄金と偽りのトロイ』(青木書店 1999年 共
      訳)。 
      http://www.hss.shizuoka.ac.jp/fac_mem/socio/sawada.html

下記書籍が10月20日刊行予定。
●『ヨーロッパ美術史講義 風景画の出現』 岩波セミナーブックス 越宏一
  四六版・220頁


[3268] わたしゎ中2ですょ。HELLO 投稿者:まみ 投稿日:2004/08/29(Sun) 13:57

いいですねぇ〜
アテネオリンピックもあったことだし・・その事も書き加えてくれるともっといいですなぁ〜


[3267] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/29(Sun) 13:53

●東京MXテレビで8月30日19:00〜19:30「ミステリアス古代文明への旅 西欧
に残るローマの痕跡」を放映予定。

下記書籍が出ました。
●『ハギア・ソフィア大聖堂学術調査報告書 〔改訂〕』 中央公論美術出版
   日高健一郎・佐藤達生編 B4・266頁 \36,750<税込>
 ビザンティン様式の教会堂として最大最美の建築であるハギア・ソフィア大聖堂(
 六世紀創建、トルコ・イスタンブール)の実測調査の報告書。世界遺産に登録され
 た歴史的建築物の現状記録とその分析的考察としてきわめて大きな学術的意義をも
 つ。
 【高島の蛇足コメント】〔改訂〕とは、文部科学省に提出した調査報告書より改訂
            の意。


[3266] Re[3258]: ne multus 投稿者:凡夫 投稿日:2004/08/29(Sun) 12:04

> ■凡夫さん
> http://titles.cambridge.org/searchResult.asp?series=CAH
> このシリーズの邦訳を希望(^o^)/

これはいいですね。こういうものが必要ですよ、日本にも。
最近ローマ史関係の本(カエサル本やギボンの衰亡史の解説書、ローマ史の入門書)の刊行が相次いでいますし、不思議発見でのコロッセウムについての回の放映、アテネオリンピックや映画トロイによる古代ギリシアへの興味の高まりなどを考えますと、もしかしたら邦訳されるかも、と期待しています。


[3265] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/28(Sat) 12:41

◎augustusさんへ
|| >  三笠宮崇仁訳
|| 試しにamazonで検索してみたら、他にも5冊ひっかかりました。熱心に研究しているんですね。

殿下は日本オリエント学会の名誉会長か何かされていたと思います。殿下がおられる事でオリエントの発掘とかで国の補助金が出やすかったりするはずです。ただアンタッチャブルなので困るケースもあるはずです。


[3264] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/28(Sat) 12:14

下記書籍が出ました。
●『図説 古代ギリシア』 東京書籍 ジョン・キャンプ、エリザベス・フィッシ
  ャー著 吉岡晶子訳 A5・341頁 \5,775<税込>
 トロイア戦争などの神話時代から、アテネとスパルタほかの都市国家の台頭、ペ
 ルシア戦争、アレクサンドロス大王、ローマとの覇権争いを経て、十字軍遠征や
 オスマントルコの占領まで幅広く歴史を概観。
 〈キャンプ〉元・アテネのアメリカ古典学研究所教授。アテネのアゴラ発掘の責
       任者。
 〈フィッシャー〉ギリシア青銅器時代の専門家。米ランドルフ・メーコン大学古
       典および美術史教授。


[3263] 無題 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/28(Sat) 09:28

○真奈美さん

> これが、オウィディウスに絡んだ話でした。といっても、「変身物語」の
> キャラが出たり現代と交錯したりの一筋縄ではいかない小説。
日本で出すにはマニアックすぎますね。(^^
先にオウィディウス読んでおかないと歯がたたなそう。

> ところで、こーゆー本書いたオウィディウス自身はモテたのか?
どっちなんですかね。モテモテの体験をもとにして書いたのか、妄想だったのか。

>「もしやあれはアウさま?」というタレコミがあったので、
私にはそう見えます。素晴らしいトイレですよね。
実際に作ったら、トイレのふたを開けるのが大変なような気もします。


○P.M.さん

> オウィディウスの顔
なかなか渋そうな顔ですね。写真はP.M.さんが撮られたんですか。

>このトイレが欲しい(^o^;) (プリマポルタのアウちゃんに見えるぞ)
邸宅建築中でしたよね。特注で作っちゃうとか。(^^


○高島賢治さん

>  三笠宮崇仁訳
試しにamazonで検索してみたら、他にも5冊ひっかかりました。熱心に研究しているんですね。


[3262] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/28(Sat) 08:52

◎真奈美さんへ
僕は見た事ありませんが、そのCMは他板でP.M.が話題にされてます。
そのCMは下記。真偽は見て確認して下さい。
http://www.st-sendenbu.com/cml/make.html
http://www.st-sendenbu.com/cml/index.html
http://www.st-sendenbu.com/cml/onair_010_det.html


[3261] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/28(Sat) 08:27

下記書籍が9月下旬刊行予定。
●『ワインの文化史』 筑摩書房 ジルベール・ガリエ著 八木尚子訳
           予価 \7,140<税込>
 ローマ帝国の支配下にあった時代から今日まで、フランスでワインがいかに飲ま
 れてきたかを詳細に辿った書。


[3260] CM 投稿者:真奈美 投稿日:2004/08/27(Fri) 20:10

>P.M.さん
オウィディウスの像ありがとうございました。見苦しくはなさそうです。   私がなぜ彼の容姿が気になったかという理由は、ここでは自粛しておきます。
 
「消臭力」のCM、私は見たことないのですが。私からローマ史の話を聞かされている災難な友人から、「もしやあれはアウさま?」というタレコミがあったので、こちらで話題にしてみようかと思ってました。さて、真相はいかに?


[3259] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/27(Fri) 19:38

下記書籍が9月17日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『パルテノン・スキャンダル 大英博物館の「略奪美術品」』 新潮選書
     朽木ゆり子 予価 \1,155<税込>
 ギリシャ彫刻の傑作「エルギン・マーブル」は誰のものか? トルコ支配下のアテ
 ネで剥ぎ取られて以来、英仏の争奪戦、返還運動、ギリシャ政府の返還に向けた
 政治的戦略の変遷なども交えた、流転の二百年を描く。

下記書籍が9月新刊予定。
●『建築オーダーの意味 古代・中世・ルネサンスの古典オーダー』
  中央公論美術出版 ジョン・オナイアンズ著 日高健一郎監訳 B5・400頁
              予価 \39,900<税込>
 古代から近代に至るオーダーの変遷を作例と史料に基づいて記述する。オーダー
 成立の史的背景、古典様式の理念など、形態と様式の背景にある建築思潮の系譜
 と発展を重視し、西洋建築のみならず、美術史、文化史などの研究者にとっても
 重要な内容を含む。特にヘレニズム時代のオーダーについては史料と作例の分析
 において通史の枠を超えた深い内容が解読されている。


[3258] ne multus 投稿者:P.M. 投稿日:2004/08/27(Fri) 12:18

■augustusさん
> パルテノン
http://www10.plala.or.jp/pm/MET/P7030080s.jpg
http://www10.plala.or.jp/pm/MET/P7030083s.jpg

> アウちゃんのデジカメ画像
http://www10.plala.or.jp/pm/MET/P7030034s.jpg

エステー化学CM
http://www.st-sendenbu.com/cml/onair_nb010.html
このトイレが欲しい(^o^;) (プリマポルタのアウちゃんに見えるぞ)
http://www.st-sendenbu.com/cml/onair_010_det.html

■かなりうす。師匠
> ラズウェル細木タッチ(知ってる?)
知らない(:_:)

■凡夫さん
http://titles.cambridge.org/searchResult.asp?series=CAH
このシリーズの邦訳を希望(^o^)/

■真奈美さん
オウィディウスの顔
http://www10.plala.or.jp/pm/MET/Slumona_03.jpg

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3257] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/25(Wed) 20:22

下記書籍が8月刊行予定。
●『考古学のわかる本』 同成社 E・L・ミューラー著 飯野正子監訳
         予価 \3,000<税込>


[3256] 「アルス・アマトリア」 投稿者:真奈美 投稿日:2004/08/25(Wed) 19:53

「恋の技法」と題された邦訳を読みました。確かに不倫の勧め満載で「姦通処罰法」とは相容れないものではありますが、現代人から見ればたいしたことないですね。
 ところで、こーゆー本書いたオウィディウス自身はモテたのか?が気になってます。そして、容姿レベルはいかほどのものだったのかと。


[3255] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/24(Tue) 19:04

下記書籍が9月5日刊行予定に変更。
●『中世環地中海圏都市の救貧』 慶應義塾大学出版会
   長谷部文彦(慶大文学部助教授)編  四六判・224頁 予価 \2,520<税込>
 西暦10〜15世紀を中心に、地中海世界の都市社会における救貧/貧民救済の多様
 性と共通性をイスラーム圏及び隣接するキリスト教圏との相互比較によって探究
 する。
 序論――比較救貧史研究の可能性/第一章 ビザンツ国家と慈善施設/第二章 
 中世エジプト都市の救貧/第三章 中近世スペインの救貧/第四章 中世エルサ
 レムにおける救貧/第五章 宋代都市における社会救済事業

下記書籍が9月29日刊行予定。
●『優雅で淫らなポンペイ 古代ローマ人とグラフィティの世界』
  講談社 本村凌二 予価 \1,995<税込>
 紀元79年火山噴火で埋もれたポンペイ。闘技場で歓声をあげ、酒場で騒ぎ、秘か
 に娼家に通う古代人の営みを大邸宅の発堀や落書の解読で再現する。


[3254] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/22(Sun) 20:20

下記書籍が8月24日刊行予定。
●『聖書を歩く モーセ五書の地を訪ねて(上)・(下)』 原書房
 ブルース・ファイラー著 黒川由美訳 予価 各 \1,890<税込>

下記書籍が9月7日刊行予定。
●『カリスマとケリュグマ 現代によみがえる旧約預言者の精神と使信』
  教文館 大串元亮・大串肇 予価 \2,625<税込>
 国家存亡の危機の時代に彗星のように現われ、きらめく珠玉の言葉を残して消え
 ていった旧約預言者。彼らは何を語り、何を告げたのか。展望なき現代に、旧約
 預言者のカリスマとケリュグマをよみがえらせる。父子二代の預言研究者による
 預言者入門。


[3253] 新しい図書館で 投稿者:真奈美 投稿日:2004/08/22(Sun) 16:51

最近通うようになった某校の近くにある図書館で、なかなか面白い本が見つかります。
 ドイツ文学の棚で、クリストフ・ランスマイアー「ラストワールド」 中央公論社 96年 というミステリー(?)を手に取ったところ、これが、オウィディウスに絡んだ話でした。といっても、「変身物語」のキャラが出たり現代と交錯したりの一筋縄ではいかない小説。当地ではベストセラーになっていたそうですが、実のところ私にはよく味わえなかったです。本を読むのにはそのときのノリというかタイミングというか、状況に左右される部分があるので、私のコンディションのせいかもしれないと思うとちょっと罪悪感(?)があります。オウィディウスなんてエンターテインメントのタネにできるというのはヨーロッパならではではないだろうか、とそこがたいへん興味深いです。 我と思わん方は、ドイツ文学の棚を探して見てください。
 フランス文学の棚の前で、パスカル・キニャール「アルブキウス」を発見。マッティアスさんが某サイトで言及してらした小説です。しかし形式としては変わってます。そのアルブキウスという共和制末期から帝政初期の作家の作品なるものがたびたびはさまれている。 カエサルやアウグストゥスの言行は、かなりスエトニウスがモトネタになってます。ただな〜、アウさんの初物食いのシュミはスエトニウスに出てくることなんだけど、あれよりも描写がエグい。あれではまるで児童虐待のサディストではないか〜。陰険とか冷酷とか言われることは我慢する(なぜ私が?)けど、破瓜の叫びを楽しむなんて、そーゆー加虐趣味はなかった・・・と思いたい。  もっとも、全体として諧謔にあふれた本なので、読み手が、描いてあることを全部事実だとは思い込みにくいムードがある、と思いました、そこが救い。 


Allan Massieさんの小説(独訳)の巻末の広告に、ピラトが主人公の小説が載ってます。作家の名前からして翻訳なのは確かだけど、どこの人だろう。 エリザベス女王の庶子の冒険物語なんてのも出てるし、知らないところにも面白そうな本はたくさんあるものだと思います。   マッシーさん邦訳出してよ新潮社、みすず書房。


[3252] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/20(Fri) 18:26

8月27日22:00〜22:25下記番組がNHK教育テレビで放映予定。再放送。
●「世界美術館紀行 ローマ教皇は天才がお好き・バチカン美術館」
http://www3.nhk.or.jp/hensei/ch3/20040827/frame_18-24.html

下記書籍が9月4日復刊予定。
●『考古学から見た古代オリエント史』 岩波書店 J・フィネガン著
 三笠宮崇仁訳 A5・548頁 予価 \11,550<税込>

下記書籍が9月29日刊行予定。
●『古代哲学 <一冊でわかる・シリーズ>』 岩波書店 ジュリス・アナス著
 瀬口昌久訳 内山勝利・解説 予価 \1,470<税込>
 はじまりは、問うこと、そして議論すること−。ソクラテスに象徴される、知を
 愛した人々は徹底的な<対話>を通じて世界の真理に迫ろうとした。古代ギリシア
 の<知の技法>が、今なおみずみずしく、私達の思考を触発する。


[3251] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/20(Fri) 00:09

○マッティアスさん

> ピラトゥスの肖像、そういえばあるはずないんですよね。
> 基本的に支配者の肖像なはずだし。
ユダヤだから、支配者の肖像も使いにくいんでしょうねえ。集める立場としてはなんとなく楽しくないです。(^^
やはりコインは肖像のあるものが好きです。

> どんなカオなのか期待してしまった自分を羞じています。
なんのなんの。私もピラトゥスの肖像はぜひ見てみたいです。


○高島賢治さん

> 文学はどこまで歴史記述たりうるのか。
一般化は難しそうな気もしますが、面白そうなテーマですね。


○ウエルキンゲトリクスさん

はじめまして。コインに興味をお持ちなんですね。
ティベリウス帝、ヘロデ王のコインはよく売っていると思いますので、探しやすいと思います。キリスト教関係ということですから、「貢納の貨幣」は外せませんね。

リンクについては基本的には古代ローマの歴史を扱ったサイトさんに張らさせていただいています。


[3250] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/19(Thu) 19:08

下記書籍が出ました。
●『ギリシャの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史)』  リチャード・クロッグ著
  高久暁訳 創土社 四六判・286頁 \2,730<税込>
 民族運動が勃興した18世紀後半から説き起し、その後オスマン=トルコ帝国の
 支配を脱して、ついに「ヨーロッパ共通の家」に回帰し、現代に至るまでをわか
 りやすく解説。1998年新評論刊「ギリシャ近現代史」の改題新装版。
 <著者>1939年生まれ。エジンバラ大学で博士号を取得。ロンドン大学教授。
    近現代ギリシャ史の世界的権威。
●『オリンピアの空』 山本節子 日本文学館 \1,260<税込>
 2003年10月、オリンピアを訪れる機会があり、この地の空を見ることができまし
 た−。ギリシャの過去と現在に触れた感動を閉じこめた写真集。

下記書籍が8月下旬刊行予定。
●『パルメニデス』 井上忠 青土社 予価 \8,190<税込>
 哲学の創始者パルメニデスをめぐる初の本格的研究書の新装版。

下記書籍が9月上旬刊行予定。
●『図説世界文化地理大百科[別巻] 世界の古代文明』 朝倉書店
 P・G・バーン著 大貫良夫監訳 B4変判・212頁 予価 \29,400<税込>
 人類の誕生から説き起こし,世界各地に栄えた古代文明の数々を貴重な写真と詳
 細な地図で紹介。オールカラー,地図80,図版200,用語解説付き。
 〔内容〕最古の原人/道具の発明/氷河期の芸術/農耕の発生/古代都市と国家
     社会/文字の発達

下記書籍が9月22日刊行予定。
●『アトランティスの叡智』 ゲリー・ボーネル著 徳間書店 予価 \1,470<税込>
 イギリスの秘密結社に伝えられてきた古代先史文明のエッセンスを、アカシック
 レコードが読める屈指の著者が解読。

下記書籍が9月28日刊行予定。
●『小説から歴史へ ディケンズ、フローベル、トーマス・マン』
 ピ−タ−・ゲイ著 金子幸男訳 岩波書店 予価 \2,940<税込>
 文学はどこまで歴史記述たりうるのか。社会小説や歴史小説、評伝文学などの意
 味を歴史学の立場から考察。


[3249] はじめまして 投稿者:ウエルキンゲトリクス 投稿日:2004/08/19(Thu) 01:04

始めましてアウグストス様ウエルキンゲトリクス@伊豆です。
ローマコインすごいですね自分もエルサレムとウイーン、ブダペストで買ったものがありますがごく一部ですね。
今個人的にティベリウス様とヘロデ王を捜してます。
高価なものは、無理ですがキリスト教関係のものがほしいですね。目標は、仏教、イスラム、キリスト教、ユダヤ教のコイン
で流れの歴史をポイントだけでも作ることですね。
できればコインは、アウグストス様の様な構成にしたいともいます。他のコインは、ポイントがだいたいそろいました。
郷土や旅行の写真は、10年分ありますが活用できてません。
Hpや収集のアドバイスあれば教えてください。
Hぱりますが、国際交流と郷土資料ですソフトに欠陥があり読みにくいですが内容はすぐれてるとおもいます。
画像と写真をアップできれば、いいですが今新しいパソコンを
調整しています。そのときは、あそびにきてください。
コインのコーナーができたら、リンクしてくれたらうれしいです。こんごともよろしくおねがいします。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/1046/


[3248] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/18(Wed) 19:44

下記書籍が出ました。情報を変更して再掲。
●『古代ローマ入門 <「知」のビジュアル百科・シリーズ>』 あすなろ書房
  サイモン・ジェイムズ著 阪本浩・日本語版監修 大英博物館・協力
  A4変・64頁 \2,100<税込>
2000年同朋舎刊「ビジュアル博物館 第24巻 古代ローマ」を新装・改訂。
<サイモン・ジェイムズ>文学博士。大英博物館の教育課の先史・ローマ時代の講師
           。ダーラム大学の研究員。
http://server2.bookmall.co.jp/~asunaro/search/info.php?Isbn=4-7515-2309-0

下記書籍が出ました。
●『ヘンリー・ミラー・コレクション 5 マルーシの巨像』
ヘンリー・ミラー著 水声社 \2,625<税込>
 第二次大戦が勃発する直前の夏、著者はギリシャの地に、現代社会からは失われ
 てしまった混沌と情熱、神性と永遠を見出す。ミラー独特の詩情が全編にほとば
 しる鮮烈なギリシャ紀行。
●『アポリュオン』 ティム・ラヘイ、ジェリー・ジェンキンズ著 伊藤肇訳
  いのちのことば社フォレストブックス \1,890<税込>
 彼らは底知れぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブル語でアバドン
 といい、ギリシヤ語で破壊者(アポリュオン)という…。新たなる恐怖の予感が
 …。レフトビハインドシリーズ第5作。小説。
 〈ラヘイ〉元牧師。教育家。聖書の預言の研究者としても定評がある。
●『さあ、あなたの暮らしぶりを話して クリスティーのオリエント発掘旅行記』
 アガサ・クリスティー著 深町真理子・訳 ハヤカワ文庫(クリスティー文庫85)
  \798<税込>
 ミステリの女王クリスティーにはもうひとつ、考古学者の妻としての顔があった
 。その彼女が、夫マックスとともに発掘に赴いたオリエントで出会った愛すべき
 人々、ユーモラスなエピソード、美しい風景を、愛情豊かな筆致で綴るファン待
 望のノンフィクション。

下記書籍が8月19日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ギリシア恋愛小曲集』 岩波文庫 中務哲郎訳 予価 \630<税込>
 勇敢な武将の夫と敵軍の捕虜となった絶世の美女の妻の再会とさらなる悲劇的な
 別離「パンテイアとアブラダタス」、若者と少女の純愛「アコンティオスとキュ
 ディッペ」,36人の女性の道ならぬ恋36章「恋の苦しみ」、近世文学に多大な影
 響を与えた「ヘーローとレアンドロス」など、達意の新訳で生き生きと甦る古代
 ギリシアの恋物語4篇。

8月25日11:30〜12:00下記番組がNHK BSハイビジョンで放映予定。再放送。
●「世界美術館紀行 ローマ教皇は天才がお好き・バチカン美術館」
http://www3.nhk.or.jp/hensei/hv/20040825/frame_05-12.html

下記書籍が9月刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『ハギア・ソフィア大聖堂学術調査報告書 〔改訂〕』 中央公論美術出版
   日高健一郎・佐藤達生編 B4・266頁 予価 \36,750<税込>
 ビザンティン様式の教会堂として最大最美の建築であるハギア・ソフィア大聖堂(
 六世紀創建、トルコ・イスタンブール)の実測調査の報告書。世界遺産に登録され
 た歴史的建築物の現状記録とその分析的考察としてきわめて大きな学術的意義をも
 つ。
 【高島の蛇足コメント】〔改訂〕とは、文部科学省に提出した調査報告書より改訂
            の意。

下記書籍が9月中旬刊行予定。
●『ヘラクレスの冒険』  アガサ・クリスティー著 田中一江訳
             ハヤカワ文庫(クリスティー文庫)
 ギリシャ神話がモチーフの十二の事件に挑む。エルキュール・ポアロの活躍を新
 訳で贈る。短篇集。


[3247] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/17(Tue) 19:59

◎マッティアスさんへ
『狂王ヘロデ』も面白そうなんですが、「ユダヤ古代誌」もずっと読まねばと思いながら積ん読状態です。


[3246] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/17(Tue) 18:37

下記書籍が出ました。
●『パウロと西洋救済史的思想』 名木田薫 大学教育出版
                  A5・232頁 \2,520<税込>
 まず使徒パウロにおける主体的啓示の成立を分析。次に、その観点から現代西洋
 救済史的思想の諸問題に論及する。これらの考察は無前提からのキリスト教構築
 に資すると共に、競争原理の働く状況下、依存心助長的教育の改革を迫る。
 【主な内容】
  序 章/パウロの信仰における実存と救済史との一体性
  第1章/O・クルマンにおける「組み入れ」の神学
  第2章/K・バルト『教会教義学』における救済史的思想
  第3章/J・モルトマンにおける「希望」の神学
  補 遺/W・パネンベルクにおける「地上のイエス」からのキリスト論

8月24日12:15〜14:05下記番組がNHK BSハイビジョンで放映予定。再放送。
●〔ローマ帝国シリーズ〕ローマ皇帝の歩いた道 悠久の古代文明紀行
アウグストゥスとハドリアヌス。二人の偉大な皇帝にスポットを当て、世界中のロ
ーマ遺跡を巡る2夜連続の歴史紀行ドキュメンタリー。壮大な遺跡、華麗な美術品
、最新の発掘成果などを紹介しながら、史上初の超大国、ローマ帝国の繁栄と衰亡
の謎に迫る。ハイビジョンならではの鮮明な映像で、ローマ帝国の魅力を余すとこ
ろなく伝える。
ハドリアヌスの大陸巡行
すべての道はローマに通ず。大陸中にくまなく敷設された帝国の「陸の道」。その
道を12年かけて踏破したのが14代皇帝、ハドリアヌスである。第2夜はこの緑
豊かな「陸の道」をたどり、イタリアやイギリス、トルコ、ルーマニアなどのロー
マ遺跡を旅する。
ローマ市民の豊かな生活を今に伝えるイタリアのポンペイ。帝国の最北端イギリス
に築かれた広大な長城とローマ兵士の駐屯地。残虐な剣闘士ショーが繰り広げられ
たトルコのエフェソス。拡大を続ける帝国の行く末を案じたハドリアヌスが、その
全土を巡る旅で見たものは何だったのか。巨大国家、ローマ帝国衰亡のメカニズム
を探る。
【旅人】青柳正規(東京大学文学部教授)
ローマ帝国研究の第一人者。イタリア・ナポリ近郊の町ノラにて、アウグストゥス
の別荘跡発掘を指揮する。昨夏大理石の女性像が出土するなど、その活動は現在世
界中の注目を集めている。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/hv/20040824/frame_12-18.html

下記書籍が9月10日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『小説 聖書の女性たち』 日本キリスト教団出版局 木崎さと子
   四六版・242頁 予価 \1,890<税込>
 雑誌『信徒の友』に連載された小説の単行本化。全36篇にわたって、聖書に登場
 する女性を題材に斬新な視点でつむいだ短編小説集。聖書の女性たちが鮮やかに
 描き出され、人間性豊かな物語となっている。

下記書籍が9月21日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『アウグスティヌス伝 下』 教文館 P.ブラウン 出村和彦訳
                 A5・336頁 予価 \3,150<税込>
 古代ローマ史研究に画期的な業績を挙げ、現代随一の碩学と目されるブラウンが
 、弱冠32歳で書き著したデビュー作であり、英米圏では、アウグスティヌスの『
 告白録』に次いで読まれているとまで言われた名著。アウグスティヌスの生涯と
 思想をその歴史的・地理的環境との関連のなかでみごとに描き出す。2000年に増
 補版として刊行された最新版からの翻訳。下巻には過去30年の浩瀚な研究史と
 評価が付されている。


[3245] 「狂王ヘロデ」文庫化するんですね。 投稿者:マッティアス 投稿日:2004/08/17(Tue) 12:00

☆augustusさん☆
お久し振り(?)です。アップされたコイン、拝見しました。
ピラトゥスの肖像、そういえばあるはずないんですよね。基本的に支配者の肖像なはずだし。
どんなカオなのか期待してしまった自分を羞じています。

☆高島賢治さん☆
いつも書籍の刊行予定や番組の放送予定を教えてくださって、ありがとうございます。
『狂王ヘロデ』も文庫化ですか。ハードカバーで出た頃、すぐに購入してしまったので、ちょっと悔しいです(笑)。
でも、あれは面白かったですよ。マルタケとアキアボスがオイシイ役どころですが、ヘロデがカッコよくて。←ミーハー
これを読んだ後に「ユダヤ古代誌」を読むと、わかりやすくていいかと思います。


[3244] ヘイ マスター!!! カウンターが潰れてまっせ!!! 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/16(Mon) 18:48

下記書籍が8月18日刊行予定に変更。
●『古代ローマ入門 <「知」のビジュアル百科・シリーズ>』 あすなろ書房
  サイモン・ジェイムズ著 阪本浩・日本語版監修 大英博物館・協力
  A4変・64頁 予価 \ 2,100<税込>
 皇帝の暮らしから奴隷の暮らしまで、古代ローマ人の生活が手にとるようにわか
 るビジュアル入門。ローマ帝国の起こりから終焉まで楽しく学べる入門書です。
 大英博物館の貴重な写真も多数掲載。対象:小学校高学年〜中学生
http://server2.bookmall.co.jp/~asunaro/search/info.php?Isbn=4-7515-2309-0

8月23日12:15〜14:05下記番組がNHK BSハイビジョンで放映予定。再放送。
●〔ローマ帝国シリーズ〕ローマ皇帝の歩いた道 悠久の古代文明紀行
アウグストゥスとハドリアヌス。二人の偉大な皇帝にスポットを当て、世界中のロ
ーマ遺跡を巡る2夜連続の歴史紀行ドキュメンタリー。壮大な遺跡、華麗な美術品
、最新の発掘成果などを紹介しながら、史上初の超大国、ローマ帝国の繁栄と衰亡
の謎に迫る。ハイビジョンならではの鮮明な映像で、ローマ帝国の魅力を余すとこ
ろなく伝える。
海を制したアウグストゥス
ローマ帝国の初代皇帝、アウグストゥス。帝国の平和を確立した皇帝が自ら築いた
地中海の交易ルート「海の道」。第1夜はこの「海の道」をたどり、イタリアやギ
リシア、チュニジア、スペインなど地中海沿岸のローマ遺跡を旅する。エジプトを
破り地中海の覇者となった海戦の舞台、ギリシアのアクティウム。皇帝ゆかりの街
、スペインのメリダ。はるか北アフリカのチュニジアにそびえ立つ巨大な円形闘技
場と水道橋。圧倒的な遺跡群と新発見に沸く発掘現場、そして今なおローマ帝国の
遺産と共に暮らす人々とのふれあいを通じ、多民族を束ね上げ、地中海に君臨した
ローマ帝国繁栄の秘密に迫る。
【旅人】青柳正規(東京大学文学部教授)
ローマ帝国研究の第一人者。イタリア・ナポリ近郊の町ノラにて、アウグストゥス
の別荘跡発掘を指揮する。昨夏大理石の女性像が出土するなど、その活動は現在世
界中の注目を集めている。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/hv/20040823/frame_12-18.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/hv-20040823-34.html

下記書籍が8月下旬刊行予定に変更。
●『古代ギリシア遺跡事典』 東京堂出版 周藤芳幸・澤田典子 菊判・256頁
                    予価 \3,360<税込>
 アテネ、オリュンピュアなど古代ギリシアの歴史と文化を知るうえで鍵となる14
 の遺跡を選び、多数の写真とともにわかりやすく解説。単なる遺跡のガイドブッ
 クではなく、遺跡を通じてギリシアの繁栄とその豊穣な文化が分かる一冊。

下記書籍が8月下旬刊行予定。
●『世界の考古学22 文字の考古学2』 菊池徹夫 同成社 予価 \2,625<税込>


[3243] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/14(Sat) 17:34

●8月21日21:00〜21:54 TBS系列でテレビ番組「世界・ふしぎ発見! コロ
ッセオ 封印された記憶を求めて」を放映予定。
ローマ黄金宮殿と呼ばれる建築物/歴代皇帝の最重要政策とは?/帝国の終えん
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/info.html


[3242] オリンピック 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/14(Sat) 03:48

今、オリンピックの入場行進を見ているんですが、フランスは「ガリーア」、ドイツは「ゲルマニーア」とアナウンスされていますね。ギリシャ語だと古代から変わらないんですね。


[3241] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/13(Fri) 10:02

「ローマコイン」のティベリウスの項目に ポンティウス・ピラトゥスを追加しました。イエス・キリストが処刑されたときのユダヤの元首属吏です。
もちろんですが、ピラトゥスの肖像が描かれているわけではありません。


[3240] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/13(Fri) 09:58

○高島賢治さん

> ユリウス・カエサル ルビコン以後
著者の思い入れがたっぷり入っているから好みは分かれるんでしょうが、とりあえず売れる巻ですよね。私も買うと思います。


[3239] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/11(Wed) 20:16

下記書籍が出ました。
●『ギリシャの猫』 松村六娘 三五館 \1,835<税込>
 猫も犬も人間も、自由さを失わずに生きている場所・ギリシャ。頭は意識的に考
 えることやめ、心は静けさを取り戻す。目の前には今という瞬間があるだけ。そ
 の瞬間の空気を吸い、風に吹かれる清々しさを一枚の写真に収める。
 <著者>1970年大阪府生まれ。大学では心理学を専攻。現在、ギリシャ風雑貨
    店「シエスタ」代表、カラーコーディネーター。


[3238] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/10(Tue) 15:23

下記書籍が9月17日刊行予定。
●『狂王ヘロデ』 集英社文庫 會野綾子
http://www2.ocn.ne.jp/~mwm/2msg0109.html
http://www.books-ruhe.co.jp/recommends/2001/09/kyououherode.htm

下記書籍が9月21日刊行予定に変更。
●『アウグスティヌス伝 下』 教文館 P.ブラウン 予価 \3,150<税込>

下記書籍が9月29日刊行予定。
●『ユリウス・カエサル ルビコン以後(上)ローマ人の物語11』
  新潮文庫 塩野七生 予価 \460<税込>
●『ユリウス・カエサル ルビコン以後(中)ローマ人の物語12』
  新潮文庫 塩野七生 予価 \380<税込>
●『ユリウス・カエサル ルビコン以後(下)ローマ人の物語13』
  新潮文庫 塩野七生 予価 \420<税込>


[3237] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/09(Mon) 18:47

○高島賢治さん

> 四大河の泉
これがある広場はなかなか雰囲気が良くて好きです。


○かなりうすさん

> レバノンで生かす保存科学-奈良大 ローマ時代の墓修復
古墳などでの保存技術がイタリアでも生かされるわけですね。うまくいくことを祈りたいと思います。


[3236] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/09(Mon) 18:20

●日本キリスト教団出版局は『ローマ皇帝礼拝とキリスト教徒迫害』(弓削達
  \4,410<税込> )をオンデマンドで復刊・発売しています。
http://www.bp.uccj.or.jp/X_olist.php


[3235] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/08(Sun) 08:40

●下記テレビ番組がNHK・BSハイビジョンで8月15日14:10〜15:10放映予定。
「世界初公開! ギリシャ海中遺跡紀行」 再放送。


[3234] 無題 投稿者:かなりうす。 投稿日:2004/08/08(Sun) 00:59

下記のニュースが出ていました。

レバノンで生かす保存科学-奈良大 ローマ時代の墓修復

 文化財保存で高い技術を持つ学校法人奈良大学(市川良哉理事長)は、レバノンのティール市郊外にあるローマ時代の地下墓の保存修復を行う。同所一帯のローマ時代の墓の遺跡は世界遺産に登録されている。同大学は地下墓の天井や側壁の壁画を修復する。最終的には地下墓の世界遺産追加登録を目指す。同大学独自の事業で4年間かけて行う。法人が来年80周年を迎える記念として実施するもので、22日発表した。

 事業の対象となる地下墓は、ティール市郊外ラマリ地区の地下墓や掘り込み墓のうちの一基。すでに開口していて地下墓内の一部は損傷を受けていたが、2年前からの調査で側壁や天井に壁画が描かれていることが判明。さらにその後、たい積した土中から多量の壁画の断片が発見されたため、同地下墓の価値の高さとともに、修復可能な資料があることが分かった。

 本年度は、今月20日から9月10日までの日程で行う。墓室内発掘から墓室実測、壁画のクリーニングテスト、保存処理テスト、墓室修復の設計、保存科学研修などを行う。特に壁面劣化度測定は日本で初めての調査で、注目されている。

 事業はこれまでの調査の成果を踏まえて、同地下墓の床面の調査、壁画顔料と技法の分析調査、温度、湿度、大気汚染などの環境調査、壁画の強化、はく落止めのテストなどを継続して、地下墓と壁画を修復保存し、周辺整備も行う。

(2004.7.23 奈良新聞)


[3233] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/06(Fri) 19:30

下記書籍が8月17日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ローマの泉の物語』 集英社新書 竹山博英 予価 \735<税込>
 彫刻された英雄や精霊が語るローマの歴史。古来泉は彫刻と水盤をもつ噴水の形
 で、「トレーヴィの泉」「四大河の泉」などローマには約二千の泉がある。それ
 は水道の終点に造られた記念碑であった。古代からのローマの栄枯盛衰を、泉に
 読み解く。
http://www.s-book.com/plsql/sbc_book?isbn=4087202550
 <著者>1948年東京生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス語系言語専攻科修
    了。イタリア文学・民俗学研究家。立命館大学教授。著書に「シチリア 
    神々とマフィアの島」など。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/inst/takeyama.htm


[3232] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/06(Fri) 18:31

アテネ五輪の野球日本代表チーム長嶋監督が「3」と書いた日の丸に選手達は胸を熱くしたという。みんな同じ思いだそうだ。「3位」を狙う。いい話だ。

●8月13日14:35〜15:00 NHKBS2で「イタリア美の回廊 ローマ彫刻物語
」を放映予定。

●8月13日16:00〜18:00 NHKBSハイビジョンで「秘められた聖地・アトス
」を放映予定。再放送。
 ギリシャ・地中海沿岸の神聖自治共和国…東方最高の聖地として文化を伝える

●会員制雑誌『選択 8月号』99頁に下記の記事が載っていました。要約抜粋。
==========================================================================
古代エトルリアの幻の都 フィレンツェ郊外で発見か
イタリア考古学会が失われた古代都市の発見と興奮している。フィレンツェ北東五
キロ付近の発掘で、城壁・墓・家の土台・運河等の跡が発見された。フィレンツェ
大学センタロウ教授は「チャマールがついに発見されたと信じる」と語った。チャ
マールは、ローマ帝国以前イタリアを支配したエトルリアの首都と言われ、これま
で場所が判らなかった幻の都。エトルリアは紀元前十二世紀トロイの没落により逃
げてきた人々か、昔からいた民族が作ったと云われ、起源が謎となっている。チャ
マールはエトルリア最盛期紀元前六世紀にピークを迎え、紀元前八九年ローマに侵
攻され陥落した。今回の発掘で発見されたブロンズ製の青年像は、エトルリア文明
がきわめて高度であった事を示す。
==========================================================================


[3231] Re[3230]: RE:復刊ドットコムにて 投稿者:凡夫 投稿日:2004/08/06(Fri) 17:48

○augustusさん

どうもありがとうございます。


[3230] RE:復刊ドットコムにて 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/06(Fri) 17:38

○凡夫さん

> 岩波文庫版、マキャヴェッリの『ローマ史論』(全三巻)
> (=つまり『政略論』or『ディスコルシ』)を復刊リク
> エストしました。
了解です。リンクを張っておきました。


○高島賢治さん

> 岩波は下記に復刊リクエストコーナーがあるので、
品切れも復刊も多いところだから、こういうのは有効でしょうね。


[3229] Re[3228]: 無題 投稿者:凡夫 投稿日:2004/08/06(Fri) 17:31

◎高島賢治さんへ

そうだったのですか。どうもありがとうございます。
そちらでやってみます。


[3228] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/06(Fri) 14:44

◎凡夫さんへ
岩波は下記に復刊リクエストコーナーがあるので、こちらの方が有効かと思います。
http://www.iwanami.co.jp/aidoku/index4.html


[3227] 追加 投稿者:凡夫 投稿日:2004/08/06(Fri) 14:13

URLは↓
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=25326
です。


[3226] 復刊ドットコムにて 投稿者:凡夫 投稿日:2004/08/06(Fri) 14:05

岩波文庫版、マキャヴェッリの『ローマ史論』(全三巻)(=つまり『政略論』or『ディスコルシ』)を復刊リクエストしました。
皆さん、可能でしたらご協力ください。


[3225] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/08/05(Thu) 20:40

○真奈美さん

> キャシアスの役が女性政治家ということで女優の、えーと誰だったか
> 宝塚の人が演じているらしいですね。無理がないか?
面白そうですね。
私の中ではカエサル暗殺者グループはあまり雄雄しい感じがないんです。だから、女性政治家にするのもそんなに違和感がないような気がします。
ちなみにオクタウィアヌスも同様ですから、女性政治家にしても良さそうです。(アグリッパなんかは絶対にだめですね。^^)

毎日新聞によるとキャシアス役は大浦みずきのようですね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/wadai/news/20040728dde018070015000c.html


[3224] カシウズの女版? 投稿者:真奈美 投稿日:2004/08/05(Thu) 13:59

数日前に新聞で読みましたが、いま上演中の「ジュリアス・シーザー」では、キャシアスの役が女性政治家ということで女優の、えーと誰だったか宝塚の人が演じているらしいですね。無理がないか?(オクタヴィアヌスの女バージョンでのストーリーが頭の中で展開している私に言う資格はない) でもどんなものになってるのか興味はあります、脚本なりと読んでみたいです。


[3223] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/04(Wed) 19:47

下記書籍が出ました。
●『ヨーロッパ聖母マリアの旅』 東京書籍 若月伸一・文・写真 \1,890<税込>
 慈愛、喜び、悲哀、軌跡−。ヨーロッパ各地に伝わる聖母マリア信仰のルーツを
 求め、聖母マリアと共にヨーロッパを旅する。人類が聖母マリアに求めた魂の軌
 跡。
 <著者>札幌生まれ。パリ大学、ヴァチカン・グレゴリア大学で学ぶ。ヨーロッパ
    各国の文化を日本の出版物に紹介するほか、ガイドブック等の執筆、編集
    にもたずさわる。ドイツ在住。


[3222] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/08/01(Sun) 14:55

下記書籍が8月10日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『アウグスティヌス』 講談社学術文庫 宮谷宣史 予価 \1,418<税込>
 古代ローマ最大の思索家の生涯と思索の全貌。
 アフリカに生まれ、栄達を願ってローマ、ミラノへ渡り、放蕩の生活を続けてき
 た男。それがキリスト教に回心するや、異端と論争を重ねながら動乱の時代を生
 き抜き、思想史に偉大な足跡を残した。生涯と重ねてその叡智の源を考察する力
 作。

●9月1日11:30〜11:57 NHKBSハイビジョンで「世界美術館紀行 ニューヨ
ークにエジプトの秘宝あり〜メトロポリタン美術館4〜」が放映予定。
http://www.nhk.or.jp/bs/popup/g_cultu_hi_n2.html

●9月4日21:30〜22:30 NHKBS2で『遠くにありて にっぽん人 コルシカ
の光にほれて 〜フランス・松井守男〜(再)』を放映予定。
 画家、松井守男さんは南仏コルシカ島で暮らす、ただひとりの日本人。島の豊か
 な光と色彩の美しさに魅せられた松井さんは島民との交流を深めながらコルシカ
 でしか描けない作品を生み出し続けている。春の復活祭では島の教会に松井さん
 のキリストの絵が飾られることになった。番組では異国の島で暮らす日本人画家
 と誇り高きコルシカの人々の交流を見つめる。
http://www.nhk.or.jp/bs/popup/g_cultu_bs2_n1.html


[3221] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/07/31(Sat) 21:00

○高島賢治さん

> ●『ヨーロッパ史入門 全10冊』 岩波書店
きっとローマについても取り扱われるでしょうね。楽しみにしたいと思います。


[3220] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/31(Sat) 20:11

下記DVDが9月18日発売予定。
●『テオ・アンゲロプロス全集 DVD−BOX 3』 紀伊國屋書店
                          予価 \17,640<税込>
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=A-00067110


[3219] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/31(Sat) 10:06

下記書籍が出ました。再掲。
●『図説 永遠の都・カエサルのローマ <ふくろうの本・シリーズ>』 佐藤幸三
  河出書房新社  \1,890<税込>
http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=430976049X


[3218] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/31(Sat) 08:42

●8月2日午後3時台にNHK綜合TV「お元気ですか日本列島」でギリシャ関連
情報を放映予定。
「東京情報 アテネオリンピックを前に地中海風のカフェや住宅がいまブームを呼
んでいます。東京都内で味わえるギリシャ気分の店を紹介します。」
http://www.nhk.or.jp/ogenki/


[3217] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/30(Fri) 18:54

●7月31日21:00〜21:54 TBSテレビ系列で「世界・ふしぎ発見! アトラン
ティス大陸は地中海にあった… マルタ島に地下神殿&海へ続く道」が放映予定。
 地中海に浮かぶ島国マルタの巨大な謎を追う。ミステリーハンターは、田中佳奈
 。マルタの首都・バレッタは全体が大きなとりでとなっている城塞都市だ。天然
 の海岸線をうまく利用した城壁が海までせり出し、地中海屈指の難攻不落のとり
 でとして機能してきた。この街がつくられた背景には、マルタ騎士団の存在があ
 る。聖ヨハネ騎士団の流れをくむ彼らは十六世紀、イスラム教側が優勢になった
 時、キリスト教側の最後のとりでとしてマルタに派遣され、街をとりでに改良し
 たとされる。また、古代ギリシアの哲学者プラトンは、アトランティス大陸が一
 夜にして海に消えたと書き残した。その痕跡がマルタ島に残されているという。
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery_1.html

●NHKラジオ第一放送で8月2日〜5日「ラジオ深夜便」で23:20〜24:00の間に
「ないとエッセー ギリシャ悲劇をギリシャの地で 演出家…宮城聡」を放送予定。
予定では23:30頃からこのコーナーが放映予定。四回連続。
「ギリシャ悲劇をギリシャの地で」
出演:宮城聡(演出家) 劇団ク・ナウカを主宰する宮城さんは、演劇発祥の地ギリ
シャでの公演が夢だった。そして、ことし七月、その夢を成就した。宮城さんが
、ギリシャでの成果、演劇の可能性などを語る。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/r1-20040802-64.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/r1-20040803-64.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/r1-20040804-64.html
http://www3.nhk.or.jp/hensei/bangumi/r1-20040805-66.html
http://www.nhk.or.jp/radiodir/pro/shinya.html
http://www.nhk.or.jp/radiodir/osu/osu.html

●8月6日23:00〜24:00 BS日テレで「新惑星 トピックアップ」が放映予定。
   番組内でギリシャ料理のコーナーあり。


下記書籍が8月19日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ギリシア恋愛小曲集』 岩波文庫 中務哲郎訳 予価 \630<税込>
 勇敢な武将の夫と敵軍の捕虜となった絶世の美女の妻の再会とさらなる別離「パ
 ンノイアとアブラダタス」、36人の女性の道ならぬ恋36章「恋の苦しみ」等
 、達意の新訳で生き生きと甦る古代ギリシアの恋物語四篇。

下記書籍が8月24日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『図説 ギリシア歴史・神話紀行 <ふくろうの本・シリーズ>』 巖谷國士
  河出書房新社 A5変・128頁 予価 \1,890<税込>
 旅行書や案内書では決して知りえない、時空の旅で初めて感じる神話の国ギリシ
 ア。ギリシア正教の教会やイコン、ラフカディオ・ハーンの生まれた島、冬景色
 の岩山、アンゲロプロスの映画など、未知の異空間を描く夢幻紀行。
 <著者>1943年東京生まれ。東大仏文科卒。明治学院大学教授。フランス文学者、
    エッセイスト。シュルレアリスムとブルトンをめぐる研究の他『澁澤龍彦
    全集』『澁澤龍彦翻訳全集』編集委員をつとめる。
http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=430976052X

下記書籍が9月刊行予定。
●『パルテノン・スキャンダル 大英博物館の「略奪美術品」』 新潮選書
     朽木ゆり子

下記書籍が9月28日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『古代オリエント事典』 岩波書店 日本オリエント学会・編 菊版・800頁
 文明の揺籃の地、古代オリエントに関する初の総合的事典。時代的には先史時
 代からサーサーン朝まで、地域的にはインダス川・オクソス川辺りからエジプ
 トまでのオリエント全域をカヴァーする。概説である総論の部と事典の部から
 なる。

下記書籍が10月より刊行開始予定。
●『ヨーロッパ史入門 全10冊』 岩波書店
 ヨーロッパの第一線の歴史家が書き下ろした入門シリーズの日本版。ルネサンス
 、魔女狩り、科学革命、フランス革命、帝国主義、ロシア革命等ヨーロッパ史の
 画期となった事件・テーマを取り上げ、論点を簡潔に整理し、「何が問題か」を
 明らかにする。参考文献も充実。


[3216] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/29(Thu) 15:00

下記書籍が出ました。情報を追加して再掲。
●『図説 ローマ帝国衰亡史』 東京書籍 エドワード・ギボン著
吉村忠典・後藤篤子訳 A5判・596頁 \7,140<税込>
http://www5.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/tosho/book/book_syosai.asp?Item=02113&Page=web

●8月5日10:40〜12:00 NHKBSハイビジョンで「トレッキング・エッセイ紀
行 紺碧(ぺき)に浮かぶ古代の大自然・ギリシャ・クレタ島」が放映予定。

●8月5日21:00〜21:50 NHKBS1で「BSオリンピック特集 近代オリンピ
ックの父・クーベルタン」が放映予定。
近代五輪開催のきっかけ▽ギリシャとの確執▽芸術とスポーツの融合を目指す


[3215] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/07/29(Thu) 08:33

○高島賢治さん

> 『図説 ローマ帝国衰亡史』 東京書籍 エドワード・ギボン著
> 吉村忠典・後藤篤子訳 A5判・596頁 予価 \7,140<税込>
仰るとおりで、一家に一冊常備したい本になりそうですね。


[3214] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/28(Wed) 20:36

下記書籍が出ました。
●『システィナ礼拝堂とミケランジェロ』 東京書籍 ロス・キング著
   田辺希久子訳 四六判・上製・460頁 カラー口絵12頁 \5,250<税込>
 ルネサンス期のプロジェクトX…。「神の家にふさわしい壮大な天井画」…教皇
 ユリウス二世の強い要請により,何よりも「彫刻家」を自認するミケランジェロ
 が心ならずも引き受けることとなった未経験のフレスコ画制作。システィナ礼拝
 堂天井画制作にミケランジェロが費やした四年半に焦点を当て、彼を取り巻く人
 物群や社会状況をからめながら、生身の天才の苦悩と空前絶後の芸術作品の創造
 過程をあますところなく描いて重層的に描いた世界的に話題となった傑作評伝の
 全訳。
 <著者>1962年カナダ生まれ。トロントのヨーク大学で英文学の博士号取得後、ロ
    ンドン大学で18世紀イギリスの文学と歴史を学ぶ。英国の作家。著書に「
    謎の蔵書票」ほか。

下記テレビ番組が8月4日21:00〜21:50 NHK・BS1にて放映予定。
●「BSオリンピック特集 古代ギリシャからの贈物」1000年以上にわたって開催
された古代オリンピック▽選手は全員裸▽今とは違う競技の内容ほか

下記書籍が7月刊行予定。
●『図説 ローマ帝国衰亡史』 東京書籍 エドワード・ギボン著
  吉村忠典・後藤篤子訳 A5判・596頁 予価 \7,140<税込>
 ギボンの古典的名著を、ポイントをおさえて短縮化し、テキストに従って新たに
 多くの写真・図版・資料を加え、初めてローマ史の専門家があたった画期的な訳業。
皇帝在位表 ローマ帝国全図 編者まえがき
第1章 アントニーヌス朝時代の帝国の支配領域と軍事力
第2章 アントニーヌス朝時代のローマ帝国の一体化と繁栄
第3章 アントニーヌス朝時代のローマ帝国の制度
第4章 コンモドゥス帝の残忍・愚昧と彼の誅殺(180年〜193年)
第5章 ディディウス・ユリアーヌスへの帝権の競売、セウェールス帝の勝利(193年)
第6章 セウェールス帝の晩年からセウェールス朝の断絶まで(198年〜235年)
第7章 マクシミーヌス帝からフィリップ帝まで(235年〜248年)
第8章 デキウス帝以降の諸帝(248年〜268年)
第9章 クラウディウス帝とアウレリアーヌス帝(268年〜275年)
第10章 アウレリアーヌス帝死後の軍隊と元老院(275年〜285年)
第11章 ディオクレティアーヌス帝とその同僚たち(284年〜311年)
第12章 ディオクレティアーヌス帝退位からコンスタンティーヌスの勝利まで
    (305年〜324年)
第13章 ローマ政府のキリスト教徒に対する態度(64年〜313年)
第14章 コンスタンティノープルの建設と新しい政治体制
第15章 コンスタンティーヌス帝の人となりとその後継者たち(337年〜353年)
第16章 コンスタンティウス二世の単独支配(351年〜360年)
第17章 コンスタンティーヌス帝改宗の影響
第18章 正帝ユリアーヌス(360年〜361年)
第19章 ユリアーヌス帝の背教(361年〜363年)
第20章 ユリアーヌス帝の東征と戦死(362年〜363年)
第21章 ワレンティニアーヌス一世とその時代(364年〜375年)
第22章 フン族の移動と民族大移動の発端(375年〜382年)
第23章 テオドシウス帝の人となり(346年〜395年)
第24章 異教の最終的撲滅(357年〜392年)
第25章 ゴート族の反逆とスティリコの活躍(395年〜408年)
第26章 アラリックのイタリア侵入とローマ市掠奪(408年〜418年)
第27章 ホノリウス帝の死とプラキディアの執政(423年〜439年)
第28章 アッティラ王の征服戦争(450年〜455年)
第29章 ヴァンダル族のローマ市略奪、西ローマの滅亡(455年〜493年)
第30章 ユスティニアーヌス帝とテオドーラ、その後の東ローマ帝国
エピローグ ローマ没落史を振り返って
ローマの軍隊 ローマ人の服飾 ローマ人の別荘 「ローマ理念」――訳者あとが
きに代えて 訳註 年表 索引
【高島の蛇足コメント】吉村忠典先生が担当されたという事は、読むべき本だと
           思います。


[3213] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/27(Tue) 20:00

下記書籍が出ました。
●『楽しく!おもしろく!ゴロで覚えるギリシャ語 超簡単に身につく会話表現集』
  国際語学社 阿部昇吉 \1,785<税込>
 習得が難しいとされるギリシャ語をやさしく学べる参考書。ゴロで歴史を覚える
 感覚で、ギリシャ語の会話フレーズや実用単語が学べます。だまされたと思って
 、フレーズを声に出してみて! 驚くほど通じるはずです!
 <著者>宮城県生まれ。早稲田大学大学院修士課程ロシア文学専攻科修了。ロシア
    文学研究家、翻訳家。現在、創価大学でロシア語とロシア文学を教える。
    著書に「今すぐ話せるロシア語」など。
●『イエスの弟 ヤコブの骨箱発見をめぐって』 松柏社 \2,520<税込>
 ハーシェル・シャンクス、ベン・ウィザリントン著 舩渡佳子・菅野圭子訳
 2002年、エルサレムで「ヤコブ、ヨセフの息子、イエスの弟」と銘記された骨箱
 が見つかった。考古学、聖書学、歴史学の多方面からその真偽の謎に迫り、「イ
 エスの弟ヤコブ」の姿を生き生きと蘇らせる。
 <著者>〈シャンクス〉『聖書考古学レヴュー』『聖書レヴュー』『考古学オデッ
           セー』の創刊者、編集長。


[3212] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/27(Tue) 12:46

下記書籍が8月17日刊行予定。
●『ローマの泉の物語』 集英社新書 竹山博英 予価 \735<税込>
 古来泉は彫刻と水盤をもつ噴水の形で、水道の終点に造られた記念碑であった。
 古代からのローマの栄枯盛衰を、泉に読み解く。


[3211] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/07/26(Mon) 20:18

○高島賢治さん

> お金だけで開けてもらえるならば、錠前は錆びていないと思います。
なるほど、そういう視点もありますね。でも、「仲間由紀恵だったから特別に」というのも考えにくいと思うんです。事前にスタッフが熱心に日参したとか、今まであまり注目されていなかったとか、そういうことでしょうかねえ。(?)


○かなりうすさん

> どうなんでしょうねぇ? ナゾが多すぎ!
まあ、神さまですから。人知を超えたところがあってもおかしくはないかも。


[3210] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/26(Mon) 17:51

●BS朝日で5日連続BBC夏休みギリシャスペシャルとして下記番組が放映予定。
8月2日23:00〜23:55「古代のオリンピックとは?〜2500年前のアスリート」
8月3日23:00〜23:55「トロイの謎〜ギリシャ伝説の都市の真実〜」
8月4日23:00〜23:55「ギリシャ神話の英雄たち1 オデュッセイア
           〜愛と冒険の物語」
8月5日23:00〜23:55「ギリシャ神話の英雄たち2アルゴ号の大航海」
8月6日23:00〜23:55「消えたアトランティスへの扉〜水底の古代都市ヘリケの謎」
http://www.bs-asahi.co.jp/greek/main.html

【高島の蛇足コメント】BBCの歴史ドキュメンタリーは水準が高いので必見!!


[3209] きょうも暑いです! 投稿者:かなりうす。 投稿日:2004/07/25(Sun) 15:21

augustusさん
>蛇で自殺しないと復活しないなら歴代の王はみな復活しないことになりとても妙です。番組を見てそんなふうに思いました。
なるほどそう言うことなら強引どころか乱暴な解釈のような気がします。

>特にドラマになるようなことがなかったから?
どうなんでしょうねぇ? ナゾが多すぎ!

>『黒いアテナ』
近所の書店に置いてあったので、ページをくってみましたが私には手におえない感じなのでパスしました。高かったし。


[3208] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/25(Sun) 10:39

◎augustusさんへ
|| たぶん、なんらかの寄付をしているでしょうから、同様に見せてもらえたのではないでしょうか。

お金だけで開けてもらえるならば、錠前は錆びていないと思います。


[3207] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/07/25(Sun) 06:10

○かなりうすさん

> 「再生(甦り)」という考え方は別の強引とは思えなくて
> まぁそういうこともフツーに考えられるなぁという感じです。
番組では復活のために自殺の手段として蛇を選んだというふうに言っていたと思います。(勘違いだったらごめんなさい。)
蛇で自殺しないと復活しないなら歴代の王はみな復活しないことになりとても妙です。番組を見てそんなふうに思いました。

> それにしても、聖家族がエジプトに逃避してからイエスが
> 成人するまでのことが知られていないのは何故?
特にドラマになるようなことがなかったから?


○真奈美さん

> 命を絶つならばほかにも方法があるだろう
かっこいい返事だ。(^^

> 暗殺からパトラたちの最期までは10数年あるのだし、
> その間にもっと賢明に対処してればも少しどうにか
> なったのではないかという気はします
そう思います。多くを望みすぎて全てを失ってしまったという感じですね。


○高島賢治さん

> もし仲間由紀恵でなく、男性タレントならば錠前は開けてもらえたのでしょうか?
たぶん、なんらかの寄付をしているでしょうから、同様に見せてもらえたのではないでしょうか。


○凡夫さん

> というより「アントニウス」は文学上有名なせいですよ。
これはその通りで、世界史のテストでも生徒がよく間違えたりするようです。
きっとどこかに「アントニヌス」を「アントニウス」の間違いだろうと解釈して、「アントニウス・ピウス」と記述した本かWEBページがあったんだと思います。そして、それを参考にして作られたWEBページで間違いがさらに広がっていっているわけです。最初に間違えた人が全部悪いわけではないでしょうけど、気をつけないと間違いが広がることはよくあることだと思います。


○藤本さん

テストお疲れ様。準備に時間がかけられないとつらいものがありますね。


[3206] Re[3201]: RE: 投稿者:藤本 投稿日:2004/07/24(Sat) 22:02

テストはぼろぼろです。たぶん、、、、。歴史は簡単に語れないですよね


[3205] お返事 投稿者:凡夫 投稿日:2004/07/24(Sat) 20:56

> P.M.さん
御意見読みました。ほとんど納得いたしました。
文明史に関しては、歴史学の研究者が行うものでは、もはや無いですね、確かに。例えば一見似たような名前の経済学・経営学・商学はそれぞれ全く異なっていて、かつその中でも細分化していますからね。文明は文明で、一つの学門としてやっていくのが手っ取り早いかもしれませんね。
それに加えて、歴史のパイ(研究分野とそれを研究する人間)を広げつつ、学問間の交流を活発化させていくと、さらに視野は広がっていくと考えています。


> 管理人さん
> 塩野さんの本に限ったことではないのですが、ちょっとした間違いが予想外に広がってしまうことってのはあるんですよ。たとえば、どなたの間違いが最初なのかは知りませんが「アントニウス・ピウス」と記述されているWEBページは結構多かったりします。(google で今調べると197件)
本質的な誤りではないと言ってしまえばそれまでではありますが

P.Mさんもあげておられましたが、多種多様なところで塩野氏の“文章”や“意見”は引用されています。それはあくまで塩野氏という存在の話の引用であって、歴史の間違いの流布とまで至っていないと見ます。かつ大まかな範囲では別に間違いがあるわけではないですし。
また例えば従来と異なる塩野氏のガリエヌスに対する評価は、そういう視点もあるという話で、彼を要約すれば「よく頑張った」と評価したりする人もいれば、大昔は「邪悪な皇帝 」と評価されていたわけですから、大きな問題ははらんでいないと思います。
「アントニウス・ピウス問題」は小さいながらも難問ですが、その原因はアントニヌスという名が馴染みが無いためでしょうね。高校の教科書でも扱いが小さい(テストには出ますが)。
というより「アントニウス」は文学上有名なせいですよ。
そこで「アントニヌス」が出てきても勘違いしてしまう。
でも実際は「アントニヌス」の方がローマ史上の有名人の数では、アントニヌス・ピウス(慈悲深さで有名?)、マルクス・アウレリウス(哲人として有名)、コンモドゥス(映画じゃ有名)、カラカラ(浴場で有名)、エラガバルス(“その筋”では有名)と、5VS1で勝っとるやないか!!


[3204] 「何故錠前は叩き壊されたのか」考古学研究最大の謎に迫る!!! 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/24(Sat) 19:52

7月21日に放映された「仲間由紀恵が挑む!世紀の美女伝説スペシャル〜悲劇の女王クレオパトラ2000年の謎〜」なんですが、最も印象に残っているのは、図書館の遺跡に隣接している古代ローマ人の墓です。その墓は数十年開けた事がなく、錠前は錆び付いていました。もし仲間由紀恵でなく、男性タレントならば錠前は開けてもらえたのでしょうか?あの番組の中で仲間由紀恵の美貌で特別に観せてもらえた遺跡は他にもあったように感じました。錆び付いた錠前を叩き壊した時、おじさんは嬉しそうでした。あの時のおじさんの心理が知りたい。仲間由紀恵のウインクでも期待したのかなあ。

◎P.M.さんへ
|| > 金井和子訳 
|| どういう方なんですか?

1945年愛知県生まれ。1977年、東京教育大学大学院文学研究科博士課程終了。同志社大学講師。訳書に「彼らは自由だと思っていた」「侵略の舞台裏」「ヨーロッパ現代史」「イメージのなかのヒトラー」等。


[3203] さっきまた見てみたところ 投稿者:真奈美 投稿日:2004/07/24(Sat) 12:55

>何よりも笑ったのは、まるで戦争上手で一方的にアントニウスを押してったっぽいオクタヴィアヌスでした。

そうそう、その件もありましたね。アクティウムの海戦で、「アントニウスはオクタヴィアヌスの敵ではなかった」なんて、−−オクタだけでは勝ってねーって。(マニアでなくても、「男の肖像」読んだだけの人だってヘンに思うところ。)
 オクタの名前が初めて出てきたのは、パトラたちのレリーフを「後の初代ローマ皇帝オクタヴィアヌス」が削らせたという、という部分で、そのあとは暗殺のあとで、「クレオパトラを敵視するオクタヴィアヌスと、かつてシーザーが信頼を寄せたアントニウス」の争いの箇所。ほんとに、どういうつながりであるのかがてんで出てきてませんでした。知らない人が見たら、「オクタヴィアヌス」っていったいなんの権利があって出てきたの?ってことになりかねません。これでは正当な「シーザリオン」とそちら側を助けるアントニウスのほうが正しいみたいですよ。何度も言うけど遺言状はどうした!
 説明に充分な時間をとれないのは仕方ないですけど、暗殺からパトラたちの最期までは10数年あるのだし、その間にもっと賢明に対処してればも少しどうにかなったのではないかという気はします(秀吉の死から大坂夏の陣の間もですね。あるいはバスティーユ陥落から王妃の処刑までの数年間とか)。その期間をあっという間に片付けてしまうのもそもそも無理がありますが。

>CAPCOMのゲームのサイト、見ました。
アグリッパ、私はカッコイイと思いますよ?(TOPの黒髪のほうですよね?)

 私も、おびえていたほどまずいとは思いません、それよりも史実無視しまくりの設定のほうがナンではないかと。まるで一部の同人誌パロディ(設定がまるで原作と別物で、それなら最初からオリジナルとして描いたら?と言いたくなる世界)。
 でも彼らにネームバリューがあるということなんでしょうか。もしこういう健全(たぶん)な機会でオクタの名前を知った純真な子供が、あとでマッシーさんの小説なんか知ったら・・・。

 地元に新しくできた映画館で「トロイ」をやっと見ました。ここで話題になっていたアイネアスの登場シーン、なるほど、なにしろユリウス一族の祖先なんだから美形でなくちゃね〜!でも、パンフレットにもあの場面についてのフォローは載ってなかったですね。本場ではもっと常識になっているのでしょうか。
 アキレスの初登場場面で、一騎打ちの命令を伝えるためにテントに呼びに行った少年、やけに可愛かったです、ここだけの出番なのに。「女の子?戦場だからまさかね。一人称「僕」、やっぱり男の子か」と思いました。
 
 アントニウスの最期に近い時期に、オクタが一騎打ちを申しこまれて、「命を絶つならばほかにも方法があるだろう」と拒否したというエピソードがありますね。知ってる人ならこれ、うわ〜〜すごいハッタリ!と笑ってしまうに違いありません。(オクタに勝ち目は万に一つもナイ!)今回この映画で何度もある一騎打ちシーン見て、ますますその思いを強くしました。


[3202] イエスはエジプトで何をしていたのか? 投稿者:かなりうす。 投稿日:2004/07/24(Sat) 11:44

○P.M.さん
>落書きでなく、リウィアのプリマ・ポルタの別荘にあったようなフレスコ画は描けませんか?(^o^;)
色鉛筆での下絵なら描けるかも。でもちょっとラズウェル細木タッチ(知ってる?)にアレンジするかもしれません。
でもスプレーペイントでポンペイ風にする方が手軽でもっと楽しいのに(*^o^*)(*^o^*)(*^o^*)

○P.M.さん、管理人さん
>”黒”=”真っ黒”という印象を持ってしまいます・・・
本当は褐色なの?
あの時代の東方の諸宗教では一般的に「黒=復活(甦り)」を象徴していたようなので真っ黒でなくてもそれなりに黒かったと思っていました・・・
特にイシスはギリシアの宗教観にもかなり影響を与えていたと勝手に思い込んでいたので。

○真奈美さん、管理人さん
>> ヘビは王家を縁が深く、再生の象徴でもあったので、彼女は復活を期して死んだという解釈で、こういう不幸でない解釈は嫌いではありません。
私は面白いけどかなり強引だなと受け取りました。

番組は見て無いのでコメントするのはどうかと思いましたが前項と関連するので一言、当時のエジプトの宗教観から考えて「再生(甦り)」という考え方は別の強引とは思えなくてまぁそういうこともフツーに考えられるなぁという感じです。
何の根拠ありませんが、イエスが子供のころエジプトに難を逃れて行きましたが、そこでイシス/オリシス崇拝の影響を受け、それが十字架の磔刑と復活につながる話になったと勝手に想像を膨らませています。
以前サーカスの起源に関する本を読んでいて、古代エジプトでは軽業などが盛んだったと書いてあったのでイエスがエジプト滞在中にマジックのひとつも覚えてきたのが「奇跡」の姿かななんて罰当たりなことを考えています。
それにしても、聖家族がエジプトに逃避してからイエスが成人するまでのことが知られていないのは何故?


[3201] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2004/07/24(Sat) 06:11

○かなりうすさん

> わたしも管理人さんの言うとおりだと思います。
賛同していただきありがとうございます。(^^


○凡夫さん

> とはいえあの著作を事細かに覚えている人もいないでしょう。
塩野さんの本に限ったことではないのですが、ちょっとした間違いが予想外に広がってしまうことってのはあるんですよ。たとえば、どなたの間違いが最初なのかは知りませんが「アントニウス・ピウス」と記述されているWEBページは結構多かったりします。(google で今調べると197件)
本質的な誤りではないと言ってしまえばそれまでではありますが...


○藤本さん

もうテストも終了した後だと思いますが、結果はいかがですか?

> 1、ローマ帝国はなぜ滅亡したのか
> 2、ヨーロッパについて学ぶ上で、古代ローマについて学ぶことは有益か
> 3、中世ヨーロッパはどのようにして生まれたか
いずれも大きなテーマであって簡単に意見を述べることができるような内容ではないんですよ。おそらく担当の先生が半期の講義で述べられたことの総まとめをすれば及第点はもらえるのではないでしょうか。


○高島賢治さん

> あとは仲間由紀恵のウインクが良かった。
気づきませんでした。(^^


○P.M.さん

> "CAVE CANEM"
日本語訳して書いておかないと、モザイクを見た人が「犬の名前かな?」って思っちゃいますよ。(^^

> 金持ちではありませんが"privata"を作ることにします(^o^;)
当時自宅に浴室を持つのは相当な贅沢ですよね。今で言うとプライベートビーチをもつようなものでしょうか。
いずれにせよ、良いドムスができますように。

>”黒”=”真っ黒”という印象を持ってしまいますが
> augustusさんはどうですか?
私も真っ黒の印象を受けます。

> 破風などにあらわされている神々の姿は”褐色”が多かったですね。
色が剥げちゃって白のイメージが定着しちゃったのかもしれませんね。


○真奈美さん

> オクタファンとして許しがたかったのは、「シーザーはこの子を
> シーザリオンを呼んだ、これは後継者であることを表していた」の
> 部分ーーー寝言言ってるんじゃない、遺言状を無視するんじゃない!
クレオパトラがテレビで取り上げられるときはたいていこういわれますよね。もう定着しちゃったんだろうか。

> ヘビは王家を縁が深く、再生の象徴でもあったので、彼女は復活を
> 期して死んだという解釈で、こういう不幸でない解釈は嫌いではありません。
私は面白いけどかなり強引だなと受け取りました。
小説にするならいい題材かもしれません。「おまえの子孫を根絶やしにしてやる。」って呪いをかけたのなら、成就していますからねえ。

> 名前の話ですが、現代人が「ユリア」なんてつけるときには、
> もはやローマの意識はないのでしょうね。
百合ちゃんとか、樹里ちゃん。


○マッティアスさん

> 何よりも笑ったのは、まるで戦争上手で一方的にアントニウスを
> 押してったっぽいオクタヴィアヌスでした。アグリッパの存在を
> 消すのはともかくとしても、嘘だろう?を連発してしまいました。
まあ、究極の要約を考えれば「オクタウィアヌスが勝った」になるでしょうから、仕方がないのかも。(^^


[3200] Re[3199]: ていうか。 投稿者:マッティアス 投稿日:2004/07/24(Sat) 00:33

☆真奈美さん☆
オクタウィアヌスファンよりも仲間由紀恵ファンこそ怒ってしかるべき、ではないかと(笑)。
歩き中心の遺蹟めぐりにピンヒールのミュールなんて、足を挫いたら大変じゃないか、とかそういう心配が。スタッフに問題アリです。
しかし、何て言うか歴史ドキュメンタリーとしては論旨が一貫しない紀行番組でしたね。主張したかった内容が理解できませんでした。
ところどころ面白い部分も多かったのですが、ドキュメンタリーとして見ようと思うと辛いものが。
アントニウスの扱いもあれじゃあ、ただの阿呆じゃないか(涙)。ローマ側の人間の扱いいい加減ですよね。
でも、カエサルとクレオパトラの馴れ初めについては、ああ、そんなカンジと妙に納得しました。
やっぱり動機はお互い、政治的駆引きですよね。どっちも結構腹黒い(失礼)というか、政治家だから。
何よりも笑ったのは、まるで戦争上手で一方的にアントニウスを押してったっぽいオクタヴィアヌスでした。
アグリッパの存在を消すのはともかくとしても、嘘だろう?を連発してしまいました。

閑話休題。
CAPCOMのゲームのサイト、見ました。
アグリッパ、私はカッコイイと思いますよ?(TOPの黒髪のほうですよね?)


[3199] 先日の番組 投稿者:真奈美 投稿日:2004/07/23(Fri) 20:31

 紀行ものとしての楽しさはそれなりにあったかと思います、クレオパトラの専門家なる異国の研究者が出るのはちょっと新鮮でもあるし。
 オクタファンとして許しがたかったのは、「シーザーはこの子をシーザリオンを呼んだ、これは後継者であることを表していた」の部分ーーー寝言言ってるんじゃない、遺言状を無視するんじゃない! だいたい、「オクタヴィアヌス」がそもそも何者なんだかの説明ありましたっけ、アントニウスが「信頼された部下」と言われたのに、オクタが遺言状による相続人であることを飛ばしたら、まるででしゃばりの簒奪者ではないですか。 
 アントとパトラが「ロミジュリ」のモデルって、そんなに断言していいものでしょうか、誤解の後追い自殺ってだけの共通点に見えますけど。(そもそもロミオもかなりの軽率バカなんですけどね) 「純愛」「純愛」と繰り返されるとどうも、それは違うんじゃ、とむずむずします。だいたいオクタヴィアを無視してるのも気に入らんです。「妻と離婚し」だけしか言及なし。その妻がどんなにできた婦人であったかに触れたほうが、それでもパトラにふらついてしまう魔力を強調するためにもかえって効果的だと思いますけどね。
 ヘビは王家を縁が深く、再生の象徴でもあったので、彼女は復活を期して死んだという解釈で、こういう不幸でない解釈は嫌いではありません。  でも、もしパトラが、たとえローマに呪いをかけて死んだとしても(いえそこまで言ってないけど)、オクタはハナで笑って無視しそうです。

 小さなツッコミ。「クレオパトラは、美女?それとも悪女?」−−聞き間違いかと思って巻きもどしましたよ。確かに「悪女」とは本来は「容貌の悪い女」(つまりブス)の意味であったけど、まさかそれを考えているわけではないでしょう。「美女」と「悪女」と対立する語ではぜんぜんないのに「それとも」ってなんなんだか。

 カエサルを語るには塩野さんと決め付けないで、たまにはよその国の専門家のコメントも出してほしいですね。作家でも。Allan Massieさんなど希望〜〜!


名前の話ですが、現代人が「ユリア」なんてつけるときには、もはやローマの意識はないのでしょうね。それよりはまだ「ジュリエット」のほうが有名かも。 かつて語学研修ですごしたライン左岸のボッパルトBoppardには「アントニウス通り」があります。でもその周辺がローマゆかりの名前というわけではないので(ローマに縁のある町ではあるけど)、聖者アントニウスだと思っておきます。 そういえば、ケルンに「アグリッパ通り」があるけど、これはもしかして、ここの出身のオカルト学者コルネリウス・アグリッパなのだろうか。でもこんな非ドイツ的な名前は、やはり町の建設者のアグリッパにちなんで名乗ったに違いない、だから少なくとも無縁ではない、そういうことにしておきましょう。


[3198] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/23(Fri) 20:29

下記書籍が出ました。
●『ヘブライ語入門』 キリスト聖書塾編集部編集 日本ヘブライ文化協会
                           \4,500<税込>
 生きた現代ヘブライ語を学習しつつ、自ずと聖書ヘブライ語習得の準備がなり、
 旧約聖書の原典になじむことができる書。「文字と発音」「現代ヘブライ語」「
 聖書ヘブライ語」の3部構成。キリスト聖書塾1985年初版の改訂版。


[3197] こ、こ、これだーーーーーー!!!!!!! 投稿者:P.M. 投稿日:2004/07/23(Fri) 18:56

夏休みの宿をようやく抑えました。小樽ですが(^o^;)

■augustusさん
> 4) 番犬は飼わずに、モザイク画で済ます。
"CAVE CANEM"
これに決めたーーーーー!!!!! (^o^)/
「♪きめたぁ〜きめたぁ〜〜〜 ばんけぇーーーん モザイクにぃーーー」
現在数箇所から見積もりを取るべく情報収集中ですが、お友達の師匠に頼もうかと思っているところです。
あとはプリマポルタのアウちゃんを飾りたいところですが・・・。

> 5) 浴室は作らず、外部に巨大な浴場を建設。
金持ちではありませんが"privata"を作ることにします(^o^;)
あと、かなりうす。師匠のフレスコ画があればバッチリです(*^o^*)

> 黒い聖母ってのはあちこちにありますが、アテナが黒かったってのは面白い説ですね。
”黒”=”真っ黒”という印象を持ってしまいますがaugustusさんはどうですか?
メトロポリタン美術館の地下にパルテノン神殿の復元模型が飾られていましたが破風などにあらわされている神々の姿は
”褐色”が多かったですね。プリマ・ポルタのアウちゃんのように色を分析して着色してあるはずですから、少なくとも
アウちゃんのように”白い”ことはなかったようですね。

> アウちゃんのデジカメ画像:これって、ファイルが壊れていたということ?
こちらの方です。でも、切り貼りすれば修復(?)出来そうなんですけどね(^o^;)
再録したいのですがおそらく自腹でニューヨークへ行くことないでしょうから、5年後くらいに出張があることを願うのみですね。

■かなりうす。師匠
> うぴぴ館を建てるのですか?
そうなんです(*^o^*)(*^o^*)(*^o^*)
落書きでなく、リウィアのプリマ・ポルタの別荘にあったようなフレスコ画は描けませんか?(^o^;)

>Brad Mehldau
一週間早ければBrad Mehldauのライブに潜入できたのに。。。(ToT)
ニューヨークはメトロポリタン美術館に行っただけのようなものになってしまいましたです。

> 本当は、ゼウスが事の発端
ヘレネのおやぢもゼウスですしな。って、そういう話ではない? (^o^;)

■凡夫さん
はじめまして
↓かなり長文になってしまいましたが、これでもかなり削ったつもりです(^o^;)
> ここにいる方のなかには彼女の本を読んで(いや存在自体に)ストレスを感じる人もいるかもしれません。
かつて彼女の作品のファンであった私は「もういいよ、おばはんの妄言は」といったところです(^o^;)
彼女の作品が何故嫌いになったか考えるに、作品上で研究者(学者)を小馬鹿にするような面が強くなったり、
説教臭くなったという印象を持ってからですかね。別に私はローマ研究者ではありませんが。
私は中庸という言葉が好きですが、もはや彼女の作品に対しては・・・。
反動というものは恐ろしいものだと身をもって体験しています(^o^;)

> 本来歴史は総合学問であるのに、日本においては通史や文明史扱うのが忌避されている
これって本質的には現代においても歴史学に限ったことではないように思えます。
研究とは、読んで字の如くある対象を"研(と)"ぎ澄ませ"究(きわ)"めることだと私は思いますが、
そうだとするとディテールにこだわりそれをひとつひとつ積み上げていかなければならない、そうすると
より細かなところまで枝葉について調べたら次には枝葉がどんな組織により成り立ちそれがどんな性質を持ち、
そしてそれは何故そうなのかということに踏み込むことは必然のように思えます。
もちろん、「木を見て森を見ず」にならないことはいつも忘れてはならないことだと思いますが、木の枝葉、
はたまたその組織についてまで調べ上げて森をより生きたものにする作業をしているのが歴史学に限らない
現在の研究者達だと思うのです。
ローマについて申せば、例えば、南川先生のある著作に書かれていたと思うのですが、本村先生などの
通史的ないわゆる啓蒙書においてもローマ史全体にとっては枝葉的な内容の最新の研究成果を取り入れて
変わっていているし、またそうすべきだと思うのです。
何を言いたいかというと、現代において通史を始めとする総合学を学問にしようとすることは土台無理な話で、
それを塩野さんのように一人で扱おうとすると極めて不完全なもの(学問)にならざるをえないというのが私の意見です。

> 一般に読まれるローマ通史・文明史
ということで、もしそのような企画があるのであれば「多数の著者のによって書かれる」というのが私の願いです。
もちろん、編者は一人であるべきだとは思いますが。書籍一冊分程度のローマの通史はわりとありますが、
『ローマ人の物語』やギボンの衰亡史と同程度あるいはそれ以上の分量でということであれば、現実問題、
(1)親分と(2)資金(儲からないから)が必須でしょうね。科研費などの援助で書籍を出版している先生方も
いらっしゃるので、親分に政治力があれば特定領域研究などで資金などどうにでもなるとは思いますけどね。
あと、論争がある部分については併記、あるいは、脚注などで明記してあるとうれしいです。
また、もっと欲を張ると、別口で異種の専門家の融合的なものがほしいですね。他分野の研究者の話は
自ずと観点が異なるので非常に面白いしためになり、新たなる見方、分野を切り開くことが出来ることを最近
痛感しています。そういう意味で小説家も入ると面白いと思います。
ただし、その論がどのような経緯で生まれたか論理的な検証可能な形で ← 小説家が入る意味がなくなってしまうか?(^o^;)

> 私見ですが歴史研究者は小説家の歴史に対する考えを、俗悪・低俗なものと軽蔑するのでなく、正面から議論を挑んでいく必要がある
「俗悪・低俗なものと軽蔑するのでなく」ということはそのとおりだと思いますし、彼らの意見や
ものの考え方を参考にすることは必要だとは思いますが、この場合「正面から議論を挑んでいく」などということに
専門家が労力を割く必要はないと思います。単に論評というのであれば話は別ですが。

> とはいえあの著作を事細かに覚えている人もいないでしょう。
一字一句覚えている人はいないとは思いますが(私は事細かには覚えているつもりですが)、自分に興味がある
部分の内容は良く覚えていて、特に自分で吟味せずにそのまま引用したりする人がいたりする(しかも間違って
いたりする)から性質(たち)が悪かったりします(^o^;)
知識人とされる方々の文章で「塩野七生さんの『ローマ人の物語』によると・・・」というフレーズをよく見かけます。
これは大抵の場合、研究史などの○×史のプロではないのですが、現在行われている研究分野のプロだったりします。
本当にその分野のプロなら塩野さんの作品に触れつつも読み手が検証可能なようにそのソースを明らかにして論を
展開していくことをすべきだと思うのですが、悲しいかなそんな人は見たことないですな。
あなたも書かれているようにプロの怠慢以外の何物でもありません。
「何事もまずは疑ってかかれ」ということを叩き込まれているはず(少なくとも私はそういう教育を受けた)の
大卒理系な方々でも、そのまま受け売りで引用したりしているのを見るとちょっと不安を覚えます。
「この論文にこう書かれています」とその内容を鵜呑みにして話をする人(よくよく聞いてみると自分で
吟味していない)は私の分野でも結構いるんですけどね。

> 外部の人(法学・経済学など)が全般的な所に手を出すのを嫌がる
似たようなことはどの世界でもあると思います。親分に度量がなかったり、お金が絡んだり、自分の居場所がなくなる
かもしれないという強迫観念というか危機感をもたれるとその傾向はいっそう強くなるような気がします。
たとえばかなり以前の話という限定付かもしれませんが、「○×電池」に関する研究開発分野では「新規者、カモンカモン」と
口では言っている(それだけ注目されている分野なのだから[自分達の]予算を増やせということらしい)のですが、
ちょっと目がありそうだとなると一斉に潰しにかかる、と某学会では有名でした(^o^;)
また、親分同士がいがみ合って、もう目も当てられないような惨状になってしまった分野もあったりしました(過去形のはず)。
影響力が大きいだけに学校やオフィスでよく見られる○性同士のいがみ合いと違ってたちが悪すぎる(^o^;)

■真奈美さん
> 女児の7位がJulia
これって、Santa Juliaからとっている親が大部分ではないでしょうか?
男児の場合、たとえばAntonioという名前もイタリア、スペイン系でよくみかけますが、
100%近くが聖アントニウスにあやかろうとする人がほとんどのような気がします。
少なくともtriumvirのアントニウスからとっている人は皆無ではないでしょうか?
私が親だったら間違ってもこの人にあやかろうと思って名付けたりはしない(^o^;)
チェーザレ(チェザロ)は言うに及ばずジュリオ(フリオ)などはキリスト教関連の
著名人以外に我々(?)のカエサルから取っている人もいるとは思いますが。

※1 PCでDVDは観られないのですか?
※2 ネット上で漢字等を調べるとき、私は
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Jiten?sv=DC&pg=jiten_top.html 
を使っています。
たとえば「きたん」と入力すると漢字がずらりと出てきます。その後、コピペですね。
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?qt=%A4%AD%A4%BF%A4%F3&sm=1&pg=result_k.html&sv=DC&col=KO
あと、日本語入力がIMEであれば、手書き入力(ツール→IMEパッド→手書き)で漢字検索というのも出来ます。
(ATOKでもあったと思いますが)
私は数回使ったことがありますが、マウスの動きがスムーズでないと、う〜〜〜ん、使いづらい(^o^;)

■高島賢治さん
> 「新日曜美術館 イタリア美の旅(3)〜ローマ・永遠の都の物語〜」
おかげさまで観ることが出来ました(^o^)/
古代ローマものよりも普段観ることが出来ないヴァチカンにある「ラファエロのロッジア」が観られて
感動的でしたな。
また、A柳先生の都市ローマに対する見方が私と似ていて頷きながら見ていました(^o^;)

> 『黒いアテナ 古典文明のアフロ・アジア的ルーツ 2〔上〕
最初、買おうかと思ったのですが、「小田実・解説」の文字を見て一気に買う気が失せました(^o^;)

> 金井和子訳 
どういう方なんですか?

■プリニーさん
お久しぶりでございます。
> ローマン・エンパイア
私も先日DVDを購入しましたが未見です(^o^;)
ローマ在の友人によると「アウちゃん(ピーター・オトゥール)は年をとるのに
リウィア(シャーロット・ランプリング)はいつまでも変わらないのは異様でしたな」
と、かなり以前にとある掲示板に書き込みしていましたが、その点はどうでしたか?

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ(^o^)/

http://www10.plala.or.jp/pm/


[3196] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/23(Fri) 11:05

7月21日に放映された「仲間由紀恵が挑む!世紀の美女伝説スペシャル〜悲劇の女王クレオパトラ2000年の謎〜」はなかなか楽しめました。遺跡を色々観れたのが良かった。あとは仲間由紀恵のウインクが良かった。


[3195]   投稿者:藤本 投稿日:2004/07/23(Fri) 00:57

明日テストなのですが、次の三つを記述で答えないといけなにのですが、歴史はチンプンカンプンなので誰か助けてください。 
1、ローマ帝国はなぜ滅亡したのか
2、ヨーロッパについて学ぶ上で、古代ローマについて学ぶことは有益か
3、中世ヨーロッパはどのようにして生まれたか


[3194] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/22(Thu) 18:41

下記書籍が8月中旬刊行予定。
●『古代ローマ入門 <「知」のビジュアル百科・シリーズ>』 あすなろ書房
  サイモン・ジェイムズ著 阪本浩・日本語版監修 大英博物館・協力
  A4変・64頁 予価 \ 2,100<税込>
 皇帝の暮らしから奴隷の暮らしまで、古代ローマ人の生活が手にとるようにわか
 るビジュアル入門。ローマ帝国の起こりから終焉まで楽しく学べる入門書です。
 大英博物館の貴重な写真も多数掲載。対象:小学校高学年〜中学生
http://server2.bookmall.co.jp/~asunaro/search/info.php?Isbn=4-7515-2309-0

下記番組が7月29日12:15〜14:05 NHK BS ハイビジョンで放映予定。
●「もっと知りたいギリシャ(4)神話の島・哲学の海」


[3193] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/21(Wed) 11:00

下記番組が7月28日12:15〜14:05 NHK BS ハイビジョンで放映予定。
●「もっと知りたいギリシャ(3)いつもそこに歌がある・音楽でたどるギリシャ
の20世紀」

下記番組が7月22日08:00〜11:00 テレビ東京で放映予定。
●「朝は楽しく!」
 番組内で「アテネ五輪記念・ギリシャの一流料理とワインを格安で気軽に楽しむ
 極意辰巳琢郎」というコーナーあり。


[3192] Re[3191] 投稿者:かなりうす。 投稿日:2004/07/21(Wed) 02:52

凡夫さん
>もしやエンタシスですか?あれはどうも、間違いではないかとも言われています。

エンタシスもですが法隆寺については金堂の天蓋、仏像の光背などがヘレニズム美術との類似が時代とともに西洋との関連付けを強めたり、弱めたりしています。
ほかにも歌舞伎や茶道の切支丹の儀式との関連性、百合若物語とユリシーズ物語(オデッセウス)の類似、厩戸皇子誕生にまつわる「上宮聖徳太子法王帝説」とキリスト生誕伝説の類似、安土城などの天主の意匠と西欧建築の影響などなどにも言えます。

エンタシスのヘレニズムからの影響については否定的な見方が「現在は」主流ですが、これとて絶対に違うと言い切れないため、むしろ無視されていると言った方が正しいと思います。


[3191] Re[3184][3179][3178][3177] 投稿者:凡夫 投稿日:2004/07/20(Tue) 22:57

> 凡夫さん、はじめまして。
> シロートの私にとって、なかなか考えさせられる書き込みを拝見させていただきました。
> わたしも管理人さんの言うとおりだと思います。
> 専門分野であっても判断が難しいこともあり、時代の風潮に迎合してしまうことは日常茶飯事ではありませんか。
> 以前私は古代西洋文明の日本への伝播説を調べたことがありますが、専門家であるはずの多くの学者先生たちがこれというハッキリした証拠が無いため判断に苦しみ、自説を時代の風潮にあわせて都合のいいように変化させてゆく様を知りました。

もしやエンタシスですか?あれはどうも、間違いではないかとも言われています。
なにか大御所にならったり、権威におもねってしまうところがあるのは問題となるでしょうね。

> 凡夫さんには大変失礼だと思いますが敢えて言わせていただくと『あの書を鵜呑みにしてしまうのはさして教養の無い人でしょう』という書き方自体に、専門的に歴史をやられている方の驕りが感じられました。

失礼しました。ただ塩野氏は「読者も考えてほしい」とか言い、また「ローマ時代の史書、ギボンの衰亡史、カエサルの著作などを読む」ことを奨励しているようです。であるのに塩野氏の著作でとまってしまう人は、そもそもあの本の内容を深く記憶にとどめ、活用していこうと思わないでしょう。
また活用していこうという人はおそらく彼女の思想を活用しようとするだけです。さらにローマに踏み込んでいくことは無いということです。
なので無教養という言葉を用いてしまいました。歴史に対し教養が少ない人と言うべきですかね?
だいたい作中で「私は思う」と書き色々言っているのに、鵜呑みにしてとまってしまう人には、著者も呆れるでしょう。彼女は自分の過去の著を読んだ社会的地位の高い人が、その内容を正確に理解せず、また自ら勉強しないことに気落ちした、というようなことも聞いたことがあります。

> >1歴史学のセクショナリズム、2外部の人(法学・経済学など)が全般的な所に手を出すのを嫌がる3小説家・評論家の考えを軽蔑・無視する4通史・文明史は対象としない、などの歴史学会にある問題点を言っていたのです。
>
> これって、井沢元彦さんの言ってることとまったく同じですね・・・
>

外から見てるだけあって意外と問題点が見えているのですかね。ま、間違いもありますが。そもそも彼の言っているのはおそらく連載開始前、いや十五年以上前の話に基づいているように思います。現在は日本も変わったように、それなりに変わりました。新しい視点をもつ人も増えてきています。それは彼や司馬遼太郎、またその他門外漢でも適切な指摘をしている人の著作を読むことで(信じるわけではないですよ)、色々とらわれずに従来の考えを相対化できる人間が出てきているからだとも考えられます。
しかし総合学問としての歴史のパイを広げるにはまだまだですが。その辺今の野球界とある種同じ問題が横たわっていると思います。


[3190] 管理人さん 投稿者:凡夫 投稿日:2004/07/20(Tue) 22:57

管理人さんはじめまして。

> 塩野さんの作品を小説として読む分には何ら問題ないですね。(文庫になった分は自分でも買うようにしてます。)
> ただ、これをローマ史の解説書として読むならば、どこまで正確で、どこから創作なのかがよくわからなくて、とても紛らわしいです。世の中には創作部分があるとは考えずそのまま全部信じてしまう人も多そうで、それは無視できない問題であろうと思います。

それはそうなのでしょう。しかしながら根源的に何か重大な歴史がまるで変わってしまうような誤りや創作をしているというほどでもないわけですし(左翼が書くよりマシ。彼らはほとんど暗黒のローマとゴシップで塗り固める)、それが教科書になるわけではありません。また社会一般に広めようなどという人もいないでしょう。
社会的にもあの書を読んで「ああそうなんだ、しらなかったなあ」と思う人が多いと思います。なにかそれで固定的・思想的にローマに関して考えを抱く人は少数派でだと思います。思ったほど彼女に影響力があるわけではないのです。

> > あの書を鵜呑みにしてしまうのはさして教養の無い人でしょう。
> そうでもないと思います。歴史を専門にしている人以外は、塩野さんの本に書いてあることを信じてしまってもそんなに変じゃないと思います。
> 自分の専門分野以外のことでは、何を信じ何を疑ったら良いのかを判断するのはなかなか難しいことだと思います。

そうでしたね。ちょっと言葉が過ぎました。信じてしまったとしても、仕方が無いと思います。
とはいえあの著作を事細かに覚えている人もいないでしょう。
読むだけです、やることは。全体的な流れを掴めることは可能でしょうけれど。
ですから、一般社会での「ローマの伝道者」としての仕事をはたしたと思っておくほうが良いでしょう。

> ローマ史全体を概観するような仕事が評価されない状態なんですね。こういう仕事が評価されポストにつながっていくような状態になると良いのでしょうが...

誰かがやらないといけないでしょう。


[3189] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2004/07/20(Tue) 20:18

テレビでも時々取り上げられた事がある、並べられていた本が良本だったという青山ブックセンターが先日倒産したそうです。何が原因か知りませんが、悲しい出来事です。
http://urag.exblog.jp/


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