古代ローマBBS 過去ログ25

[2499] 美意識は時代で変わるとはいいますが 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/10(Wed) 13:57

>古代ローマの美男美女は今見ても美しいと思えますが、唐美人や平安美人はどうも怪しいですね。

私もそう感じています。西洋かぶれと言われそうですが、浮世絵の「美人画」も実はキレイと思えません。もっとも、ヨーロッパのだって、中世の版画とか、クラナッハとか、私には美しくは見えませんけどね。 時代の風潮とか画家の作風とかが写実性に欠けるということもあるので、肖像見て「これが美形?」と思った場合、なにを信じたらいいんだ〜!?と考え込んでしまいます。
具体的なお答えありがとうございました、ゆめさん。

国書刊行会の「美少年西洋史」はなにが出てくるんだろうと期待しています。


[2498] コインのレプリカ 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/12/10(Wed) 07:41

父達よ、新たに加わった者達よ

 (もし以前にも同じ話題がありましたらすいません)昨日、兵庫県立美術館のアレクサンドロス展に行ってきまして、コインもたくさん展示されてました。で、おみやげでコインのレプリカを売ってまして、喜んで買ってきました。アレクサンドロスの10ドラクマ銀貨が500円、アウグストゥスの金貨が300円(他にパピルスにエジプト関係の意匠を描いたのも売っていたので、それも)。

 アウグストゥスの金貨なんですが、表のアウグストゥスの肖像の左側には「AVGVSTVS」、右側には「DIVIF」とあります。augustusさんのコンテンツを見させて頂いたところ、「DIV(I)」というのは「神」らしいですが「F(あるいはIF?)」ってなんなんでしょう?

 それから裏面は、ロムルスとレムスから何か木の枝らしきもの(ローマの支配権の象徴)を渡される、台の上の椅子に座ったアウグストゥスという構図らしいのですが、その下には「IMΓ・X」と書いてあるように見えます。これって何なのでしょうか……?


 で、その後『ザ・ラスト・サムライ』を見に行ったんですが、予告のところでトロイ戦争を扱った「TROY」という映画が出てきまして、結構すごそうな。ローマとあまり関係ありませんが、アエネーアースが出てくれば関係あるということで(^_^;

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2497] ポリュビオス2 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/12/10(Wed) 07:22

父達よ、新たに加わった者達よ

 高島さん

>京都大学学術出版会の西洋古典叢書第III期のボリュビオス『歴史1』なんですが、
>去年10月に下記が出る予定のまま未刊です。どうなってるのでしょうね。

 ありゃー、そういう状況なんですか。先日知り合いと「第二次ポエニ戦争のボードゲームを二人で作ろう!」という話になったので、資料としてポリュビオスも期待したいところなんですけどねぇ……。

 しかし、1冊15000円×3ですか(^_^; 第3巻だけをとりあえず買うという感じでしょうか……。リーウィウスも訳が欲しい〜(こっちは値段がどうだろうと買う)。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2496] 30歳でぶくぶく太った 投稿者:ゆめ 投稿日:2003/12/09(Tue) 23:22

晩年では悲しいです(~_~;) あれは食べ過ぎのあごですね。

真奈美さま
>真っ当に歌手や役者になってたりして
これ、いいですね^^;

読んでくださってありがとうございます。
根拠ですか? できるものは載せるようにしていますが、根拠を提示するのはなかなか難しいのも沢山あります。

例えば日本でいうと織田信長などはまず本人の肖像画がありますし、「信長公記」 に弓で射殺された弟が美少年だったと書いてあったり、妹の市が国色無双の美女だったという記述が残っていますね。それで兄の信長も美形であっただろうといえると思います。

明智光秀についてはルイス・フロイスが「明智家の子供達は本国の貴族の子弟のように気品があって美しい」 と書いていますし、光秀本人の肖像画が残っています。

ところが森蘭丸となると、彼が美少年だったと明記してある史料は何もありません。兄は「鬼武蔵」 と呼ばれていますし、もしかしたらたくましい系のゴツイ男の子だったかも。
美少年というのは後世に作られた伝説にすぎないかもしれません。でも私の願望も含めて、通説でも取り上げています。

また本文にも書いていますが、卑弥呼にいたっては「何となくそんな気がするので」 としかいえません(笑) そうなると選んだ基準は、私がそう思うから、という説得力の無いものだったりします^^;

古代ローマの美男美女は今見ても美しいと思えますが、唐美人や平安美人はどうも怪しいですね。


[2495] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/09(Tue) 23:04

○ゆめさん、真奈美さん

ネロは確かに美人のお母さんから生まれていますね。でもきっと、晩年はぶくぶく太っていたんだと想像します。根拠はゆめさんご指摘のあご(^^).


○IKさん

> エジプト、セレウコス朝、シチリアのものが多いですね。
了解。ローマでなくても十分楽しめそうですね。


[2494] あ、よく見たら・・・ 投稿者:IK 投稿日:2003/12/09(Tue) 10:00

ローマコインじゃなかったです(爆) エジプト、セレウコス朝、シチリアのものが多いですね。
業者さんは日本のものです。名前をあげるのはちょっと、先方にひょっとしたら不都合があるかも知れないので、遠慮しておきます(^^)


[2493] ネロって・・・ 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/09(Tue) 07:22

少なくともブサイクな生まれつきではなかったはずですよね、血統からしても。近いところでは母が美女だし、系図を遡れば美男美女がうようよいるし。「皇帝伝」にも、「整っていた」と書いてあるし。(隠し子たちが美しく育っていったということは充分にありえますな。真っ当に歌手や役者になってたりして)
ゆめさん、ちょこちょことサイト拝見してます。美形リストに、加えた根拠(文書・肖像・イメージ)も書いてくださると有意義だと思います。美貌の信憑性の星評価とか。


[2492] こんばんは 投稿者:ゆめ 投稿日:2003/12/09(Tue) 01:04

augusutusさまのローマコインを見ていて思ったのですが、コインの肖像は本人に似ていると考えていいとすると、やはりゲルマニクスとカリグラはなかなか美形ですね。アグリッピナも美女です。

美男美女のリストを作る時に、大英博物館のネロの肖像を見て彼も美男に入れようと思っていたのですが、コインの横顔を見て諦めました^^; あごが……


[2491] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/08(Mon) 20:03

○真奈美さん

> 大山鳴動して鼠一匹
泰山と書くと本当に中国の古典みたいに見えるから面白いですね。


○IKさん

> ローマコインのカレンダーが送られてきました・・・
ほう。面白いものを手に入れましたね。ローマコインだけでカレンダーにするってのは海外の業者さんですか?


○高島賢治さん

> 去年10月に下記が出る予定のまま未刊です。どうなってるのでしょうね。
こういうのはよくあることなんでしょうが、そのまま未刊のままで終わることのないように願いたいですよね。


[2490] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/08(Mon) 19:46

下記書籍が出ました。
●『歴史主義の再建 ウェーバーにおける歴史と社会科学』 日本評論社
   牧野雅彦 A5・244頁 \5,000+税
 ウェーバーが、ロッシャーにはじまる歴史学派国民経済学の方法的問題の再検討
 をふまえ、みずからの方法的立場を確立し、同時に一連の宗教社会学研究にいた
 る学問的認識の課題を見出した過程をたどる。
 序 論 政治史から国民経済学へ
 ◇1政治史と社会科学◇2背景としてのランプレヒト論争◇3政治史=文化史論争
 ◇4歴史学と国民経済学◇5マイネッケと政治史学の再建
 第一部 政治史学の解体と再編
 第一章 マイネッケとウェーバー
 一 方法としての理解
 二 一八四八年三月革命とフリードリヒ・ウィルヘルム四世
 1 プロイセン学派のフリードリヒ・ウィルヘルム四世評価
 2 新「ランケ学派」のプロイセン学派批判
 3 マイネッケのラッハファール批判
 第二章 マイネッケと政治史学の再建
 一 ランケにおける歴史と政治
 ◇1『歴史=政治雑誌』とランケ◇2政治理論批判◇3歴史認識と政治学
 ◇4治療学としての政治経済学◇5政治と歴史の相違
 二 ドイツ・リベラリズムにおける政治と歴史――プロイセン学派の展開
 1 政治的な学としての歴史学
 2 リベラリズムの「転向」―トライチュケ「連邦国家と単一国家」(1864年)
 3 バウムガルテン『ドイツ自由主義――一つの自己批判』(1866年)
 4 政治史学の解体――トライチュケ=バウムガルテン論争
 5 ランケへの回帰――新「ランケ学派」
 三 マイネッケ――新「ランケ学派」をこえてランケへ
 四 青年ウェーバーと政治史学
 ◇1バウムガルテンとの関係◇2社会政策学会=国民経済学という選択
 第二部 ウェーバーと歴史学派経済学
 第三章 歴史学派国民経済学の方法的問題――ロッシャーとクニース
 一 ウェーバー方法論の論争的文脈
 二 ウィルヘルム・ロッシャーと歴史学派国民経済学の成立
 ◇1治療学としての政治経済学◇2古代という経験◇3ロッシャーの発展段階論
 三 クニースにおける歴史的方法の擁護
 四 ウェーバー「ロッシャーとクニース」の課題
 第四章 歴史学派の発展段階論の展開――歴史学と経済学
 一 ビュッヒャー『国民経済の成立』
 二 古代経済の性格をめぐるビュッヒャー=マイヤー論争
 1 マイヤーのビュッヒャー批判
 2 ビュッヒャーの反論――国民経済の発展段階と世界史
 3 世界史的発展段階論(ヘーゲル)の拒否
 第五章 歴史的個体としての「資本主義の精神」―近代資本主義成立をめぐる論争
 一 ゾンバルト『近代資本主義』初版
 ◇1経済理論と歴史との総合◇2前資本主義期の資産形成
 ◇3資本主義精神の起源
 二 ベロウの批判――論文「近代資本主義の成立」
 三 ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の課題
 第六章 世界史としての古代史――マイヤーとウェーバー
 一 マイヤー『古代史』の世界
 二 ウェーバーのマイヤー批判
 1 歴史の対象は何か
 2 歴史と法則的知識
 3 比較の基準としての都市
 4 マイヤー批判の未完結性
 第七章 古代ユダヤ教の世界史的意義
 一 エドゥアルド・マイヤーとユダヤ教の成立
 ◇1世界帝国ペルシア◇2ギリシアとの対比◇3捕囚期のユダヤ教――祭司エゼ
 キエル◇4エルサレム帰還と第二イザヤ◇5教団国家の成立
 二 ユリウス・ウェルハウゼンの旧約聖書研究
 ◇1ウェルハウゼン=マイヤー論争◇2ウェルハウゼン『イスラエル史序説』
 ◇3預言者の精神と律法の精神
 三 ウェーバーの課題――「古代ユダヤ教」序論
 結 論 マックス・ウェーバーと歴史主義の再建
 <著者>1955年神奈川県生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取
    得退学。広島大学法学部教授。著書に「ウェーバーの政治理論」など。


[2489] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/08(Mon) 19:37

○P.M.さん

> 「寝物語で聞き出す価値あり」と判断したらそれなりのことは
> したかもしれない、と私のような下賎な者は想像してしまいます。
「なるほど」と思ったんですが、真奈美さんの「カエサルみたいな手練れではなさそうだし」の方を支持したいと思います。(^^)

> parturient montes, nascetur ridiculus mus.
google で一生懸命調べたら、下の方に答えがのっていましたね。(^^;)
おもしろいことに、印刷や画面のサンプルテキストとして、これがよく使われているようです。

> どこにいても職場のメールを吸い上げられるようにしよう
これ便利ですね。うちの職場は遅れているから、全然そういうふうにできません。


○AKIRA.Mさん

> これ(2001年11月10日第1版第7刷)を買って少しずつ読んでます。
お買いになったんですね。面白いから意外に早く読み終わると思いますよ。


○真奈美さん

> 「エジプトの夏の暑さに負けて」説は2chで出てた話ですよね。
> 「単に好みでなかった」という単純な説はなぜないのだろう。
あっても変でない説ですね。ただし、面白さでは「夏の暑さ」に及ばない。(^^)


[2488] 次回の「世界遺産」 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/08(Mon) 17:13

「ハドリアヌスの防壁」だそうです。

http://www.tbs.co.jp/heritage/


[2487] そんなに器用かな〜? 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/08(Mon) 17:04

「エジプトの夏の暑さに負けて」説は2chで出てた話ですよね。「単に好みでなかった」という単純な説はなぜないのだろう。

>、「寝物語で聞き出す価値あり」と判断したら
それなりのことはしたかもしれない、と私のような下賎な者は想像してしまいます。

カエサルみたいな手練れではなさそうだし、こういう点でパトラにはちょっと勝てないんじゃないかという気がしますな。
 「超〜」の場合、クレオパトラを相手にしなかったことがオトコとしてふがいないかのように書いているのが腹立たしい限りです。

昔の翻訳者たちは偉い人が多いですね。それにひきかえいまどきの洋画タイトルは・・・(毎度のグチ)


[2486] 書籍はU 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/12/07(Sun) 23:52

「ローマ皇帝歴代史」皆さんお勧めのようでよかったです。
これ(2001年11月10日第1版第7刷)を買って少しずつ読んでます。


[2485] parturient montes, nascetur ridiculus mus. 投稿者:P.M. 投稿日:2003/12/07(Sun) 23:24

ですかな。

■augustusさん
モバイラーの道を驀進中です(^o^;) 「どこにいても職場のメールを吸い上げられるようにしよう」と
思ってしまったのが運のつき? 職場のおっさん、通信料持ってくれんかのう。

>> hoc si factum est, controversia non est; si factum non est,
>> nihil est.
> サテュリコンですね。
いや〜、ばれましたか(^o^;) サテュリコンにちょっと関係ある話を書いたついでに遊んで?みました(^o^;)

> 大英博物館展:ローマっぽい展示の前も大混雑だったでしょうか。
エジプトものの辺りが一番の混雑状況でした。あとは同じ程度の込み合いでしたが、光物の辺りは混雑の
度合いが高くなります。ということで? ハドリアヌスとアンティノウスの彫像の辺りは幾分か楽でした。
兎も角、ローマに浸る雰囲気には到底慣れませんでした。

> パトラは誘惑を試みたがオクタの体力不足で却下
この話を始めてみたとき大爆笑してしまいました(^o^;) 結構気に入ってます。

> オクタウィアヌスが仮に精力絶倫だったとしても欲望に負けてしまうような柔な精神は持っていなかった
「欲望に負けない性格」というのに私も異論はありませんが、「寝物語で聞き出す価値あり」と判断したら
それなりのことはしたかもしれない、と私のような下賎な者は想像してしまいます。

>> 1998年初版の「ローマ皇帝歴代史」
> これは読みやすいし、よい本ですよ。絶版にならないうちに買っておくと吉。
「ローマ教皇歴代史」(だったかな?)も是非ともお買い求めを!(^o^;)

■真奈美さん
> 「大山鳴動して鼠一匹」
ラテン語では↑タイトルのとおりです。柳沼重剛先生によると、この漢詩調の翻訳を誰がしたかは今もって
わからないそうです。それにしても名訳ですね。

■高島賢治さん
> 『老年について』 岩波文庫 キケロー 中務哲郎訳
『キケロー選集』にはないおまけ的なものはないのでしょうか?

■DSSSMさん
> ひどい風邪を長期間ひいていた
私も?今年は何回病院にいったかわからないくらい通いました。。。先週は生まれて初めて蕁麻疹です(;_;)
丈夫だけが取り柄だったのに(゚- ゚ )

> ローマ関係のコンテンツを何も増やしていない
ギクッ! 私のところは先日augustusさんに指摘された部分(infoseekの画像アップロード無料サイトで
私の録ったローマ遺跡がいつのまにか卓球クラブ?のものに(^o^;))もそのまま。
趣味のページ?もあとはアップロードするだけなのにそのままです。。。このまま年を越すことになるのか?!
それだけは避けたい心境なのですが、、、、、、、(-_-)

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ

http://www10.plala.or.jp/pm/


[2484] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/07(Sun) 19:51

◎augustusさん、DSSSMさんへ

京都大学学術出版会の西洋古典叢書第III期のボリュビオス『歴史1』なんですが、
去年10月に下記が出る予定のまま未刊です。どうなってるのでしょうね。

============================================================================
●『ポリュビオス 世界史 全3巻』 龍渓書舎 竹島俊之訳 揃予価 \45,000+税
                         第1巻  予価 \15,000+税

 前146年にカルタゴを地上から抹消させた時の執政官スキピオの有名な言葉「
 ポリュビオスよ、確かに美しい、しかしどうして自分が恐れているのか私にも判
 らないのだが、予感するんだ。誰かが私たちの祖国についてこの判決を言い渡す
 だろう、(第38巻21)」このポリュビオスがカルタゴとの抗争を通して世界制覇を
 成し遂げた興隆期のそして共和制全盛時代のローマを描いた作品。I部は第一次
 ポエニ戦争、傭兵戦争等を描いた第一巻、アカイア同盟成立時代のギリシャの情
 勢を記述した第2巻、第二次ポエニ戦争の開始、ハンニバルが象を率いてのアル
 プス越え、カンネーの会戦等を描いた第3巻、同盟戦争を描いた第4巻、第5巻
 、ローマの国制、軍事組織、リュクールゴスの法典を説明した第6巻を含む、以
 下II部第7巻〜第18巻、III部第19巻〜第39巻に分けてウオールバンク「
 ポリュビオスの歴史的な注釈書」に依拠しながら詳しい脚注を加えての全訳を逐
 次刊行。
============================================================================

◎AKIRA.Mさんへ
|| 1998年初版の「ローマ皇帝歴代史」

悪評とかも書き方によると思います。例えばアメリカの大統領でも、「クリントンは下半身に問題があり、ジョージ・W・ブッシュは上半身に
問題があった」とか書けばケチョンケチョンになります。

◎マッティアスさんへ
「運命の人々」「牧歌・農耕詩」「詩人と皇帝」いずれも古書で入手しました。結構苦労しました。

◎真奈美さんへ
||今週NHKで4夜連続で放映していた世界遺産のスペイン編、きのうはセゴビアのローマ

僕も観てます。一番の見所は住吉アナのかわいらしさ。おまけがスペインの歴史的建築物。


[2483] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/07(Sun) 17:50

下記書籍が来年1月15日刊行予定。
●『古代イスラエルの思想 旧約の預言者たち』 講談社学術文庫 関根正雄
                       予価 \1,200+税


[2482] 某コイン販売業者から 投稿者:IK 投稿日:2003/12/07(Sun) 09:21

ローマコインのカレンダーが送られてきました・・・
なかなか素敵・・・。
ここからはカタログを送ってもらっただけで、買ったことはないんですが(爆)。


[2481] 先日の読売新聞の片隅から 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/07(Sun) 07:30

言葉の意味・由来を説明するコーナーです。

「大山鳴動して鼠一匹」と続く。前触れの騒ぎが大きかった割には、たいした結果にならなかったこと。「泰山(中国の名山)」とも書かれ、漢文にある文句のようだが、出典は古代ローマの詩人ホラーティウスの言葉にちなむ。
 「山が出産しようとしているが、生まれてくるのはこっけいな鼠一匹だろう」(岡道男「ホラーティウス詩論」岩波文庫)。同書訳注によれば、ギリシアのことわざにもとづいていて、もともとイソップ寓話にある句。日本には16世紀にキリスト教の伝来とともに伝えられたという。

以上。
私もなんとなく中国由来のように感じてました。意外なところにもローマですね。マエケナスに読んできかせていたかも、と思うと楽しいです。


[2480] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/07(Sun) 06:06

○DSSSMさん

> ディオニュシオス・ハリカルナッセウスは,彼の《歴史》を最後まで
> 読み通せる者はいないと言っている。
そんなにひどく読み難いんですか。まいりますね。
でも、読まねば。


○真奈美さん

> 私がお礼を言うのも変だけどね〜という意味でした。
了解です。真奈美さんの「英雄」は私の「英雄」より範囲が広そうですね。
私のイメージではアグリッパは誠実で有能な将軍ではありますが、英雄には入りません。アウグストゥスはさらに英雄イメージから離れます。近い時代で私が英雄のイメージで見ているのはカエサルくらいかな。


○AKIRA.Mさん

> 1998年初版の「ローマ皇帝歴代史」
これは読みやすいし、よい本ですよ。絶版にならないうちに買っておくと吉。

> ローマ皇帝はとんでもない人間が多かったように思ってしまいます。
実際とんでもない人間、あるいは、ローマ皇帝という地位に押しつぶされてしまってか精神的に変になった人間は少なくなかったと思います。
一方でねつ造された悪評も負けないくらい多かったでしょうねえ。


○マッティアスさん

> 「牧歌・農耕詩」、友人に借りて河津千代さん訳のを読んだのですが、
すでに訳されていたんですね。知りませんでした。
1981年出版ということだから残念ながら絶版なのも普通ですね。


○高島賢治さん

> 京都大学学術出版会の西洋古典叢書第III期全22冊のうち、
> 古代ローマ関係は下記の五冊と思われる。
詳しい情報ありがとうございます。実際に書店に並ぶのが楽しみですね。


[2479] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/06(Sat) 16:05

京都大学学術出版会の西洋古典叢書第III期全22冊のうち、古代ローマ関係は下
記の五冊と思われる。

◎エウセビオス『コンスタンティヌスの生涯』(秦剛平 訳)
 護教の書や聖書注釈等の著作を遺したエウセビオスは、『年代記』や『教会史』
 の作者として、名高いが、ここに訳出される『コンスタンティヌスの生涯』は、
 キリスト教を国教と公認し、新都をビュザンティウム(コンスタンティノポリス)
 に置くという大胆な改革を行なった事で知られるローマ皇帝の生涯を詳細に記し
 た重要な作品である。本邦初訳。

◎ボリュビオス『歴史1』(城江良和 訳)
 前二世紀ボリュビオスは、どうして半世紀ほどの間にローマが地中海の覇者とな
 ることができたのかという問いに答えるべく、自身の見聞に基づいた『歴史』を
 著わした。政体循環論で名高い本書は、王政、貴族政、民主政の混合政制を実現
 した点にローマの興隆の原因があると説く。この思想は遠く近代政治学にまで影
 響を及ぼした。本邦初訳。(全四冊)

◎ウェルギリウス『牧歌 農耕詩』(小川正廣 訳)
 ラテン文学を代表する詩人ウェルギリウスが、ギリシアの優美な言語と精神文化
 を吸収し、錬磨して作り上げたラテン詩の最高峰。本詩集はそれぞれテオクリト
 ス、ヘシオドスに範をとりながら、自然や農業の記述の中に哲学的、社会的、歴
 史的な問題を神話の装いのもとに巧みに織り込んでいる。近代西洋文学にも大き
 な影響を与えた。

◎クインティリアヌス『弁論家の教育1』(森谷宇一 訳)
 ローマの勅任弁論術教師であったクインティリアヌスが遺した『弁論家の教育』
 一二巻は、弁論の技術的指南書にとどまらず、理想的「人間」を作り上げる為の
 体系的な教育の書である。ギリシア・ローマの弁論術を整理、統合し、弁論家の
 教育における古典的教養(フーマニタース)の重要性をあらためて説いている。
 本邦初完訳。(全三冊)

◎スパルティアヌス 他『ローマ皇帝群像2』(南川高志 桑山由文 井上文則 訳)
 「ヒストリア・アウグスタ」の名で伝わる本書は、古代末期に書かれた伝記集で
 、約百七十年にわたってローマ帝国に君臨した皇帝、皇帝僭称者の生涯を記録す
 る。皇帝の私生活にまつわる挿話など、面白く読める歴史書であり、ローマ帝国
 史の研究にとって重要な史料でもある。『2』はコンモドゥス帝以降の諸皇帝を
 扱う。本邦初訳。(全三冊)


[2478] ネロのその本は 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/06(Sat) 14:30

「運命の人々」というタイトルです。私は図書館で読みました。アレクサンドロスが主人公の「若き英雄」(ずいぶんおおざっぱなタイトルですな)は、かれこれ20数年前に中学の図書館で読んだのでした。「マケドニアは春であった」という書き出しと、「神々しいばかりに美しい青年」という描写だけ覚えています。再読してみたい気がします。

ノルウェーの劇作家イプセン(「人形の家」)の全集には、1巻に「カティリーナ」、3巻に「皇帝とガリラヤ人」がはいっていることに気がつきました。後者はユリアヌスです。ヘレナが野心家でマクベス夫人のようでした。 興味のある方は、図書館の北欧文学の棚をご覧下さい。


[2477] ウェルギリウスかあ。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/12/06(Sat) 12:14

「牧歌・農耕詩」、友人に借りて河津千代さん訳のを読んだのですが、
また違う人の訳ででるのですね。解説とか註が充実してるといいですね。
「牧歌」は確か、第6歌と第10歌にウェルギリウスの親友ガルスが登場してた
と思うのですが。そのあたり、いろろ書いてあって欲しいです。

河津千代さんのヴァージョンは品切れらしく入手できないのが悲しいです。
この人の書いた児童文学、「詩人と皇帝」(ウェルギリウスとアウグストゥスもの)
「ネロとその母とその師の物語」
(←タイトルあってるかビミョ〜)も現在絶版なのがもったいないです。
やっぱりここは復刊リクエストかけないとですかねえ。


[2476] 書籍は 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/12/05(Fri) 22:30

大きめの書店意外は、なかなか見かけませんね。
「死海文書」は有りましたがやはり値段が...。

1998年初版の「ローマ皇帝歴代史」(クリス カー著.創元社}というのを見つけましたけど、昔から言われている良いこと悪いこと「後世の捏造か..。とか証拠はない。とか断りつつ(特に後者を)書いてますが。
これだけ見るとローマ皇帝はとんでもない人間が多かったように思ってしまいます。まあ歴代ローマ皇帝の略歴はわかるとおもいます。


[2475] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/05(Fri) 19:56

下記書籍が出ました。
●『シールド・リング ヴァイキングの心の砦』 ローズマリ・サトクリフ著
    山本史郎訳 原書房 \2300+税
 ノルマン軍によるブリテン島征服の時代、湖水地方の豊かな自然を舞台に、優勢
 な敵軍の攻勢に耐えるヴァイキングの子孫の一族。最後の砦=盾の輪(シールド
 ・リング)を守る人々の誇りと戦いを詩的な語り口で描く。
 <著者>1920〜1992年。イギリスの歴史小説家。59年カーネギー賞を受賞。著書に
    「ともしびをかかげて」「ケルトの白馬」など。


[2474] ?がついているのは 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/05(Fri) 19:45

私がお礼を言うのも変だけどね〜という意味でした。
少年マンガ的ヒーローにはオクタヴィアヌスよりもはるかにアグリッパんのほうが合いそうです。「努力、友情、勝利!」で少年マンガになってもよさそうなのに。
今週NHKで4夜連続で放映していた世界遺産のスペイン編、きのうはセゴビアのローマ水道でした。近くのメリダ、アグゆかりの町も少し出てきて嬉しいです。ここの「ローマ橋」は25年の作だそうだからもっと後の時代だけど、でもアグの育成した技術者たちが関わってたかも。
フランス編やって、ニームのポン・デュ・ガールも出してくれないかな〜。

まえに英国の小説「アウグストゥス」をプッシュしました。同じ作家のアントニウスの独訳が近々手に入ります。私が一番気になっているのは、「アウグストゥス」に出てきた驚愕の事件(フィクション)が、もしかしてアントニウスサイドから出てきたりしないかな〜ということなのですが、もしかすると肩透かしくうかもしれません。ともかく、読んだら報告しますね。サラさんとこがもうすぐ休止にはいるので、こちらに話をもちこませて頂きます。


[2473] ポリュビオス 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/12/05(Fri) 09:09

父達よ、新たに加わった者達よ

 高島さんのリストを見ていて、「むむ? ポリュビオス……聞いたことあるけど忘れた。誰だっけ」と調べてみたら、小スキピオと共にカルタゴ滅亡に立ち会った歴史家のポリュビオスでしたか!

 これは買わねば……。と思いましたが、平凡社世界大百科事典のポリュビオスの項には、

>愛国心に基づくアイトリア,ボイオティアに対する偏見,スキピオに対する好意的な見方など多少の偏向は認められるものの,
>ポリュビオスの記述は公平かつ誠実である。しかしながら彼の文体は洗練されておらず,次世代の散文作家たちに受け継がれる
>ことはなかった。ディオニュシオス・ハリカルナッセウスは,彼の《歴史》を最後まで読み通せる者はいないと言っている。

 と書いてありました。うーむ、読みにくさは覚悟せねばならないか……。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2472] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/05(Fri) 06:15

○真奈美さん

>「超・偉人伝」は立ち読みしよう、「ライン〜」は買って読もう!
了解です。
近所の書店に「超・偉人伝」がおいてあれば...。

> ーーそうか、英雄か、ありがとう(?)。
あはは。クエスチョンがついている。(^^)
確かにいまいち英雄のイメージではないですね。


○高島賢治さん

> <ラテン古典篇>
> ウェルギリウス『牧歌 農耕詩』(小川正廣 訳)
> クインティリアヌス『弁論家の教育1』(森谷宇一 訳)
> スパルティアヌス 他『ローマ皇帝群像2』(南川高志 桑山由文 井上文則 訳)
いよいよですね。
こういう企画が今後も続くために、なるべく購入しましょう。 > all


[2471] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/12/03(Wed) 19:29

京都大学学術出版会の西洋古典叢書第III期全22冊が2004年2月15日より
刊行開始予定。
 <ギリシア古典篇>
 アテナイオス『食卓の賢人たち5』(柳沼重剛 訳)
 アリストテレス『動物部分論・動物運動論・動物進行論』(坂下浩司 訳)
 アルビノス他『プラトン哲学入門』(久保徹 他訳)
 エウセビオス『コンスタンティヌスの生涯』(秦剛平 訳)
 ガレノス『ヒッポクラテスとプラトンの学説1』(内山勝利 木原志乃 訳)
 クイントス・スミュルナイオス『ホメロス後日譚』(森岡紀子 訳)
 クセノポン『ソクラテス言行録』(内山勝利 訳)
 クセノポン『キュロスの教育』(松本仁助 訳)
 クリュシッポス『初期ストア派断片集4』(中川純男 山口義久 訳)
 クリュシッポス『初期ストア派断片集5』(中川純男 山口義久 訳)
 セクストス・エンペイリコス『学者たちへの論駁2』(金山弥平 金山万里子 訳)
 ディオニュシオス デメトリオス『修辞学論集』(木曽明子 戸高和弘 渡辺浩司訳)
 デオクリトス『デオクリトス詩集』(古澤ゆう子 訳)
 デモステネス『弁論集1』(加来彰俊他 訳)
 デモステネス『弁論集2』(北嶋美雪 木曽明子 訳)
 ピロストラトス『エクプラシス集』(川上穣 訳)
 プラトン『ピレボス』(山田道夫 訳)
 プルタルコス『モラリア11』(三浦要 訳)
 ボリュビオス『歴史1』(城江良和 訳)
 <ラテン古典篇>
 ウェルギリウス『牧歌 農耕詩』(小川正廣 訳)
 クインティリアヌス『弁論家の教育1』(森谷宇一 訳)
 スパルティアヌス 他『ローマ皇帝群像2』(南川高志 桑山由文 井上文則 訳)

第一回配本 2月15日刊行予定
 クセノポン『キュロスの教育』(松本仁助 訳) 予価 \3,600+税
第二回配本 3月15日刊行予定
 アテナイオス『食卓の賢人たち5』(柳沼重剛 訳) 予価 \4,000+税
第三回配本 4月15日刊行予定
 ウェルギリウス『牧歌 農耕詩』(小川正廣 訳) 予価 \2,800+税


[2470] ぜひお確かめ下さい 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/03(Wed) 15:32

P139のあたりです。
例えて言えば、信長をメインにした章で秀吉に触れて、正室の北政所ねねがゆきずりの男たちをひきいれて乱行に及んでいた、なんて書いてあるようなものです。おいおいそりゃ千姫の吉田御殿伝説だろ、と、まともな人ならツッコミがはいるはず。(吉田御殿もでっちあげでしょうが)
もったいつけてまだ比喩で言ってますけどね。
こういう、どれほどとんでもない間違いかという話は、知ってる人でないと憤慨は理解されませんが、一方、知ってる人相手に話をふっても役にはたたないんですよね。知らずに読んだ人・読みそうな人に言って誤解を防がないと意味ない。でもどうやって?
この件についての文句は、ほかに「読んだ。ひでー!」という方が出てきてからまた続ける予定です。

プッシュしたい本は、今日買った岩波新書のリクエスト復刊の「ライン河物語ーー私のヨーロッパ案内ーー」BY笹本駿二。
アグリッピナとかユリアヌスとかけっこうページを割いてます。
「ここでケルンの歴史を要約しておこう。ライン河中流の北端にあたるこの地域は、カエサルのガリア討伐時代、ガリア北東の軍事的中心となった。カエサルがローマに引きあげたあと、アグリッパ、ドルースス、ゲルマニクスなどローマの英雄たちが交代に遠征軍司令官としてこの地域を統治していた」
ーーそうか、英雄か、ありがとう(?)。アグリッパについては、アクティウムとか建設とかの功績にも言及してくれてるのが嬉しいです。(ゲルマニクスをティベリウスに殺された説を有力としているのがナンですが。)
「超・偉人伝」は立ち読みしよう、「ライン〜」は買って読もう!


[2469] re: 投稿者:augustus 投稿日:2003/12/03(Wed) 00:51

○真奈美さん、IKさん

> 超・偉人伝
そんな内容であるなら、ぜひ手にとって「その電波ぶり」を鑑賞させていただきたいと思いますが、最近本屋さんから足が遠のいております。(^^;)

> XXXXXX
6文字か?誰かな?
クの人じゃありませんよね。メの人?
真奈美さんの文脈からするとアグリッピーナではないわけですよねえ。
ユの人とか、ポの人は文字数が足りなそうですし...。

> パトラは誘惑を試みたがオクタの体力不足で却下したかの
> ような、たいへん品のない扱い。
ちまたによく流布している説ですよね。オクタウィアヌスが仮に精力絶倫だったとしても欲望に負けてしまうような柔な精神は持っていなかったわけですから、関係ないんですがねえ。
2000年たってもいいかげんなことを言われる。噂というのは怖ろしいですねえ。


[2468] 超偉人伝 投稿者:IK 投稿日:2003/12/02(Tue) 11:14

私も読んでみて???というところが多かったのですが、新潮社が出しているんだもの、こういう見方もあるのかな、くらいに思ってしまいました。
まあでも、やっぱり「おかしかった」のですね。ある意味、安心しました。


[2467] 激怒しております 投稿者:真奈美 投稿日:2003/12/01(Mon) 16:29

今日、たぶん新刊の新潮文庫の「超・偉人伝」を手にしました。有名人だからカエサルは出てるだろうなと思ったところ、案の定。例えて言えば、長屋でご隠居が講釈をたれて、熊さん八っつぁんが茶々をいれながらきく、そんな感じの本であるようです。 カエサルの死後のクレオパトラその他についても言及。パトラは誘惑を試みたがオクタの体力不足で却下したかのような、たいへん品のない扱い。(暑さに参ってたのでは説はここでも出てきましたが、それよりずっとムカつく書き方)おまけに、リウィアが夫の子(これもすでに間違い)たちを殺したように。−−−こういう本は、俗説や憶測も入れて面白おかしく描くものだから、お笑い本だからということで、前者はまだ許しましょう。一方後者は、タキトゥスが書いてしまってて、わりあい普及しているらしい見方なので、そして「と言われている」だしまだガマンしましょう。しかしですよ、そういうレベルの本であっても、別の人の噂まで混同しているのは許容範囲を超えてます。(これをうのみにしてしゃべったりしたら恥をかきますよ)リウィアを連続殺人犯にしたタキトゥスでさえ貞節は認めているリウィアを、よりにもよってXXXXXXとごっちゃにしているとは・・・・・・(比較の問題ですが、アグリッピナと混ざるほうがまだ理解できます)
P139(だったかな131かな)をご覧下されば、私の怒りがおわかり頂けると思います。いくらかローマの知識があれば、おいおい、ですよ。


[2466] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/30(Sun) 21:35

○苦力さん

> とにかく書いてUPしてしまう。
>     ↓
> 間違いに気付く or 間違いを指摘される。
>      ↓
> 何食わぬ顔をして、更新してしまう……というのはダメですか?
他の人がこれをやるのはあまり気にならないんですが、いざ自分がとなると、ちょっと考えちゃいますね。(^^;)

> 十数年前?に版元の会社が倒産してますので。
残念ですね。儲からない分野なんですかねえ。


○高島賢治さん

> クレオパトラを妖婦にしたのはローマサイトだ!
ローマサイドから濁点を一つとるだけでずいぶん意味が変わりますね。(^^

> 『老年について』 岩波文庫 キケロー 中務哲郎訳
キケロ選集も完結して、これから文庫化されるものも増えそうですね。



[2465] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/29(Sat) 16:59

下記書籍が12月下旬刊行予定。
●『ギリシア・ローマの奇人たち 風変わりな哲学入門』 紀伊國屋書店
  ロジェ・ポル・ドロワ、ジャン・フィリップ・ド・トナック著 中山元訳
  予価 \1,800+税
 古代の賢者たちの、ユニークかつときには滑稽で奇行じみた43のエピソードを
 紹介。人間的な哲学本来の姿を描く古代哲学奇人列伝。

下記書籍が12月〜来年1月に刊行予定。
●『世界歴史の旅 ビザンティン』 山川出版社 益田朋幸・編 A5・160頁
  予価 \2,800+税


[2464] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/28(Fri) 20:35

下記書籍が出ました。
●『図説 建築の歴史 西洋・日本・近代』 学芸出版社
  西田雅嗣・矢ヶ崎善太郎編 B5変184頁 \2,800+税
 西洋建築史・日本建築史・近代建築史を、68のテーマで様式別に整理し、その
 歴史的な流れをわかりやすく体系的に理解できるコンパクトな一冊。関連する写
 真・図版を多数掲載しているが、加えて、各様式・有名建築家の代表的な作品を
 各テーマ数点ずつイラストで表現し、親しみを覚えながら理解できるような工夫
 をほどこした。
 <目次>
  □第1章 西洋建築史
  〈1 古 代〉
  1 記念性の表現 ──古代オリエント
  2 権威の象徴としての巨大性 ──古代エジプト建築
  3 円柱による形式美 ──ギリシア建築1
  4 都市の構成と都市施設 ──ギリシア建築2
  5 構造と装飾 ──ローマ建築1
  6 建築のタイポロジー ──ローマ建築2
 ◎人物でよむ建築史・ウィトルウィウス ── 「建築」の射程
  〈2 中 世〉
  7 キリスト教空間の出現 ──古代末期・中世初期の建築
  8 ドームの建築 ──ビザンツ建築
  9 バシリカ空間の展開 ──ロマネスク建築1
 10 地域に根ざしたロマネスク建築 ──ロマネスク建築2
 11 都市の大聖堂 ──ゴシック建築1
 12 インターナショナルな様式 ──ゴシック建築2
 ◎人物でよむ建築史・ヴィラール・ド・オヌクール 
        ──ゴシック世界を映す万華鏡
  〈3 近 世〉
 13 再生される古代 ──ルネサンス建築1
 14 イタリア・ルネサンスの盛夏と黄昏 ──ルネサンス建築2
 15 移植される「ルネサンス」 ──ルネサンス建築3
 16 歪んだ真珠 ──バロック建築1
 17 古典古代という権威 ──バロック建築2
 18 幻惑の空間 ──バロック建築3
 19 古典の考古学的解釈 ──新古典主義建築1
 20 古典の合理的解釈 ──新古典主義建築2
 21 中世への回帰 ──歴史主義建築1
 22 過去様式の多様化 ──歴史主義建築2
 ◎人物でよむ建築史・アルベルティ ──「建築」を「芸術」にした『建築論』
  □第2章 日本建築史
  〈1 古 代〉
  1 日本建築の曙 ──縄文・弥生・古墳時代の住居・集落
  2 仏教建築の伝来 ──飛鳥・白鳳時代の寺院
  3 鎮護国家と仏教建築の力強さ ──奈良(天平)時代の寺院
  4 国風化の流れと密教空間 ──平安時代の密教寺院
  5 建築と景観の融合 ──平安時代の浄土教寺院
  6 国家的神社成立の契機 ── 古代の形式を伝承する神社
  7 優美な杜 ──奈良・平安期成立の神社
  8 一代一宮から千年の都へ ──古代の宮殿と都城
  9 王朝絵巻の空間 ──寝殿造
  ◎人物でよむ建築史・聖徳太子 ──建築で国を興した大工の祖
 〈2 中 世〉
 10 革新的な建築構造 ──大仏様の建築
 11 禅宗の伝来と宋風伽藍の輸入 ──禅宗様の建築
 12 和様の変化と新しい意匠感覚 ──新和様と折衷様
 13 洗練化と新興の神社 ──中世の神社
 14 座敷の成立と武家文化 ──北山文化・東山文化
 15 庶民の住まい ──中世の民家
  ◎人物でよむ建築史・重源・栄西 ──大陸の新風
 〈3 近 世〉
 16 戦国武将の象徴 ──城郭建築
 17 権威と装飾 ──書院造
 18 わびの造形 ──茶室
 19 洗練美を求めて ──数寄屋風書院
 20 庶民信仰と寺院建築 ──近世の寺院
 21 霊廟と装飾 ──近世の神社
 22 風土性の表現 ──近世の民家
 23 人間らしさの展開 ──学校・大店・劇場・遊郭
  ◎人物でよむ建築史・千利休 ──わび茶の大成と茶室の草体化
  □第3章 近代建築史
 〈1 西 洋〉
  1 スチールの時代 ──産業革命以後の建築
  2 中世を理想としたものづくり ──アーツ・アンド・クラフツ運動
  3 世紀末の装飾芸術 ──アール・ヌーヴォー
  4 芸術の革新 ──ウィーン・ゼツェッシオン/ドイツ表現主義
  5 前衛としての建築 ──ロシア構成主義/デ・ステイル
  6 幾何学形態による装飾 ──アール・デコ
  7 有機的建築 ──フランク・ロイド・ライト
  8 工場建築の理想形 ──ドイツ工作連盟/バウハウス
  9 建築の詩学 ──ル・コルビュジエ
 10 Less is More ──ミース・ファン・デル・ローエ
   ◎人物でよむ建築史・マッキントッシュ ──芸術的空間の創造
 〈2 日 本〉
 11 異国との邂逅 ──洋風建築の出現
 12 お雇い外国人たちの活躍 ──西洋建築技術の輸入
 13 工匠たちの西洋建築 ──伝統技術の西洋化と擬洋風建築
 14 日本人建築家の登場 ──西洋建築の理解と習熟
 15 新しい技術の導入 ──耐震理論と新構法の展開
 16 ヨーロッパ造形運動との接触 ──日本の表現主義
 17 国家の建築的表現 ──震災の前後と帝冠様式
   ◎人物でよむ建築史・伊東忠太 ──日本で最初の建築史学者
 〈3 戦 後〉
 18 近代の定着と技術の進歩 ──戦後の建築潮流1
 19 近代を超える動き ──戦後の建築潮流2
 20 復興と成長/空間カプセル ──戦後の日本建築1
 21 戦後日本の住宅物語 ──戦後の日本建築2
 22 建築の組み直し ──ポストモダンの建築1
 23 建築と場所の再生 ──ポストモダンの建築2
   ◎人物でよむ建築史・磯崎新 ──建築の仕掛人
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/mokuroku/book/2156rekisi/mihon.htm
 編 者
 西田雅嗣(京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科助教授)
 矢ヶ崎善太郎(京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科助教授)
 執筆者
 小林正子(京都国際建築技術専門学校非常勤講師)
 本田昌昭(大阪府立工業高等専門学校建設工学科助教授)
 高井 昭(京都市立伏見工業高校建築科教諭)
 西岡秀輔(京都国際建築技術専門学校専任講師)
 小出祐子(京都国際建築技術専門学校非常勤講師)
 竹内正明(京都工芸繊維大学大学院博士課程)
 野村 彰(京都府職員、一級建築士)


[2463] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/28(Fri) 19:45

下記書籍が来年1月16日刊行予定。
●『老年について』 岩波文庫 キケロー 中務哲郎訳


[2462] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/28(Fri) 15:48

下記書籍が12月16日刊行予定に変更。情報を追加して再掲。
●『ローマ人の物語XII 迷走する帝国』 新潮社 塩野七生 予価 \2,800+税
 今回は、紀元三世紀のローマ帝国73年間の物語。ローマはもはや、危機を糧と
 し発展しつづける覇者ではなくなっていた。紀元三世紀ローマでは未曾有の国難
 が帝国を襲い、経済は低迷し蛮族の進入が相次ぐ中、75年間で23人の皇帝が
 誕生するも、次々と皇帝は倒され、めまぐるしく入れ変わる。「危機の三世紀」
 の実相に迫る。


[2461] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/28(Fri) 15:46

◎真奈美さんへ
僕はまだクレオパトラの本を買ってませんが、買う予定です。「クレオパトラを妖婦にしたのはローマサイドだ!」というのは僕もそう思いま
す。もっと言えば「クレオパトラを妖婦にしたのはローマサイトだ!」と思います。
話は変わりますが、先日解任された道路公団総裁は「私は誰よりも改革派だ」と主張していました。自分自身を正当化する為のプロパガンダな
わけです。クレオパトラを妖婦や悪女に仕立てられればローマ側は正当性を得られるので。


[2460] むだい 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/28(Fri) 09:49

>私も書きたいネタはもっているんですが、調査が進まない。(^^;)

とにかく書いてUPしてしまう。
     ↓
間違いに気付く or 間違いを指摘される。
     ↓
何食わぬ顔をして、更新してしまう……というのはダメですか?

>よく知らないんですが、レアものなんですね。

十数年前?に版元の会社が倒産してますので。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2459] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/28(Fri) 06:07

○P.M.さん

> 大英博物館展とは
あ、1文字見落としていました。(^^;)
展が有ると無いとではずいぶん場所が違いますね。

ちなみに、ローマっぽい展示の前も大混雑だったでしょうか。(そこだけ空いていたらちょっと悲しい。)


○真奈美さん

> もし、弟13世が賢くて、家来に担ぎ出されたりしないで
> 姉とうまく協力していってたら、
そうですよね。うまく協力できていたら、きっと、プトレマイオス朝はもうしばらくつぶれずに済んだんでしょうね。
プトレマイオス朝をつぶしたあと、エジプトを他の属州とは違う扱いで統治していたことを考えると、ひょっとしたら、あと100年も200年も長く王朝を残してもらえたかもしれませんね。

> 私の授業でもテストに出せないことを覚えられていたりして。そして
> そういうことのほうが私自身力説したいことだったりしますが。
ありがちなパターンですね。(^^)


[2458] 余談のほうを覚えてます 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/27(Thu) 16:10

>July, August はカエサル、アウグストゥスのためにあとから挿入された月だっていう誤解も多いみたいですね。

私が高校の地学の時間にきいた話でもそうなってました。
やたらと余談の多い授業で、私は肝心の地学はてんでダメ、レディ・ゴディバのエピソードとか、「ちくわ」が本来のカマボコで、「板付き」かまぼこにとってかわられてしまったとか、そんなことばかり覚えています。・・・私の授業でもテストに出せないことを覚えられていたりして。そしてそういうことのほうが私自身力説したいことだったりしますが。

アントニウスとは、彼女のほうが失ったものは大きそうです。
もし、弟13世が賢くて、家来に担ぎ出されたりしないで姉とうまく協力していってたら、−−かなり物語は違っていましたね。


[2457] Re[2452]: 大英博物館展とは 投稿者:P.M. 投稿日:2003/11/27(Thu) 12:46

> > 出張にかこつけて大英博物館展に潜入してきましたがもの
> > 凄い込みようで見学どころでありませんでしたな。
> 私が1月に行ったときはとてもすいていました。ロゼッタストーンの前だろうが、エルギンマーブルの前だろうが、人があまりいなくてとても見やすかったです。

現在上野でやっているヤツです(^o^;)

http://www.asahi.com/daieihaku/index_f.html


[2456] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/27(Thu) 06:23

○DSSSMさん

> ローマを滅ぼしているヒマがあったら、記事を書け?(^_^;
たくさんネタを暖めているんですね。
私も書きたいネタはもっているんですが、調査が進まない。(^^;)
がんばりませう。


○苦力さん

> よくもそんなに入手しにくいゲームが
よく知らないんですが、レアものなんですね。


○真奈美さん

> トップはクレオパトラでした(ついでマリー・アントワネットとか西太后とか)
この中では西太后が一番悪そうですね。
アントワネットは迷惑でバカな女っていうイメージはあるけど、悪女ってイメージは今ひとつわかないです。

> 彼女の場合、男に迷惑かけたよりもかけられたほうが大きいとか、
対弟の場合、かけられた迷惑の方が大きそう。
対カエサルの場合、かけた迷惑の方が大きそう。
対アントニウスの場合、アクティウムのあの逃亡でかけた迷惑の方が大きそう。

> 8月が「誕生月だから」というのはヤです。
この誤解は多いですね。あと、July, August はカエサル、アウグストゥスのためにあとから挿入された月だっていう誤解も多いみたいですね。


[2455] 「海底宮殿」 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/26(Wed) 20:41

ここで高島さんからご紹介のあったクレオパトラの本を見たのでちょっと目を通しました。全体としては真っ当な本であるように思いました。クレオパトラを「妖婦」にしたのはローマサイドだ!とやっきになってました。まぁそうでしょうね。でも、これは繰り返しになりますが、現代人がそういうイメージを持っているとしても、「妖婦」「悪女」よばわりが必ずしも悪意や非難を含んでいるとはいえないと思います。
私はライン河については毎年教室で話題にしていますが、「ローレライ」のかこつけて、「悪女」というとどんな人を連想しますか?なんてアンケート(出席カードにただ名前だけでは面白くないので)とってみたところ、トップはクレオパトラでした(ついでマリー・アントワネットとか西太后とか)。それでついつい、そちらの話にも転んでしまいました。(今日(と次週)の本来のテーマはクリスマスなのに。)彼女の場合、男に迷惑かけたよりもかけられたほうが大きいとか、「絶世の美女」は誇張だとか。こんなのテストには出せませんけどね。
ケルンのついでにアグリッパに言及して、「ドラえもんのように友達甲斐のある男」とか。

上記の本、オクタファンとして発見した間違い:オクタをカエサルの「妹の息子」としてあることーーこれは怒る気はしないけど、8月が「誕生月だから」というのはヤです。独裁者と思われたカエサルと違った用心として(ヨシムラさんなら「狡猾」と言うのでしょうが)、私事よりも「内乱勝利」優先を訴えるためということで興味深い点なのに。

「テレビファン」ってやはりヘンな言葉。


[2454] 『ハンニバル』って…… 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/26(Wed) 17:07

> 苦力さんとこに『ハンニバル』のレビューも書かねばとも思ってるんですが……。あうあう。

ひょっとして、アバロンヒル社の『ハンニバル』ですか?
まぁ、よくもそんなに入手しにくいゲームが手に入ったものですねぇ〜。驚いております。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2453] ローマの記事が書きたいんや 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/11/26(Wed) 08:28

父達よ、新たに加わった者達よ

 P.M.さん

>> いやー、私も「もう滅んでるのにどうやって滅ぼすの?」と言われたりしてましたし(^_^;
>ぎゃははははははははははははは(^◇^) 貴殿のHPはもとよりセンス抜群ですな。

 うおお。お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます(^^)

 しかし最近、ローマ関係のコンテンツを何も増やしていない……(ひどい風邪を長期間ひいていたというのもあるんですけど)。第二次ポエニ戦争の時の執政官たちの伝記はぜひ調べて書きたいと思っているんですけども……。

 苦力さんとこに『ハンニバル』のレビューも書かねばとも思ってるんですが……。あうあう。

 ローマを滅ぼしているヒマがあったら、記事を書け?(^_^;


 なお、カルタゴを滅ぼしつつ、記事を書かねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2452] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/25(Tue) 20:44

○P.M.さん

> hoc si factum est, controversia non est; si factum non est,
> nihil est.
サテュリコンですね。
中公新書の「トリマルキオの饗宴」P.160に訳を発見しました。

> ここが紹介されていても不思議ではないのに・・・。
ローマコインのサイトは英語ならありふれていますからねえ。

> 私も最初何事がおきたか理解不能でした。。。
カンザス大のサイトでも、この卓球のページが紹介されていますね。なんとかしなきゃ(^^)

> 出張にかこつけて大英博物館展に潜入してきましたがもの
> 凄い込みようで見学どころでありませんでしたな。
私が1月に行ったときはとてもすいていました。ロゼッタストーンの前だろうが、エルギンマーブルの前だろうが、人があまりいなくてとても見やすかったです。


○クラウディアさん

現在のトルコ民族があの場所にやって来たのは、かなり後の時代みたいですね。


○高島賢治さん

> 香料文化誌
面白そうなテーマですね。大航海時代がメインになるのかな。


[2451] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/25(Tue) 20:16

下記書籍が12月上旬刊行予定。
●『香料文化誌』 八坂書房 C・J・S・トンプソン著 駒崎雄司訳
                          予価 \2,800+税
 「香り」は、いつ・どこで・どのように使われ始めたのか。膨大な資料とともに綴
 る、紀元前から近代までの「香り」の歴史。

下記書籍が12月中旬刊行予定。
●『サロメ図像学』 あんず堂 井村君江 予価 \4,200+税
 運命の女・サロメ。聖書の記述以来、無数の芸術家の魂を捉えた伝説の女性を、
 彫刻や絵画、250点余の収録図像から読み解く。


[2450] hoc si factum est, controversia non est; si factum non est, nihil est. 投稿者:P.M. 投稿日:2003/11/25(Tue) 12:33

↑今のところ特に含むところはありません(^o^;)
出張にかこつけて大英博物館展に潜入してきましたがもの凄い込みようで見学どころで
ありませんでしたな。
私はローマ目当てでしたが、この群集は何を求めてきているのかアンケートをとりたく
なりました。

●augstusさん
> ソースを見てみると .jp で紹介されているのはP.M.さんのところだけですよ。
ここが紹介されていても不思議ではないのに・・・。 
でもここは .to だ(^o^;)

> 写真が誉められているみたいですね。
そうなんですけどね・・・

> 一瞬「P.M.さんって卓球やるのか」と思ってしまいました。
私も最初何事がおきたか理解不能でした。。。
言ってみればコンモドゥスやカラカラの最期のときの心境です(^o^;)

●苦力さん
> 第二変化中性名詞【鉄:ferrum】の奪格【ferro】に接続詞の【そして……:-que】が語尾にくっつ

いたと言うことでありましょうか?
そうです。細かいところは抜きにして・・・^^

> パンテオン仕様
違います。我々ローマ人が碑文等で一般的によく用いている表記法です(したがって、パンテオンは
もとより、貴殿が凱旋門としているおそらく我々ローマ人が記念門と呼んでいる碑文でも用いてい
る。何の画像等を参考にされているかわかりませんが、記念門の碑文においても見づらいだけで文字
と文字の間にも"・"が入っています。)。カトリック系の教会でもわりとよく見かけます(たとえば、
サン・ピエトロ大聖堂)。
確か貴殿はローマ(イタリア)に行かれたことがなかったですよね? 是非一度実物を見てください。

●DSSSMさん
> はためから見たら「P.M.氏とDSSSM氏はケンカしているのか?」と見られたりしないかと不安ではあ

りました(^_^;
私はほとんど冗談だけで生活していますからねぇ〜(゚- ゚ )

> いやー、私も「もう滅んでるのにどうやって滅ぼすの?」と言われたりしてましたし(^_^;
ぎゃははははははははははははは(^◇^) 貴殿のHPはもとよりセンス抜群ですな。

というわけで、(対抗して)ローマは存続させねばならぬ


[2449] ガリエヌスの容姿・・・ 投稿者:クラウディア 投稿日:2003/11/25(Tue) 11:03

マッティアスさん、いつかガリエヌスの容姿についてトルコ系だから切れ長の目を想像するとかおっしゃっていましたよね。いくつか彼の彫像を洋書で見ましたが、ローマ系の容姿だと思いました。別に切れ長の目ではありませんでした。やはりかなり混血が進んだせいでしょうかね。


[2448] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/24(Mon) 11:26

○苦力さん

> こちらの掲示板ではズレてしまいました。
せっかくの力作なのに申しわけありません。うちの掲示板では行の先頭が半角の空白で始まっている場合、先頭の空白が除かれるようになっています。それが原因ではないかと推測しております。
また、見る側でプロポーショナルなフォントを利用している場合もずれますね。

>       Ш ( ・∀・)
>      ‖γ⌒´‐ − ⌒ヽ
>      ‖ 〉ン、_ `{ __ /(  )
>     (三0_´∧ミ キ )彡ノヽ`ヽ)
>      ‖   ノ~ミ~~~~.| 0三)
>      ‖ / ヽレ´ |   ̄メメ
>      ‖ /_  へ   \ メメメ
>      ‖ \ ̄ィ.  \  )メメメメ
>        i__ノ   |, ̄/ メメメメメメ
>              ヽ二) メメメメメメメ
先頭を全角の空白や > にすると、この通りずれません。(^^)
いずれにせよ、剣闘士の力強さを見事に表現した素晴らしい作品であると思いました。

> ……コレを作るのに1週間かかってしまいました。
> もう二度と描けないでしょう。
と言いながら、実は、フルタ製菓のあのシリーズを全部アスキーアート化する野望を持っていたりしませんか?(^^)


○AKIRA.Mさん

> ポセイドン でなく投網闘士ですね。
なるほど、網が無ければ確かにネプトゥーヌスっぽい(^^


[2447] Re[2446]: ……苦労したのに 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/11/24(Mon) 00:06

> こちらの掲示板ではズレてしまいました。
> 『盤上の羅馬帝國』の掲示板では上手く描画できたのですが……。
>
> お手数ですが覗きに来て下さい。
苦力さん。
両方拝見しました。
お疲れ様。
ポセイドン でなく投網闘士ですね。
文字の方は何か鉄器の説明...あっ 短剣(グラディエート)
のことですか。


[2446] ……苦労したのに 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/23(Sun) 23:32

こちらの掲示板ではズレてしまいました。
『盤上の羅馬帝國』の掲示板では上手く描画できたのですが……。

正常なものがどんな感じか見てみたい方は、お手数ですが覗きに来て下さい。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2445] 1週間以上前のネタですが 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/23(Sun) 23:17

P.M.さん江
>"ferroque" のスペルミスだと思うのですが・・・。
御指摘ありがとうございます。
引用元の『オスプレイ戦史シリーズ@グラディエーター 古代ローマ剣闘士の世界』【日本語版:新紀元社】の26頁の文章の誤植をそのまま記載してしまったようです。

羅和辞典を引いてみたのですが、第二変化中性名詞【鉄:ferrum】の奪格【ferro】に接続詞の【そして……:-que】が語尾にくっついたと言うことでありましょうか?

>また古代ローマを気取って書くなら
> VRI・VINCIRI・VERBERARI・FERROQVE・NECARI
パンテオン仕様ですね。

>uri, vinviri, verberari, ferroque necari.
カロリング・ルネッサンス仕様でしょうか?

それならば凱旋門仕様
VRIVINCIRI
VERBERARI
FERROQVENECARI

さらに調子に乗ってポンペイの落書き仕様

       Ш ( ・∀・)
      ‖γ⌒´‐ − ⌒ヽ
      ‖ 〉ン、_ `{ __ /(  )
     (三0_´∧ミ キ )彡ノヽ`ヽ)
      ‖   ノ~ミ~~~~.| 0三)
      ‖ / ヽレ´ |   ̄メメ
      ‖ /_  へ   \ メメメ
      ‖ \ ̄ィ.  \  )メメメメ
        i__ノ   |, ̄/ メメメメメメ
              ヽ二) メメメメメメメ

……コレを作るのに1週間かかってしまいました。もう二度と描けないでしょう。


http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2444] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/23(Sun) 18:58

○真奈美さん

> 「映画ファン」とか「アニメファン」とかの言葉は違和感ないのに、
> テレビ好きの人を「テレビファン」と呼ぶことはしませんね。
たとえば、毎日映画を見る人は間違いなく映画ファンと言えるでしょう。ところが、毎日テレビを見る人というのは極普通の人ですから、「テレビファン」という言葉が意味をもちにくいんでしょうねえ。


○高島賢治さん

> 『帝国 <一冊でわかるシリーズ>』 岩波書店
ペルシャあたりからスタートするんでしょうかねえ。ローマについてもたくさん書かれているといいですね。


[2443] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/22(Sat) 12:42

◎augustusさんへ

『死海文書大百科 ビジュアル版』は僕も欲しいんですが、高いという事もあり
少し考えてます。東洋書林は専門家向きではない一般教養書としてはレベルが高い
内容がある書籍を出している出版社だと思います。ただ価格が高い書籍が多いのも
事実です。


[2442] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/22(Sat) 12:17

下記書籍が12月5日刊行予定。
●『帝国 <一冊でわかるシリーズ>』 岩波書店 スティーヴン・ハウ 予価 \1,400+税
 帝国をめぐる近年の研究動向を踏まえ古今の歴史に登場する諸帝国がもった意味
 を解説。


[2441] 国書刊行会は 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/22(Sat) 08:11

独文学会で売りに来ている出版者の一つで、かつてその機会に「ドイツ・ロマン派全集」をたくさん買って以来新刊案内も来るようになっています。新聞の広告で、「こーゆー本を出しそうなのは〜」と思えばたいてい当たりますね。

マッティアスさんの考察はあたっていそうです。「アウグストゥス」の名前は世界史に必ず出てくる有名人で、功績も確か。それでいて実は容色も優れ、しかもイメージのみ肥大した人々と違って信憑性も高い!−−こーゆー人こそとりあげる価値があると思いますけどね〜。 功績で名を残しているのは本人も望むところでしょうけど。でもドリアン・グレイのように肖像は若い、思えば幸せかも。
 澁澤龍彦「世界悪女物語」では、アグリッピナとクレオパトラが載ってますね。もっともこの本、これ「悪」?という人選も混じるけど。

「映画ファン」とか「アニメファン」とかの言葉は違和感ないのに、テレビ好きの人を「テレビファン」と呼ぶことはしませんね。
番組の名前で「○○ファン」ならわかりやすいのに。


[2440] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/21(Fri) 22:10

○高島賢治さん

> 『死海文書大百科 ビジュアル版』 東洋書林
とっても魅力的な本ですね。欲しい!

> \13,000+税
問題はこちらです。(;_;)


[2439] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/21(Fri) 20:42

下記書籍が出ました。
●『死海文書大百科 ビジュアル版』 東洋書林 \13,000+税
  フィリップ・R.デイヴィス、ジョージ・ブルック、フィリップ・R.キャ
  ラウェイ著 池田裕訳
 20世紀最大の発見といわれた「死海文書」。時にスキャンダルにまみれた半世紀
 にわたる研究史を公正かつ冷静に整理し、個々の巻物と、それらが隠されていたク
 ムランの洞窟に居住していた人びとについて図や写真をふんだんにまじえて、わか
 りやすく紹介した初めての書。謎につつまれた「死海文書」余すところなく紹介。
 写真満載。これからの研究のための出発点となる書。
 <デイヴィス>シェフィールド大学教授。マンチェスター・シェフィールド死海文書
       研究所所長。
 <ブルック>マンチェスター大学教授。マンチェスター・シェフィールド死海文書研
       究所所長。

●『ヴァールブルク著作集 5
  デューラーの古代性とスキファノイア宮の国際的占星術』
   アビ・ヴァールブルク著 ありな書房
    伊藤博明・監訳 加藤哲弘・訳 \5,000+税
 イタリア・ルネサンスの古代復興のデューラー作品における受容を考察しつつ、
 〈パトスフォルメル〉という概念を提起し、フェッラーラのスキファノイア宮に
 描かれたフレスコ画連作の占星術的イメージの分析によって、〈イコノロジー〉
 の方法論を実践した、ヴァールブルク美術史学の新たな展開を示す、学問的霊感
 に満ちた代表的論攷。イコノロジーの祖ヴァールブルクの代表的論攷。
 <目次>
 第1章 デューラーとイタリア的古代
 第2章 南と北における古代の神々の世界と初期ルネサンス
 第3章 ランツフートにおける教会の美術と宮廷の美術
 第4章 フェッラーラのスキファノイア宮におけるイタリア美術と国際的占星術
 第5章 一五一九年の低地ドイツの暦における惑星神の図像について
 原註 補註
 デカン像の分析のためのテクスト――エルスベート・ヤッフェ
 図版一覧
 解題 〈パトスフォルメル〉とその受容をめぐって 加藤哲弘
 解題 スキファノイア宮論文の背景と「イコノロジー」の誕生 伊藤博明

●『物語中世哲学史 アウグスティヌスからオッカムまで』 而立書房
  ルチャーノ・デ・クレシェンツォ著 谷口伊兵衛、G.ピアッザ訳  \1,800+税
 ヨーロッパ中世は法王を中心とするキリスト教が絶対であった。その社会で人々
 の思想はどのように展開・発展していったのか。「魔女」や「蛮族」「十字軍」
 まで登場させて、「神との対話」が絶対であった中世を、興趣深く語る。
 <著者>ナポリ生まれ。大学の工学部を卒業後、IBMに勤務。77年に初めて書
    いた本がベストセラーに。テレビ司会者、映画監督、脚本家、俳優として
    も活躍。


[2438] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/21(Fri) 13:45

『美少年西洋史』には「マイケル・ジャクソ◆と美少年たち」という章が新たに加筆されているかも知れません。


[2437] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/21(Fri) 06:45

○高島賢治さん

> 「ひどい奴で、彼の周りは人々の悪意が渦巻いているだけでした。
> めでたし。めでたし。」では何か締まりません。
どんなひどいやつだったのかを描けば面白い物語になるんでしょうけど、そうなると「美少年」の話ではなくて「愚帝」の話になってしまうということですね。
マッティアスさんの
> まあ、美少年、あるいは美青年、ってことが人生に置いて大きな
> ウエイトを占めた人物が取り上げられるのでしょうから、
というコメントが的を射ているような気がしますね。


○真奈美さん

> 「テレビファン」ってなんでしょう?
確かに不思議な表現ですね。(^^)


○マッティアスさん

> まあ、美少年、あるいは美青年、ってことが人生に置いて大きな
> ウエイトを占めた人物が取り上げられるのでしょうから、他の功績が
> 大きいアウグストゥスはそういうジャンルで取り上げられる人では
> ないでしょうね。
鋭い分析ですね。仰るとおりで、「アウグストゥスが美しかった」と書かれるのは「ふむふむ。」だけど、「美少年アウグストゥス」なら違和感を感じそうです。


○AKIRA.Mさん

> 内容は余り楽しくない時代のようですが(^^;)。
この時代のスターと言うならアウレリアヌスとゼノビアでしょうかねえ。面白く書けそうな気もしますよ。
パルミラってなんとなく神秘的。(気分の問題ですが。^^)


[2436] Re[2433]: 無題 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/11/20(Thu) 23:39

●『ローマ人の物語XII 迷走する帝国』 新潮社 塩野七生 予価 \2,800+税
>  今回は、紀元三世紀のローマ帝国73年間の物語。75年間で23人の皇帝が誕
>  生。ローマはもはや、危機を糧とし発展しつづける覇者ではなくなっていた。未
>  曾有の国難が帝国を襲い、次々と皇帝が倒される「危機の三世紀」の実相に迫る。

11月も下旬。どうにか今年も出るようですね。TVに出たり「文藝春秋」に連載(2ページずつですが)したりと塩野さんも他に忙しくてどうするかと思ってました。一応楽しみにしてるので、内容は余り楽しくない時代のようですが(^^;)。


[2435] 須永朝彦ですか。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/11/20(Thu) 21:41

ひええ、またディープな話題が。出版関連ですけど、
まあ、国書刊行会自体、マニアックというかアングラな出版社ですからね。
須永朝彦氏というと、「幻想文学」とか(今は亡きペヨトル工房)「夜想」でしか
読んだことが無いのですが、彼の好みからいって、なんとなくカリグラはないでしょう。
ていうか、まあ、美少年、あるいは美青年、ってことが人生に置いて大きなウエイトを
占めた人物が取り上げられるのでしょうから、他の功績が大きいアウグストゥスは
そういうジャンルで取り上げられる人ではないでしょうね。
昔本屋でちらっとみた、須永氏の本では、シメオン・ソロモンとかラファエル前派の
画家によるギリシア神話を題材とした絵を口絵に入れてましたが、どうも
アポロンとヒュアキントスとか、そういうのが好きなんだろうな、というイメージ。

ちなみに澁澤龍彦は、エラガバルスとかアグリッピーナが気に入っていたっぽいですね。


[2434] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/20(Thu) 21:14

◎真奈美さんへ
||「テレビファン」ってなんでしょう?

素直に考えれば、BS−i(TBS系)で放映した「甦る伝説の都 女王クレオパトラの海底宮殿」というスペシャル番組を観て感
動・感激した視聴者、という事だと思います。


[2433] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/20(Thu) 19:21

下記書籍が12月13日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『ローマ人の物語XII 迷走する帝国』 新潮社 塩野七生 予価 \2,800+税
 今回は、紀元三世紀のローマ帝国73年間の物語。75年間で23人の皇帝が誕
 生。ローマはもはや、危機を糧とし発展しつづける覇者ではなくなっていた。未
 曾有の国難が帝国を襲い、次々と皇帝が倒される「危機の三世紀」の実相に迫る。


[2432] 美少年というだけなら山ほど 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/20(Thu) 15:43

高島さん:早速使わせて頂きました、ありがとうございます。
美「少年」というにはちっととうのたった人の名前も混じっているようですが。オクタだって、それゆえのエピソードは中々インパクトあるんですけどねー。

>クレオパトラの悲劇に迫る!テレビファン待望の1冊!!

「テレビファン」ってなんでしょう?


[2431] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/19(Wed) 21:44

◎augustusさんへ
||ローマからはアンティノウスだけがノミネートですか。カリグラなんかもたぶん美少年だったのではないかと想像するんですがねえ。(^^

アンティノウスはハドリアヌスのお気に入りだったし、謎の溺死で物語が広がりやすいんだと思います。カリグラはネロと双璧の古代ローマ
皇帝の中でも悪役だし、「ひどい奴で、彼の周りは人々の悪意が渦巻いているだけでした。めでたし。めでたし。」では何か締まりません。


[2430] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/19(Wed) 21:20

○ DSSSMさん

> カルタゴ市が落ちるよりも先にローマ市が落ちて、勝利したことが
> ありました
本当にローマを落としたんですね。ますます、すごい。ハンニバル以上の名将だったりして。

> 実際、ローマ市が落ちるプレイというのは、ほとんど見られない
> そうです。
そうでしょうねえ。簡単にローマ市が落ちるようではシミュレーションになっていない。(^^)

> やはりどうもカルタゴ側をプレイせねば勝てないようです。
これって、「なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!」と矛盾していて面白いですね。(^^)


○高島賢治さん

> 美少年西洋史
ローマからはアンティノウスだけがノミネートですか。カリグラなんかもたぶん美少年だったのではないかと想像するんですがねえ。(^^


[2429] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/19(Wed) 19:18

下記書籍が11月20日刊行予定。情報を追加して再掲。
●『クレオパトラ 謎の海底宮殿』 講談社+α文庫
     BS−i(TBS系)海底遺跡取材斑 鈴木まどか 予価 \780+税
 クレオパトラの悲劇に迫る!テレビファン待望の1冊!!
 「甦る伝説の都 女王クレオパトラの海底宮殿」(TBS系BS-i)大好評スペシャル
 番組が、ついに文庫化!2000年前の海底遺跡が明かす古代エジプトの謎!!
 20世紀最後の大発見ともいえるエジプト・アレクサンドリア海底遺跡の発掘調査
 に、世界で初めて密着取材。海底に眠るクレオパトラの宮殿をCG復元するなど、
 古代エジプト王国最後の女王クレオパトラの謎を徹底追跡。ローマの名将カエサ
 ルとの恋、クレオパトラの死の真実……地中海を舞台に繰り広げられた古代史の
 魅力を満載した1冊。


[2428] ローマ市陥落す 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/11/18(Tue) 20:26

父達よ、新たに加わった者達よ

 augustusさん


>> 前回やった時は、イタリア半島にローマ軍が全くいない
>> (ハンニバルが全滅させた)という状態まで持っていったんですよ!
>す、すごい。ローマ市も落ちたんですか?

 その時のプレイではないですが、それより前のプレイで私がカルタゴ側をプレイしていた時、大スキピオがカルタゴ市の包囲攻城を始めてしまいまして、それを解くこともできなさそうだったので、しょうがなくハンニバルがローマ市を包囲攻城(ただし、こっちの方が遙かに落ちにくい)したら、カルタゴ市が落ちるよりも先にローマ市が落ちて、勝利したことがありました(^_^; サイの目が無茶苦茶良かったもので……。実際、ローマ市が落ちるプレイというのは、ほとんど見られないそうです。

 昨日も『ハンニバル』をプレイできたのですが、2度ローマ側をプレイして2度とも負けました(^_^; やはりどうもカルタゴ側をプレイせねば勝てないようです。

 なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2427] 追加レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/18(Tue) 20:14

◎真奈美さんへ
「美少年西洋史」のコメント部分は、[2426]の方を使って下さい。


[2426] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/18(Tue) 19:59

下記書籍が秋以降刊行予定。情報を追加して再掲。
●『美少年西洋史』 国書刊行会 須永朝彦  予価 \2,400+税
 ナルシス、アンティノウス、ランボー、ボジー……古代ギリシアから現代まで、
 西洋の華麗な美少年たちが勢揃い。美少年でみる西洋の歴史。好評既刊『美少年
 日本史』の姉妹版。図版多数収録。筆者自身の朝日カルチャーセンターの講義を
 基に単行本化。


[2425] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/18(Tue) 19:37

下記書籍が出ました。
●『自伝の書き方』 白水社 石田修大 \1,900+税
 『日本経済新聞』連載「私の履歴書」の元担当記者が教える、自分史を書き、一
 冊の本にするための知識とコツ。人生の各シーンに合わせた名自伝を、豊富に収
 録。
 <著者>昭和18年東京生まれ。早稲田大学卒業。日本経済新聞社社会部、文化部を
    経て、論説委員を務めた。平成11年退社。著書に「わが父波郷」「波郷の
    肖像」など。

下記書籍が11月下旬刊行予定。
●『歴史人口学と家族史』 藤原書店 速水融編 予価 \8,800+税
 本書『歴史人口学と家族史』は、いままで、当然日本語文献として多くの方々に読
 まれて然るべきであった歴史人口学と家族史に関する基礎的論文を訳出・集成した
 ものである。歴史人口学と家族史の発展に多大に寄与しながら未邦訳の最重要文献
 を精選。歴史人口学成立期の模索とその革新性を伝えるローゼンタールの論文、ミ
 クロ資料の活用から新境地を開いたアンリの重要論文、「前工業化期北西ヨーロッ
 パ型世帯構造」を発見し、近代化・経済体制と家族構造の関連を示唆するヘイナル
 の諸論文を始め、この分野のエッセンスと学問としての先進性を初めて提示する必
 備書。
 <目次>
 序文 速水融
 1.人口史から歴史人口学へ―回想の13年:1945年から1958年にかけてのフランス
   ― ポール‐アンドレ・ローゼンタール>(速水融訳)
 2.歴史人口学―成果と展望   斎藤修(中里英樹訳)
 3.人口史における1章としての18世紀以降のヨーロッパにおける出生力低下
   アンズリー・J・コール(小島宏訳)
 4.ヨーロッパにおける出生制限グループの先駆者
   マッシモ・リヴィ‐バッチ(速水融訳)
 5.乳児死亡率とヨーロッパにおける人口転換
   フランシーヌ・ヴァン・デ・ワラ(黒須里美訳)
 6.人口転換期ヨーロッパでの都市と農村における出生力の差違
   アラン・シャーリン(高橋美由紀訳)
 7.自然出生力に関する若干のデータ
   ルイ・アンリ(木下太志訳)
 8.家族復元法による英国人口史
   E.A.リグリィ&R.S.スコッフィールド(山本千映訳)
 9.工業化以前のイングランドにおける婚姻出生力―ケンブリッジ・グループ
   家族復元プロジェクト研究とその成果による新たな展望―
   クリス・ウィルソン(友部謙一訳)
10.時代と文化をこえて世帯構造を比較する  
   E.A.ハメル&ピーター・ラスレット(落合恵美子訳)
11.ヨーロッパ型結婚形態の展望  ジョン・ヘイナル(木下太志訳)
12.前工業化期における二つの世帯形成システム  ジョン・ヘイナル(浜野潔訳)


[2424] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/18(Tue) 19:23

◎真奈美さんへ
本の情報についているコメントの情報源は諸般の事情により明かせませんが、
「美少年西洋史」のコメント部分は、転載は問題ないと思います。


[2423] 高島さんに質問です 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/18(Tue) 16:46

本の情報についているコメントは、いずれどこか広告にでも掲載されるものですか?まえにお知らせのあった「美少年西洋史」の部分、興味ありと思われるサイトなどに転載してもよろしいでしょうか?だめならタイトルなどだけにしておきますけど。  姉妹編の「〜日本史」は買いました。こんどのも大いに楽しみです。


[2422] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/17(Mon) 20:48

○DSSSMさん

> ローマ滅ぶべし
って、最初に見て、「おいおい、DSSSMさん御乱心か?」と思ったんですが、ボードゲームの話だったんですね。(^^)

> 前回やった時は、イタリア半島にローマ軍が全くいない
> (ハンニバルが全滅させた)という状態まで持っていったんですよ!
す、すごい。ローマ市も落ちたんですか?


○高島賢治さん

> はじめての死海写本
値段も手頃で、中身は興味深そう。これはぜひ買いたいと思います。


○DMXさん

はじめまして。

> 私はただの裕福な国、ローマに富をもたらせてくれる国としか思って
> いなかったと思っています。
時代によるんだと思います。プトレマイオス朝の末期ではローマの従属国、いつ属州にしてもおかしくない領域というふうに考えられていたような気がします。
でも、プトレマイオス1世の時代にはそうではなかったはずですよね。
ポエニ戦争の頃はどうだったでしょう。たぶん、まだ従属国ではなかったでしょう。両国の交流の歴史を調べないと詳しいことはわからないですね。



[2421] 無題 投稿者:DMX 投稿日:2003/11/17(Mon) 19:39

はじめまして。いきなりですいません。
今高校の授業でローマとプトレマイオス朝について勉強をしているのですが、ローマはプトレマイオス朝をどのように見ていたのか?という課題がでたんです。私はただの裕福な国、ローマに富をもたらせてくれる国としか思っていなかったと思っています。皆さんはどのように考えていますか?答えてもらえるとうれしいです。


[2420] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/17(Mon) 19:22

下記書籍が書名変更して出ました。
●『はじめての死海写本』 講談社現代新書 土岐健治 \740+税
 その死海文書には何が記されているのか? 原始キリスト教と義の教師の姿を
 簡潔に紹介。いま甦る旧約聖書の世界!
 義の教師、悪の祭司、メシアとは何か? 旧約聖書最古の写本の全容をはじめて
 紹介。
 <目次>第1章 写本発見と公刊への数奇な道
    第2章 死海写本の背景――ヘレニズム・ローマ時代のユダヤ史
    第3章 写本には何が書かれているか
    第4章 クムラン宗団の思想
    第5章 考古学から見たクムラン遺跡
    第6章 死海写本と旧約聖書の関係
    第7章 死海写本と新約聖書の関係

下記書籍が12月刊行予定。
●『海賊(仮題) <知の再発見双書・シリーズ>』 創元社 予価 \1,400+税
 フィリップ・ジャカン著 増田義郎監修・後藤淳一・及川美枝訳
 海賊は物語のなかの存在ではない。16世紀後半に始まるイギリスとスペインの抗
 争で、ヨーロッパやカリブ海では交戦相手国の船を略奪してもよいという国王の
 私掠免許が出され、両国の制海権争奪戦に海賊は大きな役割を果たした。また古
 くはオデュッセウスやアキレウスなど古代伝説にも登場する。8世紀に始まるヴ
 ァイキングの遠征、倭寇やイスラム海賊など、海あるところ、時代を問わず存在
 する海賊の歴史を美しい図版とともに紹介!

下記書籍が12月3日刊行予定に変更。
●『ローマ帝政初期のユダヤ・キリスト教徒迫害』 教文館 保坂高殿
                           予価 \10,000+税

下記書籍が12月3日刊行予定。
●『最古の料理』 法政大学出版局 J. ボテロ著 松島英子訳 予価 \2,800+税
 アッシリア学の第一人者であるとともに料理愛好家でもある著者が、料理書と思
 われる楔形文字タブレットを解読して、世界最古の料理テクニックから、材料と
 道具におよぶその具体像に迫る。〈死すべき存在=人間の食べ物〉と〈不死を可
 能にする神の食べ物〉を区別する独特の神話構造にも言及した本書は、料理を手
 がかりとしたメソポタミア文化論でもある。

下記書籍が12月13日刊行予定に変更。
●『ローマ人の物語XII 迷走する帝国』 新潮社 塩野七生 予価 \2,800+税
 ローマはもはや、危機を糧とし発展しつづける覇者ではなくなっていた。未曾有
 の国難が帝国を襲い、次々と皇帝が倒される「危機の三世紀」の実相に迫る。


[2419] ローマ滅ぶべし 投稿者:DSSSM 投稿日:2003/11/17(Mon) 08:56

父達よ、新たに加わった者達よ

 P.M.さん

 ありゃりゃ、はじめまして。


>結局カルタゴは滅ぼされたので私の方が分が悪いですな(^o^;)

 いやー、私も「もう滅んでるのにどうやって滅ぼすの?」と言われたりしてましたし(^_^;

 最近は『ハンニバル』というボードゲームでカルタゴ側をプレイしてローマを屈服させることに生き甲斐を感じたり(ばき)してますので……。前回やった時は、イタリア半島にローマ軍が全くいない(ハンニバルが全滅させた)という状態まで持っていったんですよ! もっともその後、シチリアからローマ軍が上陸してきて再度ハンニバルは窮地に陥ったりしてましたが(結局ゲームは最後判定勝ちしたんですが)。


>というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ

 はためから見たら「P.M.氏とDSSSM氏はケンカしているのか?」と見られたりしないかと不安ではありました(^_^;

 実際には、大カトーが演説の最後に必ず「……であるが故に、カルタゴは滅ぼさねばならない!」と言い、それに対抗してスキピオ・ナシカ・コルクルムが演説の最後に必ず「私はカルタゴ存すべしと思う」と言っていたことのマネですよね(ということで(^_^;)。

 なお、(最近は)ローマは滅ぼさねばならない!

                    DEVS SIVE SVBSTANTIA SIVE MATVRA

http://cwaweb.bai.ne.jp/~dsssm/


[2418] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/17(Mon) 00:00

○サラさん

> オクタウィアヌスの異母姉の長男が紀元前27年の執政官であるという
> 出典は次の通りです。
ソースを教えていただきありがとうございます。P.M.さんも書かれていますが、誤りなのか別の根拠があるのか気になるところですよね。
(BC29年のコンスルが正しいなら、1年おいてBC27年ということは普通は考えにくいですよね。)


○ゆめさん

HTML lint の点数はあまり気にしすぎないことですよ。(私だってちゃんと直しているのはトップページだけで、あとはいろいろ減点されています。^^;)
いずれにせよ、OSやブラウザに依存しないページを作るのは大変ですよね。


○苦力さん

> 私は物理学科卒なので数学には詳しくないんですよ……
> ということにしておいて下さい。m(_ _;)m
おお、物理の人でしたか。なんかとっても親近感が湧きます。学科を決めるとき最後まで数学と物理で迷っていたことを思い出します。

> 幾何学など自然科学に理解が深かったとは……。
軍事教練が嫌いで、そっち方面の勉強が好きだったらしいです。
って、どこで読んだのか定かでないので嘘かもしれません。(^^;)


○P.M.さん

> あの私がことあるごとに引用していますカンザス大のサイトで
> 私のサイトが紹介されているというではありませんか?!(^o^;)
おお、すごい。格好いい。
ソースを見てみると .jp で紹介されているのはP.M.さんのところだけですよ。写真が誉められているみたいですね。

> infoseekにアップしていた画像はずーーーーと更新していな
> かったためとてもローマとは思えない他人の画像集が出てくる
> 始末です(^o^;) 
そのようですね。一瞬「P.M.さんって卓球やるのか」と思ってしまいました。

>  VRI・VINCIRI・VERBERARI・FERROQVE・NECARI
> そうでないなら、
> uri, vinviri, verberari, ferroque necari.
個人的には大文字が好きです。 > 苦力さん


[2417] 温故知新 投稿者:P.M. 投稿日:2003/11/16(Sun) 22:56

ちょっと使い方が違うような?(^o^;)
目指せ、モバイラーですがまだまだ途上です。

■augustusさん
> P.M.さんのページでまとめて紹介してくれるなんていう企画はいかがです?
一段落ついてから(って何時だ?(^o^;))
infoseekにアップしていた画像はずーーーーと更新していなかったためとてもローマとは思えない
他人の画像集が出てくる始末です(^o^;) 
半年ほど前に、「英訳、仏訳のお手伝いをしますよ」という涙が出るほど嬉しいお便りをいただきましたが
返信もせずじまい(失礼ながらその方のお名前をgoogleで検索させていただいたら本も出されている方の
ようで素性も確かそうです。お返事もせず申し訳ございません)。
なぜこのようなお便りをいただいたかというと、あの私がことあるごとに引用していますカンザス大の
サイトで私のサイトが紹介されているというではありませんか?!(^o^;)
http://www.ukans.edu/history/index/europe/ancient_rome/E/Roman/home.html
http://www.ukans.edu/history/index/europe/ancient_rome/E/Roman/RomanSites*/1431/Topics/General.html
お恥ずかしい限りです。。。

■プリニーさん
>>Cornelia tribu コルネリウス族所属
> これ↑は、選挙区を示すトリブスなので、
>「コルネリア区」もしくは「コルネリア・トリブス」
> のほうが、よろしいかと。
ありがとうございまする。また一歩ローマ人への道に近づくことができました(^o^;)

■クラウディアさん
> 私もTBSの古代ローマ番組は期待していません。大体、バラエティの歴史物って底が浅い気がしますし。
同感です(^o^)/

■真奈美さん
> BC29にアプレイウスなんとかという名前が載ってますがこれが例の甥の名前だったでしょうか
そうです。補充執政官も詳しく載っている書物等でも彼がこの年以外に執政官には就任していないようです。
なお、彼の弟はマルクスはBC20に正規執政官に就任。

> オクタよりも6才は上ということになります、うん、10歳なら演説させて無理はない。
なかなか鋭そうな推察ですね。十分ありえそうです。

> 「世界ふしぎ発見」は、一回につきクイズが4問なんでした?
今は毎回3問しかありません。数年前に模様替えする前は4問だったのですが・・・。

■サラさん
> 弓削達著『ローマ帝国の国家と社会』岩波書店
確かにBC27としていますね。別ソースなのか、それとも単純な間違えなのか気になります。。。

■マッティアスさん
マッティアスさんも阪神ファンでしたか?(^o^;)
日本シリーズ第7戦はなぜか観ませんでした。。。
故ヒゲ辻著の『阪神ファンを5日でやめる方法』(だったかな)を読んでもやめられずにいます。。。

■高島賢治さん
『ローマ皇帝群像1 <西洋古典叢書第II期>』は来年の1月ですか・・・。思ったより早く一安心?です。
第III期刊行予定の2と未定の3がいつ発売になるかとても気になるところです(^o^;)
あと注目は『季刊 文化遺産 第17号 ローマ古寺巡礼』ですが、こちらは来年の4月ですか。。。(-_-)
このシリーズは大型書店で割とよく見かけますが多分私は通販で買うことになりそうです。

■苦力さん
> VRI,VINCIRI,VERBERARI,FIERROQUE,NECARI.
前から気になっていて書きそびれていましたが、 "ferroque" のスペルミスだと思うのですが・・・。
また古代ローマを気取って書くなら
 VRI・VINCIRI・VERBERARI・FERROQVE・NECARI
そうでないなら、
uri, vinviri, verberari, ferroque necari.
("ferro necari"は"to be killed by sword"、「剣で殺されること」の意でferroqueの後のカンマは不要)

■DSSSMさん
ごあいさつが大変遅れました
はじめまして
> なお、カルタゴは滅ぼさねばならない!
結局カルタゴは滅ぼされたので私の方が分が悪いですな(^o^;)
でも都市自体はまた復活していたりしていますな ← と強がってみせる(^o^;)

というわけで、カルタゴは存続させねばならぬ


[2416] 訂正ありがとうございます 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/16(Sun) 22:34

>なんか数学っぽいですね。(^^)
>論理の記号で書くと
>領土∧¬属州
>となると思います。
16年ほど使っていなかったので、意味なんか忘れていました。
私は物理学科卒なので数学には詳しくないんですよ……ということにしておいて下さい。m(_ _;)m


シチリア王国がイスラム世界と交易があったということで、フリードリヒU世がイスラム知識人を自分の宮廷に招きいれていたと言うことには別段不思議と感じませんでしたが、幾何学など自然科学に理解が深かったとは……。幼少期からの数学などの学習が論理的な思考の鍛錬になると改めて感じました。

……と、数学をヨイショしておきます。

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2415] 高島さま☆ 投稿者:ゆめ 投稿日:2003/11/16(Sun) 22:33

お名前を間違えたりして本当に申し訳ありません。m(__)m

augustusさま、いろいろ教えて下さってありがとうございます。手間の掛かることをしていただいて申し訳ありませんでした。読んでみてもあまりよく解っていないのですが(^_^;)、ちょっと勉強してみます。

マッティアスさま、映画「カストラート」でのファリネッリの兄の扱いはひどかったですね。アレだけ見ると実力が無いのに弟のおかげで有名になった人のようですが、リッカルド(兄)も作曲家として実力派だったそうですね。


[2414] 責任上 投稿者:サラ 投稿日:2003/11/16(Sun) 07:12

オクタウィアヌスの異母姉の長男が紀元前27年の執政官であるという出典は次の通りです。

弓削達著『ローマ帝国の国家と社会』岩波書店。
第一部第三の二「国制における共同体原理の変質」中に、“アウグストゥスの父の最初の妻アンカリアの娘オクタウィアの長子セクストウス・アップレイウス(COS.27B.C.)の許に嫁していた”と、かっこ内補足として書かれています。
ただし、この本は、パウルス・ファビウス・マキシムスの妻のマルキアをリウィアの姪と書いているので、正確さに検討がいるかもしれません。(リウィアは一人っ子なので、姪も甥もいないはず。死後養子縁組によって、スクリボニウス・リボーが実父の後を継いでいますが、これだと、娘はマルキアとはならないはず。)


[2412] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/15(Sat) 08:38

○ゆめさん

> Macを見る機会が無いのでどの程度のものか確かめられませんし、
> なかなかやっかいですね。
私もMacは持っていないので、この点うまくいっているかどうかよくわからないでいます。機種依存文字を使わず、HTMLの文法的に正しく書けていればたぶん正しく表示されるんでしょうけどねえ。HTMLの文法チェックには
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllintl.html
が便利です。試してみるとたぶん減点の多さにがっかりするかもしれませんが、有名サイトでもものすごく減点されているところも多いですから、落ち込まないようにしてください。(^^)
http://www.aland.to/~lintrank/table.html


○真奈美さん

> こういう、なにがメジャーかということは、一度前例を作ってしまえば
> 半分勝ちではないかという気もします。
ありそうなことですね。

> 男のカエサルファンといえば、中央公論でしたっけ、緑色の背の
> 「世界の歴史」の「ギリシアとローマ」を読む限り、本村凌二さんも
> 中々お好きなようです。
そうか、そうか。読んではいるはずなんですが、気づいておりませんでした。(^^;)

> 「古代エジプトスレッド」では、先日のあれはぜんぜん話題になってません
濃いエジプトファンにはあの時代は既に古代エジプトではないのかも。


○苦力さん

なんか数学っぽいですね。(^^)
論理の記号で書くと
領土∧¬属州
となると思います。


○フィナさん

いらっしゃいませ。卒論がんばってください。

> ローマの領土でありながら属州にはされなかった国
一口に属州と言ってもいろいろな統治の仕方があったみたいですね。
例えば、フィナさんもお読みになった岩波新書に書いてある共和政末期のシチリア属州を考えてみましょう。メッサーナなどは条約締結国であって形式的には外国であるが、属州総督の支配に服していて実質的には属州に含まれていますよね。「実質的に領土だが、形式的には属州ではない。」と言えるかもしれません(強引な気もするけど)。
エジプトもアクティウムの海戦後に属州になるわけですが、他の属州と違って、アウグストゥスの私的支配地のように扱われています。これも、「領土だけど属州でない」と表現できるかもしれませんね(ますます強引な気はするけど)。


○マッティアスさん

> 貴族とは言っても、斜陽族で、父親は地方の小役人だったようです。
なるほど。きっと、基本的には貧乏だったんですね。

> ヒストリア・アウグスタ、とうとう出るんですね。
待ち遠しいですよねえ。(^^)



[2411] おお、とうとう出るんですね。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/11/14(Fri) 23:11

☆高島賢治さま☆
ヒストリア・アウグスタ、とうとう出るんですね。待ってました〜\(^-^)/
最近、書店もごくまれに漫画コーナーにいく程度になっていたので、10月発売の
中にも結構欲しい本があったことが、おかげでわかりました。
今日、会社帰りに寄ったところには無かったですけど。大きい書店に行ってみます。
そうして、塩野さんもどうやら無事に新刊を出せるようで。
↑自分では古書店で買ったウェスパシアヌス表紙の巻しか持ってないですが(汗)。

☆sugustusさま☆
>> カストラートのファリネッリは貴族の生まれなので初めから他の
>> カストラートと環境が違っていたそうです。
>へえ。なんでまた、わざわざカストラートになったんでしょうね。
貴族とは言っても、斜陽族で、父親は地方の小役人だったようです。
貧乏人が一攫千金、あるいは口減らしのために、ちょっと歌が上手で可愛い息子を
去勢歌手にすることは多かった(音楽院や教会が引き取ってくれるから)みたいですが、
貴族や裕福な家の子は少なかった、といわれています。
でも、ファリネッリだけが例外だった訳ではないようです。
音楽を愛好する親族を持つと、往々にしてあることかも。ファリネッリの兄は
一時期、ヴュルテンベルク選帝侯のお抱え作曲家だったし。

17世紀のメラーニ一族は、兄弟と従兄弟で少なくとも3人のカストラートを出しています。
最も有名なアット・メラーニはルイ14世の母后アンヌの愛人でもあったとか。
ルイ14世幼少期は、なにげにフランス宮廷にはイタリア人が幅を利かせていましたね。

ローマネタ以外で長々書き綴ってすみません(汗)。


[2410] もう一つのクイズ 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/14(Fri) 20:50

高「島」さんですね、失礼しました。「謎の海底宮殿」、ああそういえばBSの欄で見た覚えがあります。

ところで、「世界ふしぎ発見」は、一回につきクイズが4問なんでした?このまえのは、
・古代に女神たちに捧げられていた花は?−−ユリ
・カエサルがエジプトからローマに運んで人々を驚かせた珍しい動物は?−−キリン
・エジプトで女性たちが神殿に奉納した品は?−−鏡
あと一つがなんだったか思い出せません。録画を見れば済むことなんですけどね。
動物の問題で、私の頭には、トラが浮かびました。エジプトにいそうではないけど。
Allan Massie の小説Augustusでは、インドから献上された「トラと呼ばれている獅子ほどの大きさの縞模様のネコ」を美しいと賞賛しています。(ネコを愛でる場面もあった)

「週刊100人」のHPを久々に見たら、投票テーマは「歴史を変えた政治家」になってました。カエサルは当然のようにノミネートされてます。早速いれてきました。で、現在1位。それにしてもバラエティに富む、有体に言えばムチャクチャな顔ぶれです。ここは一人一票しかいれられませんのでどうぞ慎重に。
http://de-club.net/hya/

久々といえば、2chの世界史スレッドも久々に見たのですが、オクタ以外のローマ皇帝スレッドは落ちてました。「古代エジプトスレッド」では、先日のあれはぜんぜん話題になってません、もっと濃い話題に熱心です(私はわからん)。


[2409] ありがとうございます! 投稿者:フィナ 投稿日:2003/11/14(Fri) 20:35

レスありがとうございます☆
なんだか難しそうな本ですけど読んでみようと思います(苦笑)
吉村忠典氏の岩波新書のものは多少読んでみました。今はキケロの弁論集を読んでいる(読まされている)のですが、さっぱり分からないんですよ(爆)
でもやるべき事が分かっていれば多少難しくても読むんですけど、
どうも今の段階では切り口が分からなくて、集めた資料をどう活用していいのか分からなくて。。。
というか結果をどこに持っていけばいいのかすら見えてこない現状。
はぁ。卒論って難しいんですねぇ。

エジプトの件もありがとうございます。
そっかぁ、時期の問題だったんですか。なんかすっきりしました。

…こんなノンキな事言っても仕方無いんですよね。
なんとか形にしないと。


[2408] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/14(Fri) 20:21

◎フィナさんへ

はじめまして。まず役に立ちそうな書籍

『西洋古代史研究入門』 東京大学出版会 伊藤貞夫・本村凌二編 \3,800+税 1997年3月
 本書215頁から十数頁にわたり「外民族と属州」という項目があり、ここに羅針盤
 となるような書籍・論文の紹介があります。

『古代ローマ帝国の研究』 岩波書店 吉村忠典 \7,000+税 2003年6月
 本書はフィナさんのテーマへのヒントになる気がします。

『ローマ人の国家と国家思想』 岩波書店 E.マイヤー 鈴木一州訳 1978年12月
 古い本ですが、国家制度に関する基本用語では他の追随を許さないという評価が
 あるそうです。

『西洋古典学研究』 岩波書店
 年一回出る雑誌で五十数冊出てます。この巻末にローマ研究の論文一覧があるので、
 ピンときた論文を取り寄せて読むのも有効かと。

「ローマの領土でありながら属州にはされなかった国」はローマの版図の東部に多かっ
 たと思います。
「エジプトはプトレマイオス朝の時代にローマに寄贈されていたが、ローマはここを属
州にはしなかったというような記載を見つけたのですが、どうやらエジプトは属州にな
っているよう」というのは、当初ローマの版図に入り、王国のままいたが、後年、ロー
マの属州となった、と言う事だと思います。


[2407] 領土∩∨属州 投稿者:苦力 投稿日:2003/11/14(Fri) 18:08

AVE CAESAR,MORITURI TE SALUTAMUS!

フィナさん江
>ローマの領土でありながら属州にはされなかった国っていうのは、どんな国があるんでしょうか。

シキリアが最初の属州ということを考慮すれば、ルビコン以南のイタリア?

VRI,VINCIRI,VERBERARI,FIERROQUE,NECARI.

http://imperium-onboard.cside.ne.jp/


[2406] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/14(Fri) 16:14

◎ゆめさんへ

こちらこそ、よろしく。それと「高嶋」ではなく「高島」ですのでよろしく。

◎真奈美さんへ

真奈美さんも「高嶋」ではなく「高島」ですのでよろしく。
多分『クレオパトラ 謎の海底宮殿』は今年か去年の正月にTBS BSiという
BSデジタル放送で放映した番組の書籍化と思われます。
下記のホームページを見ると何回も再放送している様な感じです。
http://www.bs-i.co.jp/main/documentary/cleopatora/


[2405] 初めまして。 投稿者:フィナ 投稿日:2003/11/14(Fri) 15:21

卒論でローマ帝国について考えている大学生なのですが、
まぁ、そういうわけでこのサイトに辿り着きました。
私は今、パックスロマーナの分析を頑張ろうと思っているのですが
そのためには「属州」ってのがキーワードになってきたんです。
それで質問なんですが、ローマの領土でありながら属州にはされなかった国っていうのは、どんな国があるんでしょうか。
最初、「エジプトはプトレマイオス朝の時代にローマに寄贈されていたが、ローマはここを属州にはしなかった」というような記載を見つけたのですが、どうやらエジプトは属州になっているようでした…
なんか意味わかんなくなってきちゃって(汗)
どなたか詳しい方、いらっしゃいませんか?


[2404] 新刊情報 投稿者:真奈美 投稿日:2003/11/14(Fri) 08:17

高嶋さんお久しぶりですね、新聞にそのローマ皇帝の本が載ってたので、いずれここでも紹介されるかなと思ってました。
TV局のしくみ、視聴者が考えるよりもややこしいのですね、もったいないという気がしますが。(同じ番組内部では、昔の資料を再利用くらいするのかな?)新刊にある「謎の海底宮殿」、TBSということは去年あたり放映された番組に基づくものでしょうか。あれも見ましたが。クレオパトラを「女性原理」という言葉で語っていたあれでしょうか。
 文句ばかり言ってますが、私とて、パトラものに対して始めからケチつけの目的で構えてるというわけでは(ちょっとはあるけど)ありません、面白ければ認めるつもりです。パトラものでも、公平に取り上げていれば、目のある人が見れば、周辺にも面白い事件や魅力的な人々が満載であることに気づいてもらえると期待しています。
それにしても、角川文庫の小説「クレオパトラ」、やはり1700円ですか、うーん、どう考えても高い、どうしてだ・・。

私は三国志には詳しくないですが、ローマもせいぜい五賢帝あたりで知識はとまってます、あとはユリアヌスくらい。カイザーさんとこのサイトでも参考にしてそのあとの流れを整理したいと思ってはいるのですが。
こういう、なにがメジャーかということは、一度前例を作ってしまえば半分勝ちではないかという気もします。

男のカエサルファンといえば、中央公論でしたっけ、緑色の背の「世界の歴史」の「ギリシアとローマ」を読む限り、本村凌二さんも中々お好きなようです。アウさんを語る際に、友と妻の存在にも触れてたこと、「眉目秀麗」の一言があったことで私は気をよくしているのですが、ははは。  カエサルなら塩野さんと決め付けることもない。


「週刊100人」の投票、いまは「歴史を変えた政治家」になってます。


[2403] 新参者ですが… 投稿者:ゆめ 投稿日:2003/11/14(Fri) 00:36

P.M.さま、高嶋さま、始めまして。最近お邪魔しております。どうぞよろしく。

augustusさま
>コンピュータ系の話題は大好きですよ。(^^)
>お節介ながら、ソースを見せていただきました。
ありがとうございます。NN7.1を入れてみましたが、そちらはちゃんと見られるようです。
Macは半角文字や機種依存文字があると全て文字化けするそうですね。Macを見る機会が無いのでどの程度のものか確かめられませんし、なかなかやっかいですね。

行の入れ替えを明日やってみます。どうもありがとうございました。


[2402] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/13(Thu) 22:25

○高島賢治さん

> 『ヒストリア・アウグスタ』の名で伝わるローマ皇帝伝は、
> 古代末期に書かれたラテン語の伝記集で、
そうか、ヒストリア・アウグスタのことだったんですね。著者のことはよく知りませんが、前から読みたいと思っておりました。いよいよ邦訳が読めるとは嬉しい限りです。


[2401] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/11/13(Thu) 22:06

◎augustusさんへ
下記が参考になると思います。

『ヒストリア・アウグスタ』の名で伝わるローマ皇帝伝は、古代末期に書かれたラテ
ン語の伝記集で、後2世紀のハドリアヌス帝から3世紀の軍人皇帝ヌメリアヌスまで
、約170年にわたってローマ帝国に君臨した皇帝、皇帝濳称者の生涯を記録する。当
時の歴史を記す数少ない史料として重要であるだけでなく、皇帝の私生活にまつわる
数多くの逸話を含んでおり、読み物としてもたいへんおもしろい作品である。本邦初
訳。(全3冊の予定。)

◎真奈美さんへ
下請けの制作会社に製作させるのが普通なので、同じ局でも、制作会社が違うと情報
を共有できないはずです。


[2400] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/11/13(Thu) 21:25

○ゆめさん

コンピュータ系の話題は大好きですよ。(^^)

> XML, XSLT,のコンテンツを読ませていただいて、
おお。こんなところまで読んでいただいてありがとうございます。わかりにくかったんじゃないかと思いますが、あのコンテンツは知っている人には当たり前で、知らない人にはほとんど理解不能という当サイト中最悪のコンテンツですので、気になさらないで下さい。(いや、知っているととても便利なんですが... ^^;)

> Macでは文字化けしたり表示が変だと教えて下さった方がいて、
> 今できるだけ直そうと格闘中です。
Macはもっていないのでチェックできないのですが、Windows 2000 の IE6.0, Opera 6.05, Mozilla 1.3, Netscape 6.2 ではちゃんと見えるようです。
お節介ながら、ソースを見せていただきました。
<META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=euc-jp">
が <TITLE>の下に来ているのが怪しいような気します。試しに
<TITLE>なんとか</TITLE>の行と
<META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=euc-jp">
の行を入れ替えてみていただけませんでしょうか。文字コードの指定が先にくれば直るような気がするんです。(外していたらごめんなさい。)

> ブラウザやPCの種類が違っても同じように見えるようにするのは
> 難しいのですね。
そうなんですよね。
以前、ネットスケープで自分のサイトを見てみて、愕然としたことがあります。(^^;)

> カストラートのファリネッリは貴族の生まれなので初めから他の
> カストラートと環境が違っていたそうです。
へえ。なんでまた、わざわざカストラートになったんでしょうねえ。


○サラさん

こんばんは。「不思議発見」御覧にならなかったんですね。

> ボサボサ頭のパトラとか見てみたかったです(笑)。
これは最高でしたよ。関西弁しゃべっていたり、なかなか面白かった。(クレオパトラファンは怒ったかもしれないですけど...^^)

> いや、そもそもエジプトとくれば、パトラが多く題材にされることも
> どうお考えなのか。
なるほど。クレオパトラはプトレマイオス朝だから本来のエジプトとは違いますもね。ラムセスとか大ピラミッドの時代をとりあげるなら正統的なんでしょうけど。


○P.M.さん

> sirius.sgic.fi/~juha/konsuli.html
> こちらも詳しいですが、今開かない(;_;)
これいいですねえ。執政官だけでなく、独裁官や中間王まで載っている。さすが、P.M.さんだ。良いソースをお持ちだ。
こういう良いソースをP.M.さんのページでまとめて紹介してくれるなんていう企画はいかがです?(自宅や勤務先でも、出先でもアクセスできて便利ですよ。^^)


○高島賢治さん

お久しぶりです。新刊書籍の案内は貴重な情報なので、大事にとっておきたいと思っております。(しばらくとぎれてしまっていたので、「ご多忙なのかなあ。ご病気だったりしなければ良いけどなあ。」と思っておりました。)
お手数かけて申しわけありませんが、今後もお書きいただければ幸いです。

> 目玉は『ローマ皇帝群像1 <西洋古典叢書第II期>』
> <京都大学学術出版会 スパルティアヌス他 南川高志訳>でしょうか。
スパルティアヌスってあまり聞かない名前なんですが、どういう方なんでしょう。
って、買えばきっと書いてありますね。(^^)


○真奈美さん

> 同じ局で関連テーマの番組をつくる時、情報や資料で協力しないんでしょうか?
そうだ、そうだ。ちゃんと協力すべきだ。
協力していれば、特番のときの格好良いカエサルの映像を使うことが出来たはずだ。
って、考えるのは単純すぎ?(数学の先生はものごとを単純化するのが好きなんです。^^)

> 男のカエサルファンが熱く語る企画もあってほしいです。
ネームバリューのある男のカエサルファンって誰かいるかなあ。いたら、ちょっと語ってみて欲しいですね。

> 中国史のマニアにとっては中国=三国志という決めつけは嫌だ
わかるような気がします。ローマ史に翻訳すれば
ローマ史=ユリウス・クラウディス朝という感じなんでしょうか。
それとも、ローマ史=帝政ローマ?



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