古代ローマBBS 過去ログ19

[1899] 度々、すみません。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/29(Thu) 21:54

augustusさま:
近くに居たら抱きしめたいくらい、ご意見に賛同です。
ちょっと違うけれど、私も人物的にオクタウィアヌスのファンではありながら、
恋人にするならアントニウスのほうがいいです(笑)。モテすぎで心配だけど。

>異端
これは河津さんの書き方というより、それが好きな自分が異端かなと。
河津さんのだと、クレオパトラがカエサルの凱旋式のためにローマに来た頃は、
すでに二人の仲は冷めてしまい、女王もそれを感じながらも、自分は勝者の側
として、これを見るのだ、という誇りで自分を支えます。
そうして、カエサルが暗殺されると、カエサルの遺言に基づいて彼女の滞在
していた屋敷が市民のものとなり、ローマ市民の略奪やら何やらですっかり
ローマに対して不信感というか嫌悪感を持ってしまいます。
そうして、彼女は彼女なりにエジプトを守ろうとし、半ば利用したアントニウス
がオクタウィアと結婚し、子を儲けたことに腹を立てながらも、自分の地位と
エジプトのためにアントニウスとの結婚を遂げます。
オクタウィアヌスに敗れると、命乞いもせず、「私の死について後世の人たち
に考える種を与えるのも良いでしょう」と言い切って、自害します。
ある意味、オクタウィアヌスと似ているカンジで格好良かったです。
児童文学なのに、なかなか人物描写が鋭かったです。

ちなみに、メレシコーフスキイ「背教者ユリアヌス」を読んで、カイン派の
主張が気になってみたり、キリスト教は異端のほうが理解できるというのも、
大いに賛同です。


[1898] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/29(Thu) 21:32

基本的にクレオパトラって魅力的なんですよ。augustusのハンドル名を使っている私でも、「アントニウスの方がアウグストゥスより楽しい人生だったかも」とは思いますから...。(ただし、楽しい人生と満足できる人生が一致するとは限りませんが。)
今、私の前にオクタウィアとクレオパトラがいたら、どちらを選ぶだろうか....(^^;)。

○真奈美さん

>ローマの属国くらいにしか見ていない連中は、平気でこんなことを
>言ってくる可能性が大いにある。
「はあ?」ですね。
クレオパトラが大人しくしていれば、あわてて直轄化する理由など何も無かったでしょうねえ。

>そして台詞の後半。ンなわけないだろう・・・
と言うわけで、完全に同意いたします。


○マッティアスさん

> こういうのを見ていると、無視するわけにいかない彼女の存在感を感じます。
その通りですね。楊貴妃にきっと負けていないでしょう。基本的に悲劇のヒロインだし、美人だったらしいし...。

> アレクサンドロス配下のヘレニズム王朝唯一の生き残りとして、微妙に勘違い
> というか現実感の無い野心を持ってしまったかなあ、と思いはするのですが、
> 賛同や評価はしないまでも、わかりやすい人だなあという感じ。
「なるほど。」って感じがします。
「無理しなければ良かったのに」と同情いたします。

> 誰かの評価を上げるために、誰かを貶めるというやり方は賢明ではないですね。
> クレオパトラ信者の方々はその辺で失敗して、他の人物のファンをして女王の
> 評価を下げさせているのが気になってなりません。
おおっ。何か、とっても冷静だ。まるで、オクタウィアヌスみたい(^^)

>彼女の描き方では、絶版になってしまった河津千代さんの『詩人と皇帝』が
>いちばん好きなんですけど。そういうのは異端なんでしょうか?
未読なんですが、どんなふうに異端ぽいっんですか?興味津々.
異端は嫌いじゃないんですよ。イエスは人間だとか、人間でありしかも神であるとか。そもそも三位一体の方がわかりにくい(^^;)
グノーシス派とかは結構分かりやすい主張をしているような気がします。


[1897] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/29(Thu) 19:05

下記書籍が出ました。
●『ギリシアの遺跡と島々』 紅山雪夫 トラベルジャーナル \1,800税
 神話と古代遺跡、ギリシア正教の修道院、青いエーゲ海に浮かぶ島々。旅の専門
 同行講師として長年活躍してきた著者が、その経験をもとに、旅行者の視点に立
 って、ギリシアの魅力をわかりやすく解説します。


[1896] クレオパトラって華があるんですね…。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/29(Thu) 16:18

クレオパトラ論争になった途端、ものすごく議論(といっても主に女王シンパ
批判ですが)が活発化してますね。特に彼女に対して思い入れはないのですが、
こういうのを見ていると、無視するわけにいかない彼女の存在感を感じます。
IKさんがおっしゃるように、何故彼女がそこまで評価されるのかは理解に
苦しむ所ではありますが、特に彼女を非難する気もまったく起きません。
愛情がありませんね(笑)。贔屓の引き倒しは別に構わないと思うのですが、
誰かの評価を上げるために、誰かを貶めるというやり方は賢明ではないですね。
クレオパトラ信者の方々はその辺で失敗して、他の人物のファンをして女王の
評価を下げさせているのが気になってなりません。

カエサリオンをカエサルに認知させたかった、という女王の気持ちは理解
できないことはないです。
アレクサンドロス配下のヘレニズム王朝唯一の生き残りとして、微妙に勘違い
というか現実感の無い野心を持ってしまったかなあ、と思いはするのですが、
賛同や評価はしないまでも、わかりやすい人だなあという感じ。
彼女の描き方では、絶版になってしまった河津千代さんの『詩人と皇帝』が
いちばん好きなんですけど。そういうのは異端なんでしょうか?


[1895] もう一言 投稿者:真奈美 投稿日:2003/05/29(Thu) 15:45

「アレキサンドリア〜」へのモンクを、もう一言。

>「カエサリオンはカエサルの後継者である。」なんてことをクレオパトラが言い出さなければどうってことはなかったんでしょうけどねえ

エジプト女王の子だからエジプトの王位を継がせるということには反対する理由はないですよね。引用です;
 
 明日、オクタヴィアヌスから、
「カエサリオンは、カエサルの後継者ではない。わたしが、正式な後継者だ。よって、カエサリオンに、エジプト王を継ぐ資格はない。わたしに、その資格があるのだ」
 エジプトを、ローマの属国くらいにしか見ていない連中は、平気でこんなことを言ってくる可能性が大いにある。

引用終わり。文のつながりおかしいですね。そして台詞の後半。ンなわけないだろう・・・


[1894] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/29(Thu) 06:34

○IKさん

>常連の責務をさぼっていた訳ではないですよ(汗)
はいはい。今後ともよろしくです。

>カエサリオンがいる以上、どのみちオクタヴィアヌスはクレオパトラと
>懇ろになるわけにはいかなかったんですけどね。
「カエサリオンはカエサルの後継者である。」なんてことをクレオパトラが言い出さなければどうってことはなかったんでしょうけどねえ。

>カエサルの権力人生の矛盾(それは共和政ローマそのものの矛盾)を
>あっさりぶった切っているようで、すこおし気に入らないですね(^^)
そういう難しいことを暗殺者を間違える人に言ってもしかたがないかもしれませんよ。(^^)


○クラウディアさん

「>」という文字は引用の記号に使われます。他の人の発言を引用するときに行頭につけてやります。そのあとに書く自分の発言には「>」はつけないようです。
職業柄ついつい指摘したくなってしまいます。気を悪くしないで下さいね。(^^;)

>なんとグナエウスがクレオパトラと付き合っていて、
>父の大ポンペイウスがカエサルに敗れた後、ふられたという。
聞いたこと無いなあ。(^^) どちらのページに書いてありましたか?
彼はBC49年に大ポンペイウスにより16隻からなるエジプト艦隊の指揮官に指名されています(目的はカエサルが海を渡るのを防ぐため)。そのあたりから想像をふくらませたのが、クレオパトラの愛人説ではないでしょうか。


[1893] Re[1890]: RE: 投稿者:クラウディア 投稿日:2003/05/28(Wed) 18:31



augustusさん

> ○クラウディアさん
>
> 初めまして。ハンドルネームからするとローマ側の方ですよね。(^^)
> そうです、ローマ側です。ローマ側というのがわかりやすい名前にしようと思い、この名前にしました(笑) 今でも、イタリア人の女性でこういう名前聞きます。



> >私はクレオパトラとグナエウスは何もなかったような気がするんですけど。
> グナエウスって大ポンペイウスのことですか?だとしたら、何もありません。
> あ、大ポンペイウスもグナエウスって、つくんですよね。後で気づきました。違います、私が言っているのは息子の方です。アレキサンドリア物語シリーズで、クレオパトラを襲ったグナエウスも、たぶん息子の方だと思います。そういえば、このグナエウスについて、少し検索してみたら、驚く話が見つかりました。なんとグナエウスがクレオパトラと付き合っていて、父の大ポンペイウスがカエサルに敗れた後、ふられたという。この話の出典が気になります。もしかしたらこの話、augustusさんもご存知かもしれませんが。そういえばミリアム・アリの「クレオパトラ物語」という小説でも、グナエウスとクレオパトラが付き合っていたということになっていました。
> >しかし、こんな設定にして、アントニウスとはどういう関係にするつもり
> >だったのだろうと、心配になってしまいました。
> アントニウスとだけ真実の恋をして、その恋に殉じて命を捨てるのです。
> なるほど。もしかしたらそういう展開にするつもりだったのかも(笑)
> >当時のマウリタニアって、そんなに蛮国でしたっけ?
> クラウディアさんが仰るとおりで文明の及んでいる国だと思います。
> そうですよね。当時のマウリタニアは、ちゃんと文明の及んでいる国ですよね。


[1892] Re[1888]: ローマとエジプト 投稿者:クラウディア 投稿日:2003/05/28(Wed) 18:07

>  クレオパトラ論議が続いているようですね。(ちょこっと混ぜても
>  研究書に対し物語りは色恋沙汰を中心に考えがちになってます。(それが悪いとは言いませんが)侵略するローマ、女の身で凌ごうとした最後の女王と言う紋切り型で描かれている作品が目立ちます。

そうですね。クレオパトラものってけっこうワンパターンですよね。




>  アントニウスは年も近くて実質上の夫婦。でもローマでの立場はだんだん悪くなり遂に海戦で負け(多少は彼女の船にも責任あり)逃げ帰って自殺。
> 私も戦いの途中で、自分だけ逃げちゃうのはどうかなと思いますね。クレオパトラファンなら、冷静な計算だったとほめそやすのでしょうか?これはアントニウスがかわいそうという気になりました。
>  オクタビアヌス(後のアウグスツス)は年下のクールな男。

クレオパトラにとっては、彼は、一番やりにくい男という感じだったのではないでしょうか?
> 色香はさほど通用せず(アントニウスほどには)知恵比べを前2者のようにはしないままあきらめて自殺。まだ若い方だから
> 支配権を温存して国を保つ手があったのでは。 情に流れて早まった。と同姓のためかえらく手厳しい。
> 塩野さんって、「男の肖像」の時と、「ローマ人の物語」の時とで、クレオパトラに対する見方が変わってる気がしますね。
>  私もローマが侵略を繰り返していたように感じる作品にばかり触れているうちは「帝国とはそんなものか。」というほうでしたが、カエサルの著書や最近の書物で簡単に決め付けるべきでもないと、思うようになりました。そうですね。そういう感じの作品が多い気がします。


[1891] サーバーが順調なのはいいことです(^^) 投稿者:IK 投稿日:2003/05/28(Wed) 09:19

こちらに来たくても来れないことが何度かありましたから(^^)
常連の責務をさぼっていた訳ではないですよ(汗)

クレオパトラ、正直私には彼女が評価される理由がよく分からないのです。メアリー・スチュアートみたいな感じでしょうか。エジプト側とローマ側の見方が対立しているようで面白いですねえ。私はもちろんローマ側です(^^)

カエサリオンがいる以上、どのみちオクタヴィアヌスはクレオパトラと懇ろになるわけにはいかなかったんですけどね。カエサルの名前を継がなかったアントニウスとはそこのところ訳が違うんですけどね。

>「帝王シーザーが姪の息子○○に暗殺されたあと〜」
まさかそんな…。世界史の先生に激怒されますよ(^^)
世界史と考古学は重ならないんでしょうか。
というか私が気になったのは「帝王シーザー」。
「私は王ではない、カエサルだ」
と言った、そしてカエサルそのものが普通名詞化していった彼をして「帝王」と気軽に呼ぶこと自体、カエサルの権力人生の矛盾(それは共和政ローマそのものの矛盾)をあっさりぶった切っているようで、すこおし気に入らないですね(^^)


[1890] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/27(Tue) 21:36

お客さまが多くて楽しいです。サーバが順調に動いているためでしょうか、それとも、クレオパトラのお陰?(^^)

○マッティアスさん

1アス=75円で計算したんですね。当時の軍団兵の給与が年300デナリウス=4800アス=36万円になりますよ。少し安いかも(と、書くと大論争かな?^^)

>マルティアリスが出典ですね。だからドミティアヌス時代。
ありがとうございます。勉強になります。
ドミティアヌス時代ならアス銅貨やセステルティウス銅貨で貰っても持って帰れますね。AES GRAVE の時代なら重くて大変(^^;)


○真奈美さん

>「帝王シーザーが姪の息子○○に暗殺されたあと〜」
>とあっさり。
「本気で信じているのか?どアホ。」という感じですね。吉村先生監修とあれば信じる人も決して少なくないでしょう。(;_;)
これなら、真奈美さんのお怒りもごもっともです。

>原題カタカナの邦題で、文まるまるとか、前置詞ごととか特に嫌です、
なんとなく意味はわかるけど、聞き慣れない表現がかっこよく聞こえるのでしょう。

>クレオパトラ物語ってだいたいこんなかんじ
エジプト最後の悲劇の女王で絶世の美女。
毒蛇で自殺した。
というところから、適当にロマンティックに書けばよいのでしょう。(^^)
いやいや、別に弁護はしていませんからね。(^^;)


○クラウディアさん

初めまして。ハンドルネームからするとローマ側の方ですよね。(^^)

>カエサルって、もし暗殺されなかったらクレオパトラの事、
>どうするつもりだったんでしょう?
あくまでもただの愛人ですよ。でも、カエサルのことだから愛人も大事にされたと思います。また、カエサリオンにエジプトの王位は認めてやったでしょうね。

> 恋のライバルでもあるアルシノエにも
えっ?

>私はクレオパトラとグナエウスは何もなかったような気がするんですけど。
グナエウスって大ポンペイウスのことですか?だとしたら、何もありません。

>しかし、こんな設定にして、アントニウスとはどういう関係にするつもり
>だったのだろうと、心配になってしまいました。
アントニウスとだけ真実の恋をして、その恋に殉じて命を捨てるのです。

>当時のマウリタニアって、そんなに蛮国でしたっけ?
クラウディアさんが仰るとおりで文明の及んでいる国だと思います。


○AKIRA.Mさん

>でも実態として保護領になっていたから彼女がおばあさんで亡くなるまでには
>皇帝属州としてローマに統合されたかも。
クレオパトラが生きている間にカエサリオンへの代替わりは認めると思います。で、カエサリオンが死んだときに併合かなって予想します。

>エジプトはすでにギリシア人が従来のファラオの形を借りての支配階級であり、
>エジプト人の統治が終わっていたのだと理解してます。
もちろん仰るとおりですね。
エジプトの民衆にとってはだれがファラオでもきっと大差なかったことでしょう。


○高島賢治さん

イギリス庭園の起源がローマ時代にまで遡るというのは意外ですね。


[1889] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/27(Tue) 20:30

下記書籍が6月下旬新刊予定。
●『イギリス庭園の文化史』 中山理 大修館書店 予価 \2,400+税
 イギリス庭園の起源は帝政ローマの属領時代にあり、古典文化とキリスト教の
 楽園の追究と相剋の中に風景庭園に発展した。図版多数収録。

下記書籍が出ました。
●『キリスト教とイスラ−ム 対話への歩み』 L.ハ−ゲマン 八巻和彦訳
               知泉書館 \3,000+税
 西洋人のイスラーム像はいかに形成されたか?
 親近性と攻撃・猜疑の歴史を解明。


[1888] ローマとエジプト 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/27(Tue) 19:13

 クレオパトラ論議が続いているようですね。(ちょこっと混ぜてもらい一言。)日本人にはどうしても「シーザーとクレオパトラの仲がどうこう」と言う形で古代エジプトの最後とローマの興隆が知られてますから論議沸騰しますね(^^)。
 研究書に対し物語りは色恋沙汰を中心に考えがちになってます。(それが悪いとは言いませんが)侵略するローマ、女の身で凌ごうとした最後の女王と言う紋切り型で描かれている作品が目立ちます。
 以前見た虫プロの劇場用アニメでも 地球が侵略しようとしている宇宙人からの反撃作戦のヒントが
(地球=ローマ、宇宙人=エジプト人 として{なんと地球が悪役})シーザーとクレオパトラの話だったと言う落ちが有りました。
 当時のエジプト人民はどう感じていたのでしょう。侵略者でしょうか単に支配者の代替わりのようなものだったのか。(ローマのうまいやり方を見てると後者の印象。)
 塩野さんの説ではクレオパトラにとってローマの力を利用して権力を安定させうまく治めようとするに当たり3通りの道をとったと見ています。(私の解釈なので間違ってましたらご容赦を。)

 カエサル(シーザー)年上の頼れる相手(甘えも出来るし混乱を収めてもらったし。)カエサルは女扱いがうまく一挙両得。カエサルがあと20年長生きしたら同盟国君主として子供の代くらいまでは王国があったかもしれない。
でも実態として保護領になっていたから彼女がおばあさんで亡くなるまでには皇帝属州としてローマに統合されたかも。

 アントニウスは年も近くて実質上の夫婦。でもローマでの立場はだんだん悪くなり遂に海戦で負け(多少は彼女の船にも責任あり)逃げ帰って自殺。

 オクタビアヌス(後のアウグスツス)は年下のクールな男。
色香はさほど通用せず(アントニウスほどには)知恵比べを前2者のようにはしないままあきらめて自殺。まだ若い方だから
支配権を温存して国を保つ手があったのでは。 情に流れて早まった。と同姓のためかえらく手厳しい。

 私もローマが侵略を繰り返していたように感じる作品にばかり触れているうちは「帝国とはそんなものか。」というほうでしたが、カエサルの著書や最近の書物で簡単に決め付けるべきでもないと、思うようになりました。
 エジプトはすでにギリシア人が
従来のファラオの形を借りての支配階級であり、エジプト人の統治が終わっていたのだと理解してます。
ではこれにて失礼します。


[1887] 初めまして 投稿者:クラウディア 投稿日:2003/05/27(Tue) 16:55

初めまして。ふと最近よく考える事があるんです。カエサルって、もし暗殺されなかったらクレオパトラの事、どうするつもりだったんでしょう? それからエジプトを。皆さんはどう思われますか? よかったらご意見お聞かせください。それからコバルトの、アレキサンドリア物語シリーズの話が出ていたようですが、私は出てる巻全部読みました。動機は歴史ものという事と、姫野美智さんのイラストにつられてです。未完なんですよね、いまだにあれ。 山崎晴哉さんは「恋の嵐」の巻の後書きで、確かあと一冊で完結って書いてたのに・・・ 本当にあと一冊で終わるのかなと心配しているうちに、クレオパトラ以外の主要人物を使って、いきなり別のシリーズが始められていて、はや幾年月・・・ あの話のクレオパトラって、かなり美化されている気がします。歴史に今ほどは詳しくなかった当時の私でさえ、え?クレオパトラって、本当にこんな人だったの?と思ったし。それに真奈美さんが書いていらした、その問題の後書き、私もそれ見た時、えっ?オクタヴィアヌスって、いつクレオパトラにふらつかされたの?って思いました。どうも山崎晴哉さんはそう信じていらっしゃる気がしますね。イラスト見てるとこの話のクレオパトラは、なんかアニメ「聖闘士星矢」のアスガルド編に出てくるヒルダに似てる感じがします。もう山崎晴哉さんは、クレオパトラを愛してしまっているようです(笑) このシリーズのクレオパトラはとにかく賢く気高く優しく美しく、自分を嫌い、恋のライバルでもあるアルシノエにも優しく接するすばらしい女性になってます。そういえばなぜかこのシリーズ中に、グナエウスに襲われてました(汗)結局助かりましたが。私はクレオパトラとグナエウスは何もなかったような気がするんですけど。いやべつに根拠が特にあるわけでもないですけど。このシリーズはかなりフィクション色が強いと思います。やたら「○○の神の子」といういわゆる超能力者的な人が出てきますし。インドの王女が出てきたり。カエサリオンはクレオパトラの侍女キリリコが産んだ子になっていて、二人の親衛隊隊士に思いを寄せるクレオパトラは、あくまでも純潔を保ったままです。しかし、こんな設定にして、アントニウスとはどういう関係にするつもりだったのだろうと、心配になってしまいました。読んでた当時。それからローマは、あまり良い感じに描かれていないような気がしました。それからクレオパトラといえば、yahoo掲示板には以前クレオパトラのトピックがあって、そこでクレオパトラの娘のセレネが、オクタヴィアヌスによってマウリタニアに嫁がされたことが話題になってて、だれかが「マウリタニアは蛮国だから、そんなにセレネはオクタヴィアヌスに大切にされてたわけではないみたいですね」みたいなことを書いていて、なんだか嫌な気持ちになってしまいました。当時のマウリタニアって、そんなに蛮国でしたっけ? 少なくともユバ王はローマで学んだ経験があって、かなり文化的な人だったと思うんですが・・・ それから長々と書いてしまいすみません。


[1886] あんなのでなるほどされてたまるか 投稿者:真奈美 投稿日:2003/05/27(Tue) 10:44

>オクタウィアヌス黒幕説ですか?
それとも、まさかオクタウィアヌス自ら手を下したとか?

「帝王シーザーが姪の息子○○に暗殺されたあと〜」
とあっさり。そういう説をぶちあげて論証してみせるとか、そういう設定で小説を書いてみるとかいうならともかく、まるであたりまえの史実であるかのように。ふつう「甥」で簡略化しがちなところを「姪の息子」と正確に書いていながらこれはいったいなにごとでしょう。
「ローマ帝国のお部屋」で大不評だったドラマ「クレオパトラ」(または「レジェンド・オブ・エジプト」%)では、暗殺計画に誘われて乗りはしないが黙認、という描き方でしたな。つくづく、美しくないドラマでした。あれを見たときは特に誰のファンでもなかったけど。クレオパトラ物語ってだいたいこんなかんじ、という例としては、映画版の「クレオパトラ」のほうが無難だと思います。ただあれだと美女の偏見が広まるのがナンだけど。

%あっさりと「エジプト伝説」とか「エジプト物語」とでもしろ。原題カタカナの邦題で、文まるまるとか、前置詞ごととか特に嫌です、なんとかオブなんとか、なんとかインなんとか。


[1885] サルタティオーの話。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/26(Mon) 23:28

サルタティオーで100クァドランス(というか6と1/4セステルティウス)、
というのはマルティアリスが出典ですね。だからドミティアヌス時代。
国原さんがスエトニウスなどの資料に、よくそれを例に取っています。
1人のパトローネスあたり100クァドランスで、大体4〜5人回るとして、
日給約25〜30セステルティウス≒7500〜9000円と考えると、
現代の感覚としてものすごくリアルな額ですね。ローマの家賃とかも。
しかしこれを、ドミティが本来の風習どおり、現金ではなく食事で払うよう、
勧告したことを、詩人は皮肉交じりに書いていました。わかるわかる〜、と(笑)。


[1884] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/26(Mon) 22:29

○マッティアスさん

>ギリシア式に口の中に入れたら、
>結構重そうだと余計な心配をしてしまいます。
こんなのが口の中にあったら感じ悪そうですよ。歯が欠けそう。

>そういえばパトローネスへの朝のご機嫌伺い(サルタティオー)で貰えるのは、
>大体100クァドランスのようですが、
これはいつ頃のお話ですか?
100 quadrans = 25 as = 1+9/16 denarius
というわけで、切り上げてデナリウスを2枚もらいましょうか。


○AKIRA.Mさん

>鋳型に何を使ってたのでしょう。
ステアタイト(凍石。篆刻なんかで使う印材?)、焼いた粘土(要するに瀬戸物?)が使われていたようです。

>打刻はすでに鋼鉄があったのでそれで極印を造ったのでしょうか。
鉄で型を作ったようです。銀や銅を熱して柔らかくしてから打刻します。


○IKさん

>今頃ご当人も「しまった」と思っているかも知れませんね(^^)
いやいや。きっとエジプトびいきの人で、自分でも信じ切っていると予想します。


○真奈美さん

>まぁ、パトラのシンパとしては、彼女になびかない男がいるなんて
>許せないのでしょう、そういうファン心理はわからないでもないですがね。
たぶん、そうですね。
そういうクレオパトラファンに、「アントニウスはバカだから本当にクレオパトラにめろめろだったかもしれないが、カエサルはエジプトを間接支配することのメリットを計算した上でクレオパトラを愛人にしたのではないだろうか。」などと言ったら石を投げられそうですね。(^^)


>実業之日本社の「古代エジプトなるほど事典」ではなんと、
>カエサルを暗殺したのが○○・・・・なんて書いてあって絶句。
オクタウィアヌス黒幕説ですか?
それとも、まさかオクタウィアヌス自ら手を下したとか?


[1883] 最悪の間違いは 投稿者:真奈美 投稿日:2003/05/26(Mon) 16:15

BOで、タダ券を消費するためになにか買おうと物色していた時、ヨシムラさんの「クレオパトラの謎」を手にとったことがあります。オクタがエジプト滞在を伸ばしていたのは彼女に興味があったからだなんて書いてあったことにムッとしてやめました。 まぁ、パトラのシンパとしては、彼女になびかない男がいるなんて許せないのでしょう、そういうファン心理はわからないでもないですがね。
実業之日本社の「古代エジプトなるほど事典」ではなんと、カエサルを暗殺したのが○○・・・・なんて書いてあって絶句。ほんとに監修してるのかヨシムラさんよ、普通に世界史を習っただけの高校生だって、え?と思うだろうよ。おそろしいことに、これを真に受けて大学の教室(歴史の講義ではなく余談の中)で話してしまった例があることが某サイトで報告されております。

「謎」によると、エジプトの3大美女はほかにネフェルタリとネフェルティティだそうです。ネフェルタリは見たことないけど、ネフェルティティはベルリンのエジプト博物館の目玉ですね、実物見ました。パキスタンのベナジル・ブットさん風の美女です。


[1882] クレオパトラを称えるために 投稿者:IK 投稿日:2003/05/26(Mon) 05:30

つい、オクタヴィアヌスも「ふらついた」って書きたくなる気持ちは分かるような気がします。まあでも、ふらつかなかったから死んだわけですからね、クレオパトラは。
今頃ご当人も「しまった」と思っているかも知れませんね(^^)


[1881] 鋳造貨ですか。 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/25(Sun) 21:14

 augustusさま。
AES GRAVE(重い銅)というコインがあったのですね。
70gといえば10円玉16枚から18枚ほどになります。写真の印象でもころころして模様が大まかで重そうです。
鋳型に何を使ってたのでしょう。砂だとどうしても模様は太くなりますね。打刻はすでに鋼鉄があったのでそれで極印を造ったのでしょうか。


[1880] 定形外なんですね(笑)。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/25(Sun) 20:12

augustusさま:
更新のクァドランス銅貨を拝見しました。70グラムということは、現行の
日本の郵便でいうと、こんなに小さくても定形外の重さなんですね。
ローマは巾着を服の中に下げたんでしたっけ?ギリシア式に口の中に入れたら、
結構重そうだと余計な心配をしてしまいます。
そういえばパトローネスへの朝のご機嫌伺い(サルタティオー)で貰えるのは、
大体100クァドランスのようですが、それはクァドランス硬貨で貰ったのか、
セステルティウスとかアスで貰ったのか、ふと気になってしまいました。


[1879] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/25(Sun) 18:16

「ローマコイン」の「共和政」にコインを1枚追加しました。
このコインは AES GRAVE (重い銅)と呼ばれます。1アスの4分の1であるクァドランス銅貨で70グラムほどの重さがあります。
ローマコインは基本的には打刻で作られていると考えて良いのですが、AES GRAVE が作られていた時代は打刻ではなく鋳造でした。


[1878] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/25(Sun) 17:29

○真奈美さん

>本文で「ふらついた」のが描かれているわけではありません。あったら
>あったで私はまた怒るに決まってますが。
了解です。本文に無いなら、「ふらついた」と書く理由は何もありませんね。世の中、クレオパトラファンの方がアウグストゥスファンより多いでしょうから、より売れる書き方をしたんでしょうね。そうでなければ、あとがきを書いた人が本当にそう信じているか...。(この場合が最も問題が多いかな。)
そういえば、吉村作治先生の本(書名は忘れましたが2冊組の文庫でエジプト史を書いたもの)も、ローマがらみの部分では「おいおい、それは無いだろう。」という部分は多かったような気がします。「吉村先生は根っからエジプトびいきなんだな」ということはとてもよく理解できましたが。(^^)

>この小説「アレキサンドリア物語」は、リンク先「ヴィラ・トラステヴェレ」の
>「書斎」で紹介されてます。
はい。先ほど見てきました。超能力者が出てくるような本なら、読者も書かれていることを史実と勘違いはしないでしょうから、一応安心ですね。


[1877] そこまで話は進んでません 投稿者:真奈美 投稿日:2003/05/25(Sun) 14:04

「アレキサンドリア物語」ですが

>でも、その「コバルト」の本文のなかでふらついたように描かれているのなら、事実はどうあれ、あとがきに「ふらつかせた」と書かれるのはしかたがないかなあ

暗殺のあとエジプトに帰って、ローマでは三頭政治になってフィリッピの戦いが終わって、そのへんまでしかいかずに中断してるので、本文で「ふらついた」のが描かれているわけではありません。あったらあったで私はまた怒るに決まってますが。
この小説「アレキサンドリア物語」は、リンク先「ヴィラ・トラステヴェレ」の「書斎」で紹介されてます。


[1876] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/25(Sun) 08:03

○AKIRA.Mさん

>今日はいつもの早さです。
今は別の会社が業務を引き継いでいるようです。だから一応安定はしています。
ところが、この会社は従来の顧客へのサービスの義務は引き継いでいないと主張しており、2ヶ月無料でサービスするが、あとは別料金であると言っております。うーん、契約期間はあと半年残っていたのに。「金返せ」のクレームメールを出しても埒はあかないでしょうねえ。(;_;)
別のホスティング会社を探さなければ...。

>ADSLがやっと私の町に来ましたが
ISDNとADSLでは体感スピードが全然違いますよね。OSのサービスパックをあてるのも苦にならないし。


○マッティアスさん

>これが読み終わったら、またamazonで在庫確認して、あればドミティアヌス本を
>ゲットする予定です。(道はまだまだ遠いのですが)
こちらが本命ですよね。頑張ってください。

> 動揺しまくっていました(笑)。
別に動揺までしなくても...。
マッティアスさんは、きっと、旅行ガイドを見ただけでそこへ行ったつもりになれるタイプですね。(^^)


○P.M.さん

>一番ぶっ飛んだのは将来の通信の話で
>PHz(ペンタヘルツ:ペンタ[penta]は10の15乗)帯の通信ではユリゲラーと
>直接お話ができるようになる帯域だそうです(^o^;)
携帯電話が普及した現在では、さほど不思議ではない話のような気がするんですが。ひょっとして、何の道具も無しに通信できるということなんですか?

> 彼はセプティミウス・セウェルス帝の下で活動する以外に道がなく、
> 殺されるなど思いもよらなかったのではないかと私は思います。
セウェルスには実子がいるわけだから、「カエサル」と言われてもアルビヌスは不安だったんじゃないですか。だから、セウェルスは一生懸命懐柔する。

>アウちゃんがクレオパトラの色香に掛からなかったのは
>エジプトの暑さでヘトヘトだったため
よく、こんなこと思いつきますねえ。でも、実際にありそうだから大笑いですね。


○まーつんさん

初めまして。中国の古銭だけでなく、ローマにも手を広げたいということですね。
国内でローマコインを扱っている業者さんは2つあります。ワールドコインズジャパン(http://www.coins.co.jp/)と松浦古銭堂(http://www.jnda.or.jp/hp/orientcc.html)です。以前は東京の用事があるとき、ワールドコインズ社に立ち寄るのを楽しみにしてました。(まーつんさんが仰るとおり札幌にはお店がありません)
信頼できる業者から買うのであればebayも悪くありません。yahooオークションはアメリカのも日本のも個人的にはあまり好きではなく参加してません。
最近私が多く買っているのは、CNG(http://www.cngcoins.com/)とCGB(http://www.cgb.fr/)の2社です。ローマコインは偽物が横行してますから、コストが上がっても信頼できるところから買うことが大切だと思います。


○真奈美さん

>39才ごときたいしたトシでもないよ
黒木瞳あたりを想像すれば良いですね。(^^)

>彼女のことだから美容・化粧は当時の最新技術で努力していたはずだから
>それほど衰えていたわけでもあるまい
ひょっとしたら、変な技術でかえって肌が衰えてしまうなんてこともあったかもしれませんよ。中国の皇帝なんて不老不死のために水銀を摂取してたりしますからね。

> いつふらつかせた、いつふらついたと言うんだ、えぇ!?許せん!
オクタウィアヌスなら冷静に「ふらつくのが得か、ふらつかないのが得か」ちゃんと判断するでしょうね。あの時点ではふらつかないのが得だったので、ふらつかなかった。
でも、その「コバルト」の本文のなかでふらついたように描かれているのなら、事実はどうあれ、あとがきに「ふらつかせた」と書かれるのはしかたがないかなあ。


○高島賢治さん

>●『聖像画論争とイスラーム』 知泉書館 若林哲史 \7,500+税
こういうテーマで本を書くには珍しい経歴の方ですね。


[1875] 俗な説だと 投稿者:真奈美 投稿日:2003/05/24(Sat) 16:08

クレオパトラがもう若くなくて色香が衰えていたからだという格調低い見方がありますが、39才ごときたいしたトシでもないよ、とか、彼女のことだから美容・化粧は当時の最新技術で努力していたはずだからそれほど衰えていたわけでもあるまい、とか私はいろいろ言いたいです(あそこでどのHNが私だかすぐにわかってしまいますな)。
先日読んだ某コバルトの後書きで「強大なローマを代表するカエサルとアントニウスの二人の将軍をトリコにし、オクタヴィアヌスさえふらつかせた女王」−−−いつふらつかせた、いつふらついたと言うんだ、えぇ!?許せん!
しばらくあちこちでこれへのモンクを書きそうです。


[1874] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/24(Sat) 15:15

下記書籍が出ました。
●『聖像画論争とイスラーム』 知泉書館 若林哲史 \7,500+税
 初期アッバース朝の8世紀に東方キリスト教の教義をアラビア語で表現した最初
 期の神学者アブー・クッラの業績を、聖像画(イコン)論争を手掛かりに考察、
 東方キリスト教の位相およびキリスト教文化とイスラーム文化の接点で生起した
 思想現象を初めて解明する。
  序章  本書の課題と歴史的背景
  第1章 テオドロス・アブー・クッラについて
  第2章 正教会における聖像画破壊運動(イコノクラスム)
  第3章 ダマスクスのヨハネ
  第4章 画像に関するイスラームの教義
  第5章 イスラーム教徒の画像への対応
  第6章 アブー・クッラの『聖像画崇敬論』
  第7章 『聖像画崇敬論』が提起する問題の広がり
 <著者>1963年福岡県北九州市生、1986年東京大学法学部卒・外務省入省
    、2001年山梨県警察本部警務部長。


[1873] こんにちは 投稿者:まーつん 投稿日:2003/05/24(Sat) 07:58

こんにちは。初めてうかがいます。
私は、中国の古銭を収集しているのですが、たまたま
このHPを拝見させていただいて、ローマコインの
美しさに感動しました^^ちなみに、私も札幌出身
なのですが(今は仕事の関係で岩手)、コインはどこで
購入しているのですか?札幌には、お店が無くて私も
苦労していたので、やはりネットでしょうか?よければ
お教え下さい。

う〜ん。やっぱり、古銭、コインはそれぞれ情緒、歴史が
感じられて集めてしまうんですよねぇ^^;

HPもとてもきれいなので、時々見にきますね。それでは。


[1872] 三ツ矢サイダ−[注]におまけ 投稿者:P.M. 投稿日:2003/05/22(Thu) 23:05

でウルトラマン関係のコインがもれなくついていてなんとなく貯まってしまっています(^o^;)
蒐集するつもりはもうとうないのですが(^o^;)

最近ROMがやっとでなかなか書き込みする時間がとれないのですが、2chで「アウちゃんが
クレオパトラの色香に掛からなかったのはエジプトの暑さでヘトヘトだったため」という説をみ
て大笑いしております。。。充分にありうるかもしれない(^o^;)

■augustusさん
>>古代ローマテーマパーク(^o^)/
>これを公約にして知事選に出馬すれば良かったかも。建築業界はこぞって支持してくれそう。(^^)
(過半数を超える候補者がいない場合フランスの大統領選などと同様上位二人の決選投票に
すればすっきりするのに・・・などという自論はおいといて)札幌市長の再選挙にでも出ますか(^o^;)

[注]「ダ」の後の文字は「マイナス」記号で一応伏字のつもりです(^o^;)

> アルビヌス
セプティミウス・セウェルス帝より「カエサル」の称号を与えられたことだけがよく取り上げられていますが
彼は同時にセプティミウスの名も与えられているんですよね(推察だそうですが)。
従って、軍から最初「あなたがアウグストゥスですm(゚- ゚ )」とされはしましたが、元老院で彼を皇帝に推す
勢力など(処刑された元老院議員もいましたが)皆無に近く、彼はセプティミウス・セウェルス帝の下で活動
する以外に道がなく、殺されるなど思いもよらなかったのではないかと私は思います。

> トンデモ話
10年ほど前の号だったと思うのですが、電子情報通信学会学会誌の1月号で『未来の夢』という
特集が組まれていて、かなり荒唐無稽な話が載っていました。一番ぶっ飛んだのは将来の通信の
話でPHz(ペンタヘルツ:ペンタ[penta]は10の15乗)帯の通信ではユリゲラーと直接お話ができる
ようになる帯域だそうです(^o^;)

■「ローマ帝国に感動」さん
はじめまして
> 「世界には七つの円形闘技場があるFirstがRome、LastがTunisia」
かなり怪しい推察ですが円形闘技場だけで入場料をとっているところでしょうか?
もっともaugstusさんも書かれているように7つどころでなく古代ローマの時代には100箇所
以上あったようです(たとえば、河出書房新社の『地図で読む世界の歴史 ローマ帝国』を
参照)。
ちなみに私が訪れた場所だけでも、デジカメで撮影したコロッセオを含めた14箇所(未公開の
カターニア含む)+画像をとらなかったところも3,4箇所(ポッツォーリ、トゥスクルム、
パエストゥム等)あります。全部イタリアじゃん(^o^;)

ではでは


[1871] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/22(Thu) 16:22

下記書籍が今月新刊予定。
●『太陽の神話と祭り』 青土社 吉田敦彦 予価 \2,400+税
 再生と豊穣の物語。地上の万物に恵みを注ぐ太陽は、神話のなかでどう描かれて
 きたのか。天の岩屋、太陽の樹、老翁・・・・・。太陽神のさまざまな形象・モ
 チーフを手がかりに、日本、ギリシア、インドなど世界各地に広がる神話的想像
 力の連環と根源を探る。

●『イシス』潮文庫 山岸凉子 予価 \571+税
 コミック。
 一万二千年前、後にエジプトと呼ばれる国にオシリスとセトという双子の兄弟が
 いた。オシリスがファラオになるも、セトは王位を奪おうとオシリスの命をねら
 うが、オシリスの妻・イシスは不思議な力を持っており・・・。オカルティック
 的宮廷陰謀劇。


[1870] ありがとうございますv 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/21(Wed) 23:51

augustusさま:
ヴィッラ・アドリアーナについてコメントありがとうございます。
本を読み進めてみたら、さほどではなかったのですが、カラー口絵で10頁以上に
わたって載っていたカノプスの写真がインパクト強すぎました(汗)。
友人♀と見ながら思わず、「こんなトコロじゃ落ち着いて歓談もできないよ」
と動揺しまくっていました(笑)。

例の洋書、読むスピードはとんでもなく遅いのですが、南川先生の著書や
桑山氏の論文と並んで、フラウィウス〜ネルウァ時代をイメージするのに、
大変役に立っております。
これが読み終わったら、またamazonで在庫確認して、あればドミティアヌス本を
ゲットする予定です。(道はまだまだ遠いのですが)


[1869] 速度回復 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/21(Wed) 23:42

 augustusさん
今日はいつもの早さです。
出先から昼間見たらすぐつながりました。
訓練用パソコンなので発信は出来ませんでした。
 ネットのインフラもなかなか大変なようですね。
ADSLがやっと私の町に来ましたが、半年して次はBBだと
3社ほど騒いでいます。
ではまた。


[1868] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/21(Wed) 22:00

○高島賢治さん

高島賢治さんの守備範囲に「モンゴル」が含まれているとは知りませんでした。恐るべし。(^^)

>糾弾サイトはともかく司直が入っているならば会社が一方的に悪事を行って
>いるのでしょうね。
契約内容に反して、きちんとサポートしていないということみたいです。トラブルがあってもほったらかし。去年の12月に共同経営者の1人が追い出されてからひどくなったらしいです。
会社自体も身売りされたらしいです。今日はちゃんと動いているようですが、いつまで動いていてくれるか、とっても不安な状態です。(;_;)
(こういうときに、すべての情報が英語というのは不便ですねえ。;_;)


[1867] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/21(Wed) 21:06

◎augustusさんへ

||本サイトのデータを置いてある会社自体になんらかのトラブルが生じているようなんです。糾弾するサイトがいくつもできていたり、司直の捜査が入っていたりします。
||そんなわけで、技術的な問題の解決があとまわしにされている可能性が高いです。(;_;
糾弾サイトはともかく司直が入っているならば会社が一方的に悪事を行っているのでし
ょうね。

||> ●『図説古代ローマの戦い』 エイドリアン・ゴールズワーシー著 遠藤利国訳
||軍事が中心の本なんですね。これもぜひ読んでみたいです。

このシリーズで「古代ギリシア」「モンゴル」を読んだのですが、興味深く読みまし
た。少し価格が高いとは思うのですがこのシリーズは買うべき本です。


[1866] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/21(Wed) 06:13

○AKIRA.Mさん

>つながるまでの時間が5倍以上です。
まだまだ不安定みたいです。ごめんなさい。

本サイトのデータを置いてある会社自体になんらかのトラブルが生じているようなんです。糾弾するサイトがいくつもできていたり、司直の捜査が入っていたりします。
そんなわけで、技術的な問題の解決があとまわしにされている可能性が高いです。(;_;)
今は結構早い反応が返ってきますが、昨日も7時間ほど止まっていたらしいです。しばらく様子を見て、ダメダメが続くようであれば(払ってしまったお金はもったいないけど)移転を検討しようと思っています。


○マッティアスさん

ヴィッラ・アドリアーナ自体には特に同性愛の雰囲気があるとは思いませんが...(^^)
池のまわりなんかはとってもきれいで、彼と彼女のカップルにもお似合いの場所でないかと思います。

> ニグリヌスってば97年にシリアにいるまま執政官になったらしいので、本当に
> かなり最終選考まで残っていたんですね。きっと。
きっとこのあたりは、例の洋書をお読みになっている成果ですね。それとも南川氏の本?


○高島賢治さん

> ●『図説古代ローマの戦い』 エイドリアン・ゴールズワーシー著 遠藤利国訳
軍事が中心の本なんですね。これもぜひ読んでみたいです。


[1865] いろいろ。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/20(Tue) 21:04

AKIRA.Mさま:
蒸気機関について解説ありがとうございました。
これについて詳しくコメントすると具体的に自分の年齢がわかってしまうので、
物心ついたときには無かったとだけ言っておきます。
「機関車やえもん」だとか「でごいち」という言葉はすでに絵本の中の世界
でした。それでも、新幹線「ひかり」の歌は歌えます(爆)。

先日、磯崎新氏の建築の本「ヴィッラ・アドリアーナ」を借りてきたのですが、
狙ったのか、そういう場所だったのか、写真を見ると目眩がするほど同性愛の
香りが強いのですが(脂汗)。実際にはどんなカンジなのでしょう?
行った事がある方のコメントを聞いてみたいなあと思う今日この頃。


[1864] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/20(Tue) 20:31

下記書籍が出ました。情報を付加して再掲。
●『図説古代ローマの戦い』 エイドリアン・ゴールズワーシー著 遠藤利国訳
            ジョン・キーガン監修 東洋書林 \4,500+税
 ローマの勃興から地中海世界の大帝国への拡大、そして「蛮族」の進入による
 衰退までを社会・政治的システムの変動と絡めながら詳細に描く。特異な軍事
 制度の変貌を国家の進化と衰退にそくしてたどるヴィジュアル版ローマ史。
 軍事専門家の世界的権威ジョン・キーガン監修のカッセル社戦史シリーズ「古
 代から現代にいたる戦争および戦争形態」全23巻の一冊。
 <著者>1969年生まれ。ローマ軍事史とローマ世界を専門とする。オクスフォー
    ド大学卒業。各地の大学で教鞭を執りながら、古代ローマ戦争史に関す
    る執筆活動を行っている。

下記書籍が出ました。
●『新書ヨーロッパ史 中世篇』 講談社現代新書 堀越孝一 \780+税
 <中世>とは何か?政治と宗教、都市と国家、歴史と文明……
 「対立と連帯」のヨーロッパ史を読み直す
 中世人の眼を通して――1991年の「マーストリヒト協定」によって「ヨーロッパ
 連合」が始動した。おもしろいことに、マーストリヒトのすぐ北のマース左岸に
 メールセンという小さな町がある。870年、この町で、「フランク王国」の分解
 を決定づける協定が結ばれた。(中略)以後、ヨーロッパは「個別国家」の集合
 体としての歴史を歩み、一千年を経て、いまふたたび「フランク王国」へ回帰し
 ようとしているという理解がある。(中略)もちろん「メールセン協定」によっ
 て成立したとされる「西フランク王国」がそのまま「フランス王国」に、まして
 や「東フランク王国」が「ドイツ王国」に接続したわけではなく、そういう説明
 の仕方はたぶんに大づかみにものをいってのことだが、しかし、その大づかみの
 ものをいう、そのいわばつかみ方にやはり問題があると思う。わたしがいうのは
 、そこにいう「個別国家」というのは、ほぼ16世紀のころから形を整え始める「
 近代国家」を念頭に置いているのではないか。
 <目次>
 概説「ヨーロッパ」の成立――堀越孝一
 1………ローマ人のガリアからカール大王の王国へ
 ◇ローマ人のガリアの時代のパリ◇フランク人来る◇アーヘンの王宮
 2………地域の中世史
 ◇領邦の形成◇アンジュー帝国◇三百年戦争
 3………再訪のロタールの国
 ◇両シチリア王国を狙え◇ブルグーン家の立場
 特論1.中世ヨーロッパの生活環境――河原温 はじめに―森と石の文明から
 ◇中世初期の社会と生活環境◇紀元1000年……ヨーロッパ文明の成立へ向かって
 特論2.この世のあるべき秩序――甚野尚志
 特論3.マイノリティーとしてのユダヤ人――関哲行
 ◇ユダヤ人とヨーロッパ◇中世スペインのユダヤ人
 特論4.『中世の秋』からルネサンスへ――近藤壽良


[1863] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/20(Tue) 19:22

下記書籍が今月新刊予定。
●『世界の建築・街並みガイド3 イタリア・ギリシア』 エクスナレッジ
                             予価 \1,800+税
 建築と旅を楽しむ人の決定ガイド! 古代から現代まで必見の建物と訪ねたい
 街並みを完全網羅。見どころある建築物、街並みをわかりやすい地図とテキス
 トで紹介。

下記書籍が出ました。
●『三つの冠の物語 ヒース、樫、オリーブ』 原書房
   ローズマリ・サトクリフ著 山本史郎訳 \1,800+税
 人が神々とともに生きていたケルト、ローマ、ギリシアの時空を超えた物語。
 戦いや対立のさなかに出会う二人の人物の間に生まれる熱い友情の絆を鮮やか
 に描く。
 <著者>1920〜1992年。イギリスの歴史小説家。1959年カーネギー
    賞を受賞。著書に「ともしびをかかげて」「ケルトの白馬」など。

下記書籍が6月19日新刊予定。情報を付加して再掲。
●『古代ローマ帝国の研究』 岩波書店 吉村忠典 A5版・344頁
                     予価 \7,000+税
 支配・被支配のパトロネージ関係こそ地中海帝国ローマの本質である。
 著者積年の研究成果の集成。

下記書籍が6月2日新刊予定。情報を付加して再掲。
●『ヘレニズム哲学(第二版) ストア派,エピクロス派,懐疑派』 予価 \5,500+税
  京都大学学術出版会 A・A・ロング著 金山弥平訳 A5版・540頁
 ヘレニズム世界は三百年にわたって独自の文化を築いた。哲学の分野では、それ
 ぞれ後世にまで多大な影響を及ぼした三つの潮流、ストア派,エピクロス派,懐疑
 派が興った。その個性的な思想を相互検証し、古代ギリシア哲学との関わり、ロ
 ーマ帝国での展開などをつぶさに論ずる。欧米の古代哲学研究において、八十年
 代からヘレニズム哲学ルネサンスともいうべき現象が起こった。本書は、その契
 機となったヘレニズム哲学の現代における再評価の契機となった名著。

下記書籍が6月上旬新刊予定。
●『CDエクスプレス 古典ギリシア語』 白水社 荒木英世 予価 \2,700+税
 ベストセラーの入門シリーズ「エクスプレス」にCDが付いた。速く着実に「読み
 ・書き・話す」基礎がマスターできると好評。『ヒンディー語』同時刊。


[1862] 重量貨物 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/19(Mon) 22:32

 マッティアスさま。
蒸気機関車は北海道が最後で確か昭和50年春ごろだったと思います。九州北部が49年3月末です。昭和48年に激減しましたが最後まで石炭列車を牽いていました。
筑豊線遠賀川鉄橋の旧線橋脚はレンガアーチと石の併用で古代遺跡の風情があります。

ちとローマから離れましたが2000年前ヨーロッパで発達した石やレンガのアーチ構造が150年ほど前に九州で多く造られ、明治の近代化(西欧化)建築の普及で日本全国に見られるようになったかと思うと、技術や文化の伝わり方に時間差があったのか受け入れ側の都合だったのか興味があります。
 (中国にも古くからアーチはあったのに日本は木造アーチが江戸初期、に造られて残っているだけ。)
 でもローマの街道の築造法なら自動車はもとより鉄道もそのまま使えそうなくらいに頑丈ですね。

 augusutusさま
重量物の話になってしまいましたが、ご容赦を
今この回線も重くなっているようです。
つながるまでの時間が5倍以上です。


[1861] 先に訂正されてしまいました(笑)。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/18(Sun) 12:06

augustusさま:
私もニグリヌスとうっかり書いておきながら、後でニグリヌスは96年当時の
シリア総督やん!と気づきました。(ペスケンニウス・)ニゲルですね。

このニグリヌスに限らず、ネルウァは軍隊を持つ属州の総督をほとんど残留
させているので、結局はドミティ体制はトラヤヌス治下になるまで継続して
いるんですね。
ニグリヌスってば97年にシリアにいるまま執政官になったらしいので、本当に
かなり最終選考まで残っていたんですね。きっと。

AKIRA.Mさん:
蒸気機関車っていつ頃まで走っていたんでしょう?幼い頃、貨物列車なら
見たことがありますが(汗)。
私の頃の教科書には、やはりトラヤヌスとマルクス・アウレリウスくらいだった
ような気もしますが、ハドリアヌスも載っていた様な気がします。
少なくとも副教材の年表&図版と世界史用語集には五賢帝の名は全部載って
いたので、世界史受験者には必須でしたね。ユリウス・クラウディウス朝は
アウグストゥスとネロしか出てきませんでしたが。(フラウィウスは論外)


[1860] ハドリアヌス 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/18(Sun) 11:27

 augustusさん
勘違いでした。(^^;)五賢帝の1人はハドリアヌス。
ティベリウスは2代目でした。(まだまだ順番が、人名が
ごっちゃになってます。)

>家の近くをC62が普通に...ですか。
ファンには伝説になっている北海道のC62ですが、
九州の中、高校生には遠いものでした。
私の中学までは町に出るときのC11と9600ばかり、
引っ越してD50,D51,D60,C55と大型機も見られるようになりました。


[1859] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/18(Sun) 09:46

○マッティアスさん

大ボケのコメント書いちゃいました。
ニグリヌスはトラヤヌスの隠れ対抗馬でしたから、セウェルスの即位前後のことを書いてもダメでしたね。(^^;)

ニグリヌスは帝位を狙ってはいたかもしれませんが、皇帝を名乗ったことも元老院に認められたことも無いでしょう。


○高島賢治さん

詳しい引用ありがとうございます。

セウェルスがアルビヌスにカエサルを認めたのも、挟み撃ちを避けたかったセウェルスの立場が分かって面白いですよね。


[1858] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/17(Sat) 20:14

◎マッティアスさん augustusさんへ

下記で「セプティミウス・セウェルス」を検索すると「帝位僭称者クロディウス・
アルビヌス Clodius Albinus」と書いてあります。(執筆者 本村凌二氏)
http://ds.hbi.ne.jp/netencyhome/

アルビヌスは正式にはローマ皇帝と認定されていないと思います。

◎augustusさんへ

||元老院がニグリヌス、アルビヌスにアウグストゥスの称号を認める

下記はニフティで某古代ローマ研究家が書き込まれた文章です。
「正帝Augustusの場合と、副帝Caesarの場合あります」ということです。
☆☆さん、無断引用ごめんなさい。

*************************************************************************
 元首政から専制君主政時代までに限っていいますと(その後の事情には暗いの
で)、正規のローマ皇帝と認定されるのに必要なことは、元老院の承認(追認)
で、だいたいそれを得た者が勘定されてます。
 
 その場合、気をつけないといけないことに、例えば、紀元後249〜251年
の皇帝はというと、普通はDeciusのみが書かれてますが(たとえば『岩波西洋人
名辞典』巻末リスト。p.1803)、実は、彼の息子たち(Herenniusと
Hostilianus)も皇帝(正帝Augustusの場合と、副帝Caesarの場合あります)に
なってたりします。
 詳しくは、まず250年に両者とも相前後して副帝になり、251年にまず
Herenniusが父により正帝に昇格(直後に父とともに戦死)、同年父の戦死後に
Hostilianusが、後継皇帝(正帝)Trebonianus Gallusの養子となって後、正帝
になってますので、ここだけで、1名と勘定するのか3名とするのか、という問
題があるのです。(Gallusは同時に自分の息子Volusianusをまず副帝、早くも2
ヶ月後に正帝に昇格させてます)
 
 まあ、普通は先任上級皇帝のみに注目すればいいでしょうが、当時の政治・軍
事状況を精緻に見ていこうとすると、最高権力者すべてを把握する必要があるの
で、ゆるがせにできません。たとえば上記の例ですと、Gallusの政権掌握は、前
皇帝Deciusの遺児を擁してはじめて達成できた(説得力を持ち得た)、という事
情が浮き彫りになるわけです。
*************************************************************************


[1857] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/17(Sat) 17:26

○マッティアスさん

>ニグリヌス、アルビヌスは元老院に認可を受けてませんでしたっけ?
さて、どうだったでしょう。

193年1月 ペルティナクス即位
193年3月 ペルティナクス殺害
193年3月 デディウス・ユリアヌス即位
193年4月 セプティミウス・セウェルス皇帝宣言
193年6月 デディウス・ユリアヌス殺害
193年6月 セプティミウス・セウェルス、ローマに入る

こんな感じだから、元老院がニグリヌス、アルビヌスにアウグストゥスの称号を認めるようなタイミングは無いような気がしますよ。


>とりあえず、元老院に認可を得た人は
>カウントしておかないとかなあ、と。
これは仰るとおりですね。


○AKIRA.Mさん

>私は蒸気機関車の現役時代末期をを見てます。
もしかしたら同世代かもしれません。
小学生の頃、家の近くでC62が普通に走っていました。

>教科書に載っていたトラヤヌスとマルクス_アウレリウス
>の2人だけでした。
そうですね。私も五賢帝の中で2人だけ挙げるとしたら、ローマ帝国を最大版図に広げたトラヤヌスと自省録のマルクル・アウレリウスになりますね。

ティベリウスはちょっと勘違いでしたね。(^^)


○高島賢治さん

いつもありがとうございます。購入する本の選択にとっても役立っています。


[1856] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/17(Sat) 16:00

下記書籍が7月10日新刊予定。
●『天を仰ぎ 地を歩む ローマ帝国におけるキリスト教世界の構造』
  教文館 C.マルクシース著 土井健司訳 予価 \3,000+税


[1855] 五賢帝 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/14(Wed) 23:46

 augustus様、マッティアス様
私は蒸気機関車の現役時代末期をを見てます。
その頃世界史でヨーロッパの2本の柱として
古代ギリシャ、ローマ文明およびキリスト教
があると教わりました。
 五賢帝という言葉だけは記憶してました。
授業ではどの程度詳しくやったかはっきりしなくなってます。けっこういろんなことを話してくれた印象はありますが、記憶と その記憶をした状況を両方は覚えていないことがあるので、後日覚えたこともあるでしょう。
 五賢帝は ある日弟に「ローマの五賢帝は誰だか知ってる?」と聞かれてとっさに思い出したのが、
教科書に載っていたトラヤヌスとマルクス_アウレリウス
の2人だけでした。なんとか兄の体面は保てましたが、
弟もこういう方面は好きですし 塩野さんの作品に親しむようになったのも
この「賢弟」の影響があります。(^^)
(いつの間にかこちらのほうがたくさん読んでたりしますが、最近彼は忙しくゆっくり電話もできません。)
あと3人は、ティベリウス、アントニヌス_ピウス、それに
..(と本をめくる)ネルヴアでした。
ではまた。


[1854] もしかしたら。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/14(Wed) 21:25

augustusさま:
>大秦国王安敦
先生はもしかすると、そういう話をしつつ無理やりピウスの名前を生徒に
憶えさせようとしていたのかもしれませんね。教師も一苦労です。

ニグリヌス、アルビヌスは元老院に認可を受けてませんでしたっけ?
すっかり忘れています。まずい。とりあえず、元老院に認可を得た人は
カウントしておかないとかなあ、と。


[1853] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/14(Wed) 19:35

下記書籍が出ました。
●『世界像・人間像の変遷 千葉大学人文学叢書2』
 和泉ちえ・小川w・加藤隆・保坂高殿・横手裕著 彩流社 \2600+税
 古代の英知と科学思想の展開を読む! 千葉大学における一般教育の学際的な思想
 史の講義をふまえて誕生した本書は、現代に生きるわれわれの世界像・人間像形成
 に大きな影響を及ぼした多様な思想や知識の中から、古代ギリシアにおける秩序世
 界思想の出現、初期キリスト教思想における世界像・人間像、古代地中海世界に共
 通する人間像、特にわが国が古来から影響を受けてきた中国思想における人間像、
 そして近代科学の捉えてきた世界像・人間像の変遷の諸相を収録。さまざまな「知
 の体系」への多面的なアプローチ。
 <目次>
 1 秩序世界の構築 ──古代ギリシアにおける世界像および人間像
 2 聖書とその周辺の世界像・人間像
 3 古代地中海世界と“帝国主義”の思想
 4 中国における人間の本性に関する議論の歴史
 5 近代科学による世界像・人間像の変遷


[1852] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/14(Wed) 06:49

○マッティアスさん

>あと余談で、もしかしたらこれはピウスの方かも、なんて話を聞きました。
ピウスの方だとしたら、使者が到着するのに少なくとも5年ほどかかったことになりますが、それはいくらなんでも時間がかかりすぎのような気がします。
漢の張騫が大月氏国に行くのに11年かかったらしいですが、途中で10年ほど捕まっていたのが遅くなった理由のようです。

>そもそもアルビヌス、ニグリヌス、セウェルスはどういう順番に
>並べたらよいものかも
アルビヌス、ニグリヌスは皇帝に入れますか?
入れるのなら Augustus を名乗った順番になるのかなあ。それとも、消えた順番?


○高島賢治さん

>アジアの原像 歴史はヘロドトスとともに
興味深そうな内容でしかも値段も手頃。嬉しいですね。


[1851] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/13(Tue) 14:33

下記書籍が5月30日新刊予定。
●『アジアの原像 歴史はヘロドトスとともに <NHKブックス・シリーズ>』
 日本放送出版協会 前田耕作 予価 \970+税
 ユーラシア諸民族の興亡、ギリシア・ローマの記録の中でアジアはいかに描かれ
 ているか。


[1850] がんばります(^-^) 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/13(Tue) 11:28

123456ですね。がんばってみます(笑)。
そういえば、この間漫然と読んでいたサトクリフ『第九軍団のワシ』で、主人公たちが
進む方向を決めるために投げたコインはドミティアヌスのセステルス硬貨でした。
だから何だという気はしますが、アグリコラの名前がしょっちゅう出てくるので、
フラウィウス・ファンにはたまりません。

augustusさま:
>これを見ると、マッティアスさんは悪そうな人が好きなんですね。(^^)
そうなんです(爆)。というか、「顔立ち」というより「面構え」というカンジが好き。
やはり男性の魅力は目鼻立ちの美しさよりも、表情にあると思うので。

>セウェルス朝くらいまでをスラっというと、さらに良いかも知れませんよ。
カラカラとエラガバルスの間が、マクリヌスだったかマクシミヌスだったか何だか、
この辺で絶対コケます。情けないったらありません。
そもそもアルビヌス、ニグリヌス、セウェルスはどういう順番に並べたらよいものかも
定かでなかったりするあたり、かなりダメダメです。

AKIRA.Mさま:
教科書の写真、「マルクス・アウレリウス」になってましたか?
もしかして相当お若いのでしょうか(汗)。私の頃は教科書も資料集も用語集も
すべて「〜・アントニヌス」まで入っていました。そうして必ず「大秦国王安敦」も
セットで憶えさせられたりしましたよ。
あと余談で、もしかしたらこれはピウスの方かも、なんて話を聞きました。


[1849] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/13(Tue) 05:34

○マッティアスさん

プレゼントは何もありませんが、つぎのかっこよい番号は 123456 ですね。

> アンソニー・ホプキンスをちょっと悪くしたカンジで
> 結構キライではない顔立ちです。
これとか、
> スラはラスボスか中ボス(RPG)程度に悪そうで素敵です。
これを見ると、マッティアスさんは悪そうな人が好きなんですね。(^^)

> 五賢帝の名前をスラっと言うだけで、歴史ファンではない
> 方々には脅えられますね。「それ何の呪文?」とか(笑)。
ユリウス・クラウディウス朝からセウェルス朝くらいまでをスラっというと、さらに良いかも知れませんよ。
軍人皇帝までいれるとさすがにきつそうですが...。


○AKIRA.Mさん

> 人名でアントニウスは覚えてましたが、(カエサルの後で
> クレオパトラと組んでオクタビアヌスと戦って負けたので
> 皇帝になってないから、漢に皇帝として使者を送れなかっただろう。
> と引っかかってました。)
そうですね。発音からすると安敦はアントニウスのようにも聞こえますよね。皇帝になっていないんだから、大秦国皇帝安敦というのはおかしいと感じたのはさすがです。


[1848] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/12(Mon) 15:34

下記書籍が6月19日新刊予定。予価情報を付加して再掲。
●『古代ローマ帝国の研究』 岩波書店 吉村忠典 A5版・344頁
                     予価 \7,000+税


[1847] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/11(Sun) 19:56

下記書籍が6月16日新刊予定。
●『聖書の世界の考古学 紀元前10,000年−586年』
 リトン マザール 予価 \7,200+税


[1846] アントニヌス 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/11(Sun) 11:55

augustusさん
人名でアントニウスは覚えてましたが、(カエサルの後で
クレオパトラと組んでオクタビアヌスと戦って負けたので
皇帝になってないから、漢に皇帝として使者を送れなかっただろう。と引っかかってました。)
アントニヌスと言う名前もあるというのは「ローマ人の物語で知りました。
教科書の図に騎馬像が小さく載っていて、
マルクス_アウエリウスと書いてあるだけでした。
 


[1845] 密かに狙っていたのに(笑)。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/11(Sun) 11:46

勝手にゾロ目(111111)を狙っていたのですが、ゲットできなくて残念です。

augustusさま:
カラカラは若手俳優だったころのアンソニー・ホプキンスをちょっと悪くしたカンジで
結構キライではない顔立ちです。どういう趣味なんだか(汗)。
悪人ヅラといえば、スラはラスボスか中ボス(RPG)程度に悪そうで素敵です。

世界史といえば、確かにマルクス・アウレリウスは常にアントニヌスまでつけて
表記していました。五賢帝の名前をスラっと言うだけで、歴史ファンではない
方々には脅えられますね。「それ何の呪文?」とか(笑)。

高島賢治さま:
例の教祖様について、相方と「X−FILEか?」と語っていました。
ほんとにあの病状のクセにピンピンしているのだとしたら、超常現象ものです。
超常現象ついでに。ギボアイコ先生が亡くなられたそうで。
新倉イワオ先生はご存命なのか、「あなたの知らない世界」ファンとしては
とても気になってなりません。


[1844] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/11(Sun) 08:49

○マッティアスさん

>肖像だけならドミティよりネルウァのほうが微妙にワルそう。
目つきがきつそうですからねえ。
ネルウァよりもっと悪そうなのが、カラカラかな。いかにも凶暴そう。

○高島賢治さん

>そんなものなんですか。それならば矛盾した事を信用させる以前に
>何かうまく信用させてるんでしょうね。
信用しやすいものから始めて、少しずつ怪しいものを混ぜていき、最後にはどんな無茶も信じるようにするんでしょうねえ。(怖)


○AKIRA.Mさん

>大秦国皇帝安敦
そうそう、教科書に載ってますよね。
勤務先の世界史の先生はマルクス・アウレリウスを教えるとき、マルクス・アウレリウス・アントニヌスとアントニヌスをつけて憶えさせるそうです。そうしないと、大秦国皇帝安敦とつながらないからということですね。
それと、生徒がよく間違えていますが、アントニウスじゃなくてアントニヌスですから注意しましょう。(世界史のテストの直前に、教室で「アントニウス?アントニヌス?どっち?」て叫んでいる生徒はよく居ります。(^^)

教科書って分量の制限がきついから、どうしても断片的な知識を無味乾燥につめこんじゃうところがありますよね。地理歴史だけでなく、理科もそういう傾向があるように思います。(科学嫌いって多いけど、本当は科学って面白いんですよね。)


[1843] 安敦皇帝 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/11(Sun) 00:36

 augustusさん
教科書でチラッと見た「大秦国皇帝安敦」が 誰のことかなと長年の謎でしたが、「豆知識」を読み返して マルクス_アウレリウス帝とわかりました。安敦=アントニウスまではつながってもその先が続きませんでした。
高校時代まではローマの知識は断片的。皇帝の名前も
トラヤヌス、マルクス_アウレリウス、カラカラ、ネロ 
くらいで どんなことをしたのかも知りませんでした。


[1842] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/10(Sat) 22:03

何もコメントはしませんが白装束集団は・・・・・
http://www.sankei.co.jp/news/030507/morning/07na1002.htm
http://www.sankei.co.jp/news/030510/morning/10na1001.htm


[1841] レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/10(Sat) 17:16

◎augustusさんへ
||洗剤までいくと、さすがに気にしすぎではないですか?(^^)

パナウ○ーブ研究所のCMソングを洗剤CMソングからの替え歌で作りました。
「怪しい〜〜 白です〜〜 パナウ○ーブ〜〜 タマちゃんの餌 プレゼント〜〜」
これで僕も晴れて、会員か??

||修道院の規則は不合理な方が「無条件で神を信ずること」を教えるには都合が良いらしいです。(何の本で読んだんだろう。?)

そんなものなんですか。それならば矛盾した事を信用させる以前に何かうまく信用させてるんでしょうね。

◎AKIRA.Mさんへ
||私の記憶では(電子工学)電磁波は空間を伝わるのでベクトルで表現し、スカラーでは単に強さを表すだけだったと思います。
||”スカラー波”なる表現自体記憶にありません。

http://www.panawave.gr.jp/setumei/setumei_1.html
上記のホームページでは「特殊な電磁波」と説明しています。
AKIRA.Mさんの指摘で事典で調べましたが、ありませんね。という事は、世間では通用していない用語なんでしょうね。

◎マッティアスさんへ
||ウェーブの教祖については、もし彼らが主張している病状が真実であれば、
||さっさと入院した方がいいのでは〜?と相方と話していました。

先日、フジテレビアナウンサーが教祖らしき人物とインタビューをしたそうです。
医学専門家によると、もし彼らが主張している病状が真実であれば、寝たきりのような状態になるそうです。
しかし教祖らしき人物は元気そうだったそうで、「ニビル星」や「スカラー波」同様、
かなり嘘の固まりの様です。


[1840] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/10(Sat) 12:50

下記書籍が6月10日新刊予定。
●『酒の神 ディオニュソス放浪・秘儀・陶酔』 講談社学術文庫 楠見千鶴子
●『経済の文明史』 ちくま学芸文庫  K・ポランニー著 玉野井ほか訳
               予価 \1,400+税

下記書籍が6月5日新刊予定。
●『新たな旅立ち 密偵ファルコ(7)』 光文社文庫
   リンゼイ・デイヴィス著 矢沢聖子訳 予価 \686+税
  古代ローマ小説。 密偵ファルコ・シリーズ第7弾。


[1839] お詫び 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/09(Fri) 23:25

augustusさん
AKIRA.Mです。すみません。
1830へ書き込みして。ダブってしまいました。
1836と1838は削除してください。
この書き込みで消せたら消しておきますが...。


[1837] Re[1830]: 無題 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/05/09(Fri) 23:14

> ◎augustusさんへ
> ||> スカラー波
> ||1次元の波なんでしょうか?
>
> 最近、日本各地を数十台の車で徘徊している謎の白装束集団があります。
> (ニュース・ワイドショー・新聞でも連日報道されています。)その謎の白
> 装束集団が某団体からスカラー波攻撃を受けていると主張しています。
>
高島賢治さま。
私の記憶では(電子工学)電磁波は空間を伝わるのでベクトルで表現し、スカラーでは単に強さを表すだけだったと思います。
”スカラー波”なる表現自体記憶にありません。
古代ローマでは電磁波で迷信めいたものはありえなかった
でしょうね。
どなたか具合悪いのなら一応医者に見せたほうが良いのではと私も思います。



[1835] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/09(Fri) 20:14

下記書籍が出ています。
●『王を殺した豚 王が愛した象 歴史に名高い動物たち』 筑摩書房
  パストゥロー・ミシェル著 松村恵理・松村剛訳 \2,400+税
 エデンの園の蛇から、トロイアの木馬、ミッキーとドナルド、クローン羊ドリー
 まで、人間の歴史と文化を彩った有名な動物たちのドラマ。印象深いエピソード
 を交えて描く36章の歴史エッセイ。フランスの紋章学の鬼才が描き出す、人間
 の歴史と文化を彩った有名な動物たちのドラマ。尽きせぬ味わいを秘めた歴史絵
 巻。
 <著者>1947年生まれ。高等実習研究院教授。中世紋章学の他、図像、イメー
    ジの社会文化的研究に関する多くの論文、著作をもつ。
 ◇原罪の蛇(『創世記』三章一‐十五節)◇ノアの箱船の動物たち(『創世記』
 六章九節‐九章十七節)◇ラスコーの動物壁画(一七〇〇〇年前)◇ミノタウロ
 ス(ギリシア神話)◇トロイアの木馬(ギリシア神話)◇バラムの雌ロバ(『民
 数記』二十二章五節‐二十五章二十五節)◇ヨナの鯨(『ヨナ書』一章一節‐四
 章十一節)◇ローマの雌狼(紀元前八世紀)◇カピトリウムの鵞鳥(紀元前三九
 〇年)◇ハンニバルの象(紀元前二一八‐二〇二年) 他


[1834] でもあの黒Tは欲しかったかも。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/09(Fri) 17:47

高島賢治さま:
真須美被告のミキハウス黒Tは結構デザイン的に好きなので、値段がもう少し
安かったらうっかり私も買っていたかもしれません。そういう知り合いも多少
いましたので、ある意味宣伝になったような気もしてしまいます。

ウェーブの教祖については、もし彼らが主張している病状が真実であれば、
さっさと入院した方がいいのでは〜?と相方と話していました。
タマちゃんの話はどうでもいいよ、ってカンジ(苦笑)。

augustusさま:
>20万のキリ番ゲットでドミティアヌスコイン
がんばります。フラウィウス教信者として(爆)。
しょっちゅうドミティを眺めているわけでもないので、安心して下さい。
コインはともかく、肖像だけならドミティよりネルウァのほうが微妙にワルそう。


[1833] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/08(Thu) 23:38

○高島賢治さん

>洗剤メーカーとかはイメージダウンしているだろうなあ、と事件に関係ない事ば
>かり気になってます。
洗剤までいくと、さすがに気にしすぎではないですか?(^^)

>確かに教祖も変ですが、矛盾した事を言っている教祖を信じている信者はもっと変
>だと思います。
神の計画したことは人知の及ばないことなので、教祖が言ったことならば、矛盾があっても信じるべきなのでしょう。
修道院の規則は不合理な方が「無条件で神を信ずること」を教えるには都合が良いらしいです。(何の本で読んだんだろう。?)


○マッティアスさん

>コインはいただいたものしか所持してはいません。
そうでしたか。ならば、20万カウントをあてたら、ドミティアヌスのコインを進呈いたしましょう。(さっさと買った方が早いかも^^;)

>「やん☆悪人ガオv」とにやけています(爆)。
パナソニックぐらい危なそう。(ソニックじゃなかったですね。^^;)

>少子化の影響?それもちょっと違うか。勉強しないとですね。
わかったら教えてくださいねぇえ。


[1832] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/08(Thu) 20:41

◎マッティアスさんへ
数年前、和歌山カレー事件がありました。あの犯人と思われる主婦はミキハウスの
服が大好きで、よく着ていました。そしてテレビ画面には主婦の人をくったような
顔とミキハウスのロゴが映っていました。「主婦の顔とミキハウスのロゴ」が連日
映されるのです。毒婦とまで言われ、日本中を敵に回した顔の下にミキハウスのロ
ゴが映るのですから、ミキハウスのブランドイメージはボロボロです。そしてミキ
ハウスはマスコミにロゴにモザイクを入れるよう要請したと言われています。
それ以後はロゴにモザイクが入りました。
今回も最初はあの団体の呼称として「パナウ○ーブ研究所」がよく使われていまし
たが、最近は「白装束集団」「白い服を着た団体」を使うようになり、「パナウ○
ーブ研究所」は必要最小限に使われていると思います。恐らく松下から要請があっ
たと思われます。でも今度は「白」が呼称として、そして白い服が画面に映るたび
、洗剤メーカーとかはイメージダウンしているだろうなあ、と事件に関係ない事ば
かり気になってます。
確かに教祖も変ですが、矛盾した事を言っている教祖を信じている信者はもっと変
だと思います。


[1831] 相方はパナソニックの仲間だと思っていたらしい(爆)。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/08(Thu) 16:59

白装束集団の名称が類似しているため、松下電器系列のヘルスケアメーカーだと
長年の友人は信じていたらしいです(笑)。
彼女の言うとおり、教祖は病院にいった方が良いと思われます。

augustusさま:
コインはいただいたものしか所持してはいません。ここのサイトや書籍の写真を
時々見ては「やん☆悪人ガオv」とにやけています(爆)。
というか、未だにオークションには参加した事がありません。貧乏なので(涙)。

コインも帝政初期のほうが出来が良いと言うし、凱旋門などのレリーフもそうですよね。
キリスト教の影響以前から芸術が廃れてしまうのはわかるんですが、それ以前から
ですものね。少子化の影響?それもちょっと違うか。勉強しないとですね。


[1830] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/08(Thu) 10:08

◎augustusさんへ
||> スカラー波
||1次元の波なんでしょうか?

最近、日本各地を数十台の車で徘徊している謎の白装束集団があります。
(ニュース・ワイドショー・新聞でも連日報道されています。)その謎の白
装束集団が某団体からスカラー波攻撃を受けていると主張しています。


[1829] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/07(Wed) 22:23

○高島賢治さん

> スカラー波
1次元の波なんでしょうか?
google で検索したら、「いかにも」という感じのページ多数にヒットしました。

>眉につばを付けながら読めば、この手の本はそれなりに楽しめると思います。
仰るとおりです。ところが、なかには信じてしまう読者もいそうで心配です。


○マッティアスさん

マッティアスさんは、ドミティアヌスのコインは持っていたりしますか?

>あと時代。
これは大きな要因だと思います。帝政初期のコインの方は後世のものより出来が良いです。

> 四分割のディオクレティアヌスは人気もありそうでうし、難しいですか?
マクシミアヌスの四帝分割のコインを持っているので、無理に高い値段をつけていないんです。だから、たぶん負けます。
なんとしても欲しいというときは頑張っちゃうんですが...。
リウィアの方は少し頑張った値段を付けているんですが、もっと頑張る人がいるように思います。だから、これも負け。(;_;)

応援ありがとうございます。これからも頑張ります。(何を?)


[1828] あわわ。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/07(Wed) 11:36

高島賢治さま:
知的生き方文庫は三笠でしたか。並んでるコーナーは近い…ですよね?
間違った事には違いは無いですが(爆)。どちらも古書でしか購入した事がないです。
そういえば、謎といえばムー大陸ものが多いですが、ファンタジーならばむしろ、
アトランティス大陸なイメージもありますね。

岩波の倒産は本気で心配です。あそこ商売ヘタすぎなんですもの。
同じような路線でも、講談社学術文庫とかちくま学芸文庫のほうがまだ安心(?)。

augustusさま:
リウィアのコインは美しいのですか。ファウスティナとかエラガバルスを見て、
心配していたのですが、やはり人によるのでしょうか?あと時代。
新しいコインが追加される度、ついでにドミティアヌスを見てしまうあたり、もはや
ダメ人間決定です。
四分割のディオクレティアヌスは人気もありそうでうし、難しいですか?
応援してますp(^-^)q。


[1827] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/06(Tue) 20:44

◎augustusさんへ
||ムー大陸ってのが出てきたところで怪しそう。(^^)
眉につばを付けながら読めば、この手の本はそれなりに楽しめると思います。


[1826] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/06(Tue) 19:40

◎マッティアスさんへ
「胡散臭いようなロマンなようなカンジで心を惹かれます。」という
のは確かにその通りです。随分前、不思議な事の終点がムー大陸に集約されて
隠されてる、みたいな書籍がありました。ムー大陸で不思議な事すべてが理解
できるみたいな感じでした。今ならば「白装束」に「スカラー波」でしょうか。
知的生き方文庫は三笠書房です。 http://www.mikasashobo.co.jp/
まあ何となく三笠書房とPHPは路線が似てますが。
南川先生の本も今月発売予定です。岩波が倒産しなければですが・・・
本当にドキドキです。


[1825] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/06(Tue) 19:17

下記書籍が5月下旬新刊予定。
●『オルフェウス教』 文庫クセジュ レイソナ・ソレル 予価 \951+税
 伝説の詩人オルフェウスを創始者と仰ぐ、紀元前六世紀ころギリシアのアッテ
 ィカを中心に広まった密儀宗教に迫る。

下記書籍が出ました。
●『太陽神の研究 下巻』 松村一男・渡辺和子編 リトン \5,000+税


[1824] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/05(Mon) 21:07

○マッティアスさん

胡散臭いようなロマンなような感じって、なかなか的を射ている感じですね。(^^)

>ウェルス帝はほんとに美形ですね〜、とミーハー丸出し(爆)です。
早速御覧いただいてありがとうございます。更新したあと、何か反応があるのはホームページ管理者のモティベーションを大いに高めます。(^^)

>コインに女性や子供のカオを入れるのは意外と難しいのかなあ、
>などと考え込んでしまいました。
どうなんでしょうねえ。今、オークションで狙っているリウィアの肖像なんかは気品があって美しいですよぉ。(落札は難しそうなので当サイトへは登場しそうもありません。ちなみにディオクレティアヌス帝の4帝分割の図柄のコインも狙っているんですが、こちらもダメかな.
;_;)


[1823] ルキウス・ウェルス帝 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/05/05(Mon) 18:13

augustusさま:
ウェルス帝はほんとに美形ですね〜、とミーハー丸出し(爆)です。
アエリウス・カエサル(L.ケイオニウス・コンモドゥス)の像は見た事が無い
のですが、息子の像を見る限り、ハドリアヌスが元愛人を後継者に選んだ、
と言われるのもわかるような気がしてしまいます。
ルキッラは思ったより可愛くないのですが(汗)。コインに女性や子供のカオを
入れるのは意外と難しいのかなあ、などと考え込んでしまいました。

高島賢治さま:
>「古代都市・封印されたミステリー」
PHPというと、知的生き方文庫のある出版社でしたっけ?
ムー大陸というのが、胡散臭いようなロマンなようなカンジで心を惹かれます。
南川先生の本も今月発売なんですね。どきどきです。


[1822] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/05(Mon) 12:08

「ローマコイン」にルキウス・ウェルスを追加しました。映画グラディエータに出ていたルーシャスは彼の子供ということになります。

同じく「ローマコイン」のマクシミアヌスの項目にコインを1枚追加しました。ディオクレティアヌスによる4帝分割を表した図案が興味深いです。


[1821] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/05/04(Sun) 19:34

○高島賢治さん

>一般テーマと特殊テーマの差です。
了解です。補足ありがとうございます。

>ムー大陸の遺跡か
ムー大陸ってのが出てきたところで怪しそう。(^^)


[1820] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/05/01(Thu) 19:12

下記書籍が出ました。
●『古代都市・封印されたミステリー 現代に残された謎に迫る』
   PHP文庫 平川陽一  \619+税
 「テーベの大神殿の巨大列柱が意味したもの」「バベルの塔は実在したか」など、
 今なお解明できない古代都市文明のミステリーを追う。かつて地球上で繁栄を謳歌
 した“古代都市”。都、城、神殿、寺院など、現存する古代都市の産物は、限りな
 いロマンを感じさせるだけでなく、知的好奇心を大いに刺激する。クレタ島のクノ
 ッソス宮殿、中米テオティワカンのピラミッド、巨石文明ナン・マドール、幻の王
 都ベルセポリス……。これらの遺跡は、かつて壮大な目的のためにもてるだけの英
 知を結集して造られたものだからこそ、私たちの心を圧倒するのである。
 しかし神話、伝説などを詳しく掘り下げると、現代科学の力をもってもなお解き明
 かせない謎は数多い。「『ナン・マドール』はムー大陸の遺跡か?」「ノアの洪水
 伝説と『ニネヴェの遺跡』は同一か?」「テーベの大神殿の巨大列柱が意味したも
 のは?」「幻のゼウス巨神像は、誰が作ったのか?」。そんなガイドブックが書か
 ない古代都市のとっておきのミステリーを、本書は徹底解剖する。失われた人類の
 記憶“古代都市”の、ロマン溢れる魅力がいっぱいの一冊!


[1819] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/04/30(Wed) 20:03

下記書籍が5月28日新刊予定。情報を追加して再掲。
●『海のかなたのローマ帝国 古代ローマとブリテン島
     <世界歴史選書・シリーズ>』 岩波書店 南川高志
                   四六版・256頁 予価 \2,600+税
 ローマ帝国の最北端ブリテン島。地中海帝国ローマはなぜもうひとつの海を越
 えたのか。多くの遺跡は何を物語るのか。文献と考古史料、さらに二つの世界
 帝国の自他認識に新たな光をあて、帝国ローマの意味に迫る。
 ローマ帝国の最北端ブリテン島。ハドリアヌスの長城や浴場跡など古代ローマ
 遺跡は多く,木版文書も出土している。これら遺構や遺物は何を物語るのか。
 地中海帝国ローマはなぜもうひとつの海を越えたのか。文献、考古史料、ケル
 ト、さらにローマと大英帝国。ふたつの世界帝国の自他認識をも問い直し、こ
 の北辺の島に現れた帝国ローマの意味に迫る。
 【高島の蛇足コメント】古代ローマ研究家・南川高志氏の待望の著作。確か南
            川氏はイギリスに留学されたはずなので、テーマは氏
            の留学成果かも知れません。


[1817] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/04/29(Tue) 20:29

◎augustusさんへ
||こちらも、「買うべし、買うべし」ですね。楽しみです。
『海のかなたのローマ帝国』を「買うべし」としなかったのはブリテンを焦点
にしているからです。『古代ローマ帝国の研究』は恐らく古代ローマ帝国一般
を対象にしているはず。一般テーマと特殊テーマの差です。
勿論『海のかなたのローマ帝国』はとても面白そうな書籍だと僕個人は思って
います。


[1816] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/04/29(Tue) 20:06

○まぐさん

水さしちゃってごめんなさい。これでローマ嫌いにならないで下さいね。
国内では、ワールドコインズ社あたりで安めで本物のコインが買えますから、覗いてみると面白いと思います。


○高島賢治さん

>『海のかなたのローマ帝国 古代ローマとブリテン島
こちらも、「買うべし、買うべし」ですね。楽しみです。


[1815] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/04/28(Mon) 17:06

下記書籍が6月19日新刊予定。
●『古代ローマ帝国の研究』 岩波書店 吉村忠典 A5版・344頁
 【高島の蛇足コメント】古代ローマ研究家・吉村忠典氏の待望の著作。
            A5版・344頁なので五〜七千円と予想する。
            買うべし。買うべし。買うべし。買うべし。

下記書籍が5月28日新刊予定。情報を追加して再掲。
●『海のかなたのローマ帝国 古代ローマとブリテン島
     <世界歴史選書・シリーズ>』 岩波書店 南川高志
                   四六版・256頁 予価 \2,600+税
 ローマ帝国の最北端ブリテン島。地中海帝国ローマはなぜもうひとつの海を越
 えたのか。多くの遺跡は何を物語るのか。文献と考古史料、さらに二つの世界
 帝国の自他認識に新たな光をあて、帝国ローマの意味に迫る。
 【高島の蛇足コメント】古代ローマ研究家・南川高志氏の待望の著作。確か南
            川氏はイギリスに留学されたはずなので、テーマは氏
            の留学成果かも知れません。

下記書籍が5月16日新刊予定。情報を追加して再掲。
●『新約時代史 新約篇』 岩波現代文庫 佐藤研 予価 \1,100+税
 新約聖書の書かれた時期のローマ史とユダヤ史を踏まえた、二世紀末までの初
 期キリスト教史。ナザレのイエスに端を発する「ユダヤ教イエス派」の運動が
 、キリスト教として自己のアイデンティティを強固にしようと格闘する姿を描
 く。


[1814] がびーん 投稿者:まぐ 投稿日:2003/04/28(Mon) 15:30

こんにちは
がびーん( ̄□ ̄;)ショックです。
偽者かもしれないですかね〜〜?(><。)
いいお土産だと思っていたのですが、、、
そういうの全く知らなかったです。


[1813] RE:ネロポリス 投稿者:augustus 投稿日:2003/04/28(Mon) 06:33

真奈美さん、マッティアスさん、ありがとうございます。真奈美さんのアシストでマッティアスさんが見事なゴールを決めましたね。(^^)

皇帝予言が冗談扱いになったので、皆無事であったわけですね。うまい書き方ですね。
占い師はかわいそうな気はするけど、ネロの前でほかの人の皇帝予言なんかしちゃいけないですよね。


[1812] 「ネロポリス」皇帝予言 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/04/27(Sun) 13:35

真奈美さん、ナイス・アシスト(違う)!
確か、最初に皇帝予言されたのがその場にいないガルバだったので、それは
ネロにも「じじいじゃん」てカンジで「長生きできるといいな」とばかりに
笑い飛ばされてました。
次がネルウァで、皇帝と遠縁でもあり名家の彼にこれはシャレにならんと、
一同に緊張が走り、ネルウァ半泣き。ところが次々に、ウィテリウス、
オト(属州民に訴えられて一時帰国中)、ウェスパシアヌス、ティトゥス、
ドミティアヌスに皇帝予言が与えられるに及び、「みんな皇帝か、こりゃ
めでたい」とネロも爆笑。一同もほっと胸を撫で下ろす、といったカンジ。
しかし、自分の占いに自身を持ってた占い師は憤死してました。
あくまで記憶ですけどね。間違いないと思いますよ。


[1811] 忘れました 投稿者:真奈美 投稿日:2003/04/27(Sun) 09:29

>予言されていた皆々さまの反応はどう描かれているんですか?

詳しいことは覚えてません、ロコツに喜んだりはしていなかったと思いますが。冗談として流したか。
・・・マッティアスさん、パス!


[1810] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/04/27(Sun) 07:37

○AKIRA.Mさん

はじめまして。

>ローマについては文庫の「ガリア戦記」や「ゲルマニア」、
塩野さんの本だけでなく、こういうところを読んでいらっしゃるのは素晴らしいですね。

>ローマのコインは「トルコ展」の展示物で2002年に初めて現物を見ました。
別の展覧会なんでしょうが、今年も「大トルコ展」ってのがあるようです。ローマ時代のものは少ないかも知れませんが楽しみですね。


○まぐさん

いらっしゃいませ。遺跡好きの方なら、コインも面白いですね。

>昔ヨルダンにいったときにペトラの遺跡で原住民の方に
>譲っていただいたものなのですが、
水をさすようで申し訳ないのですが、偽物の可能性がありそうです。観光地でローマコインの偽物を売っているケースは非常に多いらしいです。
http://members.aol.com/kroh/fakes.html

> IMPTRANOAVGGGERDACPMTと書いてあるように見えます。
帝政ローマのコインの最も権威あるカタログである Roman Imperial Coinage には、こういう銘文は載っていないようです。
似たもので IMP TRAIANO AVG GER DAC P M TR P なら、
IMP 最高司令官
TRAIANO トラヤヌス
AVG アウグストゥス(尊厳なる者)
GER ゲルマニア征服者
DAC ダキア征服者
P M 最高神祇官
TR P 護民官職権
という意味です。


[1809] はじめまして 投稿者:まぐ 投稿日:2003/04/26(Sat) 23:59

こんばんは はじめまして。
遺跡好きでネットサーフィンをしててこのHPにたどりつきました。
すごいコレクションの数におどろいてしまいました。
本当にすごいですね!!!感動です。
実は私も一つだけ持ってるんですローマコイン。
昔ヨルダンにいったときにペトラの遺跡で原住民の方に
譲っていただいたものなのですが、
裏は馬かなにかにのった人が木もしくは松明を持ってるような絵なんです。
表は横顔の肖像で まわりに
IMPTRANOAVGGGERDACPMTと書いてあるように見えます。
こちらのHPをみててちょっと興味がわいてしまったのですが、
マメ知識のところで見て一生懸命訳そうとしたのですが、
ムリでした(^^;)
よかったら お時間のあるときでよろしいので、
どう書いてあるか教えてもらえますか?


[1808] 初めまして 投稿者:AKIRA.M 投稿日:2003/04/26(Sat) 23:29

初めまして、皆様。
AKIRA.Mと申します。
古代文明や歴史など社会や理科の好きな生徒だった
昭和生まれの者です。
ローマについては文庫の「ガリア戦記」や「ゲルマニア」、
サイエンスの記事、 そして毎年楽しみにしている
塩野七生さんの「ローマ人の物語」等で多少はまっています。
 ローマのコインは「トルコ展」の展示物で2002年に初めて
現物を見ました。
 東方(実は倭国筑前)の者でよろしければお見知りおきを。
失礼します。


[1807] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2003/04/26(Sat) 19:02

○マッティアスさん

RICの大チョンボではなかったようで、一安心しました。

>ドミティアヌス
ドミティアヌスの護民官職権16回のコインですが、RICではみなレアであると表記されていました。(マッティアスさんのご指摘通りですね。)
ドミティアヌスの即位が81年9月14日で毎年9月14日に護民官職権が更新されていたはずです。殺されたのが96年9月18日だから、5日間だけ護民官職権16回だったと思います。(細かい話ですいません。^^;)

>ネルウァ
ネルウァの COSIIはCOMMON(ありふれた)のものもあるようです。

>貨幣と皇帝の関係って重要なんだなあ、と改めて思いますね。
うんうん。その通りですよね。
そして、そこに描かれているものや銘文に政権からのメッセージが残されているのも面白いところですよね。(軍の掌握に苦労していたネルウァが「軍隊の協調」なんてコインを出していたりします。)


○「ローマ帝国に感動」さん

はじめまして。
チュニジアは私も行ってみたいところです。ローマ遺跡の保存状態も良いようですよね。

>その他五つはどこにあるのでしょう?
七つよりは多そうな気がします。
ローマ遺跡のことなら、けんじさんの Quest of Roma というページがお勧めです。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/hkmd/roma/htm/index.html


○紗智さん

お役に立てて幸いです。

>私もこれからいろいろな本を読んで知って行きたいと思いました。
例えば、河出書房新社の「地図で読む世界の歴史 ローマ帝国」なんていかがですか?図や写真も多くて分かりやすいですよ。


○真奈美さん

>「皇帝になる!」と次々に予言される場面はちょっと笑いを誘うものでした。
予言されていた皆々さまの反応はどう描かれているんですか?
嬉しいような、怖いような。(山本リンダ?)
嬉しくても、喜んだ顔をすると反逆罪で密告されそうだし...。


[1806] すみません。 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/04/26(Sat) 00:49

ドミティのコイン、護民官職権16回の間違いです。彼は実際には15回まで
しか経験していないので、97年用というのは合ってるのですが(爆死)。
眼鏡ナシでは自分がどれほど見えてないか思い知らされました。
ほとんどは熔かされて再利用されたので、ほとんど残っていないそうです。
そうして同様に希少価値(昭和64年の硬貨程度)なのがネルウァの「COSU」
コインだそうです。こちらはドミティ暗殺後すぐに鋳造されたものです。
こうしてみると、貨幣と皇帝の関係って重要なんだなあ、と改めて思いますね。
短期政権のオトやウィテリウスだってコインがあるんですものね。


[1805] 無題 投稿者:ローマ帝国に感動 投稿日:2003/04/25(Fri) 18:02

はじめまして。
先日、チュニジアに行き、
ElJemの円形闘技場と、Cartageの公衆浴場
を見て、ローマ帝国の強大さに感動しました。
モザイク画も多数残されていて、当時の高度な技術に
再びおののきました。

で、Tunisia人のガイドさんが
「世界には七つの円形闘技場があるFirstがRome、
LastがTunisia」
と教えてくれたのですが、
その他五つはどこにあるのでしょう?
色々な人に尋ねたのですが、どれも返事がちぐはぐで。。

よろしければどなたか教えてください。


[1804] 本当にありがとうございました 投稿者:紗智 投稿日:2003/04/25(Fri) 16:42

augustusさん!高島賢治さん!とても親切に教えて頂き、本当にありがとうございました!!
再放送する前に知れて、本当によかったです^^

みなさんのコメントを見させて頂いてると、今まで全然知らなかった人の名前や話が出てきて、本当にすごいなぁと感嘆します。
私もこれからいろいろな本を読んで知って行きたいと思いました。
今回は本当にありがとうございました!



[1803] コツェブーなんて 投稿者:真奈美 投稿日:2003/04/25(Fri) 11:04

ドイツ文学専攻なら通史で出てくるけど、そうでなければまず知りませんよ。ゲーテ&シラーよりも受けていた通俗芝居として「イフラント」と一緒に。

「ネロの都の物語(ネロポリス)」では、フラウィウス父子とかウィテリウスとかが勢揃いしていて、占い師に、獣医に、じゃなくて「皇帝になる!」と次々に予言される場面はちょっと笑いを誘うものでした。


[1802] Re: 投稿者:augustus 投稿日:2003/04/24(Thu) 22:06

○高島賢治さん

> http://www.nhk.or.jp/bunmei/
そうそう。URL も書いたほうが良かったですよね。フォローありがとうございます。


○マッティアスさん

> 治世17年目(「護民官職権17回」と刻まれている=97年用)コインが、
> うっかり一部流通してしまったという記事を読みました。
ひぇー。本物なら大珍品ですね。
RIC にも Sear's にも記述はないようです。新しい発見なのですか?

>「ネロポリス」ではネロににらまれてましたが
ばれていたんだ。命知らずのドミティアヌスだったというわけですね。


[1801] 幻のコイン! 投稿者:マッティアス 投稿日:2003/04/23(Wed) 21:03

かなりゆったりのんびり、昨年末に買った洋書を相変わらず楽しんでいます(爆)。
その中で気になったのは、ドミティアヌスのフライング・コイン。
治世17年目(「護民官職権17回」と刻まれている=97年用)コインが、
うっかり一部流通してしまったという記事を読みました。
ドミティは暗殺されなければ、96年9月末か10月から対ダキア遠征に
行く予定だったらしく、その関連の図柄で、かなり自己アピールの激しい
タイプだったようです。
すっごい見てみたいんですけど(かなり垂涎モノ)。

「ネロポリス」ではネロににらまれてましたが、まあ個人の家でのケーナ
でもあり、気が付いた父だったか兄に手をペシ!と叩かれていたので大丈夫。
13才のドミティ少年、かなりちょい役でしたが笑いました(愛)。


[1800] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2003/04/23(Wed) 20:30

◎紗智さんへ
augustusさんのレスが付いてますが、下記のホームページも見て下さい。

http://www.nhk.or.jp/bunmei/

またテレビを基に書籍化している下記のものもあります。先週出たばかりです。
●『NHKスペシャル 文明の道 第一巻 アレクサンドロスの時代』
  日本放送出版協会 森谷公俊・後藤健  \1,900+税
 紀元前四世紀、アレクサンドロスは、はるかインドを目指して旅立ちました。お
 よそ十年の遠征の間、度重なるペルシャ軍や土着民との戦いの一方で、アレクサ
 ンドロスはペルシャ帝国の優れた統治システムを積極的に取り入れようとしてい
 たことが明らかになってきています。「文明の衝突」が叫ばれている今、一人の
 英雄が紡いだ交流と融合の歴史に注目します。

僕も「NHKスペシャル 文明の道」を見ました。なかなか良くできてましたね。
最近、アレクサンドロスの書籍はよく出版されているので、読まれると楽しいかも
知れません。


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