古代ローマBBS 過去ログ11

[1099] はじめまして 投稿者:shuzo 投稿日:2002/08/19(Mon) 01:03

こんばんわ、始めまして。

先日、某書でエラガバルスについて知り
非常に興味を持ったためネットで色々検索してたところ
ここに流れ着きました。

なかなか内容が充実したサイトで楽しませていただきました。
これからもちょくちょく寄らせていただきます。
(カキコはあまりしないと思いますが・・・)

あと、ぶしつけで申し訳ありませんが
エラガバルスに関する書籍って出版されているのでしょうか?
もし知っていたら教えてください。


[1098] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/18(Sun) 13:48

「ローマコイン」の非フレーム版のページで今までは全てのコインを一度に表示していました。当然、重くて仕方がなかったわけです。そこで、フレーム版と同様に皇帝毎にページを分けて、他の皇帝へのリンクを張るようにしました。
これを全ての皇帝について手作業で行うと大変なので、皇帝毎のデータをXMLファイルにしてアクセスがあったときにサーバ上でHTMLに変換するようにしました。


[1097] RE: マイブーム 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/18(Sun) 13:48

○東尋坊さん

なるほど、マイブームなら悪い印象は無いですね。

>歴史書には、コインの写真がよく載っています。
そうですね、塩野さんの「ローマ人の物語」の表紙も文庫版はコインですよね。(なんで、ギリシャのコインなの?って思ったけど^^)

>古代ローマのあった所ですから、コインはアンティークのお店には
イタリア人よりもたぶんアメリカ人やイギリス人の方がローマコイン収集には熱心なんだと思います。有名なカタログなんかはイギリスかアメリカで出版されていますよね。
私が利用する通販もイタリアのものは無くて、アメリカやフランスのサイトだったりします。

>良いものは200ユーロ(日本円で1万円〜3万円)
状態、希少性によりますが、それくらいの値段のコインも結構多いと思います。もっとも、錆だらけでなら「スペイン広場やナヴォーナ広場の周辺」というプレミアムがついていたのかも知れませんね。

>ベローナへ行った時、
ベローナも行ったんですか。数年前にイタリアへ行ったときベネチアからジェノヴァへの列車の中から駅のホームだけ見てきました。(^^)
ジェノヴァはあまり面白くなかったので、ヴェローナへ行けば良かったと少し後悔しました。

>60ユーロ〜80ユーロで状態の良いものを見つけ、3点購入しました。
ローマで買わずに待った甲斐がありましたね。


[1096] マイブーム 投稿者:東尋坊 投稿日:2002/08/18(Sun) 11:35

オタクの代りはマイブームでしょうか。この言葉なら女性も使えるし。
私のコイン収集はまだ始めたばかりです。
歴史書には、コインの写真がよく載っています。昔は、写真の代りだった様で、人物を知るのに格好のものです。
歴史を感じさせるものとして、これ以上のものは無いと思いましたから、一度手にしてみたかった。
I.C.Cさんのホームページにも行ってギャラリーを覗いていました。現在、販売をお止めになっているのは、残念です。
今年の5月にイタリアへ行った時に、嵩張らない記念のものとしてコインが良いと思って探しました。古代ローマのあった所ですから、コインはアンティークのお店にはザクザクあると思ったのです。
ところが、スペイン広場やナヴォーナ広場の周辺のアンティーク店はほとんど家具・磁器・装飾品で、コインは1店のみ。
そこにあったものは、刻印のズレ・文字不鮮明・緑青・錆だらけのものばかり。それでも、最低90ユーロから、良いものは200ユーロ(日本円で1万円〜3万円)。値引きは一切無しで入手は諦めました。
その後、ロミオとジュリエットで有名なベローナへ行った時、60ユーロ〜80ユーロで状態の良いものを見つけ、3点購入しました。
現在は、YAHOOのオークションで数点購入しています。
むしろ、オークションの方が安く購入出来ています。
でも、I.C.Cさんやaugutusさんの刻印のズレが無く・文字鮮明なものはありません。
実にうらやましいです。


[1095] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/08/17(Sat) 19:19

下記書籍が12月新刊予定。

●『チチェローネ 建築篇』 中央公論美術出版 ヤーコブ・ブルクハルト著 瀧内槇雄訳 予価 \33,000+税
 近代ドイツが生んだ最高の知性、ヤーコブ・ブルクハルトの主著のうち『イタリア・ルネサンスの文化』『世界史的考察』などの邦訳はす
 でに出版されているが、イタリア美術を古代からバロック時代に至るまで時代別、都市別に紹介した、本書『チチェローネ―建築篇―』は
 今日に至るまで未刊であった。本邦初の翻訳。

下記雑誌が出ました。

●『月刊言語2002年9月号』 大修館書店 \876+税
 特集: ラテン語の世界――ヨーロッパ文化の基盤を探る
 ラテン語はヨーロッパの文化・歴史の基盤を形成した大きな要素をなしている。それは強固な論理によって構築された文法と、先人たちが
 知恵を絞って鍛え上げた表現技法を備えた言語であり、それゆえに規範としてヨーロッパ世界に広まり、現代も生き続けている。ヨーロッ
 パ文化がどのような歴史的展開を見せたかをラテン語をベースに瞥見し、併せて語学として学ぶときの魅力がどこにあるかを探る。
 □□□なぜ他ならぬラテン語か(逸身喜一郎)□□□なぜラテン語に人気があるのか(千野栄一)□□□ラテン語の興亡(月村辰雄)□□
 □「聖俗」のあいだで――ダンテにおけるラテン語と母語(浦一章)□□□規範としてのラテン語文法(小林標)□□□現代ヨーロッパと
 ラテン文化(加藤雅彦)□□□ラテン語学名の散歩道(渡辺政隆)□□□ラテン語速記のパラダイス(兼子次生)□□□現代に生きるラテ
 ン語――ドイツ語スピーチの中のラテン語成句(中山純)□□□法律の中のラテン語(田島裕)□□□美食のラテン語(塚田孝雄)


[1094] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/15(Thu) 21:02

○東尋坊さん

ようこそ、いらっしゃいませ。

東尋坊さんもコインを集めていらっしゃるんですね。どんなものをお持ちですか。

> あんなに小さいのに、歴史を感じさせるものはありません。
同感です。地味だけど魅力的ですね。

>コインを見ながら、イタリアワインを飲んでいるオタク(死語だ〜)です。
潤いのある毎日をお過ごしですね。素晴らしい。
「オタク」はもう死語ですか。「アニオタ」とか普通の言葉だと思っていました。今はなんと言うんですか?


○高島賢治さん

http://homepage2.nifty.com/keiko_grace/amr/eunos/books-f.htm
このページ、いつの間にか見失っていて探していたんです。ありがとうございました。


[1093] はじめまして 投稿者:東尋坊 投稿日:2002/08/14(Wed) 19:12

ローマのコインのことを調べていたら、ここに辿り着きました。
塩野七生のファンで、読んでいるだけでなく、イタリアへも行き、コインをも始めた者です。
あんなに小さいのに、歴史を感じさせるものはありません。
アウグストウスさんのコレクションは素晴らしい。
ヴェシパニアヌスの肖像のあんなにはっきりしたものを初めて見ました。色々見たけど、無いんです。
アントニーとオクタビアヌスのものも、文字はっきり読めるし。
コインを見ながら、イタリアワインを飲んでいるオタク(死語だ〜)です。


[1092] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/08/12(Mon) 15:02

下記書籍が出ました。

●『悲劇とは何か』 研究社 加藤行夫 \3,200+税
 ホメロスから『フランダースの犬』まで、古今東西の悲劇作品と悲劇論を鋭利な座標軸で切る。「人はなぜ劇を見るのか」「現実と劇はど
 う違うのか」──演劇の原理から説き起こし、観客受容のメカニズムを追求した画期的な悲劇研究。『オイディプス王』論争、コンピュー
 タ解析など最新の話題を盛り込みながら、古代ギリシア・ローマから現代アメリカ、古典からサブカルチャーに至る悲劇物語の原型と変容。
 イギリス・エリザベス朝に提起される悲劇成立の事情、斬新なシェイクスピア劇解釈、解明されるその感動の仕掛け。<著者>1949年、東京
 都生まれ。東京教育大学文学部および文学研究科(修士課程)修了。筑波大学文芸・言語学系教授。
●『イコンの描き方─ビザンティン式伝統画法─』 サンパウロ ギレム・ラモスポーキ著 久保田啓子・畠山香里訳 鞠安日出子監修 \2,200+税
 イコンを描くための制作工程がすべて分かる、日本初の本格的なイコン画法解説書。最初の構図から最終的な着色まで、初心者にもわかりや
 すく段階的に説明しています。また、実際にイコンを描かなくても、ビザンティン時代の画法を知るよい参考文献にもなります。

下記書籍が8月28日新刊予定。

●『教会ラテン語への招き』 サンパウロ 江澤増雄 予価 \1,000+税


[1091] Re[1088]: 古代ローマ市民の権利について・・・・ 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/08/11(Sun) 21:27

◎MMMさんへ

下記のローマ法の書籍等も参考になります。

http://homepage2.nifty.com/keiko_grace/amr/eunos/books-f.htm


[1090] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/11(Sun) 09:45

「ローマコイン」にウァレンスを追加しました。
また、五十音順のインデックスを付け、さらに No Frame Version の英語版のページを作りました。(なんで、また^^;)

ウァレンス帝と言えば、ゲルマン民族大移動のはじまりとされるハドリアヌポリスの戦いで有名ですね。


[1089] RE:古代ローマ市民の権利について 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/11(Sun) 08:15

○MMMさん
はじめまして。

・ローマ人の国家と国家思想 E・マイヤー

他に、詳しいとは言えませんが
・ローマの共和政 J・ブライケン
・古代ローマの市民社会 島田誠
・古代ローマ物語 Part I, Part II 柴田光蔵
にも関連したことが書かれています。

ちなみに書籍については高島賢治さんが大変お詳しいです。


[1088] 古代ローマ市民の権利について・・・・ 投稿者:MMM 投稿日:2002/08/10(Sat) 22:58

ローマ帝国が形成される過程でローマ市民の権利拡大がどのように図られていったのか・・など、古代ローマ市民のいろいろな権利について詳しく書かれている資料など知っていましたら、教えてください。どうかよろしくおねがいします。


[1087] Re:記念コイン降臨 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/09(Fri) 09:51

○柴田さん
コインが気に入っていただけたようで良かったです。
某社の宣伝文句ではコインというのは「掌サイズの文化遺産」だそうです。自分の手元にその時代の雰囲気を届けてくれる魅力ある品物ですね。

>未使用状態のコレクションを
状態の良いものであるのは間違いないんですが、「未使用状態」というのは大げさかも。(^^)
でも、「綺麗なコイン」と思っていただけたのは嬉しいです。

>当時の人は、これでパンを何個買えたのだろう?
重要な問いですよね。私も気になっているんです。ただ、今回お送りしたコインが使われた時代の物価については史料がほとんど無いようで、よくわかっていません。
別の年代になってしまいますが、古代ローマの物価についてはしらかわさんの
コインの散歩道 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sirakawa/
の中の「ローマコインの物語」に参考例が載っていますのでご覧になってみてはいかがでしょうか。

これからもどうぞ気楽にお立ちより下さい。


[1086] 記念コイン降臨 投稿者:柴田 投稿日:2002/08/08(Thu) 21:49

本日記念コインが無事我が家へ到着いたしました。
博物館のガラスケースごしでは、わからない事も手にとって見ると良く判る。
髪の毛や頬骨までをたった18ミリの中に表現した古代ローマ人の技には脱帽しました。
こんなにも素晴しい未使用状態のコレクションを頂き、ありがとうございます。
一生大切にします。
追伸:最初にコインを手にした時に「当時の人は、これでパンを何個買えたのだろう?」と考えた私って変わり者でしょうか?


[1085] RE:英語のページ 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/08(Thu) 19:25

○デラさん

>アントニウス
いつもマイナーな人物ばかりで、これは久しぶりの有名人のコインです。

> アルファベットの目次は、英語利用者の便宜を図られたのですか?
もともとは、「年代順だと探しにくい場合もあるかもしれない。たとえばコンスタンティウスと言ったって、いつ頃の人か知らないと探せないぞ。」と考えたのがきっかけなんです。ついでに「日本語が表示できない環境でも何をやっているかわかるようにできたらいいなあ。」と欲を出した結果がアルファベット順のインデックスだったわけです。
しかし、英語のページと言ってもインデックスがアルファベットで書かれているだけで、本文は日本語のままですから、あまり意味はなかったかもしれません。(^^;)
当初の意図であった名前順のページなら日本語でも良いわけで、五十音順のインデックスも作ろうと思います。

コインのページは XML という技術を利用して作っているんですが、この技術を使うと入力済みのデータの再利用はやりやすいんです。だから、皇帝の名前順のインデックスを作るのは朝飯前と言えます。(^^)


>コンピュータの世界は英語が主流ですからね。
仰る通りです。だから不便でしょうがない。(^^;)
だれかもっと賢い自動翻訳ソフトを作ってくれえ。

>ハイパー・テキスト・「メークアップ」・ランゲージだと
現状ではそういう使われ方かもしれませんね。デラさんは本質を捉えていらっしゃいます。


[1084] 英語のページ 投稿者:デラ 投稿日:2002/08/08(Thu) 06:13

アントニウスの感想を書き込もうとしていたら、テオドラがアップされ、アルファベットの目次ページまで出来てしまっている。
アルファベットの目次は、英語利用者の便宜を図られたのですか?インターネットに限らず、プログラミング言語など、コンピュータの世界は英語が主流ですからね。
HTMLをハイパー・テキスト・「メークアップ」・ランゲージだと思い込んでいた語学力のわたしは、頭が痛くなってきます(苦笑)。

http://users.hoops.ne.jp/pmkyh236/


[1083] RE: 祝60000 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/06(Tue) 13:17

○柴田さん

今朝、出勤途中にコインを投函してきました。明日か明後日には届くと思いますので、もうしばらくお待ち下さい。


[1082] RE: 祝60000 投稿者:augustus 投稿日:2002/08/04(Sun) 07:37

柴田さん、当選おめでとうございます。
コインの送り先は掲示板ではなく、直接メールでお知らせください。

>お盆の直前であるだけに先祖の加護を感じます。
ご先祖様たちの中にファビウスとかスキピオとかがいたりして(^^)


[1081] 祝60000 投稿者:柴田 投稿日:2002/08/03(Sat) 23:07

サンタ・マリア!!
昨日は59900番だったので諦めてましたが、接続すると60000!
前回は4001でインペラートル達の笑い声が頭の中で木霊しましたが、今回はインペラートル達の祝福が聞こえるようです。
お盆の直前であるだけに先祖の加護を感じます。
私は幸せ者であります。


[1080] Re: 水道 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/30(Tue) 19:32

キャッツさん、こんにちは。

>なぜ古代ローマに水道が発展したのですか?
これは何気ない疑問のように見えて、深い中身をもつ問いかもしれませんね。
でも、私は素人なので簡単に書いちゃいます。(^^)

技術的には、高度な建築技術が発達すれば水道も作れると思います。水源地からわずかな勾配を維持しながら水を流す橋を作ってやればよいわけです。
古代ローマ人は幾何学のように高度に抽象的なものを好んだギリシャ人と違って、建築、土木といった実用的な技術に長けていました。建物を建てるだけなら他の民族もやっていましたが、道路を整備したり、水道を引いたり、下水道も作っていました。
ローマ人の偉いところは、そういう技術をもっていただけでなく、上下水道や道路などのインフラ整備が都市の発展に重要であることを理解していたところにもあると思います。


[1079] 水道 投稿者:キャッツ 投稿日:2002/07/29(Mon) 14:47

なぜ古代ローマに水道が発展したのですか? 


[1078] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/28(Sun) 21:09

◎augustusさんへ

僕はこの料理のようなものへの想像力が欠如していて、料理法が詳しく載っていて、完成した料理のカラー写真が載っていても、どのような味がするのか想像がつきません。


[1077] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/28(Sun) 18:50

「ローマコイン」のコンスタンティウス1世の項目にテオドラを追加しました。(ユリアヌスなんかの祖母にあたります。)


[1076] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/28(Sun) 18:48

○高島賢治さん

>エビのハチミツソース和え
これとか
>マッシュルームのハチミツ煮
これなんか、どうなんでしょう。個人的にはあまり甘くしないほうがおいしいと思うんですが。


○IKさん

「ローマの松」はレスピーギ作曲。タイトルは印象に残っているんですが、曲のほうは全然印象に残っていないです。(^^;)
あ、それから、本当の松はローマにありますよ。日本の松とは形が違っているんですが、それがまたローマっぽいんです。


[1075] Res.小針さんへ 投稿者:IK 投稿日:2002/07/27(Sat) 14:38

 この間はちょっとふざけてしまったので、もし本当にお困りだったら気の毒なことをしたなあ、と後で気になりました。
 お詫びにという訳でもありませんが、思いついたことを書き込みます。
 augustusさんが挙げておられたローマの松(!)というのは面白そうですね。そういうレポートがあればぜひ読んでみたい(^.^)。果たしてローマに松があるのか、自信がないですが。
 まあ、これはまじめな話、「ローマの遺跡」とか「ローマの法制度」というのは資料は集め易いでしょうがちょっとインパクトに欠けるような気もします。一見、ローマとは結びつかないものを組み合わせると「おや?」という感じでキャッチーなものになるかも知れません。
 商業書籍を出版しようというのではないですからインパクトにこだわる必要はないのでしょうが。
 「ローマの○○」というのは外れてしまいますが「日本の中のローマ」というのも面白いテーマだと思います。
 以前、会津若松で見た、ムッソリーニ政権から贈られた白虎隊顕彰碑がポンペイから発掘された古代ローマの柱を使っていたのを思い出します(何でもこれはイタリアの国宝だったとか)。
 確かS.P.Q.R.の四文字も刻まれていたと思うのですが。こういうのがたくさんあれば面白いですね。


[1074] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/25(Thu) 12:50

下記書籍が今月新刊予定。
●『古代ギリシア・ローマの料理とレシピ』 丸善 Andrew Dalby・Sally Grainger著 今川香代子訳 予価 \1,900+税
 ホメロスの『オデュッセイア』、プリニウスの『博物誌』、カトーの『農業論』からアピキウスの料理書まで、古典文学にあらわれるさまざまな料理を、
 史実にもとづいて再現。ローマ帝国の発展、アレクサンダー大王など、有名な古代歴史を「食べ物」の視点で見ると、おもしろく人間味豊かな歴史の裏話
 とともに、西洋料理の原点が立ち現れてくる。古代のワインやチーズの情報も豊富に掲載。メインディッシュからデザートまで49品のレシピつき。
 レシピの一例:(子羊のロースト/ゴマとハチミツ入りパンケーキ/粥/エビのハチミツソース和え/マグロのステーキ/大麦のロールパン/ガーリック
 ・チーズ/スパイス入りワイン/魚の香草焼き/ひょうたんの詰め物/マッシュルームのハチミツ煮/魚介類の団子、クミンソース煮/チーズケーキ/塩
 漬け肉のシチュー等)<目次>イントロダクション(古代食の再現/古代の台所/珍しい食材) 第一章 オデュッセウスの帰還(オリーブのハーブオイル漬
 け/サメのトロネ風/チキンのオリーブ詰め/子羊のロースト/ゴマとハチミツ入りパンケーキ/粥) 第二章 フィロクセノスの宴会(エビのハチミツソ
 ース和え/マグロのステーキ/キャベツのアテネ風/大麦のロールパン/チーズとゴマの菓子) 第三章 地中海の市場(タイのチーズとオイル焼き/ホシザ
 メのマルベリーソース添え/魚の香草焼き/塩漬け肉のシチュー/デリアン菓子(デロス島菓子)) 第四章 マケドニアの結婚祝賀宴(野ウサギのロース
 ト/レバーのオキシリンクス風/焼きサバ/アレクサンドリアの菓子/ハチミツとナッツの菓子) 第五章 カトーの農園(ガーリック・チーズ/レンズ豆
 /燻製ソーセージ/セロリのピュレー/甘いチーズケーキ/塩味のチーズケーキ/レイヤード・チーズケーキ) 第六章 ローマ帝国の富(スパイス入りワ
 イン/チキン・サラダ(サラ・カッタビア)/ひょうたんの詰め物/鶏肉のパルティア風/豚肩肉の甘いワインケーキ添え/腎臓の詰め物/マッシュルー
 ムのハチミツ煮) 第七章 ハドリアヌスの城壁(半熟卵用ドレッシング/キュウリのドレッシング/白ソーセージ/バイアエ風ソラ豆/豚肉のリンゴ煮/
 鶏肉の詰め物/梨のパティナ) 第八章 浴場での夕食(魚介類の団子、クミンソース煮/舌ビラメのパティナ/ローストダックのヘーゼルナッツソース/
 アスパラガスのパティナ/アピキウス風パティナ/ひょうたんのアレクサンドリア風/ナッツ入りオムレツ)


[1073] Good Morning 投稿者:kingung 投稿日:2002/07/24(Wed) 20:36

This is The Best Board

http://www.gungzu.com


[1072] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/24(Wed) 19:52

下記書籍が出ました。

●『ケルトとローマの息子』 ほるぷ出版 ローズマリー・サトクリフ 灰島かり訳 \1,800+税
 ケルトの戦士として育った少年ベリックは、実はひろわれたローマ人の子供だった。不作と疾病の年、その原因として部族を追放され、ひと
 りローマへと向かった少年を待っていた運命とは....?自分と自分の居場所を求めてさまよう若者の成長を描く、長編歴史ファンタジー。

●『イシスの娘 古代エジプトの女たち』 ティルディスレイ著 細川晶訳 新書館 \2,800+税
 古代エジプトの女性は、いま古代世界の解釈にセンセーションを巻き起こしている。彼女たちは心ときめくロマンスに充ちた、驚くほど自立
 した暮らしを送っていたのである。世界のベストセラー、日本上陸。
 <著者>イギリス生まれ。オクスフォード大学にて博士号取得。現在、リヴァプール大学考古学、古典学、東洋学の名誉特別研究員。同時にエ
    ジプト考古学のフリーライター、講師。


[1071] Good Morning 投稿者:kingung 投稿日:2002/07/24(Wed) 19:39

This is The Best Board

http://www.gungzu.com


[1070] ローマのコインがいいですね 投稿者:IK 投稿日:2002/07/24(Wed) 19:10

小針さん。
ぜひ、ローマのコインにして下さい。最大の目玉は「正倉院にローマ硬貨は収蔵されているか?」(笑)です。
 知りたいな〜(笑)。


[1069] ローマの○○ 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/24(Wed) 08:45

○小針さん

はじめまして。

「夏休みの宿題で」ということですが、説明が少し足りないように思いますよ。
高校の世界史や地理なのか、中学の総合的学習なのか。分量はどれ位を想定しているのか。そういうことがわからないと的外れのレスしか書けなくなってしまいます。
と、ここまで先生風のコメント(^^;)

さて、的外れを覚悟のうえでいくつかあげてみますね。
ローマの松・・・・・・これが最初に頭に浮かんだ
ローマの道・・・・・・ことわざになってるくらいだから
ローマの水道・・・・・道と並んで重要
ローマの神・・・・・・多神教だからネタは豊富
ローマの噴水・・・・・ローマの観光案内から彫刻の話にもっていく
ローマのパクリ・・・・ナポレオン、ヒットラー、Star Wars を語る
ローマのサッカー・・・google でローマを検索すると AS ROMA がトップ
ローマのコイン・・・・古代のものなら、うちの守備範囲(^^)


[1068] RE: アントニウスがAVGとはこれ如何に? 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/24(Wed) 08:19

○P.M.さん

> アントニウスの"AVG"とは何を意味しいるのでしょうか?
やはり、P.M.さんはただものではないですね。細かいところに隠れている面白い謎を見逃さない。

このコインが発行されたのがBC41年で、オクタウィアヌスが AVGVSTVS(アウグストゥス、尊厳者) の称号を得る14年前です。
> 実はアントニウスはアウグストゥスの称号を先に得ていた!
> その後の敗戦のためこの称号は剥奪され忘れられた。
> このコインはこの秘密を伝える貴重な証拠である。
となれば世紀の大発見ですが、そんなーことはー無い。
Sear の本の1474番を見ると謎が解けます。この AVG は AVGVR なんです。

AVGVR(AUGUR) ってただの鳥占いの神官職だと思っていたんですが、コインの銘文にして宣伝しようとするくらいの名誉ある職だったんですね。
オクタウィアヌスの方にも PONT の文字が見えます。レピドゥスがまだ生きていますから MAX の無いただの Pontifex ですが、これも重要だったんでしょうねえ。

アントニウスの銘文には IMP AVG と並んでいましたよね。この間に CAES がはさまれていれば完璧なんだが。(^^)


[1067] 困ってます… 投稿者:小針 投稿日:2002/07/22(Mon) 16:17

夏休みの宿題で「ローマの○○」と言うのが出されたんですよ。
その調べる話題がなかなか見つからないのです。
何かローマについて何か面白いテーマありますか?


[1066] アントニウスがAVGとはこれ如何に? 投稿者:P.M. 投稿日:2002/07/21(Sun) 22:37

■augustusさん
augustusさんのコインコレクションのNEWを今日見て愕然としました。
アントニウスの"AVG"とは何を意味しいるのでしょうか?

> Sears の II もきっと期待にたがわぬ出来でしょう。
ということで、結局私も買っちまいました(^o^;) 来週には届くのか・・・


■IKさん
> 神話と歴史を区別する境界はどの辺りになるのでしょう
みすず書房から出版されていた『ローマ都市の起源』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%83%8D%81%5B%83%7D%93%73%8E%73%82%CC%8B%4E%8C%B9
に詳しく書かれていますが、「訳者あとがき」をみると本著者の説は定説ではないようです。
(東京の大型書店で見かけたことがありますが、本書も高島賢治さんご紹介の書と同様絶版ですので
購入しようとすると結構困難が伴いますので、古書店か図書館でお借りください)
「では定説はあるのか?」というと私は学者ではないのでよくわかりません(^o^;)
同書で書かれている内容をかいつまんで書こうかとも思いましたが、誤解を招きかねないので
ご容赦ください。全部書くのはさらにたいへん(^o^;)
また共和制初期の話はaugustusさんが書かれているので割愛

> サビニ族の話
この辺りの話も含めて先にご紹介した書は面白いですよ〜。

> 男女比
サビニ族の話はおいといて、男女が生まれる確率は実はジャスト5割ではないそうです
(どういう理論だったかは忘れましたが・・・)
出生時あるいはその前の段階で病気で死ぬ割合は男児の方が多くそれを生き残った時期に
初めて男女比が1:1になるという話を聞いたのですが、最近は医学の進歩により生き残る
幼児が多いため、若い世代では男性の方が多いそうです。
ちょっと調べてみると確かに男児の方が割合が多い(^o^;)
http://member.nifty.ne.jp/m-suga/repromondai.html
・・・・・・・・・・・後略

ではでは


[1065] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/20(Sat) 21:04

◎IKさんへ

「ローマ史のどこらへんまでが伝説でどのへんからが史実なのか」は判りかねます。
『ローマ人の国家と国家思想』(岩波書店 E.マイヤー 鈴木一州訳)でちょっと
調べましたが、載ってませんでした。ただこの書籍はローマ国家制度について書かれ
た書籍として評価が高いので古書店で入手されると良いと思います。


[1064] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/20(Sat) 18:38

○ IKさん

>遣唐使のようなものだからで、
なんか面白い喩えですね。これから台風が増えるシーズンですが、遠慮なく遊びに来てください。


さて、問題はローマ史のどこらへんまでが伝説でどのへんからが史実なのかってことですよね。これは難しいですよ。(^^;)
王政時代の記録はかなり怪しそうですが、エトルリア系の王たちについてはそれなりに史実を反映したものではないかと想像します。だって、わざわざ外国人支配の歴史を捏造することは考えにくいじゃありませんか。
逆に共和政初期の英雄的な人々はかなり怪しいかもしれません。国威発揚のため、あるいは有力者の家系を飾るため、後世に捏造されたものも混ざっているような気がします。(人物は実在したが業績は捏造というケースもたぶんあるでしょう。)

という訳で、「継体にあたるのは誰?」の答えはよく分かりません。(^^;)
どなたかフォローをお願いします。


○ P.M.さん

>> Searsのvolume II 
>買われました?
昨日、ワールドコインズ社から入荷の連絡が来ました。来週の火曜日に発送してもらうことになっています。値段は12500円です。

>げげ、そんなにw(゚o゚)wワオ!! コインを買うお金がなくなってしまいます(;_;)
そ、そうなんですよ。RICを買ったときもずいぶん悩みましたが、買ってよかったと思っています。Sears の II もきっと期待にたがわぬ出来でしょう。


[1063] 遣唐使みたいなものです 投稿者:IK 投稿日:2002/07/20(Sat) 01:19

 御礼が遅れましたが、P.M.さん、augustusさん、高島賢治さん、ご丁寧なレス、ありがとうございました。高島さんにご紹介いただいた「ネットで百科@Home」はaugustusさん同様、早速、お気に入りに加えさせていただきました。これで多少は勘違いも緩和されるかと…(自信ないなあ)。
 何か自分ひとりしゃかりきに掲示板に書き込んでいるようで、常連の方がたのお目ざわりではないかと少々、心配しております。それというのも、このBBSが自分には余りにも得るものが多く、対して支払いもない(そもそも支払えるようなものがこちらにはない!)という夢のような、遣唐使のようなものだからで、少々、自制心のたがが緩んでいるのかもと反省はしているのですがどうにもなりません。
 まあ、年少者を導くのは年長者のつとめだくらいに思っていただき、諦めて下さい。ひょっとしたらこちらの方が年長かも知れませんが、どうかIKという字を見たとき、お好きな紅顔の美少年を当てはめてください(笑)。
 と、前ふりを振ったところで…。
 ローマの初期の歴史は神話めいているというのもようやくおぼろげに分かってまいりました。では、神話と歴史を区別する境界はどの辺りになるのでしょう。塩野さんはほとんど確信をもって王政時代をほぼ史実かのように扱っておられましたが(少なくともそう見えましたが)、別の本に拠れば、ルキウス・ブルトゥスもヴァレリウス・プブリコラも神話めいた人物、との記述もあり…。
 日本史では継体天皇以後はほぼ史実だろうとあたりをつけることが出来るのですが。ローマ史では継体天皇は誰なんでしょうか。


[1062] Star Wars 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/18(Thu) 18:53

今日、見てきました。
ずっと前のシリーズの字幕では senator を上院議員と訳していたと思いますが、今度のは元老院議員と訳してありました。

元老院議長が非常大権を授けられて、事態が収拾されたら非常大権は返すと言っているところなんかはきっとアウグストゥスがモデルなんでしょうね。


[1061] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/18(Thu) 18:47

○IKさん

>斜め読みをする悪い癖
あ、私と同じだ(^^;)

>原初のローマ人は著しく性比が男性に偏っていたんでしょうかね
その可能性は大だと思います。もっとも、「サビニと混ざり合ったんだよ。」ということを示すだけの伝承でローマもサビニも男女比が1:1であった可能性も残されているかもしれません。

>民族集団というよりは職能組合みたいなものだったんでしょうか
単に食い扶持にあぶれて流浪していた集団だったかもしれませんよ。

>ローマ人のあの厳格なまでの法治主義(慣習のないところには
>法しか規範がない)の源泉
確かに法の形式はずいぶん大事にしていたのがローマ人ですね。
もっとも、形式だけ残して内容は実態に応じて改めるのも得意だったと思います。家子を家長権から開放するときの手続きなんて典型的な例になっていると思います。

>私の「歴史」が非公開である理由もこれでお分かりでしょう(笑)。
よくわかんないなあ。(^^)
塩野さんだって勘違いや思い込みで書いていることも結構ありそうだし、物語として考えれば史実とのズレはあっても良いと思いますよ。



○高島賢治さん

便利そうな百科事典ですね。「お気に入り」に入れておこうっと。


[1060] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/16(Tue) 21:55

◎IKさんへ

もう沢山レスが付いてますが共同王タティウスは下記で「タティウス」でヒットします。

http://ds.hbi.ne.jp/netencyhome/


[1059] ああ、またしても! 投稿者:IK 投稿日:2002/07/16(Tue) 21:05

またしてもかかなくてもいい恥をかいてしまいました(笑)。なんと、プルターク英雄伝ですか。確か読んだはずなのになあ…。斜め読みをする悪い癖が出たようですね。
私の「歴史」が非公開である理由もこれでお分かりでしょう(笑)。「天をも恐れぬ所業」と言ったのは決して謙遜ではありません。自慢じゃありませんが、謙虚は私の性格からは一番遠いところにある美徳です(笑)。
サビニ族の話が出たついでに(とさりげなく話題転換)書きますが、原初のローマ人は著しく性比が男性に偏っていたんでしょうかね(そうじゃないと女性を大量略奪する必要がありませんからね)。だとしたらローマ人は民族集団というよりは職能組合みたいなものだったんでしょうか。自然発生的な民族集団で性比がいずれかに偏ることはありえませんから。もしそうなら、ローマ人のあの厳格なまでの法治主義(慣習のないところには法しか規範がない)の源泉を見出せるんですが。
 また要らざる恥をかいているのではないことを祈りつつ…。


[1058] 戯言パート2(謎)(^o^)/ 投稿者:P.M. 投稿日:2002/07/15(Mon) 22:53

以前家系の話があったような気がしますが、ウェブ上では
http://users.pipeline.com.au/edpa/geneanc/index/ind0027.html#I739
が一番詳細だと思います。

■augustusさん
> Searsのvolume II 
買われました?

> Sears も5巻くらいまで行くかもしれませんね。
げげ、そんなにw(゚o゚)wワオ!! コインを買うお金がなくなってしまいます(;_;)

■高島賢治さん
> 改革は抵抗勢力の反撃にあうのは必然
同意ですな。ローマ史だけでも例を挙げたらいくらでも出てきます(^o^;)
結局はいわゆる守旧派の中から有力な協力者を如何にして獲得するか(しているか)に
成否がかかっているといっても過言ではないかもしれません。

> 清水書院の人と思想シリーズの『キケロー』:この書籍は「キケロー絶賛」で気持ち悪いです。
私も基本的には賛歌オンパレードの長めの書物はかなり嫌いですが、この本は
なぜか面白く読めました。
各時代でキケローがなぜ受け入れられてきたか、納得いかされたからです
(キケローの影響をさほど受けていないように思える人に対しても影響を受けて
いるような記述にはオエオエしてしまいましたが(^o^;))

■IKさん
はじめましてだったでしょうか?
> 共同王タティウス
ほとんどの場合、リウィウスの『ローマ建国史』が元ネタで、・・・以下割愛(^o^;)
プルタルコスの『英雄伝〜ロムルス』にも詳しく書かれています。

> 私の「歴史」
augustusさんに同じく、是非作品を読んでみたいです(^o^)/

ではでは


[1057] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/15(Mon) 22:33

○パトラさん

テストが終わって夏休みを待つばかりという大変楽しい状況なんですね。

>資料集なる物を
意外に資料集って詳しく書いてあったりしますよね。きっとそれが良かったんでしょう。

>試験が終わった今でもしっかりと覚えてます!
これが大切なんですよね。ところが、試験の数日後に試験範囲の内容を尋ねて「わかりません。」なんて言う人もいたりするんですよね。(力が抜けちゃいます;;)


○IKさん

>えーっ、ロムルスに共同王がいたんですか?
建国の伝承ではそうなっているんでしょうねえ。でも、タティウス王が実在したかどうかはロムルスと同じくらい怪しいでしょう。

>何か文献に記載されているのでしょうか。
プルタルコスに書いてあります。筑摩文庫では中巻になります。

>共同王を選ぶくらいなら
サビニ族との妥協の産物なので仕方が無いのです。

>共和国ローマが王国時代の人物(しかも王)を貨幣の
>モチーフにするのも面白いですね。
仰るとおりですね。王政アレルギーのはずの共和政ローマですからね。
貨幣発行者にしてみれば自らの家柄の良さを強調するために使ったんでしょうね。

>正倉院宝物殿にはローマ帝国のコインが大量に収蔵され
>ていると聞いたことがあります。
なんと、本当ですか?いかにもありそうなことではありますよね。
本当だったら展示して欲しいなあ。
どなたか真相をご存知なら書き込んでください。 > all


[1056] 過去ログを見ておりまして… 投稿者:IK 投稿日:2002/07/14(Sun) 22:37

過去ログを見ておりまして、「ロムルスの共同王タティウスが…」という記述に気づきました。
えーっ、ロムルスに共同王がいたんですか? 
コインを見たらそこにはタティウスさんの端正なお顔が…。ただ、発行年が紀元前89年になっていますね。ばりばりの共和政期ですか。王政が廃止されて数世紀を経ているとは言え、共和国ローマが王国時代の人物(しかも王)を貨幣のモチーフにするのも面白いですね。
それにしてもロムルスの共同王とは…。何か文献に記載されているのでしょうか。今まで読んだ本のうちタティウス王に触れていたものは一冊もなかったのですが。
共同王を選ぶくらいなら、ロムルスもレムスを王さまにしてあげれば良かったのに。双子同士で殺しあうなんて悲しい…。
それとおそらくガセでしょうが、以前、友人から正倉院宝物殿にはローマ帝国のコインが大量に収蔵されていると聞いたことがあります。楼蘭で大量に発掘されたとは本で読んだことがありますが、まさかそんなねえ。本当でしょうかね。


[1055] お久しぶりです!! 投稿者:パトラ 投稿日:2002/07/13(Sat) 19:41

IKさん、augustusさん、こないだはありがとうございました〜☆なんとか試験も終わり今は毎日ぐーたらしてます。お二人の言っていたように本ではないんですが、資料集なる物を何度も何度もやんでみたところなんとか話がつながって、オクタヴィアヌスやらコンスタンティヌスなど人物名も覚えられました♪試験が終わった今でもしっかりと覚えてます!カラカラ帝の大浴場とかね☆まだ結果は返ってきてないのですがきっといい結果になったはず!わかったらまた報告に来ますね★ありがとうがざいました!

augustusさんのおっしゃるとうり、名前の由来はクレオパトラから取りました(笑)


[1054] ぜひホームページをつくりましょう 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/11(Thu) 21:23

○IKさん

>数学ですか…天敵ですね
おろおろ、おろおろ。(^^;)

>試験もなくなった頃に勉強するとは我ながら不経済な性格ですが
いえいえ、そんなことはありません。生涯学習の大切さが叫ばれている昨今ですよね。

>いわゆる「出来ない子」は何事も難しく考えてしまう、極めて根本主義的な、
>別の言い方をすれば科学的な癖があるように思われます。
勉強が出来ない理由にもいろいろあって一概には言えませんが、IKさんの仰っているタイプの子供たちも多いと思います。

>原理を理解させずに公式を覚えさせようとする、これは簡単にして
>やっているようでかえって遠回りのように思えます。
そうそう、そのとおり。IKさんが仰っているのと別のタイプの「出来ない子」に「理屈はどうでもよくて、手順だけ知りたがる生徒」がいますね。目前の定期試験なんかではなんとかなるけど、長期的には学力が身につきにくいようです。

>「完璧に分かるということと何となく分かるということは全然違う」
これも仰るとおり。ただ、「何となく分かる」ってことも結構意味があります。気分だけで本当はちゃんとは分かっていなくても「分かった気持ち」にさせておくと、練習問題を繰り返して慣れ親しんでいくうちに本当に分かってくるってこともあるんですよ。

>ホームページは開いておりません。
それはもったいない。せっかくの作品なんですから、ホームページで発表されていはいかがですか。

>次はローマ史のことを書きます。
わくわく、わくわく。


[1053] 護民官 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/11(Thu) 21:17

○高島賢治さん

ご紹介いただいた「歴史と地理」掲載の論文は、以前に世界史の先生が「面白そうだから読んでみたら。」と教えてくれて読ませていただきました。護民官を反統領と呼ぶところなど見事に本質を表していますよね。

>改革をするのに護民官という職は有用だったと思います。
はい、そうですね。特に平民会を招集する権限なんかは重要だったんじゃないでしょうか。

>改革は抵抗勢力の反撃にあうのは必然かも知れません。現体制で
>利益・利権を享受している勢力が無抵抗なわけはありません。
仰るとおりですね。
だからこそ、あの時点でのガイウス・グラックスにはストレートな抵抗を招かず、じわじわと自派の力を養っていく何かうまいやり方を工夫して欲しかったと思うんです。
って、どんな方法があったかは皆目見当がつかないんですが(^^;)

ちなみに、執政官になってからなら自分で戦争をやって市民に征服した土地を配ることができます。
って、マリウスですね。(^^;)


[1052] また間違えましたか… 投稿者:IK 投稿日:2002/07/10(Wed) 21:17

ちゃんと自己紹介で数学の先生とおっしゃっているのに、私は何を勘違いしているんだか…。
数学ですか…天敵ですね(笑)。とはいえ、この頃、私もようやく数学の面白さに目覚め、高校時代の教科書などを読み返しているところです。試験もなくなった頃に勉強するとは我ながら不経済な性格ですが。確かに数学では生徒さんにキャッチーな授業をするのはなかなか難しそうですね。特に理系・文系コースに分かれていない一年生相手では。数学には偏見がある人が多いでしょうし。
大学の時、家庭教師をしていた経験で言えば、いわゆる「出来ない子」は何事も難しく考えてしまう、極めて根本主義的な、別の言い方をすれば科学的な癖があるように思われます。
英語のつづりが覚えられなかった子は、つづりには絶対的な規則性があるはずだと思い込んでいて、その規則性が自分には見出せない、つまり英語はとてつもなく難しいものだと考えていて、適当にこなすということが出来なかったんですね。
これはF・D・ルーズヴェルトのいう、「恐れるべきは恐怖そのものだけだ」ということの一例でしょうか。
5X=10という簡単な数式で移項が理解できない子は5があっちにいったりこっちにいったりするのがとても理不尽に思えるのですね。要は片方にXだけを残してつり合うようにする(イコールはいわば天秤ばかりですから)という原理を理解できれば「えー、そんなことなのお?」とばかりに軽々とクリアするのですが。原理を理解させずに公式を覚えさせようとする、これは簡単にしてやっているようでかえって遠回りのように思えます。
高島俊夫氏が以前、文章に書いていたことなんですが、「完璧に分かるということと何となく分かるということは全然違う」というのには全面的に賛成です。
以前、パトラさんに歴史を勉強するには本をまるごと読んではいかがと言ったのも同じ趣旨でした。半分分かるよりもすべて分かるほうがたやすい。これは必ずしも高等数学には応用できないでしょうが。
私の「歴史」の読者は大学時代所属していた文芸部の仲間たちです。ホームページは開いておりません。
文芸部仲間というのは互助会的なところがあって、作品を書いてもプロでもない限り読んでくれる人がいないのですね(笑)。そういう点でお互いに助け合っております。彼らは冗談じゃなく思い切り辛辣なので時々、本気でへこみますが。
次はローマ史のことを書きます。


[1051] 亀レス 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/09(Tue) 21:27

◎augustusさんへ

|| > ガイウス・グラックスは急進的か。う〜ん、そうなんでしょうが、
|| > 執政官にしろ護民官にしろ任期が短いローマでは構造的に急進的に
|| > ならざるを得ないところがあったのでは?
|| なるほど、任期の問題がありましたね。あれだけやったんだから、私人に戻ったあとは何かと理由をつけて訴追されそうですしねえ。だから、急ぐ気持ちも理解できます。
|| でも、「死んで花実が咲くものか」とも言いますからねえ。あそこで死んでしまったのはいかにも惜しい。
|| うーん。護民官当選後の彼はどういう行動をとればうまく改革をすすめることができたんだろうか。難しいですねえ。
|| もう少し辛抱して、執政官になってから改革をはじめればよかったのかもしれませんね。

以前、ニフティーで書いた吉村忠典氏の論文『公職と「反」公職の並び立つ国 (上) 古代ローマ共和政期の公職をめぐって』を引用・要約しつつ、護民官の成立経緯から書いていきます。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
・有名な「聖山事件」である。従軍中のローマの平民(プレブス)が日頃の富裕者
 の経済的抑圧に堪えかね、ローマと言う国から散逸して「聖山」にこもった、
 という事件である。それは前510年の革命(高島註 この「前510年の革命
 」とは、王を駆逐して共和政を樹立した事を指すと思われる)から15年ほどし
 か経っていない。そして「聖山」にいた間にプレブスは、ケレス女神、リーベ
 ル神、リーベラ女神という三神の名に掛けて互いに誓いを交わして、「不可侵
 の盟約」を結び、二人のリーダーを選び、これに、まさにこのごろこれら三神
 に奉献された神殿の二人の管理人(アエディーリス)が補佐役としてつき、これ
 らを「神聖不可侵」なものとした。パトリキ側から見ると勿論これは大変な事
 態である。ローマの国を防衛する筈の軍隊がローマから散逸して盟約による団
 結を固め、あたかも独立国になったかのように勝手に統領(高島註 コンスル
 の事を吉村忠典氏は「統領」としている)のようなものを作ってしまった。
 これではパトリキとしては自分たちの国、財産や家族を外敵の襲撃から守る事
 はできない。それにローマの国にまだ残っている平民が「聖山」の連中と合流
 すれば、もうローマの国は解体してしまう。それでプレブスにローマに戻って
 もらう為に妥協が計られる事になる。その為にはプレブスの盟約は事実上承認
 せざるを得ない。彼らのリーダーの神聖不可侵性も否認するわけにはいかない
 。筋が通らないだの、断固拒否だのと言っている場合ではない。それでパトリ
 キは言わば面子を失わない形で降参する。降参したのである以上、プレブスの
 リーダーはパトリキ政府のリーダーである統領の下風に立つ事はもはやあり得
 ない。それは言わば「対立統領」の地位を確保する。本稿では、これを「反統
 領」と呼ぶ事にしよう(日本では普通これを「護民官」と呼ぶ)。ただ非常の際
 におかれる独裁官だけはプレブスのリーダーの力の圏外に置く事をプレブスに
 認めさせる。こうして『事実として』認められた反統領とその補佐役は、「公
 職」に対する「反公職」とも言うべきものである。
 二人の反統領はほどなく四人、やがて十人になる。任期は一年である。
・以後プレブスは一つの団体として「国家の中の国家」と呼ばれ、更に近代の学
 者はこれを「革命の恒久化」などと形容する。確かに一方ではパトリキとプレ
 ブスの共通の利害に関わる事、例えば外敵に攻められた時などには両者は一致
 協力する事が多く、現にパトリキとプレブスを合わせた民会(兵員会)で統領を
 統領を選ぶなどしたが、それ以外の場合には、ローマでは二つのグループが喧
 嘩の状態にあったのである。しかもパトリキは、うっかり反統領に触わると大
 ヤケドをした。あるフランスの学者の表現を借りると、反統領とは本質的にア
 ナーキー的な存在であり、反統領の身体はタブーの力で守られており、誰も彼
 に指一本触れるが出来なかったし、彼の演説を妨害する事は神聖冒涜を意味し
 た。野次を入れてもならなかった。前一世紀になってもある反統領は、自分の
 演説に野次を入れた統領を、鼻血が出るほど乱暴に扱って牢獄に投じたという
 。反統領が出来てから六百年後の紀元後二世紀になってもこの点は守られてい
 た。反統領は現代人が考える一つの「官職」とは全然違ったものである。
 いわば一つの国に伝統的な政府と革命政府とが並んで存在したのに似ており、
 合理的な近代人には考えられない事である。初期ローマのような小じんまりし
 た国民の大部分がリーダーを作って宗教的な誓いによって団結すると、それは
 公職者も歯が立たない恐るべき力になったのである。反統領は、少なくとも初
 期については完全な無法者というイメージに近い。
・もし統領が「合法的」に任務を遂行すると言うならば、それをブチこわす反統
 領は「非合法」を本来の任務とする。その拠りどころは大衆の力と宗教的盟約
 の力である。もし世の中が完全に平和で、人々に何の不満もなければ、反統領
 は出る幕がない。
・こうして、「反統領」と「統領」とを比較すると実際には「反統領」の方が力
 が勝っている。反統領は統領の行為を拒否する力を持つが、統領は反統領の行
 為を阻止するすべを持たない。
・反統領の拒否権は法的権利ではなく、暴力にすぎない。
・なお統領は最高軍司令官として軍隊という名の暴力装置を握っていたから強い
 筈だ、と言うのなら、その軍隊を構成する兵士は、多くの将校まで含めて、ほ
 とんどプレブスである。
・のち「公職」は「パトリキ系公職」となり、「反公職」は「プレブス系公職」
 となる。

   論文《公職と「反」公職の並び立つ国  (上) 古代ローマ共和政期の
   公職をめぐって》  吉村忠典  
   雑誌『歴史と地理 第536号』山川出版社  より要約・引用
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

引用が長くなりましたが、改革をするのに護民官という職は有用だったと思います。
また執政官や独裁官になってもカエサルのように暗殺されたケースもあります。
改革は抵抗勢力の反撃にあうのは必然かも知れません。現体制で利益・利権を享受し
ている勢力が無抵抗なわけはありません。

|| >『パピルスが伝えた文明 ギリシア・ローマの本屋たち』
|| これは面白そうですね。他の本では読めない知識が沢山得られそう。

この書籍は面白い話が沢山ありました。


◎P.M.さんへ
|| 先日とある本屋で清水書院の人と思想シリーズの『キケロー』が出てい

この書籍は「キケロー絶賛」で気持ち悪いです。
どんな人間にも長所と欠点があり、両方を描いてこそその人物の実像が描けると思います。


[1050] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/07/09(Tue) 20:31

下記書籍が近刊。
●『古代末期の世界』 刀水書房 P.ブラウン 宮嶋直機訳 予価 \2,800+税
 古代末期、地中海東側世界に何が起こったか。古代帝国ローマやペルシアは崩壊し、「キリスト教のヨーロッパ」「イスラム教の中東」
 が始まった頃の人々の生活を追体験する。

下記書籍が8月26日新刊予定。
●『ローマ人の物語6 勝者の混迷(上)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \362+税
●『ローマ人の物語7 勝者の混迷(下)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \362+税


[1049] RE:歴史を書くということ 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/08(Mon) 21:14

> 教科対象にかくも深い愛情を注いでいらっしゃる・・・
ものすごく誉められたようで嬉しいんですが、実は教えているのは世界史ではなくて数学なんですよ。(^^;)
大学も数学科ですから、ローマ史は完全に趣味です。

> ジェイムス一世を「ゼームス一世」
昔はそんな先生もいましたね。私が習った英語の先生は生粋の江戸っ子だったようで「ひ」と「し」の区別が出来ないんです。
「He ....。さあ、訳を言え。」
「彼は....」
「彼女だろう!」
(怒らないでほしいなあ。^^;)
というわけで、なかなか勉強しにくかったです。(^^;)

> こちらとしてはこの先生はもうご自分の担当教科に愛情が
> ないのだなと判断せざるを得ず
厳しい生徒さんだったんですね。(^^)
教員になって分かったことなんですが、理科や社会の先生は人事配置の問題で自分の専門外の教科を教えなければならないケースが結構あります。そういう先生は自分の専門科目以上に準備に手間をかけておられるようですが、なかなか思うようにいかないらしいです。もちろん、生徒の立場から見たら、専門外の科目だろうとひとたび教壇に立ったならば、専門の先生と同様にきちんと教えてもらわなければならないのは当然ではあります。
IKさんに世界史を教えていた先生もひょっとしたらそんな感じで苦労されていたのかもしれませんね。

> 授業は知識を教えるだけでなく、やはり学問に対する愛情を
> 教えられれば最高だな、と思います。
IKさんの仰るとおりですね。これが出来れば、まさに最高です。
ところがこれが結構難しいことで、私の場合は3年理系の生徒にたまにそういう授業ができることがあるくらいです。
3年理系の生徒だと高校数学の一通りの内容をやっているので、その範囲で「こんなに面白いことが調べられるんだよ。」みたいな話もできるというわけです。
もちろん1、2年でもそういうことをやろうとはするんですが、なかなか面白いと思ってくれません。(;_;)

>ちなみに私が書いている「歴史」は編年体ではなく、
紀伝体?

> 今のところ、オリエント史、古代ギリシア史、ローマ史(五賢帝時代まで)、
> フランス革命史、第二次世界大戦史、現代史
おおっ。幅広いですね。
書いたものはどうしているんですか?ホームページを作って発表したりしているんですか?


[1048] 歴史を書くということ 投稿者:IK 投稿日:2002/07/07(Sun) 21:51

 augustusさん、度々のレス、本当にありがとうございます。高校の先生という激務の中、余計なお時間を取らせているようで本当に恐縮なのですが…。
 今日はちょっと、歴史教育について少し話させてください。
 私は高校時代は世界史を選択しましたが、その時の先生が古い人でジェイムス一世を「ゼームス一世」と発音されていたのには今思い出しても笑えてきます。当然、JRは「ゼーアール」と発音なさっていました(笑)。その先生はともかく、先生の中にはご自分の教科にどうにも情熱を抱いていらっしゃらない方もいて、福岡県の一応進学校だったんですが、現代社会の先生などはたびたび勘違いなされることも多くて、私も若い頃ですからちょっとうんざり、ということもありました。セオドア・ルーズヴェルトとフランクリン・ルーズヴェルトを混同なさった時など、私は指摘したものかどうか(結局しなかったんですが)うずうずとして気持ち悪い思いをしました。
 そうしたことが一回の授業で二度三度とあると、こちらとしてはこの先生はもうご自分の担当教科に愛情がないのだなと判断せざるを得ず、まじめに授業を聞かない、かなり嫌な生徒になってしまった記憶があります。
 素人考えで偉そうなことを書きますが、授業は知識を教えるだけでなく、やはり学問に対する愛情を教えられれば最高だな、と思います。とはいえ、大学で教員免状を取得しながらそちらの道に結局進まなかったのはその自信が自分になかったから、まさしく偉そうなことではありますが。
 歴史は本当に子供の頃から好きで、理解を深めるために最近では自分でも歴史を書いてみるという天をも恐れぬことをやっております。ローマ史も実は五賢帝時代までを書いてみました。ゆえに、デキウス・ブルータスをやぶった後、アントニウスとオクタウィアヌスが共同で執政官に就任したことは知っておりましたはずなのに、書き込んでしまって気づいても後の祭り。きっと、augustusさんに指摘されるぞと戦々恐々としておりましたが、やはりaugustusさんはお目こぼしして下さらなかった(笑)。
 教科対象にかくも深い愛情を注いでいらっしゃる先生をもつ、augustusさんの生徒さんたちは本当に幸せですね。今はひょっとしたらそのことに気づいていないかもしれませんが、将来、自分たちがどれだけ恵まれていたかきっと思い起こす日があろうかと思います。
 ちなみに私が書いている「歴史」は編年体ではなく、西洋史を中心にしていいとこどりをしていまして、今のところ、オリエント史、古代ギリシア史、ローマ史(五賢帝時代まで)、フランス革命史、第二次世界大戦史、現代史を書いています。書くとなれば何十冊も本を読んだり、資料を集めなければならず、強制的に勉強を深める良い手段なのでは、と密かに自負しています。


[1047] RE:はじめまして 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/07(Sun) 21:00

○alhambraさん

はじめまして。隣町にお住まいなんですね.

> 今回、世界史の期末考査の問題を作成していて、
授業でそんなに詳しくやる余裕もないでしょうし、良い問題をつくるのは大変ですよね。

> 妻はコインの画像を見ながら「コレクター魂に火がつくわー」と
> 申しております。
奥さんはコイン収集をなさっているんですね。
ローマコインだけでもいろいろな集め方があるらしいです。私は主に「いろいろな皇帝(やその家族)を集めよう。」という観点で集めていますが、裏側に描かれる神様を集める人や動物が描かれているもの専門の人、特定の皇帝専門に集める人など様々です。
ギリシャのコインと違い、ずいぶん安価に買えるものも多いですから気楽に始めてみてください。


[1046] RE: アントニウスのコイン 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/07(Sun) 20:59

○IKさん

> アントニウスはともかく、オクタウィアヌスはまだ公的なキャリアが
> なかった時期のものではないでしょうか。
カエサル暗殺までは確かにほとんど公職らしいものについていなかったと思いますが、BC43年8月にコンスル、11月に国家再建三人委員になっています。
って、覚えていたわけではなく、慌てて調べただけなんですけど(^^;)

> キケロが死なずとも、これを見るだけで既にローマの共和政が
> 事実上崩壊していたことが如実に示されていると思います。
仰るとおりですね.決勝戦前夜という感じもします。

> ガイウス・グラックスは急進的か。う〜ん、そうなんでしょうが、
> 執政官にしろ護民官にしろ任期が短いローマでは構造的に急進的に
> ならざるを得ないところがあったのでは?
なるほど、任期の問題がありましたね。あれだけやったんだから、私人に戻ったあとは何かと理由をつけて訴追されそうですしねえ。だから、急ぐ気持ちも理解できます。
でも、「死んで花実が咲くものか」とも言いますからねえ。あそこで死んでしまったのはいかにも惜しい。
うーん。護民官当選後の彼はどういう行動をとればうまく改革をすすめることができたんだろうか。難しいですねえ。
もう少し辛抱して、執政官になってから改革をはじめればよかったのかもしれませんね。


[1045] はじめまして 投稿者:alhambra 投稿日:2002/07/07(Sun) 09:36

augustusさん、はじめまして。
小樽で社会科を教えているalhambraと申します。
今回、世界史の期末考査の問題を作成していて、古代ローマで検索していて、こちらにたどりつきました。
古代ローマのコイン収集というジャンルがあると、初めて知りました。
妻はコインの画像を見ながら「コレクター魂に火がつくわー」と申しております。
また勉強させていただきにうかがいます。

http://www.meoto.com/


[1044] アントニウスのコイン 投稿者:IK 投稿日:2002/07/06(Sat) 10:26

 表がアントニウスで裏がオクタウィアヌスというのも面白いですね。ブルータス派を倒した直後の両者の短い蜜月期に発行されたものですね。アントニウスはともかく、オクタウィアヌスはまだ公的なキャリアがなかった時期のものではないでしょうか。キケロが死なずとも、これを見るだけで既にローマの共和政が事実上崩壊していたことが如実に示されていると思います。
 auguatusさん、ファビウスの件ありがとうございました。
 ガイウス・グラックスは急進的か。う〜ん、そうなんでしょうが、執政官にしろ護民官にしろ任期が短いローマでは構造的に急進的にならざるを得ないところがあったのでは? 元老院派は執拗に民衆派を弾圧しますが、以後のローマ史の背骨を担うのはマリウス、カエサル、そしてオクタウィアヌスという民衆派の系譜をなす面々ですからグラックス兄弟のやろうとしたことはやはりローマにとって必要だった訳です。
 グラックス兄弟の母コルネリアの彫像が建てられたというのは好きなエピソードです。
「偉大なるローマの女性、コルネリア。スキピオ・アフリカヌスの娘にしてグラックス兄弟の母」という台座に刻まれた銘は彼女を通して結ばれる三人の英雄をローマの民衆がいかに愛したかということの証左であろうと思います。
 それにしても、グラックス兄弟を生み、キケロを生み、カエサルを生んだローマ史は本当に豊かなものですね。


[1043] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/06(Sat) 08:25

「ローマコイン」にアントニウスを追加しました。


[1042] どういたしまして。 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/06(Sat) 06:21

IKさんはグラックス兄弟とカルタゴがお好きなんですね。
グラックスの兄の方はともかく、弟の方は兄が急進的にやって失敗したのを知っているのだから、もっと漸進的にやれなかったのだろうかと考えちゃいます。

ファビウスの件ですが、
http://www.ac-versailles.fr/etabliss/clg-guimoc-gennevilliers/Scipion/consul.htm
を御覧下さい。正規執政官の表です。この表には
214 Quintus Fabius Maximus Verrucosus IIII
213 Quintus Fabius Maximus
209 Quintus Fabius Maximus Verrucosus V
というのが載っています。
213年の執政官であるファビウスは214年の執政官である有名なファビウスとは別人であることが読みとれます。だから、214年には最低でも二人のファビウスが元老院にいたはずです。
表の間違いということもあるかもしれませんが、財務官(クアエストル)または護民官の経験で元老院議員になれるのだから、実際には結構な数のファビウス氏がいたのではないでしょうか。


[1041] ありがとうございます 投稿者:IK 投稿日:2002/07/04(Thu) 08:36

 早速のレス、ありがとうございます、augustusさん。長年の疑問が氷解しました。
「カルタゴ存続すべし」と言ったナシカとグラックス兄弟を殺したナシカは別人だったのですね。そんなこと常識かもしれないけれど…。私はカルタゴびいきなので、ナシカが好きでカトーが嫌いだったのですが(いや、カトーにも面白いところはあるんですが)、グラックス兄弟を偏愛しているものですからこれまでナシカをどう評価したらよいか迷っていたのです。これですっきりしました。
 ファビウス・マクシムスの件、重ねて質問させて頂いてよろしいでしょうか。「イタリアの盾」殿は一般にただファビウスと呼びかけられることが多いようですが、ファビウスとは氏族名ですよね(多分)。当時の元老院には他にファビウス氏の人はいなかったのでしょうか。ご教授願えれば幸いです。


[1040] これじゃ意味が変わってます(^^;) 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/04(Thu) 06:31

IKさん、すいません。訂正しますね。

「添名、あだ名だったものが家名になったと思って下さい。」
句読点の打ち方一つで意味が変わる例になってしまいました。(^^;)


[1039] 名前 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/04(Thu) 05:55

○IKさん

>姉妹の場合はどうなるの?
大小つけたり、親の家名をつかったりしてますね。
たぶん、正式な区別を付けずにあだ名でもつけて区別するのが多かったんではないかと想像します。

>養孫」と書いてあったんですが、これはアフリカヌスの息子が
>エミリアヌスを養子にしたということ? その息子の名前は?
http://village.infoweb.ne.jp/~isamun/monarchs/ に答えがあります。

>ファビウス・マクシムスのマクシムスって家名? それともあだ名?
添名。あだ名だったものが家名になったと思って下さい。


[1038] テスト対策? 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/04(Thu) 05:53

○パトラさん

ひょっとしたら名前の由来は(クレオ)パトラさんですか?

さて、名前の覚え方ですが、IKさんがお書きになっているように本を読むのが楽だと思います。モンタネッリ著「ローマの歴史」あたりはいかがでしょう。(ただ、テスト直前にその時間をとるのはきついかも知れませんね。)
あと、アントニウスとアントニヌスの区別は気をつけた方が良いです。さらに、「アントニヌス勅法」を出したのはアントニヌス・ピウスではなくカラカラであることも押さえておきましょう。


[1037] がんばってね 投稿者:IK 投稿日:2002/07/03(Wed) 22:54


 物語がつながるまで読み込んだらどうでしょう。人間のやることですもの、面白いところはきっとあるはず。経験上、歴史は上っ面をなでるより(つまり項目を暗記するより)、それに関する本をまるごと読み通した方が身につくし、はるかに楽ですよ。「ベルばら」ブームの頃は、フランス革命の用語が入り乱れていましたから。
 「〜ウス」とかっていう人もきっと恋をしてたんだと思ったら、名前ひとつとってもおろそかには出来ません。
 試験がんばってね。


[1036] ちょっと教えて 投稿者:IK 投稿日:2002/07/03(Wed) 22:43

 ローマでは女性の名前はどうなっていたのでしょう。塩野七生さんの「ローマ人の物語」に拠れば氏族名を女性名詞化していたということですが、姉妹の場合はどうなるの? 
 あと、気になっていたんですが、スキピオ・エミリアヌスとスキピオ・アフリカヌスの関係は? 「養孫」と書いてあったんですが、これはアフリカヌスの息子がエミリアヌスを養子にしたということ? その息子の名前は? アフリカヌスには何人の子がいたの? グラックス兄弟を殺したスキピオ・ナシカって何者?
 もうひとつ、ファビウス・マクシムスのマクシムスって家名? それともあだ名?
 どなたか博学な方、教えてください。


[1035] HELP ME!! 投稿者:パトラ 投稿日:2002/07/02(Tue) 20:43

はじめまして☆私は17歳の高校3年生です。来週にせまってまいりました期末テスト!!今回の世界史の範囲は古代ローマ。私の頭の中ではいろんな単語がふわふわ浮いていていっこうにまとまる気配なし!まずやっかいなのが人の名前。カタカナだし、読みにくいし、おまけに長いし。もう覚えられなーーーーい!!それに、物語がつながってないんです!!もう悲しい・・・・・。はぁ、どうしましょう。


[1034] 投稿者:augustus 投稿日:2002/07/01(Mon) 22:12

> 『地中海の暦と祭り』 刀水書房 地中海学会編
暦の話は面白そうですね。「なぜ、メソポタミアは太陰暦でエジプトは太陽暦なのか」みたいな話ものっていると嬉しいです。


[1033] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/06/30(Sun) 18:00

下記書籍が出ました。
●『地中海の暦と祭り』 刀水書房 地中海学会編 \2,500+税
 ・オリエント世界の祭りと暦
 ・ギリシア・ローマ世界の祭りと暦
 ・イスラーム世界の祭りと暦
 ・キリスト教世界の祭り
 ・キリスト教世界の暦

下記書籍が出ました。情報を追加して再掲。
●『躍動する古代ローマ世界 支配と解放運動をめぐって 土井正興先生追悼論文集』 理想社 倉橋良伸・栗田伸子・田村孝・米山宏史編 \4,500+税
  元専修大学文学部教授・土井正興の追悼論文集。
 <内容>
 感謝                                                   弓削達
 第一部 共和政期のローマ世界
    ・古代の解放運動をみる眼                                      土井正興
    ・独立ルカニアの最期                                 P.シムロン 田村孝訳
    ・ミトリダテス6世エウパトル=ディオニュソス
     -ローマの秩序の敵なのか犠牲者なのか?-                              W.Z.ルービンゾーン 田村孝訳
    ・ヌメディア王国とnegotiatores -ローマ共和政期における「クリエンテル王国」の一断面-         栗田伸子
    ・Sallustius,"Epistula Mathridatis" 5および6に関する一考察 田村孝
    ・ローマ共和政末期における精神的対決の証言としての前兆と予兆                   R.ギュンター 坂口明訳
 第二部 帝政期のローマ世界
    ・ローマ帝政初期におけるパンノニア・ダルマティア戦争に関する一試論 -ブレウキー族の降伏を中心に-  米山宏史
    ・あるアウグスターレース -C.Aurellius Parthenius-                           山本晴樹
    ・第一次ユダヤ戦争(A.D.66-70.73/4)への道
     -ユダヤ武闘派の形成をめぐって-                                  新井佑造
    ・ダキアではローマの支配に対する抵抗運動が存在したか                       A.ボドール 米山宏史訳
    ・バガウダエをめぐって                                       後藤篤子
    ・後期ローマ帝国とササン朝ペルシア -地政学的観点から見た両国の抗争の実相-             倉橋良伸
 第三部 非ローマ世界の諸問題
    ・北欧の奴隷解放と奴隷制解体                                    熊野聰
    ・アドルフ=ヒトラーの政治思想におけるローマとゲルマニア                A.ドゥマン 栗田伸子訳
    ・ギリシアのペンタトロン(五種競技)の謎                               E.マローティ 伊東七美男訳
    ・あとがき                                             田村孝
 <高島の蛇足コメント>土井正興氏は数十年前に活躍された古代ローマ研究者で「スパルタクスとイタリア奴隷戦争」「スパルタクス反乱論序説」等の著書がある。


[1032] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/06/26(Wed) 14:28

下記書籍が出ました。

●『世界遺産 イスタンブール歴史の旅』 野中恵子・文 大村次郷・写真 小学館 \1,600+税
 アジアとヨーロッパが出会う街イスタンブールは、歴史の宝庫・東西文明の十字路だ。世界遺産イスタンブール歴史地区を歩き、ロー
 マ、ビザンツ、オスマン三大帝国の首都の栄光の足跡をたどる、歴史への旅案内。アジアとヨーロッパにまたがる世界唯一の街イスタ
 ンブールは、歴史の宝庫であり、東西文明の十字路として、多くの旅人の心を惹きつけてやまない。荘厳なモスク、喧騒につつまれた
 バザール、活力に満ちたトルコの街は、ビザンティウム、コンスタンティノープル、イスタンブールと名を変えながら、ローマ、ビザ
 ンツ、オスマンという3つの大帝国の首都であり続けた。世界遺産に登録された「イスタンブール歴史地区」は、トプカプ宮殿、アヤ
 ・ソフィア、ブルー・モスクなどの歴史的建造物が多く立地し、3大帝国の首都としての壮麗さをいまに伝えている。歴史をさかのぼ
 り、ギリシャ神殿、キリスト教会、イスラム寺院と重なり合った「首都」の綾を解きほぐすタイムトラベルに出発する。
 <野中恵子>1965年生まれ。トルコ研究家。著書に「ドイツの中のトルコ」等。

●『躍動する古代ローマ世界 支配と解放運動をめぐって 土井正興先生追悼論文集』 理想社 倉橋良伸他編 \4,500+税
 元専修大学文学部教授・土井正興の追悼論文集。独立ルカニアの最期、ローマ共和政末期における精神的対決の証言としての前兆と予
 兆、後期ローマ帝国とササン朝ペルシアなどのテーマについて論じる。
 <倉橋良伸>1962年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。現在、電気通信大学、実践女子短期大学非常勤講師。
 <高島の蛇足コメント>土井正興氏は数十年前に活躍された古代ローマ研究者で「スパルタクスとイタリア奴隷戦争」「スパルタクス反乱論序説」等の著書がある。


[1031] クレオパトラのコイン 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/20(Thu) 21:43

「Roman Coins and their Values」の他に、今回、ワールドコインズ社の案内の中で目玉になりそうなのがアントニウスとクレオパトラが表・裏に描かれた銀貨です。状態も良さそうで、とっても魅力的なコインですね。
私は買わないけど....。(買えないけど;_;)


[1030] volume II  投稿者:augustus 投稿日:2002/06/18(Tue) 22:28

「やっと出たか」という感じですね。早く手に入れたいものです。
第2巻はセウェルス朝までなんですね。RIC だとセウェルス朝は第4巻なんです。と、いうことはSears も5巻くらいまで行くかもしれませんね。

>私の素人的な考えでは、コインで写実的な表現をするには正面からの顔って
>不向きなような気がします(鼻などの凹凸感を出すのに相当苦労しそう・・・)
よくわからないけど、当たっているような気がします。


[1029] Roman Coins and their Valuesの二巻目がついに出ますな〜(*^o^*) 投稿者:P.M. 投稿日:2002/06/16(Sun) 21:19

先日、いつもの古銭屋さんからの封書案内で紹介されていましたが
待望のvolume II 見参ですな(*^o^*)

http://www.davidrsear.com/roman_coins2.html

といっても最近金欠でマイルがたまるところで秋口にでも買おうかな〜
augustusさんはさっさと購入して感想をお聞かせください(^o^;)

先日とある本屋で清水書院の人と思想シリーズの『キケロー』が出てい
るのを見かけ、850円(税抜)という魅力的な価格だったので、思わ
ず衝動買いしていしまいましたが(^o^;)

http://www.shimizushoin.co.jp/books/1019181209.htm

ミキプサさん
はじめまして
「どうして横顔は永遠性や神格化をあらわしているのか?」ということに
大変興味があります。
ただ、素人目に見ると、塩野さんの本でも紹介されているカエサル時代のガ
リアの囚人の顔も横顔だったりしますし、彫像はどのように解釈すればいい
のかなどなど疑問がいっぱいです(^o^;)
私の素人的な考えでは、コインで写実的な表現をするには正面からの顔って
不向きなような気がします(鼻などの凹凸感を出すのに相当苦労しそう・・・)
ローマ後期や中世のコインでは正面からのものがありますが、なにやらマン
ガチックに見えます(^o^;)

ではでは


[1028] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/16(Sun) 06:24

「ローマコイン」にウィクトリヌスを追加し、ポストゥムスの項目を書きかえました。
いずれもガリア帝国(3世紀後半の分離帝国)の皇帝です。


[1027] なぜ横向き? 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/15(Sat) 10:20

こんにちは、ミキプサさん。
古代ローマのコインや肖像画についての講義があるとは素晴らしいですね。よろしければ、どんな話が聞けるのか教えてくださると嬉しいです。

さて、コインに描かれる肖像がなぜ横向きであるかという問題ですが、ローマの場合はたぶん単純にギリシャのスタイルを模倣したからだと思います。「では、ギリシャはなぜ?」ということになりますが、私にはわかりません。(^^;)
壺などに描かれる人物も横向きが多いですよね。横向きの方がどういう動作をしているのか、表現しやすかったのかも知れませんね。


[1026] 質問! 投稿者:ミキプサ 投稿日:2002/06/13(Thu) 12:04

こんにちは、初めまして。ただ今大学で古代ローマのコインや肖像画について勉強しています。ところで質問ですが、コインや肖像画には好んで横顔が用いられましたが、それは何故だと思われますか?
一般には永遠性や神格化なんかがよく言われてますけど…。よろしくお願いします。m(..)m


[1025] Re: 業務連絡 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/06(Thu) 21:44

Mi-chaelさん、コインが気に入っていただけたようで幸いです。

>8月5日に主催側に必着、のプログラミングコンテスト
>なのです! 実に忙しい!!
私も小さなスクリプトはよく書きますが、ゲームのような大きなものはほとんど書きません。Mi-chaelさんは何を使ってプログラムを書かれますか?
私の勤めている学校にはパソコン部があるのですが、プログラムを書いてみようとする生徒は極めて少数です。どうぞ、がんばって良いゲームを作ってください。

>augustusさんへも、ゲームをお送りしたいと思います。
有り難お申し出です。ローマがどんなふうに登場するか楽しみです。


[1024] Re[1023]: 業務連絡 投稿者:Mi-chael 投稿日:2002/06/05(Wed) 19:08

> Mi-chaelさん、お約束のコインですが本日の朝発送しました。遅くなって申し訳ありません。
> 到着後に御一報いただければ幸いです。

大変楽しみにしてしていたコインは今日、6月2日に無事に到着しました。

とても詳しいデータを添えていただき、実に嬉しく思います。
また、「ゲームに登場するかも…」まで考慮していただき、恐縮です。

これからもどんどん遊びに来させていただきますね。

そして、ゲームの完成の折りには
(8月5日に主催側に必着、のプログラミングコンテスト
なのです! 実に忙しい!!
詳しくは、
http://www.jipdec.jp/chosa/gekkan2002/procon/procon2002.htm )
augustusさんへも、ゲームをお送りしたいと
思います。お楽しみに!


[1023] 業務連絡 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/03(Mon) 18:05

augustus%学校でPCのバックアップ中です。

Mi-chaelさん、お約束のコインですが本日の朝発送しました。遅くなって申し訳ありません。
到着後に御一報いただければ幸いです。


[1022] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/06/02(Sun) 07:49

○高島賢治さん

>『パピルスが伝えた文明 ギリシア・ローマの本屋たち』
これは面白そうですね。他の本では読めない知識が沢山得られそう。

>『ポリュビオス 世界史 全3巻』
読みたいです。でも、4万5千円はさすがに....。(;_;)


○デラさん

>ただいま、パソコン修理中なので
不便で大変ですね。修理期間は10日くらいですか?それとも1ヶ月?
私だったら我慢できないで代替機を買ってしまいそうです。(^^)

>新潮文庫『ローマ人の物語』を見ました。
もう書店に出回っているんですね。全然気が付いていませんでした。

>文庫はコインが表紙。でも、実物大とはいえ小さくて、
>表紙のインパクトも小さくなったように見えます。
拡大すればインパクトがありそうですが、あえて実物大にこだわったんでしょうか。巻が進んで帝政末期にになると1cmくらいのコインの表紙になって、ますます目立たないなんてこともありそうですね。

>augustus様のコレクションと同じコインが登場するかもしれませんね(笑い)。
さすがに同じってことは無いでしょうけど、同じ種類ってことはひょっとしたらあるかも知れませんね。
それから、第1巻のコインは何が使われているのか興味があります。まだコインと言えるようなものが使われていない時代が題材ですから、どういう選択をしたのか本屋に見に行こうと思います。


[1021] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/06/01(Sat) 20:58

下記書籍が6月刊行予定。
●『クラウディウス アエリアーヌス 動物志』 龍溪書舎 塚田孝雄訳  予価 \10,000+税

 紀元一〜二世紀のローマの文人、クラウディウス アエリアーヌス著のギリシア語で書いた「動物志」と「奇譚集」は名文で知られるが
 、ヨーロッパ語訳も少ない。本書の原典は「動物の本性について」(De Natura Animalium 37巻)である。さまざまな動物の不思議な性
 質、行動などを先行の書物から引用し、Logos を持っていないという動物の本性が実は高貴で、 本来 Logos を持っているはずの人間が
 見劣りする場合が多いから、見習って品性を向上させなければいけないと説く。珍しい話としては黄金を守るグリフォンや、蟻、信心深
 い象、ライオンと戦う猛獣、縞皮の人面獣身のマンティコラ(虎?)等があり、これらをメガステネースの「印度志」、クテーシアース
 の「ペルシア志」等から引用している。「イルカに乗る少年」の話は、小プリニウスの「 書簡集」にある同様の物語と並んで、後世の
 人々に喜ばれた。

下記書籍が10月刊行予定。
●『ポリュビオス 世界史 全3巻』 龍渓書舎 竹島俊之訳 揃予価 \45,000+税
                         第1巻  予価 \15,000+税
 前146年にカルタゴを地上から抹消させた時の執政官スキピオの有名な言葉「ポリュビオスよ、確かに美しい、しかしどうして自分が
 恐れているのか私にも判らないのだが、予感するんだ。誰かが私たちの祖国についてこの判決を言い渡すだろう、(第38巻21)」このポリ
 ュビオスがカルタゴとの抗争を通して世界制覇を成し遂げた興隆期のそして共和制全盛時代のローマを描いた作品。I部は第一次ポエニ戦
 争、傭兵戦争等を描いた第一巻、アカイア同盟成立時代のギリシャの情勢を記述した第2巻、第二次ポエニ戦争の開始、ハンニバルが象
 を率いてのアルプス越え、カンネーの会戦等を描いた第3巻、同盟戦争を描いた第4巻、第5巻、ローマの国制、軍事組織、リュクール
 ゴスの法典を説明した第6巻を含む、以下II部第7巻〜第18巻、III部第19巻〜第39巻に分けてウオールバンク「ポリュビオスの
 歴史的な注釈書」に依拠しながら詳しい脚注を加えての全訳を逐次刊行。


[1020] コインねたなのでこっちで 投稿者:デラ@コインネット 投稿日:2002/06/01(Sat) 11:58


ただいま、パソコン修理中なのでコインネットから
新潮文庫『ローマ人の物語』を見ました。
文庫化の前書きを読むと、いろいろな意気込み、読者への配慮が感じられるのですが,単行本にくらべて地味な表紙で、ぱっと見気づかなかったくらい。
文庫はコインが表紙。でも、実物大とはいえ小さくて、表紙のインパクトも小さくなったように見えます。
辛いことをかいてしまいましたが、コインの表紙が楽しみです。
augustus様のコレクションと同じコインが登場するかもしれませんね(笑い)。

http://users.hoops.ne.jp/pmkyh236/


[1019] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/05/31(Fri) 20:51

下記書籍が6月復刊予定。
●『古ゲルマンの社会組織』 創文社 ウェーバー著 世良訳  予価 \1,400+税

下記書籍が出ました。
●『パピルスが伝えた文明 ギリシア・ローマの本屋たち』 出版ニュース社 箕輪成男 \2,500+税
 ギリシア・ローマ時代の出版はどうだったのか。著者は? 読者は? 出版研究者の立場から歴史的断面を切り取った独自の展開で、大文明を
 生み出した両時代において本と出版がどう機能し、どのような制約を受けていたかを記す。
 <著者>1926年東京都生まれ。東京大学大学院修了。東京大学出版会を経て、現在、神奈川大学名誉教授。元・日本出版学会会長。著
    書に「情報としての出版」「消費としての出版」など。


[1018] コインを売っているところ 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/28(Tue) 22:01

yuusukeさん、はじめまして。

>古代ローマのコインっていくらぐらいするんでしょうか?
状態がよくなくて、かつありふれたものなら、1000円くらいからあります。でも、状態がよかったり、希少性のあるコインはとっても高くて、私も値段の見当がつきません。
偽物も出回っているようですから、なるべく信用のおけるところから買うのが吉です。

東京の浜松町駅の近くにワールドコインズジャパンという会社がありますが、ローマのコインも取り扱っていて私もよく買っています。
http://www.coins.co.jp/
が参考になると思います。


[1017] 50000番おめでとうございます。 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/28(Tue) 22:00

Mi-chael さん、初めまして。50000番おめでとうございます。
古代ローマのゲームをつくっているとのことですが、ネタとして面白そうなところとしては
1)ポエニ戦争
2)スパルタクスの反乱
3)カエサルのいろいろな戦争
4)オクタウィアヌス対アントニウス
5)3世紀の危機から帝国を救う
6)コンスタンティヌス大帝の帝国統一への歩み
7)ユリアヌスの対ペルシャ戦
8)ゲルマン民族の大移動の時期
9)ガラ・プラキディアになって帝国の滅亡を防ぐ
などなどいろいろありそうですね。

>そうしたら!そうしたら!!
>なんと50000ヒットぴったりとは!
運のよい方ですね。(^^)
コインの送り先をお知らせいただきたいのですが、掲示板では問題がありますので、DMをお送り下さい。


[1016] Re[1015]: 初めまして 投稿者:yuusuke 投稿日:2002/05/28(Tue) 06:07

古代ローマのコインって売ってたんですね(調べないで質問してすみませんでした。)
古代ローマのコインっていくらぐらいするんでしょうか?(販売中止になっててわからなかったんです)


[1015] 初めまして 投稿者:yuusuke 投稿日:2002/05/28(Tue) 05:29

ああローマのコイン欲しいな〜(残念ながら50043でした)
ローマのコインってどこかで手に入りますか?


[1014] 50000ヒット目です!! 投稿者:Mi-chael 投稿日:2002/05/27(Mon) 21:25

はじめまして。
私は古代ローマを題材にしたSLGを創っている高校生です。
このページにも、参考となる情報があるか、遊びにきてみました。

そうしたら!そうしたら!!
なんと50000ヒットぴったりとは!

古代ローマのコインを(ジャンケンなどを勝ち抜き、)頂けるのを楽しみにしています!!


[1013] キリ番プレゼント 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/18(Sat) 19:03

日頃は「古代ローマ」のページを御覧いただきありがとうございます。
お陰様で、もうすぐアクセスカウンタが50000番になります。50000番の方(お申し出が無ければ、最も近い方)1名に古代ローマのコインを1枚贈呈いたします(複数いらっしゃるときはジャンケンにします。^^)。ジャストまたはニアピン申請はこの掲示板に書き込んで下さい。


[1012] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/05/17(Fri) 22:18

●5月14日新刊予定『ローマ帝国の謎』は『ローマ帝国の盛衰 ローマ発展の軌跡とその遺産』 (学研M文庫 是本信義 \680+税)に改題され、出ました。

下記書籍が6月中旬新刊予定。
●『グラディエイター <オスプレイ戦史シリーズ>』 新紀元社 スティーヴン・ウィズダム著 予価 \1,800+税

 古代から中世までの約1000年間のながきにわたってローマ圏各地で開催された闘技会。そこでは、ローマ市民の目を愉しませるべく様
 々な非人道的な見世物が催された。死闘を繰り広げた者たちは、グラディエイター(剣闘士)と呼ばれ、時には自分の友人と殺しあい
 、時には皇帝の気まぐれで防具をはぎ取られ、まるで消耗品のように扱われながらも、連勝ののちに約束された自由を得るために闘い
 抜いた。本書は、日本では類を見ないグラディエイターに突出した解説書であり、ポンペイで発掘された収容所施設跡の調査や、様々
 な文献から、歴史に埋もれたグラディエイターの世界を紐解いていく。グラディエイターの歴史とともに、訓練所入所から引退までの
 生活を浮き彫りにし、また投網剣闘士、追撃剣闘士など、様式化された各種のグラディエイターを1タイプずつ詳しく解説している。

下記書籍が5月29日新刊予定。
●『ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(上)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \400+税
●『ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(下)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \438+税


[1011] RE:4アウレウス金貨 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/12(Sun) 10:20

P.M.さん、お帰りなさい。良い里帰りができましたか?

>が(;_;)、半数以上はポンペイ遺跡からの出土品
と言うことは、状態があまり良くないものが多いということですか?去年、ポンペイ展で見たコインは熱の影響なのか色が変でした(錆の色にもいろいろありますが、あまり見かけない色でした)。

>Searsの本を見ると唯一ホンモノと認められているものじゃそうじゃ!
パラパラパラ、「あ、有った。ふむふむ。おお、これはすごい。」

>参考までにこんなコインです
いやー、これは本当に良い状態ですねえ。うーん、素晴らしい。これなら希少性が無くても相当高いですねえ。それが唯一の本物となると、天文学的金額になるかも。
4アウレウス貨自体がほとんど発行されていないですよね。RICのアウグストゥスの項目をさがしてみると、わずか2例しか見つかりませんでした。
銘文も珍しい。「CAESAR AVGVSTVS DIVI F PATER PATRIAE」と読めますが、PATER PATRIAE(国父)と省略なしで銘文に出てくるのはアウグストゥスのこの時期(BC2-AD5)のルグドゥヌム(現リヨン)製のコインに限られるようです。

それから、このコイン。一度盗難にあっていませんか? RICには、
This magnificent four-aureus multiple, found originally at Pompeii and of undoubted authenticity, was stolen from the Museo Nazionale in Naples in 1977. It was unique.
って書いてありました。その後、無事に戻ってきたっていうことだから、良かった、良かった。

>ただしこの絵葉書、自分の分の1枚しか購入してきませんでした
あっ、いじわるだ。(^^)


[1010] 4アウレウス金貨 投稿者:P.M. 投稿日:2002/05/11(Sat) 11:08

北海道国に戻っております(^o^)/  が、現在自宅からネットにつながらない状態です(;_;)

つーことで?、とりあえず、今回イタリア帰国で観たコイン情報です(^o^)/

ナポリ国立考古学博物館でコイン展が行われていました(誰の蒐集品であったかは忘れてしまいました
が(;_;)、半数以上はポンペイ遺跡からの出土品)。
この展示は秘宝展(謎)とは違って常設でないと思われますので、ご覧になりたい方はお早めに(^o^;)
この中で秀逸の一品は、ポンペイで発掘されたアウちゃんの4アウレウス金貨ですな。
Searsの本を見ると唯一ホンモノと認められているものじゃそうじゃ!
唯一の上に状態ももの凄く良い、、、、、一体幾らするのだろう?(^o^;)
参考までにこんなコインです 

  http://www.sas.upenn.edu/~ekondrat/Augustus/Medaglioni_Augusto.gif

とりあえず、私はミュージアムショップでこのコインの絵葉書を購入しましたが、裏表両面が葉書一面
に描かれていてとても綺麗です(*^o^*)

ただしこの絵葉書、自分の分の1枚しか購入してきませんでした ε=ε=ε=ε=ε=┏( ・_・)┛


[1009] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/10(Fri) 20:46

○新いおりんさん

>私としては、なんだか変わりばえのしない単位でつまらない、
>といった感想ですが(^^;
教えていただき有り難うございます。(勉強になったなあ。)
仰るとおりで、セントじゃ面白みも何もありませんね。
そう言えば、私が生まれる遙か昔。銭という単位が有って、これが1円の100分の1だったそうな。
といってもセントとは関係ないですよね。(たぶん^^)

>今までフランスフランを使用していたモナコ公国も独自のデザインの
>硬貨を発行したそうで、なんだかレアな感じですね。
これを使って儲けようとしているんだったりして...。


○z3さん

はじめまして。z3さんは外国の古銭ファンなんですね、よろしくお願いいたします。

>ローマの銀貨って、手触りや質感が、ものによってずいぶん違うんですが
>どうしてなんでしょうか?

答1)ローマで銀貨の発行が始まったのはだいたいBC280年頃で、「西ローマ帝国の滅亡」と言われるのがAD476年になります。日本で言うと現代と鎌倉時代くらいの年代の差があります。と、言うわけで貨幣の質が変化するのはさほど不思議なことではないと思います。

答2)ローマの銀貨の発行にはスペイン産出の銀が多く使われていました。銀の精錬には燃料として大量の木材が使われました。そのためスペインで森林破壊が進み、精錬のための燃料が枯渇して銀の供給が不足するようになり、貨幣にまわせる銀も足りなくなってしまいました。

答3)古今東西問わず、財政が逼迫すると貨幣の質を落としてごまかそうとする為政者は沢山います。ローマ帝国も例外では無かったのでしょう。(軍隊にずいぶんお金がかかったようです。)

偽物のコインも出回っていると思いますが、わざわざバレやすいアルミでは作らないと思いますよ。(^^)


○高島賢治さん

>●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(上)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \362+税
>●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(中)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \438+税
>●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(下)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \438+税
文庫化されても結構高いんですね。3巻に分けるくらいの分量があったのかなあ?


[1008] 無題 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/05/10(Fri) 19:59

下記書籍が出ました。
●『古代教会の信仰告白』 新教出版社 渡辺信夫 \5,400+税
●『ロシア正教会と聖セラフィム その霊性の源泉を求めて』 サンパウロ  及川信(ロシア正教会司祭) \1,600+税
 聖母を「生神女」、聖霊を「聖神」と呼ぶ正教会は、その独特の用語もあって、日本ではあまりなじみがないが、正教会を知らないでキリスト教は語れな
 い。著者は、エキュメニカルな視点に立って正教会とその霊性の源泉をわかりやすく紹介します。正教会に興味のある者には、必読の入門書である。

下記書籍が6月25日新刊予定。
●『カルタゴ興亡史』 中公文庫BIBLIO 松谷健二 予価 \800+税

下記書籍が6月26日新刊予定。
●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(上)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \362+税
●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(中)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \438+税
●『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記(下)』 新潮文庫 塩野七生 予価 \438+税


[1007] 突然すみません、こんにちは。 投稿者:z3 投稿日:2002/05/10(Fri) 09:58

こんにちは、コイン関係のリンクをたどってここにこさせていただきました。突然の書き込みすみません。
コレクション見せていただきましたが、すばらしいし、楽しいですね。自分も子どもの頃から古い外国のコインが好きでちょこちょと買っていますが、いやー素敵なコレクションだと思いました。
そのことで以前から疑問に思っていることがあるのですが、ローマの銀貨って、手触りや質感が、ものによってずいぶん違うんですがどうしてなんでしょうか?いかにも銀というものもあれば、今で言うアルミニュウムのように軽くて、薄くて、端がひび割れているものもあります。ひょっとして後で鋳型でアルミで作った模造品なのかな?などとも思ったりしますが。
もしよろしければ何か教えて頂けたら幸いです。
(いきなり割り込み書き込みして勝手に質問などしてしまってご無礼お許し下さい。)


[1006] 無題 投稿者:新いおりん 投稿日:2002/05/09(Thu) 17:47

>augustus様
>1ユーロ未満の小銭って、どういう単位で発行されているんでしょうか
ユーロの補助通貨はCENT(セント)と言い、"1EURO=100CENTS"となります。
私としては、なんだか変わりばえのしない単位でつまらない、
といった感想ですが(^^;
私はドイツ人留学生の人に見せてもらいました。
コインは、各国でウラのデザインが異なっているそうです。
今までフランスフランを使用していたモナコ公国も独自のデザインの
硬貨を発行したそうで、なんだかレアな感じですね。


[1005] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/08(Wed) 20:26

○新いおりんさん

こんばんは。

>毎号、何らかのお札か硬貨が付いてくるそうで。
主に現代のものなのかな?世界の古銭ってことは...、ないかなあ。

>全部集めるとユーロがもらえるとか。
そういえば、ユーロの現物ってまだ見たことがないんですが、
1ユーロ未満の小銭って、どういう単位で発行されているんでしょうか。
0.1ユーロとか、小数で表記してあったら何か変ですね。(^^)


[1004] おひさしぶりです。 投稿者:新いおりん 投稿日:2002/05/07(Tue) 12:56

先日実家に帰った折、弟が「マネーワールド」という
隔週発刊の雑誌を購読していました。
毎号、何らかのお札か硬貨が付いてくるそうで。
全部集めるとユーロがもらえるとか。
面白そうですね。


[1003] RE: 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/06(Mon) 14:43

○高島賢治さん

>「背教者ユリアヌス」
これは名作ですよね。真実を描いているかどうかはわかりませんが、ついついユリアヌスびいきになってしまいます。(^^)


[1002] ページ更新 投稿者:augustus 投稿日:2002/05/06(Mon) 14:40

「ローマコイン」にカラウシウスを追加しました。
首に注目してください。


[1001] そう言われれば意地で「無題」 投稿者:高島賢治 投稿日:2002/05/01(Wed) 15:39

下記書籍が5月31日新刊予定。
●『辻邦生のために』 新潮社 辻佐保子 予価 \1,600+税
 「背教者ユリアヌス」の著者・辻邦生のあの時の言葉、あの時の表情、あの時の姿……ともに過ごした半世紀の思い出はかぎりなく。懐か
 しい国分寺での新婚時代、数度にわたるパリでの生活、高輪での執筆につぐ執筆の日々、軽井沢の山荘での憩い、北杜夫さんとの交友、突
 然の死、未完に終わった長編小説のことなど、没後の悲しみのなかで静かに刻まれた夫人の回想。

下記書籍が6月中旬新刊予定。
●『ケルト文化事典』 大修館書店 J.マルカル著 金光仁三郎・渡邊浩司訳 予価 \2,800+税

下記書籍が6月21日新刊予定。
●『美神の世界 エーゲ海とギリシヤ・ローマ <新装版 岩波美術館 歴史館3>』 岩波書店  前川誠郎解説 予価 \2,800+税


[1000] 気にせず、しばしば無題(^^) 投稿者:augustus 投稿日:2002/04/29(Mon) 14:57

ややおおざっぱな性格なのか、しばしば無題の私です。

○デラさん
親子であごがでているのは納得がいくのですが、不思議なことに奥さんのPaulinaもあごがでているようなのです。いくらなんでも、あごが気に入って結婚したなんてことはないのでしょうが...。(^^)


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